JP2011173699A - 物品搬送装置及び反射形センサー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分岐部2を有するローラコンベア装置であり、分岐部2の中心に反射形センサー12の本体部25が設けられている。反射形センサー12には、4個の発光素子と、1個の受光素子及が設けられている。発光素子の発光のタイミングと、受光素子からの信号発信のタイミングを考慮して、今回のON,OFF信号がいずれの発光素子の発光に起因するものであるかを判別し、中心認識出力を出力する。中心認識出力が全てONとなる状態を呈すれば、パレットの中心と、分岐部2の中心が一致している。
【選択図】図1
Description
本発明の物品搬送装置及び反射形センサーは、分岐部を有して物品を主搬送路から分岐搬送路等に受け渡す構造を備えた物品搬送装置に適用することができるものである。
例えば自動車の組み立て工場では、車台を組み立てるラインや、エンジンを組み立てるラインに物品搬送装置が配置されている。そしてエンジンを車台に組み込むラインでは、例えばエンジン組み立てラインを分岐して車台組み立てラインの近傍に至る物品搬送装置が設けられている。
即ち近年の物品搬送装置には、主搬送路に対して複数の分岐搬送路が設けられていて搬送路が枝分かれしており、分岐部で物品を移載して目的の場所に物品を搬送する構成を備えたものがある。
特許文献2に開示された反射形センサーは、一つの発光素子と、4個の受光素子とによって構成されている。そして従来技術の反射形センサーでは、4個の受光素子は、いずれも一つの発光素子の周囲に配置されている。また各受光素子と中央の発光素子のとの距離はいずれも異なっている。
即ち図9に示すように、物品1を分岐部2の中央で停止させ、分岐部2に設けられた移載装置(図示せず)を駆動して物品1を図面右側に移動させ、右側の分岐搬送路3に物品1を排出する。
ここで本発明の反射形センサーでは、発光素子が1個づつまたはグループごとにパルス的に発光されるので、受光素子で受光された光は、いずれの発光素子から輻射されたものであるかを判別することができる。そして本発明の反射形センサーでは、発光素子を3以上の有するから、いずれの発光素子から発光された光が反射したかを分析することによって、物品の近接状況や姿勢を判別することができる。そのため本発明の反射形センサーを物品搬送装置の分岐部に設置すると、物品の近接状況や姿勢を判別することができ、物品を円滑に分岐搬送路に移載することができる。
また本発明では、受光素子の数が少なくて足りるから、部品点数が少なく、製造コストが低い。
一斉発光は、例えば分岐部に物品が存在することを確認するために行われる。即ち前記した個別発光は、発光素子を1個づつまたはグループごとに発光させる動作であるから、全体の光量が少ない。これに対して一斉発光は、より多くの発光素子を発光させるので、光量が多く、誤検知や誤動作が少ない。
また一斉発光を行う場合は、各発光素子の光量も増加しておくことが望ましい。即ち一斉発光を行う場合は、各発光素子に供給する電力を増強しておく。
さらに受光素子の感度も上げておく事が推奨される。例えば、受光素子が発生する電流を増幅して判定に供したり、増幅率を増大させた状態で判定に供することが推奨される。同様に、判定の際の閾値を下げる構成も推奨される。
また反射部材の大きさを適宜選択することにより、物品の位置を確認する精度を上げることができる。
この様な場合には、搬送パレットの高さを調節すれば、反射率の違いをある程度補正することができる。例えば、黒色の様な反射率の低いパレットは、裏面の高さを低くし、反射率の高い白色のパレットは、裏面の高さを低くする。その結果、搬送パレットには裏面の高さが異なるものが混在することとなる。
本実施形態の物品搬送装置10は、実際に物品を載置して搬送する機械構造部14と、分岐部2において物品1の位置と姿勢を検出する反射形センサー12等の電気構造部を有している。
機械構造部14は公知の構成であるから、反射形センサー12等の説明に先立って機械構造部14の構成と作用について説明する。
本実施形態の物品搬送装置10の機械構造部14は、分岐部2を有するローラコンベア装置である。
即ち機械構造部14は、図面上下方向に延びる主搬送路5を有している。主搬送路5は、ローラ8が平行に多数並べて設けられたものである。主搬送路5を構成するローラ8は、図示しないモータによって回転される。主搬送路5は、ローラ8の表面に物品1を載置し、図示しないモータでローラ8を回転することによって、図面の矢印の様に図面下側から上方向に向かって物品を搬送するものである。
本実施形態の物品搬送装置1では、主搬送路5の中途に分岐部2が設けられており、当該分岐部2に二つの分岐搬送路3,6が設けられている。ここで分岐搬送路3は、分岐部2を起点として図面右側に延びる搬送路である。一方、分岐搬送路6は、分岐部2を起点として図面左側に延びる搬送路である。分岐搬送路3,6には、いずれもローラ9が並行に並べて配されており、当該ローラ9は、図示しないモータによって回転する。
移載装置11は、図2の様に主搬送側走行装置15と、排出用走行装置16によって構成されている。主搬送側走行装置15は、4本のローラ17を有している。4本のローラ17は、いずれも図示しないモータによって回転されるものであり、前記した主搬送路5のローラ8と平行に並べられている。
また主搬送側走行装置15は、図示しない昇降装置に取り付けられており、主搬送側走行装置15の4本のローラ17は図示しない昇降装置によって一体的に昇降する。
排出用走行装置16の各ローラ23についても、図示しないモータによって回転する。排出用走行装置16の各ローラ23同士の間には、自由回転する球状コロ24が設けられている。
前記した3列の短冊状部材20,21,22の内、中央に設けられた短冊状部材21には、中央に開口27が設けられている。当該開口27は、移載装置11の中心に位置している。
前記した3列の短冊状部材20,21,22は、主搬送側走行装置15の4本のローラ17の間部分に納まっている。
排出用走行装置16についても図示しない昇降装置に接続されており、3列の短冊状部材20,21,22は、当該昇降装置によって一体的に昇降する。
一方、排出用走行装置16が上昇位置にあり、主搬送側走行装置15が降下位置にある場合は、排出用走行装置16の短冊状部材20,21,22が、主搬送側走行装置15のローラ17同士の間から上昇し、排出用走行装置16のローラ23及び球状コロ24が主搬送側走行装置15のローラ17よりも上側に突出する。
物品1を直進させて分岐部2をそのまま通過させる場合には、移載装置11の主搬送側走行装置15を上昇させ、排出用走行装置16を降下させる。その結果、物品1は主搬送側走行装置15の上を通過して下流側に搬送される。
反射形センサー12は、本体部25と制御装置26(図4)によって構成されている。反射形センサー12の本体部25は、図3の様に基板30に4個の発光素子31a,b,c,dと、1個の受光素子32及び4個のパイロットランプ33a,b,c,dが取り付けられたものである。
4個の発光素子31a,b,c,dは、いずれも発光ダイオードである。パイロットランプ33a,b,c,dについても発光ダイオードが使用されている。
受光素子32は、硫化カドミウムセル(CdSセル)やフォトダイオード等の光を受けて光を受けて電気抵抗が変わる素子や、光を受けて電気を発生させる素子が使用されている。
本実施形態では、基板30の形状は正方形である。また基板の大きさは、30mm四方から100mm四方程度の大きさである。
本実施形態では、40mm四方から60mm四方の基板が採用されている。
また本実施形態では、4個の発光素子31a,b,c,dは、正方形基板30の各辺に面した位置に配されている。即ち4個の発光素子31a,b,c,dの内、隣接する位置の発光素子31a,b,c,d同士を結ぶ直線は、基板30のそれぞれの角に面する。
より具体的には、図3の様に、発光素子31aと31bを結ぶA−Bライン、発光素子31bと31cを結ぶB−Cライン、発光素子31cと31dを結ぶC−Dライン、発光素子31dと31aを結ぶD−Aラインは、共に基板30の各角に面する。
CPUに対する入力信号として、前記した中心認識用コンパレータの信号と、在荷認識用コンパレータの信号がある。
中心認識用コンパレータ及び在荷認識用コンパレータは、受光素子32から出力された信号が一定の閾値以上であるか否かを判断するものである。即ち中心認識用コンパレータ及び在荷認識用コンパレータは、基準電圧(閾値)と受光素子32から出力された信号電圧とを比較し、信号電圧の方が高い場合にはON信号を発信する。なお本実施形態では、中心認識用コンパレータの閾値が在荷認識用コンパレータの閾値よりも高い。
より具体的には、個別発光の際には低い増幅率となり、一斉発光の際には高い増幅率となる様にプログラムされている。
この信号は、図4では、「中心認識出力」と表記されている。さらに物品の存在を確認する信号が出力される。この信号は、一斉発光が行われた際に、受光素子が受光信号を発した場合にON出力される。
本実施形態の反射形センサー12では、図5のタイムチャートの様に、発光素子31a,b,c,dを順番に短時間だけ発光し、それに続いて発光素子31a,b,c,dの全てを一斉に短時間だけ発光させる。
即ちCPUから、発光素子31aを発光させる信号が短時間だけ発信される。そして発光素子31aが消灯した後、しばらく時間を空けて次の発光素子31bを発光させる信号が短時間だけ発信される。さらに発光素子31bが消灯した後、しばらく間を空けて次の発光素子31cを発光させる信号が短時間だけ発信される。さらに発光素子31cが消灯した後、しばらく間を空けて次の発光素子31dを発光させる信号が短時間だけ発信される。
そして発光素子31a,b,c,dの個別の発光が終了すると、しばらく間を空けて発光素子31a,b,c,dを一斉に発光させる。
ここで、発光素子31a,b,c,dを順番に短時間だけ発光させる個別発光の段階では、CPUから増幅回路(増幅切替回路)に対して低増幅率を選択する信号(図5では、増幅切替信号OFF)が発信される。またコンパレータは、中心認識用コンパレータが選択される。
そしてこのON,OFF信号がCPUに送られる。CPUでは、発光素子31a,b,c,dの発光のタイミングと、受光素子32からの信号発信のタイミングを考慮して、今回のON信号がいずれの発光素子31a,b,c,dの発光に起因するものであるかを判別する。
図5に示すタイムチャートでは、「通常パレット」と表示されている期間は、通常色のパレットが反射形センサー12の上部を通過し、「通常パレット」と表示されている期間は、反射率の低い黒色のパレットが反射形センサー12の上部を通過している。また「リフレクタ」と表示されている期間は、後記する反射部材45が反射形センサー12の上部を通過しているものとする。
一方、「受光素子出力」は、受光素子出力の出力を表している。前記した様に発光素子31a,b,c,dは順番に短時間だけ発光するから、発光素子31a,b,c,dが発光すると、周囲が明るくなり、受光素子32は、その光を関知して受光量に応じた電圧を出力する。
しかしながら、発光素子31a,b,c,dの発光が、物に反射して受光素子32に直接入射される場合と、光の散乱によって受光素子32に間接的に入射される場合とでは、おのずと光量が異なるから、物に反射して受光素子32に入射した場合の信号強度(電圧)は、散乱光による場合に比べて高い。
そのため中心認識用コンパレータは、この強い信号が出た場合だけを選別し、ON信号をCPUに送る。
CPUでは、強い信号が出た時期と、自らが「投光LEDa,b,c,d」を発光素子31a,b,c,d側に発信した時期を比較し、ON信号がいずれの発光素子31a,b,c,dの発光に起因するものであるかを判別する。
より具体的に説明すると、「投光LEDa,b,c,d」のタイムチャートと、「受光素子出力」のタイムチャートを比較し、「受光素子出力」が高出力であって、「投光LEDa,b,c,d」がONである発光素子31a,b,c,dを選び、その発光素子a,b,c,dに該当する「中心認識出力」をONにする。
また「受光素子出力」が高出力であって、全ての「投光LEDa,b,c,d」がONである場合には、在荷認識出力をONにする。
またCPU内から出力された判別信号は、反射形センサー12の本体部25に発信され、対応するパイロットランプ33a,b,c,dが点灯する。前記した様に、発光素子31a,b,c,dの発光時間は、極めて短いので、肉眼によって発光を確認することができないが、判別の結果、CPUが発信される信号は、自己保持されていて一定時間に渡って出力され続けるので、パイロットランプ33a,b,c,dは暫くの時間点灯し、肉眼でも確認することができる。
そしてこのON,OFF信号がCPUに送られる。一斉発光に起因するON,OFF信号は、CPUを経由して外部に出力されるが、受光素子32からの信号がONであった場合の信号は、CPU内で一時的に自己保持され、タイムチャートの様に一定時間に渡ってONの状態が続く。
物品1は、前記した様に主搬送側走行装置15又は排出用走行装置16に載置されて運搬されるから、開口27から上を見上げると、物品1の下部が直接見える。即ち反射形センサー12の本体部25は、物品1の下部を目視可能な位置に設置されている。
従って開口27から上を見上げると、物品1の平面的な位置が分かり、物品1が、分岐部2に対してどの様な位置関係にあり、かつどの様な姿勢であるかを判断することができる。
そのため隣接する発光素子31同士を結ぶ直線は、いずれも分岐部2の各辺と平行となる。
具体的には、発光素子31aと31bを結ぶA−Bライン、発光素子31bと31cを結ぶB−Cライン、発光素子31cと31dを結ぶC−Dライン、発光素子31dと31aを結ぶD−Aラインは、共に分岐部2の各辺と平行となる。
本実施形態では、搬送物を図6,7の様なパレット35に載置して搬送する。そのため本実施形態では、反射形センサー12にパレット35を物品1として認識させる。
パレット35は、樹脂又は金属で作られた高さの低い筐体である。パレット35は、天板36とそれに繋がる4つの側壁37,38,39,40を有している。パレット35では、底の部分は開放されており、図7の様に天板36の下には空間41がある。
そして本実施形態では、天板36の裏の中心に反射部材45が設けられている。反射部材45は、物品1の他の部分よりも反射率が高い部材である。即ち反射部材45は、金属板や金属箔等の反射率が高い部材であり、本実施形態では、アルミ箔が使用されている。
また以下の説明では、物品1を主搬送路5に載置して図面下側から上に向かって搬送し、一旦分岐部2で停止して、排出用走行装置16を上昇させて排出用走行装置16のローラ23に物品1を載置し、物品1を図面右方向に移動させて物品1を分岐搬送路3に受け渡すことを想定している。
そしてこの状態で、本体部25の発光素子31a,b,c,dが個別発光及び一斉発光を繰り返す。
個別発光の段階においては、図11のタイムチャートの様に、本体部25の発光素子31a,b,c,dが順次短時間づつ発光する。ここで本体部25の真上の位置には、反射部材45があるから、いずれの発光素子31a,b,c,dが発光しても、その反射光は、中央の受光素子32に入光される。
即ち図11のタイムチャートの様に、中心認識出力a,b,c,dが全てONとなる。
なお一斉発光の際にも受光素子32に光か入射されるので、在荷認識信号もONとなり、分岐部2上に物品1(パレット35)が存在することが再確認される。
またCPUからの出力パターンが、中心認識出力a,b,c,dが全てONとなる状態となっていなければ、移載装置11の主搬送側走行装置15を正方向または逆方向に駆動し、物品1(パレット35)を微調整して物品1(パレット35)の中心と、分岐部2の中心とを一致させる。本実施形態の物品搬送装置10では、移載装置11に物品1(パレット35)が乗って主搬送側走行装置15を停止させた際に、CPUからの出力パターンが、中心認識出力a,b,c,dが全てONとなる状態となっていなければ、自動的に主搬送側走行装置15が正方向または逆方向に駆動し、物品1(パレット35)の位置が微調整される。
そのため図14の出力パターンの様に、中心認識出力a,bがONで、中心認識出力c,dがOFFとなった場合は、移載装置11の主搬送側走行装置15を僅かに前進方向に移動させ、物品1(パレット35)を前進させて物品1(パレット35)を中央に寄せる。そしてCPUからの出力パターンが、中心認識出力a,b,c,dが全てONとなる状態に変化すると、移載装置11を動作させ、物品1を分岐搬送路3側に排出する。
即ち物品1が、図18の様な姿勢で分岐部2に入った場合における反射部材45と、反射形センサー12の本体部25との関係は、図19の様であり、反射部材45は、発光素子31dだけに掛かり、他の発光素子31a,b,cからは外れている。そのため発光素子31dが発光した光は、受光素子32に入光されるが、他の発光素子31a,b,cが発光した光は受光素子32に入光されず、中心認識出力dだけがONで、中心認識出力a,b,cがOFFとなる。
そのため図20の出力パターンの様に、中心認識出力dがONで、中心認識出力a,b,cがOFFとなる。
前記した個別発光の際には、物品1の中心位置を分岐部2の中心位置に正確に合致させるため、反射部材45を反射ターゲットとし、他の部材からの反射は、極力ノイズとして除去できる様に工夫している。即ち前記した様に個別発光の際には、受光素子32が発信する受光信号は、低い増幅率で増幅され、さらに中心認識用コンパレータにおいて高い閾値でON,OFF選択の判断がなされる。
その結果、受光素子32が発信する受光信号は、増幅回路(増幅切替回路)において高い増幅率で増幅され、さらに中心認識用コンパレータにおいて低い閾値でON,OFF選択の判断がなされる。
即ちパレット35が主搬送路5に載置されて搬送され、分岐部2に差しかかった状態を想定すると、まず最初にパレット35のいずれかの側壁37,38,39,40の下面が、反射形センサー12の本体部25の上を通過する。
そして前記した様に、本実施形態では、反射形センサー12は、個別発光と一斉発光とを常時繰り返しているから、個別発光の光が側壁37,38,39,40の下面で反射されて受光素子32に入光してしまう懸念がある。この様な誤検知は、パレット35を金属の様な反射し易い素材で製作した場合に強く懸念される。
即ち図21の様に、発光素子(投光LED)31から発光された光が受光素子32に入光する経路を考えると、反射部材45によって反射される光が受光素子32に入光する場合における発光素子(投光LED)31からの輻射角度X及び入射角度Xは、パレット35の側壁37,38,39,40によって反射される光が受光素子32に入光する場合における輻射角度Y及び入射角度Yに比べて小さい。そのため発光素子(投光LED)31の光量が一定でかつ、反射部材45とパレット35の側壁37,38,39,40の下面の反射率が同一であるならば、反射部材45によって反射される光の方が、パレット35によって反射される光に比べて格段に強い。
そのため中心認識用コンパレータの閾値や、増幅切替回路の増幅率を適宜選定することによって、前記した側壁37,38,39,40の下面からの反射をノイズとして除外することができ、誤検知を未然に防止することができる。
また図23は、発光素子31を多数設けて円形に配し、その中心に受光素子32を1個設けた例を示している。
また図24は、発光素子31を多数設けて行列状に配し、その中心に受光素子32を1個設けた例を示している。
例えば、図24に示す反射形センサーでは、イ−イ列、ロ−ロ列という様に列ごとにグループ分けしたり、へ−へ行、ト−ト行という様に行ごとにグループ分けし、個別発光の際にグループに属する発光素子31を一斉に発光させてもよい。
この構成を採用する場合は、ただ一つ、又は一グループに属する発光素子31だけが発光した際の受光素子の信号をもってどの発光素子31a,b,c,dの光を受光したのかを判定する。
しかしながら本発明は、この構成に限定されるものではなく、発光素子31を分岐部2の角に面した位置に配置してもよい。
2 分岐部
3 分岐搬送路
5 主搬送路
6 分岐搬送路
8 ローラ
9 ローラ
10 物品搬送装置
11 移載装置
12 反射形センサー
15 主搬送側走行装置
16 排出用走行装置
17 ローラ
20,21,22 短冊状部材
23 ローラ
25 反射形センサーの本体部
26 制御装置
27 開口
30 基板
31a,b,c,d 発光素子
32 受光素子
33a,b,c,d パイロットランプ
35 パレット
36 天板
41 空間
45 反射部材
Claims (14)
- 3以上の発光素子と、発光素子の個数よりも少ない個数の受光素子とを備え、発光素子を1個づつまたはグループごとにパルス的に発光させる個別発光を実行し、前記発光素子で発光させた光を対象物で反射させ、当該反射光を前記受光素子で受光することを特徴とする反射形センサー。
- 個別発光の際には、各発光素子ごとの発光又はグループごとの発光に対応して、どの発光素子またはグループの発光に基づく受光であるかを個別に識別することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の反射形センサー。
- 発光素子は、前記個別発光と、全ての発光素子を一斉に発光させる一斉発光を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の反射形センサー。
- 4以上の発光素子と、1個の受光素子とによって構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射形センサー。
- 発光素子は、受光素子を囲む位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の反射形センサー。
- 全ての発光素子と、受光素子との距離が等しいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の反射形センサー。
- 対象物の位置又は姿勢を判別する判別機能を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の反射形センサー。
- 物品搬送部を有し、物品搬送部の上に物品を載置して物品を搬送する物品搬送装置において、物品の下部又は上部を目視可能な位置に請求項1乃至7のいずれかに記載の反射形センサーを設置したことを特徴とする物品搬送装置。
- 物品の搬送方向を変更する分岐部を有し、分岐部に前記反射形センサーが設置され、前記反射形センサーによって物品の位置を確認し、物品の位置を修正する位置修正機能を備え、前記位置修正機能によって物品の位置を修正した後に物品を搬送することを特徴とする請求項8に記載の物品搬送装置。
- 物品に反射部材が設けられており、反射形センサーの発光素子で発光させた光を前記反射部材で反射させ、当該反射光を反射形センサーの受光素子で受光することを特徴とする請求項8又は9に記載の物品搬送装置。
- 物品は搬送用パレットであり、当該搬送用パレットは裏面側に凹部を有し、凹部内に反射部材が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の物品搬送装置。
- 反射形センサーによって物品の位置を示す2以上の信号と、物品の存在を確認するための信号とが作成されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の物品搬送装置。
- 反射形センサーによって物品の位置の確認と、物品の存在確認を行うものであり、発光素子は物品の位置を確認するための発光と、物品の存在確認を行うための発光を個別に行い、物品の存在確認を行うための発光に際して受光素子の感度が高感度に変更されることを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載の物品搬送装置。
- 複数の物品たる搬送用パレットを有し、搬送パレットには裏面の高さが異なるものが混在することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の物品搬送装置。
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