JP2011169848A - 温度補正システム - Google Patents

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Abstract

【課題】基準温度の補正流量を容易に算定することができるとともに、基準温度の補正流量の算定が、システム全体として正しく行われているかをテストすることができる温度補正システムを提供する。
【解決手段】 模擬データ出力手段に対し、所定の流量に対応した流量データ及び所定の温度に対応した温度データを出力するように外部から指示することで、補正流量算定手段が、所定の流量に対応した流量データ及び所定の温度に対応した温度データの内、少なくともその一方のデータを、通信回線を介して受信するとともに、一方のデータだけを通信回線を介して受信する場合には、他方のデータを、通信回線を介さずに受信して、基準温度の補正流量(A)を算定するように構成するとともに、基準温度の補正流量(A)と、基準温度の理論上の補正流量(B)を比較することで、基準温度の補正流量(A)の誤差を算定することができるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管を流れる流体の流量を、基準温度の補正流量に換算する温度補正システムに関し、詳しくは、基準温度の補正流量への換算が、温度補正システム全体として正しく行われているかのテスト(温度補正テスト)を容易に行うことが出来る温度補正システムに関する。
流体の容量(流量)は流体の温度により変化するため、取引等においては、基準温度に換算した容量に基づいて取引が行われる。例えば、国内の油液の取引では、JIS規格(JIS K2249:原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・質量・容量換算表に関する規格)で定められた15℃に補正換算した補正容量に基づいて取引される。また、特に油液の場合は、その税務上の扱いから、補正容量の算定に際して極めて高い精度が要求されている。
したがって、油液の取引が行われる製油所や油槽所においては、流量計、温度計、及び温度補正計器などを配置して、配管を流れる油液の流量を、基準温度である15℃の補正流量に換算する温度補正システムが、従来から用いられている。
図5は、製油所における従来の温度補正システム100の概略構成を示した概念図である。製油所においては、原油、石油製品などの原料となる中間製品、及びガソリンや軽油などの石油製品などの取引が行われている。
この従来の温度補正システム100は、図5に示したように、例えば、タンカー170から陸揚げされる石油製品などの油液を、タンク160まで送油する配管110と、1条の配管110に対して、各1台の流量計122及び温度計124からなる流量・温度測定手段120と、この1つの流量・温度測定手段120に対して1台が配置される温度補正計器130と、から構成されている。
なお、図5に示した概念図では、敷設されている配管110は1条だけであるが、実際の製油所などにおいては複数の配管110が複雑に敷設されており、製油所などの規模にもよるが、流量・温度測定手段120及び温度補正計器130も多い場合で数百台程度の数が配置されている。
流量計122は、配管110を流れる油液の流量を測定し、その測定した流量に対応する流量データを温度補正計器130に出力するように構成されている。また、温度計124は、配管110を流れる油液の温度を測定し、その測定した温度に対応する温度データを温度補正計器130に出力するように構成されている。
また、温度補正計器130は、流量計122から受信した流量データ、温度計124から受信した温度データ、及び予め温度補正計器130自体に設定されている油液の密度データを基にして、基準温度である15℃の補正流量を算定するように構成されている。
また、温度補正計器130で算定された補正流量は、通信ケーブル142を介して、DCS(Distribution Control System)装置140に送信され、DCS装置140と接続する上位システム150の監視端末モニターなどに表示されるようになっている。
なお、温度補正計器130に設定されている密度データの変更作業は、個々の温度補正計器130毎に、温度補正計器130が配置されている現場で行わなければならず、頻繁な密度データの変更は、多大な労力を要するため困難であった。このため、従来の温度補正システム100では、同一の配管110に流す油液の種類をできるだけ固定し、温度補正計器130に対する密度データの変更回数が、極力少なくなるように運用されていた。
ところで、上述した従来の温度補正システム100にあっては、温度補正計器130に対して、所定の精度を有しているかを検査するために、所定の期間毎に(通常は2年に1回程度の間隔で)検定が行われる。この検定は、取り外した温度補正計器130を、検定機関に持ち込んで行われるため、検定期間中は、代わりの温度補正計器130を配置しなければならず、相当数の予備の温度補正計器130を用意しておく必要があった。また、検定に持ち込む際の温度補正計器130の取り外し、及び設置にも多大な労力を要していた。
また、従来の温度補正システム100では、上述したように、温度補正計器130における頻繁な密度データの変更を避けるために、同一の配管110に流す油液の種類を出来るだけ長期間にわたって固定する必要があったため、自由度の高い製油所の運用を行う上での妨げとなっていた。
また、同じ種類の油液でもその密度にはある程度の幅があり、例えば、ガソリンや軽油などの石油製品の場合は、出荷先や季節によって製品の密度が異なる。したがって、同一の配管110に流す油液の種類を出来るだけ長期間にわたって固定しようとしても、自ずと限界があり、製品の出荷先や季節が変わる度に、温度補正計器130に設定されている密度データを更新する必要があった。
また、温度補正計器130で算定された補正流量が、通信ケーブル142を介して、DCS装置140へ送信される際、通信ケーブル142の劣化や、通信ケーブル142へのノイズの侵入などにより、通信中のデータに誤差が生じる場合があった。
本発明は、上述した従来の課題に鑑みなされたものであって、従来の温度補正システムと比べて、少ない労力で基準温度の補正流量の算定することができるとともに、通信中に生じるデータの誤差を算定することで、基準温度の補正流量の算定が、システム全体として正しく行われているかをテストすることができる温度補正システムを提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の温度補正システムは、
配管と、
前記配管に設けられ、配管を流れる流体の流量及び温度を測定する流量・温度測定手段と、
前記流量・温度測定手段から送信された流量データ及び温度データを、通信回線を介して受信して、基準温度の補正流量を算定する補正流量算定手段と、
外部からの指令により、任意の流量データ及び温度データを出力する模擬データ出力手段と、を備える温度補正システムであって、
前記模擬データ出力手段に対し、所定の流量に対応した流量データ及び所定の温度に対応した温度データを出力するように外部から指示することで、
前記補正流量算定手段が、前記模擬データ出力手段から出力された前記所定の流量に対
応した流量データ及び前記所定の温度に対応した温度データの内、少なくともその一方のデータを、前記通信回線を介して受信するとともに、一方のデータだけを前記通信回線を介して受信する場合には、他方のデータを、前記通信回線を介さずに受信して、基準温度の補正流量(A)を算定するように構成されており、
これにより、
前記補正流量算定手段において算定された基準温度の補正流量(A)と、
前記所定の流量データ及び温度データに基づいて算定した、基準温度の理論上の補正流量(B)を比較することで、
前記基準温度の補正流量(A)の誤差を算定することができるように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、流量・温度測定手段から送信された流量データ及び温度データを、通信回線を介して受信して、基準温度の補正流量を算定する補正流量算定手段を備えているため、従来の温度補正システムのように1つの流量・温度測定手段に対して1台の温度補正計器を設ける必要がなく、従来の温度補正システムと比べて、少ない労力で基準温度の補正流量を算定することができる。
また、模擬データ出力手段が、外部からの指令により、任意の流量データ及び温度データを出力するように構成されており、補正流量算定手段により、通信中に生じたデータの誤差が反映された基準温度の補正流量(A)を容易に算定することができるため、基準温度の補正流量(A)と、通信中に生じるデータの誤差を含まない基準温度の理論上の補正流量(B)を比較することで、通信中に生じるデータの誤差を容易に算定することができる。
上記発明において、
前記基準温度の理論上の補正流量(B)は、
前記補正流量算定手段が、前記所定の流量に対応した流量データ及び前記所定の温度に対応した温度データを、前記通信回線を介さずに受信して、算定したものであることが望ましい。
このように構成することによって、補正流量算定手段によって、基準温度の理論上の補正流量(B)を容易に算定することができるため、より簡単に、通信中に生じるデータの誤差を算定することができる。
上記発明において、
前記通信回線が、流量データが送信される通信回線と、温度データが送信される通信回線とから構成されるとともに、
前記流量データが送信される通信回線又は温度データが送信される通信回線のいずれか一方の通信回線の健全性が確認されている場合には、
前記補正流量算定手段が、前記健全性が確認されている方の通信回線を介さずに、前記所定の流量に対応した流量データ又は前記所定の温度に対応した温度データを受信して、基準温度の補正流量(A)を算定するように構成することもできる。
また、上記発明において、
前記流量データが、パルス信号のパルスの数に対応していることが望ましい。
また、上記発明において、
前記温度データが、連続信号の信号の大きさに対応していることが望ましい。
このような流量データ及び温度データは、通信中に誤差が生じる場合があり、通信中に
生じる誤差を容易に算定可能な本発明の温度補正システムを、より好適に用いることができる。
また、上記発明において、
前記流体が油液であることが望ましい。
このように構成することによって、油液の取引では、基準温度の補正流量の算定に際して高い精度が要求されるため、特に、製油所などにおいて、本発明の温度補正システムを好適に用いることができる。
本発明によれば、従来の温度補正システムと比べて、少ない労力で、基準温度の補正流量を算定することができるとともに、通信中に生じるデータの誤差を容易に算定することができる温度補正システムを提供することができる。
図1は、製油所における本発明の温度補正システムの概略構成を示した概念図である。 図2は、流量計から送信されるパルス信号を示した図であり、図2(A)は、正常な状態のパルス信号を示した図、図2(B)は、通信ケーブルが劣化した状態のパルス信号を示した図、図2(C)は、通信ケーブルにノイズが侵入した場合のパルス信号を示した図である。 図3は、温度計から送信される連続信号を示した図であり、図3(A)は、正常な状態の連続信号を示した図、図3(B)は、通信ケーブルが劣化した状態の連続信号を示した図、図3(C)は、通信ケーブルにノイズが侵入した場合の連続信号を示した図である。 図4は、本発明の温度補正システムを用いて行われる温度補正テスト方法のフロー図である。 図5は、製油所における従来の温度補正システムの概略構成を示した概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
なお、本発明の温度補正システムは、そのシステムの全体構成だけでなく、基準温度の補正流量への換算が、温度補正システム全体として正しく行われているかのテスト(温度補正テスト)を行えるように構成されている点にも特徴を有しており、以下、前段において温度補正システムに対する説明を行い、後段において温度補正テスト方法に対する説明を行う。
また、本発明の温度補正システムは、製油所において、油液が流れる配管の流量を基準温度の補正流量に換算する場合に、特に好適に使用されるものであり、以下、本発明の温度補正システムを製油所に適用した実施形態に基づいて説明する。
<温度補正システム1>
図1は、製油所における本発明の温度補正システム1の概略構成を示した概念図である。
この本実施形態の温度補正システム1は、図1に示したように、製油所に敷設された配管10と、配管10に設けられた流量計22及び温度計24からなる流量・温度測定手段20と、流量計模擬装置23及び温度計模擬装置25からなる模擬データ出力手段21と
、流量・温度測定手段20と通信回線(通信ケーブル42、44)を介して接続される補正流量算定手段(DCS装置40)と、から構成されている。
なお、上述した流量計模擬装置23及び温度計模擬装置25は、後述するように、温度補正テスト方法を実施する際に、流量計22及び温度計24に代えて通信ケーブル42、44に接続されるものである。
配管10は、図1に示したように、例えば、タンカー70から陸揚げされる石油製品などの油液をタンク60まで送油するものであり、例えば、鋼管などからなる配管ラインに、バルブやポンプなどの制御機器が設けられて、構成されている。
なお、図1に示した概念図では、敷設されている配管10は1条だけであるが、実際の製油所では複数の配管10が複雑に敷設されており、上述した流量・温度測定手段20も多い場合で数百台程度の数が配置されている。また、本発明において油液とは、原油、石油製品などの原料となる中間製品、及びガソリン、灯油、軽油などの液状の石油製品を指す。
流量計22は、例えば、流量計内部に収容された回転子の回転数によって流量を測定する容積式流量計である。この流量計22は、回転子の回転数に対応した数のパルス信号を、通信ケーブル42を介してDCS装置40に送信するように構成されている。
温度計24は、例えば、金属製の測温抵抗体を備えた温度センサーであり、油液中に浸設された測温抵抗体の電気抵抗から油液の温度を測定するものである。この温度計24は、測温抵抗体の電気抵抗に対応した電圧を、通信ケーブル44を介してDCS装置40に連続的に送信するように構成されている。
なお、本実施形態の流量・温度測定手段20は、図1に示したように、各1台の流量計22及び温度計24から構成されているが、本発明の流量・温度測定手段20は、これに限定されず、例えば、流量計22と温度計24とが1つの計器として一体的に構成されたものであってもよく、また、例えば、複数台の流量計22と、複数台の温度計24とから構成されたものであってもよい。
流量計模擬装置23は、外部からの指令に基づいて、任意の流量データを出力する装置であり、本実施形態では、オペレーターが流量計模擬装置23に任意の流量を直接入力することで、その入力された流量に対応する流量データを出力するように構成されている。また、この流量計模擬装置23は、上述した流量計22から送信される信号と同じ信号を生成して出力することができるように構成されている。
温度計模擬装置25は、外部からの指令に基づいて、任意の温度データを出力する装置であり、本実施形態では、オペレーターが温度計模擬装置25に任意の温度を直接入力することで、その入力された温度に対応する温度データを出力するように構成されている。また、この温度計模擬装置25は、上述した温度計25から送信される信号と同じ信号を生成して出力することができるように構成されている。
なお、本実施形態の模擬データ出力手段21は、図1に示したように、各1台の流量計模擬装置23及び温度計模擬装置25から構成されているが、本発明の模擬データ出力手段21は、これに限定されず、例えば、流量計模擬装置23と温度計模擬装置25とが1つの計器として一体的に構成されたものであってもよく、また、例えば、複数台の流量計模擬装置23と、複数台の温度計模擬装置25から構成されたものであってもよい。
また、本実施形態の模擬データ出力手段21は、図1に示したように、流量・温度測定手段20とは別の装置から構成されているが、本発明の模擬データ出力手段21は、これに限定されず、例えば、流量計模擬装置23及び温度計模擬装置25の機能を各々流量計22及び温度計24に付加することで、模擬データ出力手段21を、流量・温度測定手段20と同様に、流量計22及び温度計24から構成することも可能である。
DCS装置40は、相互に接続された複数台のコンピュータからなり、配管10に設けられている流量計22や温度計24などの各種の測定機器、及びバルブやポンプなどの各種の制御機器を、複数台のコンピュータで分散して制御するように構成されている。
また、図1に示したように、DCS装置40には、上位システム50が接続されており、流量計22や温度計24からDCS装置40に送信された流量データや温度データなどは、DCS装置40から上位システム50に送られて、この上位システム50の監視端末モニターに表示されるようになっている。また、上位システム50は、その監視端末を通じて、DCS装置40をコントロールできるように構成されている。なお、図1では、DCS装置40に接続される流量・温度測定手段20は1つだけであるが、DCS装置40に複数の流量・温度測定手段20を接続することも、勿論可能である。
また、DCS装置40は、流量計22から受信した流量データ、温度計24から受信した温度データから、基準温度である15℃の補正流量を算定するように構成されている。すなわち、DCS装置40には、JIS規格(温度に対する密度換算及び容量換算の基本式:JIS K2249)で定められている以下の式(1)〜(3)と、表1が予め記憶されており、流量計22から受信した流量データ、及び温度計24から受信した温度データから、以下の式(1)〜(3)及び表1に基づいて、基準温度の補正流量を算定するようになっている。
Figure 2011169848
Figure 2011169848
Figure 2011169848
ここで、VCFは容量換算係数(15℃)、V15は15℃における容量(m3)、Vtは任意温度(t℃)における容量(m3)、ρtは密度(t℃)(kg/m3)、ρ15は密度(
15℃)(kg/m3)、αTは15℃における熱膨張係数(℃-1)、Δtは温度差[Δt=t−15](℃)である。また、K0、K1、A及びBは油種別に定められている定数であり、表1に示したとおりである。
Figure 2011169848
上記式(1)〜(3)及び表1からも分かるように、基準温度である15℃の補正流量(上記式(1)のV15に相当)を算定するためには、基準温度における油液の密度(ρ15)に関するデータが必要である。これに対して、本実施形態では、各タンクに貯留されている油液の密度を定期的に測定し、その測定した密度を、随時、上位システム50に記憶するようにしているため、例えば、温度補正の対象となる油液の識別番号などを上位システム50に入力することで、その油液の密度データが、自動的に上位システム50からDCS装置40に送信されるようになっている。
なお、勿論、上記式(1)〜(3)及び表1をDCS装置40に記憶させる代わりに、JIS規格の密度・質量・容量換算表(JIS K2249:付表I〜V)をDCS装置
40に記憶させておき、油液の温度及び密度に対応する換算密度が換算表から自動的に選定されるようにして、基準温度の補正流量を算定するように構成することも可能である。
このように、本実施形態の温度補正システム1は、配管10に設けられた流量・温度測定手段20と、この流量・温度測定手段20から送信された流量データ及び温度データを、通信ケーブル42、44を介して受信するDCS装置40を備えるとともに、DCS装置40は、受信した流量データ及び温度データから、基準温度の補正流量を算定するように構成されている。
したがって、従来の温度補正システム100のように、1つの流量・温度測定手段120に対して1台の温度補正計器130を設ける必要がなく、検定期間中に使用する代わりの温度補正計器130を用意しておく必要もない。また、検定に持ち込む際の温度補正計器130の取り外し、及び設置の労力も要しないため、従来の温度補正システム100と比べて、少ない労力で基準温度の補正流量を算定することができる。
また、DCS装置40に対する密度データの設定は、上位システム50から自動的に送信されるようになっているため、従来の温度補正システム100のように、製油所に点在する数百もの温度補正計器130の一台一台に対して、密度データを設定する必要がなく、従来の温度補正システム100と比べて、少ない労力で基準温度の補正流量を算定することができる。
なお、上述の説明では、タンカー70から陸揚げされる石油製品などの油液の補正流量を測定する場合、すなわち、入荷段階の油液の補正流量を算定する場合を例としているが、本発明の温度補正システム1は、これに限定されず、例えば、製油所で精製したガソリンなどをタンカーやタンクローリなどに積載する場合、すなわち、出荷段階の油液の補正流量を算定する場合にも適用可能である。
<温度補正テスト方法>
次に、本実施形態の温度補正システム1を用いて行われる温度補正テスト方法について説明する。
本発明の温度補正テストとは、基準温度の補正流量への換算が、温度補正システム全体として正しく行われているかを確認するためのテストである。具体的には、流量・温度測定手段20で測定された流量に対応する流量データ及び温度に対応する温度データが、通信ケーブル42、44を介して、DCS装置40に送信される際に、通信中の流量データ及び温度データに誤差が生じていないかを確認するためのテストである。
通信ケーブル42、44を介して送信される流量データ及び温度データは、通信ケーブルの劣化や、通信ケーブルに侵入するノイズの影響などにより、誤差が生じる場合がある。通信ケーブルへのノイズの侵入要因としては、ケーブル周辺に設置されている機器類の影響、温度変化の影響、落雷など自然条件の影響など、様々な要因が考えられる。
このような、通信中の流量データ及び温度データに生じる得る誤差について、図2及び図3に基づいて説明する。
図2は、流量計22から送信されるパルス信号を示した図であり、図2(A)は、正常な状態のパルス信号22aを示した図、図2(B)は、通信ケーブル42が劣化した状態のパルス信号22bを示した図、図2(C)は、通信ケーブル42にノイズが侵入した場合のパルス信号22cを示した図である。また、図3は、温度計24から送信される連続信号を示した図であり、図3(A)は、正常な状態の連続信号24aを示した図、図3(B)は、通信ケーブル44が劣化した状態の連続信号24bを示した図、図3(C)は、通信ケーブル44にノイズが侵入した場合の連続信号24cを示した図である。
図2(A)に示したように、流量計22から送信されるパルス信号22aは、一定の電圧を出力している状態で、瞬間的に高い電圧を印加することで生成される方形波である。流量計22は、所定単位の積算流量(例えば、0.1リットル)に対応して、瞬間的に高い電圧を出力するようになっており、これにより、測定した流量を、通信ケーブル42を介して、DCS装置40に送信している。DCS装置40では、この流量計22から送信されるパルス信号のパルス数をカウントして、配管10を流れる流量を認識している。
また、図3(A)に示したように、温度計24から送信される連続信号24aは、温度計24が、測定した温度に対応する電気抵抗を例えば電圧に変換し、変換した電圧を連続的に出力することで生成されるものである。温度計24が備える金属性の測温抵抗体は、温度が高いほど電気抵抗も大きくなるため、温度計24から出力される連続信号24aも、温度が高いほど大きくなる。DCS装置40は、この温度計24から出力される連続信号を受信し、金属における電気抵抗と温度との関係から、配管10を流れる油液の温度を認識している。
ところで、通信ケーブル42が劣化した場合は、ケーブルの電気抵抗が大きくなるため、通信ケーブル42を介して送信される流量計22のパルス信号も小さくなり、図2(B)に示したように、DCS装置40が認識できない程の小さいパルス信号22bが生成されることがある。このような場合、DCS装置40が認識する流量は、流量計22で測定された実際の油液の流量よりも少なくなる。
また、通信ケーブル44が劣化した場合は、ケーブルの電気抵抗が大きくなるため、通信ケーブル44を介して送信される温度計24の連続信号が、図3(B)に示したように、図3(A)に示した正常な連続信号24aよりも大きい連続信号24bとなって、DCS装置40に送信される場合がある。このような場合、DCS装置40が認識する温度は、温度計24で測定された実際の油液の温度よりも高いものとなる。
また、通信ケーブル42にノイズが侵入した場合は、侵入したノイズの影響により、図2(C)に示したようなパルス信号22cが生成される場合がある。このような場合は、DCS装置40がパルス信号22cを流量データとしてカウントしてしまうため、DCS装置40が認識する流量は、流量計22で測定された実際の油液の流量よりも多くなる。
また、通信ケーブル44にノイズが侵入した場合は、侵入したノイズの影響により、図3(C)に示したように、正常な連続信号24aと比べて大きい連続信号24cが、一時的に生成される場合がある。このような場合、DCS装置40が認識する温度は、温度計24で測定された実際の油液の温度よりも、一時的に高いものとなる。
このような流量データ及び温度データに生じる通信中の誤差を算定するため、本発明の温度補正システム1は、図4に示したように、温度補正テストを実施できるように構成されている。
図4は、本発明の温度補正システム1を用いて行われる温度補正テスト方法のフロー図である。なお、本実施形態では、温度補正テストの実施に先立って、図1に示したように、流量計22及び温度計24に代えて、流量計模擬装置23及び温度計模擬装置25が、通信ケーブル42、44に接続されるものとする。
図4に示したように、本発明の温度補正システム1を用いて行われる温度補正テスト方法では、先ず、テストに用いる流量及び温度を設定する(S1)。この際、温度補正テストは、流量及び温度を変更して少なくとも3回実施するのが好ましいため、設定するテスト用の流量及び温度も、数値を変えて少なくとも3回分設定するのが好ましい。
次に、S1で設定したテスト用の流量及び温度を、模擬データ出力手段21に入力するとともに、同じテスト用の流量及び温度を上位システム50の監視端末に入力する(S2)。
すると、模擬データ出力手段21が、入力されたテスト用の流量に対応した流量データ、及び入力されたテスト用の温度に対応した温度データを出力する(S3)。この出力された流量データ及び温度データは、通信ケーブル42、44を介して、DCS装置40に送信される。
DCS装置40は、受信した流量データ及び温度データに基づき、上述した式(1)〜(3)及び表1から、基準温度の補正流量(A)を算定する(S4)。
このようにして算定された基準温度の補正流量(A)は、通信ケーブル42、44を介して受信した流量データ及び温度データに基づき、DCS装置40が算定したものであり、通信中に生じるデータの誤差が反映されたものとなっている。
一方、DCS装置40は、上記S4で算定した基準温度の補正流量(A)とは別に、上位システム50に入力されたテスト用の流量及び温度に基づいて、上述した式(1)〜(3)及び表1から、基準温度の理論上の補正流量(B)を算定する(S5)。
このようにして算定された基準温度の理論上の補正流量(B)は、通信ケーブル42、44を介さずに、上位システム50に入力されたテスト用の流量及び温度に基づいて、DCS装置40が算定したものであり、通信中に生じるデータの誤差は介在していない。
なお、S4において基準温度の補正流量(A)を算定する際、及びS5において基準温度の理論上の補正流量(B)を算定する際には、密度が必要であるが、本実施形態の温度
補正システム1では、上位システム50にテスト用の密度を入力し、これを用いて基準温度の補正流量(A)及び基準温度の理論上の補正流量(B)を算定するようになっている。
そして、最後に、S4で算定した基準温度の補正流量(A)と、S5で算定した基準温度の理論上の補正流量(B)を比較して、基準温度の補正流量(A)の誤差を算定する(S6)。ここで、基準温度の補正流量(A)の誤差とは、基準温度の補正流量(A)と基準温度の理論上の補正流量(B)の差分の絶対値として定義されるものである。
このように、本実施形態の温度補正システム1を用いた温度補正テスト方法によれば、通信中に生じたデータの誤差が反映された基準温度の補正流量(A)と、通信中に生じるデータの誤差を含まない基準温度の理論上の補正流量(B)を容易に算定することができるため、基準温度の補正流量(A)の誤差を容易に把握することができる。
なお、上述した実施形態では、DCS装置40において、基準温度の理論上の補正流量(B)を算定したが、本発明の温度補正システム1はこれに限定されず、例えば、上位システム50において、基準温度の理論上の補正流量(B)を算定するように構成されていてもよい。また、例えば、オペレーター自身が手計算によって基準温度の理論上の補正流量(B)を算定するように構成してもよく、特に限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、DCS装置40が、通信ケーブル42を介してテスト用の流量データを受信するとともに、通信ケーブル44を介してテスト用の温度データを受信しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、例えば、通信ケーブル42の健全性が確認されている場合は、DCS装置40が、テスト用の温度データだけを通信ケーブル44を介して受信し、テスト用の流量データについては、通信ケーブル42を介さずに、流量計模擬装置23から直接受信することもできる。
また、例えば、上述した実施形態では、模擬データ出力手段21は、オペレーターが流量計模擬装置23や温度計模擬装置25にテスト用の流量及び温度を直接入力することで、その入力された流量及び温度に対応する流量データ及び温度データが出力されるようになっているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、例えば、オペレーターが上位システム50の監視端末にテスト用の流量及び温度を入力することで、DCS装置40から通信ケーブル42、44を介して、模擬データ出力手段21に対し、テスト用の流量及び温度に対応する流量データ及び温度データを出力するように指令を出し、これにより、模擬データ出力手段21からテスト用の流量及び温度に対応した流量データ及び温度データが出力されるように構成してもよい。
このように構成することにより、オペレーターが監視端末を操作するだけで、基準温度の補正流量(A)の誤差を算定することができるため、例えば、全ての送油作業において、送油作業の開始直前、又は完了直後に温度補正テストを実施するように構成することも可能であり、送油された油液の補正流量への換算が、温度補正システム全体として正しく行われているかを常時確認することができる温度補正システム1を構築することも可能である。また、この際、算定した基準温度の補正流量(A)の誤差が、所定の許容誤差よりも大きい場合は、上位システム50の監視端末モニターに警告を表示して、オペレーターに注意を喚起することも可能である。
1 温度補正システム
10 配管
20 流量・温度測定手段
21 模擬データ出力手段
22 流量計
23 模擬流量計装置
22a パルス信号
22b パルス信号
22c パルス信号
24 温度計
24a 連続信号
24b 連続信号
24c 連続信号
25 模擬温度計装置
40 DCS装置
42 通信ケーブル
44 通信ケーブル
50 上位システム
60 タンク
70 タンカー
100 温度補正システム
110 配管
120 流量・温度測定手段
122 流量計
124 温度計
130 温度補正計器
140 DCS装置
142 通信ケーブル
150 上位システム
160 タンク
170 タンカー

Claims (7)

  1. 配管と、
    前記配管に設けられ、配管を流れる流体の流量及び温度を測定する流量・温度測定手段と、
    前記流量・温度測定手段から送信された流量データ及び温度データを、通信回線を介して受信して、基準温度の補正流量を算定する補正流量算定手段と、
    外部からの指令により、任意の流量データ及び温度データを出力する模擬データ出力手段と、を備える温度補正システムであって、
    前記模擬データ出力手段に対し、所定の流量に対応した流量データ及び所定の温度に対応した温度データを出力するように外部から指示することで、
    前記補正流量算定手段が、前記模擬データ出力手段から出力された前記所定の流量に対応した流量データ及び前記所定の温度に対応した温度データの内、少なくともその一方のデータを、前記通信回線を介して受信するとともに、一方のデータだけを前記通信回線を介して受信する場合には、他方のデータを、前記通信回線を介さずに受信して、基準温度の補正流量(A)を算定するように構成されており、
    これにより、
    前記補正流量算定手段において算定された基準温度の補正流量(A)と、
    前記所定の流量及び温度に基づいて算定した、基準温度の理論上の補正流量(B)を比較することで、
    前記基準温度の補正流量(A)の誤差を算定することができるように構成されていることを特徴とする温度補正システム。
  2. 前記基準温度の理論上の補正流量(B)は、
    前記補正流量算定手段が、前記所定の流量に対応した流量データ及び前記所定の温度に対応した温度データを、前記通信回線を介さずに受信して、算定したものであることを特徴とする請求項1に記載の温度補正システム。
  3. 前記通信回線が、流量データが送信される通信回線と、温度データが送信される通信回線とから構成されるとともに、
    前記流量データが送信される通信回線又は温度データが送信される通信回線のいずれか一方の通信回線の健全性が確認されている場合には、
    前記補正流量算定手段が、前記健全性が確認されている方の通信回線を介さずに、前記所定の流量に対応した流量データ又は前記所定の温度に対応した温度データを受信して、基準温度の補正流量(A)を算定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の温度補正システム。
  4. 前記流量データが、パルス信号のパルスの数に対応していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の温度補正システム。
  5. 前記温度データが、連続信号の信号の大きさに対応していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の温度補正システム。
  6. 前記流体が油液であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の温度補正システム。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の温度補正システムを用いた温度補正テスト方法であって、
    前記模擬データ出力手段に対し、所定の流量に対応した流量データ及び所定の温度に対応した温度データを出力するように指令する第1のステップと、
    前記補正流量算定手段が、前記模擬データ出力手段から出力された前記所定の流量に対応した流量データ及び前記所定の温度に対応した温度データの内、少なくともその一方のデータを、前記通信回線を介して受信するとともに、一方のデータだけを前記通信回線を介して受信する場合には、他方のデータを、前記通信回線を介さずに受信して、基準温度の補正流量(A)を算定する第2のステップと、
    前記第2のステップとは別に、前記所定の流量及び温度に基づいて、基準温度の理論上の補正流量(B)を算定する第3のステップと、を備え、
    前記第2のステップで算定した基準温度の補正流量(A)と、前記第3のステップで算定した基準温度の理論上の補正流量(B)を比較することで、前記第2のステップで算定された基準温度の補正流量(A)の誤差を算定することを特徴とする温度補正テスト方法。
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