JP2011169532A - 冷凍機ユニットおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】独立した冷媒系統を有するA号機冷凍機およびB号機冷凍機を備え、A号機凝縮器8aは、B号機凝縮器8bに対して、冷却水の流れ方向の上流側に配置され、A号機蒸発器6aは、B号機蒸発器6bに対して、冷水の流れ方向の下流側に配置され、冷水出口温度TIが所望温度となるように制御され、B号機蒸発器6bの出口冷水温度である冷水中間温度TMの設定値TMsetが変更可能とされ、冷水中間設定温度TMsetを冷水出口温度TOに近づけて略同等とすることにより、A号機圧縮機1aを停止させる。
【選択図】図1
Description
例えば、下記特許文献1に記載された冷凍機ユニットは、冷凍負荷が50%以下に低下した場合には、一方の冷凍機の圧縮機を停止する制御が行われる。
また、冷凍負荷が50%以下となり一方の冷凍機を停止させる場合、特許文献1の場合は一方の圧縮機を突然停止させて冷凍機ユニット全体の冷凍負荷を急激に変動させるので、両冷凍機で共用している冷水出口の温度変動が大きくなってしまう。
本発明の冷凍機ユニットは、第1冷媒によって動作する第1冷凍機と、第2冷媒によって動作する第2冷凍機と、前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する制御部とを備え、前記第1冷凍機は、前記第1冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機によって圧縮された前記第1冷媒を冷却水との熱交換によって凝縮させる第1凝縮器と、該第1凝縮器によって凝縮された前記第1冷媒を膨張させる第1膨張手段と、該第1膨張手段によって膨張された前記第1冷媒を冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第1冷水出口温度まで冷却する第1蒸発器とを有し、前記第2冷凍機は、前記第2冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機によって圧縮された前記第2冷媒を前記冷却水との熱交換によって凝縮させる第2凝縮器と、該第2凝縮器によって凝縮された前記第2冷媒を膨張させる第2膨張手段と、該第2膨張手段によって膨張された前記第2冷媒を前記冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第2冷水出口温度まで冷却する第2蒸発器とを有し、前記第1凝縮器は、前記第2凝縮器に対して、前記冷却水の流れ方向の上流側に配置され、前記第1蒸発器は、前記第2蒸発器に対して、前記冷水の流れ方向の下流側に配置され、前記制御部は、前記第1冷水出口温度が所望温度となるように前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する冷凍機ユニットにおいて、前記制御部によって、前記第2冷水出口温度の設定値が変更可能とされていることを特徴とする。
さらに、本発明では、制御部によって、第2冷水出口温度の設定値を変更可能としている。これにより、第1冷凍機と第2冷凍機の負荷分担を適宜変更することができる。例えば、負荷一定で第1冷水出口温度を固定値と仮定した場合、第2冷水出口温度の設定値を上げると、第1冷水出口温度と第2冷水出口温度との温度差が大きくなるので、第1冷凍機の負荷が増加し、相対的に第2冷凍機の負荷が減少する。これとは逆に、第2冷水出口温度の設定値を下げると、第1冷水出口温度と第2冷水出口温度との温度差が小さくなるので、第1冷凍機の負荷が減少し、相対的に第2冷凍機の負荷が増大する。
また、制御部は、前述の第1圧縮機を停止する停止パターンと、この第2圧縮機を停止するパターンの両方を有することにより、状況に応じて何れの圧縮機を停止するかを選択することができる。例えば、制御部が前回どちらの圧縮機が停止したかを記憶しておき、前回停止しなかった方の圧縮機を停止させる。或いは、各圧縮機の積算運転時間を得ておき、この積算運転時間が同等となるように停止する冷凍機を選択する。
なお、合計負荷率としては、冷水の温度差と冷水流量から得られる冷凍出力から得た負荷率(出力熱量)を用いる。合計駆動電力としては、第1圧縮機および第2圧縮機を駆動する電動機の合計駆動電力を用いる。なお、電動機の駆動電力としては、インバータ駆動の電動機の場合、インバータの指令電流値を代表信号として用いることができる。
なお、負荷率としては、冷水の温度差と冷水流量から得られる冷凍出力から得た負荷率(出力熱量)を用いる。駆動電力としては、運転中の圧縮機を駆動する電動機の駆動電力を用いる。なお、電動機の駆動電力としては、インバータ駆動の電動機の場合、インバータの出力電流値を代表信号として用いることができ、出力電流値が例えば98%を上回った場合に他方の圧縮機が起動される。
さらに、本発明では、制御部によって、第2冷水出口温度の設定値を変更可能としている。これにより、第1冷凍機と第2冷凍機の負荷分担を適宜変更することができる。例えば、負荷一定で第1冷水出口温度を固定値と仮定した場合、第2冷水出口温度の設定値を上げると、第1冷水出口温度と第2冷水出口温度との温度差が大きくなるので、第1冷凍機の負荷が増加し、相対的に第2冷凍機の負荷が減少する。これとは逆に、第2冷水出口温度の設定値を下げると、第1冷水出口温度と第2冷水出口温度との温度差が小さくなるので、第1冷凍機の負荷が減少し、相対的に第2冷凍機の負荷が増大する。
図1には、独立した冷媒系統を有する2台の冷凍機を組み合わせた冷凍機ユニットが示されている。それぞれの冷凍機は、A号機インバータターボ冷凍機(第1冷凍機,以下「A号機」という。)およびB号機インバータターボ冷凍機(第2冷凍機,以下「B号機」という。)とされ、それぞれ同等の容量とされている。
同図に示されているように、A号機蒸発器6a及びB号機蒸発器6bは同一の冷水系統7a,7bを共用するとともに、A号機凝縮器8a及びB号機凝縮器8bは同一の冷却水系統9a,9bを共用するようになっている。A号機蒸発器6aは、B号機蒸発器6bに対して、冷水の流れ方向の下流側に配置されている。A号機凝縮器8aは、B号機凝縮器8bに対して、冷却水の流れ方向の上流側に配置されている。
A号機サブクーラ10aは、A号機凝縮器8aの冷媒流れ下流側に、凝縮された冷媒に対して過冷却を与えるように設けられている。
A号機凝縮器8aに供給される冷却水流量、A号機凝縮器8aの冷却水入口温度およびA号機凝縮器8aの冷却水出口温度は図示しないセンサにより計測されるようになっている。冷却水は、図示しない冷却塔において外部へと排熱された後に、再びA号機凝縮器8a及びA号機サブクーラ10aへと導かれるようになっている。
冷水流量qcは、B号機蒸発器6bの冷水入口側に設けられた冷水流量センサ19によって計測される。また、B号機蒸発器6bの冷水入口側には、冷水入口温度TIを計測する冷水入口温度センサ17が設けられている。
上述したセンサ17,18,19,21の出力値は、制御部20へと送信される。
なお、エコノマイザサイクルを実現する構成として自己膨張型の中間冷却器11a,11bを有する構成として説明したが、中間冷却器に代えて間接熱交換器を用いた構成としても良い。
制御部20には、内部設定値として、圧縮機1a,1bの羽根車の外径D、電動機2a,2bと羽根車との間に設けられた増速機のギア比、電源周波数(50Hz又は60Hz)、冷媒物性値(エンタルピー・比重・飽和温度・飽和圧力等)や、冷水の比重・比熱といったデータが格納されている。
Q=(TO−T1)×qc×Cw ・・・(1)
この冷凍能力Qと、それぞれの圧縮機1a,1bの出入口における冷媒ガスのエンタルピー差Δhとに基づいて、次式(2)により、冷媒流量G(重量流量)が得られる。
G=k×Q/Δh ・・・(2)
ここで、kは定数である。
そして、冷媒流量Gを体積流量に変換した冷媒流量Qvと、羽根車の外径Dと、蒸発器6a,6bの圧力Pea,Pebから算出される飽和温度Tea,Tebにおける音速aとに基づいて、次式(3)により、流量変数θが得られる。この流量変数は、圧縮機1a,1bの吸込風量に基づく無次元数である。
θ=Qv/(a×D2) ・・・(3)
Ω=Δh/a2 ・・・(4)
冷水中間設定温度指示部は、圧縮機運転履歴と冷凍能力Qに基づいて圧縮機運転台数の増減を判断する圧縮機運転台数判断部の指示に基づいて変更されるようになっている。圧縮機運転履歴としては、前回停止した冷凍機がA号機またはB号機のどちらかが記憶されている。あるいは、A号機およびB号機の運転積算時間を記憶しておいても良い。
図3(a)は、時間に対する冷凍機ユニット全体の負荷率の変化が示されている。
図3(b)はA号機を停止する場合、図3(c)はB号機を停止する場合が示されている。
[A号機停止(図3(b))]
先ず、A号機を停止する場合について説明する。図3(b)に示されているように、外部負荷の要求出力が下がり冷水入口温度TIが低下してくると、図3(a)に示されているように負荷率も減少してくる。なお、負荷率が低下しても、冷水出口温度TOは設定温度TOset(例えば7℃)を維持する。冷水中間設定温度TMsetは、冷水入口温度TIと冷水出口設定温度TOsetに基づいて、最適負荷配分(例えば中間値)となるように設定される。
冷凍機ユニット全体の負荷率が、設定された負荷率(例えば50%)を下回ると、運転台数減の制御が開始され、冷水中間設定温度TMsetを冷水出口設定温度TOsetへと徐々に近づくように遷移させ、同値となるまで近づけていく。そして、冷水中間温度TMが冷水出口設定温度TOsetとほぼ同等(例えば±0.2℃)となり、かつ冷水出口温度TOが冷水出口設定温度TOsetとほぼ同等(例えば±0.2℃)となった条件を満たした場合に、A号機の負荷が殆どなくなるのでA号機圧縮機1aが停止される。
B号機を停止する場合について説明する。図3(c)に示されているように、外部負荷の要求出力が下がり冷水入口温度TIが低下してくると、図3(a)に示されているように負荷率も減少してくる。なお、負荷率が低下しても、冷水出口温度TOは設定温度TOset(例えば7℃)を維持する。冷水中間設定温度TMsetは、冷水入口温度TIと冷水出口設定温度TOsetに基づいて、最適負荷配分(例えば中間値)となるように設定される。
冷凍機ユニット全体の負荷率が、設定された負荷率(例えば50%)を下回ると、運転台数減の制御が開始され、冷水中間設定温度TMsetを冷水入口温度TIへと徐々に近づくように遷移させ、同値となるまで近づけていく。そして、冷水中間温度TMが冷水入口温度TIとほぼ同等(例えば±0.2℃)となり、かつ冷水出口温度TOが冷水出口設定温度TOsetとほぼ同等(例えば±0.2℃)となった条件を満たした場合に、B号機の負荷が殆どなくなるのでB号機圧縮機1bが停止される。
なお、A号機およびB号機を停止する場合に、上述のように冷凍機ユニット全体の負荷率を用いる代わりに、両圧縮機1a,1bのインバータ4a,4bの合計電流値を用いても良い。
また、圧縮機1a,1bを停止させる過程で、ホットガスバイパス弁14a,14bを全開としてもよい。これにより、冷凍出力をほぼゼロとする運転を行うことで、停止過程で冷凍出力を出さないこととし、冷凍機運転台数の減少に伴う冷水出口温度TIの変動をさらに小さくすることができる。
図4(a)は、時間に対する両圧縮機1a,1bのインバータ4a,4bの合計電流値の変化が示されている。
図4(b)はA号機を起動する場合、図4(c)はB号機を起動する場合が示されている。
[A号機起動(図4(b))]
先ず、A号機を起動する場合について説明する。図4(b)に示されているように、外部負荷の要求出力が上がり冷水入口温度TIが上昇してくると、図4(a)に示されているように合計電流値も増大してくる。なお、合計電流値が増大しても、冷水出口温度TOは設定温度TOset(例えば7℃)を維持する。冷水中間設定温度TMsetは、冷水出口設定温度TOsetと同等とされている。
合計電流値が、設定された値(定格電流100%)を上回ると、運転台数増の制御が開始され、冷水中間設定温度TMsetを冷水入口温度TIと冷水出口設定温度TOsetとの間の最適負荷配分となる設定値(例えば中間値)へと徐々に近づくように遷移させ、同値となるまで近づけていく。このようにして、A号機の負荷を徐々に増大させてA号機圧縮機1aを起動する。
B号機を起動する場合について説明する。図4(c)に示されているように、外部負荷の要求出力が上がり冷水入口温度TIが上昇してくると、図4(a)に示されているように合計電流値も増大してくる。なお、合計電流値が増大しても、冷水出口温度TOは設定温度TOset(例えば7℃)を維持する。冷水中間設定温度TMsetは、冷水入口温度TIと同等とされている。
合計電流値が、設定された値(定格電流100%)を上回ると、運転台数増の制御が開始され、冷水中間設定温度TMsetを冷水入口温度TIと冷水出口設定温度TOsetとの間の最適負荷配分となる設定値(例えば平均値)へと徐々に近づくように遷移させ、同値となるまで近づけていく。このようにして、B号機の負荷を徐々に増大させてA号機圧縮機1aを起動する。
なお、A号機またはB号機を起動する場合に、上述のようにインバータ4a,4bの合計電流値を用いる代わりに、冷凍機ユニット全体の負荷率を用いても良い。
また、起動過程の初期において、ホットガスバイパス弁14a,14bを全開としてもよい。これにより、起動時の初期に大きな冷凍出力を出さないこととし、冷凍機運転台数の増加に伴う冷水出口温度TIの変動をさらに小さくすることができる。
[2台運転から1台運転への減台制御]
図5に示されているように、両冷凍機が運転されている場合(ステップS1)、制御部20はステップS2にて冷水入口温度TI等の入力値を得て、高低圧のヘッド差(ステップS3)、冷凍能力Q(ステップS4)を演算する。
そして、ステップS5にて、ステップS3にて得たヘッド差Hにおける設定負荷率(図3参照,例えば50%)以下かを判断する。設定負荷率以下の場合には、ステップS6(図6参照)へと進み、前回圧縮機を停止して再起動した後に経過した時間が設定値以上かを判断する。ステップS6にて設定値以上の時間が経過している場合には、ステップS7へと進み、冷水中間設定温度TMsetを冷水入口温度TIに遷移させるか(図3(c)参照)、冷水中間設定温度TMsetを冷水出口温度TOに遷移させる(図3(b)参照)。いずれの温度に遷移させるかは、前回停止していない圧縮機の方を停止するように選択するとよい。
次に、ステップS8にて、ステップS7にて設定した冷水中間設定温度TMsetとなるように、冷凍機ごとに圧縮機周波数、ホットガスバイパス弁14a,14bの開度を演算し、指示する。
ステップS9にて、冷水中間設定温度TMsetが冷水入口温度TI±設定温度の範囲内か、或いは、冷水中間設定温度TMsetを冷水出口温度TOかを判断し、YesであればステップS10に進む。ステップS10では、冷水中間温度TMが冷水中間設定温度TMset±設定温度の範囲内かを判断し、YesであればステップS11へと進む。ステップS11では、冷水出口温度TOが冷水出口設定温度TOset±設定温度の範囲内かを判断し、YesであればステップS12へと進む。ステップS12では、ステップS5と同様に、ステップS3にて得たヘッド差Hにおける設定負荷率以下かを判断し、YesであればステップS13へと進む。ステップS13では、ステップS7で決定した方の圧縮機を停止するシーケンスを行う。
上述のステップS9,S10,S11のいずれかでNoとなった場合には、再びステップS8へと戻り、同様の制御が行われる。
ステップS6またはステップS12でNoとなった場合には、ステップS14へと進み、最適負荷配分となる冷水中間設定温度TMsetへと遷移させ、ステップS15にて冷凍機ごとに圧縮機周波数、ホットガスバイパス弁14a,14bの開度を演算・指示し、ステップS1へと戻る。
図7に示されているように、A号機またはB号機のいずれか一方が運転されている場合(ステップS20)、制御部20はステップS21にて冷水入口温度TI等の入力値を得て、高低圧のヘッド差(ステップS22)、冷凍能力Q(ステップS23)を演算する。
そして、ステップS24にて、ステップS22にて得たヘッド差Hにおける設定合計電流値(図4参照,例えば50%)以上かを判断する。Noの場合には、ステップS20へ戻り、1台運転を継続する。Yesの場合には、ステップS25へと進み、停止している方の圧縮機を起動するシーケンスを開始する。そして、ステップS26で、最適負荷配分となる冷水中間設定温度TMsetを遷移させる(図4参照)。そして、ステップS27にて冷凍機ごとに圧縮機周波数、ホットガスバイパス弁14a,14bの開度を演算・指示し、2台運転を行うステップS1(図5参照)へと移行する。
冷水中間出口温度TMの設定値である冷水中間設定温度TMsetを変更可能としたので、A号機とB号機の負荷分担を適宜変更することができる。例えば、負荷一定で冷水出口温度TOを一定とした通常運転の場合、冷水中間設定温度TMsetを上げると、冷水出口温度TOと冷水中間温度TMとの温度差が大きくなるので、A号機の負荷が増加し、相対的にB号機の負荷が減少する。これとは逆に、冷水中間設定温度TMsetを下げると、冷水出口温度TOと冷水中間温度TMとの温度差が小さくなるので、A号機の負荷が減少し、相対的にB号機の負荷が増大する。
6a,6b 蒸発器
8a,8b 凝縮器
12a,12b 高圧膨張弁(膨張手段)
13a,13b 低圧膨張弁(膨張手段)
14a,14b ホットガスバイパス弁
20 制御部
TM 冷水中間温度(第2冷水出口温度)
TO 冷水出口温度(第1冷水出口温度)
Claims (11)
- 第1冷媒によって動作する第1冷凍機と、
第2冷媒によって動作する第2冷凍機と、
前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する制御部と、を備え、
前記第1冷凍機は、前記第1冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機によって圧縮された前記第1冷媒を冷却水との熱交換によって凝縮させる第1凝縮器と、該第1凝縮器によって凝縮された前記第1冷媒を膨張させる第1膨張手段と、該第1膨張手段によって膨張された前記第1冷媒を冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第1冷水出口温度まで冷却する第1蒸発器と、を有し、
前記第2冷凍機は、前記第2冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機によって圧縮された前記第2冷媒を前記冷却水との熱交換によって凝縮させる第2凝縮器と、該第2凝縮器によって凝縮された前記第2冷媒を膨張させる第2膨張手段と、該第2膨張手段によって膨張された前記第2冷媒を前記冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第2冷水出口温度まで冷却する第2蒸発器と、を有し、
前記第1凝縮器は、前記第2凝縮器に対して、前記冷却水の流れ方向の上流側に配置され、
前記第1蒸発器は、前記第2蒸発器に対して、前記冷水の流れ方向の下流側に配置され、
前記制御部は、前記第1冷水出口温度が所望温度となるように前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する冷凍機ユニットにおいて、
前記制御部によって、前記第2冷水出口温度の設定値が変更可能とされていることを特徴とする冷凍機ユニット。 - 前記第1冷凍機および前記第2冷凍機の運転中に前記第1圧縮機を停止させる場合、
前記制御部は、前記第2冷水出口温度の前記設定値を前記第1冷水出口温度に近づけて略同等とすることにより、前記第1圧縮機を停止させることを特徴とする請求項1に記載の冷凍機ユニット。 - 前記第1冷凍機および前記第2冷凍機の運転中に前記第2圧縮機を停止させる場合、
前記制御部は、前記第2冷水出口温度の前記設定値を前記第2蒸発器の冷水入口温度に近づけて略同等とすることにより、前記第2圧縮機を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍機ユニット。 - 前記制御部は、前記第1冷凍機および前記第2冷凍機の合計負荷率または前記第1圧縮機および前記第2圧縮機の合計駆動電力が冷却水温度毎に設けられた所定値を下回った場合に、前記第1圧縮機または前記第2圧縮機を停止させることを特徴とする請求項2又は3に記載の冷凍機ユニット。
- 前記制御部は、
前記第1圧縮機を停止させた後に、前記第1膨張手段を全閉とする、
又は、
前記第2圧縮機を停止させた後に、前記第2膨張手段を全閉とする、
ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の冷凍機ユニット。 - 前記制御部は、
前記第1圧縮機を停止させる際に、前記第1膨張手段をバイパスして前記第1凝縮器と前記第1蒸発器との間を流れる冷媒の流量を制御する第1ホットガスバイパス弁を前記第1凝縮器圧力と前記第1蒸発器圧力から算定される所望開度まで開とする、
又は、
前記第2圧縮機を停止させる際に、前記第2膨張手段をバイパスして前記第2凝縮器と前記第2蒸発器との間を流れる冷媒の流量を制御する第2ホットガスバイパス弁を前記第2凝縮器圧力と前記第2蒸発器圧力から算定される所望開度まで開とする、
ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の冷凍機ユニット。 - 前記第1冷凍機の運転中でかつ前記第2圧縮機の停止中に、該第2冷凍機を起動させる場合、
前記制御部は、前記第2冷水出口温度の前記設定値を、前記第1冷水出口温度と前記第2蒸発器の冷水入口温度との中間値に近づけて略同等とすることにより、前記第2冷凍機を起動させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の冷凍機ユニット。 - 前記第1圧縮機の停止中でかつ前記第2冷凍機の運転中に、該第1冷凍機を起動させる場合、
前記制御部は、前記第2冷水出口温度の前記設定値を、前記第1冷水出口温度と前記第2蒸発器の冷水入口温度との中間値に近づけて略同等とすることにより、前記第1冷凍機を起動させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の冷凍機ユニット。 - 前記制御部は、運転中の前記第1冷凍機または運転中の前記第2冷凍機の負荷率、又は、運転中の前記第1圧縮機または前記第2圧縮機の駆動電力が冷却水温度毎に設けられた所定値を上回った場合に、停止中の前記第2冷凍機または停止中の前記第1冷凍機を起動させることを特徴とする請求項7又は8に記載の冷凍機ユニット。
- 前記制御部は、
前記第2冷凍機の起動時の初期において、前記第2膨張手段をバイパスして前記第2凝縮器と前記第2蒸発器との間を流れる冷媒の流量を制御する第2ホットガスバイパス弁を全開とする、
又は、
前記第1冷凍機の起動時の初期において、前記第1膨張手段をバイパスして前記第1凝縮器と前記第1蒸発器との間を流れる冷媒の流量を制御する第1ホットガスバイパス弁を全開とする、
ことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の冷凍機ユニット。 - 第1冷媒によって動作する第1冷凍機と、
第2冷媒によって動作する第2冷凍機と、
前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する制御部と、を備え、
前記第1冷凍機は、前記第1冷媒を圧縮する第1圧縮機と、該第1圧縮機によって圧縮された前記第1冷媒を冷却水との熱交換によって凝縮させる第1凝縮器と、該第1凝縮器によって凝縮された前記第1冷媒を膨張させる第1膨張手段と、該第1膨張手段によって膨張された前記第1冷媒を冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第1冷水出口温度まで冷却する第1蒸発器と、を有し、
前記第2冷凍機は、前記第2冷媒を圧縮する第2圧縮機と、該第2圧縮機によって圧縮された前記第2冷媒を前記冷却水との熱交換によって凝縮させる第2凝縮器と、該第2凝縮器によって凝縮された前記第2冷媒を膨張させる第2膨張手段と、該第2膨張手段によって膨張された前記第2冷媒を前記冷水との熱交換によって蒸発させて該冷水を第2冷水出口温度まで冷却する第2蒸発器と、を有し、
前記第1凝縮器は、前記第2凝縮器に対して、前記冷却水の流れ方向の上流側に配置され、
前記第1蒸発器は、前記第2蒸発器に対して、前記冷水の流れ方向の下流側に配置され、
前記制御部は、前記第1冷水出口温度が所望温度となるように前記第1冷凍機および前記第2冷凍機を制御する冷凍機ユニットの制御方法において、
前記制御部によって、前記第2冷水出口温度の設定値を変更することを特徴とする冷凍機ユニットの制御方法。
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