JP2011166342A - トラヒック制御システムと方法およびプログラムならびに通信中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低優先トラヒックに関して、端末間のスループットの公平性を担保する。
【解決手段】1以上のユーザ端末を接続した通信装置(通信ノード4a〜6a,4b〜6b)を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置(通信ノード1〜3)を多段接続してなるネットワークにおいて、例えば通信ノード1は、上流側の通信ノード2からの出力キューの場合は常に優先度に応じて読み出し、配下の通信ノード4a,4bからの低優先度の出力キューに関しては、通信ノード4a,4b毎のキューを順番に読み出すラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン制御を用いたスケジューリングを行い、配下の各通信ノード4a,4b間のスループットを含む通信品質の公平性を担保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおけるトラヒック制御技術に係り、特に、簡易な装置構成と制御方法を用いて、各通信中継装置に接続された配下の全通信装置間のスループットの公平性を担保するのに好適な技術に関するものである。
一般に、ONU(Optical Network Unit)やOLT(Optical Line Terminal)等の通信装置を介してパソコン等のユーザ端末が接続されるアクセスネットワークにおいて、データの転送制御を行う通信中継装置では、配下の複数の通信装置の集線を行い、各トラヒックを多重した上でコアネットワーク(通信事業者間を結ぶ大容量の基幹通信回線)に接続する。特にユーザ規模の小さい地域においては、大規模な通信中継装置を用いたネットワークを構成することは困難であり、小規模な通信中継装置を多段接続することで集線を行い、コアネットワークに接続する構成が必要となる。
しかし、通信中継装置を多段接続した際には、通信装置に接続される各ユーザ端末間のトラヒックに関して、スループットや遅延などといった通信品質に不公平が生じる。これは、コアネットワークから遠い通信中継装置に接続された通信装置が収容するユーザ端末のトラヒックほど、通信中継装置におけるキュー(Queue)での順番待ち回数遅延が増大し、スループットが減少するためである。このような不公平性を改善するためには、通信品質の公平性を実現するための装置構成やトラヒック制御が必要である。尚、キュー(Queue)とは、待ち行列のことであり、ここでは、通信中継装置により受信され振り分けられたフレームが、宛先通信ポートへの送信に備えて先入れ先出しのリスト構造で保持されたものである。
例えば、ユーザ端末間の通信品質を公平化するためには、他の通信中継装置に接続された上で転送されるユーザ端末も含めて通信中継装置に収容され得る全てのユーザ端末に対するキューを装置内に保持し、受信したトラヒックを全てユーザ端末毎に別々にキューイングした上で、各ユーザ端末キューに対してそれぞれ読み出し制御を行う、といった技術を用いる必要がある。
このような技術は、例えば特許文献1に記載されている。この技術は、通信中継装置としてのイーサネット(登録商標)スイッチやL3スイッチ(layer 3 switch)等のネットワークスイッチを直列にカスケード接続(多段接続)した通信ネットワークにおけるトラヒック制御技術に関するものであり、スレーブスイッチ側において、マスタスイッチからの接続段数と、配下に接続された送信ホストとのインタフェース速度とを取得し、これらの情報をマスタスイッチに通知し、マスタスイッチ側において、通知された情報を用いて、各スレーブスイッチのスケジューラに設定すべき重みを算出して各スレーブスイッチに通知し、各スレーブスイッチは通知された重み付けに従って制御を行うことで、各送信ホストのスループットを公平化する。
この技術を用いることで、各通信中継装置に帯域を分配し、異なる通信中継装置に接続されたユーザ端末のトラヒックの不公平性を改善することができる。
しかし、この技術では、スイッチ(通信中継装置)単位での出力制御や、配下に接続された送信ホスト(通信装置)毎の重み付けしかできないため、きめ細かな制御を行うことができない。
例えば、特許文献1の技術において、送信ホスト(通信装置)において既にユーザ多重がなされている場合には、各ユーザ端末に対して公平な重み付けを行うことができない。
また、この特許文献1の技術においては、多段接続されたスイッチ(通信中継装置)の段数とインタフェース速度を基に重み付けを行うことで公平化を図っていることから、輻輳区間が一部区間に留まっている場合、非輻輳区間においては、重み付けに関わらず全てのトラヒックを転送するため、割当帯域は非制御時と同様となり、その後の輻輳区間においてどのような重み付けを行っても非輻輳区間のトラヒック内の割当帯域を公平化することができない。
さらに、この特許文献1の技術では、装置構成が複雑化すると共にバッファ等の規模が甚大になり、さらに、トラヒック制御における処理負荷も大きくなり、コストが過大になるという問題がある。
特に、他の通信中継装置から転送されるユーザ端末に対するキューを保持することは、結果として装置の収容規模の大規模化に繋がり、小規模中継装置の使用によるコスト低減効果を減少させてしまう。
従って、簡易な構成と処理で通信品質の公平性を実現するための装置構成やフロー制御が必要である。
尚、輻輳値において通信装置間でのスループットの公平化を図る技術として、例えば、IEEE Std. 802. 17-2004として標準化されているアール・ピー・アール(RPR:Resilient Packet Ring)がある。RPRは、NGN(New Generation Network)のバックボーンの構築技術として注目されており、このRPRによれば、Fairness Algorithmを用いることで、輻輳時において、通信装置間でのスループットの公平化を図ることができる。
しかし、このRPRを用いる技術では、アクセス網(アクセスネットワーク)においては、各通信中継装置の配下に接続されている通信装置に収容されるユーザ端末の数が大きく異なる場合があり、また、リングに流入するトラヒックは、ユーザ端末毎に分かれずに共有されるため、各通信中継装置からリングに流入するトラヒック量を公平化しても、各ユーザ端末間のスループットを公平化することはできない。
特開2001−053797号公報
解決しようとする問題点は、従来の技術では、簡易な装置構成と制御方法を用いて、各通信制御装置の配下の通信装置に接続された全てのユーザ端末間のスループットの公平性を担保することができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、ユーザ端末間のスループットの公平性を担保するネットワークを低コストに実現することである。
上記目的を達成するため、本発明では、1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおいて、各通信中継装置は、上流側の通信中継装置からの出力キューの場合は常に優先し、上流側の通信中継装置からの出力キューで無い場合は、ユーザ端末毎のキューを順番に読み出すラウンドロビン制御もしくは不足ラウンドロビン制御を用いたスケジューリングを行い、配下の各通信装置に接続された各ユーザ端末間のスループットを含む通信品質の公平性を担保する。
本発明によれば、低優先トラヒックに関して、例えば出力制限速度に従ったラウンドロビン制御もしくは不足ラウンドロビンという簡易な構成と処理で、各ユーザ端末間のスループットの公平性を担保することが可能であり、また、通信中継装置への流入時に制限制御を行うため、流入後のトラヒックに関しては他の通信中継装置で制御する必要が無く、ユーザ端末毎のキューを保持する必要もないため、全体の装置コストを低減することが可能である。
本発明の係る通信中継装置を用いたネットワークの構成例を示すブロック図である。 図1における通信中継装置の第1の構成例を示すブロック図である。 図2の通信中継装置におけるスケジュール設定内容例を示すフローチャートである。 本発明の係る通信中継装置を用いたネットワークでの第1のスケジュール設定処理動作例を示すシーケンス図である。 本発明の係る通信中継装置を用いたネットワークでの第2のスケジュール設定処理動作例を示すシーケンス図である。 図1における通信中継装置の第2の構成例を示すブロック図である。 図6における通信中継装置による第1のスケジュール設定処理動作例を示すフローチャートである。 図6における通信中継装置による第2のスケジュール設定処理動作例を示すフローチャートである。
以下、図を用いて本発明を実施するための形態例を説明する。尚、本発明は、以下の記述により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
まず、図1〜図4を用いて本発明の第1の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1において、100はエッジルータであり、このエッジルータ100は、図示していないコアネットワークに接続している。また、1〜3は本発明に係るトラヒック制御を実行する通信中継装置(図中、通信中継装置1は「通信中継装置1」、通信中継装置2は「通信ノード(上流側)2」、通信中継装置3は「通信ノード(下流側)3」、と記載)であり、各通信中継装置1〜3には、配下となる通信装置4a,4b,5a,5b,6a,6b(図中、通信装置4a,4bは「通信ノード(配下)4a,4b」、通信装置5a,5b,6a,6bは「N5a,5b,6a,6b」と記載)が接続されている。
尚、エッジルータ100から遠い側の通信中継装置が上流側の通信中継装置、エッジルータ100に近い側の通信中継装置が下流側の通信中継装置である。
通信中継装置1〜3のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、図2に示すコントローラ(図中「Cont」と記載)11を含む各処理部の機能を実行する。
各通信装置4a,4b,5a,5b,6a,6bには、図示していない、ONU等を介してパソコン等のユーザ端末が接続され、各ユーザ端末から送信されるフレームには、当該ユーザ端末を識別するための情報(識別子)と当該フレームの優先度を示す情報が付与されており、通信中継装置1〜3は、このフレームの優先度に応じたトラヒック制御を行う。尚、各通信ノード4a,4b,5a,5b,6a,6bが1つのユーザ端末に相当する場合もある。
配下通信ノード4a,4b,5a,5b,6a,6bから送信された通信データ(トラヒック)は、通信中継装置1〜3のいずれかを1ないし複数経由し、エッジルータ100に到達し、コアネットワークに転送される。例えば、通信中継装置1に配下として接続された通信ノード4aから送信された通信データは、まず通信中継装置1に到着し、次に通信中継装置3を経由し、エッジルータ100に到達する。
通信中継装置1〜3は全て同様の構成であるが、以下、説明を容易にするため、通信中継装置1を中心として、通信中継装置2を上流側通信ノード、通信中継装置3を下流側通信ノードとして説明する。
尚、本例においては、通信中継装置は3台のみであるが、本発明は、通信中継装置の台数に制限されない。 また、図1においては、トポロジはバス型となっているが、本発明は、トポロジに制限されない。
図2において、特に通信中継装置1(通信中継装置1)の構成図を示す。通信中継装置1と通信中継装置2(通信ノード(上流側)2)および通信中継装置3(通信ノード(下流側)3)とは、それぞれ、通信ポート(図中「P」と記載)12,13を介して接続する。通信中継装置1と配下の通信ノード4a,4b(通信ノード(配下)4a,4b)とは、通信ポート(P)22a,22bを介してそれぞれ接続する。
通信中継装置1において、上流側の通信ポート12が通信ノード(上流側)2から受信したフレームは、振り分け部(図中「D」と記載)14により、優先度に応じて出力キュー16a,16bにキューイングされる。この上流側の出力キューの数は優先度数と同数であり、図2においては、2つ(出力キュー16a,16b)の場合を示している。
また、配下側の通信ポート22a,22bが通信ノード(配下)4a,4bから受信したフレームは、振り分け部(D)24において、フレームに付与された優先度に応じて出力キュー26a〜26cにキューイングされる。特に、優先度が低いフレームは、ユーザ識別子に応じてユーザ(通信ノード4a,4bに接続された各ユーザ端末、もしくは、通信ノード4a,4bそのもの)毎の出力キュー26b,26cにキューイングされる。尚、この配下側の出力キューの数は各ユーザ端末数分であり、図2では3つの場合を示す。
キュー読み出し部(図中「R」と記載)19a,19bは、優先度が高いキューにキューイングされたフレームを常に優先して読み出し、優先度が低い各ユーザ別のキュー(16b,26b,26c)にキューイングされたフレームに関しては、スケジューラ(図中「S」と記載)18において、設定した読み出しスケジュールに従って読み出すトラヒック制御を行い、読み出されたフレームは、出力側の通信ポート13から下流側の通信ノード3に送信される。
コントローラ11は、上流側の通信ポート12と接続されると共に、振り分け部14を通じて下流側通信ポート13に接続される。
さらに、コントローラ11は、後述する集約ノードとしての通信中継装置で生成される制御メッセージを受信し、受信した制御メッセージに記載された制限出力レートに従って、スケジューラ18に対してフレーム読み出し速度を指示する。
スケジューラ18は、コントローラ11から指示されたフレーム読み出し速度に従って、図3に示されるフローでのフレーム読み出しスケジュールを設定する。すなわち、上流側出力キュー16bを出力キュー26b,26cに対して常に優先し、各出力キュー26b,26cに関しては、各ユーザ端末毎のキューを順番に読み出すラウンドロビン(Round-Robin、RR)制御を用いたスケジューリングを行う。ラウンドロビンとは、スケジューリングアルゴリズムの一種であり、複数のプロセスを平等に順番に実行するものである。特に、キューの読み出しスケジューリングにおいては、複数のキューから順番にフレームを読み出す技術であり、フレームを読み出されたキューは、待ち行列の最後に回され、次の読み出しを待つ。
尚、スケジューラ18は、特に制限出力レートが指示されていない場合には、下流側通信ポート13のリンク速度に従ってスケジューリングを行う。
以下、図3を用いて、スケジューラ18による、コントローラ11から指示されたフレーム読み出し速度に従っての、フレーム読み出しスケジュール処理動作内容を説明する。
まず、上流側出力キュー16bにフレームがあるか否かを判定する(ステップS301)。あれば、上流側出力キュー16bを次の送信キューとして制限出力レートでスケジュールする(ステップS302)。
なければ、送信権を持つ配下側出力キュー26bにフレームがあるか否かを判別する(ステップS303)。なければ、送信権を次のユーザの配下側出力キュー26cに渡してステップS303に戻る(ステップS304)。
ステップS303での判別結果で、送信権を持つ配下側出力キュー26bにフレームがあれば、送信権を持つ配下側出力キュー26bを次の送信キューとして制限出力レートでスケジュールした後(ステップS305)、送信権を次のユーザの配下側出力キュー26cに渡す(ステップS306)。
次に、通信中継装置の1つを集約ノードとして決定し、この集約ノードにおける制限出力レートの算出、および、この制限出力レートに基づく各通信中継装置でのトラヒック制御動作に関して説明する。
まず、図1における通信中継装置1〜3の中から、予め集約ノードを決めておく。集約ノードの決定方法は、特に制限されない。ここでは、便宜上、通信中継装置3が集約ノードを担当するものとする。
エッジルータ100へのリンクが輻輳した時に、集約ノードとしての通信中継装置3のコントローラ(11)は、各通信中継装置2,3における配下の通信ノード(5a,5b,6a,6b)の低優先トラヒック制限出力レートを算出し、各通信中継装置2,3に制御メッセージを用いて通知する。
低優先トラヒック制限出力レートの算出方法は、特に制限されない。例えば、低優先トラヒック制限出力レートに関して、任意の通信中継装置の配下に接続された全ユーザ(配下通信ノード)に対して送信を許可する帯域の合計値と、当該通信中継装置に対して上流から流入する低優先トラヒックとの合計値を指定することで良い。
以下、図4を用いて、このような低優先トラヒック制限出力レートに基づく各通信中継装置のスケジュール設定処理動作を説明する。
図4に示すように、集約ノード3aとしての通信中継装置は、各通信中継装置の配下に接続された各通信装置に接続された全ユーザ端末に対して送信を許可する帯域の合計値と、当該通信中継装置に対して上流から流入する低優先トラヒックとの合計値を指定する制限出力レートを算出して(ステップS401)、通知メッセージにより各通信中継装置に通知する(ステップS402)。
通知メッセージを受信した各通信中継装置は、コントローラ11aにおいて、通知メッセージに記載された低優先トラヒック制限出力レートを取得し(ステップS403)、それに従い、スケジューラ18aに対してフレーム読み出し速度を指示する(ステップS404)。
スケジューラ18aは、指示された速度でフレーム読み出しスケジュールを設定する(ステップS405)。その際、スケジューラ18aは、上流側出力キュー(16b)を常に優先して読み出し、配下側出力キュー(26b,26c)に関してはラウンドロビンで読み出しを行う。
このようにして読み出しスケジュールを設定することにより、上流側出力キュー(16b)のフレームを全て下流側の通信中継装置に転送し、残りの帯域で配下側出力キュー(26b,26c)のフレームを転送する。
そして、配下側出力キュー(26b,26c)に関しては、ラウンドロビン制御を行うことで、制限出力レートが変化しても常に、利用可能な帯域の中で、各ユーザ端末に対して公平にフレーム転送機会を与えることができる。
ここで、配下側出力キュー(26b,26c)から転送されるトラヒック量を制限する一方、上流側出力キュー(16a,16b)から転送されるトラヒック量を制限しないことから、任意の通信中継装置配下から流入し制限を受けた後に下流側の通信中継装置に転送されたフレームに関しては、以降、エッジルータ(100)に転送されるまで、ユーザ端末毎の制御を行うことなく転送されるため、各通信中継装置においては、配下から収容されるユーザ端末のトラヒックのみを制御すれば十分である。
このようなトラヒック制御を行うことにより、各通信中継装置においては、配下に収容した各通信装置に接続される各ユーザ端末に対してのみ、各ユーザ端末毎に個別の低優先キューを持つという簡易な構成で、かつ、制限出力レートに従ったラウンドロビン制御という簡易な制御で、多段接続による伝送品質低下を防ぎ、全ユーザ端末間の低優先トラヒックのスループットを公平化することができ、バッファ量削減、制御簡易化によるコスト低減を行うことができる。
次に、図5を用いて、第2の実施の形態について説明する。
<第2の実施の形態>
本第2の実施の形態においては、図1,図2に示す上述の第1の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、本第1の実施の形態のように、通信中継装置1〜3の中から、予め集約ノードを決めることを行わず、本第2の実施の形態においては、各通信中継装置1〜3は、制御を行う必要が生じた際に、上流側の通信中継装置あるいは下流側の通信中継装置に対して制御を行う。
ここでは、便宜上、通信中継装置3が上流側通信ノードにあたる通信中継装置1に対して制御を行うものとする。すなわち、通信中継装置3は、通信中継装置1の低優先トラヒック制限出力レートを算出し、制御メッセージを用いて通信中継装置1に通知する。尚、低優先トラヒック制限出力レートの算出方法は特に制限されない。
以下、図5を用いて、このような低優先トラヒック制限出力レートに基づく各通信中継装置のスケジュール設定処理動作を説明する。
図5に示すように、上流側であり集約ノード3bとしての通信中継装置は、下流側の通信中継装置(1)の配下に接続された全ユーザ(通信ノード)に対して送信を許可する帯域の合計値と、当該通信中継装置に対して上流から流入する低優先トラヒックとの合計値を、指定する制限出力レートとして算出し(ステップS501)、通知メッセージにより下流側の通信中継装置(1)に通知する(ステップS502)。
通知メッセージを受信した下流側の通信中継装置(1)は、コントローラ11bにおいて、通知メッセージに記載された低優先トラヒック制限出力レートを取得し(ステップS503)、それに従い、スケジューラ18bに対してフレーム読み出し速度を指示する(ステップS504)。
スケジューラ18bは、指示された速度でフレーム読み出しスケジュールを設定する(ステップS505)。その際、スケジューラ18bは、上流側出力キュー(16b)を常に優先して読み出し、配下側出力キュー(26b,26c)に関してはラウンドロビンで読み出しを行う。
このようにして読み出しスケジュールを設定することにより、上流側出力キュー(16b)のフレームを全て下流側の通信中継装置に転送し、残りの帯域で配下側出力キュー(26b,26c)のフレームを転送する。
そして、配下側出力キュー(26b,26c)に関しては、ラウンドロビン制御を行うことで、制限出力レートが変化しても常に、利用可能な帯域の中で、配下に収容された各ユーザに対して公平にフレーム転送機会を与えることができる。
ここで、配下側出力キュー(26b,26c)から転送されるトラヒック量を制限する一方、上流側出力キュー(16a,16b)から転送されるトラヒック量を制限しないことから、任意の通信中継装置配下から流入し制限を受けた後に下流側の通信中継装置に転送されたフレームに関しては、以降エッジルータ(100)に転送されるまで、ユーザ端末毎の制御を行うことなく転送されるため、各通信中継装置においては、配下に収容した各通信装置に接続される各ユーザ端末のトラヒックのみを制御すれば十分である。
このようなトラヒック制御を行うことにより、本第2の実施の形態例では、上述の第1の実施の形態例と同様に、各通信中継装置においては、配下に収容した各通信装置に接続される各ユーザ端末に対してのみ、各ユーザ端末毎に個別の低優先キューを持つという簡易な構成で、かつ、制限出力レートに従ったラウンドロビン制御という簡易な制御で、多段接続による伝送品質低下を防ぎ、各ユーザ端末間の低優先トラヒックのスループットを公平化することができ、バッファ量削減、制御簡易化によるコスト低減を行うことができる。
また、本第2の実施の形態においては、上述の第1の実施の形態とは異なり、集約装置を予め決めずに装置間で相互に制御を行うため、集約機能を省くことによる、さらなるコスト低減や制御処理の高速化を期待することができる。
次に、図6,図7を用いて、第3の実施の形態について説明する。
<第3の実施の形態>
本第3の実施の形態においては、図1,図2に示す上述の第1の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、上流側のノード(通信中継装置)から流入する低優先トラヒック(出力キュー16bにキューイングされるフレーム)は、スケジューラ(18)によって制御されず、配下側の通信装置から流入する低優先トラヒック(出力キュー26b,26cにキューイングされるフレーム)より常に優先して転送される。
そして、低優先トラヒック制限出力レートに関しては、任意の通信ノード(通信中継装置)の配下の各通信装置に接続された全ユーザ端末に対して送信を許可する帯域の合計値と、当該通信ノード(通信中継装置)に対して上流から流入する低優先トラヒックとの合計値の代わりに、任意の通信ノード(通信中継装置)の配下の各通信装置に接続された全ユーザ端末に対して送信を許可する帯域の合計値が指定されていれば良い。
以下、図6を用いて、本第3の実施の形態におけるフレームの読み出し制御を説明する。
通信中継装置1bにおいて、上流側通信ポート12が上流側通信ノード(通信中継装置)2から受信したフレームは、振り分け部14にて優先度に応じて出力キュー16a,16bにキューイングされる。上流側出力キュー16a,16bの数は優先度数と同数である(図6では2つの場合を示す)。
配下側通信ポート22a,22bが配下通信ノード(通信装置)4a,4bから受信したフレームは、振り分け部24において、優先度に応じて出力キュー26a〜26cにキューイングされる。特に、優先度が低いフレームは、配下通信ノード(通信装置)4a,4bに接続された各ユーザ端末の識別子に応じてユーザ(ユーザ端末)毎の出力キュー26b,26cにキューイングされる。配下側出力キューの数は、図6では2つである。
キュー読み出し部19a〜19cは、優先度が高いキューにキューイングされたフレームを常に優先して読み出し、優先度が低いキューにキューイングされたフレームに関しては、上流側出力キュー16bを、配下側出力キュー26b,26cに対して常に優先して読み出す。
配下側出力キュー26b,26cに関しては、スケジューラ18が設定した読み出しスケジュールに従って読み出す。
読み出されたフレームは、出力側通信ポート13から受信側通信ノード(通信中継装置)3に送信される。
コントローラ11は、上流側通信ポート12と接続されると共に、振り分け部14を通じて下流側通信ポート13と接続され、制御メッセージを受信した際には、制御メッセージに記載された制限出力レートに従って、スケジューラ18に対してフレーム読み出し速度を指示する。
スケジューラ18は、コントローラ11から指示されたフレーム読み出し速度に従って、図7のフローで示されるフレーム読み出しスケジュールを設定する。
この図7に示されるフローは、図3におけるステップS303〜S306での出力キュー16b,26b,26cに対する処理を、出力キュー26b,26cのみに対して行うものであり、まず、送信権を持つ配下側出力キュー(26b)にフレームがあるか否かを判別する(ステップS701)。なければ、送信権を次のユーザ端末用の配下側出力キュー(26c)に渡してステップS701に戻る(ステップS702)。
ステップS701での判別結果で、送信権を持つ配下側出力キュー(26b)にフレームがあれば、送信権を持つ配下側出力キュー(26b)を次の送信キューとして制限出力レートでスケジュールした後(ステップS703)、送信権を次のユーザ端末用の配下側出力キュー(26c)に渡す(ステップS704)。
このように、本第3の実施の形態例では、出力キュー26b,26cに関しては、ユーザ端末毎のキューを順番に読み出すラウンドロビン制御を用いたスケジューリングを行う。尚、スケジューラ18は、特に制限出力レートが指示されていない場合には、下流側通信ポート13のリンク速度に従ってスケジューリングを行う。
次に、図8を用いて、第4の実施の形態について説明する。
<第4の実施の形態>
本第4の実施の形態においては、図1,図2に示す上述の第1の実施の形態とほぼ同様の構成であるが、以下の点が異なる。
すなわち、本第4の実施の形態においては、スケジューラ18は、低優先トラヒック制限出力速度でフレームを読み出す際に、配下側出力キュー(26b,26c)に関して、ラウンドロビンで読み出しを行う代わりに、「不足ラウンドロビン(Difict Round-Robin、RR)」方式で読み出しを行う。
尚、「不足ラウンドロビン」とは、1995年にM.ShreedharとG.Vargheseが提案したスケジューリングアルゴリズムで、「加重ラウンドロビン」方式の修正版であり、任意のサイズのフレームに関して、複数のキューから事前に決めた送出可能量に従った量を読み出すことができる。
この「不足ラウンドロビン」を用いて、各キューに関して、1ラウンドあたりの送出可能量を事前に定めておき、フレームを読み出す際に、不足カウンタからフレームサイズを減算し、不足カウンタが負にならない限り読み出しを続け、1ラウンドの終わりに不足カウンタに送出可能量を加算し、当該キューは待ち行列の最後に回され、次の読み出しを待つ。
具体的には、本第4の実施の形態においては、上流側の出力キュー16a,16bを出力キュー26a〜26cに対して常に優先し、特に低優先出力キュー26b,26cに関しては、ユーザ(ユーザ端末)毎のキューを順番に読み出す際に、一定量以上のデータが読み出されていない場合には、次のユーザキューに順番を回さず、再度、同じユーザキューからフレーム読み出しを行い、当該ユーザキューから一定量以上のデータが読み出された後に、次のユーザキューに順番を回す、というスケジューリングを行う。
通常のラウンドロビンでは、ユーザ(ユーザ端末)毎のフレーム転送機会を公平化することが可能である一方、フレームサイズを考慮しないため、フレームサイズがユーザ(ユーザ端末)毎に大きく異なるような場合には、スループットの公平性を保つことができないという問題点がある。これに対し、本第4の実施の形態のように、DRR方式を用いることによって、あるユーザキューにおいて次に読み出されるフレームのサイズが小さい場合には、連続してフレームを読み出すことができ、結果としてユーザ(ユーザ端末)間のスループットの公平性をより高めることができる。
以下、図8を用いて、その処理内容を説明する。まず、上流側出力キュー16bにフレームがあるか否かを判定する(ステップS801)。あれば、上流側出力キュー16bを次の送信キューとして制限出力レートでスケジュールする(ステップS802)。
なければ、送信権を持つ配下側出力キュー26bにフレームがあるか否かを判別する(ステップS803)。なければ、送信権を次のユーザ(ユーザ端末)の配下側出力キュー26cに渡してステップS803に戻る(ステップS804)。
ステップS803での判別結果で、送信権を持つ配下側出力キュー26bにフレームがあれば、送信権を持つ配下側出力キュー26bを次の送信キューとして制限出力レートでスケジュールした後(ステップS805)、不足カウンタから次に送出されるフレームサイズを減算する(ステップS806)。
この減算により、不足カウンタが負になるか否かを判別し(ステップS807)、負になればステップS803の処理に戻り、負にならなければ、不足カウンタに1ラウンドでの送出可能量を加算した後(ステップS808)、送信権を次のユーザ(ユーザ端末)の配下側出力キュー26cに渡す(ステップS809)。
以上、図1〜図8を用いて説明したように、本例のトラヒック制御システムでは、1以上のユーザ端末を接続した通信装置(通信ノード4a〜6a,4b〜6b)を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置(通信ノード1〜3)を多段接続してなるネットワークにおいて、例えば通信ノード1は、上流側の通信ノード2からの出力キューの場合は常に優先度に応じて読み出し、配下の通信ノード4a,4bからの低優先度の出力キューに関しては、通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)毎のキューを順番に読み出すラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン制御を用いたスケジューリングを行い、配下の各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)間のスループットを含む通信品質の公平性を担保する。
すなわち、通信中継装置(通信ノード1)において、上流側の通信ノード2および配下の各通信ノード4a,4bから送信されてきた高優先度のトラヒックを各トラヒックの優先度に応じた優先順で下流側の通信ノード3に出力し、上流側の通信ノード2から送信されてきた低優先度のトラヒックを、配下の各通信ノード4a,4bから送信されてきた低優先度のトラヒックよりも優先して下流側の通信ノード3に出力し、配下の各通信ノード4a,4bからの低優先トラヒックに関しては、各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して下流側の通信中継装置に出力する。
具体的には、複数の通信中継装置(通信ノード1〜3)のそれぞれに、例えば、図2の通信ノード1において示すように、上流側の通信ノード2から送信されてきたフレームを入力する入力側通信ポート12と、この入力側通信ポート12で入力したフレームを優先度別に振り分ける第1の振り分け部14と、この第1の振り分け部14が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第1の出力キュー16aと、第1の振り分け部14が振り分けた優先度の低いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第2の出力キュー16bと、配下の各通信ノード4a,4bから送信されてきたフレームを入力する配下側通信ポート22a,22bと、この配下側通信ポート22a,22bで入力したフレームを優先度別に振り分ける第2の振り分け部24と、この第2の振り分け部24が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第3の出力キュー26aと、第2の振り分け部24が振り分けた優先度の低いフレームを各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第4の出力キュー26b,26cと、第1の出力キュー16aおよび第3の出力キュー26aから、優先度の高いフレームを順に選択して読み出す第1の読み出し部19a,19bと、第2の出力キュー16bに一時保持したフレームを、第4の出力キュー26b,26cに一時保持したフレームに優先して、優先度に応じて順に選択して読み出す第2の読み出し部として機能すると共に、第4の出力キュー26b,26cに一時保持したフレームを、各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して読み出すスケジューラ18と、第1の読み出し部19a,19bと第2の読み出し部およびスケジューラ18が読み出したフレームを下流側の通信ノード3に出力する出力側通信ポート13とを設けた構成とする。
あるいは、例えば、図6の通信ノード1bにおいて示すように、複数の通信中継装置(通信ノード1〜3)のそれぞれに、上流側の通信ノード2から送信されてきたフレームを入力する入力側通信ポート12と、この入力側通信ポート12で入力したフレームを優先度別に振り分ける第1の振り分け部14と、この第1の振り分け部14が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第1の出力キュー16aと、第1の振り分け部14が振り分けた優先度の低いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第2の出力キュー16bと、配下の各通信ノード4a,4bから送信されてきたフレームを入力する配下側通信ポート22a,22bと、この配下側通信ポート22a,22bで入力したフレームを優先度別に振り分ける第2の振り分け部24と、この第2の振り分け部24が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第3の出力キュー26aと、第2の振り分け部24が振り分けた優先度の低いフレームを各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第4の出力キュー26b,26cと、第1の出力キュー16aと第2の出力キュー16bおよび第3の出力キュー26aから、優先度の高いフレームを順に選択して読み出す読み出し部19a〜19cと、第4の出力キュー26b,26cに一時保持したフレームを、各通信ノード4a,4bの各ユーザ(ユーザ端末)毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して読み出すスケジューラ18と、読み出し部19a〜19cとスケジューラ18が読み出したフレームを下流側の通信ノード3に出力する出力側通信ポート13とを設けた構成とする。
そして、各通信中継装置(1〜3)は、コントローラ11を具備し、このコントローラ11により、輻輳発生時に、配下の全ての通信装置(通信ノード4a,4b)の各ユーザ端末に対して送信を許可する帯域の合計と、上流側の通信中継装置(通信ノード2)から入力する低優先トラヒックとの合計値を算出し、算出した値をトラヒック制限出力レートとして、他の通信中継装置に送信し、他の通信中継装置から送信されてきたトラヒック制限出力レートに基づき、スケジューラ18におけるフレーム読み出し速度を設定する構成とする。
このように、本例のトラヒック制御システムでは、アクセスネットワークにおいて、L3スイッチ等のネットワークスイッチ機能を有し、フレームに付与された優先度に応じたトラヒック制御を行う通信中継装置を多段接続する。この際、通信中継装置が複数接続されていればよく、トポロジは特に制限しない。
各通信中継装置は、ユーザノードからエッジルータへ向かうフレームを受信し、優先度別に振り分けてキューイングする。この際、エッジルータから遠い側の通信中継装置(上流側通信中継装置)からのフレームはユーザ毎に振り分けずにキューイングするが、当該通信中継装置に収容されるOLT等の通信装置(配下側ノード)からのフレームに関して、特に低優先フレームは、ユーザ識別子により、ユーザ毎に振り分けてキューイングする。
そして、各通信中継装置は、具備したキュー読み出し部により、優先度が高いキューから順にフレームを読み出し、エッジルータに近い側の通信中継装置(下流側通信中継装置)に転送し、低優先キューに関しては、スケジューラを用いた制御を行い、上流側キューを配下側キューに対して常に優先して読み出す。
すなわち、上流側キューにフレームが無い時に限り、配下側キューからフレームを読み出す。この際、配下側キューはユーザ端末毎のキューを備えているため、それぞれのキューからラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビンでフレームを読み出すことでユーザ間公平を図る。これは、各ユーザキューを順番に読み出すことで、各ユーザ端末のトラヒックに対して公平にフレーム転送機会を与えるものである。
また、エッジルータへのリンクの輻輳時には、各通信中継装置の低優先トラヒックに関して制限出力レートを設定する。この際、制限出力レートの定め方は特に制限しないが、例えば、各通信中継装置に対して、上流側あるいは下流側の通信中継装置がメッセージを用いて制限出力レートを通知しても良いし、予め集約ノードとして定められた通信中継装置が各通信中継装置の制限出力レートを算出して通知しても良い。
各通信中継装置は、具備したコントローラにより、制限出力レートに従って、スケジューラに対してフレーム読み出し速度を指示し、スケジューラにおいて、指示されたフレーム読み出し速度に従ってフレーム読み出しスケジュールを設定し、フレーム読み出し部により、フレーム読み出しスケジュールに従ってフレームを読み出し、下流側スイッチに転送する。
制限出力レートに関しては、特に、図2に示すように、上流側の低優先キューがスケジューラによって制御される構成の場合、上流側の通信中継装置からの低優先フレームの入力速度より高速に設定する。
この技術により、上流側キューのフレームを全て下流側通信中継装置に転送し、残りの帯域で配下側キューのフレームを転送する。そして、この配下側キューに関しては、ラウンドロビン制御もしくは不足ラウンドロビン制御を行うことで、制限出力レートが変化しても常に、利用可能な帯域の中で各ユーザに公平にフレーム転送機会を与えることができる。
また、この技術により、配下側キューから流入するトラヒック量を制限する一方、上流側キューから流入するトラヒック量を制限しないで公平制御を行うことが可能になる。すなわち、任意の通信中継装置配下から流入し制限を受けた後に下流側通信中継装置に転送されたフレームに関しては、以降エッジルータに転送されるまで、ユーザ毎の制御等を行うことなく転送することが可能であるため、各通信中継装置においては、配下から収容されるユーザ端末のトラヒックのみ制御すれば十分であり処理が簡易である。
よって、各通信中継装置において、配下に収容されるユーザに対してのみ個別の低優先キューを持つという簡易な構成と、制限出力レートに従ったラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン制御という簡易な制御によって、多段接続による伝送品質低下を防ぎ、ユーザ間の低優先トラヒックのスループットを公平化することができ、バッファ量削減と制御簡易化によるネットワークにおけるコスト低減を行うことができる。
このように、本例のトラヒック制御システムによれば、1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおいて、低優先トラヒックに関して、例えば出力制限速度に従ったラウンドロビン制御もしくは不足ラウンドロビンという簡易な構成と処理で、各ユーザ端末間のスループットの公平性を担保することが可能であり、また、通信中継装置への流入時に制限制御を行うため、流入後のトラヒックに関しては他の通信中継装置で制御する必要が無く、ユーザ端末毎のキューを保持する必要もないため、全体の装置コストを低減することが可能である。
尚、本発明は、図1〜図8を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、上述したように、図1に示す例においては、通信中継装置は3台のみであるが、本発明は、通信中継装置の台数に制限されない。 また、図1においては、トポロジはバス型となっているが、本発明は、トポロジに制限されない。
また、集約ノードの特定に関しても、例えば、輻輳を検知した通信中継装置の中で、最もコンピュータ処理能力に余裕のある通信中継装置を、あるいは、通知先の各通信中継装置との通信距離(ホップ数)の平均が最も小さい通信中継装置を、集約ノードとして決定することでも良い。
また、本例の通信中継装置のコンピュータ構成に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、CDを記録媒体として用いているが、DVD等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。あるいは、本発明に係る処理手順をCPUに実行させるためのプログラムをROM(Read Only Memory)に記録させた構成としても良い。
1,1a,1b:通信中継装置(「通信装置」)、2:通信中継装置(「通信ノード(上流側)」)、3:通信中継装置(「通信ノード(下流側)」)、3a,3b:集約ノード、4a,4b:通信装置(「通信ノード(配下)」)、5a,5b,6a,6b:通信装置(「N」)、11,11a,11b:コントローラ(「Cont」)、12,13,22a,22b:通信ポート(「P」)、14:振り分け部(「D」)、16a,16b,26a〜26c:出力キュー、18,18a,18b:スケジューラ(「S」)、19a,19b,19c:キュー読み出し部(「R」)、24:振り分け部(D)、100:エッジルータ。

Claims (8)

  1. 1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおけるトラヒック制御システムであって、
    上記複数の通信中継装置のそれぞれに、
    上流側の通信中継装置および配下の各通信装置から送信されてきた高優先度のトラヒックを各トラヒックの優先度に応じた優先順で下流側の通信中継装置に出力する第1の出力制御手段と、
    上流側の通信中継装置から送信されてきた低優先度のトラヒックを、配下の各通信装置から送信されてきた低優先度のトラヒックよりも優先して下流側の通信中継装置に出力する第2の出力制御手段と、
    配下の各通信装置からの低優先トラヒックに関して、各通信装置に接続されたユーザ端末毎に、ラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して下流側の通信中継装置に出力するスケジューラ手段と
    を設けることを特徴とするトラヒック制御システム。
  2. 1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおけるトラヒック制御システムであって、
    上記複数の通信中継装置のそれぞれに、
    上流側の通信中継装置から送信されてきたフレームを入力する入力側通信ポートと、
    該入力側通信ポートで入力したフレームを優先度別に振り分ける第1の振り分け手段と、
    該第1の振り分け手段が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第1の出力キューと、
    上記第1の振り分け手段が振り分けた優先度の低いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第2の出力キューと、
    配下の各通信装置から送信されてきたフレームを入力する配下側通信ポートと、
    該配下側通信ポートで入力したフレームを優先度別に振り分ける第2の振り分け手段と、
    該第2の振り分け手段が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第3の出力キューと、
    上記第2の振り分け手段が振り分けた優先度の低いフレームを各通信装置に接続されたユーザ端末別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第4の出力キューと、
    上記第1の出力キューおよび上記第3の出力キューから、優先度の高いフレームを順に選択して読み出す第1の読み出し手段と、
    上記第2の出力キューに一時保持したフレームを、上記第4の出力キューに一時保持したフレームに優先して、優先度に応じて順に選択して読み出す第2の読み出し手段と、
    上記第4の出力キューに一時保持したフレームを、各通信装置に接続されたユーザ端末毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して読み出すスケジューラ手段と、
    上記第1,第2の読み出し手段および上記スケジューラ手段が読み出したフレームを下流側の通信中継装置に出力する出力側通信ポートと
    を設けることを特徴とするトラヒック制御システム。
  3. 1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおけるトラヒック制御システムであって、
    上記複数の通信中継装置のそれぞれに、
    上流側の通信中継装置から送信されてきたフレームを入力する入力側通信ポートと、
    該入力側通信ポートで入力したフレームを優先度別に振り分ける第1の振り分け手段と、
    該第1の振り分け手段が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第1の出力キューと、
    上記第1の振り分け手段が振り分けた優先度の低いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第2の出力キューと、
    配下の各通信装置から送信されてきたフレームを入力する配下側通信ポートと、
    該配下側通信ポートで入力したフレームを優先度別に振り分ける第2の振り分け手段と、
    該第2の振り分け手段が振り分けた優先度の高いフレームを優先度別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第3の出力キューと、
    上記第2の振り分け手段が振り分けた優先度の低いフレームを各通信装置に接続されたユーザ端末別に一時保持して先入れ先出しで入出力制御する1以上の第4の出力キューと、
    上記第1〜第3の出力キューから、優先度の高いフレームを順に選択して読み出す読み出し手段と、
    上記第4の出力キューに一時保持したフレームを、各通信装置に接続されたユーザ端末毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して読み出すスケジューラ手段と、
    上記読み出し手段および上記スケジューラ手段が読み出したフレームを下流側の通信中継装置に出力する出力側通信ポートと
    を設けることを特徴とするトラヒック制御システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のトラヒック制御システムであって、
    上記通信中継装置は、
    輻輳発生時に、配下の全ての通信装置に対して送信を許可する帯域の合計と、上流側の通信中継装置から入力する低優先トラヒックとの合計値を算出し、トラヒック制限出力レートとして、他の通信中継装置に送信する手段と、
    他の通信中継装置から送信されてきた上記トラヒック制限出力レートに基づき、上記スケジューラ手段におけるフレーム読み出し速度を設定する手段とを
    有することを特徴とするトラヒック制御システム。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれかに記載のトラヒック制御システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  6. 1以上のユーザ端末を接続した通信装置を複数、配下として接続し、優先度に応じたトラヒック制御を行う複数の通信中継装置を多段接続してなるネットワークにおけるトラヒック制御方法であって、
    上記複数の通信中継装置のそれぞれは、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、第1の出力制御手段と第2の出力制御手段およびスケジューラ手段を具備し、
    上記第1の出力制御手段により、
    上流側の通信中継装置および配下の各通信装置から送信されてきた高優先度のトラヒックを各トラヒックの優先度に応じた優先順で下流側の通信中継装置に出力し、
    上記第2の出力制御手段により、
    上流側の通信中継装置から送信されてきた低優先度のトラヒックを、配下の各通信装置から送信されてきた低優先度のトラヒックよりも優先して下流側の通信中継装置に出力し、
    上記スケジューラ手段により、
    配下の各通信装置からの低優先トラヒックに関して、各通信装置に接続されたユーザ端末毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して下流側の通信中継装置に出力する
    ことを特徴とするトラヒック制御方法。
  7. 請求項6に記載のトラヒック制御方法であって、
    上記複数の通信中継装置のそれぞれは、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、コントローラ手段を具備し、
    該コントローラ手段により、
    輻輳発生時に、配下の全ての通信装置に対して送信を許可する帯域の合計と、上流側の通信中継装置から入力する低優先トラヒックとの合計値を算出し、トラヒック制限出力レートとして、他の通信中継装置に送信すると共に、
    他の通信中継装置から送信されてきた上記トラヒック制限出力レートに基づき、上記スケジューラ手段におけるフレーム読み出し速度を設定する
    ことを特徴とするトラヒック制御方法。
  8. それぞれ1以上のユーザ端末を接続した複数の通信装置を配下として接続し、上流側から下流側に多段接続されたネットワークを形成する通信中継装置であって、
    上流側の通信中継装置および配下の各通信装置から送信されてきた高優先度のトラヒックを各トラヒックの優先度に応じた優先順で下流側の通信中継装置に出力する第1の出力制御手段と、
    上流側の通信中継装置から送信されてきた低優先度のトラヒックを、配下の各通信装置から送信されてきた低優先度のトラヒックよりも優先して下流側の通信中継装置に出力する第2の出力制御手段と、
    配下の各通信装置からの低優先トラヒックに関しては、各通信装置に接続されたユーザ端末毎にラウンドロビンもしくは不足ラウンドロビン選択して下流側の通信中継装置に出力するスケジューラ手段と
    を設けることを特徴とする通信中継装置。
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