JP6180626B2 - ユーザ装置、通信制御装置、及び発信拒否制御方法 - Google Patents

ユーザ装置、通信制御装置、及び発信拒否制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信ネットワークにおいて、端末が発信要求を拒否された場合に、当該端末からの再発信を抑止する技術に関連するものである。
LTEあるいは3G等の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークには、スマートフォン等の端末(以下、UE:User Equipmentと呼ぶ)が常に通信できる状態を維持する機能が一般的に備わっている。このような機能に係る動作は"Always−on"と呼ばれる。
UEは、常に通信ができる状態を維持するために、発信要求が拒否された場合等において自動的に再発信を行う。しかし、このような機能をそのまま用いると、端末が再発信を繰り返し実施するため、ネットワーク内の信号量が増加し、輻輳等を誘発する可能性がある。
上記のような再発信による輻輳を回避するために、一定時間再発信を抑止するためのバックオフタイマ(Backoff Timer)の概念がRel−10から特定のCause(発信拒否理由)に対して導入されている(非特許文献1等)。
バックオフタイマを使用する場合における発信受付制御の例を図1を参照して説明する。図1に示すように、UE1が発信を行う(ステップ1)。ネットワーク装置2(SGSN、MME等)は、輻輳を検知したため(ステップ2)、当該発信を受け付けることができないと判断し、Reject(発信拒否信号)をUE1に返す(ステップ3)。当該Rejectには、Rejectの理由が輻輳であることを示す情報(Cause値)と、上記バックオフタイマのタイマ値が含まれる。なお、Rejectの理由として種々のものがCauseとして規定されており(非特許文献1等)、上記の「輻輳」はその一例である。
タイマ値を含むRejectを受信したUE1は、通知されたタイマ値の時間、同じAPN(Access Point Name)への再発信を行わない(ステップ4)。なお、複数UEにRejectを送信する際に、タイマ値をUEごとにランダム化することで再発信のタイミングの分散を図ることを可能としている。
3GPP TS 24.301 V12.4.0 (2014-03) 3GPP TS 23.401 V12.4.0 (2014-03) 3GPP TS 24.008 V12.5.0 (2014-03) 3GPP TS 23.060 V12.4.0 (2014-03)
上記のように、バックオフタイマの概念がRel−10から特定のCauseに追加されているが、SM/ESM Cause#66のようにRAT(Radio Access Technology)単位で(RAT依存で)再発信抑止できるものと、Cause#27のように、RATに拠らずに(RAT非依存で)再発信が抑止されるものとの2種類のCauseがある。
RAT依存の再発信抑止では、例えば、UEがLTEに在圏中にRejectを受信してタイマに基づき再発信を抑止しているときに、RAT遷移を行って、LTEから3Gに遷移した場合には、タイマが残っていても再発信を行うことができる。
一方、RAT非依存の再発信抑止では、例えば、UEがLTEに在圏中にRejectを受信してタイマに基づき再発信を抑止しているときに、RAT遷移を行って、LTEから3Gに遷移した場合にも、継続してそのタイマの管理下にあり、タイマが残っていれば再発信を行うことができない。
ところで、現状では、特定のCauseにバックオフタイマが付されるが、全てのCauseにバックオフタイマを付けることが3GPPで検討されている。全てのCauseにバックオフタイマを付ける場合において、各CauseをRAT依存にするべきか、RAT非依存にするべきかは、同じCauseであってもオペレータの運用ポリシーによって違ってくる。このように違いが生じることについて、Cause#8(Operator Determined Barring:ODBと略す)にバックオフタイマを適用する場合を例に挙げて説明する。ODBとは、例えば、料金未納のためにユーザ発信をRejectするような場合に相当する。
例えば、オペレータ1においてLTEと3Gで別のODBを適用する場合、つまり、LTEと3Gで別料金契約であるような場合において、オペレータ1にとって、あるユーザに対し、LTEでODBを適用する場合、LTEでは再発信をしてほしくないが、3Gでは再発信をしてもらいたい。すなわち、オペレータ1にとって、Cause#8に付するバックオフタイマはRAT依存とすることが望ましい。
一方、オペレータ2において、LTEと3GのODBが連動している場合、つまり、LTEと3Gを区別しない料金契約であるような場合、オペレータ2にとって、あるユーザに対し、LTEでODBを適用する場合、LTEのみならず、3Gでも再発信をしてほしくない。すなわち、オペレータ2にとって、Cause#8に付するバックオフタイマはRAT非依存とすることが望ましい。仮に、オペレータ2において、RAT依存のバックオフタイマを適用すると、ODBが適用されたLTEから3Gに遷移したら、再発信が行われ、再度、Rejectの動作が行われることとなり、信号や、バッテリーに無駄が生じる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置(UE)からの発信が拒否されたときに、タイマを用いてユーザ装置からの再発信を抑止する移動通信システムにおいて、ユーザ装置のRAT遷移時における再発信抑止の動作を適切に制御することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおいて使用されるユーザ装置であって、
第1の無線アクセス技術を使用する前記ユーザ装置から前記移動通信ネットワークに送信された発信要求が拒否される場合に、当該移動通信ネットワークから、タイマ値と動作指示を含む発信拒否信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記発信拒否信号に含まれる前記タイマ値に基づいて再発信の抑止を行う動作制御部と、を備え、
前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記動作制御部は、前記発信拒否信号に含まれる前記動作指示に基づいて再発信を抑止するか否かを決定するユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおける第1の無線アクセス技術に対応する通信制御装置であって、
前記第1の無線アクセス技術を使用するユーザ装置から送信された発信要求を受信する受信部と、
前記発信要求を拒否する場合に、動作指示と、前記ユーザ装置に再発信の抑止を行わせるためのタイマ値とを含む発信拒否信号を作成し、当該発信拒否信号を前記ユーザ装置に送信する発信拒否制御部と、を備え、
前記動作指示は、前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、当該ユーザ装置に再発信の抑止を行うか否かを決定させるために用いられる指示である通信制御装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおける第1の無線アクセス技術に対応する通信制御装置と、ユーザ装置とを備える通信システムにより実行される発信拒否制御方法であって、
前記第1の無線アクセス技術を使用する前記ユーザ装置が発信要求を送信し、前記通信制御装置が当該発信要求を受信するステップと、
前記通信制御装置が、前記発信要求を拒否する場合に、動作指示と、前記ユーザ装置に再発信の抑止を行わせるためのタイマ値とを含む発信拒否信号を作成し、当該発信拒否信号を前記ユーザ装置に送信するステップと、
前記ユーザ装置が、前記発信拒否信号に含まれる前記タイマ値に基づいて前記第1の無線アクセス技術による再発信の抑止を行うステップと、
前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記発信拒否信号に含まれる前記動作指示に基づいて再発信を抑止するか否かを決定するステップとを備える発信拒否制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置からの発信が拒否されたときに、タイマを用いてユーザ装置からの再発信を抑止する移動通信システムにおいて、ユーザ装置のRAT遷移時における再発信抑止の動作を適切に制御することを可能とする技術が提供される。
従来技術を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態における処理を説明するための図である。 動作指示方法1における信号フォーマット例(LTE)を示す図である。 動作指示方法1における信号フォーマット例(3G)を示す図である。 動作指示方法2を説明するための図である。 本発明の実施の形態における通信制御装置100の機能構成図である。 本発明の実施の形態におけるUE10の機能構成図である。 バックオフタイマ動作例1−1におけるLTE在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−1における3G在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−1におけるLTE在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−1における3G在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−2におけるLTE在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−2における3G在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−2におけるLTE在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例1−2における3G在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例2におけるUEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例2におけるLTE在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例2における3G在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例3におけるLTE在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例3における3G在圏UEのReject受信時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例3におけるLTE在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。 バックオフタイマ動作例3における3G在圏UEのRAT変更時の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態では、RATの例としてLTE(E−UTRA)と3G(UTRA)を挙げているが、本発明の対象となり得るRATは、これらに限られるわけではない。例えば、RATとして、LTEと3Gに加えて、あるいはこれらとは別に、2G(GSM)、CDMA2000、無線LAN、WiMAX等を対象とすることも可能である。また、本実施の形態では、各Causeにタイマ値と動作指示を付加することを想定しているが、特定のCauseにタイマ値と動作指示を付加することとしてもよい。
(システム全体構成例)
図2に、本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す。図2には、MME(Mobile Management Entity)20、SGW(Serving Gateway)40、SGSN(Serving General Packet Radio Service Support Node)30、PCRF(Policy and Charging Rules Function)50、PGW(Packet Data Network Gateway)60が、LTEのEPC(Evolved Packet Core)70を構成するノードとして示されている。また、図2の例では、Voice over LTEをサポートするIMS(IP Multimedia Subsystem)80が接続されている。IMS80は、コアネットワーク外のパケットデータネットワーク(PDN)の例である。
MME20とSGW40には、LTEの基地局(eNodeB、図2ではLTEノードと記載)が接続される。また、SGSN30には、RNCとNodeBからなる無線アクセス装置(図2では3Gノードと記載)が接続される。
LTEノード25、MME25、SGW40によりLTE無線アクセス収容網が構成され、3Gノード35、SGSN30、SGW40により3G無線アクセス収容網が構成される。なお、EPC70、LTEノード25、3Gノード35を含むネットワークを、複数のRATをサポートする移動通信ネットワークと称することができる。
UE10は、スマートホン、携帯電話機等を想定しているが、これらに限られるわけではなく、固定端末であってもよい。EPC70を構成する装置の機能の概要は以下のとおりである。
MME20は、eNodeBを収容し,モビリティ制御、ベアラ制御機能等を提供する交換機である。SGSN30は、2G(UTRAN)/3G(GERAN)アクセスを収容するパケット交換機である。SGW40は、3GPPアクセスシステムを収容する在圏パケット交換機である。PGW60は、IMS基盤との接続点であり、IPアドレスの割当てや、SGW40へのパケット転送等を行うパケット交換機である。PGW60は、また、PCRF50と連携し、QoS制御、ベアラ設定制御などを行う。PCRF50は、ユーザデータ転送のQoSおよび課金のための制御を行う論理ノードである。
本実施の形態では、UE10、SGSN30、MME20が本発明に係る機能を備えている。なお、ネットワーク側については、SGSN30、MME20以外の装置が本発明に係る機能を備えてもよい。すなわち、SGSN30、MME20以外の装置が、後述する通信制御装置100として機能してもよい。
(システム動作概要)
次に、図3、図4を参照して、本発明の実施の形態に係る通信システムの動作の概要を説明する。図3において、通信制御装置100はSGSN30又はMME20に相当し、上位ノード装置200はPGW60もしくは3GのGGSNに相当するが、このような機能区分は一例に過ぎない。
図3において、まず、UE10が発信要求信号を送信することで発信を行う(ステップ101)。
発信要求信号を受信した通信制御装置100は、上位ノード装置200に対して通信路設定要求を送信する(ステップ102)。図3の例では、通信路設定要求を受信した上位ノード装置200が、ネットワークの輻輳を検知し(ステップ103)、要求を受け付けられないことを示すReject信号を通信制御装置100に送信する(ステップ104)。
上位ノード装置200からReject信号を受信した通信制御装置100は、Reject信号を受信することで、ネットワーク輻輳を知り、UE10からの発信要求を受け付けられないと判断し、UE10に対してReject信号を送信する(ステップ105)。なお、通信制御装置100において輻輳を検知する場合や、上位ノード装置200から予め輻輳を通知されている場合があり、そのような場合には、ステップ102に進まずに、ステップ101の発信要求の後、ステップ105のReject信号送信が行われる。
図3に示す例において、UE10に送信されるReject信号には、Rejectの理由を示す値(Cause値)、バックオフタイマ値(以下、タイマ値と呼ぶ)、動作指示が含まれる。動作指示は、「RAT依存」又は「RAT非依存」を指示する情報である。
上記Reject信号を受信したUE10は、タイマ値及び動作指示に従って、再発信抑止の動作を行う(ステップ106)。
Reject信号を受信したUE10の動作の概要を図4A、Bを参照して説明する。図4Aに示すように、RAT1(例えばLTE)に在圏するUE10が、RAT1の通信制御装置100から「RAT依存」の動作指示を含むReject信号を受信した場合、Reject信号を受信してから、タイマ値の時間だけ、同じAPNへの再発信を行わない。つまり、Reject信号を受信してからタイマ値のタイマを起動し、タイマが満了するまで再発信を行わない。ここで、Reject信号を受信したUE10が、RAT1からRAT2(例えば3G)へRATを遷移したとする。このとき、UE10は、「RAT依存」動作指示に従って、タイマが満了しているか否かに関わらず、RAT2に対して再発信を行うことができる。
なお、上記の説明の中の、UE10がRAT1に在圏するとは、UE10がRAT1(無線アクセス技術1)を使用して無線通信を行うことであり、「RAT1に在圏する」を、「RAT1を使用する」と言い換えてもよい。RAT2についても同様である。
図4Bに示すように、RAT1(例えばLTE)に在圏するUE10が、RAT1の通信制御装置100から「RAT非依存」の動作指示を含むReject信号を受信した場合、Reject信号を受信してから、タイマ値の時間だけ、同じAPNへの再発信を行わない。つまり、Reject信号を受信してからタイマ値のタイマを起動し、タイマが満了するまで再発信を行わない。ここで、Reject信号を受信したUE10が、RAT1からRAT2(例えば3G)へRATを遷移したとする。このとき、UE10は、「RAT非依存」動作指示に従って、RAT1で受信したタイマ値に基づくタイマの制御に従う。つまり、タイマが満了していなければ、再発信を行うことができず、タイマが満了していれば再発信を行うことができる。
なお、RAT遷移後に再発信を行った結果、タイマ値と動作指示を含むReject信号を受信した場合、例えば、以前のタイマ値と動作指示は、新たに受信したタイマ値と動作指示により上書きされる。つまり、以前のタイマ値と動作指示は削除され、新たに受信したタイマ値と動作指示に置き換えられる。
(動作指示の詳細例)
本実施の形態において、通信制御装置100からUE10に対してRAT依存/RAT非依存の動作指示をする際の動作指示方法として、本実施の形態では、以下の動作指示方法1、動作指示方法2を用いることができる。
<動作指示方法1>
動作指示方法1は、既存のReject信号のフォーマットに、新規情報要素(新規IE)を追加するものである。つまり、「RAT依存」もしくは「RAT非依存」を指定するIEを追加する。また、後述するように、複数タイマ値を指示する場合等を考慮して、タイマ値用の新規情報要素を追加してもよい。
なお、新規情報要素が信号に設定されない場合のデフォルト動作は「RAT依存」であってもよいし、「RAT非依存」であってもよい。
動作指示方法1におけるLTEでの発信Reject信号のフォーマット例を図5に示す。図5に示すように、UE10からMME20に対し、発信要求信号として「NAS ESM PDN Connectivity Request」が送信される(ステップ101)。発信を受け付けないと判断したMME20は、発信Reject信号として「NAS ESM PDN Connectivity Reject」をUE10に送信する(ステップ105)。
発信Reject信号には、図5に示すIEが含まれる。図5に示すIEのうち、Timer制御指示とTimer Valueが新規情報要素である。Timer制御指示における設定値は、Boolean型でもよいし、Enumrated型(例:0-非依存,1-LTE限定,2-3G限定)でもよい。
動作指示方法1における3Gでの発信Reject信号のフォーマット例を図6に示す。図6に示すように、UE10がSGSN30に対し、発信要求信号として「NAS SM Activate PDP Context Request」を送信する(ステップ101)。発信を受け付けないと判断したSGSN30は、発信Reject信号として「NAS SM Activate PDP Context Reject」をUE10に送信する(ステップ105)。
発信Reject信号には、図6に示すIEが含まれる。図6に示すIEのうち、Timer制御指示とTimer Valueが新規情報要素である。Timer制御指示における設定値は、Boolean型でもよいし、Enumrated型(例:0-非依存,1-LTE限定,2-3G限定)でもよい。
なお、新規情報要素を設けて動作指示を通知することは必須ではなく、後述するバックオフタイマ動作例1−2のように、タイマ値を通知することでImplicitに動作指示を行うこととしてもよい。
<動作指示方法2>
動作指示方法2は、RAT非依存もしくはRAT依存の動作を、Cause値で指示するものである。つまり、既存のCauseのコピーとして1セットの新規Cause値を追加し、既存の値をRAT非依存(又はRAT依存)、新規の値をRAT依存(又はRAT非依存)と規定する。
例えば、図7に示すように、「Operator Determined Barring」のCause値として、既存の#8に、#208を追加する。図7のように規定した場合、UE10は、Cause#8を受信したときにはRAT非依存の動作を行い、Cause#208を受信したときにはRAT依存の動作を行う。
(バックオフタイマ動作の具体例)
本実施の形態では、バックオフタイマの動作の具体例として、以下の4つのバックオフタイマ動作例がある。以下、それぞれについて説明する。これらの動作例については、後にフローチャートを用いてより詳細に説明する。なお、以下の動作例1−1、1−2については共にRAT非依存タイマ値とRAT依存タイマ値が定義されることから、動作例1−1、1−2としてまとめている。
<バックオフタイマ動作例1−1>
バックオフタイマ動作例1−1では、通信制御装置100は、UE10にRAT非依存タイマ値と、RAT依存タイマ値(本実施の形態では、LTEタイマ値と3Gタイマ値)とを通知する。そして、UE10は、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の内容に応じて、使用するタイマ値を決定する。
例えば、UE10は、LTEに在圏しているときに、RAT依存指示を受信した場合、LTEタイマ値を用いて再発信抑止制御を行う。また、UE10がRAT非依存指示を受信した場合は、RAT非依存タイマ値を用いて再発信抑止制御を行う。
<バックオフタイマ動作例1−2>
バックオフタイマ動作例1−2では、通信制御装置100は、UE10にRAT非依存タイマ値とRAT依存タイマ値(本実施の形態では、LTEタイマ値と3Gタイマ値)のいずれかを通知するが、新規情報要素を用いた動作指示は通知しない。UE10は、動作指示(RAT依存/RAT非依存)をタイマ値の有無で判断する。
例えば、UE10は、LTEに在圏しているときに、RAT非依存タイマ値を受信せずにRAT依存タイマ値を受信した場合、RAT依存の動作指示であると解釈し、RAT依存タイマ値(LTEタイマ値)を用いて再発信抑止制御を行う。また、UE10がRAT依存タイマ値を受信せずにRAT非依存タイマ値を受信した場合は、RAT非依存の動作指示であると解釈し、RAT非依存タイマ値を用いて再発信抑止制御を行う。
なお、通信制御装置100は、UE10にRAT依存タイマ値を送信する場合において、LTEタイマ値と3Gタイマ値の両方を送らずに、UE10が在圏するRATに対応した1つのタイマ値のみを送ることとしてもよい。例えば、LTE在圏中にRAT依存を指示する場合はLTEタイマ値のみを送信し、3G在圏中にRAT依存を指示する場合は3Gタイマ値のみを送信することとしてもよい。
<バックオフタイマ動作例2>
バックオフタイマ動作例2では、通信制御装置100は、UE10に1つのタイマ値を通知する。そして、UE10は、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の内容に従って、当該タイマ値を使用して再発信抑止制御を行う。
例えば、UE10は、RAT非依存指示を受信した場合、上記タイマ値の時間を計時するタイマを起動して再発信抑止を開始し、タイマ満了前にRAT遷移してもタイマを止めずに再発信抑止を継続する。また、UE10は、RAT依存指示を受信した場合、上記タイマ値の時間を計時するタイマを起動して再発信抑止を開始するが、タイマ満了前にRAT遷移した場合、タイマを止めて、遷移先のRATで再発信を行う。
<バックオフタイマ動作例3>
バックオフタイマ動作例3では、通信制御装置100は、UE10にRAT依存タイマ値(本実施の形態では、LTEタイマ値と3Gタイマ値)のみを通知する。そして、UE10は、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の内容に応じて、使用するタイマ値を決定する。
UE10は、RAT依存指示を受信した場合、そのRATのタイマ値(例:LTEであればLTEタイマ値)の時間を計時するタイマを起動して再発信抑止を開始するが、タイマ満了前にRAT遷移した場合、タイマを止めて、遷移先のRATで再発信を行う。
また、UE10は、RAT非依存指示を受信した場合、両方のRATのタイマを同時に起動して再発信抑止を開始し、在圏するRATのタイマに従って再発信抑止制御を行う。例えば、LTEに在圏しているとき(最初からLTEに在圏する場合、又は、3GからLTEに遷移した場合)に、LTEのタイマが満了した場合は、3Gのタイマが満了していなくても再発信抑止を終了する。また、例えば、3Gのタイマが満了していない状態で、LTEから3Gに遷移した場合は、3Gでの再発信を抑止する。
(装置構成例、動作フロー)
<通信制御装置100>
図8に、本発明の実施の形態に係る通信制御装置100の機能構成を示す。図8は、通信制御装置100として機能する装置(本実施の形態では、MME20又はSGSN30)の機能のうち、Reject理由(輻輳等)を検知してReject信号を送信するという本実施の形態に関連する機能を主に示している。また、通信制御装置100は、MME20であるかSGSN30であるかによって、実際の機能構成は異なるが、本実施の形態に係る機能は両者間で基本的に同じであり、図8のように図示される。
図8に示すように、通信制御装置100は、発信要求受信部101、通信路設定要求送信部102、発信要求受付判定部103、及び発信拒否制御部104を備える。
発信要求受信部101は、UE10から発信要求信号を受信する。通信路設定要求送信部102は、UE10から発信要求信号を受信したことに応じて、通信路設定要求(例:PDPコンテクスト設定要求、ベアラ設定要求)を上位ノード装置200に送信する。
発信要求受付判定部103は、通信制御装置100が取得・管理する情報、上位ノード装置200から予め受信した情報、上位ノード装置200からの通信路設定要求に対する応答等に基づいて、UE10から受信した発信要求を受け付けるか否かを判定する。
例えば、発信要求受付判定部103は、ユーザ情報等により、発信要求の発信元のユーザが通信サービスを提供できないユーザであると識別した場合に、発信要求の発信元のUE10に対して発信要求を受け付けないと判定し、受け付けないことを発信拒否制御部104に通知する。また、例えば、発信要求受付判定部103は、輻輳を検知したことにより、発信要求の発信元のUE10に対して発信要求を受け付けないと判定し、受け付けないことを発信拒否制御部104に通知する。なお、発信要求を受け付ける場合は、通信路が設定され、発信要求の送信元に対して正常応答が返される。
発信要求の発信元のUE10に対して発信要求を受け付けない場合において、発信拒否制御部104は、拒否理由を示すCause値、タイマ値、動作指示を含む発信Reject信号を作成し、UE10に送信する。なお、前述したように、動作指示を含めない場合もある。
タイマ値については、例えば、前述したバックオフタイマ動作例1−1、1−2、2、3のうち、どれを適用するかに応じて、必要な個数・種類のタイマ値が送信される。また、タイマ値の値については、RAT毎及び/又はCause毎に予め定めた値を用いてもよいし、UEの混雑度合等に応じて、ダイナミックに決定した値を用いてもよい。
動作指示の内容(RAT依存、又はRAT非依存)については、例えば、RAT毎及び/又はCause毎に予め定めた値としてもよいし、その他の方法で決定した値としてもよい。
<UE10>
図9に、本発明の実施の形態に係るUE10の機能構成を示す。図9に示すように、UE10は、無線部11、通信処理部12、動作制御部13を有し、通信処理部12は、LTE機能部14と3G機能部15を有する。なお、図9は、UEのうち、本実施の形態に関連する機能部のみを示すものである。また、通信処理部12が、LTE機能部14と3G機能部15を有することは例にすぎず、より多くのRATに対応する機能部を有してもよい。
無線部11は、アンテナ及び高周波LSI等からなり、通信処理部12で作成された信号を無線送信したり、無線で受信した信号を通信処理部12に渡す機能等を備える。
通信処理部12は、ベースバンド部と呼んでもよく、パケットと無線上に乗せる信号(OFDM信号、WCDMA信号等)との間の変換(変復調)等を行う。通信処理部12は、LTE機能部14と3G機能部15を有し、LTE機能部14が、LTE信号の処理を行い、3G機能部15が3G信号の処理を行う。RAT遷移等の処理(RAT間セル再選択等)についても通信処理部12が実行している。
動作制御部13は、本実施の形態における動作制御を行う。つまり、動作制御部13は、発信要求信号の作成や送信(通信処理部12に渡すこと)、Reject信号の受信(通信処理部12から受け取ること)や解析、タイマ値に基づくタイマの開始/満了監視、動作指示及びタイマ値に従った再発信抑止制御等を実行する。
<動作フロー>
以下、前述したバックオフタイマ動作例1−1〜3についてのUE10の動作をフローチャートを参照して説明する。各フローチャートに示す動作は、主にUE10における動作制御部13により実行されるものである。なお、以下で説明する動作例においては、Reject信号に、本実施の形態に係るタイマ値や動作指示を含まない場合の動作(既存動作)も考慮している。
図10は、バックオフタイマ動作例1−1において、UE10がLTEに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。前述したように、バックオフタイマ動作例1−1では、通信制御装置100からUE10にタイマ値を通知する場合、RAT非依存のタイマ値とRAT依存のタイマ値(本例ではLTEタイマ値、3Gタイマ値)が通知される。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ201において、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の有無、タイマ値の有無を確認する。本実施の形態における新たな動作は、動作指示及びタイマ値があることを前提とするから、動作指示とタイマ値のうちのいずれかがない場合はステップ202に進み、既存動作を実行する。
動作指示とタイマ値の両方がある場合はステップ203に進み、UE10は、動作指示の内容を確認する。動作指示がRAT非依存である場合、ステップ204に進み、UE10は、RAT非依存タイマのみを開始する。なお、RAT非依存タイマを開始するとは、RAT非依存タイマ値の時間が経過したことで満了するタイマを開始することである。他のタイマについても同様である。ステップ204でRAT非依存タイマを開始すると、ステップ205において、当該タイマが起動中(満了する前)、再発信を抑止する。
ステップ203での確認の結果、動作指示がRAT依存である場合、ステップ206に進み、UE10は、現在の在圏RATであるLTEのタイマであるLTEタイマを開始する。ステップ206でLTEタイマを開始すると、ステップ207において、当該タイマが起動中(満了する前)、現在のRATであるLTEに在圏中は再発信を抑止する。
図11は、バックオフタイマ動作例1−1において、UE10が3Gに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ211において、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の有無、タイマ値の有無を確認する。動作指示とタイマ値のうちのいずれかがない場合はステップ212に進み、既存動作を実行する。
動作指示とタイマ値の両方がある場合はステップ213に進み、UE10は、動作指示の内容を確認する。動作指示がRAT非依存である場合、ステップ214に進み、UE10は、RAT非依存タイマを開始する。ステップ214でRAT非依存タイマを開始すると、ステップ215において、当該タイマが起動中(満了する前)、再発信を抑止する。
ステップ213での確認の結果、動作指示がRAT依存である場合、ステップ216に進み、UE10は、現在の在圏RATである3Gのタイマである3Gタイマのみを開始する。ステップ216で3Gタイマを開始すると、ステップ217において、当該タイマが起動中(満了する前)、現在のRATである3Gに在圏中は再発信を抑止する。
図12は、バックオフタイマ動作例1−1において、UE10がLTEから3GにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ301において、UE10は、動作タイマ判定を行う。タイマがない場合は、ステップ302に進み、既存動作を行う。ステップ301での判定の結果、RAT非依存タイマが動作中である場合は、ステップ303に進み、UE10は、3Gでの発信(再発信)を抑止する。ステップ301での判定の結果、LTEタイマが動作中(満了前)、かつ、RAT非依存タイマが動作していなければ、ステップ304に進み、UE10は、LTEタイマを停止し、3Gでの発信(再発信)を行う。なお、上記の処理で、RAT非依存タイマが動作中であることは、動作指示がRAT非依存であることに基づき、また、RAT依存タイマが動作中であることは、動作指示がRAT依存であることに基づく。つまり、UE10のRAT遷移後の再発信抑止動作は、RAT遷移前の動作指示に基づき決定される。
図13は、バックオフタイマ動作例1−1において、UE10が3GからLTEにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ311において、UE10は、動作タイマ判定を行う。タイマがない場合は、ステップ312に進み、既存動作を行う。ステップ311での判定の結果、RAT非依存タイマが動作中(満了前)である場合は、ステップ313に進み、UE10は、LTEでの発信(再発信)を抑止する。ステップ311での判定の結果、3Gタイマが動作中、かつ、RAT非依存タイマが動作していなければ、ステップ314に進み、UE10は、3Gタイマを停止し、LTEでの発信(再発信)を行う。
図14は、バックオフタイマ動作例1−2において、UE10がLTEに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。前述したように、バックオフタイマ動作例1−2では、通信制御装置100からUE10に対し、新規情報要素を用いた動作指示を通知せずに、タイマ値を通知する。UE10は、受信したタイマ値に基づきRAT依存指示かRAT非依存指示かを判断する。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ221においてタイマ値の有無を確認する。タイマ値がない場合はステップ222に進み、既存動作を実行する。
Reject信号の中にRAT非依存タイマ値があり、かつ、RAT依存タイマ値(LTEタイマ値)がない場合、UE10は、RAT非依存指示を受けたものと判断し、ステップ223に進み、RAT非依存タイマを開始する。ステップ223でRAT非依存タイマを開始すると、ステップ224において、当該タイマが起動中(満了する前)、再発信を抑止する。
Reject信号の中にRAT依存タイマ値(LTEタイマ値)があり、かつ、RAT非依存タイマ値がない場合、UE10は、RAT依存指示を受けたものと判断し、ステップ225に進み、LTEタイマを開始する。ステップ225でLTEタイマを開始すると、ステップ226において、当該タイマが起動中(満了する前)、LTE在圏中は再発信を抑止する。
図15は、バックオフタイマ動作例1−2において、UE10が3Gに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ231においてタイマ値の有無を確認する。タイマ値がない場合はステップ232に進み、既存動作を実行する。
Reject信号の中にRAT非依存タイマ値があり、かつ、RAT依存タイマ値(3Gタイマ値)がない場合、UE10は、RAT非依存指示を受けたものと判断し、ステップ233に進み、RAT非依存タイマを開始する。ステップ233でRAT非依存タイマを開始すると、ステップ234において、当該タイマが起動中(満了する前)、再発信を抑止する。
Reject信号の中にRAT依存タイマ値(3Gタイマ値)があり、かつ、RAT非依存タイマ値がない場合、UE10は、RAT依存指示を受けたものと判断し、ステップ235に進み、3Gタイマを開始する。ステップ235で3Gタイマを開始すると、ステップ236において、当該タイマが起動中(満了する前)、3G在圏中は再発信を抑止する。
図16は、バックオフタイマ動作例1−2において、UE10がLTEから3GにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ321において、UE10は、RAT依存タイマ(LTEタイマ)が動作していればそれを停止する。ステップ322において、UE10は、動作タイマ判定を行う。ステップ322での判定の結果、RAT非依存タイマが動作中である場合は、ステップ323に進み、UE10は、3Gでの発信(再発信)を抑止する。ステップ322での判定の結果、RAT非依存タイマが動作していない場合は、ステップ324に進み、UE10は、3Gでの発信(再発信)を行う。
図17は、バックオフタイマ動作例1−2において、UE10が3GからLTEにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ331において、UE10は、RAT依存タイマ(3Gタイマ)が動作していればそれを停止する。ステップ332において、UE10は、動作タイマ判定を行う。ステップ332での判定の結果、RAT非依存タイマが動作中である場合は、ステップ333に進み、UE10は、LTEでの発信(再発信)を抑止する。ステップ332での判定の結果、RAT非依存タイマが動作していない場合は、ステップ324に進み、UE10は、LTEでの発信(再発信)を行う。
図18は、バックオフタイマ動作例2において、UE10がLTE(又は3G)に在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。前述したように、バックオフタイマ動作例2では、通信制御装置100からUE10にタイマ値を通知する場合、1つのタイマ値が通知される。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ401において、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の有無、タイマ値の有無を確認する。動作指示とタイマ値のうちのいずれかがない場合はステップ402に進み、既存動作を実行する。
動作指示とタイマ値の両方がある場合はステップ403に進み、UE10は、タイマを開始する。UE10は、ステップ403でタイマを開始すると、ステップ404において、当該タイマが動作中(満了する前)、現在のRATであるLTE(又は3G)に在圏中は再発信を抑止する。
図19は、バックオフタイマ動作例2において、UE10がLTEから3GにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ501において、UE10は、動作指示(RAT非依存/RAT依存)の判定を行う。この判定は、現在動作している1つのタイマが、RAT非依存タイマとして動作しているのか、それともRAT依存タイマ(RAT変更前のRATのタイマ)として動作しているのかを判定する動作タイマ判定でもある。
まず、タイマがない場合は、ステップ502に進み、既存動作を行う。ステップ501での判定の結果、動作指示がRAT非依存であり、タイマがRAT非依存タイマとして動作中(満了前)である場合は、ステップ503に進み、UE10は、3Gでの発信(再発信)を抑止する。ステップ501での判定の結果、動作指示がRAT依存であり、タイマがRAT依存タイマ(LTEタイマ)として動作中(満了前)である場合は、ステップ504に進み、UE10は、タイマを停止し、3Gでの発信(再発信)を行う。
図20は、バックオフタイマ動作例2において、UE10が3GからLTEにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ511において、UE10は、動作指示(RAT非依存/RAT依存)の判定を行う。タイマがない場合は、ステップ512に進み、既存動作を行う。ステップ511での判定の結果、動作指示がRAT非依存であり、タイマがRAT非依存タイマとして動作中(満了前)である場合は、ステップ513に進み、UE10は、LTEでの発信(再発信)を抑止する。ステップ511での判定の結果、動作指示がRAT依存であり、タイマがRAT依存タイマ(3Gタイマ)として動作中(満了前)である場合は、ステップ514に進み、UE10は、タイマを停止し、LTEでの発信(再発信)を行う。
図21は、バックオフタイマ動作例3において、UE10がLTEに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。前述したように、バックオフタイマ動作例3では、通信制御装置100からUE10にタイマ値を通知する場合、RAT依存のタイマ値(本例ではLTEタイマ値、3Gタイマ値)のみが通知される。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ601において、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の有無、タイマ値の有無を確認する。動作指示とタイマ値のうちのいずれかがない場合はステップ602に進み、既存動作を実行する。
動作指示とタイマ値の両方がある場合はステップ603に進み、UE10は、動作指示の内容を確認する。動作指示がRAT非依存である場合、ステップ604に進み、UE10は、3GタイマとLTEタイマの両方を開始する。ステップ604で両タイマを開始すると、ステップ605において、現在のRATのタイマであるLTEタイマが動作中(満了する前)、LTEに在圏中は再発信を抑止する。
ステップ603での確認の結果、動作指示がRAT依存である場合、ステップ606に進み、UE10は、現在のRATのタイマであるLTEタイマのみを開始する。ステップ606でLTEタイマを開始すると、ステップ607において、当該タイマが動作中(満了する前)、現在のRATであるLTEに在圏中は再発信を抑止する。
図22は、バックオフタイマ動作例3において、UE10が3Gに在圏している場合のReject信号受信時の動作を示すフローチャートである。
Reject信号を受信したUE10は、ステップ611において、動作指示(RAT依存/RAT非依存)の有無、タイマ値の有無を確認する。動作指示とタイマ値のうちのいずれかがない場合はステップ612に進み、既存動作を実行する。
動作指示とタイマ値の両方がある場合はステップ613に進み、UE10は、動作指示の内容を確認する。動作指示がRAT非依存である場合、ステップ614に進み、UE10は、3GタイマとLTEタイマの両方を開始する。ステップ614で両タイマを開始すると、ステップ615において、現在のRATのタイマである3Gタイマが動作中(満了する前)、3Gに在圏中は再発信を抑止する。
ステップ613での確認の結果、動作指示がRAT依存である場合、ステップ616に進み、UE10は、現在のRATのタイマである3Gタイマのみを開始する。ステップ616で3Gタイマを開始すると、ステップ617において、当該タイマが動作中(満了する前)、現在のRATである3Gに在圏中は再発信を抑止する。
図23は、バックオフタイマ動作例3において、UE10がLTEから3GにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ701において、UE10は、動作タイマ判定を行う。ステップ701での判定の結果、3Gタイマが動作中(満了前)である場合は、ステップ702に進み、UE10は、3Gでの発信(再発信)を抑止する。ステップ701での判定の結果、3Gタイマが動作していない場合は、ステップ703に進み、UE10は、LTEタイマを停止し、3Gでの発信(再発信)を行う。
図24は、バックオフタイマ動作例3において、UE10が3GからLTEにRAT変更を行った場合の動作を示すフローチャートである。
ステップ711において、UE10は、動作タイマ判定を行う。ステップ711での判定の結果、LTEタイマが動作中(満了前)である場合は、ステップ712に進み、UE10は、LTEでの発信(再発信)を抑止する。ステップ711での判定の結果、LTEタイマが動作していない場合は、ステップ713に進み、UE10は、3Gタイマを停止し、LTEでの発信(再発信)を行う。
なお、図8、図9に示す装置の構成(機能区分)は一例に過ぎない。本実施の形態で説明する処理を実現できるのであれば、その実装方法(具体的な機能部の配置等)は、特定の実装方法に限定されない。例えば、本実施の形態のユーザ装置(UE)と通信制御装置とは、下記のように構成することもできる。
すなわち、本実施の形態におけるユーザ装置は、複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおいて使用されるユーザ装置であって、第1の無線アクセス技術を使用する前記ユーザ装置から前記移動通信ネットワークに送信された発信要求が拒否される場合に、当該移動通信ネットワークから、タイマ値と動作指示を含む発信拒否信号を受信する受信部と、前記受信部により受信した前記発信拒否信号に含まれる前記タイマ値に基づいて再発信の抑止を行う動作制御部と、を備え、前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記動作制御部は、前記発信拒否信号に含まれる前記動作指示に基づいて再発信を抑止するか否かを決定するユーザ装置として構成される。
上記の構成により、ユーザ装置からの発信が拒否されたときに、タイマを用いてユーザ装置からの再発信を抑止する移動通信システムにおいて、ユーザ装置のRAT遷移時における再発信抑止の動作を適切に制御することを可能とする技術を提供できる。
前記動作指示は、例えば、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に依存して行わせる無線アクセス技術依存指示、又は、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に拠らずに行わせる無線アクセス技術非依存指示である。この構成により、ユーザ装置は、再発信の抑止動作をRAT依存で行うか、RAT非依存で行うかを明確に把握できる。
前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば再発信の抑止を行わず、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であればタイマ値に基づく再発信の抑止を行う。この構成により、ユーザ装置は、指示に基づく再発信抑止動作を適切に行うことができるとともに、移動通信ネットワークは、ユーザ装置におけるRAT遷移時の再発信の抑止動作を適切に制御できる。
前記発信拒否信号は、前記タイマ値として、例えば、無線アクセス技術に依存しない非依存タイマ値と、無線アクセス技術毎の依存タイマ値とを含み、前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば、前記ユーザ装置が使用している前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値を使用し、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であれば前記非依存タイマ値を使用する。この構成により、ユーザ装置は、動作指示に適合したタイマ値を使用することができる。
前記発信拒否信号は、前記タイマ値として、例えば、無線アクセス技術毎の依存タイマ値を含み、前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば、前記ユーザ装置が使用している前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値を使用し、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であれば、前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値と前記第2の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値の両方を使用するようにしてもよい。この構成により、この構成により、ユーザ装置は、動作指示に適合したタイマ値を使用することができる。
また、本実施の形態における通信制御装置は、複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおける第1の無線アクセス技術に対応する通信制御装置であって、前記第1の無線アクセス技術を使用するユーザ装置から送信された発信要求を受信する受信部と、前記発信要求を拒否する場合に、動作指示と、前記ユーザ装置に再発信の抑止を行わせるためのタイマ値とを含む発信拒否信号を作成し、当該発信拒否信号を前記ユーザ装置に送信する発信拒否制御部と、を備え、前記動作指示は、前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、当該ユーザ装置に再発信の抑止を行うか否かを決定させるために用いられる指示であるようにした通信制御装置として構成される。
上記の構成により、ユーザ装置からの発信が拒否されたときに、タイマを用いてユーザ装置からの再発信を抑止する移動通信システムにおいて、ユーザ装置のRAT遷移時における再発信抑止の動作を適切に制御することを可能とする技術を提供できる。
なお、前記動作指示は、Explicitに通知してもよいし、タイマ値に動作指示の情報を含めることで、Implicitに通知してもよい。Implicitに動作指示を通知することで、新規情報要素を追加することなくユーザ装置に動作指示を行うことができる。
本実施の形態で説明するUE(ユーザ装置)10の構成は、CPUとメモリを備えるUE10において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在した構成であってもよい。
また、本実施の形態で説明する通信制御装置100の構成は、CPUとメモリを備える通信制御装置100において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在した構成であってもよい。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、UE10、通信制御装置100は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。UE10のプロセッサにより動作するソフトウェア及び通信制御装置100のプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本国際特許出願は2014年5月16日に出願した日本国特許出願第2014−102867号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2014−102867号の全内容を本願に援用する。
1 UE
2 ネットワーク装置
11 無線部
12 通信処理部
13 動作制御部
14 LTE機能部
15 3G機能部
20 MME(Mobile Management Entity)
30 SGSN(Serving General Packet Radio Service Support Node)
40 SGW(Serving Gateway)
50 PCRF(Policy and Charging Rules Function)
60 PGW(Packet Data Network Gateway)
70 EPC(Evolved Packet Core)
80 IMS(IP Multimedia Subsystem)
100 通信制御装置
200 上位ノード装置
101 発信要求受信部
102 通信路設定要求送信部
103 発信要求受付判定部
104 発信拒否制御部

Claims (10)

  1. 複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおいて使用されるユーザ装置であって、
    第1の無線アクセス技術を使用する前記ユーザ装置から前記移動通信ネットワークに送信された発信要求が拒否される場合に、当該移動通信ネットワークから、タイマ値と動作指示を含む発信拒否信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信した前記発信拒否信号に含まれる前記タイマ値に基づいて再発信の抑止を行う動作制御部と、を備え、
    前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記動作制御部は、前記発信拒否信号に含まれる前記動作指示に基づいて再発信を抑止するか否かを決定する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記動作指示は、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に依存して行わせる無線アクセス技術依存指示、又は、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に拠らずに行わせる無線アクセス技術非依存指示である
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、
    前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば再発信の抑止を行わず、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であればタイマ値に基づく再発信の抑止を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記発信拒否信号は、前記タイマ値として、無線アクセス技術に依存しない非依存タイマ値と、無線アクセス技術毎の依存タイマ値とを含み、
    前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば、前記ユーザ装置が使用している前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値を使用し、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であれば前記非依存タイマ値を使用する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザ装置。
  5. 前記発信拒否信号は、前記タイマ値として、無線アクセス技術毎の依存タイマ値を含み、
    前記動作制御部は、前記動作指示が前記無線アクセス技術依存指示であれば、前記ユーザ装置が使用している前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値を使用し、前記動作指示が前記無線アクセス技術非依存指示であれば、前記第1の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値と前記第2の無線アクセス技術に対応する依存タイマ値の両方を使用する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザ装置。
  6. 前記動作指示は、前記発信拒否信号におけるタイマ値に含まれる情報である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  7. 複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおける第1の無線アクセス技術に対応する通信制御装置であって、
    前記第1の無線アクセス技術を使用するユーザ装置から送信された発信要求を受信する受信部と、
    前記発信要求を拒否する場合に、動作指示と、前記ユーザ装置に再発信の抑止を行わせるためのタイマ値とを含む発信拒否信号を作成し、当該発信拒否信号を前記ユーザ装置に送信する発信拒否制御部と、を備え、
    前記動作指示は、前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、当該ユーザ装置に再発信の抑止を行うか否かを決定させるために用いられる指示である
    ことを特徴とする通信制御装置。
  8. 前記動作指示は、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に依存して行わせる無線アクセス技術依存指示、又は、再発信の抑止動作を、前記ユーザ装置が使用する無線アクセス技術に拠らずに行わせる無線アクセス技術非依存指示である
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記動作指示は、前記発信拒否信号におけるタイマ値に含まれる情報である
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の通信制御装置。
  10. 複数の無線アクセス技術をサポートする移動通信ネットワークにおける第1の無線アクセス技術に対応する通信制御装置と、ユーザ装置とを備える通信システムにより実行される発信拒否制御方法であって、
    前記第1の無線アクセス技術を使用する前記ユーザ装置が発信要求を送信し、前記通信制御装置が当該発信要求を受信するステップと、
    前記通信制御装置が、前記発信要求を拒否する場合に、動作指示と、前記ユーザ装置に再発信の抑止を行わせるためのタイマ値とを含む発信拒否信号を作成し、当該発信拒否信号を前記ユーザ装置に送信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記発信拒否信号に含まれる前記タイマ値に基づいて前記第1の無線アクセス技術による再発信の抑止を行うステップと、
    前記ユーザ装置が、使用する無線アクセス技術を前記第1の無線アクセス技術から第2の無線アクセス技術に変更した場合において、前記発信拒否信号に含まれる前記動作指示に基づいて再発信を抑止するか否かを決定するステップと
    を備えることを特徴とする発信拒否制御方法。
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