JP2011169288A - エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急加速時において吸気流動制御弁に加えられる負荷を小さく抑えて吸気流動制御弁の信頼性を高めることのできるエンジンの吸気制御装置を提供する。
【解決手段】吸気流動制御弁40が閉弁状態に制御されるとともに吸気バルブ19の閉タイミングが吸気の吹き返しのある時期に制御される第3運転領域A3から、吸気流動制御弁40が開弁状態に制御される第2運転領域A2への急加速時において、この加速が終了するまでの間、スロットル弁50の開弁速度を緩加速時に比べて遅くする制御と、スロットル弁50の開弁開始時期を緩加速時に比べて遅くする制御との少なくとも一方を実施する。あるいは、吸気流動制御弁40の開弁速度を緩加速時に比べて速くする制御と、吸気流動制御弁40の開弁開始時期を前記緩加速時に比べて速くする制御の少なくとも一方を実施する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンジンの2つの吸気ポートのうち一方の吸気ポートに流入する吸気の量を変更可能な吸気流動制御弁を有するエンジンの吸気制御装置に関する。
従来、自動車等のエンジンには、より好ましい燃焼を実現すべくエンジンの2つの吸気ポートのうち一方の吸気ポートに流入する吸気の量を変更する吸気流動制御弁が設けられている。
例えば、特許文献1には、一方の吸気ポートに連通される吸気通路の上下中央に回動可能に固定された吸気流動制御弁が開示されている。この吸気流動制御弁が開弁した状態すなわち吸気通路の上下方向中央において吸気の流れ方向と略平行な方向に広がった状態では、前記吸気通路の流路が開放されて吸気は両方の吸気ポートを通過し、より抵抗の少ない状態でシリンダ内に流入する。一方、前記吸気流動制御弁が閉弁した状態すなわち吸気の流れ方向と略垂直な方向に広がった状態では、前記吸気通路の流路が遮断されて一方の吸気ポートのみからシリンダ内に吸気が導入され、シリンダ内の吸気流動が強化される。
また、自動車等のエンジンにおける制御として、ポンピングロスを低下させるべく、吸気バルブの閉時期を圧縮行程の比較的遅角側の時期に設定して、この圧縮行程時に、シリンダに嵌挿されたピストンの上昇に伴って吸気通路内にシリンダから吸気を吹き返す制御が知られている。
特開平07−247872号公報
吸気バルブを前記のようにシリンダから吸気通路への吹き返しがあるような時期で閉じた場合において前記吸気流動制御弁が閉弁状態にあると、エンジンの圧縮行程中、吸気通路のうち前記吸気流動制御弁の上流側に多量の吸気が流れ込み、吸気流動制御弁の上流側と下流側との間に差圧が生じて吸気流動制御弁にこの吸気流動制御弁を上流側に押圧するような負荷がかかる。特に、急加速時には、吸気通路に導入される吸気量の増大に伴い吸気の吹き返し量が増大して前記吸気流動制御弁の上流側と下流側との差圧が増大する結果、吸気流動制御弁に比較的大きな負荷がかかるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、急加速時において吸気流動制御弁に加えられる負荷を小さく抑えて吸気流動制御弁の信頼性を高めることのできるエンジンの吸気制御装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、シリンダおよび当該シリンダ内に吸気を導入するための2つの吸気ポートが形成されたエンジン本体と、前記シリンダ内に流入する吸気量を変更可能なスロットル弁と、当該スロットル弁の下流に設けられて前記各吸気ポートとそれぞれ連通する吸気通路のうちの一方の吸気通路を開閉して前記一方の吸気ポートに流入する吸気の量を変更可能な吸気流動制御弁と、当該吸気流動制御弁の下流に設けられて前記2つの吸気ポートをそれぞれ開閉可能な吸気バルブとを備えたエンジンの吸気制御装置であって、前記スロットル弁を駆動するスロットル弁駆動手段と、前記吸気流動制御弁を駆動する吸気流動制御弁駆動手段と、前記吸気バルブを駆動する吸気バルブ駆動手段と、前記スロットル弁駆動手段、前記吸気流動制御弁駆動手段および前記吸気バルブ駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記吸気流動制御弁が第1運転領域において閉弁する一方、前記第1運転領域よりもエンジン回転数が高い側に設定された第2運転領域において開弁するように、前記吸気流動制御弁駆動手段を制御し、前記第1運転領域内の第3運転領域において、前記各吸気バルブが、前記エンジンの吸気行程で開弁した後、当該エンジンの圧縮行程であって前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御し、前記スロットル弁がエンジン回転数とエンジンに対する要求トルクとに応じて予め設定された基本目標スロットル開度となるように、前記スロットル弁駆動手段を制御するとともに、前記第3運転領域から前記第2運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が予め設定された第1基準変化率よりも大きい急加速時は、加速が終了するまでの間、スロットル弁加速制御モードと吸気流動制御弁加速制御モードの少なくとも一方を実施し、前記スロットル弁加速制御モードでは、前記基本目標スロットル開度の変化率に対する前記スロットル弁の開弁速度を、前記第3運転領域から前記第2運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率よりも小さい緩加速時に比べて遅くする制御と、スロットル弁の開弁開始時期を前記緩加速時に比べて遅くする制御との少なくとも一方を実施し、前記吸気流動制御弁加速制御モードでは、前記吸気流動制御弁の開弁速度を前記緩加速時に比べて速くする制御と、前記吸気流動制御弁の開弁開始時期を前記緩加速時に比べて速くする制御との少なくとも一方を実施することを特徴とするエンジンの吸気制御装置を提供する(請求項1)。
この装置によれば、エンジンの燃費性能を高めつつ急加速時に吸気流動制御弁に加えられる負荷を小さく抑えて吸気流動制御弁の信頼性を高めることができる。
すなわち、この装置では、エンジン回転数が低い第3運転領域では、急加速時以外の定常運転時および緩加速時において、吸気流動制御弁を閉弁状態としてシリンダ内の吸気流動を高めておりシリンダ内の燃焼を安定させることができるとともに、吸気バルブを吸気の吹き返しがある時期で閉じておりポンピングロスを低減することができる。また、エンジン回転数が高い第2運転領域では、急加速時以外の定常運転時および緩加速時において、吸気流動制御弁を開弁状態としており、シリンダに導入される吸気量を確保してエンジン出力を高めることができる。
そして、前記第3運転領域から第2運転領域への急加速時において、前記スロットル弁加速制御モードあるいは吸気流動制御弁加速制御モードが実施されており、急加速時に吸気流動制御弁が閉弁状態で、かつ、吸気の吹き返し量が多いという吸気流動制御弁にかかる負荷が高くなる状況が回避されている。具体的には、前記スロットル弁加速制御モードが実施された場合には、スロットル弁の開弁速度が遅くなる、あるいは、スロットル弁の開弁時期が遅くなり、スロットル弁の開弁に伴いシリンダに導入される吸気量が急増するのが抑えられる。また、前記吸気流動制御弁加速制御モードが実施された場合には、吸気流動制御弁の開弁速度が速くなる、あるいは、吸気流動制御弁の開弁時期が早くなり、吸気流動制御弁が早期に開くことで、吸気の吹き返し量が多い状態で吸気流動制御弁が閉弁状態にあるという状況が回避される。
前記吸気流動制御弁加速制御モードで実施される具体的な制御手順としては、エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率より小さい緩加速時は、前記吸気流動制御弁が前記シリンダに流入する吸気量の変化に応じて開弁されるように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御する一方、エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始と同時に前記吸気流動制御弁が開弁されるように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御する手順が挙げられる(請求項2)。
この構成によれば、急加速時以外の定常運転時および緩加速時には、シリンダに流入する吸気量に応じて吸気流動制御弁をより適切な状態に制御することができるとともに、前記第3運転領域から第2運転領域への急加速時には、急加速と同時に吸気流動制御弁が強制的に開弁するため、吸気流動制御弁が閉弁状態でかつ吸気の吹き返し量が多いという状況をより早期に回避することができる。
また、本発明において、前記スロットル弁駆動手段は、電動式であるのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、スロットル弁を容易に制御することができる。
また、前記制御手段は、前記第1運転領域のうちの前記第3運転領域よりも高負荷側に設定された第4運転領域において、前記各吸気バルブが、前記吸気行程にて開弁した後、前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期より進角側に設定された時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御するとともに、前記第3運転領域から前記第4運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が前記第2基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始後、前記吸気流動制御弁が所定期間開弁するように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御するのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、エンジン回転数が低くエンジンに対する要求トルクが高い領域すなわち低速高負荷の第4運転領域において、吸気バルブを吸気の吹き返しがない時期に閉じることでシリンダに流入する吸気量を確保してエンジンの出力を確保しつつ、前記第3運転領域からこの第4運転領域への急加速時において吸気流動制御弁へ付与される負荷を小さく抑えることができる。
すなわち、吸気流動制御弁が閉弁状態であって吸気バルブが吸気の吹き返しがある時期に閉じる第3運転領域から吸気流動制御弁が閉弁状態であって吸気バルブが吸気の吹き返しがない時期に閉じる第4運転領域への急加速時には、吸気バルブの駆動遅れにより吸気バルブが十分に進角せず吸気の吹き返しが十分になくならないうちに吸気量が増大することでSCVに大きな負荷が加えられるおそれがある。これに対して、前記構成によれば、この第3運転領域から第4運転領域への急加速後、吸気流動制御弁を強制的に開弁させており、吸気流動制御弁が閉弁状態でかつ吸気の吹き返し量が多いという状況を回避することができる。
前記構成において、前記制御手段は、前記第3運転領域から前記第4運転領域への加速時であって前記エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第2基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始後、前記吸気バルブの閉弁時期が前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期より進角側に設定された時期に到達するまでの間、前記吸気流動制御弁が開弁するように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御するのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、吸気の吹き返しがある期間中、吸気流動制御弁をより確実に開弁させることができ、吸気流動制御弁が閉弁状態でかつ吸気の吹き返し量が多いという状況をより確実に回避することができる。
ここで、前記第4運転領域は、前記第3運転領域からエンジンに対する要求トルクが最大となる全負荷域にわたる領域であるのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、エンジン回転数の低い低速領域の全負荷域を含む高負荷領域全体においてシリンダに流入する吸気量を多くしてエンジンの出力を確保することができる。
また、前記第1運転領域は、エンジン回転数が低い領域においてエンジンに対する要求トルクの全ての範囲にわたっており、前記第3運転領域はこの第1運転領域の全体にわたっており、前記制御手段は、前記第2運転領域のうち、前記第3運転領域と隣接するエンジン回転数が低い側でかつエンジンに対する要求トルクが高い側に設定された領域において、前記各吸気バルブが、前記エンジンの吸気行程で開弁した後、当該エンジンの圧縮行程であって前記エンジンのシリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御するのが好ましい(請求項7)。
この構成では、前記第2運転領域のうちのエンジン回転数が低い側でかつエンジンに対する要求トルクが高い側の領域と前記第3運転領域とからなるエンジン回転数が低い領域の全てのエンジン負荷領域において、吸気バルブの閉時期が吸気の吹き返しのある時期に設定されており、この低速域の全てのエンジン負荷領域において、エンジンの有効圧縮比が低減されてシリンダ内の混合気が早期に自着火するプリイグニッションやノッキングといった異常燃焼をより確実に回避することができる。
以上のように、本発明によれば、急加速時に吸気流動制御弁にかかる負荷を小さく抑えて吸気流動制御弁の信頼性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るエンジンの吸気制御装置を備えたエンジンシステムの全体構成を示した図である。 図1に示すエンジン本体1の周囲の詳細を示した図である。 SCVの構造を説明するための概略断面図である。 SCVの構造を説明するための概略断面図である。 目標基本SCV開度のマップを示した図である。 目標吸気バルブ閉タイミングのマップを示した図である。 図5と図6とを重ね合わせて、目標基本SCV開度と標吸気バルブ閉タイミングの設定値を示した図である。 第3運転領域A3から第6運転領域A6への急加速時における通常制御および加速制御の制御結果を示した図である。 スロットル弁およびSCVの制御手順を示すフローチャートである。 図9に続くスロットル弁およびSCVの制御手順を示すフローチャートである。 第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速時における通常制御および加速制御の制御結果を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る制御の制御結果を示した図である。 本発明の他の実施形態に係る目標吸気バルブ閉タイミングのマップを示した図である。
本発明に係るエンジンの吸気制御装置の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は前記エンジンの吸気制御装置10を備えたエンジンシステム100の概略構成図である。このエンジンシステム100は、シリンダヘッド9およびシリンダブロック11を有するエンジン本体1と、エンジン制御用のECU(制御手段)2と、各種補機類とを備えている。
前記エンジン本体1のシリンダブロック11とシリンダヘッド9との内部には、ピストン13がそれぞれ嵌挿された複数のシリンダ12が形成されている。本実施形態では、4つのシリンダ12が形成されている。各ピストン13の上方には、シリンダヘッド9との間でそれぞれ燃焼室14が区画されている。前記ピストン13はクランクシャフト3に連結されている。
前記エンジン本体1には、クランクシャフト3の回転角を検出するクランク角センサ82が設けられており、このクランク角センサ82から出力される検出信号に基づいてECU2にてエンジン回転数NEが算出される。また、エンジン本体1には、冷却水温度を検出する水温センサ83が設けられている。
各シリンダ12の燃焼室14の頂部には、プラグ先端が燃焼室14内に臨むように点火プラグ15が設置されている。また、当該燃焼室14の側方には、燃焼室14内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁16が設けられている。
各シリンダ12の上部には、それぞれ燃焼室14に向かって開口する2つの吸気ポート17および2つの排気ポート18が設けられている。吸気ポート17は、燃焼室14に吸気を導入するためのものである。排気ポート18は、燃焼室14から排気を排出するためのものである。各吸気ポート17と燃焼室14との連結部分には、これら吸気ポート17を開閉して吸気ポート17と燃焼室14とを連通あるいは遮断するための吸気バルブ19が設けられている。各排気ポート18と燃焼室14との連結部分には、これら排気ポート18を開閉してこれら排気ポート18と燃焼室14とをから連通あるいは遮断するための排気バルブ20が設けられている。前記吸気バルブ19は吸気バルブ駆動機構(吸気バルブ駆動手段)30により駆動されることで、所定のタイミングで吸気ポート17を開閉する。また、前記排気バルブ20は、排気バルブ駆動機構34により駆動されて、所定のタイミングで排気ポート18を開閉する。
前記吸気バルブ駆動機構30は、吸気バルブ19に連結された吸気カムシャフト31と吸気VVT32とを有している。吸気カムシャフト31は、周知のチェーン/スプロケット機構等の動力伝達機構を介してクランクシャフト3に連結されており、クランクシャフト3の回転に伴い回転して、吸気バルブ19を開閉駆動する。
前記吸気VVT32は、吸気バルブ19のバルブタイミングを変更するためのものである。この吸気VVT32は、前気カムシャフト31と同軸に配置されてクランクシャフト3により直接駆動される所定の被駆動軸と吸気カムシャフト31との間の位相差を変更して、これによりクランクシャフト3と前記吸気カムシャフト31との間の位相差を変更することで、吸気バルブ19のバルブタイミングを変更する。吸気VVT32の具体的構成としては、例えば、前記被駆動軸と前記吸気カムシャフト31との間に周方向に並ぶ複数の液室を有し、これら液室間に圧力差を設けることで前記位相差を変更する液圧式機構や、前記被駆動軸と前記吸気カムシャフト31との間に設けられた電磁石を有し、前記電磁石に電力を付与することで前記位相差を変更する電磁式機構等が挙げられる。この吸気VVT32は、ECU2で算出された吸気バルブ19の目標バルブタイミングに基づいて、前記位相差を変更する。
吸気カムシャフト31の位相角すなわち吸気バルブ19の開閉タイミングは、カム位相センサ81により検出され、その信号はECU2に送信される。
前記排気バルブ駆動機構34は、前記吸気バルブ駆動機構30と同様の構造を有している。すなわち、排気バルブ駆動機構34は、排気バルブ20およびクランクシャフト3に連結された排気カムシャフト35と、この排気カムシャフト35とクランクシャフト3との位相差を変更することで排気バルブ20のバルブタイミングを変更する排気VVT36とを有している。排気VVT36は、ECU2で算出された排気バルブ20の目標バルブタイミングに基づいて、前記位相差を変更する。そして、排気カムシャフト35は、この位相差の下でクランクシャフト3の回転に伴って回転して排気バルブ20を前記目標バルブタイミングで開閉駆動する。
なお、本実施形態では、前記吸気VVT32および排気VVT36は、吸気バルブ19および排気バルブ20の開弁期間及びリフト量つまりバルブ・プロファイルをそれぞれ一定に保ったまま、吸気バルブ19および排気バルブ20の開タイミング(開弁時期)と閉タイミング(閉弁時期)とをそれぞれ変更する。
前記吸気ポート17は、その上流側においてインテークマニホールド21に接続されている。このインテークマニホールド21は、図2に示すように、4つの分岐管22を有している。各分岐管22は、各シリンダ12に設けられた2つの吸気ポート17にそれぞれ連通している。各分岐管22の下流端には、2つの吸気ポート17にそれぞれ連通する2つのポート分岐通路(吸気通路)23a,23bが形成されている。各分岐管22において、2つのポート分岐通路23a,23bのうちの一方のポート分岐通路23aには、それぞれSCV(スワールコントロールバルブ、吸気流動制御弁)40が設けられている。このSCV40は、燃焼室13内にスワール流等を生成させて燃焼室13内の吸気流動を高めるためのものである。このSCV40は、一方のポート分岐通路23aを開閉することで、この一方のポート分岐通路23aと一方の吸気ポート17とを連通あるいは遮断してこの吸気ポート17に流入する吸気の量を変更し、これによりスワール流等を生成する。
前記SCV40は、図3に示すように、その上流端に設けられた軸受け部41に固定された回動軸42が回動駆動されるに伴いこの回動軸42を中心として回動する。前記回動軸42はポート分岐通路23aの底部に取り付けられている。SCV40は、ポート分岐通路23aの底部に沿って延びて吸気の流れ方向と略平行な方向に広がる全開位置(図3の実線)と、このポート分岐通路23aの底部から起立して吸気の流れ方向と略垂直な方向に広がる全閉位置(図3の破線)との間で回動し、ポート分岐通路23aを開閉する。図4に示すように、各ポート分岐通路23aに設けられた4つのSCV40には、共通の回動軸42が固定されている。そのため、これら4つのSCV40は一体に回動する。なお、SCV40は、前記全開位置においてその上面とポート分岐通路23aの底面とが滑らかに連続しており、吸気がポート分岐通路23a内をスムーズに通過するよう構成されている。
前記回動軸42は、その端部に設けられたSCVアクチュエータ(吸気流動制御弁駆動手段)46により回動駆動される。このSCVアクチュエータ46は、ECU2で算出された目標SCV開度に応じて、前記回動軸42を回動させてSCV40を全閉あるいは全開位置に駆動する。本実施形態では、負圧式のSCVアクチュエータ46が用いられている。SCV40は、スプリングにより開き側に付勢されており、負圧式のSCVアクチュエータ46によりこの付勢力に抗する力が加えられることで、閉じ側に回動駆動される。
前記4つの分岐管22は、その上流側において1つの吸気管26に接続されている。この吸気管26には、スロットル弁50が設けられている。このスロットル弁50は、吸気管26の開口面積を変更して、外部からこの吸気管26および前記分岐管22等を通って各シリンダ12に流入する吸気量を変更する。このスロットル弁50は、スロットルアクチュエータ(スロットル弁駆動手段)56により駆動される。このスロットルアクチュエータ56は、前記スロットル弁50の開度がECU2で算出された目標スロットル開度となるようにこのスロットル弁50を駆動する。前記吸気管26には、吸気量を検出する吸気量センサ86が設けられている。
前記ECU2は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行するためのCPUと、RAMやROMからなりプログラム及びデータを格納するメモリと、各種信号の入出力を行なうI/Oバスとを備えている。このECU2は、前記I/Oバスを介して前記カム位相センサ81、クランク角センサ82、水温センサ83、吸気量センサ86、および運転者のアクセルペダルの操作量に対応したアクセル開度を検出するアクセルセンサ85等の各センサからの検出信号を受け、この検出信号に基づき種々の演算を行なう。ここで、ECU2では、前記クランク角センサ82からの検出信号に基づきエンジン回転数NEを算出する。また、前記吸気量センサ86からの検出信号に基づきエンジンの吸気充填効率Ceを算出する。
ECU2は、運転条件に応じた燃料噴射量および噴射時期や点火時期を演算して、前記燃料噴射弁16や点火装置27にその演算結果に応じた信号を出力してこれら燃料噴射弁16等を駆動する。また、スロットル弁50の目標開度、SCV40の目標開度、吸気バルブ19の目標タイミングを演算して、スロットル弁50の開度、SCV40の開度、吸気バルブ19のバルブタイミングがこれら目標値になるように、スロットルアクチュエータ56、SCVアクチュエータ46、吸気VVT32を駆動する。
なお、前記エンジンの吸気制御装置10は、少なくとも、前記吸気ポート17等が設けられたエンジン本体1および、このエンジン本体1に設けられた前記スロットル弁50、前記吸気バルブ19、前記SCV40、前記スロットルアクチュエータ56、前記SCVアクチュエータ46、前記吸気バルブ駆動機構30と、前記ECU2とを有するものである。
前記ECU2におけるスロットル弁50の目標開度、SCV40の目標開度、吸気バルブ19の目標タイミングの演算手順すなわちSCV40、スロットル弁50、吸気バルブ19の制御手順について、次に説明する。本エンジンシステム100では、SCV40およびスロットル弁50の制御として、後述する所定の急加速時には加速制御を実施し、その他の運転条件すなわち定常走行時、緩加速および減速時には通常制御を実施する。
ECU2には、SCV40の基本目標開度である基本目標SCV開度のマップ、スロットル弁50の基本目標開度である基本目標スロットル開度のマップ、および吸気バルブ19の閉弁タイミングの目標値である目標吸気バルブ閉タイミングのマップがそれぞれ記憶されている。基本目標SCV開度と目標吸気バルブ閉タイミングとは、エンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとに応じて予め設定されており、基本目標スロットル開度はエンジン回転数NEとアクセル開度とに応じて予め設定されている。
本実施形態では、図5に示すように、基本目標SCV開度は、エンジン回転数NEが低い第1運転領域A1では全閉に設定されており、この第1運転領域よりも高回転側の第2運転領域A2では全開に設定されている。
また、図6に示すように、目標吸気バルブ閉タイミングは、吸気充填効率Ce、すなわち、エンジン1に対する要求トルクであるエンジン負荷が低く、エンジン回転数NEが低い低速低負荷の領域では遅閉じタイミングに設定されており、その他の領域では通常タイミングに設定されている。通常タイミングとは、シリンダ12内の空気が吸気ポート19側に吹き返さない時期であり、例えば、ABDC35℃Aに設定されている。一方、遅閉じタイミングとは、吸気下死点よりも十分に遅角側であって、シリンダ12内のガスが前記吸気ポート17側への吹き返すような時期である。例えば、この遅閉じタイミングはABDC110℃Aに設定されている。なお、吸気バルブ19の開タイミングは、全ての運転領域において吸気下死点よりも進角側の吸気行程に設定されている。
図7に、図5に示す基本目標SCV開度のマップと図6に示す目標吸気バルブ閉タイミングのマップとを重ね合わせた図を示す。目標吸気バルブ閉タイミングが前記遅閉じタイミングに設定されている領域は前記第1運転領域A1と低速低負荷側で重複しており、この重複した低速低負荷の第3運転領域A3では、基本目標SCV開度は全閉に設定されているとともに吸気バルブ19の目標閉タイミングは遅閉じタイミングに設定されている。一方、前記第1運転領域A1のうち前記第3運転領域A3より高負荷側すなわち低速高負荷の第4運転領域A4では、基本目標SCV開度は全閉に設定されているとともに吸気バルブ19の目標閉タイミングは通常タイミングに設定されている。
また、目標吸気バルブ閉タイミングが前記遅閉じタイミングに設定されている領域は前記第2運転領域A2とも重複しており、第2運転領域A2内のうち低速低負荷側の第5運転領域A5では、基本目標SCV開度は全開に設定されているとともに吸気バルブ19の目標閉タイミングは遅閉じタイミングに設定されている。一方、第2運転領域A2のうち前記第5運転領域A5を除く高回転高負荷側の第6運転領域A6では、基本目標SCV開度は全開に設定されているとともに吸気バルブ19の目標閉タイミングは通常タイミングに設定されている。
吸気バルブ19は、前記通常制御と加速制御のいずれにおいても、その閉タイミングが、前記のように設定された目標吸気バルブ閉タイミングとなるように制御される。すなわち、前記目標吸気バルブ閉タイミングのマップからエンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとに基づいて吸気バルブ19の目標閉タイミングが抽出され、吸気バルブ19がこの抽出された値で閉弁するように吸気VVT32が駆動される。
前記スロットル弁50およびSCV40は、通常制御では、前記基本目標スロットル開度および基本目標SCV開度となるように制御される。すなわち、基本目標スロットル開度のマップから、エンジン回転数NEとアクセル開度とに応じた値が抽出され、目標スロットル開度がこの抽出された値に設定される。そして、スロットル弁50の開度がこの目標スロットル開度となるようにスロットルアクチュエータ56が駆動される。また、基本目標SCV開度のマップから、エンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとに応じた値が抽出され、目標SCV開度がこの抽出された値に設定される。そして、SCV40の開度がこの目標SCV開度となるようにSCVアクチュエータ46が駆動される。
従って、通常制御を実施すれば、低速低負荷の前記第3運転領域A3では、吸気バルブ19の閉タイミングが遅閉じタイミングとなりシリンダ12内の吸気が吸気ポート17側に吹き返すことでポンピングロスが低減するとともに、SCV40が全閉となりシリンダ12内にスワールが生成されることで燃焼が安定化する結果、燃費の向上を実現することができる。また、低速高負荷の前記第4運転領域A4では、吸気バルブ19の閉タイミングが通常閉じタイミングとなりシリンダ12内に流入する吸気量が確保される。また、燃焼安定性が高い高速側の前記第2運転領域A2では、SCV40が全開となり吸気がスムーズにシリンダ12に流入しシリンダ12内に流入する吸気量が確保される。このように、燃費およびエンジン出力向上等の観点から前記通常制御が実施されるのが好ましい。
しかしながら、急加速時において、スロットル弁50は前記基本目標スロットル開度に高速で追従する一方、SCV40あるいは吸気バルブ19は前記基本目標SCV開度あるいは目標吸気バルブ閉タイミングに十分に追従しない。特に、本実施形態では、SCV40は負圧式のアクチュエータ46で駆動されており、電動式のスロットルアクチュエータ56に比べてその駆動速度が遅い。また、吸気VVT32は吸気カムシャフト31の位相を変化させねばならず、スロットル弁50に比べて駆動速度が遅い。そのため、スロットル弁50の変化とSCV40あるいは吸気バルブ19の変化が対応しない。その結果、基本目標SCV開度が全閉でかつ吸気バルブ19が遅閉じタイミングに設定されている前記第3運転領域A3からの急加速時に前記通常制御を行うと、SCV40が全開となる、あるいは、吸気バルブ19が通常閉じタイミングとなる前に、スロットル弁50の開度変化に伴う吸気量の増大に伴いシリンダ12から吸気ポート17すなわちSCV40側への吸気の吹き返し量が増大する。これにより、SCV40の上流側の圧力は高くなり、SCV40の前後には大きな差圧が生じ、SCV40にはSCV40を上流側に押圧する方向に大きな荷重が加えられる。そして、このようにSCV40の荷重が増えると、SCV40の前記軸受け部41および回転軸42が早期に磨耗するという問題が生じるおそれがある。また、急加速時には吸気量の変動により吸気ポート17に大きな吸気脈動が生じることによっても定常時等に比べて大きな圧力がSCV40に加えられる場合がある。
具体的には、前記第3運転領域A3から前記第2運転領域A2への急加速時(図6における矢印T1およびT2で示す変化)では、基本目標SCV開度は閉から開に変化するが、SCV40の挙動が遅いことにより、SCV40が十分に開いていない状態で吸気流が増大し、SCV40に大きな荷重がかかる。ここで、第3運転領域A3から第2運転領域A2のうち吸気バルブ19の目標閉タイミングが通常閉じタイミングに設定されている前記第6運転領域A6への急加速時(図6における矢印T1で示すような加速)では、吸気バルブ19が早期に通常閉じタイミングになれば吸気ポート17への吸気の吹き返しがなくなることでSCV40にはこの吹き返しに伴う上流側への荷重がかからない。しかしながら、前述のように、吸気VVT32の挙動は遅い。そのため、加速初期等において、吸気バルブ19の閉タイミングが遅閉じタイミングであって吸気ポート17に吸気の吹き返しがあり、かつ、SCV40が開いていないという状態となり、SCV40に荷重が付与される。
一方、前記第3運転領域A3から前記第4運転領域A4への加速時(図6における矢印T3で示す変化)では、基本目標SCV開度の開度は閉のままで変化しないが、吸気バルブ19の目標閉タイミングが遅閉じタイミングから通常タイミングに変化しており、吸気VVT32の挙動が遅く吸気バルブ19の閉タイミングが十分に進角しないことで吸気ポート17への吸気の吹き返しがなくならないうちに吸気流が増大する結果、SCV40に上流側への大きな荷重が付与される。
前記第3運転領域A3から第6運転領域A6への急加速時に、前記通常制御を行った際の様子を図8において破線に示す。この図8の破線に示されるように、スロットル弁50は、基本目標スロットル開度に追従して高速で開弁しているが、SCV40および吸気バルブ19は目標値への追従性が悪くゆっくりと変化している。特に、SCV40および吸気バルブ19の閉タイミングは、その目標値がエンジン回転数NEと吸気充填効率Ceに基づいて算出されており、スロットル弁50の開度が変化して吸気充填効率Ceが変化した後に各目標値が変化するため、SCV40が目標の全開となるあるいは吸気バルブ19の閉タイミングが目標のタイミングとなるまでに長い時間を要している。そして、このように加速開始後、スロットル弁50の開弁に伴い吸気量が増大する一方、SCV40が開いておらず、かつ、吸気バルブ19の閉タイミングが遅閉じタイミングであって吸気ポート17への吸気の吹き返しがあることで、SCV40の前後には高い差圧が生じている。
本エンジンシステム100では、このようなSCV40にかかる荷重を低減するべく、前記第3運転領域A3からの急加速時において、前記通常制御とは異なる前記加速制御を実施する。この加速制御を含めたスロットル弁、SCVの制御手順を図9および図10のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1において、エンジン回転数NEとアクセル開度とに基づき前記基本目標スロットル開度のマップから基本目標スロットル開度を算出する。また、ステップS2において、エンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとに基づき前記基本目標SCV開度のマップから基本目標SCV開度を算出するとともに前記目標吸気バルブ閉タイミングのマップから目標吸気バルブ閉タイミングを算出する。
次に、ステップS11にて、現在の運転状態が前記第3運転領域A3から前記第2運転領域A2への急加速状態であるかどうかを判定する。具体的には、現在のエンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとにより現在の運転領域が第3運転領域A3かどうかを判定する。また、アクセル開度の変化率が予め設定された基準変化率(第1基準変化率、第2基準変化率)以上であるかどうかを判定する。すなわち、エンジンに対する要求トルクが所定の基準変化率より大きいかどうかを判定する。さらに、現在のエンジン回転数NEとアクセル開度の変化率から、加速後に突入する運転領域が第2運転領域であるかどうかを判定する。
前記ステップS11にてYESと判定されて、現在の運転状態が第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速状態であると判定されると、ステップS12にて加速フラグを1に設定する。そして、ステップS13およびステップS14を実施する。
ステップS13では、SCV40の最終的な目標開度である最終目標SCV開度を、ステップS2で算出された基本目標SCV開度ではなく全開とする。
ステップS14では、スロットル弁50の最終的な目標開度の最終目標スロットル開度を、ステップS1で算出された基本目標スロットル開度の変化よりも緩やかな変化となる値に設定する。本実施形態では、ステップS2で算出された基本目標スロットル開度をいわゆるなまし処理することで基本目標スロットル開度の変化を緩やかな変化に補正して、このなまし処理後の値を最終目標スロットル開度とする。
その後、ステップS5に進み、前記最終目標スロットル開度、目標吸気バルブ閉タイミング、最終目標SCV開度に基づき、スロットルアクチュエータ56、吸気VVT32、SCVアクチュエータ46を駆動させる。
前記ステップS12からステップS14までのステップは、第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速開始後、アクセル開度の変化率が0以下となり加速が終了するまで行われる。すなわち、ステップS11にてNOと判定された場合に進むステップS16では、前記ステップS12にて第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速開始に伴い1に設定された前記加速フラグが1であり、かつ、アクセル開度の変化率が0以上かどうかが判定される。そして、この判定がYESの場合には、急加速後の加速が続いているとしてステップS12に進みステップS14までを実施する。一方、ステップS11にてNOと判定され、かつ、ステップS16にてNOと判定される、すなわち、第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速およびそれに続く加速状態ではないと判定されるとステップS21に進む。
この第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速時に実施される前記ステップS12からステップS14の加速制御の制御結果を図8において実線で示す。この図8の実線に示されように、急加速開始とともに最終目標SCV開度が全開とされることで、SCV40は、急加速開始と同時に強制的に開き側に移行して、破線で示される通常制御時に比べて早期に開弁する。すなわち、SCV40の開弁時期は、通常制御が実施される緩加速時に比べて早くなる。そして、最終目標スロットル開度が基本目標スロットル開度のなまし処理後の値とされることで、スロットル弁50は、破線で示される通常制御時に比べて緩やかに開弁していく。すなわち、スロットル弁50の開弁速度が、通常制御が実施される緩加速時に比べて遅くなる。これにより、吸気量の急増が抑制される。このようにして、この第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速時には、SCV40が早期に開弁するとともに吸気量の急増が抑制されて、SCV40の前後差圧(SCV40の上流側と下流側との差圧)ひいてはSCV40にかかる負荷が小さく抑えられる。なお、図8に示したSCVの前後差圧のグラフは、エンジンの吸気・圧縮行程中に発生するSCV40の前後差圧の最大値をプロットしたものである。すなわち、SCV40が閉弁状態にある場合において、エンジンの吸気・圧縮行程中には、吸気通路内に吸気が導入されることによりSCV40の上流側の圧力がSCV40の下流側の圧力よりも高くなりSCV40の前後に差圧が生じるが、この図8では、この吸気行程におけるSCV40の前後差圧は省略している。
図8は、第3運転領域A3から第2運転領域A2のうちの前記第6運転領域A6への急加速時の様子を示しているが、第3運転領域A3から第2運転領域A2のうちの前記第5運転領域への急加速時においても、この第6運転領域A6への急加速時と同様に、SCV40が早期に開弁するとともにスロットル弁50の開度変化が緩慢となって吸気量の急増が抑制されることで、SCV40にかかる負荷は小さく抑えられる。
なお、前記ステップS13が請求項における吸気流動制御弁加速制御モードであり、ステップS14が請求項におけるスロットル弁加速制御モードである。
図9および図10のフローチャートに戻り、前記ステップS21では、現在の運転状態が前記第3運転領域A3から前記第4運転領域A4への急加速状態であるかどうかを判定する。前記ステップS11と同様に、現在のエンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとにより現在の運転領域が第3運転領域A3かどうかを判定する。そして、アクセル開度の変化率およびエンジン回転数NEから、第4運転領域A4への急加速状態であるかどうかを判定する。
前記ステップS21にてYESと判定されて、現在の運転状態が第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速状態であると判定されると、ステップS22にて加速フラグを2に設定する。そして、ステップS23およびステップS24を実施する。
ステップS23では、前記ステップS13と同様に、最終目標SCV開度を全開とする。一方、ステップS24では、スロットル開度の最終目標スロットル開度を基本目標スロットル開度として、通常制御時と同様に制御する。その後、前記ステップS5に進み、各アクチュエータを駆動させる。
前記ステップS22からステップS24までのステップは、第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速開始後、アクセル開度の変化率が0以下となり加速が終了するまで、あるいは、吸気バルブ19が目標吸気バルブ閉タイミングに到達するまで行われる。すなわち、ステップS21にてNOと判定された場合に進むステップS26では、前記加速フラグが2であり、かつ、アクセル開度の変化率が0以上かどうかが判定される。この判定がYESの場合には、急加速後の加速が続いているとしてステップS27に進む。そして、ステップS27では、前記カム位相センサ81の検出値に基づいて算出された吸気バルブ19の実際の閉タイミングがステップS2で算出された目標吸気バルブ閉タイミングに未到達であるかどうかが判定され、この判定がYESの場合には、ステップS22に進みステップS24までを実施する。一方、ステップS21にてNOと判定され、かつ、ステップS26あるいはステップS27にてNOと判定される、すなわち、第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速状態およびそれに続く加速状態ではない、あるいは、この急加速状態あるいはそれに続く加速状態ではあるが吸気バルブ19の閉タイミングが目標吸気バルブ閉タイミングに到達したと判定されるとステップS31に進む。
前記ステップS31では、通常制御が実施される。すなわち、前記加速フラグが0とされ、その後に進むステップS32において、最終目標SCV開度が前記基本目標SCV開度に設定されるとともに、最終目標スロットル開度が前記基本目標スロットル開度に設定され、その後前記ステップS5にて各アクチュエータが駆動される。
この第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速時に実施される前記ステップS23からステップS24の加速制御の制御結果を図11に示す。この図11において、実線が前記加速制御の制御結果であり、破線が通常制御を行った際の制御結果である。この図11に示されように、本加速制御では、第3運転領域A3から第4運転領域A4への急加速時には、急加速開始から、吸気バルブ閉タイミングが吸気の吹き返しのある遅閉じタイミングから吸気の吹き返しのない通常タイミングに移行するまでの間、SCV40が強制的に全開とされる。これにより、吸気の吹き返しがあり、かつ、吸気量が増大している状態でSCV40が閉弁状態にあるというSCV40に大きな荷重がかかる状況が回避される。
以上のように、本エンジンシステム100によれば、低速低負荷の第3運転領域A3においてSCV40を閉弁状態としてスワールを生成することで燃焼を安定化させるとともに吸気バルブ19の閉タイミングを遅閉じタイミングとしてポンピングロスを低減し燃費を向上させつつ、この第3運転領域A3からの加速時にSCV40に加えられる負荷を抑制してSCV40の信頼性を高めることができる。
ここで、前記第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速時に実施するステップ13とステップS14のうちいずれか一方のみを実施してもよい。すなわち、ステップS13のみを実施して、急加速と同時にSCV40を強制的に開く一方、アクセル開度を基本目標アクセル開度に応じて早期に開くようにしてもよい。また、ステップS14のみを実施して、SCV40を基本目標SCVに応じて開駆動させる一方、アクセル開度を基本目標アクセル開度よりも緩やかに駆動させるようにしてもよい。ただし、ステップS13とステップS24とを実施すれば、SCV40に加えられる荷重をより小さく抑えることができる。
また、前記第3運転領域A3から第2運転領域A2への急加速時に実施するステップ14に代えて、図12に示すように、スロットル弁50を急加速開始後、所定期間経過後に開側に駆動させるようにしてもよい。例えば、所定期間前のステップS2で算出された基本目標スロットル開度を最終目標スロットル開度とする遅れ処理を実施する。この場合には、SCV40が十分に開いた後にスロットル弁50が開弁して吸気量が増大していくため、閉弁状態にあるSCV40に加えられる荷重が小さく抑えられる。
また、前記実施形態では、前記第3運転領域A3からの急加速時においてSCV40を早期に開弁させるための具体的手順として、急加速開始直後にSCV40を強制的に開弁させる、すなわち、SCV40の開弁開始時期を早める場合を示したが、この第3運転領域からの急加速時においてSCV駆動アクチュエータ46によるSCV40の駆動速度を速めるようにしてもよい。
また、前記スロットルアクチュエータ56は電動式に限らない。ただし、このスロットルアクチュエータ56を電動式とすれば、前記第3運転領域A3からの急加速時以外の急加速時においてスロットル弁50を早期に駆動させて加速性を高めつつ前記第3運転領域A3からの急加速時においてスロットル弁50の挙動を容易に緩慢にすることができる。
また、目標吸気バルブ閉タイミングのマップの具体的構成は、前記に限らない。例えば、図13に示すように、低速高負荷領域(図7における第4運転領域A4に相当する領域)においても吸気バルブ19の目標閉タイミングを遅閉じタイミングとして、この領域においてエンジンの有効圧縮比を低下させることでノッキングやプリイグニッション等の異常燃焼をより確実に抑制するようにしてもよい。この場合には、基本目標SCV開度が全閉に設定されているとともに吸気バルブ19の閉タイミングが通常タイミングに設定された前記第4運転領域A4はなくなり、第3運転領域A3からこの第4運転領域A4への加速制御は省略される。
また、前記基本目標吸気バルブ閉タイミングが遅閉じタイミングに設定されている領域のうち特に高負荷の領域では、シリンダ12内の温度が所定の温度よりも低い場合には吸気の吹き返しがない時期まで進角側に補正してもよい。例えば、前記水温センサ83で検出されたエンジンの冷却水温度が所定温度よりも低い場合には目標吸気バルブ閉タイミングを通常タイミングに設定し、このエンジンの水温が所定温度よりも高い場合には目標吸気バルブ閉タイミングを遅閉じタイミングに設定する。この場合には、シリンダ12内の温度が高くノッキングやプリイグニッション等の異常燃焼が生じるおそれのある場合にエンジン1の有効圧縮比が低く抑えられてこの異常燃焼が回避されるとともに、シリンダ12内の温度が低い場合にシリンダ12内に導入される吸気量が多く確保されエンジン出力が高く維持される。
また、前記実施形態では、前記第3運転領域A3から前記第2運転領域A2への急加速時であるかどうかすなわち前記ステップS12〜14の制御を実施するかどうかを判定する判定基準であるアクセル開度の基準変化率(第1基準変化率)と、前記第3運転領域A3から前記第4運転領域A4への急加速時であるかどうかすなわち前記ステップS22〜24の制御を実施するかどうかを判定する判定基準であるアクセル開度の基準変化率(第2基準変化率)とが同一の場合について説明したが、これら第1基準変化率と第2基準変化率とは異なる値であってもよい。
また、前記実施形態では、吸気バルブの閉タイミングは前記第3運転領域A3からの急加速時においても緩加速時等と同様にエンジン回転数NEと吸気充填効率Ceとに応じて予め設定された目標吸気バルブ閉タイミングに基づいて制御される場合について示したが、前記急加速時において、吸気バルブ19の閉タイミングを早期に変更するようにしてもよい。例えば、前記急加速時には、アクセル開度の変化に基づいて吸気バルブ19の閉タイミングを変更し、これにより急加速と同時に吸気バルブ19の閉タイミングが変更されるようにしてもよい。この場合には、特に、吸気バルブ19の閉タイミングの目標値が遅閉じタイミングに設定された前記第3運転領域からこの目標値が通常タイミングに設定された前記第4運転領域A4および前記第6運転領域A6への急加速時において、吸気バルブ19が早期に進角しないことによる吸気の吹き返し量の増大を抑制することができ、より一層SCV40にかかる負荷を小さく抑えることができる。
1 エンジン本体
2 ECU(制御手段)
10 エンジンの吸気制御装置
17 吸気ポート
19 吸気バルブ
30 吸気バルブ駆動機構(吸気バルブ駆動手段)
40 SCV(吸気流動制御弁)
46 SCVアクチュエータ(吸気流動制御弁駆動手段)
100 エンジンシステム

Claims (7)

  1. シリンダおよび当該シリンダ内に吸気を導入するための2つの吸気ポートが形成されたエンジン本体と、前記シリンダ内に流入する吸気量を変更可能なスロットル弁と、当該スロットル弁の下流に設けられて前記各吸気ポートとそれぞれ連通する吸気通路のうちの一方の吸気通路を開閉して前記一方の吸気ポートに流入する吸気の量を変更可能な吸気流動制御弁と、当該吸気流動制御弁の下流に設けられて前記2つの吸気ポートをそれぞれ開閉可能な吸気バルブとを備えたエンジンの吸気制御装置であって、
    前記スロットル弁を駆動するスロットル弁駆動手段と、
    前記吸気流動制御弁を駆動する吸気流動制御弁駆動手段と、
    前記吸気バルブを駆動する吸気バルブ駆動手段と、
    前記スロットル弁駆動手段、前記吸気流動制御弁駆動手段および前記吸気バルブ駆動手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記吸気流動制御弁が第1運転領域において閉弁する一方、前記第1運転領域よりもエンジン回転数が高い側に設定された第2運転領域において開弁するように、前記吸気流動制御弁駆動手段を制御し、
    前記第1運転領域内の第3運転領域において、前記各吸気バルブが、前記エンジンの吸気行程で開弁した後、当該エンジンの圧縮行程であって前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御し、
    前記スロットル弁がエンジン回転数とエンジンに対する要求トルクとに応じて予め設定された基本目標スロットル開度となるように、前記スロットル弁駆動手段を制御するとともに、
    前記第3運転領域から前記第2運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が予め設定された第1基準変化率よりも大きい急加速時は、加速が終了するまでの間、スロットル弁加速制御モードと吸気流動制御弁加速制御モードの少なくとも一方を実施し、
    前記スロットル弁加速制御モードでは、前記基本目標スロットル開度の変化率に対する前記スロットル弁の開弁速度を、前記第3運転領域から前記第2運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率よりも小さい緩加速時に比べて遅くする制御と、スロットル弁の開弁開始時期を前記緩加速時に比べて遅くする制御との少なくとも一方を実施し、
    前記吸気流動制御弁加速制御モードでは、前記吸気流動制御弁の開弁速度を前記緩加速時に比べて速くする制御と、前記吸気流動制御弁の開弁開始時期を前記緩加速時に比べて速くする制御との少なくとも一方を実施することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記制御手段は、前記吸気流動制御弁加速制御モードにおいて、エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率よりも小さい緩加速時は、前記吸気流動制御弁が前記シリンダに流入する吸気量の変化に応じて開弁されるように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御する一方、エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第1基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始と同時に前記吸気流動制御弁が開弁されるように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記スロットル弁駆動手段は、電動式であることを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記制御手段は、前記第1運転領域のうちの前記第3運転領域よりも高負荷側に設定された第4運転領域において、前記各吸気バルブが、前記吸気行程にて開弁した後、前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期より進角側に設定された時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御するとともに、
    前記第3運転領域から前記第4運転領域への加速時であってエンジンに対する要求トルクの変化率が予め設定された第2基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始後、前記吸気流動制御弁が所定期間開弁するように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  5. 請求項4に記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記制御手段は、前記第3運転領域から前記第4運転領域への加速時であって前記エンジンに対する要求トルクの変化率が前記第2基準変化率よりも大きい急加速時は、当該加速開始後、前記吸気バルブの閉弁時期が前記シリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期より進角側に設定された時期に到達するまでの間、前記吸気流動制御弁が開弁するように前記吸気流動制御弁駆動手段を制御することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  6. 請求項4または5に記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記第4運転領域は、前記第3運転領域からエンジンに対する要求トルクが最大となる全負荷域にわたることを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの吸気制御装置であって、
    前記第1運転領域は、エンジン回転数が低い領域においてエンジンに対する要求トルクの全ての範囲にわたっており、前記第3運転領域はこの第1運転領域の全体にわたっており、
    前記制御手段は、前記第2運転領域のうち、前記第3運転領域と隣接するエンジン回転数が低い側でかつエンジンに対する要求トルクが高い側に設定された領域において、前記各吸気バルブが、前記エンジンの吸気行程で開弁した後、当該エンジンの圧縮行程であって前記エンジンのシリンダ内のガスが前記吸気ポート側に吹き返す時期に閉弁するように、前記吸気バルブ駆動手段を制御することを特徴とするエンジンの吸気制御装置。
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