JP2011167272A - 流体輸送装置、流体輸送装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の流体と第2の流体を切替えて送液可能な流体輸送装置を実現する。
【解決手段】流体輸送装置10は、第1の流体を収容する第1リザーバー14と、第2の流体を収容する第2リザーバー19と、第1リザーバー14に連通する第1供給管57と、第2リザーバー19に連通する第2供給管58と、第1供給管57と第2供給管58とに連通する弾性を有するチューブ50と、チューブ50を上流側から下流側に順次圧閉と開放を繰り返して第1の流体または第2の流体を輸送し、出口流路54から吐出する流体輸送手段200と、第1供給管57を開閉する第1バルブ101と、第2供給管58を開閉する第2バルブ102と、出口流路54の詰まりを検出する検出手段160と、を有する。第2の流体は詰まりを除去する洗浄液であって、出口流路54の詰まりを検出したときに、第2供給管58を開放して洗浄液を送液して詰まりを除去する。
【選択図】図1
【解決手段】流体輸送装置10は、第1の流体を収容する第1リザーバー14と、第2の流体を収容する第2リザーバー19と、第1リザーバー14に連通する第1供給管57と、第2リザーバー19に連通する第2供給管58と、第1供給管57と第2供給管58とに連通する弾性を有するチューブ50と、チューブ50を上流側から下流側に順次圧閉と開放を繰り返して第1の流体または第2の流体を輸送し、出口流路54から吐出する流体輸送手段200と、第1供給管57を開閉する第1バルブ101と、第2供給管58を開閉する第2バルブ102と、出口流路54の詰まりを検出する検出手段160と、を有する。第2の流体は詰まりを除去する洗浄液であって、出口流路54の詰まりを検出したときに、第2供給管58を開放して洗浄液を送液して詰まりを除去する。
【選択図】図1
Description
本発明は、流体輸送装置、及び流体輸送装置の駆動方法に関する。
小型で、微量の液体を輸送し、体内に吐出する流体輸送装置の応用例としてインスリン注入装置がある。このインスリン注入装置は、体内に埋め込まれたインスリンリザーバーと、洗浄液リザーバーとを備え、インスリンリザーバーからインスリンを注入する流路の詰まりを検出して、洗浄液リザーバーから洗浄液を上記流路に送出して詰まりを除去するものである(例えば、特許文献1参照)。
このような特許文献1は、インスリンリザーバーと洗浄液リザーバーの両方に送液用のポンプを備えており、小型化が困難である。
また、洗浄液供給ラインに逆止弁を設け、この逆止弁を開閉して洗浄液の供給及び停止を行っているが、逆止弁を開放している間は、インスリンと洗浄液の両方を送液することになり、洗浄効果が小さく、インスリン及び洗浄液の正確な量の供給が困難であるという課題がある。
また、洗浄液供給ラインに逆止弁を設け、この逆止弁を開閉して洗浄液の供給及び停止を行っているが、逆止弁を開放している間は、インスリンと洗浄液の両方を送液することになり、洗浄効果が小さく、インスリン及び洗浄液の正確な量の供給が困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る流体輸送装置は、第1の流体を収容する第1リザーバーと、第2の流体を収容する第2リザーバーと、前記第1リザーバーに連通する第1供給管と、前記第2リザーバーに連通する第2供給管と、前記第1供給管と前記第2供給管とに連通する弾性を有するチューブと、前記チューブを上流側から下流側に順次圧閉と開放を繰り返して流体を輸送し、出口流路から吐出する流体輸送手段と、前記第1供給管と前記第2供給管のどちらか一方を開放したとき、他方を閉塞する開閉手段と、を有していることを特徴とする。
ここで、流体輸送手段としては、例えば、小型蠕動式ポンプ等を用いることができ、開閉手段としては、バルブまたは逆止弁等を用いることができる。
ここで、流体輸送手段としては、例えば、小型蠕動式ポンプ等を用いることができ、開閉手段としては、バルブまたは逆止弁等を用いることができる。
本適用例によれば、2種類の流体を一本のチューブに集約して流動し、一つの流体輸送手段で送液することにより小型化を実現できる。
また、2種類の流体を開閉手段により切替えて送液するため、2種類の流体それぞれの流量を正確に管理することができる。
[適用例2]上記適用例に係る流体輸送装置は、前記第2の流体が、前記出口流路の詰まりを除去する洗浄液であることが好ましい。
第1の流体が、例えばインスリンのような薬液の場合、流路径が小さい出口流路の内壁面にインスリンが析出して付着する場合がある。あるいは、生体内に挿入される出口流路の先端部には、体内の蛋白質が付着し徐々に吸着して流路を塞いでしまうことがある。そこで、第2の流体を流路の詰まりを除去する洗浄液として送液することで詰まり(付着物)を洗い流し、その後、第1供給管を開放して適正な流量で薬液を注入させることができる。
[適用例3]上記適用例に係る流体輸送装置は、前記チューブの前記流体輸送手段よりも下流側に、前記出口流路の詰まりを検出する検出手段が、さらに備えられ、前記出口流路の詰まりを検出したときに、前記第2供給管を開放することが好ましい。
このように出口流路の詰まりを検出手段により検出して、洗浄液を送液することにより、第1の流体の注入が停止することに起因する異常を認識してから、または、第1の流体が薬液の場合には患者の容態の変化から詰まりがあることを認識してから、洗浄液を送液して詰まり除去をするというような遅れた対応を回避することができる。
[適用例4]上記適用例に係る流体輸送装置は、前記検出手段が、前記チューブと前記出口流路との接続部に設けられる検出流路に配設され、前記出口流路の詰まりによる圧力上昇に起因する前記検出流路の膨らみを検出することが望ましい。
検出手段としては、例えば流量センサーを用いて詰まりによる流量変化を検出するもの、圧力センサーを用いて詰まりによる内圧の変化を検出するものが考えられるが、共に構造が複雑となり、細管であるチューブ内に装着することが困難である。そこで、出口流路に詰まりが発生したとき、検出流路の内圧が上昇することで検出流路の外郭が膨らむことを利用して、この膨らみ量を検出することにより、容易に詰まり検出を行うことができると共に構造を簡素化することができる。
[適用例5]本適用例に係る流体輸送装置の駆動方法は、第1供給管から送液される第1の流体と、第2供給管から送液される洗浄液と、を切替えて共通の出口流路から送出する流体輸送装置であって、前記第1の流体を送液する工程と、前記出口流路の詰まりを検出手段により検出する工程と、前記出口流路の詰まりを検出したときに、開閉手段により前記第1供給管を閉塞し、前記第2供給管を開放する工程と、詰まりが除去されたことを検出したときに、前記開閉手段により前記第1供給管を開放し、前記第2供給管を閉塞する工程と、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、出口流路の詰まりを検出手段により検出して、洗浄液を送液することにより、出口流路の詰まりによる第1の流体の送液が停止することに起因する異常を認識してから、または、第1の流体が薬液の場合には患者の容態の変化から詰まりがあることを認識してから、洗浄液を送液して詰まり除去をするというような遅れた対応を回避することができる。そして、詰まりが除去されたことを検出手段により検出したときに、遅延なく第1の流体を送液することができる。
[適用例6]上記適用例に係る流体輸送装置の駆動方法は、前記洗浄液の送液中に、詰まりの検出が一定時間または一定の検出回数を連続したときに、前記洗浄液の送液を停止することが望ましい。
詰まりの状態によっては、洗浄液を送液しても詰まりを除去することができないことが考えられる。そこで、詰まり検出を一定時間または一定の検出回数連続した場合には、直ちに洗浄液の送液を停止させる。つまり、流体輸送手段を停止することにより安全性を高めることができる。この際、停止させたことを報知する報知手段を備えておけばなおよい。
[適用例7]本適用例に係る流体輸送装置の駆動方法は、第1供給管から送液される第1の流体と、第2供給管から送液される洗浄液と、を切替えて共通の出口流路から送出する流体輸送装置であって、開閉手段により前記第1供給管を一定時間開放した後、前記第1供給管を閉塞し、前記第2供給管を開放する工程と、前記第2供給管を一定時間開放した後、前記開閉手段により前記第2供給管を閉塞し、前記第1供給管を開放する工程と、を前記第1の流体の累積流量が定量に達するまで繰り返すことを特徴とする。
本適用例によれば、流体輸送装置の駆動時間と出口流路の詰まり発生の関係とを予め特定しておき、詰まりが発生する前に一定量の洗浄液を送液することで、徐々に出口流路の内面に付着物が吸着し流路を塞ぐことを防止できる。
また、このようにすれば検出手段がなくてもよく、構造を簡素化することができる。
また、このようにすれば検出手段がなくてもよく、構造を簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明で参照する図は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
(実施形態1・第1実施例)
なお、以下の説明で参照する図は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
(実施形態1・第1実施例)
まず、図1を参照して流体輸送装置の全体構成について説明する。なお、流体輸送装置は、微量の流体を一定の流速で送液する流体輸送手段を有しており、このような流体輸送手段には蠕動式のものが適している。蠕動式には、チューブ押圧部材として複数のフィンガーを用いるもの、複数のローラーを用いるもの等があるが、以下に説明する実施例では複数のフィンガーを用いる構造を例示して説明する。
図1は、実施形態1の第1実施例に係る流体輸送装置の主要構成を示す構成説明図である。図1において、流体輸送装置10は、制御ユニット11とチューブユニット12とから構成されている。制御ユニット11は、流体輸送手段200を構成する駆動部210と、流体輸送装置全体の制御を行う制御部140とを有している。制御部140には、駆動部210の制御を行う駆動制御回路141と、後述する開閉手段としての第1バルブ101と第2バルブ102の制御を行う開閉制御回路142と、検出手段160の制御を行う検出回路143と、を有している。
チューブユニット12は、第1の流体を収容する第1リザーバー14と、第2の流体を収容する第2リザーバー19とを有している。第1リザーバー14には、第1の流体を送液する第1供給管57が連通され、第2リザーバー19には、第2の流体を送液する第2供給管58が連通されている。第1供給管57と第2供給管58とは、管継ぎ手100によって、一本のチューブ50に流路が集約されている。第1供給管57と第2供給管58には、それぞれの流路を開閉する開閉手段としての第1バルブ101及び第2バルブ102が設けられている。
チューブ50は、流体輸送手段200を構成する流体輸送部220を介して出口チューブ53に連通されている。なお、チューブ50と出口チューブ53の間には検出手段160が設けられている。検出手段160は、出口チューブ53の流路の詰まりを検出する機能を有する。
上述したように構成される制御ユニット11とチューブユニット12とは、互いに装着された状態で、駆動部210と流体輸送部220とが合体して流体輸送手段200を構成する。また、第1バルブ101と第2バルブ102とは、それぞれ開閉制御回路142に接続部(例えば、コネクター)151を介して電気的に接続される。一方、検出手段160と検出回路143とは、接続部152を介して電気的に接続される。なお、接続部151,152を一つにまとめて、接続部150に集約してもよい。
続いて、流体輸送装置10の具体的構成について図面を参照して説明する。
図2は、実施形態1の第1実施例に係る流体輸送装置の主たる構成を示す平面図、図3は、図2のA−P−A切断面を示す断面図、図4は検出手段を示す断面図である。図2〜図4において、本実施例に係る流体輸送装置10は、チューブユニット12を制御ユニット11に形成される空間内に図示左側方向からスライド装着し、固定枠13によって制御ユニット11とチューブユニット12とが互いの対向する側面が当接するよう螺子90(図示は省略)を用いて着脱可能に固定して構成されている。
図2は、実施形態1の第1実施例に係る流体輸送装置の主たる構成を示す平面図、図3は、図2のA−P−A切断面を示す断面図、図4は検出手段を示す断面図である。図2〜図4において、本実施例に係る流体輸送装置10は、チューブユニット12を制御ユニット11に形成される空間内に図示左側方向からスライド装着し、固定枠13によって制御ユニット11とチューブユニット12とが互いの対向する側面が当接するよう螺子90(図示は省略)を用いて着脱可能に固定して構成されている。
第1の流体を収容する第1リザーバー14と、第2の流体を収容する第2リザーバー19と、は、第1チューブ枠55に形成される空間65,66内に並列配置されている。そして、図1で説明したように、第1リザーバー14には、第1の流体を送液する第1供給管57が連通され、第2リザーバー19には、第2の流体を送液する第2供給管58が連通され、管継ぎ手100によって、一本の弾性を有するチューブ50に流路が集約されている。第1供給管57と第2供給管58には、それぞれの流路を開閉する第1バルブ101及び第2バルブ102が設けられている。なお、開閉手段としては、逆止弁を用いることができる。
チューブ50は、出口チューブ53に連通されている。なお、チューブ50と出口チューブ53との接続部は検出流路30が設けられ、この検出流路30に検出手段160が配置されている。出口チューブ53は、流体輸送装置10の外部に延在されている。チューブ50は、第1チューブ枠55に形成されたチューブ案内溝55bに装着され、第2チューブ枠56によって保持される。なお、検出手段160の構成については図4を参照して後述する。
次に、流体輸送手段200を構成する流体輸送部220の構成について図2、図3を参照して説明する。なお、流体輸送部220は、複数のフィンガー40〜46と、チューブ50の一部(圧閉部)と、からなる。フィンガー40〜46は、図2に示すように、カム20の回転中心Pから等間隔で放射状に配列されている。フィンガー40〜46は、第1チューブ枠55に形成されたフィンガー案内溝55aに装着され、第2チューブ枠56と第1チューブ枠55とで保持されている。フィンガー40〜46のそれぞれの形状は、同じ形状をしているのでフィンガー43を例示して説明する(図3、参照)。
フィンガー43は、棒状の軸部43aと、軸部43aの一方の端部に鍔状に形成されるチューブ押圧部43bと、他方の端部に半球状に形成されるカム当接部43cとから構成されており、本実施形態では金属材料または剛性の高い樹脂材料からなる。チューブ押圧部43bは、チューブ案内溝55b内に突出してチューブ50に近接する位置に、カム当接部43cは、チューブユニット12からカム20に近接する位置に突出されている。
また、フィンガー40〜46は、チューブ50とカム20との間にあって、カム20の回転中心P方向からチューブ案内溝55bの外側側壁であるチューブ規制部55cに向かって進退可能である。なお、図3は、フィンガー43がチューブ50の流路51を圧閉した状態を表している。
第1リザーバー14及び第2リザーバー19にはそれぞれ、流体注入ポートとしてのセプタム95,96が設けられ、セプタム95,96の一端は、第2チューブ枠56及び第4機枠18を貫通する開口部60,61から外部に覗むように配設されており、組み立てられた状態で第1リザーバー14に第1の流体を、第2リザーバー19には第2の流体を補充可能な構成としている。セプタム95とセプタム96の外径は異なり、注入する2種類の流体を間違えないようにする。
続いて、制御ユニット11の構成について、図2、図3を参照して説明する。制御ユニット11は、図1で説明したように、流体輸送手段200を構成する駆動部210と、流体輸送装置全体の制御を行う制御部140と、図示しない電池と、を有している。駆動部210は、カム20と、伝達車110と、ローター120と、駆動源としての振動体130と、から構成され、第1機枠15と、第2機枠16と、制御ユニット11のケース部材としての第3機枠17と、第4機枠18と、から構成されている。
カム20は、カム車軸25と、カム車軸25に軸止されるカム歯車26とカム体21と、から構成され、第1機枠15及び第2機枠16とによって軸支されている。
カム体21は、図2に示すように、フィンガーを押動しない解除領域21aと、フィンガーを押動していく押動領域21bと、フィンガーによるチューブ50を圧閉する圧閉領域21cとを有し、解除領域21a、押動領域21b、圧閉領域21cは周方向に均等に4箇所形成されている。
伝達車110は、ピニオン113が形成された伝達車軸111と、伝達車軸111に軸止された伝達歯車112と、から構成され、第1機枠15及び第2機枠16とによって軸支され、ピニオン113がカム歯車26に歯合している。
ローター120は、ローター軸121と、ローター軸121に軸止されるピニオン122とから構成され、第1機枠15及び第2機枠16とによって軸支され、ピニオン122が伝達歯車112に歯合している。
振動体130は、圧電素子131と、腕部132と、ローター軸121の側面に当接される凸部133と、から構成されている。振動体130は、第1機枠15に植立された固定軸135に腕部132が螺子等で螺着固定される。なお、振動体130の構成及び駆動方法は、特開2003−35281号公報(図3、図4、参照)に記載の振動体が適合できるので説明を省略する。
請求項3、請求項4
次に、検出手段160の構成について図2、図4を参照して説明する。
図4は、本実施例に係る検出手段を示す断面図である。検出手段160は、チューブ50と出口チューブ53との間に形成された検出流路30の開口部を封止するフィルム33と、フィルム33に対して略平行に設けられる回路基板171と、から構成されている。検出流路30は、第1チューブ枠55と第2チューブ枠56とに互いに対向するように形成された凹部によって形成される空間で構成され、検出流路30の上流側はチューブ50の流路51に連通され、下流側は出口チューブ53の出口流路54に連通されている。なお。各リザーバーに近い方向を上流側、出口流路54に近い方向を下流側として表す。また、検出流路30の断面積は、出口流路54またはチューブ50の流路51の流路断面積よりも大きい。
次に、検出手段160の構成について図2、図4を参照して説明する。
図4は、本実施例に係る検出手段を示す断面図である。検出手段160は、チューブ50と出口チューブ53との間に形成された検出流路30の開口部を封止するフィルム33と、フィルム33に対して略平行に設けられる回路基板171と、から構成されている。検出流路30は、第1チューブ枠55と第2チューブ枠56とに互いに対向するように形成された凹部によって形成される空間で構成され、検出流路30の上流側はチューブ50の流路51に連通され、下流側は出口チューブ53の出口流路54に連通されている。なお。各リザーバーに近い方向を上流側、出口流路54に近い方向を下流側として表す。また、検出流路30の断面積は、出口流路54またはチューブ50の流路51の流路断面積よりも大きい。
フィルム33の材質は金属材料または樹脂材料を用いることが可能で、樹脂材料の場合には、回路基板171側の表面に導電性を有する金属層33aが形成されている。このフィルム33は、検出流路30の内圧の変化に追従して厚さ方向に変形可能な程度の柔軟性を有している。
回路基板171は、フレキシブル基板であって、フィルム33側の表面に検出電極171aが形成され、接続部150まで延在されている。なお、図示は省略するが、フィルム33の金属層33aも回路基板171の電極パターンの一つに接続されている。なお、フィルム33の金属層33aには電気的にグランド電位(GND)、検出電極171aには検出電位が印加されている。
ここで、出口チューブ53の出口流路54に詰まりが発生すると、チューブ50からは次々と第1の流体が送液されてくるので、検出流路30の内圧が徐々に上昇して膨らみ、フィルム33の金属層33aと回路基板171の検出電極171aとが電気的に接続し(この状態を33’で図示する)、詰まりが発生していることを検出する。よって、フィルム33の弾性と、フィルム33と回路基板171との距離は、詰まりの程度とフィルム33の変形量から適切に設定される。このことから、検出流路30のフィルム33によって封止される開口部の面積は、フィルム33が内圧による変形量を検出可能な大きさに設定される。
続いて、本実施例における流体輸送方法について図2を参照して説明する。駆動制御回路141から駆動信号が圧電素子131に入力されると、振動体130の凸部133が楕円振動し、ローター120を時計回りに回転させ、ローター120の回転力は、伝達車110を介して所定の減速比でカム20を時計回りに回転する。図2の状態は、フィンガー44が、チューブ50を圧閉している。フィンガー45,46は、カム体21の押動領域21bにあるためチューブ50は完全には圧閉していない。
また、フィンガー41,42,43は、カム体21の解除領域21aにあるためチューブ50は開放されている。フィンガー40は押動領域21bにかかり始めている状態で、まだチューブ50は開放状態である。チューブ50の圧閉されていない領域には流体が入り込んでいる。
さらにカム20を時計回りに回転させることにより、フィンガー40〜46をカム20の回転方向に上流側から下流側に向かって、流路51の圧閉〜開放〜圧閉を繰り返し、これらフィンガーの蠕動運動により流体をカム20の回転方向に輸送し、出口流路54から流体を吐出する。なお、複数のフィンガーのうち少なくとも一つ、好ましくは二つが、チューブ50を常時圧閉するように構成されている。
ここで、第1供給管57が開放されている場合には、第1の流体のみがチューブ50に送液され、第1の流体を出口流路54から吐出する。第2供給管が開放されている場合には、第2の流体のみがチューブ50に送液され、第2の流体を出口流路54から吐出する。
なお、第1リザーバー14及び第2リザーバー19の外郭は弾性を有しており、また、外側の空間は大気圧環境になっているため、内部の流体が流出し内部圧力が低下したときに、大気圧により容積が縮小する。よって、内部圧力が維持されることにより、第1リザーバー14または第2リザーバー19からの流体送出は可能である。
なお、検出手段は、前述した第1実施例の構成に限らず、その技術的考え方を踏襲して展開が可能であるので、以下に他の実施例について図面を参照して説明する。
(第2実施例)
(第2実施例)
第2実施例は、前述した第1実施例が検出手段160を第1チューブ枠55及び第2チューブ枠56に一体化して構成していることに対して、第1チューブ枠55及び第2チューブ枠56とは分離可能な構成にしたことに特徴を有している。よって、第1実施例との相違箇所を中心に機能的に共通部分は同じ符号を付して説明する。
図5は、第2実施例に係る検出手段を示す断面図である。図5において、検出手段160は、流路形成部材31と、流路形成部材31の開口部を封止するフィルム33と、フィルム33に対向して設けられる回路基板171とから構成されている。
図5は、第2実施例に係る検出手段を示す断面図である。図5において、検出手段160は、流路形成部材31と、流路形成部材31の開口部を封止するフィルム33と、フィルム33に対向して設けられる回路基板171とから構成されている。
流路形成部材31は、合成樹脂等で射出成形された比較的剛性を有する容器状の形態を有しており、フィルム33との間の空間が検出流路30である。流路形成部材31の上流側にはチューブ50の流路51が連通され、下流側には出口チューブ53の出口流路54が連通されている。第1実施例と同様に、フィルム33には導電性を有する金属層が形成され、回路基板171には、検出電極が形成されている。フィルム33と回路基板171とは、第1実施例と同じ機能関係にある。よってチューブ50と流路形成部材31(フィルム33付き)と出口チューブ53とは一体化されている。
前述した第1実施例と同様に、出口チューブ53の出口流路54に詰まりが発生すると、検出流路30の内圧が徐々に上昇して膨らみ、フィルム33の金属層と回路基板171の検出電極とが電気的に接続し、詰まりが発生していることを検出する。
(第3実施例)
(第3実施例)
第3実施例は、前述した第2実施例による流路形成部材31が、比較的剛性を有していることに対して流路形成部材31が弾性を有していることに特徴を有している。よって、第2実施例との相違箇所を中心に機能的に共通部分は同じ符号を付して説明する。
図6は、第3実施例に係る検出手段を示す断面図である。図6において、検出手段160は、弾性を有する風船状の形態を有する流路形成部材31と、回路基板171と、を有し、流路形成部材31の上流側にはチューブ50の流路51が連通され、下流側には出口チューブ53の出口流路54が連通されている。
図6は、第3実施例に係る検出手段を示す断面図である。図6において、検出手段160は、弾性を有する風船状の形態を有する流路形成部材31と、回路基板171と、を有し、流路形成部材31の上流側にはチューブ50の流路51が連通され、下流側には出口チューブ53の出口流路54が連通されている。
流路形成部材31の外郭表面には、導電性を有する金属層(図示せず)が設けられている。回路基板171は、第1実施例、第2実施例と同様に構成される。よって、チューブ50と流路形成部材31と出口チューブ53とは一体化されている。
流体輸送装置10が駆動しているとき、出口チューブ53の出口流路54に詰まりが発生すると、流路形成部材31の内部圧力が上昇し、流路形成部材31が風船のように膨らみ、一定の膨らみ量に達すると、流路形成部材31の外郭に形成された金属層と回路基板171に形成された検出電極とが接続して、詰まりが発生したことを検出できる。
なお、第3実施例は、次のように変形することができる。例えば、チューブ50と流路形成部材31と出口チューブ53とを中空成形法等により一体成形するものである、この場合は、チューブ50と検出流路の外郭と出口チューブ53の肉厚はほぼ同じとなり、それぞれの部分がチューブ50と同程度の弾性を有することになる。また、第3実施例の流路形成部材31に相当する範囲には金属層が形成される。
(流体輸送装置の駆動方法・第1実施例)
(流体輸送装置の駆動方法・第1実施例)
続いて、実施形態1に係る流体輸送装置の駆動方法の第1実施例について図1、図2、図4、図7を参照して説明する。
図7は、流体輸送装置の駆動方法の第1実施例を示すフロー説明図である。図7のフローに沿って各工程のステップをSTと表し説明する。また、検出手段は第1実施例を用いて説明する。なお、ここでは、流体輸送装置10を生体内に薬液を注入する装置として例示し、第1の流体を薬液とし、第2の流体を洗浄液とする。洗浄液としては生理食塩水等が用いられる。
図7は、流体輸送装置の駆動方法の第1実施例を示すフロー説明図である。図7のフローに沿って各工程のステップをSTと表し説明する。また、検出手段は第1実施例を用いて説明する。なお、ここでは、流体輸送装置10を生体内に薬液を注入する装置として例示し、第1の流体を薬液とし、第2の流体を洗浄液とする。洗浄液としては生理食塩水等が用いられる。
まず、チューブユニット12を制御ユニット11に装着して(ST10)流体輸送装置10を駆動可能な状態にし、生体の表面に装着、または生体内に埋め込む。制御ユニット11とチューブユニット12とを装着すると流体輸送手段200が駆動を開始し、フィンガー40〜46によりチューブ50の圧閉及び開放を行い、薬液の送液を開始する(ST15)。この際、第1供給管57の第1バルブ101を開放し、第2バルブ102を閉塞している。
薬液の送液を開始すると、検出手段160において出口流路54の詰まりを検出する(ST20)。出口流路54に詰まりが発生すると、検出流路30の内圧が上昇し、フィルム33が膨らむ。そして、フィルム33の金属層33aが回路基板171の検出電極171aに接触すると、詰まりが発生したと判断し(YES)、第1バルブ101により第1供給管57を閉塞して薬液の送液を停止する。続いて第2バルブ102により第2供給管58を開放して洗浄液の送液を開始する(ST25)。なお、洗浄液を送液している間も検出手段160により詰まり検出を継続する(ST30)。
請求項6
再び詰まりを検出した場合には、洗浄液の送液と詰まり検出とを継続して行い詰まり検出が連続した場合(YES)には、洗浄液送液設定時間を判定する(ST35)。洗浄液送液設定時間を経過しても詰まり検出が解除されない場合(YES)には、洗浄効果がないと判断し、制御部140(駆動制御回路141)により流体輸送手段200を停止する(ST40)。この際、報知手段を設け、医療スタッフに流体輸送手段200が停止したことを報知するようにすることが望ましい。また、流体輸送手段200を停止するときには、第1バルブ101、第2バルブ102を閉塞する。
再び詰まりを検出した場合には、洗浄液の送液と詰まり検出とを継続して行い詰まり検出が連続した場合(YES)には、洗浄液送液設定時間を判定する(ST35)。洗浄液送液設定時間を経過しても詰まり検出が解除されない場合(YES)には、洗浄効果がないと判断し、制御部140(駆動制御回路141)により流体輸送手段200を停止する(ST40)。この際、報知手段を設け、医療スタッフに流体輸送手段200が停止したことを報知するようにすることが望ましい。また、流体輸送手段200を停止するときには、第1バルブ101、第2バルブ102を閉塞する。
なお、ST35において、洗浄液送液設定時間に達しない場合(NO)には、洗浄液の送液を洗浄液送液設定時間に達するまで、または、詰まり除去が完了するまで洗浄液の送液と詰まり検出を継続する。
また、ST30において、詰まりが除去されたと判定された場合(NO)には、第2バルブ102により第2供給管58を閉塞して洗浄液の送液を停止し、続いて、第1バルブにより第1供給管57を開放して薬液の送液を再開する(ST45)。なお、詰まりが除去されると、検出流路30の内圧が低下し、フィルム33と回路基板171との電気的接続が遮断される。そのことにより、詰まりが除去されたものと判断する。
ST20において詰まりが検出されない場合(NO)、または、洗浄液の送液により詰まりが除去された場合には、薬液の送液を継続し(ST50)、薬液の累積送液量を判定する(ST55)。累積送液量に達した場合(YES)には、そのタイミングで、第1バルブ101により第1供給管57を閉塞して薬液の送液を停止し(ST60)、流体輸送手段200の駆動を停止する(ST70)。ST55において、累積送液量に達しない場合(NO)には、薬液の送液を継続する。
以上説明した、流体輸送装置10、及び流体輸送装置の駆動方法によれば、2種類の流体を一本のチューブ50に集約して流動し、一つの流体輸送手段200で送液することが可能となり、流体輸送装置10の小型化を実現できる。
また、第1の流体を送液する場合には第2供給管58を閉塞し、第2の流体を送液する場合には第1供給管57を閉塞するため、2種類の流体それぞれの流量を正確に管理することができる。
第1の流体が、例えばインスリンのような薬液の場合、流路径が小さい出口流路54の内壁面にインスリンが析出して付着する場合がある。あるいは、生体内に挿入される出口流路54の先端部には、体内の蛋白質が付着し徐々に吸着して流路を塞いでしまうことがある。そこで、第2の流体を流路の詰まりを除去する洗浄液として送液することで詰まり(付着物)を洗い流し、その後、第1供給管57を開放して適正な流量で薬液を注入させることができる。
また、流体輸送装置10は、出口流路54の詰まりを検出する検出手段としての検出手段160を備え、出口流路54の詰まりを検出手段160により検出して、洗浄液を送液し詰まりを除去する。従って、第1の流体の注入が停止することに起因する異常を認識してから、または、第1の流体が薬液の場合には患者の容態の変化から詰まりがあることを認識してから、洗浄液を送液して詰まり除去をするというような遅れた対応を回避することができる。
このように、詰まりの検出手段(検出手段160)を設けることによって、出口流路54の詰まりが不定期に発生する場合においても確実に詰まりを検出し、洗浄液により詰まりの除去を行うことができる。
また、検出手段160は、出口流路54に詰まりが発生したとき、検出流路30の内圧が上昇することで弾性を有するフィルム33が膨らむことを利用し、この膨らみ量を検出することにより、簡単な構造で、詰まり検出を容易に行うことができる。
また、詰まりの状態によっては、洗浄液を送液しても詰まりを除去することができないことが考えられる。そこで、洗浄液送液設定時間を経過しても詰まり検出が解除されない場合には、洗浄効果がないと判断し、直ちに流体輸送手段200を駆動停止することにより安全性を高めることができる。この際、停止させたことを報知する報知手段を備えておけばなおよい。なお、洗浄液送液設定時間を検出回数に置き換えてもよい。
また、検出手段160を第2実施例、第3実施例のような構造にすれば、チューブ50と流路形成部材31と出口流路54とを一体化することで、組み立て性や取り扱い性を向上させることができる。
また、第1の流体(薬液)の送液速度と、第2の流体(洗浄液)の送液速度を変えてもよい。このようにする場合には、第1の流体を送液するときのカム20の回転速度と、第2の流体を送液するときのカム20の回転速度を切替えることで実現できる。
(流体輸送装置の駆動方法・第2実施例)
(流体輸送装置の駆動方法・第2実施例)
次に、流体輸送装置の駆動方法の第2実施例について説明する。第2実施例は、前述した駆動方法の第1実施例が、検出手段を用いて2種類の流体送液の切替えを行っていることに対して、2種類の流体送液を定期的に切替えることを特徴とする。図1を参照し、第1の流体を薬液、第2の薬液を洗浄液として説明する。
まず、予め薬液を送液する場合に出口流路54に詰まりが発生する時間を調査し、この時間に対して安全率を考慮し、洗浄液を送液開始する時間を設定しておく。そして、第1供給管57を一定時間開放して薬液を送液した後、第1バルブ101によって第1供給管57を閉塞し、第2バルブ102によって第2供給管を開放して洗浄液を一定時間送液する。このような工程を薬液の累積流量(送液量)が定量に達するまで繰り返し、定量に達したタイミングで流体輸送手段200を停止する。
このようにすれば、流体輸送手段200の駆動時間と、出口流路54の詰まり発生時間と、の関係とを特定しておき、詰まりが発生する前に一定量の洗浄液を送液することで、徐々にチューブの内面に付着物が吸着し流路を塞ぐことを防止できる。
また、このようにすれば検出手段がなくてもよく、従って検出回路も必要がなくなるため、構造を簡素化することができる。
また、このようにすれば検出手段がなくてもよく、従って検出回路も必要がなくなるため、構造を簡素化することができる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前述した実施形態では、前述した流体輸送手段200としてチューブ押圧部材として複数のフィンガーを用いる構造を例示して説明したが、チューブ押圧部材として複数のローラーを用いる構造や、ピストンを用いた流体輸送装置にも応用できる。
例えば、前述した実施形態では、前述した流体輸送手段200としてチューブ押圧部材として複数のフィンガーを用いる構造を例示して説明したが、チューブ押圧部材として複数のローラーを用いる構造や、ピストンを用いた流体輸送装置にも応用できる。
また、流体輸送装置10は、生体内に注入する薬液と、洗浄液(生理食塩水)を生体内に注入するものを例示して説明したが、2種類の流体については特に限定されず、2種類の流体を切替えて流動する流体輸送装置について応用使用することができる。あるいは、2種類の流体を混合して送液するようなものにも応用可能である。
さらに、3種類以上の流体にも適合可能である。
さらに、3種類以上の流体にも適合可能である。
10…流体輸送装置、14…第1リザーバー、19…第2リザーバー、50…チューブ、54…出口流路、57…第1供給管、58…第2供給管、101…第1バルブ、102…第2バルブ、160…検出手段、200…流体輸送手段。
Claims (7)
- 第1の流体を収容する第1リザーバーと、
第2の流体を収容する第2リザーバーと、
前記第1リザーバーに連通する第1供給管と、
前記第2リザーバーに連通する第2供給管と、
前記第1供給管と前記第2供給管とに連通する弾性を有するチューブと、
前記チューブを上流側から下流側に順次圧閉と開放を繰り返して流体を輸送し、出口流路から吐出する流体輸送手段と、
前記第1供給管と前記第2供給管のどちらか一方を開放したとき、他方を閉塞する開閉手段と、
を有していることを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1に記載の流体輸送装置において、
前記第2の流体が、前記出口流路の詰まりを除去する洗浄液であることを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流体輸送装置において、
前記チューブの前記流体輸送手段よりも下流側に、前記出口流路の詰まりを検出する検出手段が、さらに備えられ、
前記出口流路の詰まりを検出したときに、前記第2供給管を開放することを特徴とする流体輸送装置。 - 請求項3に記載の流体輸送装置において、
前記検出手段が、前記チューブと前記出口流路との接続部に設けられる検出流路に配設され、前記出口流路の詰まりによる圧力上昇に起因する前記検出流路の膨らみを検出することを特徴とする流体輸送装置。 - 第1供給管から送液される第1の流体と、第2供給管から送液される洗浄液と、を切替えて共通の出口流路から送出する流体輸送装置であって、
前記第1の流体を送液する工程と、
前記出口流路の詰まりを検出手段により検出する工程と、
前記出口流路の詰まりを検出したときに、開閉手段により前記第1供給管を閉塞し、前記第2供給管を開放する工程と、
詰まりが除去されたことを検出したときに、前記開閉手段により前記第1供給管を開放し、前記第2供給管を閉塞する工程と、
を有することを特徴とする流体輸送装置の駆動方法。 - 請求項5に記載の流体輸送装置の駆動方法において、
前記洗浄液の送液中に、詰まりの検出が一定時間または一定の検出回数を連続したときに、前記洗浄液の送液を停止することを特徴とする流体輸送装置の駆動方法。 - 第1供給管から送液される第1の流体と、第2供給管から送液される洗浄液と、を切替えて共通の出口流路から送出する流体輸送装置であって、
開閉手段により前記第1供給管を一定時間開放した後、前記第1供給管を閉塞し、前記第2供給管を開放する工程と、
前記第2供給管を一定時間開放した後、前記開閉手段により前記第2供給管を閉塞し、前記第1供給管を開放する工程と、
を前記第1の流体の累積流量が定量に達するまで繰り返すことを特徴とする流体輸送装置の駆動方法。
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JP2010032155A JP2011167272A (ja) | 2010-02-17 | 2010-02-17 | 流体輸送装置、流体輸送装置の駆動方法 |
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JP2016125662A (ja) * | 2014-12-29 | 2016-07-11 | エルベ・エレクトロメディティン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | パルス式流体噴出を作り出すための供給システム、供給システムを有する施与システム、および供給システムを作動させるための制御方法 |
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-
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