JP2011161339A - 廃棄樹脂材料の分別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】再利用できるプラスチック材料と再利用できない不要な材料とを比較的簡易な手段で分別する新規な廃棄樹脂材料の分別装置を提供する。
【解決手段】一対の回転する螺旋軸1,1を僅かに間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構2を複数平行に配列して構成し、これら送り機構2を廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設け、上記螺旋軸1,1の上位部分を摩擦抵抗が小さい表面とし、上記螺旋軸1,1の下位部分を摩擦抵抗が大きい表面としてあることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】一対の回転する螺旋軸1,1を僅かに間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構2を複数平行に配列して構成し、これら送り機構2を廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設け、上記螺旋軸1,1の上位部分を摩擦抵抗が小さい表面とし、上記螺旋軸1,1の下位部分を摩擦抵抗が大きい表面としてあることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、廃棄された各種電子機器、家庭用電気製品、自動車等の廃棄樹脂材料をチップ状に破砕して、この廃棄樹脂材料を再利用する材料と捨てる不要な材料とに分別する廃棄樹脂材料の分別装置に関する。
使い捨てカメラ、各種小型電子機器、家庭用電気製品あるいは自動車等は使用し終わったら廃棄されるが、これらには再使用される樹脂材料が多く含まれている。
従来から、これら廃棄樹脂材料をチップ状に破砕して種々の材料に分別する方法として、風力分級、比重液分離、光学分離、静電分離、振動分離が公知であり使用されている。
しかし、これら方式を全て駆使しても分離、分別が不可能な樹脂があった。
従来から、これら廃棄樹脂材料をチップ状に破砕して種々の材料に分別する方法として、風力分級、比重液分離、光学分離、静電分離、振動分離が公知であり使用されている。
しかし、これら方式を全て駆使しても分離、分別が不可能な樹脂があった。
廃棄樹脂材料の中には、再利用できるプラスチック材料、例えばPS,ABS,PP,PE等があるが、再利用ができない不要な材料、例えばウレタン、ゴム、シリコン等とその発泡品もある。
これら再利用できるプラスチック材料と再利用できない不要な材料がチップ状に破砕された状態で混在すると、これらを分別するのは困難である。
そこで本発明は、これら再利用できるプラスチック材料は表面摩擦抵抗が小さく、再利用できない不要な材料は表面摩擦抵抗が大きいということに着目して、比較的簡易な手段で分別する新規な廃棄樹脂材料の分別装置を提供する。
これら再利用できるプラスチック材料と再利用できない不要な材料がチップ状に破砕された状態で混在すると、これらを分別するのは困難である。
そこで本発明は、これら再利用できるプラスチック材料は表面摩擦抵抗が小さく、再利用できない不要な材料は表面摩擦抵抗が大きいということに着目して、比較的簡易な手段で分別する新規な廃棄樹脂材料の分別装置を提供する。
そのため、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、一対の回転する螺旋軸を僅かに間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構を複数平行に配列して構成し、これら送り機構を廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設け、上記螺旋軸の上位部分を摩擦抵抗が小さい表面とし、上記螺旋軸の下位部分を摩擦抵抗が大きい表面としてあることを特徴とするものである。
また、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、上記螺旋軸の摩擦抵抗の小さい表面の上位部分と、上記螺旋軸の摩擦抵抗の大きい下位部分とを、螺旋軸の軸方向の半分づつに構成してあるとよい。
さらに、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、上記上位部分の螺旋を小さい幅の突条により構成し、上記下位部分の螺旋を大きい幅の突条により構成してあるとよい。
さらに、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、上記上位部分の螺旋を小さい幅の突条により構成し、上記下位部分の螺旋を大きい幅の突条により構成してあるとよい。
また、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、一対の回転する螺旋軸の回転方向を上から見て互いに近づく内向きにしてある。
さらに、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、一対の回転する螺旋軸の回転方向を上から見て互いに離れる外向きにしてある。
さらに、本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、一対の回転する螺旋軸の回転方向を上から見て互いに離れる外向きにしてある。
本発明の廃棄樹脂材料の分別装置は、一対の回転する螺旋軸を僅かに間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構を複数平行に配列して構成し、これら送り機構を廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設け、上記螺旋軸の上位部分を摩擦抵抗が小さい表面とし、上記螺旋軸の下位部分を摩擦抵抗が大きい表面としてあるから、各送り機構上に供給されたチップ状の廃棄樹脂材料が、摩擦抵抗の小さい表面からなる一対の螺旋軸の上位部分で整列して下方に送り込まれ、摩擦抵抗の大きい表面からなる一対の螺旋軸の下方部分で、再利用できない不要な材料が、自らの表面抵抗が大きいために下方又は側方に放出される一方、再利用できるプラスチック材料は一対の螺旋軸からなる送り機構によって、自らの表面抵抗が小さいためにこの送り機構の下端まで送り込まれ、再利用できるプラスチック材料と再利用できない不要な材料とを簡単な装置により分別することができる効果がある。
図1乃至図3に本発明廃棄樹脂材料の分別装置の一実施例を示してある。図1の平面図に示すように、一対の回転する螺旋軸1,1を僅かな間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構2,2を複数平行に配列して構成してある。
これら送り機構2,2を構成する螺旋軸1,1は、固設された軸受板3,3に軸支されており、図2に示す駆動モーター10により回転するように組み込まれている。
これら送り機構2,2を構成する螺旋軸1,1は、固設された軸受板3,3に軸支されており、図2に示す駆動モーター10により回転するように組み込まれている。
複数の送り機構2,2は、図2に示すようにチップ状の廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設けてある。即ち、この供給側上に廃棄材料を供給するホッパー4が設けてあり、このホッパ4―に設けた供給口5,5を夫々の送り機構2を構成する一対の螺旋軸1,1間に臨ませて配置してある。
それぞれの螺旋軸1,1は、その上半部分位置を摩擦抵抗の小さい表面として構成してある。即ち、例えば金属の研磨された表面としてあり、一方、その下半部分位置を摩擦抵抗の大きい表面としてある。即ち、例えばゴム張りの表面にしてある。このそれぞれの螺旋軸1,1の上半部分位置には小さい幅からなる螺旋突条6を有し、下半部分位置には大きい幅からなる螺旋突条7を有する。
上記小さい幅の螺旋突条6を有する螺旋軸1の上半部分は、ホッパー4から供給されたチップ状の廃棄樹脂材料を整列して下方に送る整列部を構成し、摩擦抵抗の大きい表面を有し、大きい幅の螺旋突条7を有する螺旋軸1の下半部分は、廃棄樹脂材料の再利用できるプラスチック材料と再利用できない不要な材料とを分別する分別部を構成する。
即ち、再利用できるプラスチック材料は、螺旋軸1の下半部分の摩擦抵抗の大きい表面上を自らの表面摩擦抵抗が小さいので螺旋軸1,1によって下方に送られ、送り機構2の下端に設けた良品容器8に送られる。
即ち、再利用できるプラスチック材料は、螺旋軸1の下半部分の摩擦抵抗の大きい表面上を自らの表面摩擦抵抗が小さいので螺旋軸1,1によって下方に送られ、送り機構2の下端に設けた良品容器8に送られる。
一方、ウレタン、ゴム、シリコン等の再利用できない不要な材料は、自らの表面摩擦抵抗が大きいので螺旋軸1の下半部分の摩擦抵抗の大きい表面に捕捉され、螺旋軸1,1の回転によって不良品容器9に送られる。
図1乃至図3に示した実施例では、図3に示す通り一対の螺旋軸1,1の回転方向を上から見て互いに近づくように内向きにしてある。
従って、再利用できない不要な樹脂材料は、一対の螺旋軸1,1間に挟み込まれて下に落ちるようにしてある。
図1乃至図3に示した実施例では、図3に示す通り一対の螺旋軸1,1の回転方向を上から見て互いに近づくように内向きにしてある。
従って、再利用できない不要な樹脂材料は、一対の螺旋軸1,1間に挟み込まれて下に落ちるようにしてある。
図4及び図5に示した実施例は、別の実施例で、図1乃至図3に示した符号と同じ符号は同じ部材を示す。この実施例の図1乃至図3の実施例と相違する点は一対の螺旋軸1,1の回転方向だけであり、この実施例は図5に示す通り一対の螺旋軸1,1の回転方向を上から見て互いに離れるように外向きにしてある。
従って、螺旋軸1の下半部分の摩擦抵抗の大きい表面に捕捉された再利用できない不要な樹脂材料は、螺旋軸1,1の側方に放出され、不良品容器9に送られる。
従って、螺旋軸1の下半部分の摩擦抵抗の大きい表面に捕捉された再利用できない不要な樹脂材料は、螺旋軸1,1の側方に放出され、不良品容器9に送られる。
本発明分別装置では、一対の螺旋軸1,1の摩擦抵抗の小さい上位部分でチップ状の廃棄樹脂材料を整列して供給し、摩擦抵抗の大きい下部部分で廃棄樹脂材料の再利用できる良品の材料と再利用できない不良品の材料とを簡単な装置により正確に分別できるようにしたものである。
1 螺旋軸
2 送り機構
3 軸受板
4 ホッパー
5 供給口
6 螺旋突条
7 螺旋突条
8 良品容器
9 不良品容器
10 駆動モーター
2 送り機構
3 軸受板
4 ホッパー
5 供給口
6 螺旋突条
7 螺旋突条
8 良品容器
9 不良品容器
10 駆動モーター
Claims (5)
- 一対の回転する螺旋軸を僅かに間隔を置いて平行に配設して構成した送り機構を複数平行に配列して構成し、これら送り機構を廃棄樹脂材料の供給側を上位にして傾斜して設け、上記螺旋軸の上位部分を摩擦抵抗が小さい表面とし、上記螺旋軸の下位部分を摩擦抵抗が大きい表面としてあることを特徴とする廃棄樹脂材料の分別装置。
- 上記螺旋軸の摩擦抵抗の小さい表面の上位部分と、上記螺旋軸の摩擦抵抗の大きい下位部分とを、螺旋軸の軸方向の半分づつに構成してある上記請求項1に記載の廃棄樹脂材料の分別装置。
- 上記上位部分の螺旋を小さい幅の突条により構成し、上記下位部分の螺旋を大きい幅の突条により構成してある上記請求項1又は2に記載の廃棄樹脂材料の分別装置。
- 一対の回転する螺旋軸の回転方向を上から見て互いに近づく内向きにしてある上記請求項1乃至3の何れかに記載の廃棄樹脂材料の分別装置。
- 一対の回転する螺旋軸の回転方向を上から見て互いに離れる外向きにしてある上記請求項1乃至3の何れかに記載の廃棄樹脂材料の分別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010024929A JP2011161339A (ja) | 2010-02-08 | 2010-02-08 | 廃棄樹脂材料の分別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010024929A JP2011161339A (ja) | 2010-02-08 | 2010-02-08 | 廃棄樹脂材料の分別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011161339A true JP2011161339A (ja) | 2011-08-25 |
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ID=44592668
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010024929A Pending JP2011161339A (ja) | 2010-02-08 | 2010-02-08 | 廃棄樹脂材料の分別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011161339A (ja) |
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2010
- 2010-02-08 JP JP2010024929A patent/JP2011161339A/ja active Pending
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