JP2011174903A - 放射性廃棄物のクリアランス処理装置および処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放射線遮蔽材からなる遮蔽容器20の内部に設けられた放射線透過材からなる除染容器30に充填された電解液40に放射性廃棄物10を浸漬させた後、電解液40によって放射性廃棄物10を除染する。除染後、電解液40を除染容器30から遮蔽容器20の外部に設けられた電解液保管容器60に排出させた後、遮蔽容器20の内部かつ除染容器30の外部に設けられた放射線検出器50によって、放射性廃棄物10からの放射線線量を検出する。検出された放射線線量が所定の基準値以下になっているか否かを判定し、放射線線量が所定の基準値以下になっていないと判定した場合には、除染容器30に電解液40を充填した後に、除染、電解液40の排出、検出および判定を再度行う。
【選択図】図1
Description
本発明の第1の実施形態に係る放射性廃棄物のクリアランス処理装置および処理方法について説明する。
本発明の第2の実施形態に係る放射性廃棄物のクリアランス処理装置および処理方法について、図4を用いて説明する。図4は、放射性廃棄物を物理除染している状態のクリアランス処理装置を示した概略図である。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であるため、重複部分には同一符号を付して、その部分の構成の説明を省略する。
第1および第2の実施形態は単なる例示であって、本発明は、これらに限定されるものではない。例えば、第1の実施形態で説明した化学除染手段と第2の実施形態で説明した物理除染手段との両方を具備したクリアランス処理装置を用いて、クリアランス処理を行っても良い。すなわち、第2の実施形態を前処理として行い、所定の放射線線量以下となった後に、第1の実施形態を実施することも可能である。この場合には、酸化物を削り取った後に母材表面を除染できるため、廃棄物を効率良く処理でき、処理時間を短縮できる。
Claims (8)
- 放射線遮蔽材により形成された遮蔽容器と、
少なくとも一部が放射線透過材により形成されて、前記遮蔽容器の内部に設けられた除染容器と、
前記遮蔽容器の内部かつ前記除染容器の外部に設けられて、前記除染容器の内部に収納される放射性廃棄物からの放射線線量を検出する放射線検出器と、
前記除染容器の内部に充填されて前記放射性廃棄物を浸漬させる電解液によって前記放射性廃棄物の表面を溶解する前記放射性廃棄物を除染する化学除染手段と、
前記電解液を前記除染容器から前記遮蔽容器の外部に排出させる電解液排出手段と、
を具備したことを特徴とする放射性廃棄物のクリアランス処理装置。 - 前記電解液を前記除染容器に供給する電解液供給手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物のクリアランス処理装置。
- 前記遮蔽容器の外部に設けられて、前記電解液を保管する電解液保管容器を具備し、
前記電解液排出手段は、前記電解液を前記除染容器から前記電解液保管容器に排出して、前記電解液供給手段は、前記電解液を前記電解液保管容器から前記除染容器に供給することを特徴とする請求項2に記載の放射性廃棄物のクリアランス処理装置。 - 放射線遮蔽材により形成された遮蔽容器と、
少なくとも一部が放射線透過材により形成されて、前記遮蔽容器の内部に設けられた除染容器と、
前記遮蔽容器の内部かつ前記除染容器の外部に設けられて、前記除染容器の内部に収納される放射性廃棄物からの放射線線量を検出する放射線検出器と、
前記放射性廃棄物にブラスト材を噴射して、前記放射性廃棄物の表面を削って前記放射性廃棄物を除染する物理除染手段と、
前記ブラスト材および前記物理除染手段によって削られた前記放射性廃棄物の表面部分を前記除染容器から前記遮蔽容器の外部に排出させるブラスト材排出手段と、
を具備したことを特徴とする放射性廃棄物のクリアランス処理装置。 - 前記ブラスト材を前記除染容器に供給するブラスト材供給手段を具備したことを特徴とする請求項4に記載の放射性廃棄物のクリアランス処理装置。
- 前記遮蔽容器の外部に設けられて、前記ブラスト材と前記物理除染手段によって削られた前記放射性廃棄物の表面部分とを分離するセパレータを具備し、
前記ブラスト材排出手段は、前記ブラスト材および前記物理除染手段によって削られた前記放射性廃棄物の表面部分を前記除染容器から前記セパレータに排出して、前記ブラスト材供給手段は、前記ブラスト材を前記セパレータから前記除染容器に供給することを特徴とする請求項5に記載の放射性廃棄物のクリアランス処理装置。 - 放射線遮蔽材により形成された遮蔽容器の内部に設けられた少なくとも一部が放射線透過材により形成された除染容器に充填された電解液に放射性廃棄物を浸漬させる廃棄物設置工程と、
前記廃棄物設置工程の後に、前記電解液によって前記放射性廃棄物の表面を溶解して前記放射性廃棄物を除染する化学除染工程と、
前記化学除染工程の後に、前記電解液を前記除染容器から前記遮蔽容器の外部に排出させる電解液排出工程と、
前記電解液排出工程の後に、前記遮蔽容器の内部かつ前記除染容器の外部に設けられた放射線検出器によって前記放射性廃棄物からの放射線線量を検出する検出工程と、
前記検出工程によって得られた放射線線量が所定の基準値以下になっているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において前記放射性廃棄物からの放射線線量が所定の基準値以下になっていないと判定した場合には、前記除染容器に電解液を再び充填した後に、前記化学除染工程、前記電解液排出工程、前記検出工程および前記判定工程を行う繰返し工程と、
を具備したことを特徴とする放射性廃棄物のクリアランス処理方法。 - 放射線遮蔽材により形成された遮蔽容器の内部に設けられた少なくとも一部が放射線透過材により形成された除染容器に放射性廃棄物を設置する廃棄物設置工程と、
前記廃棄物設置工程の後に、前記放射性廃棄物にブラスト材を噴射して、前記放射性廃棄物の表面を削って前記放射性廃棄物を除染する物理除染工程と、
前記物理除染工程の後に、前記ブラスト材および前記物理除染手段によって削られた前記放射性廃棄物の表面部分を前記除染容器から前記遮蔽容器の外部に排出させるブラスト材排出工程と、
前記ブラスト材排出工程の後に、前記遮蔽容器の内部かつ前記除染容器の外部に設けられた放射線検出器によって前記放射性廃棄物からの放射線線量を検出する検出工程と、
前記検出工程によって得られた放射線線量が所定の基準値以下になっているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において前記放射性廃棄物からの放射線線量が所定の基準値以下になっていないと判定した場合には、前記物理除染工程、前記ブラスト材排出工程、前記検出工程および前記判定工程を行う繰返し工程と、
を具備したことを特徴とする放射性廃棄物のクリアランス処理方法。
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JP2010041205A JP5319577B2 (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 放射性廃棄物のクリアランス処理装置および処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0434397A (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-05 | Morikawa Sangyo Kk | 放射能に汚染された、ショットブラストのグリットの除染方法と装置 |
JP2001525937A (ja) * | 1997-05-16 | 2001-12-11 | ブリテイツシユ・ニユクリアー・フユールズ・ピー・エル・シー | 放射能汚染材料の洗浄方法 |
JP2002055196A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-20 | Toshiba Corp | 放射性廃棄物の処理方法 |
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-
2010
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