JP2011172736A - 貼着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】拍動する診断対象物に対しても超音波探触子を安定して所望位置で保持することが可能な貼着装置を提供すること。
【解決手段】超音波探触子9を被検体103に貼着する貼着装置101を次のように構成する。前記超音波探触子9の超音波送受波面9aを前記被検体103に対して露出させた状態で、当該超音波探触子9を収容する収容体7と、所定の吸引圧で前記被検体103に吸着する吸着口5aが設けられ、該吸着口5aによる前記被検体103への吸着により前記収容体7を前記被検体103に圧接させる吸着部5と、連続的に空気吸引を行うことで前記吸着口5a内部を負圧に維持して前記吸着口5aに前記所定の吸引圧を生じさせる吸引機1aと、一端が前記吸着口5aに連結され、且つ、他端が前記吸引機1aに連結され、前記吸引機1aによる吸引圧を前記吸着口5aに伝達する空圧供給管3と、を貼着装置101に具備させる。
【選択図】図1
【解決手段】超音波探触子9を被検体103に貼着する貼着装置101を次のように構成する。前記超音波探触子9の超音波送受波面9aを前記被検体103に対して露出させた状態で、当該超音波探触子9を収容する収容体7と、所定の吸引圧で前記被検体103に吸着する吸着口5aが設けられ、該吸着口5aによる前記被検体103への吸着により前記収容体7を前記被検体103に圧接させる吸着部5と、連続的に空気吸引を行うことで前記吸着口5a内部を負圧に維持して前記吸着口5aに前記所定の吸引圧を生じさせる吸引機1aと、一端が前記吸着口5aに連結され、且つ、他端が前記吸引機1aに連結され、前記吸引機1aによる吸引圧を前記吸着口5aに伝達する空圧供給管3と、を貼着装置101に具備させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被検体表面に超音波探触子を貼着する貼着装置に関する。
従来より、被検体の内部にある診断対象部位に対して超音波を送信してそのエコー信号を受信し、このエコー信号に基づいて診断対象部位の状態を検出する超音波診断装置が知られている。この超音波診断装置では、超音波を送受波する超音波探触子を診断対象部位近傍の体表に当接または近接させて診断を行う。
ところで、近年、超音波診断において、診断対象部位の一時的な状態だけでなく、その経時変化や、被検体に何らかの負荷を加えた前後での変化を取得したいという要望がある。かかる要望を満たすためには、超音波探触子の位置を固定した状態で保持する必要がある。しかしながら、人の手により超音波探触子を所望位置で安定して保持することは困難である。
また、近年、小型の超音波探触子を用い、当該超音波探触子を粘着テープ等で被検体表面に貼着することで、その位置を保持する方法も提案されている。しかしながら、このような方法を用いた場合であっても、超音波探触子を所望位置で安定して保持することは困難である。
そこで、特許文献1に開示されている技術では、超音波探触子を被検体の体表に貼着する貼着装置に、略皿状であってその内部の圧力を変化させることにより前記被検体の体表に吸着する吸着部材(いわゆる吸盤)と、前記吸着部材の内側に固着され、前記超音波探触子の超音波の送受波面を露出させて前記超音波探触子を収容する収容体と、を具備させている。このような構成により、特許文献1に開示されている技術では、安定した超音波探触子の保持を目指している。
ところで、診断対象物が例えば心臓のように拍動する場合には、その診断対象物に対して超音波探触子を安定して所望位置で保持することは困難である。当然ながら、特許文献1に開示されている技術のように“吸盤”を利用したのでは、拍動する診断対象物に対して超音波探触子を安定して所望位置で保持することは困難である。
本発明は、前記の事情に鑑みて為されたものであり、拍動する診断対象物に対しても超音波探触子を安定して所望位置で保持することが可能な貼着装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による貼着装置は、
超音波探触子を被検体に貼着する貼着装置であって、
前記超音波探触子の超音波送受波面を前記被検体に対して露出させた状態で、当該超音波探触子を収容する収容体と、
所定の吸引圧で前記被検体に吸着する吸着口が設けられ、該吸着口による前記被検体への吸着により前記収容体を前記被検体に圧接させる吸着部と、
連続的に空気吸引を行うことで前記吸着口内部を負圧に維持して前記吸着口に前記所定の吸引圧を生じさせる吸引機と、
一端が前記吸着口に連結され、且つ、他端が前記吸引機に連結され、前記吸引機による吸引圧を前記吸着口に伝達する空圧供給管と、
を具備する。
超音波探触子を被検体に貼着する貼着装置であって、
前記超音波探触子の超音波送受波面を前記被検体に対して露出させた状態で、当該超音波探触子を収容する収容体と、
所定の吸引圧で前記被検体に吸着する吸着口が設けられ、該吸着口による前記被検体への吸着により前記収容体を前記被検体に圧接させる吸着部と、
連続的に空気吸引を行うことで前記吸着口内部を負圧に維持して前記吸着口に前記所定の吸引圧を生じさせる吸引機と、
一端が前記吸着口に連結され、且つ、他端が前記吸引機に連結され、前記吸引機による吸引圧を前記吸着口に伝達する空圧供給管と、
を具備する。
本発明によれば、拍動する診断対象物に対しても超音波探触子を安定して所望位置で保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。
<構成例(A)>
図1は、本発明の第1実施形態に係る貼着装置の構成例(A)を示す図である。
貼着装置101は、吸引機構1と、空圧供給管3と、吸着部5と、収容体7と、を具備する。以下、貼着装置101によって、超音波探触子9を被検体103における所望の位置に貼り付けて安定して保持する場合を例に説明する。
以下、本発明の第1実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。
<構成例(A)>
図1は、本発明の第1実施形態に係る貼着装置の構成例(A)を示す図である。
貼着装置101は、吸引機構1と、空圧供給管3と、吸着部5と、収容体7と、を具備する。以下、貼着装置101によって、超音波探触子9を被検体103における所望の位置に貼り付けて安定して保持する場合を例に説明する。
前記吸引機構1は、吸引機1aと、吸引圧調整手段と、リザーバ1dと、を有する。吸引圧調整手段は、レギュレータ1bと、圧力メータ1cと、を備える。
前記吸引機1aは、空圧供給管3を介して、吸着部5が備える吸着口5a内を大気圧に対して負圧に設定する為の空気吸引手段である。
前記吸引機1aは、空圧供給管3を介して、吸着部5が備える吸着口5a内を大気圧に対して負圧に設定する為の空気吸引手段である。
前記レギュレータ1bは、前記吸引機1aによる吸引圧を制御する為の吸引圧制御装置である。
前記圧力メータ1cは、前記吸引機1aによる吸引圧を検出してユーザに呈示する。つまり、圧力メータ1cは、空圧センサならびに吸引圧表示手段である。
前記圧力メータ1cは、前記吸引機1aによる吸引圧を検出してユーザに呈示する。つまり、圧力メータ1cは、空圧センサならびに吸引圧表示手段である。
前記リザーバ1dは、吸引機1aにより吸引された空気中の液体成分及び固体成分をフィルタリングして除去する為の装置である。また、吸引圧を調整するための予備タンクとしても使うことができる。この場合、リザーバ1dは、吸引圧調整手段の構成要素として含まれる。リザーバ1dは、このようなフィルタリングや予備タンクの用途のために適宜設けることができる。
前記空圧供給管3は、吸着部5が備える吸着口5aと吸引機1aとを連結するチューブ状部材である。
前記吸着部5は、被検体103に吸着する為の吸着口5aと、収容体7を収納する為の収容体収納部5bと、を備える。前記吸着部5は、吸着口5aの吸引圧により被検体103に吸着し、これにより、収容体収納部5bに収納した収容体7を前記被検体103表面に圧接させる。
前記吸着部5は、被検体103に吸着する為の吸着口5aと、収容体7を収納する為の収容体収納部5bと、を備える。前記吸着部5は、吸着口5aの吸引圧により被検体103に吸着し、これにより、収容体収納部5bに収納した収容体7を前記被検体103表面に圧接させる。
ここで、図2は、構成例(A)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図1に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。図1及び図2に示すように、本構成例(A)においては、吸着口5aを構成する空間と、収容体収納部5bを構成する空間と、は同一の空間である。
前記収容体7は、超音波探触子9の超音波送受波面9aを、被検体103表面に対して露出させた状態で収容する部材である。
前記超音波探触子9は、超音波を送受波する超音波プローブであり、単振動子がアレイ状に配設されている。なお、各単振動子は、送受信部(不図示)からの指示に応じて、超音波を送信するとともに、その反射波を受信する。この超音波探触子9により受信された反射波は、超音波診断装置(不図示)と接続されているプローブケーブルを介して、エコー信号として送受信部(不図示)へと出力される。
〈構成例(B)〉
以下、本第1実施形態に係る貼着装置の構成例(B)について説明する。なお、説明の重複を避ける為、構成例(A)との相違点のみを説明する。
前記超音波探触子9は、超音波を送受波する超音波プローブであり、単振動子がアレイ状に配設されている。なお、各単振動子は、送受信部(不図示)からの指示に応じて、超音波を送信するとともに、その反射波を受信する。この超音波探触子9により受信された反射波は、超音波診断装置(不図示)と接続されているプローブケーブルを介して、エコー信号として送受信部(不図示)へと出力される。
〈構成例(B)〉
以下、本第1実施形態に係る貼着装置の構成例(B)について説明する。なお、説明の重複を避ける為、構成例(A)との相違点のみを説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る貼着装置の構成例(B)を示す図である。なお、図3においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図4は、構成例(B)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図3に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。
構成例(A)に係る貼着装置と構成例(B)に係る貼着装置との主な相違点は、吸着部5に設けられた吸着口5a及び収容体収納部5bの構成である。すなわち、本構成例(B)では、吸着口5aと収容体収納部5bとは別個に独立して設けられている。
〈構成例(C)〉
以下、本第1実施形態に係る貼着装置の構成例(C)について説明する。なお、説明の重複を避ける為、構成例(B)との相違点のみを説明する。
〈構成例(C)〉
以下、本第1実施形態に係る貼着装置の構成例(C)について説明する。なお、説明の重複を避ける為、構成例(B)との相違点のみを説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る貼着装置の構成例(C)を示す図である。なお、図5においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。
構成例(B)に係る貼着装置と構成例(C)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7の有無である。すなわち、本構成例(C)では、収容体7を用いず、吸着部5の収容体収納部5b内に直接的に超音波探触子9を収納する。つまり、収容体収納部5bが収容体7の機能を兼ね備えている。
構成例(B)に係る貼着装置と構成例(C)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7の有無である。すなわち、本構成例(C)では、収容体7を用いず、吸着部5の収容体収納部5b内に直接的に超音波探触子9を収納する。つまり、収容体収納部5bが収容体7の機能を兼ね備えている。
以上説明したように、本第1実施形態によれば、拍動する診断対象物に対しても超音波探触子を安定して所望位置で保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、第1実施形態に係る貼着装置と本第2実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、吸着部5に設けられた吸着口5aの数である。本第2実施形態に係る貼着装置は、吸着部5に吸着口5aが複数設けられている。
<構成例(D)>
図6は、本発明の第2実施形態に係る貼着装置の構成例(D)を示す図である。図6においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図7は、構成例(D)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図6に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(A)との相違点のみを説明する。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、第1実施形態に係る貼着装置と本第2実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、吸着部5に設けられた吸着口5aの数である。本第2実施形態に係る貼着装置は、吸着部5に吸着口5aが複数設けられている。
<構成例(D)>
図6は、本発明の第2実施形態に係る貼着装置の構成例(D)を示す図である。図6においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図7は、構成例(D)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図6に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(A)との相違点のみを説明する。
構成例(A)に係る貼着装置と構成例(D)に係る貼着装置との主な相違点は、吸着口の個数である。すなわち、本構成例(D)では、吸着口5aが2個設けられている。具体的には、吸着部5には、収容体収納部5bと空間を共有する吸着口5aと、収容体収納部5bとは別個の吸着口5a´と、が設けられている。
〈構成例(E)〉
図8は、本発明の第2実施形態に係る貼着装置の構成例(E)を示す図である。図8においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図9は、構成例(E)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図8に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(D)との相違点のみを説明する。
〈構成例(E)〉
図8は、本発明の第2実施形態に係る貼着装置の構成例(E)を示す図である。図8においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図9は、構成例(E)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図8に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(D)との相違点のみを説明する。
構成例(D)に係る貼着装置と構成例(E)に係る貼着装置との主な相違点は、吸着口5aの構成、及び吸引機構1の構成である。
すなわち、本構成例(E)では、全ての吸着口5aが、収容体収納部5bとは別個の吸着口(吸着口5a,5a´)として設けられている。
すなわち、本構成例(E)では、全ての吸着口5aが、収容体収納部5bとは別個の吸着口(吸着口5a,5a´)として設けられている。
さらに、本構成例(E)では、これら吸着口5a,5a´が、それぞれ独立して別個の吸引機構1,1´に連結されている。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、第1実施形態に係る貼着装置と同様の効果を奏する上に、より安定して超音波探触子9を保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、本第3実施形態に係る貼着装置と第1実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、被検体103に対する超音波探触子9の角度調整機能の有無である。
<構成例(F)>
図10は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(F)を示す図である。図10においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(A)との相違点のみを説明する。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、第1実施形態に係る貼着装置と同様の効果を奏する上に、より安定して超音波探触子9を保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、本第3実施形態に係る貼着装置と第1実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、被検体103に対する超音波探触子9の角度調整機能の有無である。
<構成例(F)>
図10は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(F)を示す図である。図10においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(A)との相違点のみを説明する。
構成例(F)に係る貼着装置と構成例(A)に係る貼着装置との主な相違点は、被検体103に対する超音波探触子9の角度調節機能の有無である。すなわち、本構成例(A)に係る貼着装置101では、吸着部5に、収容体7を回動可能に連結するヒンジ(蝶番)5fと、収容体7を回動させることで当該収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を調整する角度調整手段である螺子部材5gと、が設けられている。
詳細には、吸着部5における収容体7との対向面に螺子部材5gを挿入する為の螺子穴部を設け、該螺子穴部にねじ部材5gを螺合させて捩じ込む。収容体7については、吸着部5との対向面の一端を、ヒンジ5fによって吸着部5に連結する。これにより、収容体7の被検体103に対する角度が調節可能になる
このような構成を採ることで、螺子部材5gを被検体103に向かって捩じ込むことで、螺子部材5gにより押圧された収容体7がヒンジ5fを支点にして回動する。つまり、収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を変化させることができる。
このような構成を採ることで、螺子部材5gを被検体103に向かって捩じ込むことで、螺子部材5gにより押圧された収容体7がヒンジ5fを支点にして回動する。つまり、収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を変化させることができる。
なお、図10に示す例では、収容体7の回動方向は前記ヒンジ(蝶番)5fの回動方向に限定される。
〈構成例(G)〉
図16は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(G)を示す図である。図11においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(F)との相違点のみを説明する。
〈構成例(G)〉
図16は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(G)を示す図である。図11においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(F)との相違点のみを説明する。
構成例(G)に係る貼着装置と構成例(F)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7を回動させることで当該収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を調整する角度調整手段である。すなわち、本構成例(G)に係る貼着装置101では、角度調整手段として螺子部材5gの代わりに棒状部材5kを用いる。
他方、吸着部5には、棒状部材5kを挿入する為の貫通孔が設けられている。ここで、この貫通孔の内径は、棒状部材5kの外径よりも僅かに小さく設定する。つまり、吸着部5に設けられた貫通孔に対して棒状部材5kを圧入する形態にすることで、棒状部材5kの抜け落ちを防止する。
なお、棒状部材5kの表面に抜け落ち防止加工を施しても勿論よい。
〈構成例(H)〉
図12は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(H)を示す図である。図12においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(F)との相違点のみを説明する。
〈構成例(H)〉
図12は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(H)を示す図である。図12においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(F)との相違点のみを説明する。
構成例(H)に係る貼着装置と構成例(F)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7を回動させることで当該収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を調整する角度調整手段である。すなわち、本構成例(H)に係る貼着装置101では、角度調整手段として螺子部材5gの代わりに角度調整用器具5mを用いる。
前記角度調整用器具5mは、吸着部5に設けられた貫通孔に挿入する棒状部材5m1と、器具本体5m2と、該棒状部材5m1と器具本体と5m2とを回動可能に連結するヒンジ5m3と、当該角度調整用器具5mを人体内に挿入する為のトロカール5m4と、を備える。
このような構成を採り、器具本体5m2を操作することで、ヒンジ5m3を回動させて、棒状部材5m1の挿入/引き抜きを行う。これにより、棒状部材5m1による収容体7への押圧力が変化し、収容体7内に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度が変化する。
〈構成例(I)〉
図13は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(I)を示す図である。図13においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(H)との相違点のみを説明する。
〈構成例(I)〉
図13は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(I)を示す図である。図13においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(H)との相違点のみを説明する。
構成例(I)に係る貼着装置と構成例(H)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7を回動させることで当該収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を調整する角度調整手段である。すなわち、本構成例(I)に係る貼着装置101では、角度調整手段として角度調整用器具5mの代わりにシリンジ空圧器具5xを用いる。
前記シリンジ空圧器具5xは、吸着部5に設けられた貫通孔に挿入する棒状部材5x1と、空圧供給管5x2と、棒状部材5x1と空圧供給管5x2とを連結する継ぎ手5x3と、空圧供給管5x2内の圧力を増減させる為のシリンジ5x4と、を備える。
このような構成を採り、シリンジ5x4を操作することで、空圧供給管5x2及び継ぎ手5x3内の圧力を増加/減少させて、棒状部材5x1の挿入/引き抜きを行う。これにより、棒状部材5x1による収容体7への押圧力が変化し、収容体7内に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度が変化する。
このような構成を採り、シリンジ5x4を操作することで、空圧供給管5x2及び継ぎ手5x3内の圧力を増加/減少させて、棒状部材5x1の挿入/引き抜きを行う。これにより、棒状部材5x1による収容体7への押圧力が変化し、収容体7内に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度が変化する。
なお、前記棒状部材5x1には、抜け防止の為の突起部を設ける加工を施してもよい。
〈構成例(J)〉
図14は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(J)を示す図である。図14においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(I)との相違点のみを説明する。
〈構成例(J)〉
図14は、本発明の第3実施形態に係る貼着装置の構成例(J)を示す図である。図14においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(I)との相違点のみを説明する。
構成例(J)に係る貼着装置と構成例(I)に係る貼着装置との主な相違点は、収容体7を回動させることで当該収容体7に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度を調整する角度調整手段である。すなわち、本構成例(J)に係る貼着装置101では、角度調整手段としてシリンジ空圧器具5xの代わりにエアーコンプレッサ空圧器具5yを用いる。
前記エアーコンプレッサ空圧器具5yは、吸着部5に設けられた貫通孔に挿入する棒状部材5y1と、空圧供給管5y2と、棒状部材5y1と空圧供給管5y2とを連結する継ぎ手5y3と、空圧供給管5y2内の圧力を可変する為のエアーコンプレッサ5y5と、を備える。
このような構成を採り、エアーコンプレッサ5y5を操作することで、空圧供給管5y2及び継ぎ手5y3内の圧力を増加/減少させて、棒状部材5y1の挿入/引き抜きを行う。これにより、棒状部材5y1による収容体7への押圧力が変化し、収容体7内に収容された超音波探触子9の被検体103に対する角度が変化する。
以上説明したように、本第3実施形態によれば、第1実施形態に係る貼着装置と同様の効果を奏する上に、被検体103に対する超音波探触子9の接触角度を調整可能な貼着装置を提供することができる。
具体的には、本第3実施形態に係る貼着装置によれば、ヒンジ5fによる収容体7の回動方向に、超音波送受波面9aの角度調整が可能になる。つまり、角度調整の自由度が向上する。
具体的には、本第3実施形態に係る貼着装置によれば、ヒンジ5fによる収容体7の回動方向に、超音波送受波面9aの角度調整が可能になる。つまり、角度調整の自由度が向上する。
超音波探触子9を診断対象部位近傍に当接させて診断を行う目的の1つとして、図10から図14に示すように被検体103中に存在する血管201内を流れる血流の観察を挙げることができる。この観察には超音波ドップラー検査法が利用される。超音波ドップラー検査法で血流を観察するには、血流の進行方向に対して、超音波の入射角度を調整する必要がある。
すなわち、血流の方向に対して垂直に超音波を照射した場合にはドップラー効果が発生せず、血流の観察を行うことができない。特に、冠動脈のように臓器表面に沿って血管201が走行している場合には、超音波プローブを臓器に当接して観察すると、血流方向と超音波の入射角度とが成す角度が90度近くになり、ドップラー効果を得ることが難しい。
これに対し、本第3実施形態に係る貼着装置によれば角度調整が可能になるので、血流の進行方向に対して、超音波の入射角度を調整することができる。つまり、角度調整の自由度が向上し、超音波探触子9から発せられる超音波の送受波面の向きの微調整が可能になる。従って、血液の流れに対する感度を向上させることができ、血管201の状態や位置、血管201内を流れる血流の状態をより容易に探索することができるようになる。
なお、従来より、被検体に対する吸着の安定性(所望位置における超音波探触子の安定した保持)を確保した上で、尚且つ被検体に対する超音波探触子の接触角度を調整したいとの要望が存在する。上述した第3実施形態に係る貼着装置によれば、このような要望にも応えることができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、第2実施形態に係る貼着装置の構成例(E)と本第4実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、吸引機構1の構成である。本第4実施形態に係る貼着装置は、吸引機構1に計算回路1x(制御手段)と、空圧センサ1yと、モニタ(吸引圧表示手段)とが設けられている。
〈構成例(K)〉
図15は、本発明の第4実施形態に係る貼着装置の構成例(K)を示す図である。図15においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図16は、構成例(K)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図15に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した図8の構成例(E)との相違点のみを説明する。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態に係る貼着装置について、図面を参照して説明する。詳細は後述するが、第2実施形態に係る貼着装置の構成例(E)と本第4実施形態に係る貼着装置との主な相違点は、吸引機構1の構成である。本第4実施形態に係る貼着装置は、吸引機構1に計算回路1x(制御手段)と、空圧センサ1yと、モニタ(吸引圧表示手段)とが設けられている。
〈構成例(K)〉
図15は、本発明の第4実施形態に係る貼着装置の構成例(K)を示す図である。図15においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図16は、構成例(K)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図15に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した図8の構成例(E)との相違点のみを説明する。
構成例(K)に係る貼着装置と構成例(E)に係る貼着装置との主な相違点は、複数の吸着口のうち吸着口5aが連結されている吸引機構1の構成である。
すなわち、本構成例(K)においては、吸引機構1は、吸引機1aと、レギュレータ1b、圧力メータ1c、及びリザーバ1dに加えて、計算回路1x(制御手段)と、空圧センサ1yと、モニタ(吸引圧表示手段)とを更に備える。
すなわち、本構成例(K)においては、吸引機構1は、吸引機1aと、レギュレータ1b、圧力メータ1c、及びリザーバ1dに加えて、計算回路1x(制御手段)と、空圧センサ1yと、モニタ(吸引圧表示手段)とを更に備える。
前記計算回路1xは、空圧センサ1yによって検出された吸着口5aの吸引圧と、予め設定された吸引圧と、に基づいて吸引機1aの吸引圧を制御する装置である。吸引機1aの吸引圧の制御は、吸引機1aの動力の出力を制御する。また、空圧供給管に弁を介して吸引力の異なる複数の吸引機を接続しておき、弁の開閉を制御してよい(不図示)。前記空圧センサ1yは、吸着口5aにおける吸引圧(吸引機1aの吸引圧)を検出する装置である。
つまり、本構成例(K)に係る貼着装置では、吸引機構1による吸引については計算回路1xによってフィードバック制御が行われる。
図15は、計算回路1xと、空圧センサ1yが吸引機構1にのみ備えられているが、その他に吸引機構(例えば吸引機構1´)があれば吸引機構1と同様に、計算回路1xと、空圧センサ1yが備えられてもよい。その場合、吸引圧を表示するモニタは、吸引機構ごとに備えられてもよいし、1つモニタで空圧センサを備えたすべての吸引機構の吸引圧を表示するようにしてもよい。
図15は、計算回路1xと、空圧センサ1yが吸引機構1にのみ備えられているが、その他に吸引機構(例えば吸引機構1´)があれば吸引機構1と同様に、計算回路1xと、空圧センサ1yが備えられてもよい。その場合、吸引圧を表示するモニタは、吸引機構ごとに備えられてもよいし、1つモニタで空圧センサを備えたすべての吸引機構の吸引圧を表示するようにしてもよい。
また、複数の吸引機構の空圧センサと1つの計算回路1xとを接続し、さらにそれぞれの吸引機構の吸引機とその計算回路を接続してフィードバック制御してもよい。
〈構成例(L)〉
図17は、本発明の第4実施形態に係る貼着装置の構成例(L)を示す図である。図17においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図18は、構成例(L)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図17に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(E)との相違点のみを説明する。
〈構成例(L)〉
図17は、本発明の第4実施形態に係る貼着装置の構成例(L)を示す図である。図17においては、レギュレータ1b及び圧力メータ1cは不図示としている。図18は、構成例(L)に係る貼着装置101の吸着部5、収容体7、及び超音波探触子9を、図17に示す矢印Aの方向から観た断面図(上面断面図)である。なお、説明の重複を避ける為、上述した構成例(E)との相違点のみを説明する。
構成例(E)に係る貼着装置と構成例(L)に係る貼着装置との主な相違点は、複数の吸着口のうち吸着口5aが連結されている吸引機構1の構成である。
すなわち、本構成例(L)においては、吸引機構1は、吸引機1aと、レギュレータ1b、圧力メータ1c、及びリザーバ1dに加えて、調節弁1zを更に備える。前記調節弁1zは、ユーザが吸着口5aにおける吸引圧(吸引機1aの吸引圧)の微妙な調整を行う為の吸引圧調節弁である。つまり、本構成例(L)によれば、吸引機構1による吸引についてはユーザによる精密な調整が可能となる。
すなわち、本構成例(L)においては、吸引機構1は、吸引機1aと、レギュレータ1b、圧力メータ1c、及びリザーバ1dに加えて、調節弁1zを更に備える。前記調節弁1zは、ユーザが吸着口5aにおける吸引圧(吸引機1aの吸引圧)の微妙な調整を行う為の吸引圧調節弁である。つまり、本構成例(L)によれば、吸引機構1による吸引についてはユーザによる精密な調整が可能となる。
この調節弁1zは、図17のように空圧供給管が枝分かれした部分にあってもよいし、吸引機に内蔵(不図示)されていてもよい。
以上説明したように、本第4実施形態の構成例(K)乃至(L)によれば、第1乃至第2実施形態に係る貼着装置と同様の効果を奏する上に、より安定して超音波探触子9を保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
以上説明したように、本第4実施形態の構成例(K)乃至(L)によれば、第1乃至第2実施形態に係る貼着装置と同様の効果を奏する上に、より安定して超音波探触子9を保持することが可能な貼着装置を提供することができる。
〈構成例(M)〉
本構成例(M)に係る貼着装置は、上述した構成例(L)に係る貼着装置における吸引機構1´が、吸引機構1と同様の構成にされている。つまり、本構成例(M)によれば、吸引機構1による吸引、及び吸引機構1´による吸引の双方について、ユーザによる精密な調節が可能となる。
本構成例(M)に係る貼着装置は、上述した構成例(L)に係る貼着装置における吸引機構1´が、吸引機構1と同様の構成にされている。つまり、本構成例(M)によれば、吸引機構1による吸引、及び吸引機構1´による吸引の双方について、ユーザによる精密な調節が可能となる。
図19は、本構成例(M)に係る貼着装置の吸着部5(吸着口5a,5a´)、収容体7、及び超音波探触子9の上面断面図である。図19に示すように、吸着口5aと吸着口5a´とについて交互に吸引力を弱め(或いは吸引を解除し)、この吸引力を弱めた(或いは吸引を解除した)吸着口側を被検体103上で摺動させる。この一連の作業を繰り返すことで、吸着部5を(すなわち超音波探触子9を)所望の位置へ移動させることが可能となる。換言すれば、移動させる側の吸着口の吸着力を弱め、移動の際に支点となる吸着口については吸着力を維持して固定した状態で、吸着力を弱めた吸着口側をユーザが案内手段によって案内して移動させる。
さらに、構成例(L)、(M)では、調節弁を操作する吸引圧操作手段を含んでもよい。
吸引圧操作手段としては、たとえば操作レバーから希望する吸引圧力を電気信号として出力する。そして、その電気信号を電子制御可能なレギュレータ1bに入力して吸引圧力を操作する。このような、電気信号により空気圧力をコントロールする電子制御可能なレギュレータは電空レギュレータとして市販されており、たとえばCKD社製EV2500などが利用できる。
吸引圧操作手段としては、たとえば操作レバーから希望する吸引圧力を電気信号として出力する。そして、その電気信号を電子制御可能なレギュレータ1bに入力して吸引圧力を操作する。このような、電気信号により空気圧力をコントロールする電子制御可能なレギュレータは電空レギュレータとして市販されており、たとえばCKD社製EV2500などが利用できる。
また、構成例(K)において、吸引圧操作手段である操作レバーから電気信号を計算回路1xに入力して、吸引圧の設定を変更し、空圧センサからの吸引圧に基づいて計算回路1xによって、吸引圧をフィードバック制御してもよい。
さらに構成例(K)と構成例(M)を組み合わせて、計算回路1xを用いて調節弁1zを制御してもよい。
さらに構成例(K)と構成例(M)を組み合わせて、計算回路1xを用いて調節弁1zを制御してもよい。
これらにより、されに精密な制御が可能になる。
なお、従来より、被検体に対する吸着の安定性(所望位置における超音波探触子の安定した保持)を確保した上で、尚且つ被検体上で超音波探触子を移動させたいとの要望が存在する。上述した第4実施形態に係る貼着装置によれば、このような要望にも応えることができる。
〈変形例1〉
本変形例1は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。図20に示すように、吸着部5における被検体103との接触面に、弾性部材5pを設けてもよい。このような構成を採ることで、吸着部5による被検体103の損傷を抑制することができる。なお、このような構成は、図19を参照して説明したように被検体103上で吸着部5を摺動させる場合等には非常に有益である。
〈変形例2〉
本変形例2は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。上述した通り、実際の超音波診断による検査時には、超音波探触子9と被検体103との間には弾性体(例えば特許文献1に開示されている技術における音響整合部材)を介在させることが多い。従って、例えば図21に示すように、弾性体53(スペーサ部材)を、超音波探触子9と被検体103との接触面に介在させても勿論よい。
〈変形例3〉
本変形例3は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。図22は、本変形例に係る貼着装置において利用するスペーサ部材51の構成例を示す図である。
なお、従来より、被検体に対する吸着の安定性(所望位置における超音波探触子の安定した保持)を確保した上で、尚且つ被検体上で超音波探触子を移動させたいとの要望が存在する。上述した第4実施形態に係る貼着装置によれば、このような要望にも応えることができる。
〈変形例1〉
本変形例1は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。図20に示すように、吸着部5における被検体103との接触面に、弾性部材5pを設けてもよい。このような構成を採ることで、吸着部5による被検体103の損傷を抑制することができる。なお、このような構成は、図19を参照して説明したように被検体103上で吸着部5を摺動させる場合等には非常に有益である。
〈変形例2〉
本変形例2は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。上述した通り、実際の超音波診断による検査時には、超音波探触子9と被検体103との間には弾性体(例えば特許文献1に開示されている技術における音響整合部材)を介在させることが多い。従って、例えば図21に示すように、弾性体53(スペーサ部材)を、超音波探触子9と被検体103との接触面に介在させても勿論よい。
〈変形例3〉
本変形例3は、上述した構成例(A)乃至構成例(M)に係る貼着装置に対して適用可能な変形例である。図22は、本変形例に係る貼着装置において利用するスペーサ部材51の構成例を示す図である。
前記スペーサ部材51は、例えば弾性体から成り、超音波探触子9と被検体103との間に介在させる部材である。なお、実際の超音波診断による検査時には、超音波探触子9と被検体103との間には弾性体(例えば特許文献1に開示されている技術における音響整合部材)を介在させる。
詳細には、前記スペーサ部材51は、図22に示すようにヒンジ5fによる回動方向(角度調整方向)に対して略垂直な方向において、被検体103の接触面に対して傾斜角θを有する面を持つ三角柱状の部材である。また、変形例2の弾性体53の代わりに、このスペーサ部材51を用いてもよい。このスペーサ部材51は、被検体と接触する側の面が、超音波探触子9のスペーサ部材側の面に対して傾斜している部材である。以上説明したように、本変形例によれば、被検体103に対する超音波探触子9の角度の調整方向の自由度が向上する。
また、このようなスペーサ部材51と本第3実施形態による角度調整手段を組み合わせることで、超音波探触子と非検体の間の距離を確保しつつ、超音波の照射角度を調整することができ、超音波探触子の角度を変化させるだけで広範囲の超音波を観察することが可能になる。
なお、前記傾斜角θの値を様々な値に設定したスペーサ部材51を用意することで、より緻密な角度調整を行うことが可能となる。
以上、第1実施形態乃至第4実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
以上、第1実施形態乃至第4実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示した複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示す全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…吸引機構、 1a…吸引機、 1b…レギュレータ、 1c…圧力メータ、 1d…リザーバ、 1x…計算回路、 1y…空圧センサ、 1z…調節弁、 3…空圧供給管、 5…吸着部、 5a…吸着口、 5b…収容体収納部、 5f…ヒンジ、 5g…螺子部材、 5k…棒状部材、 5m…角度調整用器具、 5m1…棒状部材、 5m2…器具本体、 5m3…ヒンジ、 5m4…トロカール、 5x…シリンジ空圧器具、 5x1…棒状部材、 5x2…空圧供給管、 5x3…継ぎ手、 5x4…シリンジ、 5y…エアーコンプレッサ空圧器具、 5y1…棒状部材、 5y2…空圧供給管、 5y3…継ぎ手、 5y5…エアーコンプレッサ、 5p…弾性部材、 7…収容体、 9…超音波探触子、 9a…超音波送受波面、 51…スペーサ部材、 53…弾性体、 101…貼着装置、 103…被検体。
Claims (15)
- 超音波探触子を被検体に貼着する貼着装置であって、
前記超音波探触子の超音波送受波面を前記被検体に対して露出させた状態で、当該超音波探触子を収容する収容体と、
所定の吸引圧で前記被検体に吸着する吸着口が設けられ、該吸着口による前記被検体への吸着により前記収容体を前記被検体に圧接させる吸着部と、
連続的に空気吸引を行うことで前記吸着口内部を負圧に維持して前記吸着口に前記所定の吸引圧を生じさせる吸引機と、
一端が前記吸着口に連結され、且つ、他端が前記吸引機に連結され、前記吸引機による吸引圧を前記吸着口に伝達する空圧供給管と、
を具備する貼着装置。 - 前記吸着部には複数の吸着口が設けられており、
前記複数の吸着口は、同一の吸引機に連結されている請求項1に記載の貼着装置。 - 前記吸着部には複数の吸着口が設けられており、
前記複数の吸着口は、それぞれ別個の吸引機に連結されている請求項1に記載の貼着装置。 - 前記収容体を前記吸着部に対して回動可能に連結する蝶番と、
前記収容体を回動させることで、前記収容体に収容された前記超音波探触子の前記被検体に対する角度を調整する角度調整手段と、
を含む請求項1乃至請求項3のうち何れか一つに記載の貼着装置。 - 前記吸着部には螺子孔が設けられ、
前記角度調整手段は、前記吸着部に設けられた螺子孔を貫通する螺子部材である請求項4に記載の貼着装置。 - 前記吸着部には貫通孔が設けられ、
前記角度調整部は、前記吸着部に設けられた貫通孔を貫通する棒状部材であり、該棒状部材の外径は前記貫通孔の内径よりも大きい請求項5に記載の貼着装置。 - 前記吸引圧を調整する吸引圧調整手段を含む請求項1乃至請求項6のうち何れか一つに記載の貼着装置。
- 前記吸引圧調整手段が、前記吸引圧を調整する為の調節弁である請求項7に記載の貼着装置。
- 吸引圧調整手段が、前記吸着口の吸引圧を検出する空圧センサを含む請求項7または請求項8に記載の貼着装置。
- 前記空圧センサで検出された吸引圧を表示する吸引圧表示手段を含む請求項9に記載の貼着装置。
- 前記空圧センサで検出された吸引圧に基づいて前記吸引圧調整手段を制御する制御手段を含む請求項9または請求項10に記載の貼着装置。
- 前記吸引調整手段が、前記吸引圧調整手段を操作する吸引圧操作手段を含む請求項7乃至請求項10のうち何れか一つに記載の貼着装置。
- 前記吸着部における前記被検体との接触面には、弾性部材が設けられている請求項1乃至請求項12のうち何れか一つに記載の貼着装置。
- 前記超音波探触子と前記被検体との接触面には、スペーサ部材が設けられている請求項1乃至請求項13のうち何れか一つに記載の貼着装置。
- 前記スペーサ部材の前記被検体と接触する側の面が、前記超音波探触子の前記スペーサ部材側の面に対して傾斜している請求項14に記載の貼着装置。
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Cited By (2)
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EP2557413A2 (en) | 2011-08-08 | 2013-02-13 | Sony Corporation | Blood analysis apparatus and blood analysis method |
KR20150052661A (ko) * | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 삼성메디슨 주식회사 | 초음파 프로브의 지지 장치, 이를 포함한 핸드프리 초음파 프로브 및 그 동작 방법 |
-
2010
- 2010-02-24 JP JP2010039135A patent/JP2011172736A/ja not_active Withdrawn
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