JP2011180756A - 入力装置、およびこれを備える表示装置 - Google Patents

入力装置、およびこれを備える表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明に係る入力装置は、着色部材を設ける場合でも、信頼性の低下を抑制することができる。
【解決手段】本発明に係る入力装置は、入力位置を検出するための入力領域Eを有する入力装置であって、基体10と、基体上に入力領域Eを取り囲むようにして配置され、孔部41を有する着色部材40と、着色部材40上から基体10にかけて設けられ、一部が孔部41内に埋入されている保護部材50と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、使用者が入力操作した箇所を入力位置として検出する入力装置、およびこれを備える表示装置に関する。
従来の入力装置は、入力位置を検出するための入力領域を有しており、該入力領域に指などが近接もしくは押圧すると、指もしくはペンなどが近接もしくは押圧した位置を入力位置として検出する。
一方、近年、入力装置のデザイン性を向上させることを目的として、入力領域の外側に表示柄を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような入力装置は、基体と、入力領域を取り囲むようにして配置される着色部材と、着色部材上から基体にかけて設けられる保護部材とを備える。この着色部材が、入力装置に表示柄を形成している。
特開平5−114329号公報
しかしながら、このような入力装置では、指もしくはペンなどにより入力領域が押圧されると、保護部材が変形し、入力領域の外側に位置する保護部材が入力領域側に引っ張られることで、該外側に位置する保護部材に応力が加わる。この押圧が繰り返されると、保護部材と着色部材との接合強度が上記応力によって低下し、保護部材が着色部材から剥離し易くなる。保護部材が剥離すると、着色部材が露出してしまい、入力装置の信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、着色部材を設ける場合でも、信頼性の低下を抑制することのできる入力装置、および表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における入力装置は、入力位置を検出するための入力領域を有する入力装置であって、基体と、前記基体上に前記入力領域を取り囲むようにして配置され、孔部を有する着色部材と、前記着色部材上から前記基体にかけて設けられ、一部が前記孔部内に埋入されている保護部材と、を備える。
本発明に係る入力装置は、着色部材を設ける場合でも、信頼性の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る入力装置の平面図である。 (a)は図1のI−Iに沿った断面図である。(b)は図1のII−IIに沿った断面図である。 図1のIII−IIIに沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る入力装置の平面図である。 図4のIV−IVに沿った断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る入力装置の平面図である。 図6のV−Vに沿った断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る入力装置を示す図であり、(a)は図1のI−Iに対応する断面図であり、(b)は図1のII−IIに対応する断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る入力装置を示す図であり、図1のIII−IIIに対応する断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る入力装置の平面図である。 図10のVI−VIに沿った断面図である。 図10の入力装置の製造方法を示す図であり、VI−VIに対応した断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る入力装置を示す平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る入力装置を示す図であり、図1のVII−VIIに対応する断面図である。 図1の入力装置を有する表示装置を示す断面図である。 図15の表示装置に搭載された液晶表示パネルを表す斜視図である。
[実施の形態1]
まず、本発明の第1の実施形態の係る入力装置X1について図1〜図3を参照にして説明する。本実施形態に係る入力装置X1は、静電容量方式のタッチパネルである。
入力装置X1は、図1に示すように、使用者が指もしくはペンなどの導電体を近接または押圧することで情報を入力するための入力領域Eと、入力領域Eの外側に位置する外側領域Eとを有している。また、外側領域Eは、図外のFPC(Flexible Printed
Circuit)などと電気的に接続される外部導通領域Eを有している。
入力装置X1は、基体10と、検出電極20と、配線導体30と、着色部材40と、保護部材50とを備えている。
基体10は、検出電極20、配線導体30、着色部材40および保護部材50を支持する役割を有する。基体10は、第1主面10aと、該第1主面10aとは反対側に位置す
る第2主面10bとを有している。図1に示すように、基体10の平面視形状は矩形状を
しているが、これには限られず、任意である。基体10の材料としては、絶縁性および透光性を有するものが挙げられ、例えば、ガラスおよびプラスチックなどである。ここで、透光性とは、可視光に対する透過性を有することをいい、可視光の透過率が90%以上であることが好ましい。
検出電極20は、複数の検出部21と、接続部22とを有している。検出電極20は、入力領域Eに対応する基体10の第1主面10aに設けられている。また、検出電極20は、矢印Aおよび矢印B方向に沿って配列している。また、矢印A方向に配列する検出電極20と矢印B方向に配列する検出電極20とは、絶縁部材20Aを介して交差している。ここで、絶縁部材20Aの材料としては、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂が挙げられる。
検出電極20の材料としては、透光性および導電性を有するものが挙げられる。透光性および導電性を有するものとしては、例えばITO(Indium Tin Oxide)と、IZO(Indium Zinc Oxide)と、ATO(Antimony Tin Oxide)と、AZO(Al-Doped Zinc Oxide
)と、酸化錫と、酸化亜鉛と、導電性高分子(PEDOTおよびPSSなど)とが挙げられる。
検出電極20の形成方法は、例えば、次のような方法が挙げられる。まず、スパッタリング法、蒸着法、もしくは化学気相成長(CVD)法により、例えばITOを基体10の第1主面10aに膜として形成する。このITO膜の表面に対して感光性樹脂を塗布し、塗布した感光性樹脂に対して露光処理、現像処理を行うことで感光性樹脂に所望のパターンを形成する。次いで、ITO膜を薬液でエッチングすることで、ITO膜を所望の形状にする。そして、ITO膜の表面に設けられている感光性樹脂を除去することで、検出電極20が形成される。
検出部21は、入力位置を検出する機能を有する。また、検出電極20は、所定の間隔を空けてマトリックス状に配置されている。また、矢印A方向に隣り合う検出部21は、接続部22によって互いに電気的に接続されている。これと同様に、矢印B方向に隣り合う検出部21は、接続部22によって互いに電気的に接続されている。検出部21は,
平面視形状がひし形状をしているが、これには限られず、任意である。
また、本実施形態では、検出部21の幅は、接続部22の幅に比べて大きく設定されており、例えば、検出部21の幅は、接続部22の幅の5倍〜30倍の大きさである。
接続部22は、隣り合う検出部21を電気的に接続する役割を有するものである。また、図1および図2に示すように、矢印A方向に配列する検出電極20の接続部22と矢印B方向に配列する検出電極20の接続部22とが、絶縁部材20Aを介して交差している。
配線導体30は、検出電極20に電圧を印加する機能を有する。配線導体30は、外側領域Eに対応する基体10の第1主面10aに設けられている。配線導体30は、一端部が検出電極20と電気的に接続され、他端部が外部導通領域Eに位置している。また、図1および図3に示すように、入力装置X1は、配線導体30が設けられている領域を配線導体存在領域E30と、配線導体30が設けられていない領域を配線導体不存在領域E30Nとを有している。
配線導体30の材料としては、導電性を有するものが挙げられ、例えば、ITO、酸化錫、アルミニウム、アルミニウム合金、銀膜、もしくは銀合金などである。また、配線導体30の形成方法は、検出電極20と同様の方法が挙げられる。
着色部材40は、入力装置X1の外側領域Eを着色する機能を有する。着色部材40は、外側領域Eに対応する基体10の第2主面10bに入力領域Eを取り囲むようにして設けられている。また、着色部材40は、接合面40aを有している。接合面40aは、保護部材50と接合する面である。
また、着色部材40は、保護部材50と接合する接合面40aに、複数の孔部41を有している。また、図1に示すように、孔部41は、平面視して、一定方向に規則的に配列している。また、本実施形態の孔部41の深さL41は、配線導体30の厚みL30より大きく設定されている。
また、着色部材40は、平面視して、配線導体30と重なるようにして基体10の第2主面10bに設けられている。これにより、配線導体30を着色部材40により隠すことができるので、入力装置X1を使用する場合に、使用者は配線導体30を視認しにくくなる。
着色部材40の材料としては、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などの樹脂に、所定の色の顔料または染料を着色剤として含有したものが挙げられる。着色部材40の形成方法としては、次のような方法が挙げられる。例えばアクリル樹脂を基体10の第2主面10bに塗布する。そして、このアクリル樹脂に対して、露光処理、現像処理を順次行うことで、着色部材40に孔を形成する。その後、所定温度条件の下で所定時間の加熱を行い、アクリル樹脂の粘度を調整することで、所望の形状の孔部41を形成できる。
保護部材50は、外部の物体から着色部材40を保護する機能を有する。保護部材50は、着色部材40上から基体10にかけて設けられている。具体的には、保護部材50は、着色部材40を覆うようにして、入力領域Eおよび外側領域Eに対応する基体10の第2主面10bに設けられている。また、保護部材50の一部は、着色部材40の孔部41内に埋入されている。また、保護部材50の一部は、孔部41の内壁面41aに接合している。また、本実施形態では、保護部材50の一部は孔部41内に充填されている。
保護部材50の材料は、例えば、ポリエチレンーテレフタラート、アクリル、ポリカードネイド、ガラスなどが挙げられる。
また、保護部材50は、接着部材としての機能を有していてもよく、この接着部材としての保護部材50にさらに保護基板を接合してもよい。この場合、保護部材の材料は、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤が挙げられる。また、保護部材50は、例えば、偏光板、装飾板等としての機能を有していてもよい。
入力装置X1では、着色部材40は、孔部41を有し、この孔部41内に保護部材50の一部が埋入されている。このため、入力装置X1は、従来の入力装置に比べて、着色部材40が保護部材50に接合する接合面40aの面積が増加する。これにより、指などによる押圧を繰り返した場合でも、保護部材50と着色部材40との接合強度が向上することで、保護部材50が着色部材40から剥離しまうことを低減できる。したがって、入力装置X1は、着色部材40が露出することを低減できるので、信頼性が向上する。
また、図3に示すように、着色部材40の孔部41は、断面視して、テーパー状に形成されていることが好ましい。すなわち、着色部材40の孔部41の内壁面41aが傾斜しているので、保護部材50と接合する着色部材40の接合面40aの面積が増加する。これにより、接合強度がさらに向上する。
また、図3に示すように、着色部材40の孔部41は、基体10に近づくにつれて、孔部41の幅Hが小さくなるテーパー状であることがさらに好ましい。これにより、使用者が入力領域Eを押圧した場合に、孔部41の端部41bに位置する保護部材50に応力が集中することを低減できるので、この端部41bに位置する保護部材50にひび割れが発生することを低減できる。
入力装置X1では、入力領域Eにおける基体10の第2主面10bに、指もしくはペンなどの導電体を近接もしくは押圧することにより、指などの導電体が近接もしくは押圧した位置を入力位置として検出する。具体的には、導電体と入力領域E間の静電容量が変化し、この静電容量の変化を、図示しないドライバで検出する。ドライバは、静電容量の変化に基づいて入力位置を検出する。このようにして、入力装置X1は、入力位置を検出することができる。
なお、入力装置X1では、基体10の第1主面10aに、指などを近接もしくは押圧す
ることによっても、近接もしくは押圧した位置を入力位置として検出できる。
[実施の形態2]
図4および図5は、本発明の第2の実施形態に係る入力装置X2を表す平面図および断面図である。入力装置X1と入力装置X2との異なる点は、着色部材40の孔部41が、着色部材40の厚み方向に貫通している点である。
入力装置X2では、着色部材40の孔部41が、着色部材40を厚み方向に貫通しているので、着色部材40の接合面40aがさらに増加する。これにより、保護部材50と着色部材40との接合強度がさらに向上するので好ましい。
また、図4および図5に示すように、入力装置X2では、着色部材40の孔部41が、配線導体30が存在していない領域に設けられている。すなわち、着色部材50の孔部41は、配線導体不存在領域E30Nに設けられている。これにより、入力装置X2を使用する場合に、使用者は、孔部41を介して配線導体30を視認しにくくなる。
[実施の形態3]
図6および図7は、本発明の第3の実施形態に係る入力装置X3の概略を表す平面図および断面図である。入力装置X1と入力装置X3との異なる点は、以下のとおりである。
着色部材40の孔部41は、第1孔部41Aと、第2孔部41Bとを有している。
第1孔部41Aは、配線導体30が存在している領域に位置しており、第1孔部41Aの底面41Acと配線導体30との間に着色部材40の一部が介在している。すなわち、配線導体存在領域E30に位置する第1孔部41Aは、着色部材40を貫通していない。これにより、入力装置X3を使用する場合に、使用者は配線導体30を視認しにくくなる。
第2孔部41Bは、配線導体30が存在していない領域に位置しており、着色部材40を厚み方向に貫通している。すなわち、配線導体不存在領域E30に位置する第2孔部41Bは、着色部材40を厚み方向に貫通しているので、保護部材50と着色部材40との接合強度を向上させることができる。
入力装置X3では、第1孔部41Aと、第2孔部41Bとを有しているので、使用者が配線導体30を視認することの抑制、および保護部材50と着色部材40との接合強度の向上を両立することができる。
[実施の形態4]
図8および図9は、本発明の第4の実施形態に係る入力装置X4の概略を表す平面図および断面図である。入力装置X1と入力装置X4との異なる点は、以下の通りである。
入力装置X4では、着色部材40および保護部材50は、基体10の第2主面10bではなく、検出電極20および配線導体30が設けられている第1主面10aに設けられている。具体的には、着色部材40は、外側領域Eにおける基体10の第1主面10aに設けられている。また、保護部材50は、着色部材40から基体10の第1主面10aにかけて設けられている。
入力装置X4では、着色部材40および保護部材50が、基体10の第1主面10aに設けられている。すなわち、着色部材40および保護部材50が、基体10の第2主面10bに設けられていないので、外側領域Eに着色部材40を設けることにより生じる外
側領域Eと入力領域Eとの間での段差が低減され、使用者の押圧面の平坦性が向上する。これにより、外光が押圧面に反射することで生じる映り込みを抑制できる。
また、着色部材40は、平面視して、配線導体30と重なるようにして基体10の第2主面10bに設けられているので、入力装置X4を使用する際に基体10の第1主面10aを使用者側の面とした場合に、配線導体30を着色部材40により隠すことができるので、入力装置X1の使用する場合に、使用者が配線導体30を視認することを抑制できる。
[実施の形態5]
図10および図11は、本発明の第5の実施形態に係る入力装置X5の概略を表す平面図および断面図である。
入力装置X5は、入力装置X4に入力装置X2の構成を適用した構成を採用しているので、入力装置X2と同様な効果を有する。
すなわち、入力装置X5では、着色部材40の孔部41が、着色部材40を厚み方向に貫通しているので、着色部材40の接合面40aがさらに増加する。これにより、保護部材50と着色部材40との接合強度がさらに向上するので好ましい。
また、図4および図5に示すように、入力装置X2では、着色部材40の孔部41が、配線導体30が存在していない領域に設けられている。すなわち、着色部材50の孔部41は、配線導体不存在領域E30Nに設けられている。これにより、入力装置X5の使用する時に基体10の第1主面10aを使用者側の面とした場合に、使用者は、孔部41を介して配線導体30を視認しにくくなる。
次に、図12を用いて、入力装置X5の製造工程について説明する。図12は、図10のV―Vに沿った断面図を表している。
まず、基体10となる複数の基体領域を有する複数のマザー基板100を用意する。この複数のマザー基板100上に、上記の形成方法によって検出電極20、配線導体30および着色部材40を形成する。
次に、図12に示すように、複数のスペーサ60Aを含有するUV硬化樹脂60を介して、マザー基板100を積層する。スペーサ60Aは、マザー基板同士が接触することを低減するものである。なお、UV硬化樹脂60は、スペーサを含有していなくてもよい。
この積層体に対してUV光を照射してUV硬化樹脂を硬化させる。従来、このような方法でマザー基板の積層体に対してUV光を照射すると、着色部材40よってUV光が吸収されてしまい、着色部材40が設けられている部位に対応するUV硬化樹脂が硬化しにくくなる。そのため、UV硬化樹脂の硬化に比較的長い時間を要するので、製造効率が低下するという問題があった。
これに対して、本願の製造方法では、着色部材40において、着色部材40を厚み方向に貫通する孔部41が設けられている。これにより、UV光が孔部41を通り、UV硬化樹脂60に到達する。そのため、積層体において、着色部材40が設けられている部位に対応するUV硬化樹脂を硬化しやすくなる。したがって、従来の製造方法に比べて、積層体の着色部材40が設けられている部位に対応するUV硬化樹脂を短時間で硬化でき、入力装置の製造効率が向上する。
次いで、UV光の照射後に、基体領域に合わせて積層体を切断する。そして、切断後の積層体を加熱することで、UV硬化樹脂を剥がす。
このようにして、入力装置X5が製造される。
[実施の形態6]
図13および図14は、本発明の第6の実施形態に係る入力装置X6の概略を表す平面図および断面図である。
入力装置X6は、入力装置X4に入力装置X3の構成を適用した構成をしているので、入力装置X3と同様な効果を有する。
すなわち、入力装置X6では、配線導体存在領域E30に位置する第1孔部41Aは、着色部材40を貫通していない。これにより、入力装置X6の使用する時に基体10の第1主面10aを使用者側の面とした場合に、使用者は配線導体30を視認にくくなる。また、配線導体不存在領域E30Nに位置する第2孔部41Bは、着色部材40を厚み方向に貫通している。これにより、保護部材50と着色部材40との接合強度を向上させることができる。
入力装置X6では、使用者が配線導体30を視認することの抑制、および保護部材50と着色部材40との接合強度の向上を両立することができる。
[表示装置の構成]
表示装置Yは、図15に示すように、入力装置X1と、液晶表示装置Zとを備えている。また、液晶表示装置Zは、液晶表示パネル70と、光源装置80と、筐体90とを備えている。
液晶表示パネル70は、図16に示すように、上側基板71と、下側基板72と、封止部材73とを備えている。液晶表示パネル70は、上側基板71と下側基板72との間に液晶層を介在させ、液晶層を封止部材73で封止することにより、画像を表示するための複数の画素からなる表示領域Pが形成される。
光源装置80は、液晶表示パネル70に向けて光を照射する機能を有し、液晶表示パネル70と下側筐体72との間に配置されている。
筐体90は、液晶表示パネル70および光源装置80を収容する機能を有し、上側筐体91および下側筐体92を有する。筐体90の材料としては、ポリカーボネート樹脂などの樹脂、ステンレス、もしくはアルミニウムなどの金属などが挙げられる。
表示装置Yでは、図15に示すように、液晶表示パネル80と対向配置されるように、入力装置X1が搭載される。
また、入力装置X1と液晶表示装置Zとは、両面テープMを介して接着される。なお、入力装置X1と液晶表示装置Zとの固定方法に使用される固定用部材は両面テープRには限られず、例えば熱硬化性樹脂、あるいは紫外線硬化性樹脂などの接着部材、もしくは入力装置X1と液晶表示装置Zとを物理的に固定する固定構造体でもよい。
表示装置Zは、上述のように入力装置X1を備えている。これにより、着色部材を設ける場合でも、表示装置Zの信頼性の低下を低減させることができる。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の本実施形態では、入力装置が静電容量方式のタッチパネルである場合について説明したが、これに代えて、例えば、抵抗膜方式のタッチパネルであってもよい。抵抗膜方式のタッチパネルは、一方主面に第1の検出電極を有する上側基体と、上側基体と対向配置され、かつ第1の検出電極と対向する主面に第2の検出電極を有する下側基体と、上側基体上に設けられる保護部材とを備えている。この場合、上側基体が基体に相当する。すなわち、抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、孔部を有する着色部材は、上側基体上に入力領域Eを取り囲むようにして配置され、保護部材50は、着色部材50上から上側基体にかけて設けられる。また、保護部材一部が孔部内に埋入されている。これにより、本実施形態に示した効果を得ることができる。
表示装置Yでは、入力装置X1を備える表示装置Yの例について説明したが、入力装置X1に代えて、本発明の他の実施形態に係る入力装置を採用してもよい。
表示装置Yでは、表示パネルが液晶表示パネル70である例について説明したが、これに限定されない。すなわち、表示パネルは、CRT、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、蛍光表示管、電界放出ディスプレイ、表面電界ディスプレイ、電子ペーパーなどであってもよい。
X1、X2、X3、X4、X5、X6 入力装置
Y 表示装置
Z 液晶表示装置
10 基体
20 検出電極
30 配線導体
40 着色部材
41 孔部
41a 第1孔部
41b 第2孔部
50 保護部材
70 表示パネル

Claims (9)

  1. 入力位置を検出するための入力領域を有する入力装置であって、
    基体と、
    前記基体上に前記入力領域を取り囲むようにして配置され、孔部を有する着色部材と、
    前記着色部材上から前記基体にかけて設けられ、一部が前記孔部内に埋入されている保護部材と、を備える入力装置。
  2. 入力領域に対応する前記基体上に設けられている検出電極と、
    前記基体上に設けられており、かつ前記検出電極と電気的に接続される配線導体と、をさらに備え、
    前記着色部材は、前記配線導体を覆うように設けられている、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記孔部の深さは、前記配線導体の厚みより大きい、請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記孔部は、前記着色部材を厚み方向に貫通している、請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記孔部は、前記配線導体が存在していない領域に設けられている、請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記孔部は、前記配線導体が存在している領域に設けられており、
    前記配線導体が存在している領域の前記孔部は、前記孔部の底面と前記配線導体との間に前記着色部材の一部が介在している、請求項2に記載の入力装置。
  7. 前記孔部は、テーパー状である、請求項1〜6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置と対向配置される表示パネルと、を備えた表示装置。
  9. 前記表示パネルは、液晶表示パネルである、請求項8に記載の表示装置。
JP2010042987A 2010-02-26 2010-02-26 入力装置、およびこれを備える表示装置 Expired - Fee Related JP5334889B2 (ja)

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