JP2011175459A - 性能情報採取装置、性能情報採取方法、及び性能情報採取プログラム - Google Patents

性能情報採取装置、性能情報採取方法、及び性能情報採取プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】採取する情報が膨大である場合でも、分散並列プログラムのチューニングに必要な情報を効率的に採取する。
【解決手段】分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスについて性能情報を採取する性能情報採取装置であって、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取手段と、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶手段と、所定の設定時間中に前記採取手段により採取された対象プロセスの性能情報が、前記基準条件記憶手段に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように、前記採取手段を制御する採取継続制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、性能情報を採取する技術に関し、特に、分散並列プログラムが有する各プロセスの性能情報を採取する技術に関する。
複数のプロセスから構成されるメッセージパッシング型分散並列プログラムでは、プログラムの性能をチューニングするために、プログラム実行中の各プロセスから所定の情報を採取して、これを検証する方法がとられている。
このような並列プログラムの検証に関する技術として、例えば、下記の特許文献1には、並列プログラムを実行して得られた稼働データを、所定の稼働表示方法で表示することにより、並列プログラムの実行状態を表示すること開示されている。下記の特許文献2には、要求仕様に基づく仕様制約時間と計測対象の処理群の時刻情報とに基づいて、対象プログラムの実行期間を計算して検証することが開示されている。
特開平9−073405号公報 特開平11−242614号公報
ところで、ハイパフォーマンスコンピューティング分野では、分散並列プログラムが実行される大規模システム上で、大量のプロセスを生成するとともに、これらの大量のプロセスを長時間動作させる必要がある。そのため、各プロセスから採取する情報は膨大となり記憶装置の容量を超過してしまう場合があるという問題や、採取処理が長時間となるためシステムの処理効率が低下するという問題がある。
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の装置では、ハイパフォーマンスコンピューティング分野において分散並列プログラムが有する上記問題点については、何ら検討されていない。したがって、大量のプロセスを長時間動作させるような大規模システムに、上記特許文献1及び2に記載の装置を適用した場合には、各プロセスから情報を適切に採取してプログラムをチューニングすることが困難となる。
そこで、本願発明は、分散並列プログラムが大量のプロセスを長時間動作させるような場合でも、チューニングに必要な情報を適切に採取することができる装置を提供することにある。
本発明は、分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスについて性能情報を採取する性能情報採取装置であって、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取手段と、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶手段と、所定の設定時間中に前記採取手段により採取された対象プロセスの性能情報が、前記基準条件記憶手段に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように、前記採取手段を制御する採取継続制御手段と、を備える。
本発明は、分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスを実行する情報処理装置における性能情報採取方法であって、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取ステップと、所定期間中に採取された対象プロセスの性能情報が、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶装置に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、前記判断結果が是である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように制御する採取継続制御ステップと、を備える。
また、本発明のプログラムは、上記方法の各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明によれば、分散並列プログラムが大量のプロセスを長時間動作させるような場合でも、チューニングに必要な情報を適切に採取することができる装置を提供することが可能になる。
性能情報採取装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 性能情報採取装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 プログラム開始時の性能情報採取処理の流れの一例を示すフローチャートである。 設定時間経過前の性能情報採取処理の流れの一例を示すフローチャートである。 設定時間経過後の性能情報採取処理の流れの一例を示すフローチャートである。 プログラム終了時の性能情報採取処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
なお、以下に述べる性能情報採取装置は、複数のプロセスについて膨大な性能情報を採取した場合、採取された膨大な性能情報の中には、プログラムのチューニングに利用される性能情報と利用されない性能情報とがある点に着目してなされたものであり、具体的には、チューニングに利用されない可能性の高い性能情報については、プログラムの実行途中でその採取と格納を中止し、チューニングに利用される可能性の高い性能情報についてのみ、その採取と格納を実行するように構成した点に特徴を有するものである。かかる構成によれば、分散並列プログラムが大量のプロセスを有し、かつ、これら大量のプロセスを長時間動作させるような場合でも、チューニングに必要な情報を効率的に採取し、記憶装置の容量超過や処理能力低下といった問題を回避することが可能になる。
[性能情報採取装置の構成]
まず、図1を参照して、本実施形態における性能情報採取装置の機能構成について説明する。性能情報採取装置100は、分散並列プログラム10を備え、分散並列プログラム10は、複数のプロセス1〜1nを有する。性能情報採取装置100は、プロセス1〜1nごとに、性能情報記憶部5を有している。プロセス1〜1nの構成は、実質的に同一であるため、以下の説明では、便宜上、プロセス1について説明する。なお、本実施形態では一つの性能情報採取装置で本発明を実施しているが、本発明は複数の性能情報採取装置で実施することもできる。この場合には、後述する各機能を複数の装置に分散し、これら複数の装置群を後述する実施形態における性能情報採取装置と同様に機能させればよい。
性能情報採取装置100は、図2に示すように、性能情報採取装置100の処理及び動作を制御するCPU、ROMやRAM等のメモリ、各種の情報を格納する外部記憶装置、入力装置、出力装置、通信装置及びこれらを結ぶバスを備える汎用のコンピュータを適用することができる。性能情報採取装置100は、例えば、CPUが、メモリなどに記憶された所定のプログラムを実行することにより、後述する各種機能を実現する。
プロセス1は、性能情報の採取条件を管理する採取条件管理部(採取条件管理手段)2と、性能情報の採取処理を制御する採取制御部(採取制御手段)3と、通信対象となる他のプロセスとの間の通信処理を実行するプロセス間通信部(プロセス間通信手段)4と、を有する。
採取条件管理部2は、データ取得部(データ取得手段)21と、設定時間保持部(設定時間保持手段)22と、基準条件保持部(基準条件保持手段)23と、を有する。なお、保持手段は、記憶手段とも呼ばれる。
データ取得部21は、性能情報の採取に関する条件(以下、「性能情報採取条件」又は「採取条件」という。)を取得する。採取条件には、例えば、プログラム実行後に性能情報の継続採取を判断するタイミングに関する設定時間が含まれる。この設定時間は、プロセスや性能情報の内容に応じて適宜設定され、設定時間保持部22に保持される。
また、採取条件には、性能情報の継続採取の基準となる基準条件が含まれる。この基準条件は、プロセスや性能情報の内容に応じて適宜設定され、基準条件保持部23に保持される。具体的には、上述したように、本性能情報採取装置100は、チューニングに利用されない可能性の高い性能情報については、プログラムの実行途中でその採取と格納を中止し、チューニングに利用される可能性の高い性能情報についてのみ、その採取と格納を実行するように構成する。したがって、基準条件には、設定時間経過前のプロセスの性能情報が、チューニングに利用される可能性の高い性能情報であるか否かを判断するための条件が設定される。例えば、性能情報がプロセス間の「通信待ち時間」である場合は、基準条件には、「所定の閾値(通信待時間wt)を超えること」などが設定される。
採取制御部3は、性能情報採取部(性能情報採取手段)31と、判断部(判断手段)32と、判断結果保持部(判断結果保持手段)33と、採取継続制御部(採取継続制御手段)34と、採取情報削除部(採取情報削除手段)35と、経過情報保持部(経過情報保持手段)36と、を有する。
性能情報採取部31は、プロセス1の処理に基づいて性能情報を採取して、性能情報記憶部5に格納する。性能情報は、プロセス1の処理に関するものであればよく、その内容に特に限定はないが、例えば、プロセス1と他のプロセスとの間の通信に関する通信情報が該当する。通信情報としては、例えば、「通信待ち時間」、「通信データサイズ」、「データ転送時間」などが該当する。また、性能情報の採取は、採取する性能情報に応じて従来の技術を適用することにより実現することができる。例えば、性能情報が、「通信待ち時間」である場合、プロセス間通信部4の処理に対応して「通信待ち合わせ開始時刻」と「通信待ち合わせ終了時刻」とを採取し、採取した「通信待ち合わせ開始時刻」と「通信待ち合わせ終了時刻」との差を計算し、計算結果を通信待ち時間とすることができる。
判断部32は、設定時間中(設定時間経過前)に性能情報採取部31が採取したプロセスの性能情報が、基準条件保持部23に格納されている基準条件に合致するか否かを判断する。これにより、判断部32は、設定時間中のプロセスの動作に基づいて性能情報の継続採取が必要であるか否かを検査することができる。例えば、設定時間中に採取した通信待ち時間が、基準条件保持部23の通信待ち時間wtを超えているか否かを判断し、その判断結果を判断結果保持部33に格納する。
判断結果保持部33は、判断部32による判断結果を保持する。例えば、判断結果が是である(採取した通信待ち時間>通信待ち時間wt)場合は1を、判断結果が否である(採取した通信待ち時間≦通信待ち時間wt)場合は0を保持する。
採取継続制御部34は、設定時間経過後に、プロセス間の通信処理が発生した場合に、判断結果保持部33が保持している判断結果に基づいて、当該プロセスについて性能情報の採取を続行するか否かを判定する。例えば、判断結果が是である(採取した通信待ち時間>通信待ち時間wt)場合は、当該プロセスの性能情報の採取・記憶を続行するように、性能情報採取部31を制御する。一方、判断結果が、判断結果が否である(採取した通信待ち時間≦通信待ち時間wt)場合は、当該プロセスの性能情報の採取・記憶を中止するように制御する。
採取情報削除部35は、採取継続制御部34により当該プロセスの性能情報の採取・記憶を中止すると判断された場合、性能情報記憶部5から当該プロセスの性能情報を削除する。採取情報削除部35は、性能情報記憶部5から当該プロセスの性能情報を削除すると、後述する経過情報保持部36に削除した旨を格納する。
経過情報保持部36は、性能情報記憶部5から性能情報が削除された否かを示す情報を保持する。例えば、性能情報記憶部5から性能情報が削除された場合は1を、性能情報が削除されていない場合は0を格納する。
[性能情報採取装置における処理の流れ]
次に、性能情報採取装置100におけるプロセスの処理の流れについて、図3〜6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、後述するフローチャートに示す各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、便宜上1ステップとして記載されているステップは、複数ステップに分けて実行することができる一方、便宜上複数ステップに分けて記載されているものは、1ステップとして把握することができる。
[プログラム開始処理]
図3を参照して、性能情報採取装置100におけるプログラム10の開始処理を説明する。プログラム10が開始実行されると(S101)、図示しない初期化処理部は、各保持部(設定時間保持部22、基準条件保持部23、判断結果保持部33、経過情報保持部36)について初期化処理を実行する(ステップS102)。例えば、各保持部が保有する値に0を設定する。
データ取得部21は、プログラム実行時にユーザにより指定される採取条件として、設定時間と基準条件を取得する(ステップS103)。ここでは、ユーザは、設定時間として「設定時間T」、基準条件として「通信待ち時間wt」を指定したものとする。
データ取得部21は、取得した設定時間を、設定時間保持部22に格納する(ステップS104)。また、データ取得部21は、取得した基準条件を、基準条件保持部23に格納する(ステップS105)。
[設定時間経過前のプロセス間通信処理]
次に、図4を参照して、性能情報採取装置100における、プログラム実行開始から設定時間経過前までプロセス間通信処理の動作を説明する。なお、図示しないタイマによって、プログラム実行開始時からの経過時間が計測されている。
プロセス間で通信処理が発生すると、性能情報採取部31は、性能情報の採取を開始する(ステップS201)。プロセス間通信部4は、プロセス間の通信処理を行う(ステップS202)。性能情報採取部31は、プロセス間通信部4の通信処理に基づいて、性能情報の採取を終了する(ステップS13)。性能情報採取部31は、採取した性能情報(例えば、「通信待ち時間」)を、性能情報記憶部5に格納する(ステップS204)。
判断部32は、性能情報記憶部5が保持するプロセスの性能情報(例えば、通信待ち時間)が、基準条件保持部23に格納されている「基準条件(通信待ち時間wt)を超える」に合致するか否かを判断し(ステップS205)、判断結果を判断結果保持部33に格納する(ステップS206)。例えば、判断結果が是である場合は「1」を、判断結果が否である場合は「0」を格納する。
性能情報採取部31は、設定時間Tの経過前に、プロセス間通信が再び発生した場合は、上記ステップS201〜ステップS206の処理を実行する。
[設定時間経過後のプロセス間通信処理]
次に、図5を参照して、性能情報採取装置100における、設定時間経過後のプロセス間通信処理の動作を説明する。設定時間Tの経過後にプロセス間通信処理が発生した場合、採取継続制御部34は、判断結果保持部33に格納されている判断結果を参照し、当該プロセスについて性能情報の採取を続行するか否かを判断する(ステップS301)。例えば、判断結果保持部33に「是(=1)」が格納されている場合は、性能情報採取部31を制御して性能情報の採取を続行させる。一方、判断結果保持部33に「否(=0)」が格納されている場合、性能情報の採取を続行しないように制御する。
採取継続制御部34が、性能情報の採取を続行すると判断した場合(ステップS302;Yes)、性能情報採取部31は、性能情報の採取を開始し(ステップS303)、プロセス間通信部4がプロセス間のデータ転送処理を行い(ステップS304)、性能情報採取部31が性能情報の採取を終了し(ステップS305)、採取した情報を性能情報記憶部5に格納する(ステップS306)。
一方、採取継続制御部34が、性能情報の採取を中止すると判断した場合(ステップS302;No)、当該プロセス間通信処理が、設定時間経過後の最初の通信処理であるか否かを判断する(ステップS307)。
採取継続制御部34が、最初の通信処理であると判断した場合は(ステップS307;Yes)、性能情報削除部35は、性能情報記憶部5から性能情報を削除し(ステップS308)、経過情報保持部36に、削除した旨(例えば、1)を格納する(ステップS309)。一方、採取継続制御部34が、最初の通信処理でないと判断した場合は(ステップS307;No)、すでに性能情報は削除されているので、プロセス間通信部4によるデータ転送処理のみを行う(ステップS310)。
採取継続制御部34は、設定時間経過後にプロセス間通信処理が発生した場合は、上記の処理を繰り返す。
図5に示すフローによれば、設定時間経過後は、基準条件に合致するプロセスの性能情報(チューニングに利用される可能性が高い性能情報)のみを採取・格納し、基準条件に合致しないプロセスの性能情報(チューニングに利用されない可能性が高い性能情報)の採取・格納を省略することができる。
[プログラム終了処理]
図6を参照して、性能情報採取装置100におけるプログラム終了処理の動作を説明する。図示しない終了処理部は、判断結果保持部33の判断結果と経過情報保持部36の削除情報とを参照し、削除すべき性能情報が未削除の状態でないか否かを判断する(ステップS401)。例えば、設定期間経過後に、性能情報が基準条件に合致しないと判断された場合、当該プロセスの性能情報はチューニングに利用されない可能性が高いため性能情報記憶部5から削除されるべきであるところ、設定期間経過後の処理においてプロセス間通信処理が発生していない場合は、当該プロセスの性能情報は性能情報記憶部5に格納されたままである。そこで、このような場合においても性能情報を削除するために、本実施形態では、判断結果保持部33の判断結果が否(=0)であり、かつ、経過情報保持部36の削除情報が未削除(=0)である場合は、削除すべき性能情報が未削除の状態あると判断し(ステップS402;Yes)、当該プロセスの性能情報記憶部5から性能情報を削除する(ステップS403)。そして、経過情報保持部36に削除した旨(例えば、1)を格納する(ステップS404)。
一方、経過情報保持部36の判断結果が是(=1)、又は、経過情報保持部36の削除情報が削除済み(=1)である場合は、削除すべき性能情報が未削除の状態ではないと判断し(ステップS402;No)と判断し、そのまま後続のプログラム終了処理を実行する(ステップS404)。
以上、上記実施形態によれば、プログラム実行後設定時間経過前に採取した性能情報が、基準条件に合致するか否かを判断し、合致する場合は、当該プロセスについて性能情報の採取・保存を実行する一方、合致しない場合は、当該プロセスについて性能情報の採取・保存を中止することとしている。したがって、性能情報の採取対象であるプロセスが大量にあり、かつ、当該大量のプロセスを長時間実行する必要がある場合でも、プログラム分析に必要なプロセスの性能情報のみを自動的に採取することができる。これにより、プログラムのチューニングに必要な情報を、適切に採取して保存することができるようになるので、性能情報採取装置の各種資源を有効に活用することが可能になる。
また、設定時間中に採取した性能情報が基準条件に合致しないプロセスについては、採取済みの性能情報をプログラム実行中に削除することとしている。したがって、プログラム実行中に全プロセスについて性能情報を採取・保存する場合に比して、保存する性能情報を大幅に削減することができる。これにより、記憶装置資源の有効利用が可能となる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
たとえば、上述した実施形態では、ユーザが設定した設定時間を取得する場合について説明した。しかし、システムまたはOS以外のソフトウェアから取得する構成や、プロセス制御部3などに事前に静的な設定時間を埋め込んでおき、この設定時間を参照するように構成してもよい。さらに、過去の実行結果を統計処理することにより算出した設定時間を所定の記憶領域に格納してき、これを動的に参照する構成としてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、プログラム実行後に性能情報の継続採取を判断するタイミングとして設定時間を設定する場合について説明しているが、継続採取を判断するタイミングは、これに限られない。例えば、プログラム実行開始後の性能情報の採取回数が所定回数を満たした場合に、継続採取を判断するようにしてもよい。
また、例えば、上述した実施形態ではプロセスごとに採取条件管理部2、採取制御部3、性能情報記憶部5を備える場合について説明しているが、本発明はこれに限られず、採取条件管理部2、採取制御部3及び性能情報記憶部5からなる性能情報採取装置をプロセスとは独立して設け、各プロセスの性能情報を一括管理するように構成してもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスについて性能情報を採取する性能情報採取装置であって、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取手段と、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶手段と、所定の設定時間中に前記採取手段により採取された対象プロセスの性能情報が、前記基準条件記憶手段に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように、前記採取手段を制御する採取継続制御手段と、を備えることを特徴とする性能情報採取装置。
(付記2)
前記プロセスの性能情報を格納する性能情報記憶手段、をさらに備え、前記採取手段は、前記採取したプロセスごとの性能情報を前記性能情報記憶手段に格納し、前記採取継続制御手段は、前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による当該対象プロセスの性能情報の採取及び格納を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、当該対象プロセスの性能情報の採取及び格納を中止するように制御することを特徴とする付記1に記載の性能情報採取装置。
(付記3)
前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記性能情報記憶手段に格納されている当該対象プロセスの性能情報を削除する性能情報削除手段、をさらに備えることを特徴とする付記1または2に記載の性能情報採取装置。
(付記4)
前記制御手段は、前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記分散並列プログラムの処理が終了するまで当該対象プロセスの性能情報の採取を続行するように、前記採取手段を制御することを特徴とする付記1から3いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
(付記5)
前記所定の設定時間は、前記分散並列プログラムの実行開始から所定時間経過後の時間であることを特徴とする付記1から4いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
(付記6)
前記複数のプロセスは、当該複数のプロセス間で通信処理を実行し、前記採取手段は、前記複数のプロセス間にて発生する通信待ち時間を性能情報として採取することを特徴とする付記1から5いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
(付記7)
分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスを実行する情報処理装置における性能情報採取方法であって、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取ステップと、所定期間中に採取された対象プロセスの性能情報が、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶装置に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、前記判断結果が是である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように制御する採取継続制御ステップと、を備えることを特徴とする性能情報採取方法。
(付記8)
分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスを実行するコンピュータに、前記プロセスごとに性能情報を採取する採取ステップと、所定期間中に採取された対象プロセスの性能情報が、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶装置に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断結果が是である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように制御する採取継続制御ステップと、を実行させるためのプログラム。
1…プロセス、2…採取条件管理部、3…採取制御部、3…プロセス制御部、4…プロセス間通信部、5…性能情報記憶部、10…分散並列プログラム、21…データ取得部、22…設定時間保持部、23…基準条件保持部、31…性能情報採取部、32…判断部、33…判断結果保持部、34…採取継続制御部、35…採取情報削除部、35…性能情報削除部、36…経過情報保持部、100…性能情報採取装置

Claims (8)

  1. 分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスについて性能情報を採取する性能情報採取装置であって、
    前記プロセスごとに性能情報を採取する採取手段と、
    前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶手段と、
    所定の設定時間中に前記採取手段により採取された対象プロセスの性能情報が、前記基準条件記憶手段に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように、前記採取手段を制御する採取継続制御手段と、
    を備えることを特徴とする性能情報採取装置。
  2. 前記プロセスの性能情報を格納する性能情報記憶手段、をさらに備え、
    前記採取手段は、
    前記採取したプロセスごとの性能情報を前記性能情報記憶手段に格納し、
    前記採取継続制御手段は、
    前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記採取手段による当該対象プロセスの性能情報の採取及び格納を続行し、前記判断手段の判断結果が否である場合は、当該対象プロセスの性能情報の採取及び格納を中止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の性能情報採取装置。
  3. 前記判断手段の判断結果が否である場合は、前記性能情報記憶手段に格納されている当該対象プロセスの性能情報を削除する性能情報削除手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の性能情報採取装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記判断手段の判断結果が是である場合は、前記分散並列プログラムの処理が終了するまで当該対象プロセスの性能情報の採取を続行するように、前記採取手段を制御することを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
  5. 前記所定の設定時間は、前記分散並列プログラムの実行開始から所定時間経過後の時間であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
  6. 前記複数のプロセスは、当該複数のプロセス間で通信処理を実行し、
    前記採取手段は、前記複数のプロセス間にて発生する通信待ち時間を性能情報として採取することを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の性能情報採取装置。
  7. 分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスを実行する情報処理装置における性能情報採取方法であって、
    前記プロセスごとに性能情報を採取する採取ステップと、
    所定期間中に採取された対象プロセスの性能情報が、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶装置に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断結果が是である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように制御する採取継続制御ステップと、
    を備えることを特徴とする性能情報採取方法。
  8. 分散並列プログラムに含まれる複数のプロセスを実行するコンピュータに、
    前記プロセスごとに性能情報を採取する採取ステップと、
    所定期間中に採取された対象プロセスの性能情報が、前記性能情報の継続採取の基準となる基準条件を記憶する基準条件記憶装置に格納された基準条件を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断結果が是である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を続行し、前記判断結果が否である場合は、前記対象プロセスの性能情報の採取を中止するように制御する採取継続制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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