JP2011174882A - 燃焼圧センサ - Google Patents

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嘉彦 曽我
Kazuo Takahashi
和生 高橋
Takeshi Misaizu
剛 美斎津
Takayuki Hayashi
貴之 林
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Abstract

【課題】熱や振動の影響を低減できる燃焼圧センサを提供する。
【解決手段】少なくとも圧力センサと、内部に圧力センサを収容する開口部を有するセンサハウジングと、センサハウジングを収容する開口部を有する筐体で構成され、センサハウジングの開口部側を筐体の開口先端部に固定する燃焼圧センサにおいて、筐体の内周と前記センサハウジングの外周は軸方向に摺動可能に接触しており、さらにセンサハウジングの開口部の対向端部は軸方向に移動可能に弾性的に支持されていることを特徴とする燃焼圧センサ。
【選択図】図1

Description

本発明は燃焼圧センサに関するものである。
従来、エンジンに付設して燃焼室の圧力を検出する燃焼圧センサは知られている。一般にアンプ内蔵型として構成され、ハウジング内には、少なくとも、圧力を電気信号に変換する圧電素子と、この圧電素子から得られる電気信号を処理する回路基板と圧電素子と回路基板を電気的に接続するリードとを備えている。燃焼圧センサにアンプを内蔵させる理由は、燃焼圧センサの圧電素子により得られる信号を伝送ケーブルを介して車載コントローラまで伝送する場合、伝送ケーブルにより伝送される微弱な電気信号に外乱ノイズが重畳して誤動作を生じる問題を回避すると共に、加えて、ノイズの影響を受けにくい高価なローノイズケーブルの使用を回避するためである。
一方、この種の燃焼圧センサは、低温から高温まで変化する厳しい温度環境に晒されるため、燃焼圧センサに回路基板を内蔵させる場合、これらの温度環境に耐える耐熱性部品が必要になるとともに、特に、熱伸縮に伴う接合部の断線を防止するための対策を施す必要がある。したがって、前述した従来の燃焼圧センサでは、圧電素子と回路基板を接続するリードに熱収縮を吸収するための湾曲部を設けるとともに、熱収縮により生じるリードの変位を逃すための内部空間を確保していたため、内部構造が複雑になり、製造性の低下、製造工数の増加及びコストアップを招いていた。
また、燃焼圧センサをエンジンに付設した場合、厳しい温度環境のみならず、劣悪な振動環境にも晒され、リードの変位を逃がすための内部空間を確保する必要があることから、リードに無用な振動、即ち、伝達される振動以外の揺れや共振動を許容してしまう。したがって、無用な振動に伴うリードの相対変位により接合部の断線や接触不良等を招く虞があり、信頼性においても十分とは言えなかった。
図7は前述の問題を解決するためになされた従来技術による燃焼圧センサの断面図であり、図6は先端部(検出ヘッド部51)の拡大図である。図4は燃焼圧センサをエンジンに取り付けた断面図であり、Mrはエンジンの燃焼室を現している。
ハウジング2は、前後に二分割したフロントハウジング部2fとリアハウジング部2rの組合せにより構成する。フロントハウジング部2fは全体を筒状に形成し、前部に、圧電素子3及び電極部22を収容するとともに、フロントハウジング部2fの前端部に、ダイヤフラムヘッド21を固着する。ダイヤフラムヘッド21は、圧力が作用するダイヤフラム部21dと、ダイヤフラムヘッド21の周縁部を構成するフランジ部21fと、ダイヤフラム部21dの後面に有する伝達部21tを一体形成してなる。ダイヤフラムヘッド21の後には、ダイヤフラム部21dに作用する圧力を電気信号に変換する圧電素子3を配設する。
なお、伝達部21tは圧電素子3の前面に面接触する一方の電極部を兼ねている。圧電素子3の後には、他方の電極部22を配設する。電極部22は、圧電素子3の後面に面接触する素子側電極部22sと、この反対側に突出する突起状のリード側電極部6を一体に有する。この電極部22(電極部6)には、アルミナセラミックス等により形成したドーナツ形の絶縁リング24を嵌合する。これにより、電極部6が絶縁リング24の中心孔に収容され、絶縁リング24には、後述するコイルスプリング7c(弾性部材7)の一端が入るスプリング収容凹部26が設けられる。
さらに、フロントハウジング部2fの後部には、円筒状の絶縁パイプ27を収容する。絶縁パイプ27は、後述するリード部5の前部5fが挿通するリード挿通孔28を有する。また、フロントハウジング部2fの中間部は、絶縁リング24及び絶縁パイプ27のストッパとして機能し、かつ小径の挿通孔を設けることにより、スプリング収容凹部26とリード挿通孔28を連通させる。
他方、リアハウジング部2rは、図7に示すように、全体を筒状に形成し、前部の外周面に取付ネジ部52を設けるとともに、後部の外周面に工具係止部53を設ける。そして、リアハウジング部2rの前端には、上述したフロントハウジング部2fの後端を接合する。また、工具係止部53は比較的大径に形成し、内部に基板収容室11を設けるとともに、リアハウジング部2rの後端にコネクタ部54を取付け、基板収容室11を閉塞する。なお、工具係止部53は、締付用の工具が係止すればよいため、例えば、ボルト頭部と同様の六角形状であってもよく、工具係止部53の形状は他の形状により置換できる。
一方、リアハウジング部2rの前部となる取付ネジ部52の内部には、テフロン(登録商標)製のガイドパイプ31を収容する。このガイドパイプ31はリード部5の中間部5mが挿通するリード挿通孔32を有する。また、基板収容室11には、圧電素子3から得られる電気信号を処理(増幅処理)する回路基板部4を収容する。
そして、この回路基板部4の中心にはリード部5を接続する。このため、回路基板部4は、中心に、リード部5の一端5sを挿通(貫通)させるリード挿通孔を有する。リード部5は、直線状をなす断面円形のピン部材5pにより一体に形成し、ガイドパイプ31のリード挿通孔32に挿通する中間部5mと、この中間部5mの前端から延出し、かつこの中間部5mよりも小径に形成することにより絶縁パイプ27に挿通する前部5fと、中間部5mの後端から延出し、かつこの中間部5mよりも大径に形成する後部5rからなる。
また、7cは、弾性部材7を構成するコイルスプリングである。コイルスプリング7cは、上述した電極部6とリード部5の他端5t(前部5f)間に圧縮した状態で介在させることができる長さを選定するとともに、リード部5の前部5fの径に対して同一又はやや小さい径を選定する。
一方、コネクタ部54は、アルミナセラミックスや機能性樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂等)等の絶縁材料により一体形成し、前端部がリアハウジング部2r(基板収容室11)の後端に挿入することにより当該後端を閉塞するコネクタ基部41を備える。このコネクタ基部41には、前述した三つのプラグピン37a、37c(二つ記載)が貫通し、コネクタ基部41内に突出することにより、コネクタ部54を構成する。
(1) リード部5を直線状のピン部材5pにより形成し、リード部5の一端5s側を、回路基板部4に貫通させ、かつ回路基板部4の反対側で当該回路基板部4に接続するとともに、リード部5の他端5tを、圧縮した導電性を有する弾性部材7を介して圧電素子3側の電極部6に接続するため、リード部5に設ける熱伸縮を吸収するための湾曲部(折曲部)やその変位を逃がす内部空間の確保が不要となり、内部構造の単純化による製造性の向上、製造工数の低減及び製造コストの削減を図ることができる。
(2) リード部5に設ける熱伸縮を吸収するための湾曲部(折曲部)やその変位を逃がす内部空間の確保が不要になることから、リード部5に対する振動環境による悪影響を防止することができる。したがって、振動による接合部(接続部)の断線や接触不良等を回避し、信頼性を飛躍的に高めることができ、本発明に係る燃焼圧センサ1は、エンジンの燃焼室Mrの圧力を検出する燃焼圧センサ1に用いて最適となる。
(3) 好適な態様により、弾性部材7に、コイルスプリング7cを用いれば、リード部5の直線性及びバランス性を確保しつつ伸縮に伴うリード部5の相対変位を確実に吸収することができる。(特許文献1参照)
また、燃焼圧センサとして、加速度または振動の影響を少なくするために、構成要素の2つの質量をそれぞれの接続要素を含めて調整する技術が開示されている。図5は、従来技術による動的補償装置を備えた燃焼圧センサ(圧力トランスデューサ)の断面図である。ハウジング外側部分61は内側部分75を囲み、内側部分75は載置された補償質量63、測定結晶アレー65およびダイヤフラム67を介してフランジ72に結合されたダイヤフラム付き底部質量66よりなっている。個々のスラットによっても置換し得る内壁スリーブ70は、フランジ72と同様に補償質量63にも結合している。これは閉鎖ユニットを形成し、その中に囲まれた結晶アレー65が機械的に負荷されている。
内側部分75は、加速度感度の粗または精密補償の後ハウジング外側部分61内に挿入され、溶接部71によりフランジ72を介してハウジング外側部分61に結合される。それゆえダイヤフラム部分67は、ハウジング外側部分61にまた組付けねじ68を介して設置点において機械の壁69に強固に結合される。内側部分75に適合した測定装置は、ハウジングの壁61のどこにも接触しないため、自由に振動することができる。ここで測定結晶アレー65は横断カットの結晶要素よりなり、その中央部において接触ばね64が信号をコネクタに弾性的に伝達する。
ダイヤフラム67および内壁スリーブ70は、補償質量66(m1)および底部質量63(m2)およびフランジ72間の剛性が限定されたばね要素として作用する接続要素である。それらの剛性c1およびc2は、もし必要ならば、下記に記載するように、質量m1
およびm2 の適合に関連して加速度および振動力を補償するため、材料を除去することによって適合させることができる。しかしながら、ダイヤフラム67のいかなる変形も比較的困難であり、かつダイヤフラム67が最小の剛性も持たねばならないため、剛性に適合するため材料を内壁スリーブ70から除去することが望ましい。(特許文献2参照)
特開2008−286589号公報 特開平11−160182号公報
特許文献1によると、リード部に設ける熱伸縮を吸収するための湾曲部(折曲部)やその変位を逃がす内部空間の確保が不要となり、内部構造の単純化による製造性の向上、製造工数の低減及び製造コストの削減を図ることができるようになった。しかし、図4に示すように燃焼圧センサ1をエンジンに取り付けると、燃焼室Mrからの高温ガスと燃料による冷却でフロントハウジング2fが熱膨張/熱収縮変形を繰り返し、この熱膨張/熱収縮変形はフロントハウジング2fに収容された圧電素子3他を含む内部構造に伝わり、センサ出力信号の燃焼圧波形を歪ませる。
また、エンジンの振動により燃焼圧センサ1も振動し、フロントハウジング2fが変形する。フロントハウジング2fの変形は、フロントハウジング2fに収容された圧電素子3他を含む内部構造に伝わり、センサ出力信号の燃焼圧波形にノイズとして重畳される。図8は従来技術による行程容量対筒内圧力の特性図を示すものであり、吸入行程においてノイズの発生が確認できる。
特許文献2で開示された技術は、結晶アレー(圧電素子)65をハウジング外側部分61から分離し、補償質量66および底部質量63等で加速度および振動力を補償することにより、ハウジング外側部分61の熱膨張/熱収縮変形や振動による影響を抑えているが、補償質量66および底部質量63等の調整が非常に難しく量産性にかける対処方法である。
少なくとも、圧力センサと、内部に前記圧力センサを収容する開口部を有するセンサハウジングと、該センサハウジングを収容する開口部を有する筐体で構成され、前記センサハウジングの開口部側を前記筐体の開口先端部に固定する燃焼圧センサにおいて、前記筐体の内周と前記センサハウジングの外周は軸方向に摺動可能に接触している燃焼圧センサとする。
前記センサハウジングの開口部の対向端部は軸方向に移動可能に弾性的に支持されている燃焼圧センサとする。
燃焼圧センサを筐体と筐体内とは分離して収容するセンサハウジングで構成し、センサハウジング内に圧力センサを収容することで筐体の変形が圧力センサに伝達しないようにし、筐体とセンサハウジングは軸方向に摺動可能に接触する構造としたので、筐体の熱膨張/熱収縮変形は圧力センサに伝達せず、熱による影響を抑制することができる。
センサハウジングの開口部の対向端部は軸方向に移動可能に弾性的に支持したので、エンジンの振動による圧力センサの振動が緩和でき、センサ出力信号の燃焼圧波形にノイズが重畳するのを抑制できる。
本発明による燃焼圧センサの第1実施例の検出ヘッド部の半断面図 本発明による燃焼圧センサの第2実施例の検出ヘッド部の半断面図 本発明による燃焼圧センサの第3実施例の検出ヘッド部の半断面図 燃焼圧センサをエンジンに取り付けた状態の断面図 従来技術による動的補償装置を備えた燃焼圧センサ(圧力トランスデューサ)の断面図 従来技術による燃焼圧センサの断面図 先端部(検出ヘッド部)の拡大図 従来技術による行程容量対筒内圧力特性図 本発明による行程容量対筒内圧力特性図
少なくとも、圧力センサと、内部に前記圧力センサを収容する開口部を有するセンサハウジングと、該センサハウジングを収容する開口部を有する筐体で構成され、前記センサハウジングの開口部側を前記筐体の開口先端部に固定する燃焼圧センサにおいて、前記筐体の内周と前記センサハウジングの外周は軸方向に摺動可能に接触している燃焼圧センサとする。
図1は本発明による燃焼圧センサの第1実施例の検出ヘッド部の半断面図である。燃焼圧センサの筐体100は、前後に二分割したフロントハウジング部101とリアハウジング部110の組合せにより構成する。フロントハウジング部101は全体を筒状に形成し、前部に、センサハウジング102を収容する。センサハウジング102には圧電素子103及び電極部104、絶縁リング105を収容するとともに、センサハウジング部102の前端部に、ダイヤフラムヘッド106を固着する。ダイヤフラムヘッド106は、圧力が作用するダイヤフラム部106Bと、ダイヤフラムヘッド106の周縁部を構成するフランジ部106Cと、ダイヤフラム部106Bの後面に有する伝達部106Aを一体形成してなる。
ダイヤフラムヘッド106の後には、ダイヤフラム部106Bに作用する圧力を電気信号に変換する圧電素子103を配設する。なお、伝達部106Aは圧電素子103の前面に面接触する一方の電極部を兼ねている。圧電素子103の後には、他方の電極部104を配設する。電極部104は、圧電素子103の後面に面接触する素子側電極部(不図示)と、この反対側に突出する突起状のリード側電極部104Aを一体に有する。この電極部104(電極部104A)には、アルミナセラミックス等により形成したドーナツ形の絶縁リング105を嵌合する。これにより、電極部104Aが絶縁リング105の中心孔に収容され、絶縁リング105には、後述するコイルスプリング107の一端が入るスプリング収容凹部が設けられる。108はリード挿通部を有する絶縁パイプである。
センサハウジング102は筒状であり、一端(左端)にフランジが形成されており、フランジ部でフロントハウジング部101の開放端部と接合されている。他端部の外周に突起部102Aを有し、突起部102Aの外周はフロントハウジング部101の内周面101Aに図中矢印方向(軸方向という)に摺動可能に接触する寸法で形成されている。フロントハウジング部101の内周とセンサハウジングのがたを無くしかつ軸方向に摺動可能にするためのものであり、目的が達成できれば部分的な突起でもよく、また面接触でなく線接触、複数点接触でもよい。
なお、本実施例では、センサハウジング102の軸方向端部と絶縁パイプ108は非接触であり、センサハウジング102は、筐体101への固定部以外では軸方向の規制が無いので、フロントハウジング101の伸縮によりセンサハウジング102に歪みが発生することはない。
図2は本発明による燃焼圧センサの第2実施例の検出ヘッド部の半断面図である。燃焼圧センサの筐体200は、前後に二分割したフロントハウジング部201とリアハウジング部210の組合せにより構成する。フロントハウジング部101は全体を筒状に形成し、前部に、センサハウジング202を収容する。センサハウジング202には圧電素子203及び電極部204、絶縁リング205を収容するとともに、センサハウジング部202の前端部に、ダイヤフラムヘッド206を固着する。ダイヤフラムヘッド206は、圧力が作用するダイヤフラム部206Bと、ダイヤフラムヘッド206の周縁部を構成するフランジ部206Cと、ダイヤフラム部206Bの後面に有する伝達部206Aを一体形成してなる。
ダイヤフラムヘッド206の後には、ダイヤフラム部206Bに作用する圧力を電気信号に変換する圧電素子203を配設する。なお、伝達部206Aは圧電素子203の前面に面接触する一方の電極部を兼ねている。圧電素子203の後には、他方の電極部204を配設する。電極部204は、圧電素子203の後面に面接触する素子側電極部(不図示)と、この反対側に突出する突起状のリード側電極部204Aを一体に有する。この電極部204(電極部204A)には、アルミナセラミックス等により形成したドーナツ形の絶縁リング205を嵌合する。これにより、電極部204Aが絶縁リング205の中心孔に収容され、絶縁リング205には、後述するコイルスプリング207の一端が入るスプリング収容凹部が設けられる。208はリード挿通部を有する絶縁パイプである。
センサハウジング202は筒状であり、一端(左端)にフランジが形成されており、フランジ部でフロントハウジング部201の開放端部と接合されている。他端部の外周に突起部202Aを有し、突起部202Aの外周はフロントハウジング部201の内周面201Aに図中矢印方向(軸方向という)に摺動可能に接触する寸法で形成されている。フロントハウジング部201の内周とセンサハウジングのがたを無くしかつ軸方向に摺動可能にするためのものであり、目的が達成できれば部分的な突起でもよく、また面接触でなく線接触、複数点接触でもよい。本実施例は、センサハウジング202と絶縁パイプ208は接触する構造であり、弾性体209(本例ではコイルスプリングであるが、耐熱性の弾性体であれば良い)により絶縁パイプ208がセンサハウジング202に押圧されている。
本構造により、燃焼室からセンサハウジング202に伝達された熱は絶縁パイプ208、フロントハウジング201、リアハウジング210を経由して放熱されるので、センサハウジング201内に熱が蓄積されるのを防止でき、熱的影響を低減できる。
図3は本発明による燃焼圧センサの第3実施例の検出ヘッド部の半断面図である。燃焼圧センサの筐体300は、前後に二分割したフロントハウジング部301とリアハウジング部310の組合せにより構成する。フロントハウジング部301は全体を筒状に形成し、前部に、センサハウジング302を収容する。センサハウジング302には圧電素子303及び電極部304、絶縁リング305を収容するとともに、センサハウジング部302の前端部に、ダイヤフラムヘッド306を固着する。ダイヤフラムヘッド306は、圧力が作用するダイヤフラム部306Bと、ダイヤフラムヘッド306の周縁部を構成するフランジ部306Cと、ダイヤフラム部306Bの後面に有する伝達部306Aを一体形成してなる。
ダイヤフラムヘッド306の後には、ダイヤフラム部306Bに作用する圧力を電気信号に変換する圧電素子303を配設する。なお、伝達部306Aは圧電素子303の前面に面接触する一方の電極部を兼ねている。圧電素子303の後には、他方の電極部304を配設する。電極部304は、圧電素子303の後面に面接触する素子側電極部(不図示)と、この反対側に突出する突起状のリード側電極部304Aを一体に有する。この電極部304(電極部304A)には、アルミナセラミックス等により形成したドーナツ形の絶縁リング305を嵌合する。これにより、電極部304Aが絶縁リング305の中心孔に収容され、絶縁リング305には、コイルスプリング307の一端が入るスプリング収容凹部が設けられる。308はリード挿通部を有する絶縁パイプである。
センサハウジング302は筒状であり、一端(左端)にフランジが形成されており、フランジ部でフロントハウジング部301の開放端部と接合されている。フロントハウジング部301の内周面301Aとセンサハウジング302外周302Aは非接触である。本実施例は、センサハウジングと絶縁パイプは接触する構造であり、弾性体309(本例ではコイルスプリングであるが、耐熱性の弾性体であれば良い)により絶縁パイプ308がセンサハウジング302に押圧されている。よって、センサハウジング302は軸方向は弾性的に固定され、軸方向と直交する方向はセンサハウジング302の端部と絶縁パイプ308の端部の面接触による抵抗で固定されているので、フロントハウジングの内周とセンサハウジングの外周は接触していないが、接触しているのと同等の固定力を有する。
本構造により、燃焼室からセンサハウジング部に伝達された熱は絶縁パイプ308、フロントハウジング301、リアハウジング310を経由して放熱され、熱的影響を低減できる。図9は本発明による行程容量対筒内圧力の特性図を示すものであり、図8に示した吸入行程におけるノイズの発生が大幅に低減されているのが確認できた。
100、200、300 筐体
101、201、301 フロントハウジング部
101A、201A、301A フロントハウジング部内周面
102、202、302 センサハウジング
102A、202A、302A センサハウジング突起部
103、203、303 圧電素子
104、204、304 電極部
104A、204A、304A リード側電極部
105、205、305 絶縁リング
106、206、306 ダイヤフラムヘッド
106A、206A、306A 伝達部
106B、206B、306B ダイヤフラム部
106C、206C、306C フランジ部
107、207、307 コイルスプリング部
108、208、308 絶縁パイプ
110、210、310 リアハウジング部

Claims (2)

  1. 少なくとも圧力センサと、
    内部に前記圧力センサを収容する開口部を有するセンサハウジングと、
    該センサハウジングを収容する開口部を有する筐体で構成され、
    前記センサハウジングの開口部側を前記筐体の開口先端部に固定する燃焼圧センサにおいて、
    前記筐体の内周と前記センサハウジングの外周は軸方向に摺動可能に接触していることを特徴とする燃焼圧センサ。
  2. 前記センサハウジングの開口部の対向端部は軸方向に移動可能に弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1記載の燃焼圧センサ。
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JP2014174075A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Mikuni Corp 圧電素子、圧力センサ、及び圧電素子の耐衝撃強度の増加方法

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