JP2011165097A - 手書きデータ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手書き入力を受け付ける入力部の面積よりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示することができる手書きデータ処理装置を提供すること。
【解決手段】手書きデータ処理装置10は、セルをマトリックス状に構成させた表示部2014と、入力表示装置201の前面に配置され透光性を有する入力タブレット202を一体に構成させた手書入力部12とを備える。そして、入力タブレット202上に、通常入力エリア211と、拡張入力エリア221とを構成し、通常入力エリア211と一のセルとを対応付け、拡張入力エリア221の一の区画を、対応付けられた一のセルに接する各々のセルに対応付ける。そして、スタイラスペン301の軌跡を、対応付けられた一のセルの解像度に合わせて表示させ、スタイラスペン301の軌跡が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続して検出された場合に、延長して表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、手書きデータ処理装置に関する。
従来より、ノートやメモ帳に代えて、キーボード入力による電子手帳や、ライトペンを使用した電子メモ帳が存在する。さらに、コンピュータの小型軽量化や、記憶媒体の小型大容量化によって、機能を向上させた携帯型の電子式情報記憶装置(PDA、ノートパソコン等)も開発されている。このような装置を携帯し利用すれば、アイデアが浮かんだときにその場でメモをある程度書き留めることができる。
例えば、特許文献1に開示された発明は、簡便な手書き入力によって文字や図形の記録を可能にした携帯型の電子式情報記憶装置である。すなわち、特許文献1に開示された発明は、一般のペン等の筆記具と、液晶表示部上に設けた透明なタッチパネルとの接触によって筆記具の座標位置を検出し、検出した座標位置をサンプリングして取り込んだ文字や図形を液晶表示部に表示し、記憶する。
また、特許文献2に開示された発明は、入力した文字を自由に編集し、多くの手書き文字を記憶する装置である。すなわち、特許文献2に開示された発明は、直交座標が予め設定された表示面を備える表示パネルと、直交座標が予め設定された入力面を備えるタッチパネルとが、重なるようにして配置されている。そして、入力面を連続して指示する手書き入力時には、特許文献1に開示された発明は、指示された複数の座標点と一致する表示面の座標点を表示する。手書き入力終了後には、特許文献1に開示された発明は、手書き入力時にタッチパネルから出力された複数の座標点の中から予め定める基準に基づいて抽出した座標点から成るストロークデータを作成し、当該ストロークデータをカーソルの表示位置以後に、表示面に設定される行の幅に対応した大きさに変換して表示する。
また、特許文献3に開示された発明は、パーソナルコンピュータ等の電子情報機器において、タッチパッドを用い、表示画面に対するカーソルの移動操作と手書き入力操作とを適宜切り替えて行なう装置である。すなわち、特許文献3に開示された発明は、タッチパッドの所定のエリアがペンによりタッチ操作されると、制御部が手書き認識モードに設定され、タッチパッドにより検出される座標データの軌跡が検出座標メモリに順次記憶されてその座標データの軌跡に応じて手書きの文字あるいは記号が認識される発明である。また、特許文献3に開示された発明は、タッチパッドの所定のエリアがペンによりタッチ操作されない通常入力モードにあっては、タッチパッドにより検出される座標データに相対的に対応させて、液晶表示部に表示されるカーソルの移動位置が制御される発明である。
特開平2−277158号公報 特開平7−311817号公報 特開2004−213269号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、タッチパッドに入力された文字や図形をそのまま取り込みそのまま表示しているだけなので、タッチパッドの大きさよりも大きい図形を入力することができない。また、特許文献2に開示された発明は、入力面に入力された文字や図形を表示面の行の幅に対応した大きさに変換して表示するので、表示面の行の幅が通常手書き入力できない幅であっても文字や図形を手書きで入力することができるが、行の幅を超えた文字や図形等を入力することはできない。特許文献3に開示された発明は、タッチパッドに入力された手書きの文字あるいは記号を認識して表示するだけなので、タッチパッドの大きさよりも大きな手書きの文字や記号を認識することはできない。
このように、携帯型の電子式情報記憶装置や、開示された発明は、アイデアが浮かんだときにその場でメモをある程度書き留めることができるが、浮かんだイメージをありのままに書き留めることはできない。
ここで、例えば、携帯型の電子式情報記憶装置として携帯電話に、ユーザの脳裏に浮かんだイメージをありのままに書き留めることを考える。例えば、携帯電話の表示画面は、240×400等の解像度を有している。文字を視認することができるように、1文字について16×16ドットを割り当てているとすると、375文字(15文字×25文字)に相当する文字や図形を用いて、浮かんだイメージを書き留めることができるはずである。しかし、浮かんだイメージをありのままに書き留めるために手書き入力を行うためには、手書き入力するための面積が必要になるので、上述の方法では、表示画面の解像度分を充分に利用してイメージをありのままに書き留めることはできない。入力したイメージを表示画面の解像度に変換する方法であっても、入力面積を超えたイメージの図形等を入力することができないので、浮かんだイメージをありのままに書き留めることはできない。さらに、表示画面の表示容量(例えば375文字)以上の情報を書き留めるために、イメージを文字コードに一旦変換し、テキストファイルに変換する方法は、浮かんだ文字の入力、変換、そして認識の過程において多くの選択をユーザにさせる必要があるので、ユーザの操作がスムーズに行かず、しばしば折角のユーザのひらめきを中断させてしまうことがある。
そこで、例えば、手書き入力部のスペースが手書きの1文字程度を入力できるだけのスペースであっても、手書き入力部よりも大きな図形や文字を入力し、表示させることができ、さらに表示画面の制約を超えて大量の情報を次々と直接入力できる装置が求められている。
本発明は、手書き入力を受け付ける入力部の面積よりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示することができる手書きデータ処理装置を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 画像を表示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段とは別に画像を表示する第2の表示手段と、前記第1の表示手段に、所定の数のセルをマトリックス状に構成させ、構成させた前記セルごとに画像を表示させるセル表示構成手段と、前記第2の表示手段の前面に配置され透光性を有する入力タブレットを一体に構成させた手書き入力手段と、スタイラスペンによって前記手書き入力手段の前記入力タブレットに手書きされた軌跡を前記手書き入力手段の前記第2の表示手段に表示させる入力表示手段と、前記手書き入力手段上に、前記スタイラスペンの軌跡を手書き入力することができる通常入力エリアと、当該通常入力エリアの外周に沿って囲まれた拡張入力エリアと、を構成する入力範囲構成手段と、前記通常入力エリアと、前記セル表示構成手段によって構成された複数のセルのうち一のセルと、を前記通常入力エリアに入力された前記スタイラスペンの軌跡が当該一のセルに表示される様に対応付ける通常セル対応付け手段と、前記拡張入力エリアを所定の区画に区分けし、当該区分けした区画のうち一の区画と前記通常入力エリアとの位置関係と、前記通常セル対応付け手段によって前記通常入力エリアに対応付けられた一のセルに接するセルのうち一の接するセルと当該一のセルとの位置関係とが、同じ位置関係となる様に当該一の区画と当該一の接するセルとを対応付ける拡張セル対応付け手段と、前記通常入力エリアに入力された前記スタイラスペンの軌跡を、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた一のセルの解像度に合わせて当該一のセルに表示させると共に、ストロークデータを作成するデータ表示作成手段と、を備え、前記データ表示作成手段は、前記手書き入力手段によって検出された前記スタイラスペンの軌跡が、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ連続して検出された場合に、前記拡張入力エリアのうち前記スタイラスペンが停留している区画に前記拡張セル対応付け手段によって対応付けられたセルに、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ手書きされた前記スタイラスペンの軌跡を延長して表示させる、手書きデータ処理装置。
(1)の構成によれば、本発明に係る手書きデータ処理装置は、所定の数のセルをマトリックス状に構成させた第1の表示手段と、第2の表示手段の前面に配置され透光性を有する入力タブレットを一体に構成させた手書き入力手段とを備える。そして、手書きデータ処理装置は、スタイラスペンによって手書き入力手段の入力タブレットに手書きされた軌跡を第2の表示手段に表示させる。また、手書きデータ処理装置は、手書き入力手段上に、スタイラスペンの軌跡を手書き入力することができる通常入力エリアと、当該通常入力エリアの外周に沿って囲まれた拡張入力エリアと、を構成し、通常入力エリアと、第1の表示手段に構成された複数のセルのうち一のセルと、を通常入力エリアに入力されたスタイラスペンの軌跡が当該一のセルに表示される様に対応付ける。さらに、手書きデータ処理装置は、拡張入力エリアを所定の区画に区分けし、当該区分けした区画のうち一の区画と通常入力エリアとの位置関係と、通常入力エリアに対応付けられた一のセルに接するセルのうち一の接するセルと当該一のセルとの位置関係とが、同じ位置関係となる様に当該一の区画と当該一の接するセルとを対応付ける。そして、手書きデータ処理装置は、通常入力エリアに入力されたスタイラスペンの軌跡を、通常入力エリアに対応付けられた一のセルの解像度に合わせて当該一のセルに表示させると共に、ストロークデータを作成する。さらに、手書きデータ処理装置は、手書き入力手段によって検出されたスタイラスペンの軌跡が、通常入力エリアから拡張入力エリアへ連続して検出された場合に、拡張入力エリアのうちスタイラスペンが停留している区画に対応付けられたセルに、通常入力エリアから拡張入力エリアへ手書きされたスタイラスペンの軌跡を自動的に延長して表示させる。
すなわち、本発明に係る手書きデータ処理装置は、手書き入力手段に通常入力エリアと拡張入力エリアとを設け、通常入力エリアに手書きされた軌跡を、第1の表示手段の対応付けられた一のセルに表示すると共に、ストロークデータを作成する。そして、本発明に係る手書きデータ処理装置は、拡張入力エリアのうちスタイラスペンが停留している区画に対応付けられたセルに、通常入力エリアから拡張入力エリアへ手書きされた軌跡を延長して表示させる。したがって、本発明に係る手書きデータ処理装置は、入力タブレットよりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示させることができる。
(2) 前記手書き入力手段によって検出された前記スタイラスペンの軌跡が、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ連続して検出された場合に、前記拡張入力エリアのうち同一の区画内に停留している時間を計測する時間計測手段、をさらに備え、前記データ表示作成手段は、前記時間計測手段によって計測された時間が所定の時間以上である場合に、前記拡張入力エリアのうち前記スタイラスペンが停留している区画に前記拡張セル対応付け手段によって対応付けられたセルに、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ手書きされた前記スタイラスペンの軌跡を延長して表示させる、(1)に記載の手書きデータ処理装置。
(2)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、手書き入力手段によって検出されたスタイラスペンの軌跡が、通常入力エリアから拡張入力エリアへ連続して検出された場合に拡張入力エリアのうち同一区画内に停留している時間を計測し、計測された時間が所定の時間以上である場合に、拡張入力エリアのうちスタイラスペンが停留している区画に対応付けられたセルに、通常入力エリアから拡張入力エリアへ手書きされたスタイラスペンの軌跡を自動的に延長して表示させる。したがって、本発明に係る手書きデータ処理装置は、入力タブレットよりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、スタイラスペンの停留に従って表示させることができる。
(3) 前記入力表示手段は、前記データ表示作成手段がセルに表示させた延長した線分を前記第2の表示手段に表示させると共に、当該セル内に表示させた最後の点を前記第2の表示手段に明示する(1)又は(2)に記載の手書きデータ処理装置。
(3)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、セルに表示させた延長した線分を第2の表示手段に表示させると共に、当該セル内に表示させた最後の点を明示して表示させる。したがって、手書きデータ処理装置は、次々と入力タブレットよりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示させることができる。
(4) 前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる対応セル移動手段と、前記手書き入力手段によって検出されていた前記スタイラスペンの位置が検出されなくなった場合に、検出されない時間を計測する中断時間計測手段と、入力の終了を指示する入力終了手段と、をさらに備え、前記対応セル移動手段は、前記中断時間計測手段によって計測された時間がストローク閾値以上である場合、又は前記入力終了手段によって入力の終了が指示された場合に、前記対応セル移動手段によって、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる(1)から(3)のいずれかに記載の手書きデータ処理装置。
(4)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、スタイラスペンの位置が検出されなくなってからの時間を計測し、計測した時間がストローク閾値以上である場合、又は入力の終了が指示された場合に、対応付けられた一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる。したがって、手書きデータ処理装置は、次々と手書き入力を受け付けて、対応するセルに表示させることができる。
(5) 前記データ表示作成手段は、前記中断時間計測手段によって時間が計測されるごとに、前記ストロークデータに当該計測された時間を対応付けて記憶させる中断時間記憶制御手段と、前記中断時間記憶制御手段によって前記ストロークデータに対応付けて記憶された時間に基づいて統計処理により前記ストローク閾値を算出し、最適化する閾値最適化手段と、をさらに備える(4)に記載の手書きデータ処理装置。
(5)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、ストローク待ち時間を計測するごとに、ストロークデータに当該計測した時間を対応付けて記憶させ、ストロークデータに対応付けて記憶された時間に基づいて統計処理によりストローク閾値を算出し、最適化する。すなわち、手書きデータ処理装置は、ストローク閾値(入力の終了の指示がされない場合に入力の終了とみなす時間)を、ユーザの手書きによるストローク間の時間に基づいた統計処理により最適化する。よって、手書きデータ処理装置は、ユーザごとの手書きに応じて、通常入力エリアとセルとの対応付けを移動させることができる、したがって、手書きデータ処理装置は、入力の終了の指示がされなくても次々と手書き入力を受け付けて、対応するセルに表示させることができる。
(6) 前記対応セル移動手段は、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させるごとに移動させた方向を記憶手段に記憶させ、前記中断時間計測手段によって計測された時間が前記ストローク閾値以上である場合に、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、前記記憶手段に記憶させた移動方向と同じ方向の所定のセルに、対応付けを移動させる(5)に記載の手書きデータ処理装置。
(6)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、通常入力エリアに対応付けられた一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させるごとに移動させた方向を記憶手段に記憶させ、スタイラスペンの位置が検出されない場合に計測された時間がストローク閾値以上である場合、通常入力エリアに対応付けられた一のセルから、記憶手段に記憶させた移動方向と同じ方向の所定のセルに、対応付けを移動させる。したがって、手書きデータ処理装置は、入力の終了の指示がされなくても、さらに次々と手書き入力を受け付けて、対応するセルに表示させることができる。
(7) 前記セル表示構成手段は、電子シート上に構成されたページを構成するマトリックス状の複数のセルと、前記第1の表示手段上に構成されたセルとを対応付ける(1)から(6)のいずれかに記載の手書きデータ処理装置。
(7)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、電子シート上に構成されたページを構成するマトリックス状の複数のセルと、第1の表示手段上に構成されたセルとを対応付ける。したがって、手書きデータ処理装置は、次々と手書き入力を受け付けて、ページを超えて表示させることができる。
(8) 前記セル表示構成手段によって、電子シート上に構成されたマトリックス状の複数のセルのうち一のセルと、前記第1の表示手段上に構成された前記一のセルとが対応付けられる通常モードと、前記セル表示構成手段によって、前記ページと、前記第1の表示手段上に構成された一のセルとが対応付けられるページモードと、を切り替えるモード切替手段を、さらに備える(7)に記載の手書きデータ処理装置。
(8)の構成によれば、手書きデータ処理装置は、電子シート上に構成されたマトリックス状の複数のセルのうち一のセルと、第1の表示手段上に構成された一のセルとが対応付けられる通常モードと、電子シート上のページと、第1の表示手段上に構成された一のセルとが対応付けられるページモードと、を切り替える。したがって、手書きデータ処理装置は、次々と手書き入力を受け付けて、ページごとに表示させることができる。
本発明によれば、本発明は、入力タブレットよりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示させ、記憶することができる。さらに、本発明は、電子シートと対応付けることにより、ユーザが思いつくままのアイデアをそのまま手書きした軌跡を受け付けて、表示させ、記憶することができる。
本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の特徴を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の機能の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置のストロークデータの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の処理内容を示すフローチャートである。 図5に続く処理内容を示すフローチャートである。 図5に続く処理内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の手書き入力の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の手書き入力の別の例を示す説明図である。 図9に続く説明図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の手書き入力の別の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の実施形態2における電子シートと軌跡データとの関係を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の実施形態2の拡張入力エリアにおける区画の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の実施形態2の拡張入力エリアにおける区画の別の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置の実施形態3の例を示す図である。
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の特徴を示す図である。図1が示す例は、手書きデータ処理装置10の第1の表示手段(後述する表示部2014)と、手書き入力手段(後述する手書入力部12)の入力タブレット202との対応関係を示す例である。
表示部2014は、所定の数のセル101(以下、表示部2014に構成されたセルをセル101といい、構成されたセルのうち特定の位置のセル、例えば1行1列目のセルをセルC101という)がマトリックス状に構成されている。表示部2014は、構成されたセル101ごとに画像を表示する。手書入力部12は、入力表示装置201と、入力表示装置201の前面に配置され透光性を有する入力タブレット202とが一体に構成されている。入力タブレット202は、スタイラスペン301の軌跡を手書き入力することができる通常入力エリア211と、当該通常入力エリア211の外周に沿って囲まれた拡張入力エリア221(以下、拡張入力エリア221の全体を拡張入力エリア221といい、拡張入力エリア221のうちの特定の区画を拡張入力エリア221−1,221−2,221−3,221−4や、拡張入力エリア221−A,221−B,221−C,221−Dという)とから構成されている。
そして、図1の破線411〜414は、入力タブレット202の通常入力エリア211と、表示部2014に構成された複数のセル101のうち一のセルC704とが、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡401が当該一のセルC704に表示される様に対応付けられていることを示している。さらに、図1の破線421〜428は、拡張入力エリア221を所定の区画に区分けし、当該区分けした各々の区画と、通常入力エリア211に対応付けられた一のセルC704に接する各々のセルと、を拡張入力エリア221のうち一の区画に入力されたスタイラスペン301の軌跡が当該接する各々のセルのうち一のセルに延長される様に対応付けられていることを示している。
そして、図1の例は、スタイラスペン301によって手書入力部12の入力タブレット202に手書きされた軌跡401が手書入力部12の入力表示装置201に表示されていることを示す例である。さらに、図1の例は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へスタイラスペン301の軌跡が連続して検出されたので、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡401を延長して表示(延長線402)させていることを示す例である。この例において、手書きデータ処理装置10は、直前に採取された軌跡の座標点のうちの所定個数(例えば4点)の座標を利用して、線形補間又はスプライン補間をして、スタイラスペンが直前の移動の流れに乗って進むはずの軌跡の座標点を算出しながら軌跡401を延長して、表示部2014にセルC704からセルC404まで延長して表示(延長線402)させている。そして、手書きデータ処理装置10は、例えば、セルC704からセルC404までのストロークデータを作成し、記憶部(後述する補助記憶部2015)に記憶させる。
図2は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の機能の構成を示す機能ブロック図である。手書きデータ処理装置10は、第1の表示手段としての表示部2014と、第2の表示手段としての入力表示装置201と、セル表示構成手段としてのセル表示構成部11と、手書き入力手段としての手書入力部12と、入力表示手段としての入力表示部13と、入力範囲構成手段としての入力範囲構成部14と、通常セル対応付手段としての通常セル対応付け部15と、拡張セル対応付手段としての拡張セル対応付け部16と、データ表示作成手段としてのデータ表示作成部17と、時間計測手段としての時間計測部18と、対応セル移動手段としての対応セル移動部19と、中断時間計測手段としての中断時間計測部20と、入力終了手段としての入力終了部21とを備える。
表示部2014は、上述の様に手書き入力された軌跡をセルの解像度に合わせて表示する。入力表示装置201は、手書き入力された軌跡を表示する。
セル表示構成部11は、表示部2014に、所定の数のセルをマトリックス状に構成させ、構成させたセルごとに画像を表示させる。例えば、セル表示構成部11は、表示部2014の解像度(例えば240×400)に合わせて、マトリックス状のセル101(15×25)を構成させ、入力表示部13に手書き入力された軌跡を、表示部2014の解像度に合わせて、セルに表示させる。セルの所定の数は、セル数についての設定値によって可変である。
手書入力部12は、入力表示装置201と、入力表示装置201の前面に配置され透光性を有する入力タブレット202とが一体に構成される。入力タブレット202は、スタイラスペン301との接触を検出し、検出した接触の位置を示す座標情報を出力する。手書入力部12は、入力タブレット202に透光性を有するタッチパッドを使用し、液晶ディスプレイ等の表示装置を一体に構成させたタッチパネルであってもよい。入力タブレット202は、抵抗感圧方式や、静電容量方式、電磁誘導方式等であってよい。入力タブレット202と表示部2014とは、それぞれ別な解像度であってもよい。スタイラスペン301は、それぞれの方式に合った専用のペンが望ましいが、抵抗感圧方式の場合、一般のペンや、鉛筆等であってもよい。
入力表示部13は、スタイラスペン301によって手書入力部12の入力タブレット202に手書きされた軌跡を手書入力部12の入力表示装置201に表示させる。例えば、入力表示部13は、スタイラスペン301によって手書きされた軌跡の座標情報を入力タブレット202から受信し、受信した座標情報に基づいて入力表示装置201に表示させる。例えば、入力表示部13は、スタイラスペン301の接触を検知した入力タブレット202から、座標情報を受信し、受信した座標情報に基づいて入力表示装置201にスタイラスペン301の軌跡を表示する。スタイラスペン301の軌跡は、受信した座標値に対応する入力表示装置201の表示点を曲線(例えばスプライン関数等)で連続させて作成される。
入力範囲構成部14は、手書入力部12上に、スタイラスペン301の軌跡を手書き入力することができる通常入力エリア211と、当該通常入力エリア211の外周に沿って囲まれた拡張入力エリア221と、を構成する。例えば、入力範囲構成部14は、手書入力部12を入力表示装置201を図1のように構成する。通常入力エリア211の大きさや、拡張入力エリア221の幅は、設定値によって可変である。
通常セル対応付け部15は、通常入力エリア211と、セル表示構成部11によって構成された複数のセルのうち一のセルと、を通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡が当該一のセルに表示される様に対応付ける。例えば、通常セル対応付け部15は、図1に示すように、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡がセルC704に表示される様に対応付ける。
拡張セル対応付け部16は、拡張入力エリア221を所定の区画に区分けし、当該区分けした区画のうち一の区画と通常入力エリア211との位置関係と、通常入力エリア211に対応付けられた一のセルに接するセルのうち一の接するセルと当該一のセルとの位置関係とが、同じ位置関係となる様に当該一の区画と当該一の接するセルとを対応付ける。例えば、拡張セル対応付け部16は、図1に示すように、拡張入力エリア221を所定の区画221−1〜221−4及び区画221−A〜221−Dに区分けする。そして、拡張セル対応付け部16は、当該区分けした区画221−1〜221−4及び区画221−A〜221−Dのうち、例えば区画221−1と通常入力エリア211との位置関係(区画221−1が通常入力エリア211に対し上部の関係)と、通常セル対応付け部15によって通常入力エリア211に対応付けられたセルC704に接するセルC603〜セルC805のうちセルC704との位置関係とが、同じ位置関係となる様なセルC604(セルC604がセルC704に対し上部の関係)と区画221−1とを対応付ける。
データ表示作成部17は、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡を、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルの解像度に合わせて表示させると共に、ストロークデータを作成する。例えば、データ表示作成部17は、図1に示すように、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡を、通常セル対応付け部15によって対応付けられたセルC704の解像度に合わせて表示させると共に、ストロークデータを作成する。そして、データ表示作成部17は、手書入力部12によって検出されたスタイラスペンの軌跡が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続して検出された場合に、拡張入力エリア221のうちスタイラスペン301が停留している区画に対応付けられたセルに、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡を延長して表示させる。
さらに、データ表示作成部17は、中断時間記憶制御手段としての中断時間記憶制御部22と、閾値最適化手段としての閾値最適化部23とを備える。中断時間記憶制御部22は、中断時間計測部20によって時間が計測されるごとに、ストロークデータに当該計測された時間を対応付けて記憶させる。閾値最適化部23は、中断時間記憶制御部22によってストロークデータに対応付けて記憶された時間に基づいて統計処理によりストローク閾値を算出し、最適化する。例えば、中断時間計測部20は、手書きされる際にスタイラスペン301による軌跡と軌跡との間の時間(例えば、文字を入力する際の一画ごとに次のストロークを待つ時間)を計測する。そして、中断時間記憶制御部22は、その計測された時間をストロークデータに対応付けて記憶させる(例えば、図4のストロークデータにおけるストローク待ち時間Tsを参照)。そして、閾値最適化部23は、例えば、1セルの入力終了ごとに、ストロークデータに対応付けて記憶された時間を集計し、統計処理をする。統計処理は、例えば、一定の値以上の時間や、一定の値以下の時間を除いて相加平均を行ったり、ストロークデータの長さによる加重平均を行ったりする。閾値最適化部23は、算出した値をさらに最適化(例えば、入力待ち時間Tgの統計値よりも小さい値で、算出した値の2倍等)し、入力の終了とみなすストローク閾値を動的に決定する。
時間計測部18は、手書入力部12によって検出されたスタイラスペン301の位置が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続して検出された場合に拡張入力エリア221のうち同一区画内に停留している時間を計測する。例えば、時間計測部18は、図1に示すように、手書入力部12によって検出されたスタイラスペン301の位置が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続して検出された場合に拡張入力エリア221のうち同一の区画221−1内に停留している時間を計測する。そして、データ表示作成部17は、時間計測部18によって計測された時間が所定の時間(設定値によって例えば、0.3秒)以上である場合に、拡張入力エリア221のうちスタイラスペン301が停留している区画221−1に対応付けられたセルC603に、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡を延長して表示させる。そして、データ表示作成部17は、延長させたストロークデータを作成し、手書きデータDB31(後述する図4参照)に記憶させる。
対応セル移動部19は、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルから、当該一のセルとは別のセルに対応付けを移動させる。例えば、対応セル移動部19は、ニュートラルの状態で、拡張入力エリア221の区画でのスタイラスペン301の接触を検出すると、当該セルと通常入力エリア211との対応付けを接触された区画に従って移動させる。対応セル移動部19は、接触を検出した区画が上区画221−1、右区画221−2、下区画221−3又は左区画221−4の場合に、当該セルと通常入力エリア211との対応付けを、それぞれ上方向、右方向、下方向又は左方向へ移動させる。さらに、対応セル移動部19は、接触を検出した区画が左上隅区画221−A、右上隅区画221−B、右下隅区画221−C又は左下隅区画221−Dの場合に、当該セルと通常入力エリア211との対応付けを、それぞれ左上方向、右上方向、右下方向又は左下方向へ移動させる。ここで、ニュートラルの状態とは、スタイラスペン301が通常入力エリア211及び拡張入力エリア221に接触していない状態のことである。また、入力終了部21から入力の終了を指示されると、入力終了部21によって検出された拡張入力エリア221の区画に従って、当該セルと通常入力エリア211との対応付けを、それぞれ移動させる。ここで、所定のセルは、例えば、右方向への移動の場合、隣接する右のセルであり、例えば、右端のセルの場合、次行の左端のセルである。
さらに、対応セル移動部19は、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させるごとに移動させた方向をメモリ2012に記憶させる。そして、対応セル移動部19は、中断時間計測部20によって計測された時間がストローク閾値以上である場合に、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルから、メモリ2012に記憶させた移動方向と同じ方向の所定のセルに、対応付けを移動させる。例えば、対応セル移動部19は、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルから、右に隣接するセルに対応付けを移動させるごとに移動させた右方向をメモリ2012に記憶させる。そして、対応セル移動部19は、中断時間計測部20によって計測された時間がストローク閾値以上である場合に、入力の終了とみなし、メモリ2012に記憶させた右方向(すなわち、直前の方向と同じ方向)の隣接するセルに、対応付けを移動させる。
中断時間計測部20は、手書入力部12によって検出されていたスタイラスペン301の位置が検出されなくなった場合に、検出されない時間を計測する。中断時間計測部20が計測した時間によって、手書きデータ処理装置10は、ストロークとストロークとの間の待ち時間や、1セルへの入力から次のセルへの入力の待ち時間を計測することができる。
入力終了部21は、入力の終了を指示する。例えば、入力終了部21は、中断時間計測部20によって計測中の状態で、拡張入力エリア221の区画でのスタイラスペン301の接触を検出すると、当該セルでの入力の終了を対応セル移動部19に指示する。なお、拡張入力エリア221の特定の区画(例えば、拡張入力エリア221の右下隅区画221−C)でのスタイラスペン301の接触を検出すると、当該セルでの入力の終了を指示する、としてもよい。手書きデータ処理装置10は、中断時間計測部20によって計測された時間がストローク閾値以上である場合、又は入力終了部21によって入力の終了が指示された場合に、通常セル対応付け部15によって対応付けられた一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる。
図3は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、手書きデータ処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)2011、メモリ2012、操作部2013、表示部2014、補助記憶部2015、I/F部2040及び入力表示部13がバスライン2050により接続され、入力表示部13に接続された手書入力部12は、入力表示装置201及び入力タブレット202から構成されている。
CPU2011は、手書きデータ処理装置10を統括的に制御する部分であり、メモリ2012に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
操作部2013は、各種設定や入力操作を行う操作ボタン群、決定操作ボタン等を備えており、操作部2013による入力情報はCPU2011の制御下で処理される。表示部2014は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)によって構成され、各種情報を表示する。
補助記憶部2015は、フラッシュメモリ等により構成され、手書きデータ処理装置10が機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、さらに、手書きデータDB31等の各種データベースを構成可能である。
I/F部2040は、手書きデータ処理装置10と、手書きデータを記憶させるための補助記憶装置や、サーバと接続するための通信機器等の周辺機器とを接続するインターフェースである。
入力表示部13は、スタイラスペン301によって手書入力部12の入力タブレット202に手書きされた軌跡を手書入力部12の入力表示装置201に表示させる。手書入力部12は、入力表示装置201と、入力表示装置201の前面に配置され透光性を有する入力タブレット202とが一体に構成される。
入力表示装置201は、LCDや有機EL等によって構成され、入力タブレット202に入力された軌跡を表示する。入力タブレット202は、透光性を有するタブレットや、タッチパッド等によって構成され、スタイラスペン301の接触を検出し、検出した接触の位置の座標情報を出力する。
図4は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10のストロークデータの例を示す図である。ストロークデータは、例えば、セル情報と、入力待ち時間Tgと、座標情報と、ストローク待ち時間Tsとから構成される。
セル情報は、通常入力エリア211に対応付けられたセルの位置情報(例えば、表示部2014に構成されたセルの位置情報や、後述する実施形態2で説明する電子シート501の場合、ページ情報及びページ内の位置)である。
入力待ち時間Tgは、1セル内の入力の終了を検出し次のセル内の入力を検出するまで(例えば、1文字を手書きし終わってから、次のセルに手書きし始めるまで)に計測された時間である。手書きデータ処理装置10は、実際に計測した入力待ち時間Tgが所定の入力待ち時間(例えばTgの平均の1.618倍)より長ければ、所定の入力待ち時間を、このセルに入力し終わってから次のセルに入力し始めるまでの入力待ち時間Tgとする。手書きデータ処理装置10は、この所定の入力待ち時間を、手書きデータDB31に記憶されたストロークデータに基づいて入力待ち時間Tgについて平均処理等の統計処理をし、算出する。
ストローク待ち時間Tsは、1ストロークから次のストロークまで(例えば、文字の一画を書き終えてから次の一画を書き始めるまで)に計測された時間である。そして、手書きデータ処理装置10は、手書きデータDB31に記憶されたストロークデータに基づいてストローク待ち時間Tsについて平均処理等の統計処理をする。そして、手書きデータ処理装置10は、例えば、1セルの入力終了ごとに入力待ち時間Tgを統計処理した値及びストローク待ち時間Tsを統計処理した値に基づいて、1セルの入力終了を監視するためのストローク閾値(例えば、Tsを統計処理した値より大きく、Tgを統計処理した値より小さい値)を動的に決定する。例えば、ユーザの手書きのスピードが速い場合、ストローク閾値はより小さ値となる。よって、手書きデータ処理装置10は、ユーザの手書きスピードに合わせて、1セル内の入力終了を自動的に判断することができる。
座標情報は、入力タブレット202から出力された座標情報である。手書きデータ処理装置10は、スタイラスペン301の接触からスタイラスペン301の離脱まで(ペンダウンからペンアップまで)に、入力タブレット202から出力された座標情報を一定時間間隔(例えば0.1秒)でサンプリングし、所定の条件によって座標情報を抽出する。例えば、手書きデータ処理装置10は、同一点のデータ(例えば、所定の範囲内のデータ)と判断した場合に、同一点のデータを削除する。また、手書きデータ処理装置10は、スタイラスペン301の先が拡張入力エリア221に停留している間、通常入力エリア211で採取した直近の座標点(例えば4点)の座標情報を利用して、線形補間又はスプライン補間を行い、隣接のセルへの軌跡を自動的に延長させていく。手書きデータ処理装置10は、延長線上の座標情報として、サンプリングして採取する代わりに補間で得られた座標情報を使う。スタイラスペン301が拡張入力エリア221に停留し続けると、手書きデータ処理装置10は、延長させた軌跡を次の新たなセルに延長させ、拡張入力エリア221でのスタイラスペン301の停留を計測する時間をリセットし、計測時間が再び所定の時間(例えば0.3秒)より長くなると軌跡点の自動延長も再び再開させる。座標情報は、色情報(例えば、指定された色)や、線の種別(例えば、曲線についての補間の種別)等を含んでもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の処理内容を示すフローチャートである。図6及び図7は、図5に続く処理内容を示すフローチャートである。本処理は、プログラムの開始指令により開始し、終了指令により終了する。また、本処理の開始により、各種フラグ等は初期化される。
ステップS101において、CPU2011は、スタイラスペン301が入力タブレット202の通常入力エリア211内で接触したか否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、入力タブレット202から通常入力エリア211内のスタイラスペン301の座標情報を受信したか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS102に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS103に移す。
ステップS102において、CPU2011は、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡を入力表示装置201に表示させる。CPU2011は、中断時間監視フラグがセットされている場合、中断時間をストローク待ち時間Tsとしてストロークデータに記憶させる。そして、CPU2011は、通常入力フラグをセットし、中断時間監視フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS103において、CPU2011は、スタイラスペン301が拡張入力エリア221内で接触したか否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、入力タブレット202から拡張入力エリア221内のスタイラスペン301の座標情報を受信したか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS104に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS109に移す。
ステップS104において、CPU2011は、拡張入力エリア221内の入力を延長するための時間監視中か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、拡張入力エリア221内の入力を監視するための拡張入力時間監視フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS107に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS105に移す。
ステップS105において、CPU2011は、直前の入力が通常入力エリア211内の入力か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、ステップS102で通常入力フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS106に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS117に移す。
ステップS106において、CPU2011は、拡張入力エリア221内での接触の継続を計測する接触継続時間の計測を開始する。CPU2011は、拡張入力時間監視フラグをセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS107において、CPU2011は、ステップS106で開始した接触継続時間が所定時間以上になったか否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、プログラムを管理するOS(Operating System)によって計測された接触継続時間が所定時間(例えば、0.3秒)以上か否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS108に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS108において、CPU2011は、延長表示処理をする。より具体的には、CPU2011は、拡張入力エリア221のうちスタイラスペン301が停留している区画に対応付けられたセルに、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡を延長して表示させる。次に、CPU2011は、通常入力フラグをリセットし、接触継続時間をリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS109において、CPU2011は、拡張入力エリア221での接触を監視中か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、拡張入力時間監視フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS110に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS112に移す。
ステップS110において、CPU2011は、拡張入力エリア221での接触の監視を解除する。より具体的には、CPU2011は、拡張入力時間監視フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS111に移す。
ステップS111において、CPU2011は、スタイラスペン301が離れたことによって通常入力エリア211からの軌跡を延長して表示することを停止し、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、ステップS108において延長して最後に表示させたセルとの対応付けに移動させる。そして、CPU2011は、通常入力エリア211から延長させたストロークデータを作成し、手書きデータDB31に記憶させ、通常入力フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS112において、CPU2011は、直前の入力が通常入力エリア211内の入力か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、通常入力フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS116に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS113に移す。
ステップS113において、CPU2011は、中断時間監視中か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、中断時間監視フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS114に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS114において、CPU2011は、ステップS116で開始した中断時間がストローク閾値以上になったか否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、プログラムを管理するOS(Operating System)によって計測された中断時間がストローク閾値(例えば、1秒)以上か否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS115に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS115において、CPU2011は、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、ステップS118又はステップS120において記憶させた移動方向へ1つ移動させる(例えば、隣接する右のセルに移動させる)。そして、CPU2011は、通常入力終了フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS116において、CPU2011は、入力タブレット202との接触が離れている時間を計測する中断時間の計測を開始する。そして、CPU2011は、中断時間監視フラグをセットし、通常入力終了フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS117において、CPU2011は、中断時間監視中か否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、中断時間監視フラグがセットされているか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS119に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS118に移す。
ステップS118において、CPU2011は、ニュートラルの状態において、通常入力エリア211とセルとの対応付けを移動させる。より具体的には、CPU2011は、ニュートラルの状態において、入力タブレット202から受信したスタイラスペン301の座標情報が拡張入力エリア221のうち上区画221−1の範囲内を示す場合に、通常入力エリア211とセルとの対応付けを上方向へ1つ移動させる。同様に、CPU2011は、入力タブレット202から受信したスタイラスペン301の座標情報が拡張入力エリア221のうち右区画221−2の範囲内を示す場合に、右方向へ1つ移動させ、下区画221−3の範囲内を示す場合に、下方向へ1つ移動させ、左区画221−4の範囲内を示す場合に、左方向へ1つ移動させる。さらに、CPU2011は、入力タブレット202から受信したスタイラスペン301の座標情報が拡張入力エリア221のうち左上隅区画221−Aの範囲内を示す場合に、左上方向へ1つ移動させ、右上隅区画221−Bの範囲内を示す場合に、右上方向へ1つ移動させ、右下隅区画221−Cの範囲内を示す場合に、右下方向へ1つ移動させ、左下隅区画221−Dの範囲内を示す場合に、左下方向へ1つ移動させる。そして、CPU2011は、それぞれ移動方向をメモリ2012に記憶させる。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS119において、CPU2011は、入力の終了において、スタイラスペン301が拡張入力エリア221の上下左右の区画に接触したか否かを判断する。より具体的には、CPU2011は、入力の終了において、拡張入力エリア221の上区画221−1、右区画221−2、下区画221−3又は左区画221−4にスタイラスペン301の接触を検出したか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU2011は、処理をステップS120に移し、NOの場合、CPU2011は、処理をステップS121に移す。
ステップS120において、CPU2011は、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、接触を検出した区画の方向へ移動させ、移動方向をメモリ2012に記憶させる。より具体的には、CPU2011は、入力の終了の状態において、入力タブレット202から受信したスタイラスペン301の座標情報が拡張入力エリア221のうち上区画221−1、右区画221−2、下区画221−3又は左区画221−4の範囲内を示す場合に、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、それぞれ上方向、右方向、下方向又は左方向へ移動させる。そして、CPU2011は、移動方向をメモリ2012に記憶させ、中断時間(例えば、入力待ち時間Tg)をストロークデータに記憶させ、中断時間監視フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS121において、CPU2011は、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、記憶させた移動方向へ移動させる。より具体的には、CPU2011は、入力の終了の状態において、入力タブレット202から受信したスタイラスペン301の座標情報が拡張入力エリア221のうち左上隅区画221−A、右上隅区画221−B、右下隅区画221−C又は左下隅区画221−Dの範囲内を示す場合に、通常入力エリア211とセルとの対応付けを、それぞれステップS118又はステップS120において記憶させた移動方向へ移動させる。そして、CPU2011は、中断時間(例えば、入力待ち時間Tg)をストロークデータに記憶させ、中断時間監視フラグをリセットする。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
図8は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の手書き入力の例を示す説明図である。図8(1)〜(3)の例は、1セルごとの手書き入力を示す例である。図8(1)〜(3)の例において、手書きデータ処理装置10は、ニュートラルの状態で、拡張入力エリア221の上区画221−1にスタイラスペン301が接触したことを検出すると、セルと通常入力エリア211との対応付けを上方向へ移動させる(通常入力エリア211に手書き入力中であった場合は、通常入力エリア211への手書き入力を終了して、上方向へ移動させる)。同様に、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221の右区画221−2、下区画221−3又は左区画221−4にスタイラスペン301が接触したことを検出すると、セルと通常入力エリア211との対応付けを、それぞれ右方向、下方向又は左方向へ移動させる。さらに、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221の左上隅区画221−A、右上隅区画221−B、右下隅区画221−C又は左下隅区画221−Dにスタイラスペン301が接触したことを検出すると、セルと通常入力エリア211との対応付けを、それぞれ左上方向、右上方向、右下方向又は左下方向へ移動させる。また、セルを示す格子のうち太い線で囲まれた格子(以後、カーソル230という)は、通常入力エリア211とセルとの現在の対応付けを示している。
図8(1)の例は、拡張入力エリア221でのスタイラスペン301の接触を検知した手書きデータ処理装置10が、セルと通常入力エリア211との対応付けをC101からC704へ移動させたことを破線431で示す例である。
図8(2)の例は、通常入力エリア211でのスタイラスペン301の接触を検知した手書きデータ処理装置10が、通常入力エリア211でのスタイラスペン301の軌跡に従って入力表示装置201に表示させると共に、通常入力エリア211に対応付けられたセルC704にスタイラスペン301の軌跡を表示させていることを示す例である。
図8(3)の例は、図8(2)で通常入力エリア211の軌跡を手書き入力後、拡張入力エリア221の右区画221−2でのスタイラスペン301の接触を検出し、通常入力エリア211とセルC704との対応付けを、右のセルC705に1つ移動させたことを示す例である。
図9は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の手書き入力の別の例を示す説明図である。図10は、図9に続く説明図である。図9及び図10は、手書きデータ処理装置10が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡を、拡張入力エリア221のうちスタイラスペン301が停留している区画に対応付けられた一のセルに延長して表示させていることを示す図である。
図9(1)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211でスタイラスペン301の接触を検出する。続いて、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続してスタイラスペン301を検出し、その後、所定の時間(例えば、0.3秒)以上の間、スタイラスペン301が拡張入力エリア221に停留し続けていることを検出すると、スタイラスペン301の軌跡をセルC603からセルC503へ延長して表示させる。そして、手書きデータ処理装置10は、セルC503において計測する時間をリセットし、再び所定の時間(例えば、0.3秒)以上の間、スタイラスペン301が拡張入力エリア221に停留し続けていることを検出すると、自動延長を再開させ、セルC503からセルC403へ延長して表示させる。このようにして、手書きデータ処理装置10は、さらにセルC403からセルC303、セルC303からセルC203、セルC203からセルC103へ延長して表示させる。
図9(2)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221からスタイラスペン301が離れたことを検出すると、延長して表示させることを停止する。そして、手書きデータ処理装置10は、延長して表示させることを停止させたセルC103を、通常入力エリア211に対応付け、対応付けたセルC103にカーソル230を表示させ、セルC103に表示させた軌跡を通常入力エリア211に表示し、最後の点にマーク印403を付して表示させる。
図9(3)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、最後の点の近傍(最後の点の座標値と検出したスタイラスペン301の座標値との差が所定の値以内)でスタイラスペン301の接触を検出すると、検出した点を最後の点の座標値とする。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続してスタイラスペン301を検出し、その後、スタイラスペン301が拡張入力エリア221に停留し続けていることを検出すると、スタイラスペン301の軌跡をセルC203からセルC606へさらに延長して表示させる。そして、手書きデータ処理装置10は、スタイラスペン301が離れたことを検出すると、延長して表示させることを停止する。
図9(4)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221からスタイラスペン301が離れたことを検出し、延長して表示させることを停止する。そして、手書きデータ処理装置10は、延長して表示させることを停止させたセルC606を、通常入力エリア211に対応付け、対応付けたセルC606にカーソル230を表示させ、セルC606に表示させた軌跡を通常入力エリア211に表示し、最後の点にマーク印403を付して表示させる。
図10(1)が示す例において、図9と同様に、手書きデータ処理装置10は、最後の点の近傍でスタイラスペン301の接触を検出すると、検出した点を最後の点の座標値とする。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続してスタイラスペン301を検出し、その後、スタイラスペン301が拡張入力エリア221に停留し続けていることを検出し、スタイラスペン301の軌跡をセルC605からセルC603へさらに延長して表示させる。そして、手書きデータ処理装置10は、スタイラスペン301の接触が離れたことを検出し、延長して表示させることを停止する。
図10(2)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、延長して表示させることを停止したセルC603を、通常入力エリア211に対応付け、対応付けたセルC603にカーソル230を表示させ、セルC603に表示させた軌跡を通常入力エリア211に表示し、最後の点にマーク印403を付して表示させる。
図10(3)が示す例において、手書きデータ処理装置10は、最後の点の近傍でスタイラスペン301の接触を検出すると、検出した点を最後の点の座標値とする。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211でスタイラスペン301の接触を検出し、通常入力エリア211でのスタイラスペン301の軌跡を入力表示装置201に表示させると共に、対応するセルC603にスタイラスペン301の軌跡を表示させる。このようにして、手書きデータ処理装置10は、入力タブレット202の面積よりも大きな、例えば、三角形の軌跡を表示部2014に表示させて、その軌跡のストロークデータを作成することができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の手書き入力の別の例を示す説明図である。図11が示す例は、手書きデータ処理装置10がセルに表示させている軌跡に、検出した軌跡を追加して表示させていることを示す例である。
図11の例において、手書きデータ処理装置10は、セルC403を通常入力エリア211に対応付け、対応付けたセルC403にカーソル230を表示させ、セルC403に表示させた軌跡を通常入力エリア211に表示する。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211で検出したスタイラスペン301の軌跡に従って入力表示装置201に表示させると共に、通常入力エリア211に対応付けられたセルC403にスタイラスペン301の軌跡を表示させる。
図12は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の一例を示す図である。図12(1)が示す例は、手書きデータ処理装置10を携帯電話60によって構成した場合を示す例である。図12(1)の例において、携帯電話60のハードウェア構成は、図3に示したハードウェア構成と同様であり、携帯電話60の操作パネル部62は、タッチパネルで構成される。そして、携帯電話60が通常の携帯電話機能を実行中である場合に、携帯電話60の表示部61は、通常の携帯電話機能に関する表示を行い、操作パネル部62は、タッチパネル機能による操作入力を受け付ける。また、携帯電話60が手書きデータ処理装置10の機能を実行中である場合に、携帯電話60の表示部61は、手書きデータ処理装置10の表示部2014と同様の表示を行い、操作パネル部62は、手書入力部12による処理と同様の処理を実行する。さらに、手書きデータ処理装置10の機能を実行中である携帯電話60は、上述のように、スタイラスペン301の軌跡を検出し、検出したスタイラスペン301の軌跡を操作パネル部62に表示させると共に、表示部61に表示させ、ストロークデータを作成し、ファイル化して記憶する。手書きデータ処理装置10は、自動認識によるテキスト変換によって、筆跡データをテキスト化できるストロークデータを作成する。また、手書きデータ処理装置10は、イメージデータに変換し画像再生できるストロークデータを作成する。同様に、図12(2)が示す例は、手書きデータ処理装置10をノートパソコン70に組み込んだ場合を示す例である。図12(2)の例において、ノートパソコン70の操作パネル部72は、タッチパネルで構成される。そして、ノートパソコン70に組み込まれた手書きデータ処理装置10は、操作パネル部72にスタイラスペン301によって手書きされた軌跡を、表示装置71の対応付けられたセルに表示する。
本実施形態1によれば、手書きデータ処理装置10は、所定の数のセルをマトリックス状に構成させた表示部2014と、入力表示装置201の前面に配置され透光性を有する入力タブレット202を一体に構成させた手書入力部12とを備える。そして、手書きデータ処理装置は、スタイラスペン301によって入力タブレット202に手書きされた軌跡を表示部2014に表示させる。また、手書きデータ処理装置10は、入力タブレット202上に、スタイラスペン301の軌跡を手書き入力することができる通常入力エリア211と、当該通常入力エリア211の外周に沿って囲まれた拡張入力エリア221と、を構成し、通常入力エリア211と、表示部2014に構成された複数のセルのうち一のセルと、を通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡が当該一のセルに表示される様に対応付ける。さらに、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221を所定の区画に区分けし、当該区分けした区画のうち一の区画と通常入力エリア211との位置関係と、通常入力エリア211に対応付けられた一のセルに接するセルのうち一の接するセルと当該一のセルとの位置関係とが、同じ位置関係となる様に当該一の区画と当該一の接するセルとを対応付ける。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211に入力されたスタイラスペン301の軌跡を、対応付けられた一のセルの解像度に合わせて当該一のセルに表示させると共に、ストロークデータを作成する。さらに、手書きデータ処理装置10は、検出したスタイラスペン301の軌跡が、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ連続して検出された場合に、拡張入力エリア221のうち同一区画内に停留している時間を計測し、計測された時間が所定の時間以上である場合に、拡張入力エリア221のうちスタイラスペン301が停留している区画に対応付けられた一のセルに、通常入力エリア211から拡張入力エリア221へ手書きされたスタイラスペン301の軌跡を延長して表示させる。したがって、手書きデータ処理装置10は、入力タブレット202の面積よりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示させることができる。
[実施形態2]
実施形態2は、実施形態1の機能に加えて、モード切替機能を備えている。手書きデータ処理装置10は、モード切替機能によって、実施形態1において説明した通常モードと、後述するページモードとを切り替える。手書きデータ処理装置10は、ページモードにおいて、ページ単位での手書き入力を可能とする。さらに、実施形態2は、拡張入力エリア221の区画に対応して各種の機能を備えている。実施形態2について図を参照しながら説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の実施形態2における電子シート501と軌跡データとの関係を説明する説明図である。図13の例は、通常モードにおいて、手書入力部12の通常入力エリア211が表示部2014を構成する一のセルC1004に対応し、表示部2014を構成する一のセルC1004が、電子シート501の一のセルD1004に対応していることを示す例である。そして、図13の例は、ページモードにおいて、手書入力部12の通常入力エリア211が表示部2014の一のセルC101に対応し、表示部2014の一のセルC101が電子シート501の一のページ511に対応していることを示す例である。例えば、手書きデータ処理装置10は、通常モードのニュートラルの状態において、拡張入力エリア221の左上隅区画221−Aにスタイラスペン301の接触を検出すると、ページモードに切り替える。そして、手書きデータ処理装置10は、ページモードのニュートラルの状態において、拡張入力エリア221の左上隅区画221−Aにスタイラスペン301の接触を検出すると、通常モードに切り替える。
図14は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の実施形態2の拡張入力エリア221における区画の一例を示す図である。図14が示す例は、拡張入力エリア221の区画のうち、左上隅区画221−Aにモード切替機能(M)、右上隅区画221−Bにセル内消去機能(EC)、右下隅区画221−Cにページ消去機能(EP)、左下隅区画221−Dに色機能(Col)が割り当てられていることを示す例である。手書きデータ処理装置10は、それぞれの区画にスタイラスペン301の接触を検出すると、それぞれの区画に割り当てられた機能を実行する。なお、実施形態2において、セルと通常入力エリア211との対応付けを移動させる拡張入力エリア221の区画は、上区画221−1、右区画221−2、下区画221−3又は左区画221−4である。また、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221に連続してスタイラスペン301の軌跡を検出した場合、実施形態1と同様にスタイラスペン301の軌跡を延長させる。
手書きデータ処理装置10は、左上隅区画221−Aにスタイラスペン301の接触を検出すると、表示部2014に表示させるモードを、通常モードからページモード又はページモードから通常モードに切り替える。図13に示すように、手書きデータ処理装置10は、通常モードにおいて、電子シート501上の一のセルと、表示部2014上の一のセルとを対応付け、表示部2014上の一のセルと通常入力エリア211とを対応付ける。また、手書きデータ処理装置10は、ページモードにおいて、電子シート501上の一のページと、表示部2014上の一のセルとを対応付け、表示部2014上の一のセルと通常入力エリア211とを対応付ける。
手書きデータ処理装置10は、右上隅区画221−Bにスタイラスペン301の接触を検出すると、セル内消去機能(EC)によって、通常入力エリア211に表示させている軌跡を消去し、通常入力エリア211に対応付けられているセルの内容を消去する。例えば、通常モードにおいて、セル内消去機能(EC)は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のセル)の単位で操作に従ってストロークデータを消去する。ページモードにおいて、セル内消去機能は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)の単位で操作に従ってストロークデータを消去する。なお、手書きデータ処理装置10は、セル内消去機能として、消しゴムで消すようにスタイラスペン301で触れたストロークを消去するとしてもよい。
手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221の右下隅区画221−Cにスタイラスペン301の接触を検出すると、ページ消去機能(EP)によってページ内のストロークデータを消去する。例えば、通常モードにおいて、ページ消去機能(EP)は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のセル)を含む電子シート501の一のページのストロークデータを消去する。ページモードにおいて、ページ消去機能(EP)は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)を含む表示部2014に表示されている全てのページのストロークデータを消去する。
手書きデータ処理装置10は、左下隅区画221−Dにスタイラスペン301の接触を検出すると、色機能によって色を設定する。手書きデータ処理装置10は、色の設定を、スタイラスペン301の接触を検出するごとに、例えば、デフォルトを黒として、赤、黄、緑、青、白等の順に切り替える。そして、手書きデータ処理装置10は、スタイラスペン301の軌跡に色を付加して表示させ、ストロークデータに軌跡の色を示す色種別を付加する。色機能は、通常モードであっても、ページモードであっても同じである。
図15は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の実施形態2の拡張入力エリア221における区画の別の例を示す図である。なお、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211から拡張入力エリア221に連続してスタイラスペン301の軌跡を検出した場合、実施形態1と同様にスタイラスペン301の軌跡を延長させる。
図15が示す例は、拡張入力エリア221の区画のうち、左上隅区画221−Aにモード機能(M)、F区画221−1−1に全ページ機能、セル移動区画221−1−2〜221−1−5にセル移動機能、ストローク消去区画221−1−6にストローク消去機能、右上隅区画221−Bにセル内消去機能(EC)、右下隅区画221−Cにページ消去機能(EP)、ページ移動区画221−3−1〜221−3−4にページ移動機能、ページジャンプ区画221−3−5にページジャンプ機能、マークジャンプ区画221−3−6にマークジャンプ機能、左下隅区画221−Dに色機能(Col)が割り当てられていることを示し、さらに拡張入力エリア221の外周に入力の終了を指示する終了指示エリア250を備えていることを示す例である。ここで、モード機能(M)、セル内消去機能(EC)、ページ消去機能(EP)及び色機能(Col)は、図14と同様である。なお、拡張入力エリア221の区画のうち、右区画221−2及び左区画221−4は、線種別(実線や破線の種類、線の太さ等)等の機能が割り当てられるとしてもよいし、入力の終了を指示する終了指示エリア250に追加され、入力の終了を指示する機能が割り当てられるとしてもよい。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221のF区画221−1−1にスタイラスペン301の接触を検出すると、全ページを表示部2014に表示させる(全ページモードという)。ここで、全ページは、電子シート501のうち、ストロークデータが書き込まれている全てのページである。例えば、電子シート501のうち、12ページ迄ストロークデータが書き込まれているとすると、手書きデータ処理装置10は、1ページから12ページ迄を表示部2014に全て表示させるように、表示部2014を構成するセルの個数(例えば、4行3列)を決定し、電子シート501の1ページから12ページをそれぞれのセルに対応付けて表示させる。
通常モード、ページモード及び全ページモードごとに、各機能について説明する。手書きデータ処理装置10は、上述の区画にスタイラスペン301の接触を検出すると、各区画に割り当てられた各機能を実行する。
通常モードにおいて、手書きデータ処理装置10は、セル移動区画221−1−2〜221−1−5にスタイラスペン301の接触を検出すると、セル移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のセル)との対応付けを操作に従って移動させる。例えば、上矢印区画221−1−2に割り当てられた上セル移動機能は、通常入力エリア211と、表示部2014を構成するセル(すなわち電子シート501の一のセル)との対応付けを上方向へ1つ移動させる。同様に、下矢印区画221−1−3、右矢印区画221−1−4又は左矢印区画221−1−5にそれぞれ割り当てられた下セル移動機能、右セル移動機能又は左セル移動機能は、それぞれ、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセルとの対応付けを、それぞれ、下方向、右方向又は左方向へ1つ移動させる。そして、手書きデータ処理装置10は、移動方向をメモリ2012に記憶させる。
通常モードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ストローク消去区画221−1−6にスタイラスペン301の接触を検出すると、ストローク消去機能によって、その検出以降にスタイラスペン301で触れたストロークデータを消去する。なお、手書きデータ処理装置10は、ストローク消去区画221−1−6にスタイラスペン301の接触を再び検出すると、通常に戻す。例えば、ストローク消去機能は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のセル)の単位でスタイラスペン301が触れたストロークデータを消去する。
通常モードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページ移動区画221−3−1〜221−3−4にスタイラスペン301の接触を検出すると、ページ移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセルとの対応付けを変えずに、表示部2014と電子シート501のページとの対応付けを操作に従って移動させる。例えば、上方向区画221−3−1に割り当てられた左ページ移動機能は、表示部2014と電子シート501のページとの対応付けを上に移動させる。同様に、下方向区画221−3−2に割り当てられた下ページ移動機能、右方向区画221−3−3に割り当てられた右ページ移動機能、又は左方向区画221−3−4に割り当てられた左ページ移動機能は、表示部2014と電子シート501のページとの対応付けを、それぞれ下、右又は左に移動させる。
通常モードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページジャンプ区画221−3−5にスタイラスペン301の接触を検出すると、ページジャンプ機能によってページの入力を受け付ける。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセルとの対応付けを変えずに、表示部2014と電子シート501のページとの対応付けを、受け付けたページに移動させる。
通常モードにおいて、手書きデータ処理装置10は、マークジャンプ区画221−3−6にスタイラスペン301の接触を検出すると、マークジャンプ機能によって、電子シート501上でマークされているセルを含むページと、表示部2014とを対応付け、表示部2014に表示されたマークされているセルと、通常入力エリア211とを対応付ける。手書きデータ処理装置10は、拡張入力エリア221の所定の区画(例えば、右区画221−2)にスタイラスペン301の接触を検出すると、通常入力エリア211に表示部2014の一のセルを介して対応付けられた電子シート501のセルに、マークジャンプ機能に対応するマークを記憶させる。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、セル移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)との対応付けを、操作に従って移動させる。例えば、セル移動区画のうち上矢印区画221−1−2に割り当てられた上セル移動機能は、通常入力エリア211と表示部2014を構成するセル(すなわち電子シート501の一のページ)との対応付けを上方向へ1つ移動させる。同様に、セル移動区画のうち下矢印区画221−1−3、右矢印区画221−1−4又は左矢印区画221−1−5にそれぞれ割り当てられた下セル移動機能、右セル移動機能又は左セル移動機能は、通常入力エリア211と表示部2014の一のセルとの対応付けを、それぞれ、下方向、右方向又は左方向へ1つ移動させる。そして、手書きデータ処理装置10は、移動方向をメモリ2012に記憶させる。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ストローク消去機能によって、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)の単位でスタイラスペン301が触れたストロークデータを消去する。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページ移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセルとの対応付けを変えずに、表示部2014の一のセルと電子シート501のページとの対応付けを操作に従って移動させる。例えば、上方向区画221−3−1に割り当てられた左ページ移動機能は、表示部2014の一のセルと電子シート501のページとの対応付けを上に移動させる。同様に、下方向区画221−3−2に割り当てられた下ページ移動機能、右方向区画221−3−3に割り当てられた右ページ移動機能、又は左方向区画221−3−4に割り当てられた左ページ移動機能は、表示部2014の一のセルと電子シート501のページとの対応付けを、それぞれ下、右又は左に移動させる。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページジャンプ機能によってページの入力を受け付ける。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセルとの対応付けを変えずに、表示部2014の一のセル(例えばセルC101)と電子シート501のページとの対応付けを、受け付けたページに移動させる。
ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、マークジャンプ機能によって、電子シート501上でマークされているセルを含むページと、表示部2014の一のセル(例えばセルC101)とを対応付け、表示部2014のその一のセルと、通常入力エリア211とを対応付ける。
全ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、セル移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)との対応付けを、操作に従って移動させる。例えば、セル移動区画のうち上矢印区画221−1−2に割り当てられた上セル移動機能は、通常入力エリア211と表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)との対応付けを上方向へ1つ移動させる。同様に、下矢印区画221−1−3、右矢印区画221−1−4又は左矢印区画221−1−5にそれぞれ割り当てられた下セル移動機能、右セル移動機能又は左セル移動機能は、通常入力エリア211と表示部2014の一のセルとの対応付けを、それぞれ、下方向、右方向又は左方向へ1つ移動させる。そして、手書きデータ処理装置10は、移動方向をメモリ2012に記憶させる。
全ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページ移動機能によって、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)との対応付けを、操作に従って、セル移動機能と同様に移動させる。
全ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、ページジャンプ機能によってページの入力を受け付ける。そして、手書きデータ処理装置10は、通常入力エリア211と、表示部2014の一のセルとの対応付けを、受け付けたページに移動させる。
全ページモードにおいて、手書きデータ処理装置10は、マークジャンプ機能によって、電子シート501上でマークされているセルを含むページに対応する表示部2014の一のセルと、通常入力エリア211とを対応付ける。
全ページモードにおいて、ストローク消去機能及びセル内消去機能(EC)は、通常入力エリア211に対応付けられた表示部2014の一のセル(すなわち電子シート501の一のページ)の単位で操作に従ってストロークデータを消去する。ページ消去機能(EP)は、表示部2014に表示されている全てのページのストロークデータを消去する。
終了指示エリア250は、入力の終了を指示するスタイラスペン301の接触を受け付けるエリアである。すなわち、手書きデータ処理装置10は、終了指示エリア250にスタイラスペン301の接触を検出すると、通常入力エリア211に入力中の軌跡データに基づいてストロークデータを作成し、通常入力エリア211とセルとの対応付けをメモリ2012に記憶させた移動方向(すなわち、セル移動機能によって移動させ、記憶させた直前の移動方向)と同じ方向へ移動させる。終了指示エリア250は、通常入力エリア211の外周に設置されているので、手書きが右側の終了指示エリア250に近い場所で終了した場合、右側の終了指示エリア250にスタイラスペン301を接触させることにより容易に終了させることができる。同様に、手書きが左側の終了指示エリア250に近い場所で終了した場合、左側の終了指示エリア250に、上側の終了指示エリア250に近い場所で終了した場合、上側の終了指示エリア250に、下側の終了指示エリア250に近い場所で終了した場合、下側の終了指示エリア250に、スタイラスペン301を接触させることにより容易に終了させることができる。
本実施形態2によれば、手書きデータ処理装置10は、通常モードとページモードとを切り替える。通常モードは、電子シート501上に構成されたマトリックス状の複数のセルのうち一のセルと、表示部2014上に構成された一のセルとが対応付けられる。ページモードは、電子シート501上に構成されたページと、表示部2014上に構成された一のセルとが対応付けられる。したがって、手書きデータ処理装置10は、次々と手書き入力を受け付けて、通常モードで表示させたり、ページモードで表示させたりすることによって、ユーザが思いつくままのアイデアをそのまま手書きした軌跡を受け付けて、表示させ、記憶させることができる。
[実施形態3]
実施形態3は、実施形態1又は2の機能に加えて、手書入力部が表示部上に構成される。図16は、本発明の一実施形態に係る手書きデータ処理装置10の実施形態3の例を示す図である。
表示部3000は、前面に透光性を有する入力タブレット3010が一体に構成される。手書入力部3012は、仮想の入力表示装置及び入力タブレットによって表示部3000上に構成される。そして、手書入力部3012は、仮想の通常入力エリア3211と、表示部3000を構成するセルとの対応付けによって、セルの表示が視認されるように、随時移動する。
本実施形態3によれば、手書きデータ処理装置10は、手書入力部3012が表示部3000上に構成されるので、表示部3000とは別に手書き入力する装置を設置するスペースがない携帯用装置として構成される場合であっても、手書き入力を受け付ける手書入力部3012の面積よりも大きな図形や文字の手書きを受け付けて、表示することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明の実施形態を、単独で使用する携帯型の低消費電力、常時スタンバイできるアイデアを書き留める装置とすることができる。また、本発明の便利な手書きメモ機能を、電子手帳、PDA、電子辞書、MP3、デジタルカメラ、携帯電話、携帯型GPS装置、カーナビゲーション装置、電子ブックリーダ、ノートパソコンに組み込んで実施することができる。例えば、携帯電話に組み込まれた本機能は、使用者の個性を反映できるような自筆の電子メールのためのストロークデータを作成することができる。このストロークデータは、本機能によってセルごとに文字ごとのストローク情報が正確に纏められているので、文字認識のアルゴリズムと文節解析のアルゴリズムを適用し、一括してテキストデータに変換されることができる。よって、本発明は、入力時に一文字、一文節ごとに文字認識アルゴリズムの認識候補を選択する煩わしさからユーザを解放するような機能を提供することができる。また、例えば、デジタルカメラに組み込まれた本機能は、風景を撮影した際に、撮影した画像を表示した表示画面とタッチパネルとから、その場でその写真を撮る際の状況や感想等を書き留めた手書き文字を受け付けて、撮影した画像と組み合わせることができるストロークデータを作成することができる。また、例えば、デジタルカメラに組み込まれた本機能は、有名人の写真を撮った場合、その場でその写真に有名人のサインを受け付けて、撮影した有名人の画像と組み合わせることができるストロークデータを作成することができる。また、例えば、電子ブックリーダに組み込まれた本機能は、学校現場において、電子ブックリーダに教科書等をロードさせておいて、ロードさせた教科書の領域を本発明の電子シートに対応させて表示部に表示させ、生徒に表示画面の大きさと入力部の大きさに制限されることなく感想文や回答を必要な長さで補助メモリがある限り書き留めさせることができる。
また、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 手書きデータ処理装置
11 セル表示構成部
12 手書入力部
13 入力表示部
14 入力範囲構成部
15 通常セル対応付け部
16 拡張セル対応付け部
17 データ表示作成部
18 時間計測部
19 対応セル移動部
20 中断時間計測部
21 入力終了部
22 中断時間記憶制御部
23 閾値最適化部
31 手書きデータDB
201 入力表示装置
202 入力タブレット
301 スタイラスペン
2014 表示部

Claims (8)

  1. 画像を表示する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段とは別に画像を表示する第2の表示手段と、
    前記第1の表示手段に、所定の数のセルをマトリックス状に構成させ、構成させた前記セルごとに画像を表示させるセル表示構成手段と、
    前記第2の表示手段の前面に配置され透光性を有する入力タブレットを一体に構成させた手書き入力手段と、
    スタイラスペンによって前記手書き入力手段の前記入力タブレットに手書きされた軌跡を前記手書き入力手段の前記第2の表示手段に表示させる入力表示手段と、
    前記手書き入力手段上に、前記スタイラスペンの軌跡を手書き入力することができる通常入力エリアと、当該通常入力エリアの外周に沿って囲まれた拡張入力エリアと、を構成する入力範囲構成手段と、
    前記通常入力エリアと、前記セル表示構成手段によって構成された複数のセルのうち一のセルと、を前記通常入力エリアに入力された前記スタイラスペンの軌跡が当該一のセルに表示される様に対応付ける通常セル対応付け手段と、
    前記拡張入力エリアを所定の区画に区分けし、当該区分けした区画のうち一の区画と前記通常入力エリアとの位置関係と、前記通常セル対応付け手段によって前記通常入力エリアに対応付けられた一のセルに接するセルのうち一の接するセルと当該一のセルとの位置関係とが、同じ位置関係となる様に当該一の区画と当該一の接するセルとを対応付ける拡張セル対応付け手段と、
    前記通常入力エリアに入力された前記スタイラスペンの軌跡を、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた一のセルの解像度に合わせて当該一のセルに表示させると共に、ストロークデータを作成するデータ表示作成手段と、を備え、
    前記データ表示作成手段は、前記手書き入力手段によって検出された前記スタイラスペンの軌跡が、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ連続して検出された場合に、前記拡張入力エリアのうち前記スタイラスペンが停留している区画に前記拡張セル対応付け手段によって対応付けられたセルに、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ手書きされた前記スタイラスペンの軌跡を延長して表示させる、手書きデータ処理装置。
  2. 前記手書き入力手段によって検出された前記スタイラスペンの軌跡が、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ連続して検出された場合に、前記拡張入力エリアのうち同一の区画内に停留している時間を計測する時間計測手段、をさらに備え、
    前記データ表示作成手段は、前記時間計測手段によって計測された時間が所定の時間以上である場合に、前記拡張入力エリアのうち前記スタイラスペンが停留している区画に前記拡張セル対応付け手段によって対応付けられたセルに、前記通常入力エリアから前記拡張入力エリアへ手書きされた前記スタイラスペンの軌跡を延長して表示させる、請求項1に記載の手書きデータ処理装置。
  3. 前記入力表示手段は、前記データ表示作成手段がセルに表示させた延長した線分を前記第2の表示手段に表示させると共に、当該セル内に表示させた最後の点を前記第2の表示手段に明示する請求項1又は2に記載の手書きデータ処理装置。
  4. 前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる対応セル移動手段と、
    前記手書き入力手段によって検出されていた前記スタイラスペンの位置が検出されなくなった場合に、検出されない時間を計測する中断時間計測手段と、
    入力の終了を指示する入力終了手段と、をさらに備え、
    前記対応セル移動手段は、前記中断時間計測手段によって計測された時間がストローク閾値以上である場合、又は前記入力終了手段によって入力の終了が指示された場合に、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させる請求項1から3のいずれかに記載の手書きデータ処理装置。
  5. 前記データ表示作成手段は、
    前記中断時間計測手段によって時間が計測されるごとに、前記ストロークデータに当該計測された時間を対応付けて記憶させる中断時間記憶制御手段と、
    前記中断時間記憶制御手段によって前記ストロークデータに対応付けて記憶された時間に基づいて統計処理により前記ストローク閾値を算出し、最適化する閾値最適化手段と、
    をさらに備える請求項4に記載の手書きデータ処理装置。
  6. 前記対応セル移動手段は、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、当該一のセルとは別の所定のセルに対応付けを移動させるごとに移動させた方向を記憶手段に記憶させ、前記中断時間計測手段によって計測された時間が前記ストローク閾値以上である場合に、前記通常セル対応付け手段によって対応付けられた前記一のセルから、前記記憶手段に記憶させた移動方向と同じ方向の所定のセルに、対応付けを移動させる請求項5に記載の手書きデータ処理装置。
  7. 前記セル表示構成手段は、電子シート上に構成されたページを構成するマトリックス状の複数のセルと、前記第1の表示手段上に構成されたセルとを対応付ける請求項1から6のいずれかに記載の手書きデータ処理装置。
  8. 前記セル表示構成手段によって、電子シート上に構成されたマトリックス状の複数のセルのうち一のセルと、前記第1の表示手段上に構成された前記一のセルとが対応付けられる通常モードと、前記セル表示構成手段によって、前記ページと、前記第1の表示手段上に構成された一のセルとが対応付けられるページモードと、を切り替えるモード切替手段を、さらに備える請求項7に記載の手書きデータ処理装置。
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