JP2011165505A - Ledランプおよびled照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性が高く、光拡散体を採用したとしても、全体をコンパクトにすること。
【解決手段】一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具10に接続される一対の引掛端子2aを備えている。LED素子を有するチップ基板6と、このチップ基板6のLED素子の点灯制御を司る制御回路3と、この制御回路3を囲繞する有底スリーブ状を呈し、チップ基板を底部に担持するとともに、当該チップ基板6の放熱部材を兼ねる外殻ケース4と、この外殻ケース4の底部4aに設けられ、チップ基板6を底部4aに封緘するチップカバー7と、チップカバー7に設けられ、LED素子からの照射光を外殻ケース4の外周に導くカバー側反射面7aと、外殻ケース4の外周に形成され、カバー側反射面7aから反射された照射光を拡散反射する反射周面4eとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明はLEDランプおよびLED照明器具に関する。
エコロジーの要請が高まる昨今では、照明器具の分野においても、省エネルギーを意識した電球ないし照明器具の開発が進んでいる。特に、発光ダイオード(LED)を光源として備えたLEDランプは、従来の白熱電球に比べて、消費電力が著しく小さいことから、電球型の照明としても実用化が促進されつつある。
従来、電球型に開発されてきたLEDランプは、LEDをエジソン型の口金に取り付け、ソケットに口金を取り付けて使用する形式のものが一般的である(特許文献1)。
ところで、LEDは、光の直進性が強いので、LEDランプから照射される光を拡散させる必要がある。そのため特許文献1に開示された構成では、LEDに対向する光拡散体を当該LEDの照射方向に沿って設け、LEDから照射された光を光拡散体で反射させて拡散させるようにしていた。
また、LEDは、発熱性が高いことでも知られており、放熱対策が欠かせない。そのため、従来のLEDランプでは、口金からLEDまでの間に放熱フィンを有する筒体を設け、この筒体で、LEDから口金までの距離をとって、放熱対策を図っていた。
特開2002−208305公報
しかしながら、上述のような筒体をLEDと口金との間に設けた構成では、LEDランプの全長が長くなり、デザイン上、大きな制約となっていた。そのため、全体の2/3近くがLEDから光が届かない影のエリアとなり、明かりおよび器具デザインを重視する吊り下げ器具、シャンデリア器具、直付形器具、その他薄型コンパクト器具などの用途としては、致命的な欠陥になっていた。
とりわけ、特許文献1のように、光拡散体をLEDに対向させる構成では、放熱用の筒体と相俟って、一層LEDランプの全長が長くなり、デザイン上の制約が大きくなっていた。
本発明は、上記不具合に鑑みてなされたものであり、汎用性が高く、光拡散体を採用したとしても、全体をコンパクトにすることのできるLEDランプおよびLED照明器具を提供することを課題としている。
本件発明は、鋭意研究の結果、LEDの放熱構造を照射光の拡散手段として有効利用することにより、上記課題を解決することができることに想到し、本願発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具に接続される一対の端子を備えているLEDランプであって、LED素子を有するチップ基板と、このチップ基板の前記LED素子の点灯制御を司る制御回路と、この制御回路を囲繞する有底スリーブ状を呈し、前記チップ基板を底部に担持するとともに当該チップ基板の放熱部材を兼ねる外殻ケースと、この外殻ケースの前記底部に設けられ、前記チップ基板を当該底部に封緘するチップカバーと、前記チップカバーに設けられ、前記LED素子からの照射光を前記外殻ケースの外周に導くカバー側反射面と、前記外殻ケースの外周に形成され、前記カバー側反射面から反射された照射光を拡散反射する反射周面とを備えていることを特徴とするLEDランプである。この態様では、チップ基板を底部で担持する外殻ケースを放熱体として利用することができるとともに、この放熱体としての外殻ケースを照射光の拡散反射体としても利用することができるので、照射光を充分に拡散する光路を確保することができる。そのため、チップ基板からLED素子が照射する方向の距離を可及的に短縮しても、均質な拡散光を得ることができ、しかも全体の長さをコンパクトにまとめることができる。しかも、外殻ケースを照射光の拡散反射体として利用することにより、光の透過部分を大幅に広く設計することができる。さらに、引掛シーリングや引掛ローゼット等、一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具を介して給電される構成であることから、エジソン型の口金を廃止することができ、照射方向の長さを一層短く設定することができる。また、エジソン型口金を廃止するための手段として、引掛シーリングや引掛ローゼット等の配線器具を採用していることから、外殻ケース自身にランプカバー等を取り付けて、シンプルな構造でデザインの展開性の高い廉価なLED照明器具を構成することが可能になる。しかも、LEDランプの着脱を一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具で行うことができることから、従来、タイプ別に開発されてきたLED照明器具の標準化を促進することができ、汎用性を高めることが可能になる。この結果、例えば、従来、標準化が困難であった天井埋め込み型のダウンライトをJIS規格等で標準化されている引掛シーリング等の配線器具で構成することができ、開発費用の低減や金型等の設備投資コストを大幅に低減することができる。
好ましい態様において、前記外殻ケースは、底部側が細くなるテーパ形状に形成されているとともに、前記チップカバーは、外周面が径方向に底部から膨出して前記反射周面に臨んでいる。この態様では、照射光をより効率よくチップカバーから外殻ケースの反射周面に導くことができ、より多くの光を拡散することが可能になる。また、勾配をつけることによって外殻ケースの製造が容易になる。
好ましい態様において、前記外殻ケースは、アルミニウム材で形成されており、前記反射周面は、エッチング仕上げおよびアルマイト処理が施されて、微細な凹凸を形成し放熱効果を高めている。この態様では、外殻ケースの放熱性能が高まり、チップ基板や外殻ケースに囲繞される制御回路の長寿命化を図ることができるとともに、放熱性能を損なうことなく外殻ケースの薄肉化を図ることができ、軽量化、材料の節減に寄与する。加えて、反射周面による照射光の反射効率も向上する。
好ましい態様において、前記チップ基板は、熱伝導板を介して前記底部に固着されている。この態様では、チップ基板上のLED素子が生じた熱を熱伝導板から速やかに熱容量の大きい外殻ケースに伝えることができ、より効率的に放熱効果を生じさせることができる。
好ましい態様において、前記外殻ケースを覆うランプカバーを着脱自在に装着するマウント部を備えている。この態様では、LEDランプが施工される仕様に応じて、ランプカバーのデザインを適宜変更し、多様なデザインニーズに対応することが可能になる。しかも、外殻ケースにランプカバーを装着することができるので、多種多様なLED照明器具に適合するLEDランプを提供することが可能になる。
好ましい態様において、前記マウント部は、前記外殻ケースに形成されている。
好ましい態様において、前記マウント部は、前記外殻ケースに装着された補助部材に形成されている。
好ましい態様において、前記外殻ケースのマウント部は、大型のランプカバーを取り付ける補助部材を着脱自在に備えている。この態様では、外殻ケースの汎用化を一層促進することができる。
好ましい態様において、前記マウント部は、前記外殻ケースを天井内に埋め込まれたダウンライトのフードに装着するための装着部位を兼ねる。この態様では、比較的容易な操作でダウンライトのフードに装着することができるので、施工の容易な埋め込み型のダウンライトを供することが可能になる。
本発明の別の態様は、上述したLEDランプと、前記LEDランプに着脱自在に取り付けられる光透過性を有するランプカバーとを備えていることを特徴とするLED照明器具である。この態様では、汎用性の高いLEDランプを核として、極めて多様なバリエーションを有するLED照明器具を展開することができる。
好ましい態様において、LED照明器具は、前記LEDランプを担持するフードを備えたダウンライトを構成する。
以上説明したように、本発明によれば、放熱体として機能する外殻ケースを光拡散体としても機能させているので、全体をコンパクトにすることができるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の一形態に係るLEDランプおよびそれを用いたLED照明器具の構成を示す断面図である。 図1のLEDランプおよびそれを用いたLED照明器具の分解斜視図である。 図1のLEDランプの要部を拡大して示す要部断面略図である。 図1のLEDランプおよびそれを用いたLED照明器具の使用態様を示す部分断面略図である。 図1のLEDランプの変形例を拡大して示す要部断面略図である。 図1のLEDランプを用いたシーリング照明器具を拡大して示す部分断面略図である。 図1のLEDランプを用いたペンダントを拡大して示す部分断面略図である。 図1のLEDランプを用いた自在アーム型照明器具を拡大して示す部分断面略図である。 図1のLEDランプを用いたウォールライトを拡大して示す部分断面略図である。 図1のLEDランプを用いたダウンライトを拡大して示す部分断面略図である。 図1のLEDランプを用いた別のダウンライトを拡大して示す部分断面略図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るLEDランプ1およびそれを用いたLED照明器具としてのシーリング照明20の構成を示す断面図である。また、図2は、図1のLEDランプ1およびそれを用いたシーリング照明20の分解斜視図である。
まず、図1および図2を参照して、本実施形態に係るLEDランプ1は、筒状の引掛シーリング端子ユニット2と、この引掛シーリング端子ユニット2と電気的に接続される点灯回路ユニット3と、この点灯回路ユニット3を内部に収容するとともに、引掛シーリング端子ユニット2と一体化された外殻ケース4と、この外殻ケース4の底部4aに固定される熱伝導板5と、この熱伝導板5上に固着されるチップ基板6と、チップ基板6を熱伝導板5とともに底部4aに封緘するチップカバー7と、外殻ケース4に外装されるランプカバー8とを備えている。
引掛シーリング端子ユニット2は、周知の引掛シーリングまたは引掛ローゼットで構成される配線器具としてのシーリングコネクタ10に接続されるものである。シーリングコネクタ10は、円形または矩形のシーリングボディ11を備えている。シーリングボディ11は、例えば部屋の天井16にビス止めされている。
シーリングボディ11は、底面に開く一対の係止孔12と、これに対応する位置に配置された給電側端子14とを有している。一対の係止孔12は、略円弧状で、部分的に広幅部を有する形状となっており、シーリングボディ11の底面の中心に対して互いに対称に配置されている。また、給電側端子14には、給電線15が電気的に接続されている。そして、引掛シーリング端子ユニット2の引掛端子2aを前記係止孔12内から受け入れ、周方向回動させて給電側端子14と接合させることにより、給電側端子14から引掛シーリング端子ユニット2の引掛端子2aに給電するものである。
引掛シーリング端子ユニット2の引掛端子2aは、図略の配線を介して点灯回路ユニット3の給電要部と接続されている。
点灯回路ユニット3は、有底のカップ状に形成された樹脂製のケース3aと、このケース3aの内底部に形成された肩部に着座する点灯回路基板3bと、この点灯回路基板3bに組み付けられる点灯回路素子3cとを備えている。ケース3aの上端部には、フランジ3dが形成されており、このフランジ3dが、外殻ケース4の内周上部に形成された肩部に着座した状態で固定保持されている。点灯回路素子3cは、整流回路、コンデンサ、抵抗、トランジスタ等で構成されている。点灯回路素子3cは、図略の配線を介して、外殻ケース4の底部に固定されたチップ基板6と電気的に接続されており、チップ基板6に設けられているLED素子の点灯を制御する制御回路を構成している。
外殻ケース4は、チップ基板6を担持する上記底部4aと、この底部4aと連続するテーパ状スリーブ4bと、テーパ状スリーブ4bの上縁に延設されたフランジ部4cと、フランジ部4cの外周にテーパ状スリーブ4bと同心に連設され、一部がフランジ部4cよりも下方に垂下した状態で全体が上方に延びる円筒形スリーブ4dとを備えている筒体であり、円筒形スリーブ4dの上端部には、引掛シーリング端子ユニット2がビス止めされている。外殻ケース4は、高純度のアルミニウムで構成されており、プレス成型、或いはダイカスト成型等の工法により、図示の形状に成形された後、表面にエッチング仕上げ、アルマイト処理を施したものである。テーパ状スリーブ4bは、例えば2°程度の勾配で下側が細くなるようテーパ状になっており、詳しくは後述するように、テーパ状スリーブ4bの外周面4eは、LED素子が照射した光を拡散反射する反射周面を構成している。テーパ状スリーブ4bと円筒形スリーブ4dとの間には、フランジ部4cの底面と連続するマウント部4fが形成されており、このマウント部4fにランプカバー8の上端部が嵌合し、保持されるようになっている。図では省略されているが、マウント部4fの適所には、ねじまたは切欠等が設けられ、ランプカバー8の上端部が所定の操作によってのみ着脱可能に嵌合し、装着時には、不随意に外れないように工夫されている。さらに本実施形態では、円筒形スリーブ4dと引掛シーリング端子ユニット2の境界部分にも環状のマウント部4gが形成されている。外殻ケース4の底部4aには、矩形の窪み4hが形成されており、この窪み4h内に熱伝導板5が嵌装されている。
熱伝導板5は、例えば銅など、外殻ケース4よりも熱伝導率の高い金属板である。熱伝導板5の下面には、チップ基板6が固定されており、このチップ基板6から生じる熱が、熱伝導板5を介して外殻ケース4に伝播し、外殻ケース4全体から放熱されるようになっている。加えて本実施形態では、熱伝導板5が光を反射する反射板の機能を奏するように、表面が鏡面状に仕上げられている。
チップ基板6は、LED素子を担持する面状の部材であり、上記熱伝導板5に貼着され、点灯回路ユニット3の制御に基づいて下方に光を照射できるように構成されている。
チップカバー7は、耐熱性、並びに光透過拡散性を有する樹脂またはガラスで構成されており、気密性、液密性を確保した状態で底部4aに固着されて、チップ基板6を封緘している。本実施形態において、チップカバー7は、光透過性の高い材質であり、その境界面7aがチップ基板6のLED素子から照射された光の一部を外殻ケース4側へ反射することができるようになっている。図1に示すように、チップカバー7の外周部は、外殻ケース4の底部よりも径方向に膨出しており、境界面7aが反射した光の一部を外殻ケース4の外周面に導くことができるようになっている。その結果、図3に示すように、チップカバー7の境界面7aから反射された光は、外殻ケース4の外周面に反射し、この外周面に施された表面処理(エッチング仕上げやアルマイト処理)によって形成された微細な凹凸面と相俟って、さらにチップ基板6の上側で拡散するようになっている。
ランプカバー8は、透過性を有する樹脂製のグローブである。ランプカバー8は、一部が開放されたセードであってもよい。本実施形態では、外殻ケース4にランプカバー8を着脱可能なマウント部4fを構成したので、例えば、図4に示すように、図1と異なる仕様のグローブで構成されたランプカバー8を適宜採用して、製品のバリエーションを拡げることが可能になる。
以上の構成では、LEDランプ1をシーリングコネクタ10に装着し、電源スイッチを入れることにより、点灯回路ユニット3が制御回路として機能し、チップ基板6のLED素子が発光する。このLED素子が照射した光は、一部がチップカバー7を透過し、さらにランプカバー8を透過して、外部を照らすとともに、一部がチップカバー7を反射して、外殻ケース4のテーパ状スリーブ4bや熱伝導板5に導かれる。次いで、これらの光が乱反射し、均等な拡散光として外部に照射される。この結果、比較的均質で光度の高い光を照射することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態のLEDランプ1は、LED素子を有するチップ基板6と、このチップ基板6のLED素子の点灯制御を司る制御回路としての点灯回路ユニット3と、この点灯回路ユニット3を囲繞する有底スリーブ状を呈し、チップ基板6を底部4aに担持するとともに当該チップ基板6の放熱部材を兼ねる外殻ケース4と、この外殻ケース4の底部4aに設けられ、チップ基板6を底部4aに封緘するチップカバー7と、チップカバー7に設けられ、LED素子からの照射光を外殻ケース4の外周に導くカバー側反射面としての境界面7aと、外殻ケース4の外周に形成され、境界面7aから反射された照射光を拡散反射する反射周面としての外周面4eとを備えている。
このため本実施形態では、チップ基板6を底部4aに担持する外殻ケース4を放熱体として利用することができるとともに、この放熱体としての外殻ケース4を照射光の拡散反射体としても利用することができるので、照射光を充分に拡散する光路を確保することができる。そのため、チップ基板6からLED素子が照射する方向の距離を可及的に短縮しても、均質な拡散光を得ることができ、しかも全体の長さをコンパクトにまとめることができる。しかも、外殻ケース4を照射光の拡散反射体として利用することにより、光の透過部分を大幅に広く設計することができる。この結果、従来のLEDランプでは、全長の1/3しかない照明エリアを全長の1/2以上に拡大することが可能になる。
また、本実施形態では、外殻ケース4のテーパ状スリーブ4bは、底部側が細くなるテーパ形状に形成されているとともに、チップカバー7は、外周面が径方向に底部から膨出して外周面4eに臨んでいる。このため本実施形態では、照射光をより効率よくチップカバー7から外殻ケース4の外周面4eに導くことができ、より多くの光を拡散することが可能になる。また、勾配(本実施形態においては、2°程度)をつけることによって外殻ケース4の製造が容易になる。
また、本実施形態では、外殻ケース4は、アルミニウム材で形成されており、反射周面は、エッチング仕上げおよびアルマイト処理が施されて、微細な凹凸を形成し放熱効果を高めている。このため本実施形態では、外殻ケース4の放熱性能が高まり、チップ基板6や外殻ケース4に囲繞される点灯回路ユニット3の長寿命化を図ることができるとともに、放熱性能を損なうことなく外殻ケース4の薄肉化を図ることができ、軽量化、材料の節減に寄与する。加えて、反射周面による照射光の反射効率も向上する。
また、本実施形態では、チップ基板6は、熱伝導板5を介して底部4aに固着されている。このため本実施形態では、チップ基板6上のLED素子が生じた熱を熱伝導板5から速やかに熱容量の大きい外殻ケース4に伝えることができ、より効率的に放熱効果を生じさせることができる。
また、本実施形態では、外殻ケース4を覆うランプカバー8を着脱自在に装着するマウント部4fを備えている。このため本実施形態では、LEDランプ1が施工される仕様に応じて、ランプカバー8のデザインを適宜変更し、多様なデザインニーズに対応することが可能になる。しかも、外殻ケース4にランプカバー8を装着することができるので、多種多様なLED照明器具に適合するLEDランプ1を提供することが可能になる。
また、本実施形態では、マウント部4fは、外殻ケース4に形成されている。そのため本実施形態では、外殻ケース4に直接ランプカバー8を着脱可能なLEDランプ1を構成して、LEDランプ1を恒常的なLED照明器具としても扱うことが可能になる。
これに関連して、本実施形態では、一対の係止孔12とこれに対応する位置に配置された給電側端子14とを有し、一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具としてのシーリングコネクタ10に接続される一対の引掛端子2aを備えている。このため本実施形態では、シーリングコネクタ10を介して給電される構成であることから、エジソン型の口金を廃止することができ、照射方向の長さを一層短く設定することができる。また、エジソン型口金を廃止するための手段として、引掛シーリングや引掛ローゼット等のシーリングコネクタ10を採用していることから、外殻ケース4自身にランプカバー8等を取り付けて、シンプルな構造でデザインの展開性の高い廉価なLED照明器具を構成することが可能になる。この点、従来の照明器具に採用されていた白熱電球は比較的寿命が短いので、電球のみを交換する必要があるので、電球を口金と一体化し、ソケットに着脱するようにしていた。しかるにLEDランプは、比較的長寿命であるため、LEDランプをそのまま照明器具として構成する方が、利便性が高くなる。そこで、本実施形態では、エジソン型口金を廃止し、LEDランプ1を恒常的なLED照明器具としても扱うことができるようにし、もって、商品としての利便性を高めているのである。しかも、LEDランプの着脱を一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具で行うことができることから、従来、タイプ別に開発されてきたLED照明器具の標準化を促進することができ、汎用性を高めることが可能になる。
上述した実施形態は、本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。
チップカバー7としては、図5に示す構成を採用することも可能である。
図5を参照して、同図に示すチップカバー7は、境界面7aにアルミ蒸着で反射面7bを点在させ、反射面7bで積極的に照射光を反射するようにしている。この構成を採用する場合、チップカバー7は、必ずしもハーフミラーで構成する必要はない。図5の構成においては、チップ基板6のLED素子から照射した光をチップカバー7自身によっても拡散することができ、さらに一部の光を外殻ケース4に導いて、当該外殻ケース4の外周面4eにより拡散することができる。
また、好ましくは、この光拡散体17には、微小な光透過孔17aが形成されており、全体の50%の光を透過できるようになっている。
次に、外殻ケース4を覆うランプカバー8のマウント部としても、種々の態様を採用することが可能である。
例えば、図6に示すように、外殻ケース4に大径の補助部材18を設け、この補助部材18を介してより大径のランプカバー8を装着してもよい。
LEDランプ1は、それ自身をランプとしても、照明器具としても扱うことが可能である。
例えば、図7に示すように、引掛シーリングと同一仕様のコネクタを内蔵するペンダント25において、このペンダント25のランプとしてLEDランプ1を採用することが可能である。
或いは、図8に示すように、引掛シーリングと同一仕様のコネクタを内蔵するアーム型照明器具26において、この照明器具26のランプとしてLEDランプ1を採用することが可能である。
また、図9に示すように、引掛シーリングと同一仕様のコネクタを内蔵するウォールライト27において、このウォールライト27のランプとしてLEDランプ1を採用することが可能である。図9に示す例では、外殻ケース4に複数のマウント部を設け、一方のマウント部には、小型のグローブ28を取り付けるとともに、他方のマウント部には、大型のセード29を取り付けるようにして、LEDランプ1を核とするウォールライト用のLED照明器具として構成している。
或いは、図9の構成をシャンデリアに採用してもよい。
さらに図1に示したLEDランプ1を用いて、ダウンライト30を構成することも可能である。
例えば、図10に示す例では、シーリングコネクタ10を内奥部に有するフード31を天井16に埋設し、このフード31内にLEDランプ1を装着するようにしている。フード31は、周方向の適所に複数のウィングばね32を有し、下端部に設けられた化粧パネル33とともに天井16を挟圧して天井16に固定されている。また、フード31の内周面31aは、LEDランプ1の光を室内側へ乱反射するのに好適な反射面を構成している。このようなダウンライト30は、既設のダウンライトのフード31を流用して直ちに施工することができるので、従来、標準化が困難であった天井埋め込み型のダウンライトをJIS規格等で標準化されている引掛シーリング等の配線器具で構成することができ、開発費用の低減や金型等の設備投資コストを大幅に低減することができる。この結果、実施が容易になり、利便性も高くなる。
図11に示す例では、外殻ケース4の円筒形スリーブ4dに設けたマウント部4gを装着用の部位として併用し、このマウント部4gをフード31に設けられた嵌合部31bに嵌合させて、LEDランプ1をフード31に取り付けている。この例のマウント部4gは、外殻ケース4を天井内に埋め込まれたダウンライト30のフードに装着するための装着部位を兼ねているので、比較的容易な操作でダウンライト30のフードにLEDランプ1を装着することができ、ダウンライト30の施工が極めて容易になる。従って、LEDランプ1の汎用性を高め、同一の仕様でより商品のバリエーションを幅広く展開することが可能になる。
上述した実施の形態は、本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施形態に限定されない。例えば、熱伝導板5や窪み4hを省略し、チップ基板6を直接底部4aに固着してもよい。その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 LEDランプ
2 引掛シーリング端子ユニット
2a 端子
3 点灯回路ユニット(制御回路の一例)
4 外殻ケース
4a 底部
4b テーパ状スリーブ
4e 外周面(反射周面)
4f、4g マウント部
5 熱伝導板
6 チップ基板
7 チップカバー
7a 境界面(カバー側反射面の一例)
8 ランプカバー
10 シーリングコネクタ(配線器具の一例)
12 係止孔
14 給電側端子
15 給電線
16 天井
17 光拡散体
18、19 補助部材
20 シーリング照明(LED照明器具の一例)
25 ペンダント(LED照明器具の一例)
26 アーム型照明器具(LED照明器具の一例)
27 ウォールライト(LED照明器具の一例)
28 グローブ(ランプカバーの一例)
29 セード(ランプカバーの一例)
30 ダウンライト(LED照明器具の一例)
31 フード
31a 内周面
31b 嵌合部
33 化粧パネル

Claims (11)

  1. 一対の引掛端子で通電するように規格が標準化された配線器具に接続される一対の端子を備えているLEDランプであって、
    LED素子を有するチップ基板と、
    このチップ基板の前記LED素子の点灯制御を司る制御回路と、
    この制御回路を囲繞する有底スリーブ状を呈し、前記チップ基板を底部に担持するとともに当該チップ基板の放熱部材を兼ねる外殻ケースと、
    この外殻ケースの前記底部に設けられ、前記チップ基板を当該底部に封緘するチップカバーと、
    前記チップカバーに設けられ、前記LED素子からの照射光を前記外殻ケースの外周に導くカバー側反射面と、
    前記外殻ケースの外周に形成され、前記カバー側反射面から反射された照射光を拡散反射する反射周面と
    を備えていることを特徴とするLEDランプ。
  2. 請求項1記載のLEDランプにおいて、
    前記外殻ケースは、底部側が細くなるテーパ形状に形成されているとともに、前記チップカバーは、外周面が径方向に底部から膨出して前記反射周面に臨んでいる
    ことを特徴とするLEDランプ。
  3. 請求項1または2記載のLEDランプにおいて、
    前記外殻ケースは、アルミニウム材で形成されており、前記反射周面は、エッチング仕上げおよびアルマイト処理が施され、微細な凹凸を形成し放熱効果を高めている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のLEDランプにおいて、
    前記チップ基板は、熱伝導板を介して前記底部に固着されている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  5. 請求項1から4の何れかに1項に記載のLEDランプにおいて、
    前記外殻ケースを覆うランプカバーを着脱自在に装着するマウント部を備えている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  6. 請求項5記載のLEDランプにおいて、
    前記マウント部は、前記外殻ケースに形成されている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  7. 請求項5記載のLEDランプにおいて、
    前記マウント部は、前記外殻ケースに装着された補助部材に形成されている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  8. 請求項6記載のLEDランプにおいて、
    前記マウント部は、大型のランプカバーを取り付ける補助部材を着脱自在に備えている
    ことを特徴とするLEDランプ。
  9. 請求項6記載のLEDランプにおいて、
    前記マウント部は、前記外殻ケースを天井内に埋め込まれたダウンライトのフードに装着するための装着部位を兼ねる
    ことを特徴とするLEDランプ。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載のLEDランプと、
    前記LEDランプに着脱自在に取り付けられる光透過性を有するランプカバーと
    を備えていることを特徴とするLED照明器具。
  11. 請求項10記載のLED照明器具において、
    前記LEDランプを担持するフードを備えたダウンライトを構成する
    ことを特徴とするLED照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102777825A (zh) * 2012-07-23 2012-11-14 贵州光浦森光电有限公司 一种采用安装界面支架组合构件的led行道灯
JP2013073679A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Elecom Co Ltd 照明装置
JP2013115010A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2015159019A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 アイリスオーヤマ株式会社 Led照明装置

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