JP2011169260A - 特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び特殊回転体と慣性を利用した発電方法 - Google Patents

特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び特殊回転体と慣性を利用した発電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回転軸と駆動体の着脱を意図したタイミングで行うことによって安定した発電を行うことを可能とする特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び発電方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】その先端に錘部が取り付けられた特殊回転体4と、この特殊回転体4が自転可能に取り付けられた回転軸6と、この回転軸6の一端側に着脱自在に配置された駆動回転手段と、回転軸6の他端側に配置された発電手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び特殊回転体と慣性を利用した発電方法に関する。詳しくは、特殊回転体と慣性による回転によって生じるトルクと駆動体を使用し生じるトルクを発電エネルギーに変換する特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び特殊回転体と慣性を利用した発電方法に係るものである。
遠心力を利用した発電装置の一例は、例えば特許文献1に記載されている。
具体的には、エンジンと発電機に直結された回転軸に取付けられるフライホイールの中心に設けたボス部から遠心方向に向けて放射状にリブが配設され、これらのリブに可動ウエイトが設けられることで遠心力を発生させるといった発電装置が記載されている。
ここで、フライホイールを回転させると、水平方向にトルクが生じることが一般に知られており、そのため、フライホイールを垂直に設置して、フライホイールのリブに1個または複数個の錘部が取り付けられている。そうすることで、フライホイールを回転させることで遠心力が生じて強力な回転力を生み出し、相応のエネルギーを得ることができるからである。
この様に、フライホイールに発生する遠心力を慣性モーメントが大きくなる方向に変位させることによって、発電機に直結された回転軸を回転させて効率の良い発電を行うことができることとなる。
なお、ここで言う、慣性とは「止まっている物体はいつまでも止まり続け、運動している物体は運動している状態のままでいる」ということで、慣性の大きさを決める要因は物体の質量と半径の長さ及び運動の速度である。
特開平11−30293号公報
しかしながら、フライホイールの回転軸にはエンジン、あるいは電動モーター等の駆動部が連結されているためにフライホイールの回転数を常時一定の回転数に駆動し続けなければならず、駆動部によって消費されるエネルギーより発電機から出力されるエネルギーを多く取り出すのは困難である。
また、エンジン、あるいは電動モーター等の駆動部からの出力を遮断した場合には、回転軸に抵抗が生じてフライホイールの回転数が急激に低下して安定した発電が行えない恐れがある。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、回転軸と駆動体の着脱を意図したタイミングで行うことによって安定した発電を行うことが可能である特殊回転体と慣性を利用した発電装置及び発電方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る特殊回転体と慣性を利用した発電装置は、その先端に錘部が取り付けられた特殊回転体と、該特殊回転体が自転可能に取り付けられた回転軸と、該回転軸の一端側に着脱自在に配置された駆動回転手段と、前記回転軸の他端側に配置された発電手段とを備える。
ここで、その先端に錘部が取り付けられた特殊回転体と、特殊回転体が自転可能に取り付けられた回転軸と、回転軸の一端側に着脱自在に配置された駆動回転手段を設けることによって、回転軸と駆動体が切り離されている間は、慣性による回転を利用してタービンを回し発電させることが可能となる。
また、回転軸に特殊回転体を複数取り付けることによって、錘部の質量が増えて慣性の大きさが増大するので、大型の発電機のタービンを回して発電することが可能となる。
また、発電手段で発電された電力により回転軸を駆動回転させる循環型発電システムにすることによって、外部エネルギーを得ることなく発電を行うことが可能となる。
従って、例えば、24時間循環器風呂の設定温度を40℃にした場合、常温から40℃に達するまでには相当のエネルギーを要するが、38℃から40℃にするには少しのエネルギーで済むのと同じことである。
また、本発明に係る特殊回転体と慣性を利用した発電方法は、その先端に錘部が取り付けられる特殊回転体を回転軸に自転可能に取り付け、該回転軸に着脱自在な駆動回転手段により、前記特殊回転体を駆動回転する工程と、前記特殊回転体が一定の回転数に達したら前記回転軸と前記駆動回転手段との連結を解除し、前記特殊回転体を慣性により回転せしめる工程とを備える。
ここで、その先端に錘部が取り付けられる特殊回転体を回転軸に自転可能に取り付け、回転軸に着脱自在な駆動回転手段により、特殊回転体を駆動回転し、特殊回転体が一定の回転数に達したら回転軸と駆動回転手段との連結を解除し、特殊回転体を慣性により回転せしめることによって、その間の慣性の法則による特殊回転体の回転により生じるトルクで発電機のタービンを回して発電することが可能となる。
また、発電手段で発電された電力により回転軸を駆動回転させる循環型発電システムにすることによって、外部エネルギーを得ることなく発電を行うことが可能となる。
なお、特殊回転体の形状は、空気抵抗を最小限に抑える形が望ましく、支持アームは錘の質量に耐え得る強度があれば細くて軽量な材質とシンプルな構造が望ましい。
すなわち、特殊回転体の形状は、駆動体の停止時に最大限、慣性による回転が促される形状にすることが重要となる。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
イ.安全なエネルギーの供給
ウラン燃料など人体及び環境に危険性のある燃料を一切使用しないので安全なエネルギーが供給できる。
ロ.安定したエネルギーの供給
本発明を適用した発電装置は、自然条件に左右されないうえ、設置場所により1台または複数台を連結して設置でき、更に特殊回転体の半径及び錘部の質量を調整することで少量でも大量でも目的の電力が得られるため安定したエネルギーが供給できる。
ハ.クリーンなエネルギーの供給
二酸化炭素を排出する化石燃料を一切使用しないので地球環境に優しいクリーンなエネルギーが供給できる。
ニ.燃料の要らない安価なエネルギーの供給
本発明による発電方法によれば、発電システム稼働の始動時のみ外部エネルギーを必要とするだけで化石燃料、核燃料等を一切使用せず、燃料コストがかからないので安価なエネルギーが供給できる。
また、小規模にも大規模にも実用化でき、都市部はいうまでもなく、送電線設備の困難な山間部、森林部など、どんな場所においても発電設備を設置することができ、地球規模で利用できる発電方法である。
電力業界においては、燃料費が不要になり、莫大な設備投資をしなくても電力を生産できる。自然条件に左右されず、必要な電気容量が安定して確保できる。二酸化炭素や核廃棄物等の地球環境悪化の原因となる要素が排除され、騒音もなく安全性が確保されるので、地域住民の反対もなくどんな場所でも発電設備を設置することができる。
また、大規模な送電線は不要になり、災害、事故等により送電がストップされるという事態は起こらなくなる。輸送業界においては、自動車、船舶等に設置し動力源として利用すれば、燃料費が不要となり二酸化炭素も出なくなる。
多くの事業者が新規参入できるベンチャービジネスとして成り立つものであり、経済効果、雇用促進効果、地球温暖化防止対策にスピーディーに貢献でき、地球の環境において理想的なエネルギーを供給できるものである。
本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図である。 本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の側面模式図である。 本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の正面模式図である。 本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の他の例を説明するための側面模式図である。 本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の他の例を説明するための正面模式図である。 本発明の実施例2における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図である。 本発明の実施例2における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の平面模式図である。 本発明の実施例3における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<実施例1>
図1は本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図、図2は本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の側面模式図、図3は本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の正面模式図、図4は本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の他の例を説明するための側面模式図、図5は本発明の実施例1における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の他の例を説明するための正面模式図である。
ここで示す発電装置1は、特殊回転体設置台2と、この特殊回転体設置台2の特殊回転体軸受部3に回転自在な状態で取り付けられる回転軸6と、この回転軸6に取り付けられた特殊回転体4とを有して構成されている。
ここで、特殊回転体設置台2は、特殊回転体4を挟装することができる間隔を持って立設され、この特殊回転体設置台2の上部には特殊回転体軸受部3が貫設されている。この特殊回転体軸受部3にはベアリング5が外嵌され、ベアリング5に回転軸6が嵌挿されている。
また、回転軸6は特殊回転体軸受部3を突出した状態で、その左右方向へ延設され、その一方の回転軸6の中途には着脱機構としてのクラッチ7を介して電動モーター8が配置されている。
更に、他方の回転軸6には増・減速機9を介して発電機11が配置され、この発電機11にバッテリー10が接続されている。
また、バッテリー10に出力電源端子14が接続され、この出力電源端子14より必要に応じて電力が消費される。
続いて、電動モーター8に切替スイッチ12を介して入力電源端子13が接続され、更に切替スイッチ12とバッテリー10とが接続されることで切替スイッチ12によりバッテリー10から電力の一部を電動モーター8の駆動電力として消費できる構成とされている。
ここで、特殊回転体4は、その中心より放射状に支持アーム16が設けられ、これらの支持アーム16の先端に球形状の錘部15が取り付けられた構成とされている。
また、図4及び図5に示すように、特殊回転体設置台2上の特殊回転体軸受部3間に設置される回転軸6に3個の特殊回転体4、4、4が並列状に取付けられている。
この特殊回転体4、4、4は、その中心より放射状に3個の支持アーム16が設けられ、これらの支持アーム16の先端に球形状の錘部15が取付けられると共に、これらの特殊回転体4、4、4の錘部15が互いに違いの位置となるように特殊回転体4、4、4を所定角度ずつずらした状態で取り付けられている。
以上の構成よりなる本発明の特殊回転体と慣性を利用した発電装置では、入力電源端子13からの外部電力により電動モーター8を起動させて電動モーター8と回転軸6の中途に設けられるクラッチ7を介して回転軸6を駆動回転させることによって特殊回転体4を鉛直方向に回転させる。
ここで、特殊回転体4が一定の回転数に達したら、クラッチ7をオンからオフに切り替えて回転軸6と電動モーター8を切り離す。
続いて切り離された回転軸6に取り付けられる特殊回転体4は、その先端に配置される錘部15による遠心力によって慣性により回転をし続け、発電を行うことが可能となる。
なお、クラッチ7には機械的、あるいは電磁的に結合したり結合を解くことにより、瞬時に回転の伝達を伝えたり止めたりする機構を用いるのが望ましい。
ここで、慣性により回転する特殊回転体4は、回転数が徐々に定めた下限の回転数になったら、入力電源端子13からの外部電力により電動モーター8を起動させた後に、クラッチ7をオンにして電動モーター8と回転軸6とを連結させて特殊回転体4を、上限を定めた回転数に達するまで駆動回転させる。
すなわち、起動停止が容易な電動モーター8では回転子の慣性のため瞬時に定格回転に達したり、停止したりすることは困難であるから、電動モーター8は一定回転数にしておき、その回転をクラッチ7を介して意図したタイミングで伝達するということとなる。
そこで、回転軸と駆動体が切り離されている間は、慣性の法則による回転を利用しタービンを回し発電させる。そして、回転数が落ちてきたら再度特殊回転体の回転軸と駆動体を連結、作動させ、回転数を元に戻すようにする。こうすることで、回転停止の状態から起動するのではなく、回転数が少し落ちた状態から回転させることとなり、わずかなエネルギーで一定の回転数に達するのである。
これを繰り返すことにより、他方の回転軸6に配置される発電機11の回転子(図示せず。)を回転し続けさせることで発電し、順次バッテリー10に充電する。
したがって、クラッチ7がオンのときの電動モーター8による特殊回転体4の回転力から生じるエネルギーとクラッチ7がオフのときの特殊回転体4の慣性による回転力から生じるエネルギーで駆動エネルギー以上のエネルギーを得ることができる。
また、切替スイッチ12により発電機11から発電された電力の一部を電動モーター8の入力電源端子13に接続する循環型発電システムにすることにより、外部エネルギーを得ることなく発電を行うことが可能となる。
<実施例2>
図6は本発明の実施例2における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図、図7は本発明の実施例2における特殊回転体と慣性を利用した発電装置の特殊回転体の平面模式図である。
ここで示す発電装置1Aは、特殊回転体設置台2Aと、この特殊回転体設置台2Aの略中央の特殊回転体軸受部3Aに回転自在な状態で取り付けられた回転軸6Aと、この回転軸6Aに取り付けられた特殊回転体4Aとを有して構成されている。
ここで、特殊回転体設置台2Aは、特殊回転体4Aを水平状に支持するための水平板18が設けられている。また、特殊回転体4Aを挟装することができる間隔を持って特殊回転体軸受部3Aが鉛直方向に配置されている。
この特殊回転体軸受部3Aにはベアリング5が外嵌され、特殊回転体4Aに固定された回転軸6Aが鉛直方向に嵌挿されている。
また、回転軸6Aは特殊回転体軸受部3Aを突出した状態で、その上下方向へ延設され、その上方の回転軸6Aにクラッチ7を介して電動モーター8が配置されている。
更に、他方の回転軸6Aには増・減速機9を介して発電機11が配置され、この発電機11にバッテリー10が接続されている。
また、バッテリー10に出力電源端子14が接続され、この出力電源端子14より必要に応じて電力が消費される。
続いて、電動モーター8に切替スイッチ12を介して入力電源端子13が接続され、更に切替スイッチ12とバッテリー10とが接続されることで切替スイッチ12によりバッテリー10から電力の一部を電動モーター8の駆動電力として消費できる構成とされている。
また、特殊回転体4Aは、その中心より放射状に支持アーム16が設けられ、これらの支持アーム16の先端に球形状の錘部15がそれぞれ取り付けられた構成とされている。
ここで、特殊回転体設置台2Aの水平板17によって特殊回転体4Aの錘部15の一部を接点として水平状に支持されることとなり、更に特殊回転体4Aの錘部15を滑りやすく、かつ回転しやすくするために潤滑油が常時塗布されている。
以上の構成よりなる本発明の発電装置1Aでは、入力電源端子13からの外部電力により電動モーター8を起動させて電動モーター8と回転軸6Aの中途に設けられるクラッチ7を介して回転軸6Aを駆動回転させることによって特殊回転体4Aを特殊回転体設置台2Aの水平板17上において水平方向に回転させる。
ここで、特殊回転体4Aが一定の回転数に達したら、クラッチ7をオンからオフに切り替えて回転軸6Aと電動モーター8を切り離す。
続いて切り離された回転軸6Aは、その回転軸6Aに取り付けられた特殊回転体4Aの先端に配置される錘部15による遠心力作用によって慣性により回転をし続け、発電を行うことが可能となる。
そこで、回転軸と駆動体が切り離されている間は、慣性の法則による回転を利用しタービンを回し発電させる。回転数が落ちてきたら再度特殊回転体の回転軸と駆動体を連結、作動させ、回転数を元に戻すようにする。そうすれば、回転停止の状態から起動させるよりも、回転数が少し落ちた状態から回転させる方がわずかなエネルギーで一定の回転数に達するのである。
これを繰り返すことにより、他方の回転軸6Aに配置される発電機11の回転子(図示せず。)を回転し続けさせることで発電し、順次バッテリー10に充電する。
したがって、クラッチ7がオンのときの電動モーター8による特殊回転体4Aの回転力から生じるエネルギーとクラッチ7がオフのときの特殊回転体4Aの慣性による回転力から生じるエネルギーで駆動エネルギー以上のエネルギーを得ることができる。
また、切替スイッチ12により発電機11から発電された電力の一部を電動モーター8の入力電源端子13に接続する循環型発電システムにすることにより、外部エネルギーを得ることなく発電を行うことが可能となる。
<実施例3>
図8は本発明の実施例3における特殊回転体と慣性を利用した発電装置を説明するための正面模式図である。
ここで示す発電装置1Aは、特殊回転体設置台2Aと、この特殊回転体設置台2Aの略中央の特殊回転体軸受部3Aに回転自在な状態で取り付けられた回転軸6Aと、この回転軸6Aに取り付けられた特殊回転体4Aとを有して構成されている。
ここで、特殊回転体設置台2Aは、特殊回転体4Aを水平状に支持するための水平板17が設けられている。また、特殊回転体4Aを挟装することができる間隔を持って特殊回転体軸受部3Aが鉛直方向に配置されている。
この特殊回転体軸受部3Aにはベアリング5が外嵌され、特殊回転体4Aに固定された回転軸6Aが鉛直方向に嵌挿されている。
また、回転軸6Aは特殊回転体軸受部3Aを突出した状態で、その上下方向へ延設され、その上方の回転軸6Aにクラッチ7を介して電動モーター8が配置されている。
また、その下方の回転軸6Aには増・減速機9を介して発電機11が配置され、この発電機11にバッテリー10が接続されている。
更に、他方の回転軸6Aには増・減速機9を介して発電機11が配置され、この発電機11にバッテリー10が接続されている。
また、バッテリー10に出力電源端子14が接続され、この出力電源端子14より必要に応じて電力が消費される。
続いて、電動モーター8に切替スイッチ12を介して入力電源端子13が接続され、更に切替スイッチ12とバッテリー10とが接続されることで切替スイッチ12によりバッテリー10から電力の一部を電動モーター8の駆動電力として消費できる構成とされている。
また、特殊回転体4Aは、その中心より放射状に支持アーム16が設けられ、これらの支持アーム16の先端に球形状の錘部15がそれぞれ取り付けられた構成とされている。
ここで、特殊回転体設置台2Aの水平板17には特殊回転体4Aの錘部15の一部を接点として水平状に支持される溝部18が周設されており、この溝部18内に特殊回転体4Aの錘部15を滑りやすく、かつ回転しやすくするために潤滑油が塗布されることによって特殊回転体4Aが回転する際に潤滑油が飛散することなく保持することができる構成とされている。
以上の構成よりなる本発明の発電装置1Aでは、入力電源端子13からの外部電力により電動モーター8を起動させて電動モーター8と回転軸6Aの中途に設けられるクラッチ7を介して回転軸6Aを駆動回転させることによって特殊回転体4Aを特殊回転体設置台2Aの水平板17上において水平方向に回転させる。
ここで、特殊回転体4Aが一定の回転数に達したら、クラッチ7をオンからオフに切り替えて回転軸6Aと電動モーター8を切り離す。
続いて切り離された回転軸6Aに取り付けられた特殊回転体4Aは、その先端に配置される錘部15による遠心力作用によって慣性により回転をし続け、発電を行うことが可能となる。
そこで、回転軸と駆動体が切り離されている間は、慣性の法則による回転を利用しタービンを回し発電させる。回転数が落ちてきたら再度特殊回転体の回転軸と駆動体を連結、作動させ、回転数を元に戻すようにする。そうすれば、回転停止の状態から起動させるよりも、回転数が少し落ちた状態から回転させる方がわずかなエネルギーで一定の回転数に達するのである。
これを繰り返すことにより、他方の回転軸6Aに配置される発電機11の回転子(図示せず。)を回転し続けさせることで発電し、順次バッテリー10に充電する。
したがって、クラッチ7がオンのときの電動モーター8による特殊回転体4Aの回転力から生じるエネルギーとクラッチ7がオフのときの特殊回転体4Aの慣性による回転力から生じるエネルギーで駆動エネルギー以上のエネルギーを得ることができる。
また、切替スイッチ12により発電機11から発電された電力の一部を電動モーター8の入力電源端子13に接続する循環型発電システムにすることにより、外部エネルギーを得ることなく発電を行うことが可能となる。
1、1A 発電装置
2、2A 特殊回転体設置台
3、3A 特殊回転体軸受部
4、4A 特殊回転体
5 ベアリング
6、6A 回転軸
7 クラッチ
8 電動モーター
9 増・減速機
10 バッテリー
11 発電機
12 切替スイッチ
13 入力電源端子
14 出力電源端子
15 錘部
16 支持アーム
17 水平板
18 溝部

Claims (5)

  1. その先端に錘部が取り付けられた特殊回転体と、
    該特殊回転体が自転可能に取り付けられた回転軸と、
    該回転軸の一端側に着脱自在に配置された駆動回転手段と、
    前記回転軸の他端側に配置された発電手段とを備える
    特殊回転体と慣性を利用した発電装置。
  2. 前記回転軸は、前記特殊回転体が複数取り付けられた
    請求項1に記載の特殊回転体と慣性を利用した発電装置。
  3. 前記発電手段で発電された電力により前記回転軸を駆動回転させる
    請求項1または請求項2に記載の特殊回転体と慣性を利用した発電装置。
  4. その先端に錘部が取り付けられる特殊回転体を回転軸に自転可能に取り付け、該回転軸に着脱自在な駆動回転手段により、前記特殊回転体を駆動回転する工程と、
    前記特殊回転体が一定の回転数に達したら前記回転軸と前記駆動回転手段との連結を解除し、前記特殊回転体を慣性により回転せしめる工程とを備える
    特殊回転体と慣性を利用した発電方法。
  5. 前記発電手段で生じた電力により特殊回転体を駆動回転させる
    請求項4に記載の特殊回転体と慣性を利用した発電方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114000995A (zh) * 2021-11-01 2022-02-01 吴国清 一种吊桶式水力发电机组及其应用方法

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