JP2011160603A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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圭一 佐藤
Gendo Kato
玄道 加藤
Shinobu Kake
忍 懸
Hiroaki Kako
裕章 加来
Hiroshi Nagasato
洋 永里
Akihito Otani
昭仁 大谷
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    • Y02E10/76Power conversion electric or electronic aspects

Abstract

【課題】高周波絶縁トランスでの損失を低減することが可能な燃料電池発電装置を提供する。
【解決手段】燃料電池からなる直流電源11と、直流電源11の出力電圧を昇圧する第1のコンバータ16と、第1のコンバータ16の出力電圧を系統19の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧に昇圧する第2のコンバータ17と、第2のコンバータ17の出力電圧を系統19に連系可能な交流電圧に変換するインバータ18と、第1のコンバータ16と第2のコンバータ17とインバータ18を制御する制御手段20とを備え、第2のコンバータ17は、共振電圧を発生する共振電圧発生手段21と、第2のコンバータ17の出力電圧が所定の直流電圧になるように共振電圧発生手段21により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段22とを有し、第2のコンバータ17で昇圧するので、高周波絶縁トランス13での損失を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池で発電した直流電力を商用周波数の交流電力に変換して系統に電力を注入する燃料電池発電装置に関するものである。
従来、この種の燃料電池発電装置としては、特許文献1に示されているようなものが知られている。以下、図面を参照しながら特許文献1に開示された従来の燃料電池発電装置を説明する。図8は、従来の燃料電池発電装置の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、従来の燃料電池発電装置では、それぞれ直列接続されたスイッチング素子Q1,Q2、スイッチング素子Q3,Q4により第1のコンバータ1を構成し、各スイッチング素子Q1〜Q4のコレクタ−エミッタ間(またはドレイン−ソース間)には、ゼロ電圧スイッチング用の共振コンデンサ3a〜3dが接続されている。
第1のコンバータ1の出力は、高周波絶縁トランス2の1次側に接続され、その2次側には整流手段4と、第2のコンバータ5と、インバータ6とが接続され、系統7に連系している。
第2のコンバータ5は、スイッチング素子Q5とダイオードとコイルとで構成されており、スイッチング素子Q5の導通比に比例した出力電圧Voを降圧動作により得ている。
図9は、従来の燃料電池発電装置の回路を構成する各部の電圧波形図であり、入力直流電圧Vinから、第1のコンバータ1をスイッチングすることでV2inの高周波電圧のパルス列を得る。高周波絶縁トランス2の巻数比で2次側に昇圧してV2outの高周波電圧のパルス列を出力した後、整流手段4で直流電圧VMに変換される。ここで第1のコンバータ1は一定の周波数とパルス幅でスイッチングしているため昇圧比が一定となることから、整流手段4の出力電圧VMは、第1のコンバータ1の入力電圧Vinに比例して増加する。
さらに駆動手段8は、第2のコンバータ5の出力電圧Voを直流電圧検知手段9で検知し、得られた値が目標電圧に維持されるように駆動手段8が第2のコンバータ5をスイッチングすることで、整流手段4の出力電圧を降圧し、インバータ6に対して適正な入力電圧を供給している。インバータ6は系統電圧の最大値以上の入力直流電圧を、系統7の交流電圧に同期してパルス幅制御(PWM)することで、力率1運転となる正弦波状の出力電流を生成している。
以上のように、整流手段4とインバータ6との間に第2のコンバータ5を配置して、直流電源の出力電圧やインバータ6の出力電力にかかわらず、インバータ6への入力電圧を常時一定電圧に維持することにより、第1のコンバータ1の動作条件が固定されることから、常時ゼロ電圧スイッチング動作により高効率な発電装置としている。
特開2008−199808号公報
しかしながら上記従来の構成では、第2のコンバータ5を用いて系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧を一定値に制御を行うためには、第2のコンバータ5に出力する際に、系統7の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧以上の値まで、燃料電池からなる直流電源電圧を高周波絶縁トランス2で昇圧する必要があるため、高周波絶縁トランス2の巻数比を高くすることで、高周波絶縁トランス2での損失が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、高周波絶縁トランスでの損失を低減することが可能な燃料電池発電装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の燃料電池発電装置は、燃料電池からなる直流電源と、ブリッジを構成する複数のスイッチング素子、一次側が前記ブリッジに接続された第1の高周波絶縁トランス、前記第1の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第1の整流回路、前記第1の整流回路の出力側に接続された第1の平滑回路からなり前記直流電源の出力電圧を昇圧する第1のコンバータと、前記第1のコンバータの出力電圧を系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧に昇圧する第2のコンバータと、前記第2のコンバータの出力電圧を系統に連系可能な交流電圧に変換するインバータと、前記第1のコンバータと前記第2のコンバータと前記インバータを制御する制御手段とを備え、系統と連系して交流負荷に交流電力を供給する燃料電池発電装置であって、前記第2のコンバータは、共振電圧を発生する共振電圧発生手段と、前記第2のコンバータの出力電圧が所定の直流電圧になるように前記共振電圧発生手段により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段とを有するのである。
上記構成において、第2のコンバータは昇圧回路であり、燃料電池の出力電圧変化やインバータの出力電力などの動作範囲において、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧を一定値に制御を行うのである。
これにより、燃料電池の直流電圧を高周波絶縁トランスで昇圧する際に、昇圧比を小さくすることができ、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧以下で昇圧し、高周波絶縁トランスでの損失を低減することが可能になる。
本発明の燃料電池発電装置は、燃料電池の直流電圧を高周波絶縁トランスで昇圧する際に、昇圧比を小さくすることができ、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧以下で昇圧し、高周波絶縁トランスでの損失を低減することが可能な燃料電池発電装置とするものである。
本発明の実施の形態1による燃料電池発電装置のブロック図 同実施の形態の燃料電池発電装置における共振電圧発生手段と共振電圧ピーク低減手段の各動作モードでの等価回路を示す回路図 同実施の形態の燃料電池発電装置における回路を構成する各部の電圧波形を説明するための回路図と電圧波形図とを対応させた説明図 本発明の実施の形態2による燃料電池発電装置のブロック図 同実施の形態の燃料電池発電装置における共振電圧発生手段と共振電圧ピーク低減手段の各動作モードでの等価回路を示す回路図 本発明の実施の形態3による燃料電池発電装置の回路ブロック図 同実施の形態の燃料電池発電装置における回路を構成する各部の電圧波形を説明するための回路図と電圧波形図とを対応させた説明図 従来の燃料電池発電装置のブロック図 従来の燃料電池発電装置における回路を構成する各部の電圧波形を説明するための回路図と電圧波形図とを対応させた説明図
第1の発明は、燃料電池からなる直流電源と、ブリッジを構成する複数のスイッチング素子、一次側が前記ブリッジに接続された第1の高周波絶縁トランス、前記第1の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第1の整流回路、前記第1の整流回路の出力側に接続された第1の平滑回路からなり前記直流電源の出力電圧を昇圧する第1のコンバータと、前記第1のコンバータの出力電圧を系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧に昇圧する第2のコンバータと、前記第2のコンバータの出力電圧を系統に連系可能な交流電圧に変換するインバータと、前記第1のコンバータと前記第2のコンバータと前記インバータを制御する制御手段とを備え、系統と連系して交流負荷に交流電力を供給する燃料電池発電装置であって、前記第2のコンバータは、共振電圧を発生する共振電圧発生手段と、前記第2のコンバータの出力電圧が所定の直流電圧になるように前記共振電圧発生手段により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段とを有するものである。
上記構成において、第2のコンバータは昇圧回路であり、燃料電池の出力電圧変化やインバータの出力電力などの動作範囲において、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧を一定値に制御を行うのである。
これにより、燃料電池の直流電圧を高周波絶縁トランスで昇圧する際に、昇圧比を小さくすることができ、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧以下で昇圧し、高周波絶縁トランスでの損失を低減することが可能になる。
第2の発明は、特に、第1の発明における第2のコンバータが、第1のスイッチング素子と第2の高周波絶縁トランスの一次巻線とを直列に接続すると共に、前記第2の高周波絶縁トランスの一次巻線に並列に第1のコンデンサを接続し、さらに前記第1のスイッチング素子に並列に逆導通ダイオードを接続してなる共振電圧発生手段と、第2のスイッチング素子と第2のコンデンサとを直列に接続したものを前記第1のコンデンサに並列に接続してなる共振電圧ピーク低減手段と、前記第2の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第2の整流回路と、前記第2の整流回路の出力側に接続された第2の平滑回路とを備えたものであり、第1のスイッチング素子で共振電圧を発生させ、第2のスイッチング素子で共振電圧のピーク値を低減することができ、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧を一定値に制御する燃料電池発電装置を実現することができる。また、共振電圧ピーク低減手段の第2のスイッチング素子に並列に逆導通ダイオードを接続しない構成とすることにより、任意のタイミングで第2のコンデンサに充電を開始することができるので、第1のスイッチング素子の電圧の制御範囲を拡大することができる。
第3の発明は、第2の発明における制御手段が、第1のコンバータのブリッジを構成する複数のスイッチング素子を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させる第1の駆動手段と、第2のコンバータの第1のスイッチング素子を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させ、第2のスイッチング素子を前記第1のスイッチング素子の非導通期間にパルス幅を可変して動作させる第2の駆動手段と、インバータを一定の周波数かつパルス幅変調で動作させる第3の駆動手段とを有するものであり、燃料電池の出力電圧変化やインバータの出力電力などの動作範囲において、第1のスイッチング素子での共振動作を維持させつつ、第2のスイッチング素子で共振電圧のピーク値を低減することができることから、直流電源の出力電圧やインバータの出力電力にかかわらず、インバータへの入力電圧を常時一定電圧に維持することにより、第1のコンバータの動作条件が固定され常時ゼロ電圧スイッチング動作により高効率な燃料電池発電装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態は請求項1に係わる。図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池発電装置のブロック図を示すものである。図2は、同実施の形態の燃料電池発電装置における共振電圧発生手段と共振電圧ピーク低減手段の各動作モードでの等価回路を示す回路図を示すものである。図3は、同実施の形態の燃料電池発電装置における回路を構成する各部の電圧波形を説明するための回路図と電圧波形図とを対応させた説明図である。
図1から図3に示すように本実施の形態の燃料電池発電装置は、燃料電池などの直流電源11に直流電圧の変動を抑える平滑コンデンサが並列に接続され、高周波スイッチングを行うスイッチング素子で構成されるブリッジ12と第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線が接続され、ブリッジ12から出力される高周波電圧が印加される。
巻数比に比例した電圧が高周波絶縁トランス13の二次側に出力され、昇圧された高周波電圧が二次巻線に接続された第1の整流回路14で整流され第1の平滑回路15により直流高電圧を得る。第1のコンバータ16は、ブリッジからなるスイッチング素子12と高周波絶縁トランス13と第1の整流回路14と第1の平滑回路15とで構成される。
系統19に接続されるインバータ18と、第1のコンバータ16との間に接続される第2のコンバータ17は、昇圧手段を有しており、共振電圧発生手段21と共振電圧ピーク低減手段22から構成される。ブリッジ12と、第1のコンバータ16と、第2のコンバータ17とインバータ18には、制御手段20から制御信号が与えられる。
次に図2において、第2のコンバータ17の内、昇圧手段を有する共振電圧発生手段21と共振電圧ピーク低減手段22の動作を説明する。
まず、モード1で共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaに駆動信号が与えられる。このとき電流は、直流電源11から第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線を通って流れる。次に、モード2では共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaがオフし、第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線を通って流れていた電流は、共振電圧発生手段21のコンデンサに向かって流れ始めると同時に、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧が上昇する。
共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧がVMを超えるとモード3に移り、共振電圧ピーク低減手段22を構成するスイッチング素子Qbを構成する逆導通ダイオードがオンする。従って、第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線を通って流れる電流は、共振電圧発生手段21のコンデンサと共振電圧ピーク低減手段22のコンデンサに分流し、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧の傾きは緩くなる。このモード3の間に、共振電圧ピーク低減手段22を構成するスイッチング素子Qbに駆動信号が与えておくが、これは次のモードで有効になる。
次に、共振電圧発生手段21を構成する高周波絶縁トランス13の一次巻線を通って流れる電流がゼロを通過、すなわち共振により第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線と共振電圧発生手段21のコンデンサと共振電圧ピーク低減手段22のコンデンサとを通って流れていた電流の向きが反転するとモード4に移り、共振電圧発生手段21を構成するコンデンサの電荷は、第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線に向かって放電を開始する。
また、共振電圧ピーク低減手段22を構成するスイッチング素子Qbの制御端子には、モード3の間に駆動信号がすでに入力されているので、共振電圧ピーク低減手段22を構成するコンデンサの電荷も、第1の高周波絶縁トランス13の一次巻線に向かって放電を開始する。この2つのコンデンサの放電に伴い、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧は下降する。
次に、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧がVMに到達、すなわち共振電圧発生手段21のコンデンサと共振電圧ピーク低減手段22のコンデンサの放電が完了するとモード5に移る。このとき、共振電圧ピーク低減手段22を構成するスイッチング素子Qbに駆動信号をオフすると、高周波絶縁トランス13の一次巻線を通って流れる電流は、共振電圧発生手段21を構成するコンデンサのみに流れるので、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaの電圧は、その下降する傾きが急になる。
次に、モード6では、共振電圧発生手段21を構成するコンデンサの電圧がVMに到達して、共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaを構成する逆導通ダイオードがオンする。そのため、共振により高周波絶縁トランス13の一次巻線から共振電圧発生手段21を構成するコンデンサに向かって流れていた電流は、ダイオードを通じて直流電源11に回生される。回生電流がゼロになるとモード1に移るので、回生電流が流れている間に、あらかじめ共振電圧発生手段21を構成するスイッチング素子Qaをオンしておく必要がある。
以上のように、本実施の形態のモード3および4では、高周波絶縁トランス13の一次巻線に、共振電圧発生手段21のコンデンサと共振電圧ピーク低減手段22のコンデンサとを並列接続して、その共振電流による共振電圧発生手段21のスイッチング素子Qaの電圧ピークを低減している。図3に示すように、直流電源11の電圧Vinを高周波絶縁トランス13により電圧VMまで昇圧した後、第2のコンバータ17の共振電圧発生手段21により昇圧動作を行い、共振電圧ピーク低減手段22により、所望の電圧Voに制御している。
以上のように本実施の形態の燃料電池発電装置は、燃料電池からなる直流電源11と、ブリッジ12を構成する複数のスイッチング素子Q1〜Q4、一次側がブリッジ12に接続された第1の高周波絶縁トランス13、第1の高周波絶縁トランス13の二次側に接続された第1の整流回路14、第1の整流回路14の出力側に接続された第1の平滑回路15からなり直流電源11の出力電圧Vinを昇圧する第1のコンバータ16と、第1のコンバータ16の出力電圧VMを系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Voに昇圧する第2のコンバータ17と、第2のコンバータ17の出力電圧Voを系統19に連系可能な交流電圧に変換するインバータ18と、第1のコンバータ16と第2のコンバータ17とインバータ18を制御する制御手段20とを備え、系統19と連系して交流負荷に交流電力を供給する燃料電池発電装置である。
第2のコンバータ17は、第1のスイッチング素子23と第2の高周波絶縁トランス24の一次巻線とを直列に接続すると共に、第2の高周波絶縁トランス24の一次巻線に並列に第1のコンデンサ25を接続し、さらに第1のスイッチング素子23に並列に逆導通ダイオード30を接続してなり共振電圧を発生する共振電圧発生手段21と、第2のスイッチング素子26と第2のコンデンサ27とを直列に接続したものを第1のコンデンサ25に並列に接続すると共に第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30を接続してなり第2のコンバータ17の出力電圧Voが所定の直流電圧になるように共振電圧発生手段21により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段22と、第2の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第2の整流回路28と、第2の整流回路28の出力側に接続された第2の平滑回路29とを備えている。
上記構成において、第2のコンバータ17は昇圧回路であり、燃料電池(直流電源11)の出力電圧変化やインバータ18の出力電力などの動作範囲において、系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Voを一定値に制御を行うのである。
これにより、燃料電池(直流電源11)の直流電圧Vinを高周波絶縁トランス13で昇圧する際に、昇圧比を小さくすることができ、系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Vo以下で昇圧し、高周波絶縁トランス13での損失を低減することが可能になる。
(実施の形態2)
本実施の形態は請求項2に係わる。図4は、本発明の実施の形態2による燃料電池発電装置のブロック図を示すものである。図5は、同実施の形態の燃料電池発電装置における共振電圧発生手段と共振電圧ピーク低減手段の各動作モードでの等価回路を示す回路図を示すものである。本実施の形態において、実施の形態1と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施の形態1では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30が接続された構成であったのに対し、本実施の形態では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30を接続しない構成としている。その他の構成は、実施の形態1と同様の構成である。
実施の形態1では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30が接続された構成であったため、第1のスイッチング素子30の電圧がVMを超えると自動的に第2のコンデンサ27に充電を開始していたが、図4に示すように、本実施の形態では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30を接続しない構成とすることにより、図5のモード3において、任意のタイミングで第2のコンデンサ27に充電を開始することができるので、第1のスイッチング素子23の電圧の制御範囲を拡大することができる。
以上のように本実施の形態の燃料電池発電装置は、燃料電池からなる直流電源11と、ブリッジ12を構成する複数のスイッチング素子Q1〜Q4、一次側がブリッジ12に接続された第1の高周波絶縁トランス13、第1の高周波絶縁トランス13の二次側に接続された第1の整流回路14、第1の整流回路14の出力側に接続された第1の平滑回路15からなり直流電源11の出力電圧Vinを昇圧する第1のコンバータ16と、第1のコンバータ16の出力電圧VMを系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Voに昇圧する第2のコンバータ17と、第2のコンバータ17の出力電圧Voを系統19に連系可能な交流電圧に変換するインバータ18と、第1のコンバータ16と第2のコンバータ17とインバータ18を制御する制御手段20とを備え、系統19と連系して交流負荷に交流電力を供給する燃料電池発電装置である。
第2のコンバータ17は、第1のスイッチング素子23と第2の高周波絶縁トランス24の一次巻線とを直列に接続すると共に、第2の高周波絶縁トランス24の一次巻線に並列に第1のコンデンサ25を接続し、さらに第1のスイッチング素子23に並列に逆導通ダイオード30を接続してなり共振電圧を発生する共振電圧発生手段21と、第2のスイッチング素子26と第2のコンデンサ27とを直列に接続したものを第1のコンデンサ25に並列に接続してなり第2のコンバータ17の出力電圧Voが所定の直流電圧になるように共振電圧発生手段21により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段22と、第2の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第2の整流回路28と、第2の整流回路28の出力側に接続された第2の平滑回路29とを備えている。
上記構成において、第2のコンバータ17は昇圧回路であり、燃料電池(直流電源11)の出力電圧変化やインバータ18の出力電力などの動作範囲において、系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Voを一定値に制御を行うのである。
これにより、燃料電池(直流電源11)の直流電圧Vinを高周波絶縁トランス13で昇圧する際に、昇圧比を小さくすることができ、系統19の交流電圧V6の最大値より高い所定の直流電圧Vo以下で昇圧し、高周波絶縁トランス13での損失を低減することが可能になる。
また、第1のスイッチング素子23で共振電圧を発生させ、第2のスイッチング素子26で共振電圧のピーク値を低減することができ、系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧を一定値に制御する燃料電池発電装置を実現することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は請求項3に係わる。図6は、本発明の実施の形態3による燃料電池発電装置の回路ブロック図を示すものである。図7は、同実施の形態の燃料電池発電装置における回路を構成する各部の電圧波形を説明するための回路図と電圧波形図とを対応させた説明図を示すものである。
本実施の形態において、実施の形態1または実施の形態2と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施の形態1では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30が接続された構成であったのに対し、本実施の形態では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30を接続しない構成としている。
実施の形態1では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30が接続された構成であったため、第1のスイッチング素子30の電圧がVMを超えると自動的に第2のコンデンサ27に充電を開始していたが、図6に示すように、本実施の形態では、共振電圧ピーク低減手段22の第2のスイッチング素子26に並列に逆導通ダイオード30を接続しない構成とすることにより、図5のモード3において、任意のタイミングで第2のコンデンサ27に充電を開始することができるので、図7の電圧波形図において、Qbの導通期間を任意に制御することができるため、電圧ピーク値を容易に可変することができ、所望の電圧Voを得ることができる。
本実施の形態は、実施の形態2における制御手段20が、第1のコンバータ16のブリッジ12を構成する複数のスイッチング素子Q1からQ4を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させる第1の駆動手段31と、第2のコンバータ17の第1のスイッチング素子23を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させ、第2のスイッチング素子26を第1のスイッチング素子23の非導通期間にパルス幅を可変して動作させる第2の駆動手段32と、インバータ18を一定の周波数かつパルス幅変調で動作させる第3の駆動手段33とを有するものであり、燃料電池(直流電源11)の出力電圧変化やインバータ18の出力電力などの動作範囲において、第1のスイッチング素子23での共振動作を維持させつつ、第2のスイッチング素子26で共振電圧のピーク値を低減することができることから、直流電源11の出力電圧Vinやインバータ18の出力電力にかかわらず、インバータ18への入力電圧Voを常時一定電圧に維持することにより、第1のコンバータ16の動作条件が固定され常時ゼロ電圧スイッチング動作により高効率な燃料電池発電装置を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる燃料電池発電装置は、第2のコンバータとして、共振電圧を発生する共振電圧発生手段と、第2のコンバータの出力電圧が所定の直流電圧になるように共振電圧発生手段により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段とを有することで、直流電源からの入力電圧が低い場合においても、絶縁トランスの巻数比を上げることなく所定の電圧を出力し電力変換を行うことができることから、太陽電池や燃料電池及び風力発電等の用途にも適用できる。
11 直流電源
12 ブリッジ
13 第1の高周波絶縁トランス
14 第1の整流回路
15 第1の平滑回路
16 第1のコンバータ
17 第2のコンバータ
18 インバータ
19 系統
20 制御手段
21 共振電圧発生手段
22 共振電圧ピーク低減手段
23 第1のスイッチング素子
24 第2の高周波絶縁トランス
25 第1のコンデンサ
26 第2のスイッチング素子
27 第2のコンデンサ
28 第2の整流回路
29 第2の平滑回路
30 逆導通ダイオード
31 第1の駆動手段
32 第2の駆動手段
33 第3の駆動手段

Claims (3)

  1. 燃料電池からなる直流電源と、ブリッジを構成する複数のスイッチング素子、一次側が前記ブリッジに接続された第1の高周波絶縁トランス、前記第1の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第1の整流回路、前記第1の整流回路の出力側に接続された第1の平滑回路からなり前記直流電源の出力電圧を昇圧する第1のコンバータと、前記第1のコンバータの出力電圧を系統の交流電圧の最大値より高い所定の直流電圧に昇圧する第2のコンバータと、前記第2のコンバータの出力電圧を系統に連系可能な交流電圧に変換するインバータと、前記第1のコンバータと前記第2のコンバータと前記インバータを制御する制御手段とを備え、系統と連系して交流負荷に交流電力を供給する燃料電池発電装置であって、前記第2のコンバータは、共振電圧を発生する共振電圧発生手段と、前記第2のコンバータの出力電圧が所定の直流電圧になるように前記共振電圧発生手段により発生した共振電圧のピークを低減する共振電圧ピーク低減手段とを有する燃料電池発電装置。
  2. 第2のコンバータは、第1のスイッチング素子と第2の高周波絶縁トランスの一次巻線とを直列に接続すると共に、前記第2の高周波絶縁トランスの一次巻線に並列に第1のコンデンサを接続し、さらに前記第1のスイッチング素子に並列に逆導通ダイオードを接続してなる共振電圧発生手段と、第2のスイッチング素子と第2のコンデンサとを直列に接続したものを前記第1のコンデンサに並列に接続してなる共振電圧ピーク低減手段と、前記第2の高周波絶縁トランスの二次側に接続された第2の整流回路と、前記第2の整流回路の出力側に接続された第2の平滑回路とを備えた請求項1記載の燃料電池発電装置。
  3. 制御手段は、第1のコンバータのブリッジを構成する複数のスイッチング素子を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させる第1の駆動手段と、第2のコンバータの第1のスイッチング素子を一定の周波数かつ一定のパルス幅で動作させ、第2のスイッチング素子を前記第1のスイッチング素子の非導通期間にパルス幅を可変して動作させる第2の駆動手段と、インバータを一定の周波数かつパルス幅変調で動作させる第3の駆動手段とを有する請求項2記載の燃料電池発電装置。
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