JP2011165875A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基地局等の電子機器の外形を小型化でき、且つ設置されるコンデンサ等の蓄電部が熱を原因として寿命が短くなることを防止できる電子機器を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子機器1は、筐体2と、筐体2内に収容される電源ユニット4と、筐体2の外部に設置され電源ユニット4に接続される電源断対策用の蓄電部31とを有する、という構成を採用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に関するものである。
従来から、携帯電話やPHS等を用いた無線通信のための基地局(電子機器)が使用されている。基地局には、キャビネット内に設置される大型の基地局や、屋外(建築構造物の外壁や電柱等)に設置される小型の基地局がある(例えば、特許文献1参照)。小型の基地局は、内部の通信機器を風雨から保護するために密閉構造となっている。また、基地局の内部には発熱デバイスが設けられていることから、内部を冷却する必要がある。そこで、小型の基地局では、熱を基地局の筐体を介して放熱する伝導冷却によってその内部を冷却している。
また、安定した無線通信を維持するため、基地局には停電対策が採られている。大型の基地局には、数時間程度の停電に対応するため、大型のバッテリー等が設置されている。一方、小型の基地局には、主要な基地局を除いて大型のバッテリー等は設置されておらず、瞬間的な停電(瞬断)時に動作を維持するためのコンデンサ等の蓄電部が設けられている。なお、パソコン等における瞬断対策で想定される瞬断の時間は数十ミリ秒であるが、基地局で想定される瞬断の時間は数百ミリ秒である。そのため、小型の基地局には、パソコン等に設けられるコンデンサよりも大型で大容量のコンデンサが設けられている。
特開2008−160096号公報
しかしながら、上述した従来技術には、以下のような課題が存在する。
近年、通信速度の高速化が進むとともに、基地局の数を更に増やすことが必要となっている。また、既に多くの基地局が設置されており、設置スペースを縮小し節約するために基地局を小型化することが求められている。しかし、小型の基地局には瞬断対策のため大型のコンデンサを設けなければならず、また、コンデンサの周囲にはデッドスペースが生じやすいことから、容易に小型化できないという課題があった。
また、コンデンサは周囲の温度の上昇に伴いその寿命が短くなる寿命デバイスである。小型の基地局は密閉構造となっており伝導冷却を行っても内部の温度は高くなりやすく、コンデンサの寿命が短くなるという課題があった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、基地局等の電子機器の外形を小型化でき、且つ設置されるコンデンサ等の蓄電部が熱を原因として寿命が短くなることを防止できる電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明に係る電子機器は、筐体と、筐体内に収容される電源ユニットと、筐体の外部に設置され電源ユニットに接続される電源断対策用の蓄電部とを有する、という構成を採用する。
本発明では、電源断対策用の蓄電部が筐体の外部に設置されていることから、筐体内に設けられていた蓄電部設置スペースが不要となるだけでなく、蓄電部を設置することで生じていたデッドスペースをも無くすことが可能となる。また、蓄電部が筐体の外部に設置されていることから、筐体内の温度の影響を受けにくく、蓄電部の周囲の温度上昇が抑制される。
また、本発明に係る電子機器は、蓄電部が筐体に着脱自在に設置されるという構成を採用する。
本発明では、電子機器自体の交換よりも早く蓄電部を交換するときにも、電子機器の筐体をその設置箇所から取り外すことなく、蓄電部のみを交換することが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、筐体の外部に臨む位置に設けられる保守作業用パネルと、保守作業用パネルを密封して覆い且つ開閉自在に設けられる蓋部とを有し、保守作業用パネルには電源ユニットと蓄電部とを接続するコネクタが設けられ、蓄電部は蓋部に設置されるという構成を採用する。
一般的に、筐体の外部に保守作業用パネルが設けられる場合には、該パネルを風雨から保護し、保守作業員以外からの操作を防止するために、保守作業用パネルは所定の蓋部によって密封される。本発明では、蓋部に蓄電部を設置することで、蓋部を開放したときに蓄電部を交換できる構造を採用することが可能となる。また、コネクタが保守作業用パネルに設けられているので、通常の使用時にはコネクタも蓋部によって覆われ、保守作業員以外からの操作を防止することが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、蓄電部がコンデンサであるという構成を採用する。
本発明では、コンデンサに一時的に電荷を蓄えることができ、該コンデンサを用いて電源断の対策を採ることが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、蓄電部がバッテリーであるという構成を採用する。
本発明では、バッテリーに電力を蓄えることができ、該バッテリーを用いて電源断の対策を採ることが可能となる。また、バッテリーを用いることで、コンデンサを用いる場合よりも長時間の電源断に対応することが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、蓄電部が太陽電池から蓄電されるという構成を採用する。
本発明では、外部から電源ケーブル等を介して供給される電力を用いることなく、太陽電池から供給される電力によって、蓄電部が蓄電される。
また、本発明に係る請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器は、無線通信に使用される基地局を構成する。
本発明では、電源断対策用の蓄電部が基地局の筐体の外部に設置されており、筐体内に蓄電部設置用のスペースを設ける必要がない。また、蓄電部が筐体の外部に設置されていることから、筐体内の温度の影響を受けにくく、蓄電部の周囲の温度上昇が抑制される。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
本発明によれば、電子機器の筐体内に設けられていた蓄電部設置スペースだけでなく、蓄電部を設置することで生じていたデッドスペースをも無くすことが可能となる。よって、筐体の外形を、単に蓄電部設置スペースを除外したときよりも小型化することができる。そのため、筐体の外部に蓄電部設置スペースが必要になるとしても、電子機器全体としての外形を小型化できるという効果がある。さらに、本発明によれば、蓄電部の周囲の温度上昇が抑制され、熱を原因として蓄電部の寿命が短くなることを防止できるという効果がある。
第1実施形態における基地局1の外部構成を示す斜視図である。 第1実施形態における基地局1の内部構成を示す正面断面図である。 第1実施形態における基地局1の電気回路を示すブロック図である。 第1実施形態における基地局1におけるコンデンサ31を交換する手順を示す概略図である。 第2実施形態における基地局1Aの外部構成を示す斜視図である。 第2実施形態における基地局1Aにおける蓄電部ケース3Aが開放されたときの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図6を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。なお、図3を除く各図面における矢印Uは、鉛直方向での上側を示している。
〔第1実施形態〕
本実施形態における基地局1の外部構成を、図1を参照して説明する。図1は、基地局1の外部構成を示す斜視図である。
基地局(電子機器)1は、無線通信に使用される電子機器であり、基地局1を中心とした所定の略円形エリア内の無線通信機器(例えば携帯電話機)と無線通信を行い、且つ音声又はデータのネットワークとの有線通信を行うものである。基地局1は、屋外(建築構造物の外壁や電柱等の高所)に設置されている。基地局1の外部には、無線通信のための不図示のアンテナが設置されている。また、基地局1は、筐体2と、蓄電部ケース3とを有している。
筐体2は、内部の通信機器(後述するBBユニット5等、図2参照)を風雨から保護するためのものである。筐体2は、直方体状に成形された密閉構造の箱状部材であって、高い熱伝導率を有する金属材料を用いて成形されている。筐体2内部の冷却方法としては、筐体2が密閉構造であるため、筐体2を介して内部の熱を放熱させる伝導冷却が用いられている。筐体2は、建築構造物の外壁や電柱等に一体的に固定されている。筐体2には複数の不図示のケーブルが接続されており、基地局1に電力を供給する電源ケーブル、ネットワークとの通信を行う通信ケーブル、及びアンテナから導かれるアンテナケーブルが接続される。筐体2の外面には、放熱フィン21と、電源コネクタ22と、通信コネクタ23と、アンテナコネクタ24とが設けられている。
放熱フィン21は、筐体2内部の熱を効率よく放熱するための部材である。放熱フィン21は、鉛直方向に延びる略矩形の板状部材であり、水平方向に複数並んで配設されている。放熱フィン21は筐体2と同一の材料を用いて成形されており、例えば鋳造法等を用いて一体的に成形されている。電源コネクタ22は、筐体2の下面に設けられ、不図示の電源ケーブルが接続される。通信コネクタ23は、筐体2の下面に設けられ、不図示の通信ケーブルが接続される。アンテナコネクタ24は、筐体2の上面に設けられ、不図示のアンテナケーブルが接続される。
蓄電部ケース3は、その内部に複数のコンデンサ(蓄電部)31を設置するためのものであり、直方体状に成形された箱状部材である。蓄電部ケース3は、筐体2の下面に複数のネジ部材32によって着脱自在に接続されている。蓄電部ケース3の筐体2側は開口部(図示せず)となっており、該開口部の周囲には蓄電部ケース3と筐体2との接続部分を密封するための図示しないシール部材が配設されている。
複数のコンデンサ31は、電源断対策用として用いられるものである。より詳細には、コンデンサ31はその容量に応じた電荷を蓄えることができ、電源ケーブルから基地局1への電力供給が停止したときには、蓄えた電荷によって筐体2内の通信機器の動作を維持するためのものである。コンデンサ31の容量は、数百ミリ秒程度の瞬断が発生したときにも、筐体2内の通信機器の安定した動作を維持できるように設定されている。そのため、コンデンサ31は、パソコン等で用いられる電源断対策用のコンデンサよりも大型となっている。また、コンデンサ31は、周囲の温度の上昇に伴いその寿命が短くなる寿命デバイスである。本実施形態におけるコンデンサ31には、アルミ電解コンデンサが用いられているが、他の種類のコンデンサであってもよい。
次に基地局1の内部構成を、図2を参照して説明する。図2は、基地局1の内部構成を示す正面断面図である。
筐体2の内部には、電源ユニット4と、BBユニット5と、RFユニット6とが設けられている。
電源ユニット4は、不図示の電源ケーブル及び電源コネクタ22を介して供給される交流の電力を直流の電力に整流し、整流した直流の電力をBBユニット5及びRFユニット6に供給するための機器である。電源ユニット4は、電源コネクタ22、BBユニット5、及びRFユニット6とそれぞれ電気的に接続されている。電源ユニット4は、所定の基板等に電気・電子部品(図示せず)が実装された構成となっている。上記電気・電子部品の部品高さはコンデンサ31の部品高さよりも低く、上記電気・電子部品の容積はコンデンサ31の容積よりも小さくなっている。また、電源ユニット4は、筐体2の外面における蓄電部ケース3に対向する位置に設けられる一対のコネクタC1,C2と電気的に接続されている。
BBユニット5は、中央のシステムとの有線通信を行うための機器であって、通信コネクタ23を介して不図示の通信ケーブルと接続されている。RFユニット6は、携帯電話やPHS等との無線通信を行うための機器であって、アンテナコネクタ24を介して不図示のアンテナケーブルと接続されている。BBユニット5及びRFユニット6は、所定の基板等に電気・電子部品(図示せず)が実装された構成となっており、該電気・電子部品のうちのいずれかは発熱デバイス(例えば高周波増幅回路)である。上記電気・電子部品の部品高さはコンデンサ31の部品高さよりも低く、上記電気・電子部品の容積はコンデンサ31の容積よりも小さくなっている。発熱デバイスは、できる限り筐体2の内面に接して設けられている。
蓄電部ケース3の内部には、上述した複数のコンデンサ31と、コンデンサ用基板33が設けられている。コンデンサ用基板33は、複数のコンデンサ31を実装するための基板であり、蓄電部ケース3内に着脱自在に設置されている。コンデンサ用基板33には一対のケーブルL1,L2が接続されており、一対のケーブルL1,L2は一対のコネクタC1,C2にそれぞれ着脱自在に接続されている。したがって、コンデンサ31は、コンデンサ用基板33、一対のケーブルL1,L2、及び一対のコネクタC1,C2を介して電源ユニット4に電気的に接続されている。また、上述したように蓄電部ケース3と筐体2との接続部分には不図示のシール部材が配設されており、そのためコンデンサ31やコンデンサ用基板33等は密閉された空間に設置され風雨から保護されている。
本実施形態では、大型のコンデンサ31が筐体2の外部に設置されていることから、筐体2内に設けられていたコンデンサ設置スペースが不要となるだけでなく、コンデンサを設置することで生じていたデッドスペースをも無くすことが可能となる。よって、筐体2の外形を、単に上記コンデンサ設置スペースを除外したときよりも小型化することができる。そのため、筐体2の外部に新たなコンデンサ設置スペースとして蓄電部ケース3が設けられたとしても、基地局1全体としての外形を小型化できる。
また、コンデンサ31が筐体2の外部に設置されることから、筐体2内の機器配置等の設計が容易になる。さらに、蓄電部ケース3が筐体2の外部に設置されているため、コンデンサ31の容量等を変更したい場合には容易にコンデンサ31の仕様を変更することができ、本実施形態の基地局1を主要局(主要局の場合には基地局1の外部に大型のバッテリーが設置される)として使用する場合にも蓄電部ケース3を取り外すことで筐体2を設計変更することなくそのまま使用することができる。なお、コンデンサ31が筐体2の外部に設置されていることから、筐体2内の温度の影響を受けにくく、コンデンサ31の周囲の温度上昇が抑制される。
次に基地局1の電気回路を、図3を参照して説明する。図3は、基地局1の電気回路を示すブロック図である。
電源ユニット4は、整流器41と、第1コンバータ42と、第2コンバータ43とを有している。
整流器41は、電源ケーブルを介して供給される交流の電力(AC(L)及びAC(N))を直流の電力に整流する機器である。なお、整流器41には、力率改善回路が設けられている。整流器41には、直流の電力の出力端子としての、正極端子P1及び負極端子P2が設けられている。端子P1,P2は、第1コンバータ42及び第2コンバータ43にそれぞれ並列に接続されている。コンバータ42,43は、整流器41から供給される直流の電力における電圧を、BBユニット5及びRFユニット6が必要とする所定の電圧に変換するDC/DCコンバータである。第1コンバータ42はBBユニット5に接続され、第2コンバータ43はRFユニット6に接続されている。
また、整流器41の正極端子P1及び負極端子P2は、筐体2の外部に設けられる一対のコネクタC1,C2にそれぞれ接続されている。また、コネクタC1はコンデンサ31の正極側に接続され、コネクタC2はコンデンサ31の負極側に接続されている。すなわち、整流器41に電源ケーブルを介して交流の電力が供給されているときには、コンデンサ31には端子P1,P2から直流電圧が印加され、コンデンサ31に電荷が蓄えられる構成となっている。
続いて、蓄電部ケース3内のコンデンサ31を交換する手順を、図4を参照して説明する。図4は、基地局1におけるコンデンサ31を交換する手順を示す概略図である。
一般的に、コンデンサ31の寿命及び交換間隔は、筐体2内部の機器の寿命及び交換間隔よりも短い(例えば、5年毎)。そこで、適切な交換時期にコンデンサ31を交換する必要があるが、本実施形態の蓄電部ケース3は筐体2に対して着脱自在に接続されているため、筐体2を所定の設置箇所に設置したまま、蓄電部ケース3のみを取り外すことができる。
交換の手順としては、まずネジ部材32を取り外す。次に、蓄電部ケース3を取り外すとともに、一対のケーブルL1,L2を一対のコネクタC1,C2から取り外す。図4に示しているのは、ケーブルL1とコネクタC1とが接続されたままで、ケーブルL2がコネクタC2から取り外されている様子である。次に、蓄電部ケース3から、コンデンサ31をコンデンサ用基板33ごと取り外して交換する。なお、コンデンサ31のみを交換してもよい。最後に、一対のケーブルL1,L2を一対のコネクタC1,C2に接続するとともに、蓄電部ケース3をネジ部材32によって筐体2に接続する。以上で、コンデンサ31の交換が完了する。
次に、基地局1に供給されている電力に瞬間的な停電(瞬断)が発生したときのコンデンサ31からの電力供給を、図3を参照して説明する。
上述したようにコンデンサ31は、整流器41の端子P1,P2と接続されている。そのため、整流器41に電源ケーブルを介して交流の電力が供給されているときには、コンデンサ31には端子P1,P2から直流電圧が印加され、コンデンサ31にその容量と印加電圧に応じた電荷が蓄えられる。
ここで、整流器41に供給されている電力に瞬断が発生すると、端子P1,P2からの出力がなくなる。一方、コンデンサ31には電荷が蓄えられているため、この電荷がコンバータ42,43に向かって流れ出し、BBユニット5及びRFユニット6には直流の電力が供給される。コンデンサ31は、数百ミリ秒の瞬断の間、BBユニット5及びRFユニット6に対して直流の電力を供給できる容量を備えている。そのため、基地局1に電源ケーブルを介して供給される電力の供給が停止したとしても、数百ミリ秒以下の瞬断であるならばBBユニット5及びRFユニット6の動作を維持でき、安定した無線通信を維持することができる。
次に、コンデンサ31の周囲の温度状況について、図2を参照して説明する。
上述したように、BBユニット5及びRFユニット6には不図示の発熱デバイスが設けられており、発熱デバイスはBBユニット5及びRFユニット6の動作とともに発熱する。また、筐体2内部の冷却方法としては伝導冷却が用いられているものの、筐体2が密閉構造であることから、筐体2の内部温度は内外で空気を循環させて冷却する場合に比べて高くなる。ここで、筐体2内にコンデンサ31が設けられると、コンデンサ31が寿命デバイスであることからその寿命が短くなってしまう。しかし、本実施形態におけるコンデンサ31は筐体2の外部に設置されていることから、筐体2内の温度の影響を受けにくく、コンデンサ31の周囲の温度上昇が抑制される。結果として、熱を原因としてコンデンサ31の寿命が短くなることを防止できる。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、大型のコンデンサ31が筐体2の外部に設置されていることから、基地局1全体としての外形を小型化できるという効果がある。また、本実施形態によれば、コンデンサ31の周囲の温度上昇が抑制され、熱を原因としてコンデンサ31の寿命が短くなることを防止できるという効果がある。
〔第2実施形態〕
本実施形態における基地局1Aの構成を、図5及び図6を参照して説明する。図5は、基地局1Aの外部構成を示す斜視図である。図6は、基地局1Aにおける蓄電部ケース3Aが開放されたときの構成を示す斜視図である。なお、図5及び図6において、図1から図4に示す第1の実施形態の構成要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、基地局(電子機器)1Aは、第1の実施形態における基地局1と同じく、無線通信に使用される電子機器である。基地局1Aは、筐体2と、蓄電部ケース(蓋部)3Aとを有している。
蓄電部ケース3Aは、その内部に複数のコンデンサ(蓄電部)31を設置するためのものであり、直方体状に成形された箱状部材である。蓄電部ケース3Aは、筐体2の下面に設けられている。蓄電部ケース3Aにおける筐体2側の所定の一辺にはヒンジ部34が取り付けられており、蓄電部ケース3Aはヒンジ部34を介して筐体2に開閉自在に設けられている。また、蓄電部ケース3Aは、閉じたときにネジ部材32によって筐体2に一体的に固定される構成となっている。さらに、蓄電部ケース3Aを閉じた状態で施錠する所定の錠部(図示せず)を設けてもよい。
次に、図6を参照して、基地局1Aの構成をさらに説明する。
筐体2における蓄電部ケース3Aが対向する部分には、基地局1Aの保守作業時に確認・操作される保守作業用パネル7が設けられている。保守作業用パネル7には、LANコネクタ71と、複数のLEDランプ72と、一対のコネクタC1,C2とが配設されている。LANコネクタ71は、基地局1A内の機器との間でデータ等のやり取りに用いられるものである。複数のLEDランプ72は、基地局1Aの動作状況を表示するためのランプである。また、保守作業用パネル7の周囲には、蓄電部ケース3Aを閉じたときに蓄電部ケース3Aと筐体2との接続部を密閉するためのシール部材73が保守作業用パネル7を囲んで設けられている。蓄電部ケース3Aは筐体2に開閉自在に設けられているため、蓄電部ケース3Aは保守作業用パネル7を覆う蓋部として機能し、保守作業用パネル7を風雨から保護し且つ保守作業者以外の者による操作(LANコネクタ71及び一対のコネクタC1,C2に対する操作)を、上述した錠部を施錠していれば、禁止することができる。上述した錠部を施錠していなくても蓄電部ケース3Aを閉じた状態であれば、保守作業者以外の者から保守作業用パネル7の操作ができることを解り難くすることができる。また、保守作業用パネル7のLEDランプ72の光が外部に漏れることを防ぐことができる。
蓄電部ケース3Aが閉じたときに筐体2と対向する側には、開口部35が設けられている。そのため、蓄電部ケース3Aを開放したときにのみ、開口部35からコンデンサ31が実装されたコンデンサ用基板33を取り出して交換することが可能となっている。なお、コンデンサ31のみが交換される構成であってもよい。また、保守作業用パネル7の周囲にはシール部材73が設けられているため、蓄電部ケース3Aを閉じたときには内部のコンデンサ31やコンデンサ用基板33を風雨から保護することができる。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態によって得られる効果に加え、蓄電部ケース3Aを開放したときにのみ保守作業を実施でき且つ開口部35からコンデンサ31を交換できることから、保守作業者以外の者による操作を防止できるという効果がある。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、瞬断時に通信機器に対して電力を供給する蓄電部としてコンデンサ31が用いられているが、これに限定されるものではなく、蓄電部としてバッテリーを設けてもよい。一般的にバッテリーは、コンデンサよりも周囲の熱による短寿命化が著しい寿命デバイスであるが、本発明では蓄電部が筐体2の外部に設置されるため、筐体2の熱の影響を受けにくく、バッテリーを設置することも可能となる。バッテリーを用いた場合には、コンデンサ31よりもさらに長時間の電源断に対応できる。
また、上記実施形態では、電子機器の一例として基地局1,1Aについて説明したが、これに限定されるものではなく、基地局1,1A以外の電子機器についても瞬断対策の蓄電部を必要とする場合には上述した構成を採用してよい。
また、上記実施形態では、蓄電部であるコンデンサ31は基地局1,1Aの外部から電源ケーブルを介して供給される電力によって蓄電されるが、これに限定されるものではなく、基地局1,1Aの外部に太陽電池を設置し、該太陽電池から供給される電力によってコンデンサやバッテリー等の蓄電部が蓄電される構成であってもよい。本発明の蓄電部は、筐体の外部に設置されているため、上記太陽電池との接続を容易に行うことができる。
1,1A…基地局(電子機器)、2…筐体、3A…蓄電部ケース(蓋部)、31…コンデンサ(蓄電部)、4…電源ユニット、7…保守作業用パネル、C1,C2…コネクタ

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容される電源ユニットと、
    前記筐体の外部に設置され、前記電源ユニットに接続される電源断対策用の蓄電部と、を有することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記蓄電部は、前記筐体に着脱自在に設置されることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    前記筐体の、外部に臨む位置に設けられる保守作業用パネルと、
    前記保守作業用パネルを密封して覆い且つ開閉自在に設けられる蓋部と、を有し、
    前記保守作業用パネルには、前記電源ユニットと前記蓄電部とを接続するコネクタが設けられ、
    前記蓄電部は、前記蓋部に設置されることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記蓄電部は、コンデンサであることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記蓄電部は、バッテリーであることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記蓄電部は、太陽電池から蓄電されることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器は、無線通信に使用される基地局を構成することを特徴とする電子機器。
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