JP2011172267A - 移動通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】旧SGSNと新SGSNとの間で確実にベアラ引き継ぎ処理が行われて、サービス中断といった事態を未然に防止すること。
【解決手段】旧SGSNの管理エリアから新SGSNの管理エリアへ移動した端末1から、新SGSNが位置更新メッセージを受信し、位置更新メッセージを受信した新SGSNが、通信路情報を引継ぐためのGTPv2信号を、旧SGSNに対して送信し、前記端末用のベアラとして、GGSNと旧SGSNとの間にベアラが確立されている場合、新SGSNに対してGTPv2信号でGTPv1にフォールバックさせるためのエラーを通知し、旧SGSNからGTPv2信号でエラー通知を受けた新SGSNが、プロトコル種別をGTPv1に変更して、再び変更後のプロトコル種別にて旧SGSNに対して通信路情報を引き継ぐためのプロトコル信号を送信する。
【選択図】図6
【解決手段】旧SGSNの管理エリアから新SGSNの管理エリアへ移動した端末1から、新SGSNが位置更新メッセージを受信し、位置更新メッセージを受信した新SGSNが、通信路情報を引継ぐためのGTPv2信号を、旧SGSNに対して送信し、前記端末用のベアラとして、GGSNと旧SGSNとの間にベアラが確立されている場合、新SGSNに対してGTPv2信号でGTPv1にフォールバックさせるためのエラーを通知し、旧SGSNからGTPv2信号でエラー通知を受けた新SGSNが、プロトコル種別をGTPv1に変更して、再び変更後のプロトコル種別にて旧SGSNに対して通信路情報を引き継ぐためのプロトコル信号を送信する。
【選択図】図6
Description
本発明は、移動後の端末を配下とする新SGSN(Serving GPRS Support Node)が移動前の端末を配下とする旧SGSNからベアラ情報の引き継ぎを行うための移動通信方法及びパケットアクセス制御用の交換局に関する。
現状の3GPP仕様では、端末がIdle時のSGSN跨りの位置登録処理において、Preservation状態にあるベアラを旧SGSNから新SGSNへ引き継ぐ処理が規定されている(非特許文献1)。ベアラの種別としてGPRSユーザ用のPDPコンテキストとEPSユーザ用のEPSコンテキストがあり、各々GTPv1(GTPプロトコル、バージョン1)信号及びGTPv2(GTPプロトコル、バージョン2)信号でのみ引き継ぐ事が現状の3GPP仕様として規定されている(非特許文献2、3)。
図8(A)(B)は旧SGSNから新SGSNへベアラ情報を引き継ぐための手順を示しており、同図(A)は第2のプロトコル信号となるGTPv1信号を用いて論理的な通信路情報であるベアラ情報(PDPコンテキスト)を引き継ぐ場合、同図(B)は第1のプロトコル信号であるGTPv2信号を用いてベアラ情報(EPSコンテキスト)を引き継ぐ場合を示している。
図8(A)に示されるように、端末UEがIdle時のSGSN跨りの移動により、端末UEが新SGSNへ位置更新メッセージを送信すると、新SGSNが旧SGSNに対して旧側で確立しているGPRSベアラ情報の引継ぎを行う。そのために、新SGSNは旧SGSNにGTPv1信号を用いてベアラ情報を要求する。旧SGSNは新SGSNからGTPv1信号受信時に現在確立しているGPRSベアラのベアラ情報を応答信号に設定して返信する。新SGSNは旧SGSNからの応答信号に設定されたベアラ情報を基にベアラ情報を引き継ぎ、ベアラ情報(PDPコンテキスト)を基にして新SGSNとGGSNとの間にGPRSベアラを確立する。
また、図8(B)に示されるように、旧SGSNがS-GWとの間に確立しているEPSベアラを引き継ぐ場合、新SGSNは旧SGSNにGTPv2信号を用いてベアラ情報を要求する。旧SGSNは新SGSNからGTPv2信号受信時に現在確立しているEPSアラのベアラ情報(EPSコンテキスト)を応答信号に設定して返信する。新SGSNは応答信号に設定されたベアラ情報を基に新SGSNとS-GWとの間に新たなEPSベアラを確立する。
ところで、UMTSとEPSの相互運用を実現するために、UTRAN(W-CDMA/HSPA)対応端末をEPCネットワークに接続するSGSNは、GTPv1信号及びGTPv2信号の両方に対応している。そのため、旧SGSNからベアラ情報を引き継ぐ場合は、予め決められたGTPv1信号又はGTPv2信号のいずれかを用いてベアラ情報を要求する。
3GPP TS23.060 (version8.7.0)
3GPP TS29.060 (version8.10.0)
3GPP TS29.274 (version8.4.0)
ところが、現在の仕様では、GTPv2信号にはEPSベアラ情報しか設定できず、GPRSベアラ情報は設定できない。また、逆にGTPv1信号にはGPRSベアラ情報しか設定できず、EPSベアラ情報は設定できない状況である。このため、旧SGSNが両方のプロトコル(GTPv1及びGTPv2)をサポートしていて、旧SGSNで保持するベアラ情報と新SGSNから受信したGTP信号のバージョンとが適合しない場合は、ベアラ情報の引き継ぎができない事態に陥る可能性がある。たとえば、図8(A)において、旧SGSNがGTPv1及びGTPv2をサポートしており、GPRSユーザに対してGPRSベアラを確立していたところに、新SGSNからGTPv2信号でベアラ情報引継ぎ要求を受信すると、旧SGSNは引き継ぐべきGPRSベアラ情報を信号に設定できないためにエラーを返し、GPRSユーザに対するサービスが中断される問題が生じる。
なお、非特許文献3の7.10章に、図9に示されるように、GTPv1のみをサポートする旧SGSNが、新SGSNからGTPv2信号を受信した場合に、GTPv1にフォールバック(Fallback)して再トライする規定があるが、旧SGSNがGTPv1及びGTPv2の両方に対応可能である場合には、上述した問題が発生する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、旧SGSNと新SGSNとの間で確実にベアラ引き継ぎ処理が行われて、サービス中断といった事態を招くことのない移動通信方法及び交換局を提供することを目的とする。
本発明の一つの側面では、第1の交換局の管理エリアから第2の交換局の管理エリアへ移動した端末から、前記第2の交換局が位置更新メッセージを受信する工程と、前記位置更新メッセージを受信した前記第2の交換局が、通信路情報を引継ぐための第1のプロトコル信号を、前記第1の交換局に対して送信する工程と、前記端末用のベアラとして、前記第1の交換局及び外部IPネットワークに接続されるGGSNと前記第1の交換局との間にベアラが確立されている場合、前記第2の交換局に対して前記第1のプロトコル信号で第2のプロトコルにフォールバックさせるためのエラーを通知する工程と、前記第1の交換局から第1のプロトコル信号でエラー通知を受けた前記第2の交換局が、プロトコル種別を前記第2のプロトコルに変更して、再び変更後のプロトコル種別にて第1の交換局に対して通信路情報を引き継ぐためのプロトコル信号を送信する工程と、を具備したことを特徴とする。
これにより、第1の交換局は端末用に現時点で確立している論理的な通信路のプロトコル種別を把握するので、第2の交換局に対してスムーズにフォールバックを促すことができる。
本発明によれば、旧SGSNと新SGSNとの間で確実にベアラ引き継ぎ処理が行われて、サービス中断といった事態を未然に防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は移動通信ネットワークの構成を示す図であり、コアネットワーク部は主にパケットコア部を図示している。移動通信ネットワークは、移動端末1と無線波を介して通信する無線アクセスネットワーク2と、接続処理やユーザデータの転送を行うコアネットワーク3とを含んで構成されている。
(実施の形態1)
図1は移動通信ネットワークの構成を示す図であり、コアネットワーク部は主にパケットコア部を図示している。移動通信ネットワークは、移動端末1と無線波を介して通信する無線アクセスネットワーク2と、接続処理やユーザデータの転送を行うコアネットワーク3とを含んで構成されている。
本実施の形態は、移動端末1としてUMTS/GPRS対応の端末及びLTE対応の端末を対象としている。無線アクセスネットワーク2は、移動端末1と無線通信可能なUTRAN(UMTS無線アクセスネットワーク)又はGERAN(GSM/EDGE無線アクセスネットワーク)で構成されている。
無線アクセスネットワーク2は、セル毎に設置された無線基地局11と、複数の無線基地局11を制御する基地局制御装置12とを含んで構成される。無線基地局11は、UMTSではノードBと呼ばれるが、BTS(Base Transceiver Station)と呼んでも良い。基地局制御装置12は、複数の無線基地局11を制御し、無線チャネルの端末1への割り当てや切り替えの制御を行う。基地局制御装置12は、無線制御装置(RNC: Radio Network Controller)又はBSC(Base Station Controller)とも呼ばれる。
コアネットワーク3は、SGSN13A〜13C、GGSN14、S-GW15、P-GW16、HSS17といった機能要素を含んで構成されている。
SGSN13A〜13Cは、パケット交換ドメインにアクセスしている端末1の位置を把握し、GGSN14と無線アクセスネットワーク2の間でユーザトラフィックの転送を制御する。また、パケット転送プロトコルによってIPパケットをルーティング・転送すると共に、移動通信に必要なモビリティ管理及びセッション管理(ベアラ制御)を行う。
本実施の形態では、SGSN13A、13Bは、S3/S4インターフェース(GTPプロトコル、バージョン2)を具備している。S3/S4インターフェースを備えたSGSNは、UMTSとEPSの相互運用を実現するために機能拡張された機能要素である。SGSN13A、13Bに備えたS4インターフェースがGTPv2信号を用いたS-GW15との間のセッション管理(EPSベアラ制御)、ユーザパケットの転送の役割を担っている。図1では、GTPプロトコル、バージョン2をサポートしているSGSN13A、13BについてS4-SGSNと表記している。SGSN13A、13Bは、Gn/Gpインターフェース(GTPプロトコル、バージョン1)も具備している。SGSN13A、13Bは、UMTS/GPRSパケットコアのGGSN14とはGTPv1信号を用いて接続し、GPRSベアラを確立することができる。SGSN13Cは、S3/S4インターフェースを備えず、Gn/Gpインターフェース(GTPプロトコル、バージョン1)のみを備える機能要素である。図1では、GTPプロトコル、バージョン1のみをサポートしているSGSN13CについてGn/Gp-SGSNと表記している。
GGSN14は、端末1からの接続要求に応じて、UMTS/GPRSパケットコアと外部IPネットワークとの接続を制御する機能要素である。GGSN14は、SGSN13Cと共にUMTS/GPRSパケットコアを構成している。
S-GW15は、無線アクセスネットワーク2とEPCとの間のUプレーンを接続し、ユーザパケットのルーティング・転送機能を提供する。端末1はSGSN13A、13BがS-GW15との間に確立したEPSベアラを経由してIPパケットを転送する。P-GW16は、外部IPネットワークとの接続点の役割を担い、ユーザパケットを外部IPネットワークとの間で転送する。EPCネットワークは、S4-SGSN13A、13B、S-GW15、P-GW16及び図示していないMME(Mobility Management Entity)等の機能要素で構成される。HSS17は、加入者情報を管理する加入者サーバである。HSS17に登録される加入者情報はユーザIDで検索可能で、ベアラ情報を含んでいる。
図2は、本実施の形態において用いられるGTPv2信号のパラメータ構成の概念図である。同図に示すように、ユーザID20、プロトコル種別21、信号名22、既存パラメータ23及び追加パラメータ24を含んで構成されている。ユーザID20は位置更新メッセージを通知してきた端末1のユーザを識別するための情報である。プロトコル種別21には「GTPv1」又は「GTPv2」が設定される。信号名22にはベアラ情報を要求する場合に「Context Request」が設定され、ベアラ情報を返す場合には「Context Response」が設定される。既存パラメータ23は、プロトコル種別21に設定された「GTPv2」として現在の仕様で定められている各種パラメータA、B、・・・が設定される。既存パラメータ23には、GTPv2のパラメータとしてEPSベアラ情報23aを設定可能に構成されている。追加パラメータ24にはGTPv2以外のプロトコルであるGTPv1で扱われるGPRSベアラ情報(PDP Context)が設定されるように構成されている。なお、図2に示すGTPv2信号のパラメータ構成は、信号名22=「Context Response」であるので、プロトコル種別の異なるベアラ情報を設定する追加パラメータ24が付加されているが、ベアラ情報を要求する「Context Request」には追加パラメータ24は付加されない。
このように、本実施の形態では、GTPv2のパラメータ構成に、プロトコルバージョンの異なるGTPv1で扱われるGPRSベアラ情報(PDP Context)を追加パラメータ24として設けている。これにより、GTPv2信号に対してプロトコルバージョンの異なるベアラ情報(GPRSベアラ情報)を設定可能になった。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
図3は新SGSNが旧SGSNからベアラ引き継ぎを行う手順を示しており、図4は図3に示すベアラ引き継ぎに対応したシーケンスである。図3における新SGSNは図1に示す一方のS4-SGSN13Aであり、旧SGSNは図1に示すもう一方のS4-SGSN13Bであるものとして説明する。すなわち、旧SGSN(13B)と新SGSN(13A)は、いずれもGTPv1にもGTPv2にも対応しているSGSNである。
図3は新SGSNが旧SGSNからベアラ引き継ぎを行う手順を示しており、図4は図3に示すベアラ引き継ぎに対応したシーケンスである。図3における新SGSNは図1に示す一方のS4-SGSN13Aであり、旧SGSNは図1に示すもう一方のS4-SGSN13Bであるものとして説明する。すなわち、旧SGSN(13B)と新SGSN(13A)は、いずれもGTPv1にもGTPv2にも対応しているSGSNである。
図3に示すように、既に第1の交換局となる旧SGSN(13B)はパケット交換ドメインにアクセスしている端末1のユーザデータをコアネットワーク上でパケット転送するためのベアラとしてGGSN14との間にGPRSベアラを確立している。端末1がIdle状態でユーザデータが発生していないために、GPRSベアラを維持したまま無線リソースを解放したPreservation状態にあるものとする(S1)。
図4に示すように、Preservation状態において、端末1が旧SGSN(13B)の管理エリアから第2の交換局となる新SGSN(13A)の管理エリアへ移動した時に(S2)、端末1は移動先の無線アクセスネットワーク2経由で新SGSN(13A)へ位置更新メッセージを通知する(S3)。新SGSN(13A)は端末1から位置更新メッセージを受け取ると、旧SGSN(13B)に対してベアラ情報要求をGTPv2信号で送信する(S11)。このとき、新SGSN(13A)は、ベアラ情報要求を行うためのプロトコルとして一律にGTPv2信号を用いることとする。
旧SGSN(13B)は、ベアラ情報要求(GTPv2)を受け取った時点で、GPRSベアラが確立している。すなわち、旧SGSN(13B)で保持するベアラ情報がGTPv1によるGPRSベアラであるのに対して、ベアラ情報要求のプロトコルがGTPv2であり適合していない。前述の非特許文献2の仕様のままでは、GTPv2信号のEPSベアラ情報23aに別プロトコルのGPRSベアラ情報を設定できないためにエラーを返していた。本実施の形態では、GTPv2信号のパラメータ構成(図2)の中に別プロトコルのGPRSベアラ情報を設定可能な追加パラメータ24を設けており、この時点でエラーは返さないこととしている。すなわち、旧SGSN(13B)は、新SGSN(13A)からGTPv2信号を用いてベアラ情報要求を受け取ると、GTPv2信号のプロトコル種別21からプロトコル種別を判断する(S12)。プロトコル種別がGTPv2であれば、上記した前提条件から旧SGSN(13B)はGTPv2をサポートしているので、処理継続と判断する(S13)。
処理継続と判断した旧SGSN(13B)は、GTPv2信号のユーザID20から端末ユーザを識別し、当該SGSN(13B)のデータベースに保持している加入者情報から該当端末ユーザに対して現在確立しているベアラ情報を検索してベアラ情報を取得し(S14)、ベアラ情報種別を判定する(S15)。すなわち、当該ユーザの端末1に対して現在確立しているベアラがGPRSベアラであるのかEPSベアラであるのか判断する。上記前提より、GPRSベアラであると判断できる。検索された現在確立中のベアラ情報が別プロトコルのGPRSベアラ情報であれば、エラーを返さずに当該GPRSベアラ情報を、GTPv2信号のパラメータ構成中の追加パラメータ24に設定する。このようにして、追加パラメータ24にGPRSベアラ情報が設定されたGTPv2信号が応答として新SGSN(13A)へ送信される(S16)。
新SGSN(13A)は、旧SGSN(13B)から通知されたGTPv2信号からベアラ情報を取り出す。このとき、図2に示されるようにGTPv2信号の追加パラメータ24にPDP Contextが設定されていれば、当該PDP ContextにしたがってGTPv1によりGGSN14との間に端末1のためのGPRSベアラを確立する(S17)。そして、端末1に対してOKを返す。
以上説明したように、本実施の形態は、GTPv2信号に別プロトコルのGPRSベアラのパラメータを追加可能に構成し、GTPv2信号でベアラ情報の引継ぎ要求を受けた旧SGSNがGTP信号受信時に確立しているベアラとGTP信号とが適合しない場合はGTPv2信号の追加パラメータ24に保持しているベアラ情報を設定するようにした。その結果、旧SGSNにおいてGTP信号受信時に確立しているベアラとGTP信号とが適合しない場合に別プロトコルへフォールバックする機能が働かなくても、旧SGSNと新SGSNとの間で確実にベアラ引き継ぎ処理が行われて、サービス中断といった事態を未然に防止できる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、図1に示された移動通信ネットワークと同一構成の移動通信ネットワークを前提として説明する。図2に示すGTPv2信号のパラメータ構成中の追加パラメータ24は必須ではない。
本実施の形態は、図1に示された移動通信ネットワークと同一構成の移動通信ネットワークを前提として説明する。図2に示すGTPv2信号のパラメータ構成中の追加パラメータ24は必須ではない。
本実施の形態は、旧SGSNがGTPv2によりベアラ引継ぎ要求するGTPv2信号受信時に、当該端末ユーザに関して旧SGSN内に保持している現在確立中のベアラ情報種別を判定し、GTPv2信号でベアラ引継ぎ要求を受けているにも関わらずベアラ種別がGPRSであれば、GTPv2エラーとしてプロトコルを指定した「Fallback to GTPv1」を返す。
図5及び図6を参照して本実施の形態の動作について説明する。
図5は新SGSNが旧SGSNからベアラ引き継ぎを行う手順を示しており、図6(A)は図5に示すベアラ引き継ぎに対応したシーケンスである。図5における新SGSNは図1に示す一方のS4-SGSN13Aであり、旧SGSNは図1に示すもう一方のS4-SGSN13Bであるものとして説明する。すなわち、旧SGSN(13B)と新SGSN(13A)は、いずれもGTPv1にもGTPv2にも対応している。
図5は新SGSNが旧SGSNからベアラ引き継ぎを行う手順を示しており、図6(A)は図5に示すベアラ引き継ぎに対応したシーケンスである。図5における新SGSNは図1に示す一方のS4-SGSN13Aであり、旧SGSNは図1に示すもう一方のS4-SGSN13Bであるものとして説明する。すなわち、旧SGSN(13B)と新SGSN(13A)は、いずれもGTPv1にもGTPv2にも対応している。
上記実施の形態と同様の過程を経て、新SGSN(13A)は端末1から位置更新メッセージを受け取ると、旧SGSN(13B)に対してGTPv2信号にてベアラ情報要求を送信する(S11)。新SGSN(13A)は、ベアラ情報要求を行うためのプロトコルとして一律にGTPv2信号を用いる。
図6(A)に示されるように、端末1から位置更新メッセージを受け取った新SGSN(13A)がベアラ情報要求を送信するところ(S11)から、旧SGSN(13B)がベアラ情報種別判定するところ(S15)までは、上述した実施の形態1と同様である。主にS15以降の手順について説明する。旧SGSN(13B)は、ベアラ情報を取得し(S14)、ベアラ情報種別を判定した結果(S15)、上記前提より、GPRSベアラであると判断できる。旧SGSN(13B)は、GTPv1へフォールバックすることを明示したGTPv2エラー「Fallback to GTPv1」を新SGSN(13A)へ送信する(S21)。
新SGSN(13A)は、旧SGSN(13B)からGTPv2エラーを受信すると、GTPv2エラー判定を実施して、エラー内容を判定する(S22)。「Fallback to GTPv1」がエラー内容であるので、プロトコルをGTPv2からGTPv1へフォールバックし、GTPv1信号を用いてベアラ情報要求を旧SGSN(13B)へ送信する(S23)。
この結果、旧SGSN(13B)はGTPv1信号に現在確立しているGPRSベアラ情報(PDP Context)を設定して新SGSN(13A)へ応答できることとなる(S24)。
図6(B)に、非特許文献3(3GPP TS29.274(version8.4.0)の7.10章)に規定されたフォールバック機能のシーケンスを比較例として示す。同図に示すように、旧SGSNがベアラ情報要求を受けてプロトコル判定するステップまでは同じだが、仕様書の規定では、旧SGSNがGTPv2に対応していないため、その時点でエラー送信と判断し、旧SGSNのサポートしているGTPv1信号でエラーを返している。このため、本実施の形態2に示すような柔軟な対応が困難である。
このように本実施の形態2は、ベアラ情報要求を受けた旧SGSNが現在確立しているベアラ情報種別まで判定して、適切なフォールバックがなされるようにGTPv2エラーを返すので、GTPv2エラーを受けた新SGSNは確実にベアラ情報を受け取れるプロトコルに切り替えることができ、旧SGSNと新SGSNとの間で確実にベアラ引き継ぎ処理が行われて、サービス中断といった事態を未然に防止できる。
なお、上記実施の形態2では、旧SGSNがベアラ情報種別を判定してGTPv2エラーにフォールバック先のプロトコル種別を設定しているが、GTPv2エラーのエラー内容をどのように定めるかは適宜変更可能である。
例えば、図7に示すように、ベアラ情報種別判定まで(S11〜S15)は、図6(A)に示すシーケンスと同じであるが、エラー内容は指定しないGTPv2エラーを新SGSNへ応答するようにしても良い(S31)。新SGSNはGTPv2エラーが帰ってくれば、べアラ情報要求に用いるプロトコルを別のプロトコルであるGTPv1信号にフォールバックし(S32)、GTPv1信号にてべアラ情報要求を出し直す(S33)。
このようにすれば、新SGSNからGTPv2エラーを受信したときにエラー内容を判定する処理を排除することができる。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1 移動端末
2 無線アクセスネットワーク
3 コアネットワーク
11 無線基地局
12 基地局制御装置
13A〜13C SGSN
14 GGSN
15 S-GW
16 P-GW
17 HSS
2 無線アクセスネットワーク
3 コアネットワーク
11 無線基地局
12 基地局制御装置
13A〜13C SGSN
14 GGSN
15 S-GW
16 P-GW
17 HSS
Claims (1)
- 第1の交換局の管理エリアから第2の交換局の管理エリアへ移動した端末から、前記第2の交換局が位置更新メッセージを受信する工程と、
前記位置更新メッセージを受信した前記第2の交換局が、通信路情報を引継ぐための第1のプロトコル信号を、前記第1の交換局に対して送信する工程と、
前記端末用のベアラとして、前記第1の交換局及び外部IPネットワークに接続されるGGSNと前記第1の交換局との間にベアラが確立されている場合、前記第2の交換局に対して前記第1のプロトコル信号で第2のプロトコルにフォールバックさせるためのエラーを通知する工程と、
前記第1の交換局から第1のプロトコル信号でエラー通知を受けた前記第2の交換局が、プロトコル種別を前記第2のプロトコルに変更して、再び変更後のプロトコル種別にて第1の交換局に対して通信路情報を引き継ぐためのプロトコル信号を送信する工程と、
を具備したことを特徴とする移動通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011100484A JP2011172267A (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 移動通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011100484A JP2011172267A (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 移動通信方法 |
Related Parent Applications (1)
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