JP2011163644A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器に空気を導入する際の通風抵抗とならない位置にオゾン発生装置を配置した空気調和機を提供する。
【解決手段】紫外線発生装置50の紫外線発生部50aを、室内機1内部の前面吸込口下方かつドレンパンの前部に備えたので、熱交換器20に対し通風抵抗となることがなく紫外線発生部によるオゾンの生成及び空気の除菌を行うことができる。また、紫外線発生部駆動電源50bを室内機の長手方向に対し電装品箱22と反対側の他端に配置し、その近傍に紫外線発生部を配置したので、電装品箱の小型化、つまり、室内機の小型化が実現できると共に、紫外線発生部駆動電源で発生するノイズによる、室内機に設けられた他の機器への影響を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に係わり、特に、熱交換器に空気を導入する際の通風抵抗とならない位置にオゾン発生装置を配置した空気調和機に関する。
従来、空気調和機では、室内機と室外機とを設けて、室内機の内部に設けられた熱交換器と室内の空気との間で熱交換を促進させるための送風ファンを設け、送風ファンにより室内の空気を室内機内に吸い込み、吸い込んだ空気を熱交換器に送り込んで冷媒と熱交換させ、熱交換後の空気を室内に吹き出すようにしている。
室内の空気を室内機内に吸い込む際、室内機内部に、室内の空気と一緒に空気中のかびや細菌、あるいはウイルス等といった微生物や埃が吸い込まれ、室内機内部の壁面や、内部に設けられた送風ファン、熱交換器等に微生物や埃が付着する。そして、付着した微生物は、一緒に付着した埃に含まれている有機物を栄養源として増殖する。室内機内部で、かびや細菌、あるいはウイルス等が増殖すると、空気調和機の運転時に悪臭を発生させる虞があると共に、かびの胞子や細菌が、室内機から吹き出されて室内に飛散する虞があった。
以上説明した問題を解決するため、空気調和機の室内機に、イオン発生装置やオゾン発生装置を設け、イオン発生装置で発生させたマイナスイオンやプラスイオンの働きにより、室内に存在するウイルスを不活性化したり、室内の脱臭を行なうことや、オゾン発生装置で発生させたオゾンの働きにより、室内機内のかびや細菌を除菌する空気調和機が提案されている。
例えば、特許文献1に記載されているのは、オゾンを発生させるオゾン発生装置を、室内機内の空気の流れに対する上流側、例えば、室内機の前面側熱交換器の表面(前面側熱交換器の、室内機の前面パネル設置側)に設置した空気調和機であり、オゾン発生装置は、高圧電源や空気を吸い込むための通風孔を備えたオゾン発生部と、オゾン発生部に一端が接続され、他端にオゾン吹出口を有する横長状のオゾンダクトベース及びオゾンダクトカバーとで構成されている。
オゾン発生部で発生したオゾンは、通風孔から内部に吸い込まれた空気によって、オゾンダクトベース及びオゾンダクトカバーを介して、オゾン吹出口から室内機内部に吹き出される。オゾン吹出口から室内機内部に吹き出されたオゾンは、室内機内の空気の流れによって室内機内に拡散され、室内機内はオゾンの働きによって除菌される。
しかし、特許文献1に記載されている空気調和機では、オゾン発生装置が、前面側熱交換器の前方に配置されているため、オゾン発生装置が熱交換器に空気を導入する際の通風抵抗となってしまい、熱交換効率が落ちるという問題があった。
特開2008−32343号公報(第3〜4頁、第2図)
本発明は以上述べた問題点を解決し、熱交換器に空気を導入する際の通風抵抗とならない位置にオゾン発生装置を配置した空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するものであって、本発明の空気調和機は、吸込口と、吹出口とを備えた室内機本体内部に、室内機の前面側に配置される熱交換器と、送風ファンと、熱交換器で発生する凝縮水を受けるドレンパンと、オゾンを発生するオゾン発生装置とを備えると共に、熱交換器や送風ファンを制御する制御基板を格納する電装品箱を、本体の一端に備えたものであって、室内機の筐体前面の上部に前面吸込口を、室内機の筐体前面の下部に吹出口をそれぞれ配置したものである。そして、オゾン発生装置は、紫外線ランプを有するオゾン発生部と、オゾン発生部に電力を供給するオゾン発生部駆動電源とを備えており、オゾン発生部を、吹出口の上方かつドレンパンの前方に配置し、オゾン発生部には、室内機の筐体前面側に、オゾン発生部の内部へ空気を流入させるための空気流入口を設け、熱交換器側に、オゾン発生部の内部から空気を流出させるための空気流出口を設けたものである。
また、オゾン発生部駆動電源は、電装品箱に対し反対側の室内機の他端に配置したものである。さらには、オゾン発生部は、オゾン発生部駆動電源の近傍に配置したものである。
本発明の空気調和機は、オゾン発生装置のオゾン発生部を、室内機内部の前面吸込口下方かつドレンパンの前部に備えたので、熱交換器に対し通風抵抗となることがなく、熱交換効率を落とすことなくオゾン発生部によるオゾンの生成及び空気の除菌を行うことができる。
また、オゾン発生装置用電源装置を電装品箱に組み込まずに、電装品箱と反対側の室内機筐体側面に配置したので、電装品箱の小型化つまり、室内機の小型化が実現できると共に、熱交換器の前面等、熱交換器に対し通風抵抗となる場所に配置していないため、熱交換効率を落とすことがなく、また、オゾン発生装置用電源装置で発生するノイズによって電装品箱に影響が及ぶことを防ぐことができる。さらには、オゾン発生部をオゾン発生部駆動電源の近傍に配置したので、オゾン発生部とオゾン発生装置用電源装置とを接続する電源ラインを短くでき、電源ラインから漏れ出すノイズが低減することができるため、ノイズによる室内機に設けられた機器や部品への影響を低減することができる。
本発明の実施例における室内機の説明図であり、(A)は室内機の外観斜視図、(B)は室内機内部の概略図である。 図1におけるD−D断面図である。 図1におけるE−E断面図である。 図1におけるF−F断面図である。 本発明の実施例における紫外線発生装置の説明図であり、(A)は紫外線発生装置の外観斜視図、(B)は紫外線発生装置の分解図、(C)は図4におけるG部拡大図であり、紫外線発生装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、実施例としては、部屋の壁に設置され、2種類の除菌装置を備えた室内機を有する空気調和機であって、室内機にオゾン発生装置である紫外線発生装置を備えた場合を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
図1及び図2に示すように、本発明の空気調和機における室内機1は、前面パネル2と、化粧パネル16と、上面パネル10と、底面パネル4と、右側パネル3と、ケーシング11と、図示しない左側パネルとで、室内機筐体を構成している。これらパネル類は、すべて樹脂材で形成されている。
前面パネル2は、室内機1の前面を覆うように配置されており、室内機1の外観を決定する意匠面の役割を果たしている。この前面パネル2は、着脱可能に室内機1に取り付けられており、室内機1内部のメンテナンスが行ないやすいようになっている。又、図2に示すように、上面パネル10には、室内機1内部に空気を吸い込むための上面吸込口14が、所定の位置及び大きさで設けられている。尚、前面パネル2の上端と、上面パネル10の前端との間は、所定の大きさの空間ができるようになっており、この空間を介して室内機1内部に空気が取り込めるようになっている。
化粧パネル16は、前面パネル2の下方に設置されており、図1(A)及び(B)に示すように、化粧パネル16の略中央部には、人体が発する遠赤外線を検知することにより、室内機1が設置された部屋の人の存在有無を検出するための輻射センサ7が設けられている。
化粧パネル16の下方には、室内機1から空気を部屋に吹き出すための吹出口5が設けられており、吹出口5には、それぞれ樹脂材で形成され、吹出口5から吹き出す空気の方向を上下に変えるための上下風向板6及び、図示は省略するが、吹出口5から吹き出す空気の方向を左右に変えるための左右風向板が設けられている。
また、吹出口5(上下風向板6)の右側には、室内機1を遠隔操作するための、図示しないリモコンから送信される赤外線信号を受光するための赤外線受光部8と、室内機1の運転状態(運転中であるか否か)、タイマー運転予約の有無、塵埃除去フィルタの掃除時期、等を使用者に通知するための、図示しないLED等の発光素子からなる運転ランプとが設けられている。
図1(B)及び図2に示すように、室内機1内部には、上述した輻射センサ7の他に、カバー12と、ドレンパン13と、化粧パネルカバー17と、熱交換器20と、送風ファン21と、電装品箱22と、中継端子部23と、表示部30と、第一の除菌装置であるイオン発生装置40と、第二の除菌装置であるオゾン発生装置である紫外線発生装置50と、が備えられている。イオン発生装置40は、マイナスイオンやプラスイオンを発生させ、発生したマイナスイオンやプラスイオンは、吹出口5から吹き出される空気によって室内に拡散されて、室内の空気を除菌する。又、オゾン発生装置50は、紫外線や生成したオゾンによって、室内機1内部に吸い込んだ空気を除菌している。尚、図示は省略するが、これら以外に室内機1内部には、内部に吸い込んだ空気に含まれる塵埃を除去するための塵埃除去フィルタや、塵埃除去フィルタの清掃装置、送風ファンや風向板を動作させるためのモータ類、熱交換器20に接続される冷媒配管等、室内機1の稼働に必要な様々な部品や装置が備えられている。
カバー12は、樹脂材で形成されており、図2に示す前面吸込口15を上面パネルと共に形成して、室内機1に吸い込まれる空気の方向を規制している。これは、図示しない塵埃除去フィルタが、図2に示すカバー12のカバー上端12aまでしか配置されていないため、塵埃除去フィルタが存在しない箇所、つまり、カバー12が存在する箇所から空気が室内機1に吸い込まれ、空気に含まれる塵埃が熱交換器20や送風ファン21等に付着することを防止するためである。
ドレンパン13は、樹脂材で形成されており、熱交換器20で、室内機1内部に吸い込まれた空気が冷媒と熱交換した際に発生する凝縮水を受けて、室内に水滴が落下しないようにしている。
化粧パネルカバー17は、樹脂材で形成されており、化粧パネル16を固定すると共に、輻射センサ7、中継端子部23、表示部30、イオン発生装置40、及び紫外線発生装置50が配置及び固定されるような形状とされている。
送風ファン21は、樹脂材で形成されており、送風ファン21が図示しないモータによって回転することにより、室内機1の外部と内部との間で気圧差が発生する。この気圧差によって、上面吸込口14及び前面吸込口15から室内機1内部に空気が吸い込まれて熱交換器20に導入され、熱交換された空気を送風ファン21の回転によって吹出口5から室内に吹き出す。
電装品箱22は、加工した板金を複数枚使用して箱体としたものであり、図1(B)に示すように、室内機1の筐体右端の側面(右側パネル3のすぐ内側)に配置されている。この電装品箱22は、内部に図示しない制御基板と電源基板とを格納している。制御基板は、室内機1内部に備えられた部品や装置の制御を行うためのものであり、電源基板は、商用電源から得た電源を直流に変換し、室内機1内部に備えられた部品や装置の稼働電圧に対応した電圧に変圧し、部品や装置に供給するためのものである。
中継端子部23は、図示しない基板上に様々な形状の端子が実装されて形成されており、図1(B)及び図2に示すように、化粧パネルカバー17に固定されて、化粧パネルカバー17の右端(電装品箱22側)に配置されている。電装品箱22から引き出される図示しない電源ラインや制御ラインは、この中継端子部23に接続され、中継端子部23を介して室内機1内部に備えられた部品や装置へ、それぞれ接続されている。
図2に示すように、表示部30は、中継端子部23の前面、つまり、化粧パネルカバー17の右端(電装品箱22側)に配置されている。この表示部30は、7セグメントディスプレイであって、表示基板32上に、所定の配置で複数のLED等である発光部31が配置され、制御基板から送信される、現在の室温や設定温度、あるいは現在までの消費電力等の空調に関する情報を、発光部31を点灯させることで使用者に表示している。尚、表示部30の前面には、化粧パネル16が配置されているが、表示部30での表示は、この化粧パネル16を透けて使用者に見えるようにされている。
図1(B)及び図3に示すように、イオン発生装置40は、イオン発生部40aと、図示しない変圧器やコンデンサ等を実装した駆動電源基板40cを有するイオン発生部駆動電源40bとで構成されている。イオン発生部40aは、図示しない放電電極と対向電極とを樹脂材からなる筐体内に収めて形成されており、放電電極と対向電極との間に高電圧を加えて放電を起こし、空気を電離させてマイナスイオンやプラスイオンを生成する。イオン発生部駆動電源40bは、この放電を起こすための電力をイオン発生部40aに供給する。
図1(B)及び図3に示すように、イオン発生部40a及びイオン発生部駆動電源40bは、化粧パネルカバー17の略中央部(図1(B)では、化粧パネルカバー17の中央よりやや左側に寄った場所)に配置されており、また、イオン発生部40aは、吹出口5上部を形成するドレンパン13の略前面に、具体的には、イオン発生部40aの下端が吹出口5に向かって突出するよう配置されている。
このようにイオン発生部40aを吹出口5上部に配置することによって、イオン発生部40aで発生したマイナスイオンあるいはプラスイオンは、吹出口5から吹き出された空気によって効率的に室内に飛散すると共に、上下風向板6や左右風向板を動作させて空気の吹き出す向きを変えた場合に、イオン発生部40aが化粧パネルカバー17の右端あるいは左端に配置されている場合に比べて、本実施例のように化粧パネルカバー17の略中央部に配置されているほうが、マイナスイオンあるいはプラスイオンが効率よく室内に拡散することができる。
尚、イオン発生部40aが化粧パネルカバー17の右端あるいは左端に配置されている場合は、以下のような問題がある。室内機1を部屋の壁に設置する際に、設置する壁の左右に存在する壁に近づけて室内機1を設置する場合は、左右の壁とイオン発生部40aとの距離が近づく可能性がある。例えば、イオン発生部40aを化粧パネルカバー17の右端に配置した室内機1を、設置する部屋の壁に対し右側の壁に近い位置に取り付けた場合は、右側の壁に対しイオン発生部40aが近い位置となる。
イオン発生部40aから発生したマイナスイオンあるいはプラスイオンが、吹出口5から室内へ吹き出された空気によって室内へ飛散する際に、イオン発生部40aと壁とが近い位置関係にある場合は、マイナスイオンあるいはプラスイオンが壁に衝突する量が増えることが考えられる。空気中の塵埃に、飛散したマイナスイオンあるいはプラスイオンが付着するため、塵埃と付着したマイナスイオンあるいはプラスイオンが壁に衝突すれば、塵埃が壁に付着して汚れる虞がある。
しかし、本実施例のように、イオン発生部40aが化粧パネルカバー17の略中央に配置されている場合は、室内機1を左右どちらの壁に近づけて設置しても、イオン発生器40aと左右の壁との距離が離れるため、空気中の塵埃に吸着したマイナスイオンあるいはプラスイオンが壁に衝突する量が減少し、塵埃が付着して壁が汚れる程度を低減することができる。
図1(B)及び図4に示すように、オゾン発生装置である紫外線発生装置50は、オゾン発生部である紫外線発生部50aと、紫外線発生部駆動電源50bとで構成されている。図1(B)に示すように、紫外線発生部駆動電源50bは、室内機1の筐体左端、つまり、電装品箱22の配置位置に対して反対側の側面に配置されている。
紫外線発生部50aは、発生させたオゾンを効率よく室内機1内部に拡散させるために、室内機1内部の空気の流れに対し上流側に配置されるのが望ましく、かつ、熱交換器20に流入する空気に対する抵抗とならないよう、室内機1の前面吸込口15と熱交換器20との間に配置しないようにすることが望ましい。本実施例では、紫外線発生部50aは、紫外線発生部駆動電源50bの近傍、具体的には、室内機1の長手方向の中心より左側(紫外線発生部駆動電源50b側)に配置されており、かつ、化粧パネルカバー17の左端に配置されている。
以上のように紫外線発生部50aを配置することによって、紫外線発生部50aが、熱交換器20に空気を導入する際の通風抵抗となることがなく、熱交換効率の低下を防止することができる。尚、図4に示すように、化粧パネルカバー17の、紫外線発生部50aの上部に対応する部分には孔が設けられており、室内機1内部の空間(熱交換器20の前部とカバー12で形成される空間、つまり、前面吸込口15の下方空間)と紫外線発生部50aの上部とは連通している。
紫外線発生部50aは高電圧で駆動させる必要があるため、紫外線発生部駆動電源50bからはこの駆動電力発生及び紫外線発生部50aへの供給に起因するノイズが発生する。具体的には、紫外線発生部駆動電源50bの図示しない電源基板や、紫外線発生部駆動電源50bから紫外線発生部50aへ電力を供給するために接続されている電源ラインからノイズが漏れ出す。
紫外線発生部駆動電源50bが電装品箱22内に設けられている場合や、電装品箱22の近傍に配置されている場合は、発生するノイズによって、制御基板の誤動作や制御ラインにノイズが混入して制御信号が乱される虞があるため、紫外線発生部駆動電源50bは電装品箱22からできるだけ離れた位置に配置することが望ましい。本実施例では、電装品箱22と紫外線発生部駆動電源50bとの距離が最大となるよう、室内機1の筐体右端に電装品箱22を、筐体左端に紫外線発生部駆動電源50bを、それぞれ配置しているため、紫外線発生部駆動電源50bで発生したノイズが電装品箱22に及ぼす影響を低減することができる。又、紫外線発生部50aを化粧パネルカバー17の左端に配置しているため、紫外線発生部50aと紫外線発生部駆動電源50bとの距離が近くなり、両者を接続する電源ラインも短くなるので、電源ラインから漏れ出すノイズも低減することができる。
図5に示すように、紫外線発生部50aは、ランプカバー51と、ランプケース52と、紫外線ランプ53と、上部仕切板54と、下部仕切板55とから構成されている。ランプカバー51及びランプケース52は、板金を加工して形成されており、図5(A)に示すように、互いに組み合せて箱体となるような形状とされている。また、図5(B)に示すように、ランプカバー51及びランプケース52の側面には、紫外線ランプ53の装着部53aの形状に対応した切欠51c及び切欠52aが、それぞれ設けられており、紫外線ランプ53の装着部53aを切欠51c及び切欠52aに嵌合させることによって、紫外線ランプ53をランプカバー51及びランプケース52に固定している。
また、図5(B)に示すように、紫外線発生部50aの内部には、板金を加工してなる上部仕切板54及び下部仕切板55が、紫外線ランプ53に加えて配置されており、ランプケース52に、下部仕切板55、紫外線ランプ53、上部仕切板54、の順で配置されている。これにより、図5(C)に示すように、紫外線発生部50aの内部には、蛇行した通路が形成され、この通路はランプカバー51に設けられた空気流入口であるスリット51a及び空気流出口であるスリット51bと連通して、紫外線発生部50aの内部に空気を通すための空気通路を形成している。
以上説明した紫外線発生部50aを、図4に示すように、室内機1の前面吸込口15の下部に設置した場合の動作は以下のようになる。送風ファン21が回転することによって、室内機1内部の室内機1前面側(吸込口15付近)の気圧(大気圧)に対し、送風ファン21近傍の気圧は低くなるため、前面吸込口15から空気が室内機1内部に吸い込まれる。上述したように、紫外線発生部50aの上部は、室内機1内部における前面吸込口15の下方空間と連通しているため、室内機1内に吸い込まれた空気は、紫外線発生部50aの上部にも達する。
紫外線発生部50aの上部でも、上述したような気圧差が発生する。具体的には、図5(C)に示すように、ランプカバー51のスリット51a(図4でカバー12側、つまり、室内機1前面側)付近の気圧に対し、スリット51b(図4で熱交換器20側、つまり、送風ファン21側)付近の気圧のほうが低くなる。この気圧差によって、スリット51aから紫外線発生部50aの内部に空気が流入し、流入した空気は紫外線発生部50a内部の空気通路を通って、スリット51bから室内機1内部へ流出する、というように、図5(C)に矢印で示した空気の流れ56が発生する。
図5(C)に示すように、紫外線発生部50aの内部に設けられた紫外線ランプ53は、紫外線発生部駆動電源50bから電力の供給を受けて、紫外線57を照射する。紫外線ランプ53は、波長の異なる2種類の紫外線を照射し、波長の長い(250ナノメートル付近)紫外線で、空気を直接除菌し、波長の短い(180ナノメートル付近)紫外線で、空気中の酸素分子からオゾンを生成している。
紫外線発生部50aの内部を流れる空気は、上部仕切板54と下部仕切板55とで形成される空気通路を通るため、紫外線発生部50a内部に長く留まることとなる。このため、紫外線ランプ53から照射される紫外線57に長い時間さらされることとなり、紫外線57による空気の除菌及びオゾン生成が効率よく行なわれる。除菌されかつオゾンを含んだ空気が、紫外線発生部50aから室内機1内部に流出することによって、室内機1内部への細菌の付着を低減すると共に、紫外線発生部50aを介さずに室内機1内部の熱交換器20や送風ファン21に流入した空気によって付着した細菌を、オゾンにより除菌することによって、室内機1内部に付着する細菌を大幅に低減することができる。
又、紫外線発生部50aの内部は、上述したように上部仕切板54と下部仕切板55によって蛇行した空気通路が形成されており、紫外線ランプ53は空気通路の略中央部(下部仕切板55の両側壁の内部)に配置されているので、紫外線ランプ53が照射する紫外線は、上部仕切板54や下部仕切板55によって遮られることとなるため、紫外線発生部50aの外部へ紫外線が漏れ出すことを防止することができる。
以上説明した通り、本発明の空気調和機によれば、オゾン発生装置のオゾン発生部を、室内機内部の前面吸込口下方かつドレンパンの前部に備えたので、熱交換器に対し通風抵抗となることがなく、熱交換効率を落とすことなくオゾン発生部によるオゾンの生成及び空気の除菌を行うことができる。また、オゾン発生部を、吹出口の上方かつドレンパンの前方に配置したので、オゾン発生部が熱交換器に空気を導入する際の通風抵抗となることがなく、熱交換効率の低下を防止することができる。
また、オゾン発生装置用電源装置を電装品箱に組み込まずに、電装品箱と反対側の室内機筐体側面に配置したので、電装品箱の小型化つまり、室内機の小型化が実現できると共に、オゾン発生装置用電源装置で発生するノイズによって電装品箱に影響が及ぶことを防ぐことができる。さらには、オゾン発生部をオゾン発生部駆動電源の近傍に配置したので、オゾン発生部とオゾン発生装置用電源装置とを接続する電源ラインを短くでき、電源ラインから漏れ出すノイズが低減することができるため、ノイズによる室内機に設けられた機器や部品への影響を低減することができる。
1 室内機
5 吹出口
12 カバー
12a カバー上端
14 上面吸込口
15 前面吸込口
16 化粧パネル
17 化粧パネルカバー
20 熱交換器
21 送風ファン
22 電装品箱
30 表示部
40 イオン発生装置
40a イオン発生部
40b イオン発生部駆動電源
50 紫外線発生装置
50a 紫外線発生部
50b 紫外線発生部駆動電源
51 ランプカバー
51a スリット
51b スリット
51c 切欠
52 ランプケース
52a 切欠
53 紫外線ランプ
53a 装着部
54 上部仕切板
55 下部仕切板
56 空気の流れ
57 紫外線

Claims (3)

  1. 吸込口と、吹出口とを備えた室内機本体内部に、前記室内機の前面側に配置される熱交換器と、送風ファンと、前記熱交換器で発生する凝縮水を受けるドレンパンと、オゾンを発生するオゾン発生装置とを備えた空気調和機であって、
    前記吸込口は、前記室内機の筐体前面の上部に配置された前面吸込口であり、前記吹出口は、前記室内機の筐体前面の下部に配置され、
    前記オゾン発生装置は、紫外線ランプを有するオゾン発生部と、同オゾン発生部に電力を供給するオゾン発生部駆動電源とを備え、
    前記オゾン発生部を、前記吹出口の上方かつ前記ドレンパンの前方に配置し、
    前記オゾン発生部には、前記室内機の筐体前面側に、前記オゾン発生部の内部へ空気を流入させるための空気流入口を設け、前記熱交換器側に、前記オゾン発生部の内部から空気を流出させるための空気流出口を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記熱交換器や前記送風ファンを制御する制御基板を格納する電装品箱を、前記室内機の一端に備え、前記オゾン発生部駆動電源は、前記電装品箱に対し反対側の前記室内機の他端に配置したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記オゾン発生部は、前記オゾン発生部駆動電源の近傍に配置されたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の空気調和機。
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