JP2011164815A - 通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法及び通行管理システム - Google Patents

通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法及び通行管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】読取対象の通行エリア内の実際の通信状態をより正確に把握した上でアンテナの設置状態を変更する。
【解決手段】読取対象の通行エリア内において、高さ方向、横方向、前後方向に分散させて配置された複数の検査用無線タグを読取手段によって読み取り、この読取ステップによる複数の検査用無線タグの読取結果を出力手段によって出力、又は記憶手段に記憶する。そして、この読取結果処理ステップによる読取結果の出力又は記憶に応じてアンテナを変位させる変位動作が行われることに基づき、アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを変更する。
【選択図】図5

Description

本発明は、通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法及び通行管理システムに関するものである。
現在、所定位置の通行を管理する通行管理システムが様々に提供されている。例えば、特定エリア(部屋等)への入退を管理する入退管理システムでは、入室対象者に無線タグを備えた媒体を所持させることを前提とし、部屋の出入口付近にこの無線タグを読み取り可能な無線タグリーダを設置している。そして、出入口付近に人が接近したときに、その接近者が所持する無線タグを無線タグリーダによって読み取り、正規の無線タグ(例えば許可されたIDを備えた無線タグ)である場合にその接近者を入出許可者として判定している。なお、このような入退管理システムに関する技術としては、例えば特許文献1のようなものがある。
特開2004−295599公報
ところで、上記のような通行管理システムでは、読取対象が所持する無線タグを正確に読み取ることが求められ、そのためにはアンテナを適切な位置或いは適切な向きに設置することが望ましい。例えば、部屋の出入口に無線タグリーダを設けて入室者が所持する無線タグを読み取ろうとする場合、入室者が通行する経路上の所定領域(無線タグが通過するであろう領域)が良好な通信状態となるようにアンテナの設置状態を設置すべきである。
しかしながら、無線タグとアンテナとの通信状態はアンテナ構成や設置角度のみならず、これら以外の外的要因も影響し得る。例えば、上方に配置されたアンテナから電波を出力して無線タグを読み取ろうとした場合、出力された電波が壁や床などに反射して電波同士が干渉し合い、距離としては適切であるにもかかわらず電波が届かない場所(いわゆるNULL点)が生じる場合がある。また、天井、床、壁などの材質、構造などによっても通信状態が変化し、出入口付近に電波状態に影響を及ぼす物体が配置される場合も想定されうる。このような外的要因は複雑に関与するため、アンテナがどのような設置状態となるのが望ましいかを把握することが難しく、アンテナの設置状態が適切ではないことに起因する読取不良を排除しにくいという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、読取対象の通行エリア内の実際の通信状態をより正確に把握した上でアンテナの設置状態を変更することが可能な設置状態変更方法及び通行管理システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、アンテナと前記アンテナを介して無線タグと無線通信を行う無線通信手段とを有する無線タグリーダを備えると共に、読取対象が保持する無線タグを前記無線通信手段によって読み取ることで前記読取対象の通行を管理する通行管理システムにおいて、前記アンテナの設置状態を変更する変更方法であって、前記読取対象の通行エリア内において、高さ方向、前記高さ方向と直交する規定の横方向、及び前記高さ方向及び前記横方向と直交する前後方向に分散させて配置された複数の前記検査用無線タグを読取手段によって読み取る読取ステップと、前記読取ステップによる複数の前記検査用無線タグの読取結果を出力手段によって出力、又は記憶手段に記憶する読取結果処理ステップと、前記読取結果処理ステップによる前記読取結果の出力又は記憶に応じて前記アンテナを変位させる変位動作が行われることに基づき、前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを変更するアンテナ変更ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のアンテナの設置状態変更方法において、前記アンテナ変更ステップによって前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかが変更された場合、その変更された前記アンテナの設置状態で、前記読取ステップを再度行い、前記アンテナ変更ステップ後に再度の前記読取ステップが行われた場合には、前記読取結果処理ステップを再度行い、再度の前記読取ステップによる複数の前記検査用無線タグの読取結果を前記出力手段によって出力又は前記記憶手段に記憶し、それら再度の前記読取ステップ及び再度の前記読取結果処理ステップを、前記アンテナ変更ステップが行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返すことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のアンテナの設置状態変更方法において、前記読取ステップは、前記高さ方向において第1間隔毎に配置され、前記横方向において第2間隔毎に配置され、前記前後方向において第3間隔毎に配置された複数の検査用無線タグを読み取ることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載のアンテナの設置状態変更方法において、前記読取結果処理ステップは、分散配置された複数の前記検査用無線タグに対して前記読取ステップを行ったときの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、前記高さ方向一方側、又は前記横方向一方側、若しくは前記前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断する偏り判断ステップを有し、前記偏り判断ステップによる判断結果を前記読取結果として出力又は記憶することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナの設置状態変更方法において、前記読取結果処理ステップは、分散配置された複数の前記検査用無線タグの内、前記読取ステップによって読み取られた又は読み取られなかった前記検査用無線タグの位置及び数の少なくともいずれかを前記読取結果として出力又は記憶することを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナの設置状態変更方法において、更に、前記アンテナ変更ステップの実行回数をカウントするカウントステップと、前記カウントステップによってカウントされる前記実行回数が所定回数に達したか否かを判断する回数判断ステップと、分散配置された複数の前記検査用無線タグの内の全範囲又は設定範囲内の全検査用無線タグが全て読み取られたか否かを判断する全読取判断ステップと、前記回数判断ステップによって前記実行回数が前記所定回数に達したと判断されるまでの間に前記全読取判断ステップによって前記全検査用無線タグが全て読み取られたと判断されない場合に報知処理を行う報知ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項7の発明は、アンテナと前記アンテナを介して無線タグと無線通信を行う無線通信手段とを有する無線タグリーダを備え、読取対象が保持する無線タグを前記無線通信手段によって読み取ることで前記読取対象の通行を管理する通行管理システムであって、前記読取対象の通行エリア内において、複数の検査用無線タグを、高さ方向、前記高さ方向と直交する規定の横方向、及び前記高さ方向及び前記横方向と直交する前後方向に分散させて配置される複数の検査用無線タグと、分散配置された複数の前記検査用無線タグを読み取る読取手段と、前記読取手段による複数の前記検査用無線タグの読取結果を出力又は記憶する読取結果処理手段と、前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを変更可能なアンテナ変更手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項7に記載の通行管理システムにおいて、前記読取手段は、前記読取結果処理手段によって複数の前記検査用無線タグの前記読取結果が出力又は記憶された後、その読取結果に応じて前記アンテナ変更手段によって前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかが変更された場合、分散配置された複数の前記検査用無線タグを、その変更された前記アンテナの設置状態で再度読み取り、前記読取結果処理手段は、前記アンテナ変更手段によって前記アンテナの変更がなされた後、前記読取手段によって複数の前記検査用無線タグの再度の読み取りが行われた場合、その再度の読取結果を出力又は記憶する構成をなしており、前記読取手段による再度の読み取り、及び前記読取結果処理手段による前記再度の読取結果の出力又は記憶を、前記アンテナ変更手段による前記アンテナの変更が行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返すことを特徴としている。
請求項1の発明は、読取対象の通行エリア内において、高さ方向、高さ方向と直交する規定の横方向、及び、高さ方向及び横方向と直交する前後方向に分散させて配置された複数の検査用無線タグを読取手段によって読み取り(読取ステップ)、この読取ステップによる複数の検査用無線タグの読取結果を出力手段によって出力、又は記憶手段に記憶している(読取結果処理ステップ)。このようにすると、通行エリア内に三次元的に分散配置された検査用無線タグを実際に読み取って評価することができるため、通信環境に複雑に関与する様々な要素に関わらず実際の読取状況を正確に把握できるようになる。そして、このような読取結果の出力又は記憶に応じてアンテナを変位させる変位動作が行われたときに、アンテナ変更ステップによってアンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを所望の状態に設定できるようになる。
請求項2の発明は、アンテナ変更ステップによってアンテナの位置及び向きの少なくともいずれかが変更された場合、その変更されたアンテナの設置状態で、読取ステップを再度行い、この再度の前記読取ステップが行われた場合には、読取結果処理ステップを再度行っている。そして、再度の前記読取ステップによる複数の検査用無線タグの読取結果を出力手段によって出力又は前記記憶手段に記憶し、それら再度の読取ステップ及び再度の読取結果処理ステップを、アンテナ変更ステップが行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返している。このようにすると、アンテナ変更ステップによってアンテナの設置状態が変更された場合に、そのアンテナ状態での各位置の実際の読取状況を三次元的に正確に把握できる。そして、このような再度の読取ステップ及び再度の読取結果処理ステップを、アンテナ変更ステップが行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返されるため、各設置状態を適切に把握しながら微調整が行われやすく、ひいては、最終的にアンテナがより望ましい設置状態に設定されやすくなる。
請求項3の発明では、高さ方向において第1間隔毎に配置され、横方向において第2間隔毎に配置され、前後方向において第3間隔毎に配置された複数の無線タグを読取ステップにて読み取っている。このように、高さ方向、横方向、前後方向のそれぞれにおいて一定間隔毎に配置された複数の検査用無線タグを読み取るようにすれば、読取対象の通行エリア内において高さ方向の各位置、横方向の各位置、前後方向の各位置の実際の通信状況を満遍なく確認することができ、通信エリア内の状態をより具体的かつ正確に把握しやすくなる。
請求項4の発明では、読取結果処理ステップにおいて、分散配置された複数の検査用無線タグに対して読取ステップを行ったときの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、高さ方向一方側、又は横方向一方側、若しくは前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断し(偏り判断ステップ)、この偏り判断ステップによる判断結果を読取結果として出力又は記憶している。このようにすると、読取成功エリア又は読取失敗エリアの偏りに基づいてアンテナの向きを適切に変更しやすくなる。
請求項5の発明では、読取結果処理ステップにおいて、分散配置された複数の検査用無線タグの内、読取ステップによって読み取られた又は読み取られなかった検査用無線タグの位置及び数の少なくともいずれかを読取結果として出力又は記憶している。このようにすると、読取可能な位置、読取不能な位置、読取可能な領域の割合、読取不能な領域の割合の少なくともいずれかを具体的に把握できるようになり、アンテナの設置状態をより一層適切な状態に変更しやすくなる。
請求項6の発明では、アンテナ変更ステップの実行回数をカウントするカウントステップと、カウントステップによってカウントされる実行回数が所定回数に達したか否かを判断する回数判断ステップと、分散配置された複数の検査用無線タグの内の全範囲又は設定範囲内の全検査用無線タグが全て読み取られたか否かを判断する全読取判断ステップと、回数判断ステップによって実行回数が所定回数に達したと判断されるまでの間に全読取判断ステップによって全検査用無線タグが全て読み取られたと判断されない場合に報知処理を行う報知ステップとを含んでいる。
このようにすると、所定回数に達するまではアンテナの設置状態の変更と、その評価(規定範囲の全検査用無線タグが全て読み取られたか否かの評価)を繰り返すことができ、規定範囲の全検査用無線タグが全て読み取られる状態に設定しやすくなる。一方、所定回数に達したときには、報知処理を行って管理者等に知らしめることができ、必要以上に変更処理が繰り返されることを効果的に防止し得る。
請求項7の発明の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏する通行管理システムを実現できる。
請求項8の発明によれば、請求項2と同様の効果を奏する通行管理システムを実現できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通行管理システムを概念的に説明する説明図である。 図2は、図1の通行管理システムの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図3(A)は、第1実施形態に係る通行管理システムにおいて無線タグリーダとして機能する部分の電気的構成を例示するブロック図である。図3(B)は、無線タグの電気的構成を例示するブロック図である。 図4は、アンテナを2方向に変位させる機構を概略的に例示する斜視図である。 図5は、本実施形態に係るアンテナの設置状態変更方法で用いる機器構成を概略的に説明する説明図である。 図6(A)は、配置器具に検査用無線タグを配置した様子を概略的に例示する斜視図である。図6(B)は、いずれかの段についてのフレーム構成及び検査用無線タグの配置の様子を概略的に例示する斜視図である。 図7は、図1の通行管理システム1で行われるアンテナ設置状態変更処理の流れを例示するフローチャートである。 図8(A)は、登録された各タグIDのデータと、各タグIDの位置データとを概念的に説明する説明図である。図8(B)は、各タグIDの読取結果を概念的に説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(1.通行管理システムの概要)
まず、本実施形態に係る通行管理システムの概要について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る通行管理システムを概念的に説明する説明図である。図2は、図1の通行管理システムの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。図3(A)は、第1実施形態に係る通行管理システムにおいて無線タグリーダとして機能する部分の電気的構成を例示するブロック図である。図3(B)は、無線タグの電気的構成を例示するブロック図である。図4は、アンテナを2方向に変位させる機構を概略的に例示する斜視図である。
図1に示す通行管理システム1は、例えば部屋2内への人の入退室を管理する入退室管理システムとして構成されている。この通行管理システム1は、図1に示すように、通行者Pに所持される無線タグ40と、出入口3の外側において出入口3の上方近傍に配置されるアンテナ22と、同じく出入口3の外側において出入口3の上方近傍に配置される人感センサ30と、アンテナ22及び人感センサ30と電気的に接続されるコントローラ9と、コントローラ9によって制御される電気錠7と、コントローラ9に通信可能に接続される管理装置50とを備えている。
なお、本実施形態では、出入口3への進入方向を前方向、退出方向を後方向として「前後方向」を規定する。また、扉の幅方向を「横方向」とし、これら前後方向及び横方向と直交する高さ方向を「上下方向」とする。なお、図1では、「前後方向」をX軸方向で表し、「上下方向」をY軸方向で表すこととする。また、「横方向」は、Z方向として扱うこととする。
この通行管理システム1が設けられた部屋2は、出入口3が扉5により開閉されるように構成されている。この扉5は、例えばスライド式或いは回動式に構成されており、扉5と隣接する位置には電気錠7が設けられている。電気錠7は、例えば、通電することにより電気錠内部の電磁石が動作されて扉5の施解錠を行う電磁式電気錠などが用いられる。
コントローラ9は、例えば、図2のように構成されており、制御回路10、通信部11、メモリ12、無線タグ通信部21などを備えている。本実施形態に係る通行管理システム1では、コントローラ9及びアンテナ22が公知の無線タグリーダとして機能している。
制御回路10は、例えばマイクロコンピュータ等で構成されており、メモリ12に記憶された制御プログラムに従いコントローラ9全体を制御している。例えば、データ送信時には制御回路10から無線タグ通信部21の送信回路21a(図3(A))に対して無線タグ40に送信するべき送信データが出力されるようになっており、データ受信時には受信回路21b(図3(A))にて生成された受信データが制御回路10に入力されるようになっている。
メモリ12は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの公知の記憶媒体によって構成されており、コントローラ9で扱われる各種情報を記憶している。例えば、ROMには上述の制御プログラムなどが記憶されており、RAMや不揮発性メモリなどには通行者の進入履歴情報などが記憶可能とされている。また、通信部11は、例えば公知のLANインターフェースなどによって構成されており、コントローラ9と管理装置50との間で通信を行うためのインターフェースとして機能している。
無線タグ通信部21は、「無線通信手段」の一例に相当するものであり、図3(A)に示すように、送信回路21a、受信回路21bなどを備えている。送信回路21aは、例えば、キャリア発振器、符号化部、変調部、増幅器、などによって構成され、キャリア発振器は、所定周波数のキャリア(搬送波)を出力しており、符号化部は、制御回路10に接続され、制御回路10より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)及び符号化部からの送信データが入力されるものであり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。また、増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を設定された増幅率で増幅しており、その増幅信号が送信信号としてアンテナ22に出力されるようになっている。
また、アンテナ22には、受信回路21bの入力端子が接続されており、アンテナ22によって受信された電波信号(受信信号)は、受信回路21bに入力されるようになっている。受信回路21bは、例えば、増幅器、復調部、二値化処理部などによって構成されており、アンテナ22によって受信された受信信号を増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調している。更に、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化すると共に、復号化部にて復号化し、その復号化された信号を受信データとして制御回路10に出力している。
無線タグ40は、ハードウェア的には公知のRFIDタグとして構成されている。この無線タグ40は、図3(B)に示すように、アンテナ41,電源回路42,復調回路43,制御回路44,メモリ45,変調回路46,負荷変調回路47などによって構成されている。尚、アンテナ41には、コンデンサ48が並列に接続されている。この無線タグ40は、無線タグ送信部21及びアンテナ22より送信された搬送波をアンテナ41を介して受信すると、電源回路42において搬送波を整流して動作用電源を生成し、マイクロコンピュータで構成される制御回路44及びその他の構成要素に供給している。
また、無線タグ40では、搬送波に重畳されているアンテナ22からの送信データが復調回路43によって復調され、制御回路44に出力されるようになっている。制御回路44は、動作用電源が供給されて起動すると、リーダ側からの送信データ(アンテナ22からの送信データ)を受けてメモリ45に記憶されているデータを読み出している。変調回路46は、受信した搬送波を分周した副搬送波を制御回路44が出力する応答データによって変調している。更に、アンテナ41には、負荷変調回路47を構成する抵抗及びスイッチの直列回路が並列に接続されており、変調回路46より出力される副搬送波の被変調信号により負荷変調回路47のスイッチがオンオフされることで搬送波が負荷変調され、応答(レスポンス)が返信されるようになっている。
なお、図3(A)(B)では、図3に示す無線タグ通信部21及び無線タグ40の一例を挙げたが、電波を媒介として無線通信が可能な他の構成を用いてもよい。
人感センサ30は、出入口3付近に存在する通行者を検出するセンサであり、例えば、赤外線センサ、超音波センサ、可視光センサなどによって構成されている。この人感センサ30は、通行者が所定の検出エリアAR1内に進入したときに当該通行者を検出し、検出信号を出力するように構成されている。人感センサ30からの出力される検出信号は制御回路10に入力されるようになっている。
管理装置50は、図2に示すように、CPU51、表示部52(液晶モニタ等)、記憶部53(ROM、RAM、HDD等)、入力手段(マウス、キーボード等:図示略)、通信部54(LANインターフェース等)などを備えた情報処理装置(例えば公知のパーソナルコンピュータ)として構成されており、コントローラ9からの各種情報(例えば、通行履歴や認証履歴等)を取得し、蓄積し得るように構成されている。
また、本実施形態に係る通行管理システム1には、アンテナ22を駆動してアンテナ22の向きを変更するアンテナ駆動部60が設けられている。アンテナ22は、例えば前面22a(図4)と直交する向きが最も電波が大きくなるように指向性を有しており、アンテナ駆動部60はアンテナ22を駆動してこの前面22aの向きを変更しうるように構成されている(即ち、電波出力方向を変更可能に構成されている)。
具体的には、例えば図4に示すようなアンテナ保持機構が設けられている。このアンテナ保持機構では、アンテナ22が第1保持部64に回動可能に保持されており、この第1保持部64も第2保持部(例えば図1の天井8等に固定された保持部:図示略)に回動可能に保持されている。図4の例では、第1保持部64の回動軸線G1が横方向(Z方向)とされており、アンテナ22は、回動軸線G2(回動軸線G1と直交する回動軸線)を中心として回動するように第1保持部64に保持されている。回動軸線G2の方向は、第1保持部64の回動に応じて変更されるようになっている。また、図2に示す第1モータ61は、例えばステッピングモータとして構成されており、図示しない第2保持部に固定されると共に回動軸線G1を中心として第1保持部64を回転駆動するように構成されている(図4では図示略)。また、第2モータ62も、例えばステッピングモータとして構成されており、第1保持部64に固定されると共に回動軸線G2を中心としてアンテナ22を回転駆動するように構成されている(図4では図示略)。なお、本実施形態では、アンテナ駆動部60及び制御回路10が「アンテナ変更手段」の一例に相当する。
(2.アンテナの設置状態変更方法)
次に、アンテナの設置状態を変更する方法について説明する。
図5は、本実施形態に係るアンテナの設置状態変更方法で用いる機器構成を概略的に説明する説明図である。図6(A)は、配置器具に検査用無線タグを配置した様子を概略的に例示する斜視図である。図6(B)は、いずれかの段についてのフレーム構成及び検査用無線タグの配置の様子を概略的に例示する斜視図である。
<検査用無線タグの配置>
まず、検査用無線タグ40aの設置について説明する。
本実施形態に係る設置状態変更方法では、まず、図5に示すように、読取対象の通行エリア内において、高さ方向、横方向(高さ方向と直交する規定方向)、及び高さ方向及び横方向と直交する前後方向に分散させて複数の検査用無線タグ40aを配置する。これら検査用無線タグ40aの配置は、例えば、図5、図6(A)に示すような配置器具70を用いて行われる。
配置器具70は、図6(A)のように格子状に構成されており、高さ方向に関して複数段(図6(A)の例では5段)の構成をなしている。また、幅方向(横方向)に関して複数列(図6(A)の例では5列)の構成をなしており、前後方向に関しても複数列(図6(A)の例では5列)の構成をなしている。更に、各段毎に、第1方向に延びる複数本のフレーム71と、この第1方向と直交する第2方向に延びる複数本のフレーム72とが交差して配置されており、第1方向に延びる複数本のフレーム71は一定間隔(第2間隔Z1)毎に配置され、第2方向に延びる複数本のフレーム72も一定間隔(第3間隔X1)毎に配置されている。このように第1方向のフレーム71と第2方向のフレーム72とが交差してなる各段の構造体70aが一定間隔(第1間隔Y1)毎に複数段配置されており、これらが第3方向(第1方向及び第2方向と直交する縦方向)のフレーム73によって連結されている。なお、図6(A)(B)では、前後方向に延びる一部のフレームに符号71を付し、それ以外は符号を省略している。また、横方向に延びる一部のフレームに符号72を付し、それ以外は符号を省略している。また、上下方向に延びる一部のフレームに符号73を付し、それ以外の符号を省略している。
このような配置器具70における各フレームの交差部分に検査用無線タグ40aが取り付けられている。従って、複数の無線タグ40aは、高さ方向に関して第1間隔Y1毎に並び、横方向に関して第2間隔Z1毎に並び、前後方向に関してX1毎に並ぶように三次元的に整列して配置されている。この検査用無線タグ40aは、図3(B)で示した無線タグ40と同様の構成をなしており、上述した無線タグリーダ(アンテナ22及びコントローラ9)と無線通信可能となっている。
また、各検査用無線タグ40aにはそれぞれ固有IDが記録されている。配置器具70は、第1方向のフレーム71が前後方向に沿って配置され、第2方向のフレーム72が横方向(幅方向)に沿って配置され、第3方向のフレーム73が高さ方向に沿って配置されるように予め決められている。一方、コントローラ9のメモリ12には、各検査用無線タグ40aの位置とIDとが対応付けて記憶されている。例えば、前後方向に関して第1位置(前後方向の5列の中で扉に最も近い列)に配置され、左右方向に関して第1位置(左右方向の5列のうち、外側正面から出入口を見た場合の最も右の列)に配置され、上下方向に関して第1位置(上下方向の5段の中で一番下の段)に配置される検査用無線タグ40a(符号T111参照)のIDがID111であることが登録されており(図8(A)参照)、配置機器70の当該位置(上下方向第1位置、左右方向第1位置、上下方向第1位置)には、実際にこのID111の検査用無線タグ40aが配置されるようになっている。従って、ID111の検査用無線タグ40aの読み取りが成功した場合には、当該位置(上下方向第1位置、左右方向第1位置、上下方向第1位置)が通信可能であることが把握できることとなる。他の位置も同様であり、前後方向に関して第1位置(前後方向の5列の中で扉に最も近い列)に配置され、左右方向に関して第2位置(左右方向の5列のうち、右から2番目の列)に配置され、上下方向に関して第3位置(上下方向の5段の中で下から3番目の段)に配置される検査用無線タグ40a(符号T123参照)のIDがID123であることが登録されており、配置機器70の当該位置(上下方向第1位置、左右方向第2位置、上下方向第3位置)には実際にこのID123の検査用無線タグ40aが配置されるようになっている。従って、ID123の検査用無線タグ40aの読み取りが成功した場合には、当該位置(上下方向第1位置、左右方向第2位置、上下方向第3位置)が通信可能であることが把握できることとなる。
<アンテナ設置状態変更処理>
次に、本実施形態に係る通行管理システム1で行われるアンテナ設置状態変更処理について説明する。図7は、図1の通行管理システム1で行われるアンテナ設置状態変更処理の流れを例示するフローチャートである。図8(A)は、登録された各タグIDのデータと、各タグIDの位置データとを概念的に説明する説明図である。図8(B)は、各タグIDの読取結果を概念的に説明する説明図である。
図7の処理では、まず、検査用無線タグ40aの配置が完了したか否かを判断する処理を行う(S1)。本実施形態では、例えば、コントローラ9に対して所定の外部入力(例えばユーザによる所定操作の入力)があった場合に配置が完了したと判断しており、図5のように通行エリア内の所望の位置に配置器具70及び検査用無線タグ40aが正しく配置され、ユーザが図示しない操作部に対して所定操作を行った場合にはS1にてYesに進むこととなる。
S1でYesに進む場合には、配置器具70に配置された検査用無線タグ40aを読み取る処理を行う(S2)。上述したように、配置準備が完了したときには通行者P(読取対象)の通行エリア内に複数の検査用無線タグ40aが、高さ方向、横方向、前後方向に分散した状態で配置され、S2の処理では、これら分散配置された複数の検査用無線タグの読み取りを行う。なお、S2の処理は、「読取ステップ」の一例に相当する。また、S2の処理を実行する制御回路10が「読取手段」の一例に相当し、分散配置された複数の検査用無線タグ40aを読み取るように機能する。
そして、S2の読取ステップでの読取結果(即ち、通行エリア内に配された複数の前記検査用無線タグ40aの読取結果)をメモリ12に記憶すると共に、外部に出力する処理を行う(S3)。上述したように、各検査用無線タグ40aは、どの検査用無線タグがどの位置に配置されるか予め決められており、且つ検査用無線タグ毎に固有のIDが記録されている。S3の処理では、読み取りが成功した検査用無線タグ40aのIDをメモリ12に記録し、予め図8(A)のように登録されている登録IDとの照合を行う。そして、読み取られた検査用無線タグの位置及び数を読取結果としてメモリ12に記憶する。なお、これに代えて又はこれと共に、読み取られなかった検査用無線タグ40aの位置及び数を読取結果として記憶してもよい。なお、図8(B)では、記憶される読取結果の一例を示しており、図8(B)では、登録されている各ID毎に読み取りが成功したか否かを記録している。この例では、読み取られた検査用無線タグ及び読み取られなかった検査用無線タグのいずれも記録されることとなり、それらの数をカウントすることで、読み取りが成功した検査用無線タグの数及び読み取りが失敗した検査用無線タグの数を把握できることとなる。
また、S3の処理では、分散配置された複数の検査用無線タグ40aの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、高さ方向一方側、又は横方向一方側、若しくは前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断し、その判断結果を出力又は記憶するようにしてもよい。例えば、配置器具70において右側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、左右方向における第1列、第2列に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数と、配置器具70において左側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、左右方向における第4列、第5列に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数とを比較し、比較結果を記憶し、出力するようにしてもよい。或いは、左右方向の各列ごとの読み取り成功個数を記憶、出力するようにしてもよい。
また、配置器具70において前側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、前後方向における第1列、第2列に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数と、配置器具70において後ろ側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、前後方向における第4列、第5列に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数とを比較し、比較結果を記憶し、出力するようにしてもよい。或いは、前後方向の各列ごとの読み取り成功個数を記憶、出力するようにしてもよい。
更に、配置器具70において下側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、上下方向における第1段、第2段に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数と、配置器具70において上側に配置される検査用無線タグ40a(例えば、上下方向における第4段、第5段に配置される検査用無線タグ40a)の読み取り成功個数とを比較し、比較結果を記憶し、出力するようにしてもよい。或いは、上下方向の各段ごとの読み取り成功個数を記憶、出力するようにしてもよい。なお、このような判断処理を行う場合、当該処理が「偏り判断ステップ」の一例に相当する。
本実施形態では、このようなS3の処理が、「読取結果処理ステップ」の一例に相当する。また、S3の処理を実行する制御回路10が「読取結果処理手段」の一例に相当し、読取手段による複数の検査用無線タグ40aの読取結果を出力又は記憶するように機能する。また、メモリ12は「記憶手段」の一例に相当する。
S3の処理では、上述のように得られた読取処理の結果を管理装置50に出力してもよい。例えば、図8(A)のように登録された検査用無線タグ40a中でどの検査用無線タグの読み取りが成功したか、或いはどの検査用無線タグの読み取りが失敗したかをデータとして管理装置50に出力してもよく、それ以外の様々なデータ(S2、S3で得られる上述の様々な読取結果)を出力してもよい。この場合、制御回路10及び通信部11が「出力手段」の一例に相当する。また、このように管理装置50に出力される様々なデータは、管理装置50の表示部52に表示してもよい。この場合、制御回路10、通信部11、CPU51、表示部52、通信部54が「出力手段」の一例に相当する。
S3の処理の後には、所定範囲の全タグの読み取りが成功したか否かを判断する(S4)。このS4の処理は、「全読取判断ステップ」の一例に相当し、配置器具70によって分散配置された複数の検査用無線タグ40aのうち、「所定範囲」にある全検査用無線タグが全て読み取られたか否かを判断している。ここで説明する代表例では、S3の「所定範囲」を「配置器具の全範囲」としており、配置器具70によって配置された複数の検査用無線タグ40が全て読み取られた場合にYesに進み、そうでない場合にはNoに進むこととなる。S4にてYesに進む場合には、当該処理を終了する。この場合、全ての検査用無線タグの読み取りが成功した旨を報知する処理を行ってもよく、これにより、報知対象(例えば報知を受けた者又は報知を受けた装置(管理装置50など)等)は、検査用無線タグ40aが設置されたエリアが全範囲に亘って良好に通信し得ることが確認できる。
一方、S4にてNoに進む場合、アンテナ設置状態の変更回数(後述するS8でカウントされる回数)が予め定められた所定回数(例えば5回)に達したか否かを判断し、達した場合にはS5にてYesに進んで後述の報知処理を行い(S6)、達していない場合にはS5にてNoに進んで後述のアンテナ変更処理を行う(S7)。
S7のアンテナ変更処理は、「アンテナ変更ステップ」の一例に相当するものであり、S3の処理(読取結果処理ステップ)による読取結果の出力又は記憶に応じてアンテナ22を変位させる変位動作が行われることに基づいて、アンテナ22の向きを変更する。アンテナ22を変位させる変位動作は、ユーザによる指示に応じた動作であってもよく、コントローラ9の指示に応じた動作であってもよい。以下では、コントローラ9に指示に応じた動作の例を代表例として説明することとする。
コントローラ9による変位動作の例としては、例えば、第1保持部64によるアンテナ22の保持角度θ1及び第2保持部(図示略)による第1保持部64の保持角度θ2を1ステップ(例えば5°)ずつ変更する方法などが考えられる。具体的には、例えば、S7の処理実行前の第1保持部64によるアンテナ22の保持角度θ1及び第2保持部(図示略)による第1保持部64の保持角度θ2を予め記憶しておき、S5でNoに進む場合には、いずれかの保持角度を1ステップ(例えば、5°)変更し、未だ読取処理(S2)を行っていない保持角度の組み合わせに再設定する。例えば、S7の処理実行前には、第2保持部(図示略)による第1保持部64の保持角度θ2が20°の角度(鉛直方向に対し前面64aが20°となる角度)で設定され且つ第1保持部64によるアンテナ22の保持角度θ1が0°の角度(第1保持部64の前面64aとアンテナ22の前面22aとが平行となる角度)で設定されていた場合、S7の処理では、例えば、第2保持部(図示略)による第1保持部64の保持角度θ2を1ステップ変更し、25°の角度(鉛直方向に対し前面64aが25°となる角度)とする。このような変更は、θ1、θ2についての全ての組み合わせが終了するまで実行するようにしてもよく(この場合、S5の「所定回数」は、全ての組み合わせの数とする)、変更が一定回数に達するまで実行するようにしてもよい。S7の処理後には、S7の処理の実行回数(ここではアンテナ角度の変更回数)をカウントアップする処理を行う(S8)。そして、S7での変更後のアンテナ22の設置状態で、再びS2〜S4の処理を行う。
本実施形態では、S7の処理(アンテナ変更ステップ)によってアンテナ22の向きが変更された場合、S8の処理後、その変更されたアンテナ22の向きで、S2の処理(読取ステップ)を再度行っている。そして、このようにS7の処理後(アンテナ変更ステップ後)に再度S4の処理(読取ステップ)が行われた場合、S3の処理(読取結果処理ステップ)を再度行い、直前に行われる再度の読取処理(S2)での複数の検査用無線タグ40aの読取結果をメモリ12(記憶手段)に記憶したり、出力手段に出力している。なお、S3での読取結果の記憶内容、記憶方法や、出力内容、出力方法は、S3について上述した場合(初回の場合)と同様である。そして、再びS4の処理を行い、所定範囲(ここでは配置された複数の検査用無線タグ40aの全範囲)の全タグの読み取りが成功したか否かを再度判断する(S4)。
本実施形態では上記のようにS4にてNoに進む場合、S7(アンテナ変更ステップ)、S8(カウントステップ)、S2(再度の読取ステップ)、S3(再度の読取結果処理ステップ)の流れを所定の終了条件を満たすまで(S4にてYesに進むか、S5にてYesに進むまで)繰り返している。なお、「所定の終了条件」は、これら以外であってもよく、例えば、電源オフなどの強制終了があった場合や強制的な終了指示があった場合などであってもよい。
また、本実施形態では、S8の処理(カウントステップ)にてS7の処理(アンテナ変更ステップ)の実行回数をカウントしており、このカウントステップによってカウントされる実行回数が所定回数に達したか否かをS5の処理(回数判断ステップ)にて判断している。そして、S5の処理(回数判断ステップ)によって実行回数が所定回数に達したと判断されるまでの間にS4の処理でYesに進まない場合(即ち、S4の処理(全読取判断ステップ)にて全検査用無線タグが全て読み取られたと判断されない場合)には、S5にてYesに進み、報知処理を行っている(S5)。この報知処理は、ランプの点灯やブザーの鳴動などであってもよく、管理装置50の表示部52に所定情報(例えば、一定回数読み取りが失敗した旨の情報)を表示する処理としてもよい。本実施形態では、このS5の処理が「報知ステップ」の一例に相当する。
なお、図示はしないが、図7の処理開始直後(例えば、S1の前)や図7の処理終了直前(例えば、S4及びS6の処理の後)にS8でカウントされる実行回数の値を初期値(即ち0回)に設定する処理が設けられている。
(3.第1実施形態の主な効果)
第1実施形態に係るアンテナ設置状態変更方法では、通行者P(読取対象)の通行エリア(通行者Pが通行し得るエリア)内において、高さ方向、高さ方向と直交する規定の横方向、及び、高さ方向及び横方向と直交する前後方向に分散させて配置された複数の検査用無線タグ40aを読取手段によって読み取り(読取ステップ)、この読取ステップによる複数の検査用無線タグ40aの読取結果を出力手段によって出力又はメモリ12(記憶手段)に記憶している(読取結果処理ステップ)。このようにすると、通行者P(読取対象)の通行エリア内に三次元的に分散配置された検査用無線タグ40aを実際に読み取って評価することができるため、通信環境に複雑に関与する様々な要素に関わらず実際の読取状況を正確に把握できるようになる。そして、このような読取結果の出力又は記憶に応じてアンテナ22を変位させる変位動作が行われたときに、アンテナ変更ステップによってアンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを所望の状態に設定できるようになる。
また、本実施形態では、S7の処理(アンテナ変更ステップ)によってアンテナ22の向きが変更された場合、その変更されたアンテナ22の向きで、S2の処理(読取ステップ)を再度行い、この再度の読取ステップが行われた場合には、S3の処理(読取結果処理ステップ)を再度行っている。そして、この再度の読取ステップによる複数の検査用無線タグ40aの読取結果を出力手段によって出力又はメモリ12(記憶手段)に記憶し、それら再度の読取ステップ及び再度の読取結果処理ステップを、所定の終了条件を満たすまで繰り返している。このようにすると、S7(アンテナ変更ステップ)にてアンテナ22の向きが変更された場合に、そのアンテナ状態での各位置の実際の読取状況を三次元的に正確に把握できる。そして、このような再度の読取ステップ及び再度の読取結果処理ステップが、所定終了条件の成立まで繰り返されるため、各設置状態を適切に把握しながら微調整が行われやすく、ひいては、最終的にアンテナ22がより望ましい設置状態に設定されやすくなる。
また、本実施形態では、高さ方向において第1間隔Y1毎に配置され、横方向において第2間隔Z1毎に配置され、前後方向において第3間隔X1毎に配置された複数の無線タグ40aをS2(読取ステップ)にて読み取っている。このように、高さ方向、横方向、前後方向のそれぞれにおいて一定間隔毎に配置された複数の検査用無線タグ40aを読み取るようにすれば、通行者P(読取対象)の通行エリア内において高さ方向の各位置、横方向の各位置、前後方向の各位置の実際の通信状況を満遍なく確認することができ、通信エリア内の状態をより具体的かつ正確に把握しやすくなる。
また、S3の処理(読取結果処理ステップ)では、分散配置された複数の検査用無線タグ40aに対してS2の処理(読取ステップ)を行ったときの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、高さ方向一方側、又は横方向一方側、若しくは前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断し(偏り判断ステップ)、この偏り判断ステップによる判断結果を読取結果として出力又は記憶している。このようにすると、読取成功エリア又は読取失敗エリアの偏りに基づいてアンテナ22の向きを適切に変更しやすくなる。
また、S3の処理(読取結果処理ステップ)では、分散配置された複数の検査用無線タグ40aの内、S2の処理(読取ステップ)にて読み取られた又は読み取られなかった検査用無線タグ40aの位置及び数の少なくともいずれかを読取結果として出力又は記憶している。このようにすると、読取可能な位置、読取不能な位置、読取可能な領域の割合、読取不能な領域の割合の少なくともいずれかを具体的に把握できるようになり、アンテナ22の設置状態をより一層適切な状態に変更しやすくなる。
また、本実施形態では、S7(アンテナ変更ステップ)の実行回数をS8にてカウントし(カウントステップ)、このカウントステップによってカウントされる実行回数が所定回数に達したか否かをS5にて判断している(判断回数判断ステップ)。更に、分散配置された複数の検査用無線タグ40aの所定範囲(例えば全範囲)が全て読み取られたか否かをS4にて判断しており(全読取判断ステップ)、S5(回数判断ステップ)にて実行回数が所定回数に達したと判断されるまでの間にS4(全読取判断ステップ)によって全検査用無線タグが全て読み取られたと判断されない場合にS6にて報知処理を行っている(報知ステップ)。このようにすると、所定回数に達するまではアンテナ22の設置状態の変更と、その評価(規定範囲の全検査用無線タグ40aが全て読み取られたか否かの評価)を繰り返すことができ、規定範囲の全検査用無線タグ40aが全て読み取られる状態に設定しやすくなる。一方、所定回数に達したときには、報知処理を行って管理者等に知らしめることができ、必要以上に変更処理が繰り返されることを効果的に防止し得る。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、アンテナ変更手段の主要素としてアンテナ駆動部60を例示し、異なる2つの回動軸G1、G2を中心としてアンテナ22を回動させ得る構成を例示したが、アンテナ変更手段の構成はこれに限られない。例えば、アンテナ22を前後方向、左右方向(横方向)、上下方向に移動させ得る構成としてもよい。例えば、上述した図4の保持機構を前後方向、左右方向(横方向)、及び上下方向の少なくともいずれかに移動可能なリニアアクチュエータを一方向又は複数方向に設けるようにしてもよい。この場合、上述のS7の処理(図7)に代えて、又は上述のS7の処理と共にアンテナ22を前後方向、左右方向、上下方向の少なくともいずれかに変更する動作を行うようにすることができる
上記実施形態では、S7の代表例を例示したが、S7の処理方法はこれに限られない。例えば、上述したようにS3にて上下方向、左右方向、前後方向の偏りを判断した場合、その偏り判断結果に基づいてアンテナ22の角度を変更してもよい。具体的には、左右方向において一方側が偏っていると判断された場合(例えば、左右方向における第1列、第2列(図6(A))に配置される検査用無線タグ40aの読み取り成功個数と、左右方向における第4列、第5列(図6(A))に配置される検査用無線タグ40aの読み取り成功個数とを比較し、左右方向一方側の方が多い場合)には、第1保持部64に対するアンテナ22の前記角度θ1を1ステップ(例えば5°)分だけ当該左右方向一方側とは反対側に向けるように変更するようにしてもよい。同様に、前後方向において一方側が偏っていると判断された場合(例えば、前後方向における第1列、第2列(図6(A))に配置される検査用無線タグ40aの読み取り成功個数と、前後方向における第4列、第5列(図6(A))に配置される検査用無線タグ40aの読み取り成功個数とを比較し、前後方向一方側の方が多い場合)には、第2保持部(図示略)に対する第1保持部64の前記角度θ2を1ステップ(例えば5°)分だけ当該前後方向一方側とは反対側に向けるように変更するようにしてもよい。
上記実施形態では、検査用無線タグを分散させて配置させる器具として配置器具70を例示したが、高さ方向、前後方向、左右方向に分散させて配置させ得る器具であればこのような格子状の器具でなくてもよい。例えば、水平方向に沿って配置される板を複数枚設け、各板上に図6(B)と同様に検査用無線タグを配置すると共に、このような板を、一定間隔をあけて複数段設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、アンテナ22の角度を自動的に変更する例を示したが、このような角度変更を手動で行っても良い。例えば、図4のように2方向の回転軸G1、G2を中心として回動し得る機構を設けると共に、アンテナ22や第1保持部64を各回動位置で保持できるように当該機構を構成し、S7のアンテナ変更処理を手動で行うようにしてもよい。この場合、S7の処理を待機処理(手動変更が終了した指示があるまで待機する処理)に変更すればよい。そして、この場合には、S5にてNoに進む場合の処理(即ち、S7(アンテナ変更ステップ)、S8(カウントステップ)、S2(再度の読取ステップ)、S3(再度の読取結果処理ステップ))を上記実施形態と同様に所定の終了条件を満たすまで(S4にてYesに進むか、S5にてYesに進むまで)繰り返すようにすると共に、S7の処理(アンテナ変更ステップ)が行われなくなるまで繰り返すようにすることができる。例えば、S5にてNoに進んでから一定期間アンテナの角度が変更されなかった場合に図7の処理を終了するようにすることができる。
また、このようにアンテナ22の角度変更を手動で行う場合、S3の読取結果処理ステップのときには、第1実施形態と同様に、S2の読取処理(読取ステップ)を行ったときの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、高さ方向一方側、又は横方向一方側、若しくは前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断し、その判断結果を読取結果として表示部52(図2)などに出力することが望ましい。また、第1実施形態と同様に、S3の読取結果処理ステップのときには、S2の読取ステップによって読み取られた又は読み取られなかった検査用無線タグ40aの位置及び数の少なくともいずれかを読取結果として表示部52(図2)などに出力することが望ましい。このようにすれば、これらの結果を作業者が参照することができ、作業者が微調整し易くなる。
第1実施形態では、S3の「所定範囲」(図7)として、配置される検査用無線タグ40aの「全範囲」を例示したが、一部の範囲であってもよい。例えば、S3の「所定範囲」として「2段目以上の全範囲」などとしてもよく、この場合、2段目以上の検査用無線タグ40aが全て読み取られた場合にS4にてYesに進み、そうでない場合にはS4にてNoに進むこととなる。
第1実施形態では、S3で規定された「所定範囲」の全タグの読み取りが成功しなかった場合にS4にてNoに進み、アンテナ22の角度を変更する処理を行っていたが、他の条件でアンテナ22の角度を変更する処理を行ってもよい。例えば、S4の判断処理を、「所定数(例えば、全無線タグの90%)以上の検査用無線タグが読み取られたか否かを判断する処理」に変更し、所定数以上読み取られた場合にはS4にてYesに進み、そうでない場合にはS4にてNoに進むようにしてもよい。
1…通行管理システム
9…コントローラ(無線タグリーダ)
10…制御回路(読取手段、読取結果処理手段、アンテナ変更手段、出力手段)
11…通信部(出力手段)
12…メモリ(記憶手段)
21…無線タグ読取部(無線通信手段)
22…アンテナ(無線タグリーダ)
40…無線タグ
40a…検査用無線タグ
51…CPU(出力手段)
52…表示部(出力手段)
54…通信部(出力手段)
60…アンテナ駆動部(アンテナ変更手段)
P…通行者(読取対象)

Claims (8)

  1. アンテナと前記アンテナを介して無線タグと無線通信を行う無線通信手段とを有する無線タグリーダを備えると共に、読取対象が保持する無線タグを前記無線通信手段によって読み取ることで前記読取対象の通行を管理する通行管理システムにおいて、前記アンテナの設置状態を変更する変更方法であって、
    前記読取対象の通行エリア内において、高さ方向、前記高さ方向と直交する規定の横方向、及び前記高さ方向及び前記横方向と直交する前後方向に分散させて配置された複数の前記検査用無線タグを読取手段によって読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップによる複数の前記検査用無線タグの読取結果を出力手段によって出力、又は記憶手段に記憶する読取結果処理ステップと、
    前記読取結果処理ステップによる前記読取結果の出力又は記憶に応じて前記アンテナを変位させる変位動作が行われることに基づき、前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかを変更するアンテナ変更ステップと、
    を含むことを特徴とする通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法。
  2. 前記アンテナ変更ステップによって前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかが変更された場合、その変更された前記アンテナの設置状態で、前記読取ステップを再度行い、
    前記アンテナ変更ステップ後に再度の前記読取ステップが行われた場合には、前記読取結果処理ステップを再度行い、再度の前記読取ステップによる複数の前記検査用無線タグの読取結果を前記出力手段によって出力又は前記記憶手段に記憶し、
    それら再度の前記読取ステップ及び再度の前記読取結果処理ステップを、前記アンテナ変更ステップが行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法。
  3. 前記読取ステップは、前記高さ方向において第1間隔毎に配置され、前記横方向において第2間隔毎に配置され、前記前後方向において第3間隔毎に配置された複数の前記検査用無線タグを読み取ることを特徴とする請求項1に記載の通行管理システムにおける請求項1又は請求項2に記載の通行管理システムにおけるアンテナの設置状態調整方法。
  4. 前記読取結果処理ステップは、分散配置された複数の前記検査用無線タグに対して前記読取ステップを行ったときの読取成功エリア又は読取失敗エリアが、前記高さ方向一方側、又は前記横方向一方側、若しくは前記前後方向一方側の少なくともいずれかに偏っているか否かを判断する偏り判断ステップを有し、前記偏り判断ステップによる判断結果を前記読取結果として出力又は記憶することを特徴とする請求項3に記載の通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法。
  5. 前記読取結果処理ステップは、分散配置された複数の前記検査用無線タグの内、前記読取ステップによって読み取られた又は読み取られなかった前記検査用無線タグの位置及び数の少なくともいずれかを前記読取結果として出力又は記憶することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法。
  6. 前記アンテナ変更ステップの実行回数をカウントするカウントステップと、
    前記カウントステップによってカウントされる前記実行回数が所定回数に達したか否かを判断する回数判断ステップと、
    分散配置された複数の前記検査用無線タグの内の全範囲又は設定範囲内の全検査用無線タグが全て読み取られたか否かを判断する全読取判断ステップと、
    前記回数判断ステップによって前記実行回数が前記所定回数に達したと判断されるまでの間に前記全読取判断ステップによって前記全検査用無線タグが全て読み取られたと判断されない場合に報知処理を行う報知ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通行管理システムにおけるアンテナの設置状態変更方法。
  7. アンテナと前記アンテナを介して無線タグと無線通信を行う無線通信手段とを有する無線タグリーダを備え、
    読取対象が保持する無線タグを前記無線通信手段によって読み取ることで前記読取対象の通行を管理する通行管理システムであって、
    前記読取対象の通行エリア内において、複数の検査用無線タグを、高さ方向、前記高さ方向と直交する規定の横方向、及び前記高さ方向及び前記横方向と直交する前後方向に分散させて配置される複数の検査用無線タグと、
    分散配置された複数の前記検査用無線タグを読み取る読取手段と、
    前記読取手段による複数の前記検査用無線タグの読取結果を出力又は記憶する読取結果処理手段と、を備え、
    前記アンテナは、位置及び向きの少なくともいずれかを変更可能なアンテナ変更手段を備えてなることを特徴とする通行管理システム。
  8. 前記読取手段は、前記読取結果処理手段によって複数の前記検査用無線タグの前記読取結果が出力又は記憶された後、その読取結果に応じて前記アンテナ変更手段によって前記アンテナの位置及び向きの少なくともいずれかが変更された場合、分散配置された複数の前記検査用無線タグを、その変更された前記アンテナの設置状態で再度読み取り、
    前記読取結果処理手段は、前記アンテナ変更手段によって前記アンテナの変更がなされた後、前記読取手段によって複数の前記検査用無線タグの再度の読み取りが行われた場合、その再度の読取結果を出力又は記憶する構成をなしており、
    前記読取手段による再度の読み取り、及び前記読取結果処理手段による前記再度の読取結果の出力又は記憶を、前記アンテナ変更手段による前記アンテナの変更が行われなくなるまで、又は所定の終了条件を満たすまで繰り返すことを特徴とする請求項7に記載の通行管理システム。
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