JP2011165545A - 電子制御ユニット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板において回路素子が実装される面と反対側にコネクタが構築される電子制御ユニットを効率よく製造する方法、及び効率のよい製造が可能な電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】本発明は、複数本のコネクタピン32を平行な姿勢で保持する保持部材34を有し、保持部材34から一方側にコネクタピン32が突出してこの部分がコネクタ端子部32aを構成する端子集合体30を製造し、各回路素子20の端子26が回路基板15を貫通して裏側に突出し、且つ保持部材34が表側に位置した姿勢でコネクタ端子部32aが回路基板15を貫通して裏側に突出する状態で、裏側から各端子26及びコネクタ端子部32aを回路基板15に対してハンダ付けし、コネクタ端子部32aがケースを貫通して突出することによりコネクタ60を構築するようケース内に回路基板15を収容することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、車両のパネルに設けられ、外部の回路にコネクタを介して接続される電子制御ユニットに関するものである。
従来、自動車の車両等に設けられる電子制御ユニットとして、制御回路を構成する回路基板と、この回路基板を収容するケースとを備えたものが広く知られている。この電子制御ユニットにおいて、前記ケース内の回路基板に外部回路を接続するために、互いに嵌合可能なコネクタが用いられる。
その接続のための具体的手段として、一般には、前記回路基板上に基板用コネクタが実装され、この基板用コネクタが前記ケースに設けられた貫通孔を通じて当該ケースの外部に突出するように設けられ、この基板用コネクタに対して例えば車両用ワイヤハーネスの端末に設けられたコネクタが嵌合されることが行われている。しかし、このようなユニットでは前記基板用コネクタの実装のために前記回路基板の必要面積が増え、このことがユニット全体の小型化の妨げとなる。
そこで、特許文献1には、回路基板側のコネクタを構成するためのコネクタピンを当該回路基板に直接接合し、このコネクタピンと、前記回路基板を収容するケースとによってユニット側のコネクタを構築する技術が開示されている。このユニットを図6及び図7に示す。このユニットは、回路基板210と、これを収容するケース200とを備える。ケース200は、上側ケース部材202と下側ケース部材204とを備え、これらの間に前記回路基板210を挟み込んだ状態で両ケース部材202,204が互いに連結されることにより、当該ケース部材202,204内に前記回路基板210が格納される。
前記回路基板210には、複数の回路素子215と、端子集合体220とが実装される。前記各回路素子215は、素子本体215aとこの素子本体215aから突出する複数の端子215bとを有し、これらの端子215bが前記回路基板210を上から下に貫通する状態で当該回路基板210にハンダ付けされることにより、各回路素子215が前記回路基板210の片面である上面210a上に実装される。前記端子集合体220は、上下方向を向く複数本のコネクタピン222と、これらの中間部分を保持して相互に一体化する保持部材224とからなり、前記各コネクタピン222のうち前記保持部材224から下方に突出する部分が前記回路基板210を上から下に貫通する状態で当該回路基板210に実装される。前記保持部材224は、前記回路基板210の上面210a上に固定される。
一方、前記上側ケース部材202の天壁の適所には下方に凹んだ凹部203が形成され、この凹部203の底壁に前記各コネクタピン222が挿通可能な挿通孔203aが設けられる。そして、これらの挿通孔203aに前記各コネクタピン222の上部が下から上に挿通されることで前記凹部203内に突出し、この凹部203とでユニット側コネクタを構築する。このユニット側コネクタに対し、図8に示すようなワイヤハーネス側の外部コネクタ230が結合されることにより、前記回路基板210と外部回路とが接続される。具体的には、前記外部コネクタ230のハウジングが前記凹部203内に嵌入されるようにして、当該ハウジングに保持される図略の複数の端子がそれぞれ前記コネクタピン222に嵌合される。
このユニットでは、前記各回路素子215の脚部215b及び前記コネクタピン222の下部がいずれも回路基板210に対してその上から下に向って貫通して当該回路基板210の下面から下方に突出しているため、その突出部分に対して同じ側(回路基板210の下側)からハンダ付けを施すことが可能である。
特開2002−261470号公報
前記ユニットでは、ユニット側コネクタが前記各回路素子215の脚部215bと反対の側(上側)に構築されるため、当該ユニット側コネクタを構成する各コネクタピン222のハンダ付けを前記脚部215bと同じく下側から一括して効率よく行うことが可能であるが、前記ユニット側コネクタが前記脚部215bと同じ側(図では下側)に構築されなければならない場合、効率のよいハンダ付けを行うことが難しくなる。
例えば、前記上側ケース部材202が表示部を有するパネルを構成し、前記各回路素子215が当該表示部を照明するための発光素子である場合、前記ユニット側コネクタは前記パネルを構成する上側ケース部材202と反対側(すなわちパネル裏側)の下側ケース部材204に構築されなければならない。その場合、前記端子集合体220を上下逆様にしなければならないことから、そのコネクタピン222は前記回路基板210に対してその下から上に向かって貫通する状態で接合されなければならず、よって、これらのコネクタピン222は前記脚部215bとは逆に上側からハンダ付けされなければならない。このように回路基板210に対してその表裏両側からハンダ付けをすることは、ユニット製造のための工数を増やし、その製造効率の向上の妨げとなる。
本発明は、このような事情に鑑み、回路基板及びこれを収容するケースを備え、前記回路基板の片側の面上に複数の回路素子が実装される電子制御ユニットであって、当該回路基板において前記回路素子が実装される面と反対の側にユニット側コネクタが構築されるユニットを、効率よく製造するための方法、および、その効率のよい製造が可能な電子制御ユニットを提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解消すべく、本発明は、回路基板と、それぞれが端子を有して当該端子が前記回路基板をその一方の側である第1の側からこれと反対の側である第2の側に向かって貫通する状態で当該第2の側からハンダ付けされる複数の回路素子と、当該回路素子が実装される回路基板を収容して保持するケースとを備え、且つ、前記第2の側に前記回路基板と外部回路とを接続するための外部コネクタが結合されるユニット側コネクタが構築される電子制御ユニットを製造するための方法であって、前記ユニット側コネクタを構成する複数本のコネクタピンと、これらのコネクタピンが互いに平行な姿勢で並ぶ状態で当該コネクタピンを保持する保持部材とを有し、この保持部材から少なくとも一方の側に前記コネクタピンが突出してこの突出部分がコネクタ端子部を構成する端子集合体を製造する工程と、前記各回路素子の端子が前記回路基板を前記第1の側から前記第2の側に向かって貫通して当該第2の側に突出すると共に、前記端子集合体の保持部材が前記第1の側に位置する姿勢で当該端子集合体のコネクタ端子部が前記回路基板を前記第1の側から第2の側に貫通して当該第2の側に突出する状態で、当該第2の側から前記各回路素子の端子及び前記コネクタ端子部を前記回路基板に対してハンダ付けする工程と、前記コネクタ端子部が前記ケースをその内側から外側に向かって貫通して当該ケースの外部に突出することにより前記ユニット側コネクタを構築するようにして、当該ケース内に前記回路基板を収容する工程と、を含むことを特徴とする。
かかる構成によれば、端子集合体のコネクタピン及び各回路素子の端子がいずれも回路基板を第1の側から第2の側に向って貫通して当該第2の側に突出した状態で回路基板に対しハンダ付けされるため、ハンダ付けする工程において、回路基板に対してその第2の側から一括して効率よくハンダ付けを行うことができる。その結果、回路基板の第1の側の面上に複数の回路素子が実装される電子制御ユニットであって、第2の側にユニット側コネクタが構築されるユニットを効率よく製造することができる。
しかも、コネクタピンのうち保持部材から第2の側に突出する部分であるコネクタ端子部は、ケースを内側から貫通して外側にユニットコネクタを構成するに足る長さを有するため、前記ハンダ付けの効率を良好に保ちながら従来と同様に外部回路との容易な接続が可能である。
本発明に係る電子制御ユニットの製造方法において、前記保持部材は、その一部が前記回路基板を前記第1の側から第2の側に貫通して当該第2の側に突出するように当該回路基板に取付けられ、前記回路基板が前記ケース内に収容される際に前記保持部材が前記回路基板から前記第2の側に突出する部分が当該ケースにより保持されること、が好ましい。
かかる構成によれば、保持部材が回路基板のうち第1の側の面上に設けられるにも関わらず、その一部が回路基板を貫通して第2の側に突出し、この部分がケースに保持されることで、保持部材が当該ケースを利用して回路基板に確実に固定されることができる。従って、コネクタ端子部にその軸方向の過荷重(嵌合力)が加わってもこの過荷重がハンダ付け部分に作用するのを、コネクタピンを保持する保持部材によって阻止することができる電子制御ユニットが製造される。このように製造された電子制御ユニットでは、回路基板に対してコネクタ端子部がハンダ付けされた部位に前記の過荷重が加わることを防止することができる。
本発明は、例えば、前記ケースが、当該ケースのうち前記回路基板に対して前記第1の側に位置する部分が表示部を含むパネルを構成し、前記第2の側に前記コネクタピンと共に前記ユニット側コネクタを構成するものに好適である。
このように、ケースのうち回路基板に対して第1の側に位置する部分が表示部を有するパネルを構成する場合、その裏側である第2の側に位置する部分にユニット側コネクタが構築される必要があるが、この場合でも、端子集合体及び各回路素子を回路基板に実装するときに回路基板に対してその第2の側から一括してハンダ付けを行うことができ、これにより当該ユニットを効率よく製造することができる。
また、上記課題を解消すべく、本発明は、外部回路に接続可能な電子制御ユニットであって、回路基板と、それぞれが端子を有して当該端子が前記回路基板をその一方の第1の側からこれと反対の第2の側に貫通して当該第2の側に突出し、且つ、この第2の側に突出する部分が当該第2の側から前記回路基板に対してハンダ付けされることが可能な複数の回路素子と、前記回路基板を収容して保持するケースと、前記外部回路につながる外部コネクタと結合可能なユニット側コネクタを構成するための複数本のコネクタピン及びこれらのコネクタピンが互いに平行な姿勢で並ぶ状態で当該コネクタピンを保持する保持部材を有し、この保持部材から少なくとも一方の側に前記コネクタピンが突出してこの突出部分がコネクタ端子部を構成する端子集合体とを備え、前記コネクタ端子部は、前記回路基板に対して前記保持部材が前記第1の側に位置する状態で前記第1の側から前記第2の側に貫通して当該第2の側に突出することにより当該第2の側から前記回路基板に対してハンダ付け可能であり、且つ、その突出する部分がさらに前記回路基板を保持した状態の前記ケースをその内側から外側に貫通して前記ユニット側コネクタを構築することが可能な長さを有することを特徴とする。
かかる構成によれば、コネクタ端子部及び各回路素子の端子がいずれも第2の側から回路基板に対してハンダ付けすることが可能であるため、当該電子制御ユニットを製造するために端子集合体及び各回路素子を回路基板に実装するときに、回路基板に対してその第2の側から一括して効率よくハンダ付けを行うことができ、これにより効率のよい製造が可能となる。
しかも、コネクタピンのうち保持部材から第2の側に突出する部分であるコネクタ端子部は、ケースを内側から貫通して外側にユニット側コネクタを構成するに足る長さを有するため、前記ハンダ付けの効率を良好に保ちながら従来と同様に外部回路との容易な接続が可能である。
本発明に係る電子制御ユニットにおいて、前記保持部材は、前記回路基板を前記第1の側から前記第2の側に貫通して当該第2の側に突出する状態で当該回路基板に装着される装着部を有し、前記ケースは、前記第2の側に突出した前記装着部を当該第2の側から保持することにより当該保持部材を前記回路基板上に固定する保持部を有すること、が好ましい。
かかる構成によれば、保持部材が回路基板のうち第1の側の面上に設けられるにも関わらず、その一部が回路基板を貫通して第2の側に突出し、この部分がケースに保持されることで、保持部材が当該ケースを利用して回路基板に確実に固定されることができる。従って、コネクタ端子部にその軸方向の過荷重(嵌合力)が加わってもこの過荷重がハンダ付け部分に作用するのを、コネクタピンを保持する保持部材によって阻止することができる。そのため、回路基板に対してコネクタ端子部がハンダ付けされた部位に前記の過荷重が加わることが防止される。
この場合、例えば、前記回路基板は、複数の装着用貫通孔を有し、前記保持部材は前記装着用貫通孔を挿通可能な位置にそれぞれ前記装着部を有し、各装着部は、前記回路基板の厚み方向と直交する特定の方向に弾性変位可能であって当該特定の方向に弾性変位した状態で前記各装着用貫通孔に同時に挿通可能であって且つ元の位置に復帰した状態で前記回路基板に係止される形状を有し、前記ケースの保持部は前記各装着部が前記特定の方向に弾性変位するのを規制するように当該装着部を拘束するものであってもよい。
かかる構成によれば、各装着部を弾性変位させた状態で装着用貫通孔を挿通させることで保持部材を回路基板に容易に取り付けることができる。しかも、回路基板がケースに保持された状態では、ケースの保持部によって各装着部の弾性変位が規制されるため、保持部の回路基板への固定状態が確実に維持される。
本発明は、例えば、前記ケースは、当該ケースのうち前記回路基板に対して前記第1の側に位置する部分が表示部を含むパネルを構成し、前記第2の側に前記コネクタピンと共に前記ユニット側コネクタを構築するのにも好適である。
このように、ケースのうち回路基板に対して第1の側に位置する部分に表示部を有するパネルを構成する場合、その裏側である第2の側に位置する部分にユニット側コネクタが構築される必要があるが、この場合でも、当該ユニットを製造するために端子集合体及び各回路素子を回路基板に実装するときに回路基板に対してその第2の側から一括してハンダ付けが可能であるため、効率のよい電子制御ユニットの製造が可能となる。
以上より、本発明によれば、回路基板及びこれを収容するケースを備え、前記回路基板の片側の面上に複数の回路素子が実装される電子制御ユニットであって、当該回路基板において前記回路素子が実装される面と反対の側にユニット側コネクタが構築されるユニットを、効率よく製造するための方法、および、その効率のよい製造が可能な電子制御ユニットを提供することができる。
本実施形態に係る電子制御ユニットの分解斜視図である。 前記電子制御ユニットの回路基板の側面図である。 (A)は前記回路基板の端子集合体周辺及びリヤカバーのフード部周辺を示す表側からの拡大斜視図であり、(B)は前記回路基板の端子集合体周辺を示す裏側からの拡大斜視図である。 前記電子制御ユニットのユニット側コネクタの構造を示す拡大断面平面図である。 他実施形態に係る電子制御ユニットであって、(A)はユニット側コネクタの構造を示す拡大断面平面図であり、(B)は回路基板の端子集合体周辺を示す表側からの拡大斜視図である。 端子集合体と上側カバー部材の凹部とによりユニット側コネクタを構築する従来の電子制御ユニットの構造を示す分解断面図である。 前記電子制御ユニット及びこのユニットに接続されるコネクタの構造を示す断面図。
以下、本発明の一実施形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
本実施形態の電子制御ユニット(以下、単に「ユニット」とも称する。)10は、外部回路にコネクタを介して接続されるものであり、例えば、車両のパネルに設けられるユニットである。このユニットは、図1に示されるように、表示パネル11と、複数の回路素子が実装される回路基板15と、回路基板15を収容して保持するケースを表示パネル11と共に構成するリヤカバー50とを備える。
回路基板15は、絶縁材料で形成された板状体であり、表面15aや裏面15bに端子16や回路等が印刷された、いわゆるプリント基板である。本実施形態の回路基板15は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)により形成されている。この回路基板15には、回路素子として発光素子20が実装される。回路素子が実装される部位にはスルーホール17が設けられ、回路素子から延びる端子が挿通され、当該回路基板15を表側(第1の側)から裏側(第2の側)に貫通してこの裏側に突出する。尚、回路基板15に実装される回路素子は、1個でもよく複数個であってもよい。
また、回路基板15の端子集合体30が配置される位置には、当該端子集合体30を回路基板15に取り付けるために用いられる複数の装着用貫通孔18が設けられている。各装着用貫通孔18は、回路基板15をその厚み方向に貫通する。
発光素子20は、発光素子本体22と、発光素子本体22の表面において発光する発光部24と、発光素子本体22から延びる複数の端子26とを有し、発光部24が発光することにより運転手等に情報を提供する。本実施形態では、発光素子20としてVFD(蛍光表示管)が用いられる。尚、発光素子20は、VFDに限定されず、LCD(液晶ディスプレイ)や有機EL等であってもよい。また、発光素子20は、文字や図形による情報を表示するものだけでなく、単に発光するだけの素子、例えば、LED(発光ダイオード)等でもよい。
この発光素子20の端子26は、図2にも示されるように、発光素子本体22の下端から下方に向けて突出したあと、後側に向けて屈曲している。この屈曲した部位は、発光素子本体22が回路基板15の表面15a上に配置されることにより、スルーホール17を通って回路基板15を表面15aから裏面15bに向って貫通する。このとき、端子26の先端部は、回路基板15の裏面15bから突出している。各端子26は、回路基板15の裏側(第2の側)から回路基板15に対してハンダ付けが施されている。
表示パネル11は、樹脂により形成され、表示部12や、運転手等がユニット10の操作を行うための操作ボタン13等を有する。表示部12は、透明な素材(樹脂等)で形成され、裏側に配置される発光素子20の発光部24に示される表示内容等を運転手等が当該表示部12を通して視認することができる。
端子集合体30は、図3(A)乃至図4にも示されるように、複数本(本実施形態では8本)のコネクタピン(端子)32と、これらのコネクタピン32を保持した状態で回路基板15に取り付けられる保持部材34とを備える。
コネクタピン32は、導体により形成され、外部回路につながる外部コネクタと結合可能なユニット側コネクタ60(図4参照)を構成するための端子である。このコネクタピン32では、保持部材34から裏側に向けて突出する部位がコネクタ端子部32aを構成する。コネクタ端子部32aは、回路基板15に対して保持部材34が表側に位置する状態で表側から裏側に貫通して当該裏側に突出することにより当該裏側から回路基板15に対してハンダ付け可能である。また、コネクタ端子部32aは、その突出する部分が回路基板15を保持したケース(詳しくはリヤカバー50のフード部51)をその内側から外側に貫通してユニット側コネクタ60を構築することが可能な長さ寸法を有する(図4参照)。
保持部材34は、互いに平行な姿勢で並ぶ状態で複数のコネクタピン32を保持する保持部36と、回路基板15に装着される左右一対の装着部40とを備える。本実施形態の保持部材34では、絶縁材料(本実施形態では、絶縁性の樹脂)によって保持部36と装着部40とが一体に形成されている。尚、保持部36と装着部40とは一体に形成されず、別々に形成されたあとに接続されてもよい。
保持部36は、回路基板15に対して平行若しくは略平行な姿勢で固定される板状の保持部本体36aと、保持部本体36aから回路基板15に向って延びる当接部36bとを有する。保持部本体36aでは、各コネクタピン32が保持部36をその厚み方向に貫通した状態で固定されている。本実施形態の複数のコネクタピン32は、水平方向に間隔をおいて平行に並び、この平行に並ぶ列が上下二段となるように配置されている。
当接部36bは、保持部材34が回路基板15に取り付けられた状態で保持部本体36aが回路基板15に接近するのを阻止する部位である。具体的に、当接部36bは、保持部本体36aから回路基板15に向って延び、その先端に当接面37を有する。この当接部36bは、保持部材34が回路基板15に取り付けられた状態で、その先端(即ち、当接面37)が回路基板15の表面15aに当接する長さ寸法を有している。本実施形態の当接部36bは、保持部本体36aの四隅に設けられている。
装着部40は、回路基板15を表側から裏側に貫通して当該裏側に突出する状態で回路基板15に装着される部位であり、回路基板15の装着用貫通孔18を挿通可能な位置にそれぞれ設けられる。この装着部40は、保持部材34が回路基板15に取り付けられた状態で保持部本体36aが回路基板15から離間するのを阻止する部位である。本実施形態の装着部40は、保持部本体36aを挟んでその両側にそれぞれ設けられている。
各装着部40は、回路基板15の厚み方向と直交する特定の方向に弾性変位可能であって、当該特定の方向に弾性変位した状態で各装着用貫通孔18に同時に挿通可能であって且つ元の位置に復帰した状態で回路基板15に係止される形状を有する。具体的に、一対の装着部40は、その先端部44側が互いに接近する方向にそれぞれ弾性変位可能な自由端を構成する。各装着部40の先端部44には、それぞれ外側に向って突出する係止用突起45が形成されている。このような装着部40では、保持部材34を回路基板15に取り付けるときに、各係止用突起45が挿通される装着用貫通孔18の周縁部に当接して各装着部40がその先端部44同士を互いに接近させる方向にそれぞれ弾性変位する。この弾性変位により各先端部44が装着用貫通孔18を通過し、保持部本体36aと回路基板15との間隔が当接部36bの当接面37が回路基板15の表面15aに当接する距離になると、各装着部40が元の位置に復帰し、これにより各係止用突起45が装着用貫通孔18の周縁部に係止される。
このようにして保持部材34が回路基板15に取り付けられると、当接部36bと装着部40とによって保持部本体36aと回路基板15との間隔が一定に保たれる。即ち、当接部36bと装着部40とにより、保持部本体36aと回路基板15との相対変位が阻止される。これにより、コネクタピン32に加わるその軸方向の力が回路基板15に対してコネクタピン32をハンダ付けした部位(図3(B)におけるコネクタ端子部32aと回路基板15とを接続するハンダh)に伝わるのを保持部材34により抑止することができる。
リヤカバー50は、回路基板の裏面を覆うようにして当該回路基板の裏側から配設される部材である。このリヤカバー50は、樹脂により形成され、端子集合体30と対応する部位にコネクタ端子部32aと協働してユニット側コネクタ60を構築するフード部51を有する。
フード部51は、コネクタ端子部32aをリヤカバー50を内側から外側に向けて貫通させ、これにより突出したコネクタ端子部32aを外側から囲う部位である。本実施形態のフード部51は、裏側に向って開口し、外部回路と接続するための外部コネクタのハウジングが前記開口から挿入可能な形状を有する有底筒状の部位である。このフード部51の底部には、各コネクタ端子部32aを外部に突出させるための突出用貫通孔53が設けられている。
また、リヤカバー50は、フード部51の裏側、即ち、回路基板15側にカバー側保持部54を有する。カバー側保持部54は、回路基板15の裏側に突出した装着部40(詳しくは、装着部40の先端部44)を保持することにより保持部材34を回路基板15上に固定する部位である。このカバー側保持部54は、装着部40が特定の方向に弾性変位するのを規制するように当該装着部40を拘束する。
具体的に、カバー側保持部54は、一対の装着部40の間に入り込むようにフード部51の裏側から回路基板15に向って延び、その先端面56が回路基板15の裏面15bに当接している。詳しくは、カバー側保持部54は、各装着部40の係止用突起45が突出する方向と反対の側から当該装着部40に接触し若しくは近接する規制面55を有する。この規制面55は、装着部40と接触することで、当該係止用突起45の突出方向と反対の側への当該装着部40の弾性変位を規制する。これにより、係止用突起45が装着用貫通孔18の周縁部に係止された状態が維持され、装着用貫通孔18から表側に装着部40が抜けるのを防止することができる。このように装着用貫通孔18から抜けないように装着部40を拘束することにより、回路基板15に対する保持部材34の固定状態が確実に維持される。
またカバー側保持部54は、その先端面56を回路基板15の裏面15bに当接させることで、回路基板15における端子集合体30が取り付けられた部位を裏側から支持することができる。例えば、ユニット側コネクタ60と係合している外部コネクタを引き抜くときに、コネクタ端子部32aに裏側へ向う力(図4において下側から上側へ向う力)が加わるが、この力はコネクタピン32を保持する保持部材34から回路基板15へ伝えられる。このとき、回路基板15の当該部位をカバー側保持部54が裏側から支えるため、前記力により回路基板15の撓み等が生じない。
以上のようなユニット10は、以下のように製造される。
<1>端子集合体30の製造
保持部材34が射出成形等によって一体成形される。そして、成形された保持部材34の保持部本体36aに対し、その厚み方向に貫通するように複数のコネクタピン32が圧入される。このとき、コネクタ端子部32aを構成するように保持部本体36aから回路基板15側に向って大きく突出するように各コネクタピン32が圧入される。また、複数のコネクタピン32が互いに平行な姿勢で並ぶようにそれぞれ保持部本体36aに圧入される。
<2>回路基板15への発光素子20及び端子集合体30の配設
表面15a及び裏面15bの適所に回路及び端子16が印刷され、発光素子20及び端子集合体30の各端子26,32を挿通させるスルーホール17が形成された回路基板15が準備される。この回路基板15の表面15aの配置予定位置に発光素子20及び端子集合体30が配置される。
このとき、発光素子20では、発光素子本体22が表面15a上に配置され、各端子26が回路基板15を表側から裏側に向って貫通してその先端部が裏側に突出するようにスルーホール17に挿通される。
また、端子集合体30では、保持部材34が回路基板15の表面15a上に取り付けられ、各コネクタピン32(詳しくはコネクタ端子部32a)が回路基板15を表側から裏側に向って貫通してその先端部が裏側に突出するようにスルーホール17に挿通される。具体的には、各コネクタ端子部32aを対応するスルーホール17に回路基板15の表面15aから裏面15bに向って挿通させつつ保持部材34が回路基板の表面15aに接近させられる。そして、各装着部40先端の係止用突起45が装着用貫通孔18の周縁部に当接すると、各装着部40がその先端を互いに接近させる方向に弾性変位することにより装着部40の先端部44が装着用貫通孔18を通過する。そして、保持部36の当接部36b先端(当接面37)が回路基板15の表面15aに当接したときに、装着部40の先端部44が元の位置に弾性復帰する。これにより、各係止用突起45が対応する装着用貫通孔18の周縁部に係止され、保持部材34が回路基板15の表面15aに固定される。
このように保持部材34の装着部40が回路基板15に取り付けられるため、コネクタ端子部32aを介して保持部本体36aにコネクタ端子部32aの軸方向の力が加わっても、装着部40及び当接部36bが保持部本体36aと回路基板15との相対変位を阻止することで、前記力がハンダ付け部分に伝わることを防ぐ。即ち、保持部本体36aに対して当該保持部本体36aが回路基板15に接近する方向に力が加わっても、当接部36bによって保持部本体36aの回路基板15への接近が阻止され、保持部本体36aと回路基板15との間隔が一定距離に保たれる一方、保持部本体36aに対して当該保持部本体36aが回路基板15から離間する方向に力が加わっても、装着部40によって保持部本体36aの回路基板15からの離間が阻止され、保持部本体36aと回路基板15との間隔が一定距離に保たれる。
<3>回路基板15への発光素子20及び端子集合体30のハンダ付け
前記のように回路基板15に発光素子20及び端子集合体30が配設されると、発光素子20の各端子26が回路基板15を貫通して裏面15bから突出した状態となると共に、端子集合体30の各コネクタ端子部32aが回路基板15を貫通して裏面15bから突出した状態となっている。この状態の回路基板15の裏側において、これら裏面15bから突出している各端子26,32aが回路基板15に対してハンダ付される。本実施形態では、ロボットハンダによりハンダ付けが行われる。
このように発光素子20の各端子26及び端子集合体30の各コネクタ端子部32aがいずれも回路基板15を貫通して裏面15bから突出した状態で回路基板15に対しハンダ付けされるため、ハンダ付けする工程において、回路基板15に対してその裏側から一括して効率よくハンダ付けを行うことができる。
尚、回路基板15には、発光素子20以外の回路素子が実装されてもよい。その場合には、回路素子として素子本体とこの素子本体から突出する端子とを有するものを準備しておき、発光素子20や端子集合体30が回路基板15に配置されるときに、その端子が回路基板15を貫通して裏面15bから突出するように前記素子本体を回路基板15の表面15a上に配置する。そして、発光素子20の各端子26や端子集合体30の各コネクタ端子部32aと共に回路基板15に対して裏側から一括してハンダ付けが行われる。
<4>ケース内への回路基板15の収容
プレスや射出成形等によって表示パネル11及びリヤカバー50を形成しておく。尚、表示パネル11は、本体や表示部12、操作ボタン13等の複数の部品をそれぞれ成形し、これら各部品を組み合わせることにより形成されている。
そして、前記の工程により発光素子20及び端子集合体30が実装された回路基板15に対し、表示パネル11を表側から被せると共にリヤカバー50を裏側から被せる。これにより、表示パネル11及びリヤカバー50で構成されるケース内に回路基板15が収容され保持される。
このとき、回路基板15から裏側に向けて突出している各コネクタ端子部32aがリヤカバー50のフード部51に設けられた突出用貫通孔53を挿通するようにしてリヤカバー50が回路基板15に被せられる。これにより、フード部51内で各コネクタ端子部32aが突出し、各コネクタ端子部32aの突出した部位とフード部51とによりユニット側コネクタ60が構築される。
以上のようにしてユニット10が製造されると、発光素子20の各端子26及び端子集合体30の各コネクタピン32がいずれも回路基板15を表側から裏側に向って貫通して裏面15bから突出した状態で回路基板15に対しハンダ付けされるため、ハンダ付けする工程において、回路基板15に対してその裏側から一括して効率よくハンダ付けを行うことができる。その結果、回路基板15の表面15a上に回路素子(本実施形態では発光素子20)が実装される電子制御ユニットであって、裏側にユニット側コネクタ60が構築されるユニット10を効率よく製造することができる。
しかも、コネクタピン32のうち保持部材34から裏側に突出する部分であるコネクタ端子部32aは、ケース(詳しくはリヤカバー50)を内側から貫通して外側にユニット側コネクタ60を構成するに足る長さを有するため、ハンダ付けの効率を良好に保ちながら従来と同様に外部回路との容易な接続が可能である。
前記のように製造されたユニット10では、保持部材34が回路基板15の第1の側である表面15a上に設けられるにも関わらず、その一部(装着部40の先端部44)が回路基板15を貫通して裏面15bから裏側、即ち第2の側に突出し、この部分がケース(詳しくは、リヤカバー50)に保持されることで、保持部材34が当該ケースを利用して回路基板15に確実に固定されることができる。従って、コネクタ端子部32aにその軸方向の過荷重(嵌合力)が加わっても、このケースによって装着部40が装着用貫通孔18から抜けることが抑止され、よって、この過荷重がハンダ付け部分に作用するのを、コネクタピン32を保持する保持部材34によって阻止することがより確実となる。そのため、回路基板15に対してコネクタ端子部32aがハンダ付けされた部位に前記の過荷重が加わることが防止される。
尚、本発明の電子制御ユニット及びその製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
回路基板15に実装される回路素子は、発光素子20に限定されない。回路基板上の回路を構成する素子であって、素子本体とこの素子本体から突出する端子とを有し、その端子が回路基板15を貫通して裏面15bから突出するように前記素子本体を回路基板15の表面15a上に配置できる素子であればよい。保持部材34の装着部40の具体的構成も限定されない。即ち、装着部は、保持部36と接続され、回路基板15に装着可能な構成であればよい。
具体的には、例えば、図5(A)及び図5(B)に示されるように、装着部140が保持部36から回路基板15に向かって延びる支持部143と、この支持部143に回路基板15を固定するための固定手段Nとを備えてもよい。支持部143は、その先端面が回路基板15の表面15aに当接するまで延び、その中央部に当該支持部143が延びる方向に沿ったネジ孔143aが設けられている。固定手段Nは、支持部143のネジ孔143aに螺入可能なネジNにより構成される。このネジNは、回路基板15の装着用貫通孔18の内径よりも外径の大きな頭を有する。そして、支持部143の先端面を回路基板15の表面15aに当接させた状態で装着用貫通孔18を通じて裏側からネジNが支持部143のネジ孔143aに螺入されることで、当該装着部140が回路基板15に装着される。このようにして保持部材134が回路基板15に取り付けられると、保持部36にコネクタピン32の軸方向の力が加わっても、装着部140によって保持部36と回路基板15との相対変位が阻止される。即ち、装着部140では、コネクタピン32を介して保持部36に回路基板15側へ向う力が加わっても、支持部143により保持部36が回路基板15へ接近するのが阻止される一方、コネクタピン32を介して保持部36に回路基板15から離間する方向の力が加わっても、ネジNにより保持部36が回路基板15から離間するのが阻止される。
また、上記の実施形態では、製造時にフード部51の突出用貫通孔53にコネクタ端子部32aを挿通させ易いように、フード部51の突出用貫通孔53を囲む内周面と、この突出用貫通孔53を通じて外部に突出しているコネクタ端子部の外周面との間には図略の僅かな隙間が存在する。そこで、この隙間にシール部材pを充填して前記の隙間を塞ぎ、この隙間からケース内に埃等が侵入するのを防止してもよい。
10 電子制御ユニット
11 表示パネル
15 回路基板
15a 表面
15b 裏面
20 発光素子(回路素子)
26 端子(回路素子の端子)
30 端子集合体
32 コネクタピン
32a コネクタ端子部
34 保持部材
50 リヤカバー
60 ユニット側コネクタ

Claims (7)

  1. 回路基板と、それぞれが端子を有して当該端子が前記回路基板をその一方の側である第1の側からこれと反対の側である第2の側に向かって貫通する状態で当該第2の側からハンダ付けされる複数の回路素子と、当該回路素子が実装される回路基板を収容して保持するケースとを備え、且つ、前記第2の側に前記回路基板と外部回路とを接続するための外部コネクタが結合されるユニット側コネクタが構築される電子制御ユニットを製造するための方法であって、
    前記ユニット側コネクタを構成する複数本のコネクタピンと、これらのコネクタピンが互いに平行な姿勢で並ぶ状態で当該コネクタピンを保持する保持部材とを有し、この保持部材から少なくとも一方の側に前記コネクタピンが突出してこの突出部分がコネクタ端子部を構成する端子集合体を製造する工程と、
    前記各回路素子の端子が前記回路基板を前記第1の側から前記第2の側に向かって貫通して当該第2の側に突出すると共に、前記端子集合体の保持部材が前記第1の側に位置する姿勢で当該端子集合体のコネクタ端子部が前記回路基板を前記第1の側から第2の側に貫通して当該第2の側に突出する状態で、当該第2の側から前記各回路素子の端子及び前記コネクタ端子部を前記回路基板に対してハンダ付けする工程と、
    前記コネクタ端子部が前記ケースをその内側から外側に向かって貫通して当該ケースの外部に突出することにより前記ユニット側コネクタを構築するようにして、当該ケース内に前記回路基板を収容する工程と、を含むことを特徴とする電子制御ユニットの製造方法。
  2. 請求項1に記載の電子制御ユニットの製造方法において、
    前記保持部材は、その一部が前記回路基板を前記第1の側から第2の側に貫通して当該第2の側に突出するように当該回路基板に取付けられ、前記回路基板が前記ケース内に収容される際に前記保持部材が前記回路基板から前記第2の側に突出する部分が当該ケースにより保持されることを特徴とする電子制御ユニットの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の電子制御ユニットの製造方法において、
    前記ケースは、当該ケースのうち前記回路基板に対して前記第1の側に位置する部分が表示部を含むパネルを構成し、前記第2の側に前記コネクタピンと共に前記ユニット側コネクタを構成することを特徴とする電子制御ユニットの製造方法。
  4. 外部回路に接続可能な電子制御ユニットであって、
    回路基板と、
    それぞれが端子を有して当該端子が前記回路基板をその一方の第1の側からこれと反対の第2の側に貫通して当該第2の側に突出し、且つ、この第2の側に突出する部分が当該第2の側から前記回路基板に対してハンダ付けされることが可能な複数の回路素子と、
    前記回路基板を収容して保持するケースと、
    前記外部回路につながる外部コネクタと結合可能なユニット側コネクタを構成するための複数本のコネクタピン及びこれらのコネクタピンが互いに平行な姿勢で並ぶ状態で当該コネクタピンを保持する保持部材を有し、この保持部材から少なくとも一方の側に前記コネクタピンが突出してこの突出部分がコネクタ端子部を構成する端子集合体とを備え、
    前記コネクタ端子部は、前記回路基板に対して前記保持部材が前記第1の側に位置する状態で前記第1の側から前記第2の側に貫通して当該第2の側に突出することにより当該第2の側から前記回路基板に対してハンダ付け可能であり、且つ、その突出する部分がさらに前記回路基板を保持した状態の前記ケースをその内側から外側に貫通して前記ユニット側コネクタを構築することが可能な長さを有することを特徴とする電子制御ユニット。
  5. 請求項4に記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記保持部材は、前記回路基板を前記第1の側から前記第2の側に貫通して当該第2の側に突出する状態で当該回路基板に装着される装着部を有し、前記ケースは、前記第2の側に突出した前記装着部を当該第2の側から保持することにより当該保持部材を前記回路基板上に固定する保持部を有することを特徴とする電子制御ユニット。
  6. 請求項5に記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記回路基板は、複数の装着用貫通孔を有し、前記保持部材は前記装着用貫通孔を挿通可能な位置にそれぞれ前記装着部を有し、各装着部は、前記回路基板の厚み方向と直交する特定の方向に弾性変位可能であって当該特定の方向に弾性変位した状態で前記各装着用貫通孔に同時に挿通可能であって且つ元の位置に復帰した状態で前記回路基板に係止される形状を有し、前記ケースの保持部は前記各装着部が前記特定の方向に弾性変位するのを規制するように当該装着部を拘束するものであることを特徴とする電子制御ユニット。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、
    前記ケースは、当該ケースのうち前記回路基板に対して前記第1の側に位置する部分が表示部を含むパネルを構成し、前記第2の側に前記コネクタピンと共に前記ユニット側コネクタを構築することを特徴とする電子制御ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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