JP2011179702A - 保冷庫 - Google Patents

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Hideo Fukuda
秀朗 福田
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Abstract

【課題】ヒートポンプ式給湯装置の排冷熱を有効利用する。
【解決手段】圧縮機、水熱交換器、膨張弁、空気熱交換器、及び前記空気熱交換器と隣接し且つ直列に配置される保冷用熱交換器を含んで構成される二酸化炭素などの第1冷媒を循環させるヒートポンプ式給湯機等の第1冷媒回路、
保冷用熱交換機により熱交換したブライン等の第2冷媒を循環させる第2冷媒回路、
並びに、扉等の開閉手段又は蓋等の嵌合部を備えた保冷庫本体をなす筐体の内部に前記第2冷媒回路の一部を収納し、ヒートポンプ式給湯器の排冷熱を有効使用した保冷庫を実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプの熱交換器からの排冷熱を用いた保冷庫に関するものである。
ヒートポンプ式給湯機(以下、「HP式給湯機」と称することもある)は、エネルギー効率が高く、特に冷媒に二酸化炭素を用いた超臨界圧のものは給湯温度が90℃程度と高温であり、近年、特に家庭用として普及が大きく進んでいる。
HP式給湯機は、概略、次の熱サイクル(冷媒回路)を持つ。つまり、冷媒を圧縮機で圧縮することで冷媒を昇温し、その熱せられた冷媒により水熱交換器において水を熱し、その後、熱交換で温度が低下した冷媒を膨張弁にて急激に圧力降下させる(断熱膨張させる)ことで冷媒温度を急激に降下させ、その冷媒を空気熱交換器において周囲の空気を吹き付け昇温し、また冷媒を圧縮機で圧縮する。
この熱サイクルでは、冷媒温度を急激に降下させることで冷熱が発生するが、この冷熱の利用については、これまでにも様々なものが提案されている。例えば、特許文献1では、ブライン冷却熱交換器を空気熱交換器と並列に設置し、冷却されたブラインを冷却に利用することが示されている。また、特許文献2では、空気熱交換器の排冷気を閉空間に蓄え、蓄えた冷気を適時に利用することが示されている。
一方で、家庭用冷蔵庫はかなり大型化しているが、それでも野菜室には、嵩張るものなど収納に限界がある。また、根野菜(芋類、大根、玉葱などは)は、冷蔵庫に保管せずとも家屋の冷所にて保管すれば事足りる。
しかし、現在の住宅は、高気密化・高断熱化が進むと共に、全館暖房も普及しつつあり、住宅内に根野菜類を保管するスペースが無くなってきている。
他方、集合住宅などでは、バルコニーのワイドスパン化により物を置きやすくなっており、HP式給湯機の室外機もバルコニーに設置される場合が多々ある。また、ヒートポンプの冷媒温度は、外気温度より15〜20℃程度低く、それを熱源とする冷気(冷風)は、外気温度より10℃程度低い。そのため、庫内温度10〜15℃程度の根野菜やペットボトルの収納に適したHP式給湯機の冷熱を用いたバルコニー設置の保冷庫の開発が考えられる。
特開2004−309093号公報 特開2007−46823号公報
しかし、特許文献1に示すように熱交換器を並列に設置するなどの複雑な熱回路を用いたのでは設備コストが高く、そのため、冷熱をより簡易に利用した保冷庫の開発が望まれる。
そこで、発明者らは、この課題を解決すべく、次の構成の保冷庫、つまり、
圧縮機、水熱交換器、膨張弁、空気熱交換器、及び前記空気熱交換器と隣接し且つ直列に配置される保冷用熱交換器を含んで構成される二酸化炭素等の第1冷媒を循環させる給湯機等の第1冷媒回路、
前記保冷用熱交換機により熱交換したブライン等の第2冷媒を循環させる第2冷媒回路、
扉等の開閉手段又は蓋等の嵌合部を備えた保冷庫本体をなす筐体の内部に、第2冷媒回路の一部を収納したことを特徴とする保冷庫、
を発明した。
本発明により、今まで殆ど活用されていなかったHP式給湯器の冷熱を有効活用することができる。
本発明の実施形態であり、全体の構成を示す図面である。 空気熱交換器と保冷用熱交換器の構成を示す図面である。 保冷庫(筐体)の断面構造を示す図面である。 保冷庫(筐体)の内部に、蓄熱材を封入した場合の構造を示す図面である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施例の説明)
図1は、実施例における発明の構成を示すものである。
第1冷媒回路100は、圧縮機2、水熱交換器(給湯加熱器)3、膨張弁4、空気熱交換器(蒸発器)5、保冷用熱交換器6及び第1冷媒の通路である配管8を主要要素として構成される。また、第2冷媒回路101は、保冷用熱交換器6(第1冷媒回路と共通する要素)、第2冷媒循環ポンプ21及び第2冷媒の通路である配管9を主要要素として構成される。更に、保冷庫本体をなす筐体7の内部に、第2冷媒回路101の配管の一部を収納する。そして、保冷庫1は、第1冷媒回路100,第2冷媒回路101及び筐体7により構成される。
第1冷媒回路100に封入された第1冷媒(例えば、二酸化炭素など)は、圧縮機2により圧縮されることで高温に昇温される。その高温となった第1冷媒を水熱交換器3において水と熱交換し、熱せられた水は湯となりポンプ20により貯湯タンク19に貯蔵され、必要に応じて給湯負荷に供給される。他方、水熱交換器3にて熱を失った第1冷媒は、膨張弁4にて急激に圧力を低下することで(断熱膨張させることで)、第1冷媒の温度も急激に低下させられる。そして、保冷用熱交換器6により、低温となった第1冷媒と、第2冷媒回路101に封入された第2冷媒(例えば、水やブラインなど)との間で熱交換を行い、第2冷媒を低温にする。更に、保冷用熱交換器6から空気熱交換器5に移動した第1冷媒は、空気熱交換器5においてファン22などにより周囲の空気を吹き付けることで昇温させ、その後、第1冷媒は、最初に記載したとおり圧縮機2にて圧縮され、以下、同じ熱サイクルを繰り返す。
保冷用熱交換器6により低温となった第2冷媒は、第2冷媒循環ポンプ21により第2冷媒回路の配管9で循環し、筐体7にこの配管9を一部収納することにより、筐体7の内部を保冷する。
保冷用熱交換器6及び空気熱交換器5の構造の例を図2に示す。図2(A)は熱交換器を正面からみたものであり、図2(B)は熱交換器を側面からみたものである。上部に空気熱交換器5が、下部に保冷用熱交換器6が配置されている。
空気熱交換器5においては、第1冷媒回路の配管9は九十九折りになっており、それに多数のフィン10を点溶接で取り付け空気との接触面積を増し、熱交換効率を高めている。そして、ファン22により空気熱交換器6の周辺の空気を第1冷媒回路の配管8及びフィン10に吹き付け、空気の熱を第1冷媒に吸収させる。
他方、保冷用熱交換器6では、第1冷媒回路の配管8に第2冷媒回路の配管9を巻付ける形でロウ付して構成される。
なお、本実施例においては、保冷用熱交換器6の形状は上述のとおりとしたが、これに限定されず、例えば、二重管方式のものやプレート型のものであってもよい。
ここで、保冷用熱交換器6の配置で、次の二点に留意する必要がある。
一つ目は、保冷用熱交換器6は空気熱交換器5と隣り合うため、第1冷媒から第2冷媒への冷熱移動を効率よくするために、保冷用熱交換器6にファン22からの風を直接当てないようにしなければならないこととである(風が当たってしまうと、第1冷媒及び第2冷媒ともに温度が上昇してしまうからである)。そこで、保冷用熱交換器6と空気熱交換器5を熱的に隔離するため、断熱性の隔壁16をこの二つの熱交換器の間に設置する。なお、隔壁16の設置以外にも、例えば、保冷用熱交換器6に直接断熱材を巻き付けることで、同様の効果を奏することができ、また、設置スペースを要する隔壁16を省くことでHP式給湯機の室外機(ヒートポンプユニット)のコンパクト化も図れる。
二つ目は、保冷用熱交換器6と空気熱交換器5は直列接続されることから、保冷用熱交換器6の入口部分の第1冷媒温度の方が空気熱交換器5の入口部分の第1冷媒温度よりも低温であるほうが保冷庫を保冷する上で有利である。そのため、膨張弁4の直後に保冷用熱交換器6を配置する(膨張弁4の直後が第1冷媒の温度が一番低いからである)。
第2冷媒回路の配管9は、保冷用熱交換器6から保冷庫1の本体である筐体7の内部まで配設する必要があるが、冷熱の輸送途中で外気に冷熱を放散させないようにするため、第2冷媒回路の配管9には必要に応じて断熱材を巻き付けてもよい。また、筐体7を(バルコニー内で)簡易に移動できるようにするため、例えば、第2冷媒回路の配管9を可撓性の材質としたり、配管の途中の一部を、長さの異なる配管に交換できる構成としてもよい。
保冷庫1の本体である筐体7の断面構造を図3(A)に示す。筐体7は、保冷のため、断熱材11にて周囲を囲まれている。断熱材としては、無機繊維系のもの、発泡プラスチック系のもの、木質繊維系のもの、真空断熱を用いたものなどがある。また、外力から断熱材11を保護するため、保護枠12の中に断熱材11をはめ込んでもよい。筐体7には、保冷する物(根野菜など)を出し入れするために、扉等の開閉手段又は蓋等の嵌合部を設ける(図3には取手23の付いた嵌込式蓋13を示している)。
筐体7の中には第2冷媒回路の配管9を配設する必要があるが、そのために筐体7に導通孔14を設け、ここから筐体7の内部に第2冷媒回路の配管9(の一部)を配設する。また、この導通孔14には充填材(図示せず)を封入して、第2冷媒回路の配管9と導通孔14の隙間を埋めて、筐体7の内部の冷気を外部に漏らさないようにする。
筐体7の内部に配設する第2冷媒回路の配管9は、筐体7の内部に封入してある空気と熱交換する必要があるため、図3(B)に示すように必要に応じて九十九折り状に配置し、空気との接触面積を大きくする。また、熱交換しやすいように、筐体7の内部の配管9の材質を、熱伝熱性の高いものにしてもよい。更に、配管9は、アルミなどの金属板に固定して熱交換しやすいようにしてもよい。
HP式給湯器が稼働している場合に、第1冷媒回路の冷熱を第2冷媒回路に移動させるため、第2冷媒循環ポンプ21を稼働させるよう制御する。また、筐体7の内部温度がある一定温度までに低下すると、第2冷媒循環ポンプ21を停止し、過冷却を防止する制御を施してもよい。
更に、図4に示すように、筐体7の内部に蓄熱材15をおき、その中に第2冷媒回路を配設することで、この蓄熱材15に冷熱を蓄熱し、第1冷媒回路が動作しない場合(例えば、HP式給湯器が停止している時間帯)においても、蓄熱した冷熱により、筐体7の内部温度を上昇させないようにしてもよい。蓄熱材には、顕熱蓄熱材、潜熱蓄熱材などを用いる。潜熱蓄熱材を用いた場合は、筐体7の内部を一定温度に保持することができる。蓄熱材は、筐体7の底面、側面、上面などに設置することができる。
以上においては、第1冷媒回路は、HP式給湯器の冷媒回路を念頭に説明してきたが、発明の適用範囲はHP式給湯器に限るものではなく、他のヒートポンプ式の熱機器の冷媒回路であってもよい。
1 保冷庫
2 圧縮機
3 水熱交換器(給湯加熱器)
4 膨張弁
5 空気熱交換器(蒸発器)
6 保冷用熱交換器
7 保冷庫本体をなす筐体
8 第1冷媒回路の配管
9 第2冷媒回路の配管
10 フィン
11 断熱材
12 保護枠
13 嵌込式蓋
14 導通孔
15 蓄熱材
16 断熱性の隔壁
19 貯湯タンク
20 ポンプ
21 第2冷媒循環ポンプ
22 ファン
23 取手
100 第1冷媒回路
101 第2冷媒回路

Claims (1)

  1. 圧縮機、水熱交換器、膨張弁、空気熱交換器、及び前記空気熱交換器と隣接し且つ直列に配置される保冷用熱交換器を含んで構成される第1冷媒を循環させるヒートポンプ式熱機器の第1冷媒回路、
    前記保冷用熱交換機により熱交換した第2冷媒を循環させる第2冷媒回路、
    並びに、扉等の開閉手段又は蓋等の嵌合部を備えた保冷庫本体をなす筐体の内部に前記第2冷媒回路の一部を収納したことを特徴とする保冷庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9968624B2 (en) 2014-05-16 2018-05-15 The University Of Tokyo Depression treatment agent

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