JP2011166332A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
テレビジョン装置等の制御はリモコン装置で行うのが一般的ではあるが、リモコン装置がすぐに見つからない場合があり、リモコン装置等を使わないテレビジョン装置の制御が求められている。リモコン装置等を使わない制御手段の1つとして、操作者のジェスチャーによる制御があるが、従来のカメラ等を使用した制御手段では、テレビジョン装置として大きな処理能力が求められ、装置価格が高くなってしまう。
【解決手段】
本発明の操作制御装置は、操作者の動きを検出する手段に人感センサを使い、人感センサの出力を解析することにより、操作者が操作制御装置の制御を意図して行う手振り等の連続的な動きを抽出し、ある一定期間以上同じ動きをした場合に、操作制御装置のあらかじめ決められた制御を行うようにした。また、操作者の動作検知状況を操作制御装置表示装置に表示し、操作者がよりフィードバックの効果により、より正確な動作ができるようにした。
【選択図】 図2

Description

技術分野は、テレビジョン受像機等の各種情報処理装置の操作に関する。
近年のテレビジョン受像機では、離れたところから制御する為のリモートコントロール装置、いわゆるリモコンで操作するのが一般的な構成となっている。
特許文献1では、「リモコンを手元に置いていない場合やリモコンを紛失した場合でも機器をリモート操作することができ、操作途中でも操作が機器に受け入れられているかどうかを認識することができるリモート操作装置を提供すること」(特許文献1[0007]参照)を課題とし、その解決手段として「撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された画像の動きを検出する動き検出手段と、前記検出された画像から動きのある部分を抽出する動き部分抽出手段と、前記抽出された部分の画像から所定の動き及び/又は形状を認識する画像認識手段と、操作内容を選択させる選択肢画像パターンからなる選択メニューを表示する表示手段と、前記画像認識結果と前記選択メニューで表示された選択肢画像パターンとが対応することを判別する判別手段と、前記判別結果に基づいて操作内容を実行する制御手段とを備えること」(特許文献1[0008]参照)が記載されている。
また、特許文献2では、「テレビなどのAV機器に人感センサを取り付け、通常モードと節電モードを設定して、それぞれのモードで人感センサの機能を働かせることによって、きめ細かな節電効果を達成することのできる人感センサ機能付きAV機器を提供すること」(特許文献2[0007]参照)を課題とし、その解決手段として「人の存在を感知する人感センサが設置され、手動で電源をオフし得る通常モードと節電効果を奏し得る節電モードとが設定された人感センサ機能付きAV機器であって、前記節電モードが設定された場合、前記人感センサが規定された所定時間だけ人の存在を検知できないときには自動的に待機モードに切り替えられ、前記待機モードが規定された所定時間だけ経過すれば電源を自動的にオフする構成」(特許文献2[0008]参照)が記載されている。
特開2004−356819号公報 特開2007−96462号公報
リモコンは離れた場所からテレビジョン受信機を操作できる便利な装置ではあるが、手元にない、あるいは電池切れなどリモコンが使えない状態にあると、操作者はストレスを感じることとなる。
この改善策として、特許文献1では操作者の手の形や動きを検出して機器を操作する方式が提案されている。また、特許文献2には、人感センサを備えたAV機器が開示されている。
しかしながら、上記特許文献で開示された発明では、テレビジョン受像機にカメラ及び、カメラからの出力データを画像処理するには高性能なCPUや大きな容量のメモリを搭載する必要があり、テレビジョン受像機が高価格になるという問題がある。
また、人感センサはカメラよりも安価であるが、特許文献2の人感センサを用いた装置では人の存在の有無の2値しか判断しておらず、操作者の意図的な動きによるテレビジョン受信機の操作はできない。
上記課題を解決するために、本発明の一実施の態様は、例えばユーザの動きを検出する動き検出部と、動き検出部の検出結果を解析する動き解析部とを有し、動き解析部は動き検出部が検出したユーザの動きの時間的変化を解析し、その解析結果に基づいて前記情報処理装置に対して所定の処理を行うように構成する。
上記手段によれば、より安価で、操作性に優れ、ユーザにとって使い勝手の良い装置を提供することができる。
実施例1における操作制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1における操作制御装置の動作例である。 実施例1における動き検出部の出力電圧レベル例である。 実施例1における動き検出部の出力電圧レベル例である。 実施例1における動き検出部の出力電圧レベル例である。 実施例1における操作制御装置の処理フローの一例である。 実施例2における操作制御装置の動作例である。 実施例2における操作制御装置の処理フローの一例である。 実施例2における動き検出部の出力電圧レベル例である。 実施例3における操作制御装置の処理フローの一例である。 実施例3における動き検出部の出力電圧レベル例である。 実施例3における操作制御装置の処理フローの一例である。 実施例3における表示画面例である。 実施例3における表示画面例である。 実施例3における表示画面例である。 実施例3における表示画面例である。 実施例3における表示画面例である。 実施例4における操作制御装置の処理フローの一例である。 実施例4における表示画面例である。 実施例4における表示画面例ある。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は本実施例における操作制御装置の構成を示すブロック図である。100は操作制御装置であり、103は焦電型赤外線センサ等で、人等の熱源から出る熱輻射量の変化を検出することにより熱源の動きに応じた電圧を出力する人感センサ等で構成される動き検出部、201は動き検出部103から出力された出力電圧をある一定時間間隔で取り込み、該取り込んだデータから動き検出部103の出力電圧の振幅および周期等を解析し、該解析結果から操作者がある一定の動きをしていることを検出する動き解析部、203は動き解析部201の解析結果から操作制御装置100を制御するシステム制御部、204はシステム制御部204に制御され、映像データを生成する映像処理部、101は映像処理部で生成した画面を表示する表示部である。表示部101は、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置で構成される。
本実施例の操作制御装置の制御概念図を図2に示す。図1と同じものには同じ番号を付している。106は操作制御装置100の操作者であり、107は操作者106が操作制御装置100を操作として手を動かした際の手の軌跡を示している。操作者106の動作は動き検知部103で検知される。
動き検知部103として焦電型赤外線センサを使用した場合の熱源検出エリア例と出力例を図3に示す。図3の(1)は、動き検知部103に熱源検出素子を2個使った例(デュアル型ともいう)を示している。
301および302は動き検知部103の熱源検出エリアであり、各熱検出エリアの熱輻射量が増加すると熱源検出エリア301では正電荷を、熱源検出エリア302では負電荷を発生し、動き検知部103は熱源検出エリア301と熱源検出エリア302を合わせた電荷を電圧に変換して出力する。
303は熱源であり、304は熱源303の動きを示している。図3の(2)は、熱源303が動き304のように動いた場合の動き検知部103の出力波形例を示している。(2)の縦軸は出力電圧レベル、横軸は時間経過を示している。
305は、熱源303が動き304のように動いた場合の、動き検出部103の出力電圧レベルの変化を示した出力波形例、306は熱源の動きを検知していない時の動き検出部103の出力電圧レベルを示している。熱源303が熱源検知エリア301に入ると、動き検出部103の出力電圧レベルは大きくなり、熱源303が熱源検知エリア301から出ていくと動き検出部103の出力電圧レベルは小さくなる。
次に、熱源303が熱源検知エリア302に入ると動き検出部103の出力電圧レベルはさらに小さくなり、熱源303が熱源検知エリア302から出るに従い、出力電圧レベルは大きくなる。熱源が検知エリア外にある、あるいは、熱源が動かない等、検知エリア内での熱量の変化がない場合は、動き検出部103は、ほぼ出力電圧レベル306の電圧を出力する。以上説明したように、動き検出部103では人の動きを含む熱源の動きを検出することができる。
ここで、動き検知部103の出力電圧レベルは、動いている熱源の大きさ、温度、移動量、検知エリア、周囲環境の温度差等により変化する為、一般的な生活環境では、同じ様な動作をしても同じ出力を得られるとは限らない。
しかし、短時間内の一つ熱源の同様な動きに対しては、動き検知部103の出力電圧レベルは同様な出力をする。例えば、連続して手を振るなどの動作をした場合は、動き検出部は図4の区間401の波形に示すような、振幅、周期のほぼそろった出力波形を出力する。図4では、図3と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。
動き解析部201は、動き検知部103の出力電圧波形305を解析し、区間401に示したような、一定の範囲内の振幅、周期の波形をある基準回数以上抽出した場合、操作者が制御のための動作をしたとみなし、システム制御部203に通知する。
システム制御部203では、動き解析部201からの通知があった場合にあらかじめ登録されている制御を行う。制御としては、例えば、操作制御装置100では、表示部101の電源がオフ状態であるとき、動き解析部201からの通知により表示部101の電源をオン状態にする、あるいは、操作制御装置100では、表示部101の電源がオン状態であるとき、動き解析部201からの通知により表示部101の電源をオフ状態にする等の制御が可能である。
操作者の動きにより、操作制御装置100の表示部101の電源をオンする場合の動作例を、図5の処理フロー図を用いて説明する。
まず、ステップ500は初期設定であり、認識回数や波形データ等の保存されているデータをクリアする。ステップ501では、出力電圧波形301の振幅、周期を検出する。
ステップ502では、動き解析部201で検出された波形が、予め設定されている振幅、周期の範囲内である場合は、ステップ503に進み、予め設定されている振幅、周期の範囲外である場合は、ステップ504に進み、保存されている波形および、認識回数があればクリアし、次の波形の解析を行う。
ステップ503では、保存されている前の波形データの有無を判断し、前の波形データがある場合は、ステップ505に、ない場合はステップ506に進む。ステップ505では、保存されている前の波形データとの比較を行い、振幅および周波数がある設定範囲内であれば、ステップ506に、範囲外であればステップ504に進む。
ステップ506では、波形データの振幅及び周波数等を保存する。なお、さらに、波形データの振幅および周波数が設定値の範囲内外である判定として、保存されている波形データとの相対比較以外に、認識する振幅および周波数の絶対値の基準を設定して、その絶対値の基準との比較により連続した動作の波形か否かの判断をする処理を行うことにより、誤認識を減らすことが可能である。
ステップ507では、波形として認識した認識回数を加算し、ステップ508では、認識回数がある一定値以下の場合は、次の波形を取り込み、解析を続け、認識回数がある一定値を超えた場合は、テップ509に進み表示部101の電源をオンする。
ここで、認識回数は、例えば、波形の正負側のピークの数とし、制御閾値を8個とすると、区間401の出力電圧波形の8個目のピークで、表示部101の電源がオンされることになる。
以上、説明した動作フローにより、動き検出部103の出力を用いて操作制御装置100の表示部101の電源をオンすることができる。
なお、上記動作フロー例では、表示部101の電源をオンする処理フローについて説明したが、電源オフについても、電源稼働状態の管理をすることで、同様におこなうことができる。さらに、電源オフ以外でも、電源オン時は、メニュー画面の表示、非表示等を切り換える等により、同じ動作で複数の制御が可能になる。
また、制御する項目を予め操作者が選択し、設定しておくことにより、操作者毎に好みの制御項目を手振り等の動作で制御できる。
なお、動き検出部103の検出素子例としてデュアル型の熱源検出素子を使用した場合について説明したが、熱源検出素子を1個、あるいは、3個以上使用した動き検出部としても、同様に考えられる。また、図示して説明してはいないが、動き検出部103では、広い範囲の熱源検出あるいは、複数の熱検出エリアの動きを検知するため、検出距離や角度に適したレンズを装着して使用する。
以上説明したように、本実施例の操作制御装置では、カメラよりも安価な熱源検出素子を用いることにより、リモコン等が手元になくても、操作者がある連続した動作をすることにより、操作制御装置の制御を行うことが可能である。
本実施例の操作制御装置の動作例を図6に、構成を示すブロック図を図7に示す。図1および図2と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。
601は、操作者の一定の動きを検知した際の動き検出部103の出力あるいは動き解析部201の解析結果(以下、検出状況ともいう。)を表示したのもで、表示部101上に表示される動き検出状況表示領域である。610は、システム制御部203の指示により、動き検出部103の出力あるいは動き解析部201の解析結果を動き検出状況表示領域として表示部101に表示する処理を行う状態表示処理部である。
状態表示処理部610は、例えば、部分的な表示制御が可能なLEDパネルあるいは液晶ディスプレイに検出状況を表示する処理を行う。例えば、バックライト(例えばLEDバックライト等)の一部の表示を制御することが可能なディスプレイを使用して、検出状況を表示する。
図8に、動き検出手段の出力波形例を示す。図3および図4と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。区間801は操作制御装置の制御に必要な波形数をあらわしており、区間802は表示画面601を表示するのに必要な波形数をあらわしている。
例えば、操作制御装置100を制御するのに区間801の波形数を閾値とした場合、区間801の波形数より少ない波形数を含む区間802の波形数を超えた場合に、認識した波形の数、振幅等、あるいは波形を601の領域に表示する。
動き検出状況表示領域601を表示する処理フローについて図9を用いて説明する。図5と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。ステップ508で、認識回数が制御閾値(この制御閾値を超えると、装置100について所定の制御(例えば電源をオンにする制御)を行う)に満たない場合、ステップ810に移行する。ステップ810では、認識回数が制御閾値に満たないが、表示閾値(制御閾値よりも小さい値で、この表示閾値を超えると601の表示を行う)以上である場合は、ステップ811で動き検出状況を表示部101に示す。操作者が表示された認識状況を確認し、さらに手を振るなどの動作を続ると、ステップ508で認識回数が制御閾値以上になったと判断され、ステップ812で所定の制御(例えば表示部101の画面全体を使った表示)を行う。
以上説明したように、操作者に認識状況を通知することにより、操作者は自分の動作が操作制御装置100に認識されていることがわかり、そのまま同じ動作を続けることにより操作制御装置100を制御できることを認識する。このため、誤検出による誤動作を防ぐため制御閾値を長く設定しても、操作者は安心して同じ動作を繰り返すことができる。
なお、上記の操作制御装置では、電源オンの操作を例に説明したが、電源オフ操作あるいはその他の操作においても、操作者に認識状況を通知することで、同様な効果が得られる。また、認識状況の通知に関しては表示画面の一部を使用して表示する為、全画面を表示する場合に比べ、消費電力を削減できる。
さらに、検出手段103では、赤外線検知エレメントとレンズとの位置関係により、感度の高い場所と低い場所ができる。このため、操作者が同じ動きをしても、動いている場所により、操作制御装置100を制御しやすい場所としにくい場所が生じる。そこで、表示領域に動き検出手段103の出力電圧レベルを表示すると、操作者は出力電圧レベルが低いときは、出力電圧レベルが高い場所へ移動することができ、より、操作制御装置100を制御しやすくなる。
さらに、表示領域に動き検出手段103に出力波形を表示することにより、操作者ではより波形がきれいになる動きが確認できるため、さらに、容易に操作制御装置100を制御できるようになる。
なお、動き検出部103の出力電圧の振幅を表す画像は波形の代わりに、出力電圧レベルが小さいときには小さい画像、出力電圧レベルが大きいときには大きい画像を使う等、操作者がわかり易いイメージを使っても良い。
また、動き検出状況を表示部101に表示する代わりに、操作制御装置100にLED等の光素子を配置することで、光素子の光を制御することにより、操作者に動作検出状況を知らせることができる。この場合、操作者の動作認識中の消費電力が低く、また、制御が容易になる効果がある。
次に、操作制御装置100において、操作者の動作により制御対象を切り替える例を説明する。操作制御装置100が、例えば、テレビジョン装置である場合、音量や、チャンネル等の変更は、アップ、ダウン操作のように、2個の制御対象が対になっている場合や2個以上の制御対象を切換える場合がある。本実施例では、操作制御装置100の音量変更を例に説明する。
図10は動き検出部103の出力波形であり、図3および図4と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。区間1001および区間1003は、操作者が手振り等の連続動作を行っている区間であり、区間1002は操作者が手振り等の連続動作を行っていない区間である。
本操作制御装置100では、区間1001にある一定数以上の波形があり、区間1002があらかじめ設定した期間より短ければ、区間1001では例えば音量を小さくする制御を行う場合、区間1003では音量を大きくする制御を行う。区間1004は制御対象を表示装置に表示する為に必要な数の波形を示しており、区間1006および区間1007は実際に制御を行うのに必要な数の波形を示している。
図11に本実施例の操作制御装置100の処理フローを、図12に図10で説明したような出力波形である場合の表示装置101に表示する画面例を示す。図5と同じものには同じ番号を付して説明は省略する。
まず操作制御装置100が操作者の連続した動きを検出していない場合は、表示装置101の表示画面は、図12の(1)に示すように、動き検出に関する情報が何も表示されていない状態にある。
次に、ステップ508で波形の認識回数が制御閾値以下と判定された場合、ステップ905に進む。
ステップ905で波形の認識数が表示する為に必要な数の波形を超えている場合は、ステップ906で制御対象を表示する。図12の(2)の151は制御対象表示領域であり、例えば音量を小さくするメッセージを表示する。この時点では、実際の音量を小さくする制御は行わない。
ステップ508で波形の認識回数が制御閾値以上と判定された場合、ステップ901にすすみ、操作制御装置100の制御、例えば、音量を小さくする制御を行い、ステップ902あるいはステップ903で実際に制御した項目を表示する。図12の(3)の152は制御対象表示領域であり、例えば音量を小さくしたメッセージを表示する。このメッセージは操作者が認識できるある一定期間表示を行う。
次にステップ904で、操作者が制御対象を切り替えるために意図的に連続動作を止めてから、次の動作を開始するまでの最大待ち時間である切り換え時間の設定を行う。
ここで、操作者が連続動作を止めると、ステップ502で波形は設定範囲外となり、ステップ404で波形データおよび波形認識回数のクリアし、ステップ907に進む。ステップ907では、切り換え時間の設定がない場合は、次の波形解析を始め、切換え時間の設定がある場合は、ステップ908に進む。
ステップ908では制御対象が切り換え済みでなければ、ステップ909で制御対象の切り換えおよび制御対象の表示切換え、例えば、図12の(3)の表示画面に示すように音量を小さくしたメッセージが表示されていたのを、図12の(4)の制御対象表示領域154に示すように、音量を大きくする表示に変え、さらに、表示経過時間のカウントダウンを開始する。ここでは、まだ音量を大きくする制御はされず、実際に音量を大きくする操作はステップ903で行い、また、ステップ903では図12の(5)の制御対象表示領域154に示すような、音量を大きくしたことを知らせる表示画面の表示も行う。
ここで、ステップ908で切換え対象が切換え済の場合は、ステップ910でステップ909からの経過時間がステップ904で設定した時間より小さい場合は次の波形の解析に進み、大きい場合は操作者が表示画面に表示中の制御を行う意思がないとして、ステップ911で切換え時間および経過時間、切換え対象を初期状態に戻し、図12の(4)の制御対象表示領域154に表示した画面をクリアし図12の(1)の制御対象表示領域がない状態にする。
以上説明したように、本実施例の操作制御装置では、同様の動きで2個の制御対象を切換えることが可能になる。さらに、上記説明では2個の制御対象を切換える例を説明したが、2個以上の制御対象の切換えにおいても、区間1003と同様な連続した波形の検出と、区間1002と同様な操作者の動きを検出しない区間を追加して検出するようにすることにより、実現可能である。
次に、操作制御装置100を操作する前に、操作する動作を練習するモードを備えた操作制御装置100の実施例について説明する。図13は処理フローの一例であり、図5と同じものには同じ番号を付して説明は省略する。
操作制御装置100の動作練習モードを開始し、初期設定500が終わると、ステップ1301で操作者に手振りを開始する指示する。操作制御装置100が操作者に指示する例として、表示画面101上に表示する例について図14を用いて説明する。
1401は、表示画面101上に表示する指示を表示するメッセージ表示領域示す。メッセージ表示領域1401は、操作者に動作を促すメッセージ、例えば、「手振りを開始してください」等のメッセージを表示する。なお、操作制御装置100からの通知は、図14の画面表示例に限ったものではなく、音声等を用いる、あるいは音声とメッセージの表示の両方を用いることにより、より操作者の気がつき易い通知方法とすることもできる。
操作者が手振り等の動作を開始すると、図5と同様にステップ501からステップ507まで、波形を解析する。次にステップ1302では、波形の認識状況を表示、さらに、ステップ1303では手振り動作診断メッセージ表示を行う。
図15に、波形の認識状況表示および手振り動作診断メッセージ表示した表示画面例を示す。1402は波形の認識状況表示領域で、1403は動作診断メッセージ領域である。1402では動き検出部103の出力電圧レベルを波形表示し、さらに、波形として検出した波形の数を表示している。動作診断メッセージ領域では、波形の振幅が小さい場合は、手を大きく振る、あるいは動き検出部103の感度の良い位置に移動させることにより、動き検出部103のからの出力電圧レベルの振幅をより大きくさせ、確実に操作者が操作制御装置100の制御を意図した動作をより認識しやすいようにする。
さらに、例えば、手振り操作が早く波形がうまくできない場合や、手振りが遅すぎてほかの動作を間違えやすい場合は、動作診断メッセージ領域1403に「手振りを少し早く」、あるいは「手振りを少し遅く」等のメッセージを表示する。
以上説明したように、操作学習モードにより、操作者により手振り等の操作を認識し易い動作や位置を学習させることができ、操作者はより容易に操作制御装置100を制御できるようになる。
なお、上記では装置100の制御を実施例1〜4に分けて説明したが、各実施例は適宜組み合わせることが可能であり、各実施例で説明した複数の制御を一つの装置で実現するように構成してもよい。
100・・・操作制御装置、101・・・表示部、103・・・動き検出部、201・・・動き解析部、202・・・システム制御部、204・・・映像処理部

Claims (11)

  1. ユーザの動きを検出する動き検出部と、
    前記動き検出部の検出結果を解析する動き解析部と、
    を有する情報処理装置であって、
    前記動き解析部は前記動き検出部が検出したユーザの動きの時間的変化を解析し、当該ユーザの動きの時間的変化が所定の閾値を超えると、前記情報処理装置に対して所定の処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1の情報処理装置であって、
    前記動き検出部は、ユーザから出る熱輻射量の変化を検出することによりユーザの動きに応じた電圧を出力し、前記動き解析部は前記動き検出部から出力された電圧の変化に基づいてユーザの動きの時間的変化を解析することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2の情報処理装置であって、
    前記動き解析部は、前記動き検出部から出力された電圧の変化に基づいてユーザが所定の動作を所定の回数繰り返しているか否かを解析することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの情報処理装置であって、
    前記動き検出部は、焦電型赤外線センサで構成されることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2の情報処理装置であって、
    前記動き解析部は、前記動き検出部から出力される電圧の時間的変化から所定の振幅以上の波形を抽出し、該抽出した波形の数が予め設定した波形の数以上連続する場合に、前記所定の処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の状態に応じて前記所定の処理を変化させることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの情報処理装置であって、
    前記所定の処理はユーザにより設定されることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかの情報処理装置であって、
    画像を表示する表示部を有し、
    前記動き解析部の解析結果を前記表示部に表示することを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8の情報処理装置であって、
    前記動き解析部の解析結果の表示は、前記所定の処理が行われる前に行われることを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかの情報処理装置であって、
    前記動き解析部が解析するユーザの動きの時間的変化が所定の閾値を超えた後、ユーザの動きの時間的変化が前記所定の閾値以下になったことを検出すると、前記所定の処理を他の処理に切り替えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかの情報処理装置であって、
    前記動き解析部の解析結果を表示し、当該解析結果に応じてユーザに動きを指示するメッセージを表示することを特徴とする情報処理装置。
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