JP2011160181A - 信号伝送システム、ソース装置及びシンク装置 - Google Patents

信号伝送システム、ソース装置及びシンク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】HDMI伝送路で接続されたソース装置とシンク装置からなる信号伝送システムにおいて、ソース装置からシンク装置に映像・音声以外の付加データを伝送する場合、データ受信のたびにCPU処理が介在し処理負荷が増大する。
【解決手段】ソース装置10は映像の垂直同期信号のタイミングに合わせ、付加データをパケットデータとして分割しHDMI伝送路30に送出する。シンク装置20はHDMI伝送路30から入力されたパケットデータを、映像の垂直同期信号のタイミングに合わせ、パケットデータをパケットデータ処理部25に取り込む。パケットデータ処理部25でパケットデータから付加データを再構成する。映像の垂直同期信号のタイミングでパケットデータの送出、受信を行うのでCPUに大きな処理負荷をかけずに大容量データを伝送することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明はデジタルインターフェースを介し接続されたソース装置とシンク装置からなる信号伝送システムにおける、信号伝送システムおよびソース装置、シンク装置に関するものである。
マルチメディアインターフェイスのひとつとして、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)がある。HDMIにおいては、映像データ、音声データおよび映像・音声以外の情報である付加データをソース装置からシンク装置の一方向に伝送するTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)伝送路と、制御コマンドを双方向に伝送するCEC(Consumer Electronics Control)伝送路とにおける通信仕様が規格化されている。(例えば、非特許文献1を参照)。
HDMI伝送路を用いて映像データ、音声データ以外のデータを伝送する場合、CEC伝送路を用いる方法がある。しかしながらCEC伝送路を用いた場合、データの伝送レートは約400bpsと低速であるため、大容量データの伝送には向いていない。
そこで、従来技術として、大容量データの伝送を行うために、上記CEC伝送路とTMDS伝送路の双方を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この方法によると、ソース装置が出力可能な映像コンテンツのコンテンツリストのデータをCEC伝送路上で送信し、大容量データであるコンテンツリストのインデックス映像データを付加データとしてTMDS伝送路上で伝送することで、ソース装置から伝送する映像コンテンツを選択制御できる。
High−Definition Multimedia Interface Specification Version 1.3a
特許第4172498号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ブランキング期間に用意されたデータアイランドの区間に付加データ(サムネイル映像のデータ)を配置し受信側に送出する形をとっている。
従って、付加データをシンク装置が受け取るたびに、付加データの受信をシンク装置内のCPUに通知し、CPUが読出しの処理を行う構成となる。そのため、ブランキング期間発生のたびにCPUでの処理が必要となり、付加データの受信処理を行うためにCPUの処理負荷が増大してしまうという課題を有していた。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ソース装置とシンク装置とが
HDMI伝送路で接続された信号伝送システムにおいて、ソース装置からシンク装置に映像・音声データ以外のデータである付加データを伝送する際に、ソース装置とシンク装置での処理負荷が少ない状態で、効率的に大容量のデータ伝送を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて、前記ソース装置が、前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成、前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信し、前記シンク装置が、前記パケットデータを、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせ順に読み出し、繋ぎ合わせることで前記付加データを再生するという構成を有する。
本発明によれば、ソース装置が映像の垂直同期信号のタイミングに合わせ、付加データをパケットデータに分割しHDMI伝送路に送出、シンク装置は受信したパケットデータを、映像の垂直同期信号のタイミングに合わせパケットデータ処理部に取り込み、パケットデータ処理部で付加データを再構成する。映像の垂直同期信号のタイミングでパケットデータの送出、受信が行われるのでCPUに大きな処理負荷をかけることなく大容量データを伝送することができる効果を奏する。
本発明の実施の形態における信号伝送システムのブロック図 本発明の実施の形態におけるソース装置の動作を示すフローチャート ソース装置における信号のタイミングを示す図 本発明の実施の形態におけるシンク装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態における信号伝送システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態における信号伝送システムのブロック図である。
図1に示すとおり、本実施の形態の信号伝送システム50において、ソース装置10は、シンク装置20と、HDMI伝送路30を介し接続される。
ソース装置10は、ソース装置制御部11と、HDMI信号多重・送信部12と、映像データ格納部13と、音声データ格納部14と、パケットデータ格納部15とを備えている。
ソース装置制御部11は、例えばCPU、ROM及びRAMを含む。CPUは、ROMに格納されたコンピュータプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行する。このようなソース装置制御部11の具体的な処理については後述するが、ソース装置制御部11は、大略的に述べると、HDMI信号多重・送信部12と、映像データ格納部13と、音声データ格納部14と、パケットデータ格納部15との間でそれぞれ通信を行い、映像データ、音声データおよび付加データをHDMI信号多重・送信部12よりHDMI伝送路30に送出するための制御を行う。
HDMI信号多重・送信部12は、映像データ格納部13から送出される映像データ、
音声データ格納部14から送出される音声データ、パケットデータ格納部15から送出されるパケットデータ、のそれぞれを受信し、これらをHDMI規格で定められた規約に則り多重処理してHDMI伝送路30に送出する。
映像データ格納部13は、映像データを格納しており、ソース装置制御部11からの指示に基づき映像データをHDMI信号多重・送信部12に送出する。また、シンク装置20における映像データ処理部23が連続する映像データを一定時間の間隔で出力するために用いる水平同期信号、垂直同期信号を生成し、HDMI信号多重・送信部12に送出する。
音声データ格納部14は、音声データを格納しており、ソース装置制御部11からの指示に基づき音声データをHDMI信号多重・送信部12に送出する。
映像データ格納部13および音声データ格納部14は、HDMIの規格にのっとった通信方式を用いて伝送可能な映像データおよび音声データを蓄積するものであれば良く、これら格納部は、図示していない外部機器あるいはソース装置内に設けられたデータ再生装置に接続可能にして、その外部機器やデータ再生装置から取り込んだ各データを格納するように構成されていても良い。
パケットデータ格納部15は、付加データを分割しヘッダ情報を付与したパケットデータを格納しており、ソース装置制御部11からの指示に基づきパケットデータをHDMI信号多重・送信部12に送出する。付加データは例えば、音声字幕やチャプター情報などの、伝送中の映像データ、音声データに関連する情報などである。
ソース装置制御部11、HDMI信号多重・送信部12、映像データ格納部13、音声データ格納部14、パケットデータ格納部15は、一つの集積回路として構成されていても良い。ただし、映像データ格納部13、音声データ格納部14、パケットデータ格納部15については、一つの集積回路に含めず、映像データ、音声データが入力可能なように各データの出力元に接続された構成にすることも許容される。
シンク装置20は、ソース装置10と、HDMI伝送路30を介し接続される。シンク装置20は、シンク装置制御部21と、HDMI信号受信・分離部22と、映像データ処理部23と、音声データ処理部24と、パケットデータ処理部25と、パケットデータ蓄積部26と、映像表示部27と、音声出力部28とを備えている。
シンク装置制御部21は、例えばCPU、ROM及びRAMを含む。CPUは、ROMに格納されたコンピュータプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行する。このようなシンク装置制御部21の具体的な処理については後述するが、シンク装置制御部21は、大略的に述べると、HDMI信号受信・分離部22と、映像データ処理部23と、音声データ処理部24と、パケットデータ処理部25と、映像表示部27と、音声出力部28との間でそれぞれ通信を行い、HDMI伝送路30より受信したHDMI信号を分離し映像データを映像データ処理部23に、音声データを音声データ処理部24に、パケットデータをパケットデータ蓄積部26を介しパケットデータ処理部25に、それぞれ送出し、映像表示部27で映像を表示、音声を音声出力部28で出力するための制御を行う。
HDMI信号受信・分離部22は、HDMI伝送路30より受信したHDMI信号を映像データ、音声データ、パケットデータに分離し、映像データを映像データ処理部23に、音声データを音声データ処理部24に、パケットデータをパケットデータ蓄積部26にそれぞれ送出する。
またHDMI信号受信・分離部22は、映像データに加え、映像データ処理部23にて連続する映像データを一定時間間隔で出力するために用いる水平同期信号、垂直同期信号も映像データ処理部23に送出する。
映像データ処理部23は、映像データと水平同期信号と垂直同期信号を受信し、シンク装置制御部21からの指示により必要に応じて映像データを加工し(例えば、色合い調整など)水平同期信号と垂直同期信号で定められる時間間隔にあわせ、映像データを映像表示部27に順次送出する。
音声データ処理部24は、音声データを受信し、シンク装置制御部21からの指示により必要に応じて音声データを加工し(例えば、音量調整など)順次音声出力部28に送出する。
パケットデータ処理部25は、パケットデータ蓄積部26に一時格納されたパケットデータを読み出し、読み出されたデータからヘッダ情報を取り除いて付加データを再構成し、再構成された付加データの内容に応じた処理を行う。
例えば付加データがチャプター情報であれば、その情報をシンク装置制御部21に送出し、シンク装置制御部21が映像データ処理部23を制御し映像データを加工、チャプター情報表示を重畳し映像表示部27に送出する。
パケットデータ蓄積部26は、HDMI信号受信・分離部22からパケットデータを受信、一時格納し、パケットデータ処理部25からの指示に基づきパケットデータをパケットデータ処理部25に送出する。
映像表示部27は、例えば液晶パネルにより構成され、映像データ処理部23から映像データを受信し映像を表示する。
音声出力部28は、例えばスピーカにより構成され、音声データ処理部24から音声データを受信し、音声を出力する。
シンク装置制御部21、HDMI信号受信・分離部22、映像データ処理部23、音声データ処理部24、パケットデータ処理部25、パケットデータ蓄積部26は、一つの集積回路として構成されていても良い。ただし、映像データ処理部23、音声データ処理部24については、一つの集積回路に含めず、映像データ、音声データを処理することが可能な信号処理機能を有した別の装置と各信号処理部が出力する各データの出力先とが接続される構成にすることも許容される。
HDMI伝送路30は、ソース装置10とシンク装置20を接続し、映像データ、音声データ、付加データをソース装置10からシンク装置20に伝送する。
以上のように構成された映像音声伝送システムについて、以下にその処理動作を説明する。
まず、本発明の実施の形態におけるソース装置の動作を説明する。図2は本発明の実施の形態におけるソース装置の動作を示すフローチャートである。なお本実施の形態においては、ソース装置10からシンク装置20へ一度に送出すべき付加データのデータ量は予め定められているものとする。
まず信号伝送システム50のシステムを起動(ステップS200)すると、ソース装置
制御部11は付加データを送出するタイミングになるまで待機する(ステップS201)。
付加データ送信を開始するタイミング(例えば、付加データがチャプター情報であれば、チャプター情報に対応する映像データが映像データ格納部13から送出されるタイミング)になった場合(ステップ201におけるYes)、パケットデータ格納部15は次に送出すべきパケットデータを準備する(ステップS202)。次に垂直同期信号を監視し(ステップS203)、垂直同期信号のレベルがHighからLowに変化したか否かを判別する(ステップS204)。
ステップS204にて、垂直同期信号のレベルがHighからLowに変化したことを検知すると(ステップS204におけるYes)、HDMI信号多重・送信部12に対し予め準備したパケットデータを送出する(ステップS205)。
すると、次にHDMI信号多重・送信部12はHDMI伝送路30にこのパケットデータを送出する(ステップS206)。
本実施の形態において、ソース装置10からシンク装置20へ一度に送出すべき付加データのデータ量は予め定められている。ソース装置制御部11はソース装置10からシンク装置20へ送出すべきパケットデータの全てがソース装置10から送出されたか否かを判別する(ステップS207)。
パケットデータ格納部15において送出すべきパケットデータがまだある場合(ステップS207のNo)は、次に送出すべきパケットデータを準備し(ステップS202)、垂直同期信号の監視を再開(S203)、次のパケットデータ送出のタイミングまで待機する。
これらステップS202からステップS206の処理が必要に応じて繰り返され(あるいは一度の送出動作によって)、予め定められた付加データのデータ量分のパケットデータの送信が完了したとソース装置制御部11が判別すれば(ステップS207のYes)、処理動作が終了する(ステップS208)。
以上図2を用いて説明した本実施の形態におけるソース装置10の動作について、タイミング図を用いてさらに詳細に説明する。
図3は、ソース装置における信号のタイミングを示す図である。
時刻t0において、パケットデータ格納部15に対し、付加データの送出開始がソース装置制御部11により指示される。
パケットデータ格納部15は垂直同期信号を監視し時刻t1において垂直同期信号がHighからLowに変化したことを検出し、最初のパケットデータであるData0を時刻t2にHDMI信号多重・送信部12に送出する。
さらにHDMI信号多重・送信部12はData0を時刻t3にHDMI伝送路30に送出する。t1、t2、t3の間の時間差は、各部で処理を実施する際に要する時間による遅延に基づくものである。
時刻t4でパケットデータ格納部15が再び垂直同期信号がHighからLowに変化したことを検出すると、次のパケットデータであるData1を時刻t5にHDMI信号
多重・送信部12に送出する。
さらにHDMI信号多重・送信部12はData1を時刻t6にHDMI伝送路30に送出する。ソース装置10はこの動作を繰り返し、パケットデータを連続でHDMI伝送路30に送出する。
時刻t7でパケットデータ格納部15が垂直同期信号がHighからLowに変化したことを検出し、最後のパケットデータであるDataNを時刻t8にHDMI信号多重・送信部12に送出する。
さらにHDMI信号多重・送信部12はDataNを時刻t9にHDMI伝送路30に送出し、全てのパケットデータの送出処理を完了する。
次に本発明の実施の形態におけるシンク装置の動作について説明する。図4は本発明の実施の形態におけるシンク装置の動作を示すフローチャートである。
まず信号伝送システム50のシステムを起動(ステップS400)すると、シンク装置制御部21はソース装置10からのパケットデータの受信が開始されるまで待機する(ステップS401)。
シンク装置20がパケットデータの受信を開始、すなわちHDMI信号受信・分離部22がパケットデータを受信しパケットデータ蓄積部26に送出、パケットデータ蓄積部26が最初のパケットデータを受信したことをパケットデータ処理部25が検出すると(ステップS401におけるYes)、パケットデータ処理部25は最初のパケットデータをパケットデータ蓄積部26から受信する(ステップS402)。
さらにHDMI信号受信・分離部22から出力される垂直同期信号の監視を開始する(ステップS403)。垂直同期信号のレベルがHighからLowに変化したことを検知すると(ステップS404におけるYes)、パケットデータ蓄積部26に蓄積された次のパケットデータを読み出す(ステップS405)。
受信すべきパケットデータがまだある場合は(ステップS406におけるNo)、HDMI信号受信・分離部22で次のパケットデータを受信しパケットデータ蓄積部26に送出し(ステップS407)、さらにパケットデータ処理部25は垂直同期信号の監視を再開(S403)、次のパケットデータ受信タイミングまで待機する。全てのパケットデータの受信が完了すれば(ステップS406のYes)、処理を終了する(ステップS408)。
パケットデータ処理部25においては受信したパケットデータからヘッダ情報を取り除き付加データを再構成し、付加データの内容に応じた処理を行う。
以上のように本実施の形態によれば、ソース装置が垂直同期信号のタイミングに合わせ、付加データから生成したパケットデータを送出し、パケットデータを受信するシンク装置は受信した垂直同期信号のタイミングに合わせてパケットデータを順に受信して読み出し繋ぎ合わせることで付加データを再生することで、大容量の付加データをソース装置からシンク装置に伝送することができる。
データ伝送時の処理においては、ソース装置側では垂直同期信号のタイミングにあわせパケットデータを順番に出力し、シンク装置側では垂直同期信号のタイミングに合わせパケットデータの順次読出し処理を行うため、大容量の付加データを複数のパケットデータとして送出/受信する場合においてソース装置制御部/シンク装置制御部での処理を介在さ
せずに伝送を行うことが出来、ソース装置制御部/シンク装置制御部での処理負荷が少ない状態での大容量の付加データの伝送を実現することができる。
なお、本実施の形態において、シンク装置側で最初のパケットの検出を行うためにパケットデータ蓄積部の状態を常に監視する構成としたが、必ずしもこれに従う必要はない。
例えばHDMI規格において定義されるCECコマンドを用い、付加データの送信開始をソース装置からシンク装置に通知してもよい。パケットデータ蓄積部の状態を常に監視する構成であればシンク装置制御部における処理負荷を軽減することができるが、CECコマンドを用い付加データの送信開始を通知することでパケットデータ蓄積部の監視による処理負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態において垂直同期信号を切替タイミングとして使用しパケットデータの連続送受信を行うものとしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば映像の水平同期信号を用いたり、音声データに含まれる同期信号を用いても同様に実現可能である。
また、本実施の形態においては伝送すべきパケットデータのデータ量は予め定められているものとしたが、この形態に限定されるものではない。
例えばCECコマンドを用いて、伝送開始時などのタイミングに、次に伝送するパケットデータの合計数を通知する、もしくは最初のパケットデータに、引き続き伝送するパケットデータの合計数を書き込む場所を準備しソース装置側で書き込み、シンク装置側でこれを読み出すことで通知する、などの方法を用いてもよい。
パケットデータのデータ量を予め定めておく場合、シンク装置20側でデータ量に合わせ処理内容を変更する必要がなく処理を簡略化できるが、パケットデータの合計数を通知することで各種の付加データを伝送することができ、汎用性を向上する面において有利になる。
また、本実施の形態においてはパケットデータの内容については言及しなかったが、パケットデータの一部、例えばヘッダ部分にパケットデータの順序を示すシーケンス番号を付与しても良い。
シーケンス番号を付与しない場合、パケットデータの受信ミスが発生しなければより効率的に付加データを伝送できるが、シーケンス番号を付与することで、シンク装置側としてパケットデータの受信ミスを検出することが可能になる。
また本実施の形態においてはソース装置はパケットデータをひとつづつ順番に送出するものとしたがこれに従う必要はない。
例えばソース装置側は最初のパケットデータについては2つ以上連続で送信することにより、シンク装置側で最初のパケットデータを受信してから2つ目以降のパケットデータを受信するまでに、パケットデータ処理部の設定などのために時間が必要な場合でもこの必要な時間を確保できるため、正しく受信することができる。
この場合、最初のパケットデータと2つ目以降のパケットデータについて区別する手段が必要であるが、前出のシーケンス番号を付与するか、特殊データを含むパケットデータ(例えば、データが全て0xFFであるパケットデータ)を定義することにより実現できる。
また本実施の形態においては垂直同期信号がHighからLowに変化したときにパケットデータ蓄積部からパケットデータ処理部にパケットデータを送出するものとしたが、これに限定されるものではない。
また、パケットデータ蓄積部がHDMI信号受信・分離部から次のパケットデータを受信するタイミングと、パケットデータ処理部に送出するタイミングが非常に近い場合、パケットデータ蓄積部が次のパケットデータを受信する前に、直前のパケットデータを送出してしまうなど、パケットデータ処理部がパケットデータを正しい順に受け取れない場合が発生することも考えられる。
これを防ぐために、パケットデータに前出のシーケンス番号を付与し、パケットデータ処理部25でパケットデータのシーケンス番号を確認させることで、パケットデータが正しい順番で受信できているか否かを確認させ、パケットデータをシーケンス番号どおりに受信できていない場合、すなわち、パケットデータ処理部25が上述の確認動作を繰り返して、パケットデータが正しい順番で受信できていないことをあらかじめ設定した指定回数検出した場合は、パケットデータ蓄積部が次のパケットデータを受信するタイミングとパケットデータ処理部に送出するタイミングとが近いことをシンク装置制御部に判断させ、パケットデータ処理部がパケットデータを読み出すタイミングを既定の時間だけ遅らせるようにシンク装置制御部がパケットデータ処理部を制御すれば正しい順にパケットデータを受け取ることができ、パケットデータ伝送の信頼性が向上する。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記説明はあらゆる意味において例示的なものであり限定的なものではない。本発明の範囲から逸脱することなしに多くの他の改変及び変形例が可能であることが理解される。
以上のように本発明に係る映像音声伝送システムは、HDMI伝送路を用い、ソース装置からシンク装置に大容量の付加データを伝送するシステムに好適である。
10 ソース装置
11 ソース装置制御部
12 HDMI信号多重・送信部
13 映像データ格納部
14 音声データ格納部
15 パケットデータ格納部
20 シンク装置
21 シンク装置制御部
22 HDMI信号受信・分離部
23 映像データ処理部
24 音声データ処理部
25 パケットデータ処理部
26 パケットデータ蓄積部
27 映像表示部
28 音声出力部
30 HDMI伝送路
50 信号伝送システム

Claims (11)

  1. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムであり、
    前記ソース装置は、
    前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成して前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信し、
    前記シンク装置は、
    前記パケットデータを、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせ順に読み出し、繋ぎ合わせることで前記付加データを再生することを特徴とする信号伝送システム。
  2. 前記ソース装置が付加データの伝送を開始する際、パケットデータの伝送に先立ち、パケットデータの伝送開始を示す特殊パケットデータを送信した後、前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信し、
    前記シンク装置は、前記特殊パケットデータを受信することで付加データの伝送が開始されることを検出し、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の間隔に合わせ順に読み出すことを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
  3. 前記ソース装置が、パケットデータにパケットデータの順番を示すシーケンス番号を付加し、
    前記シンク装置が、前記シーケンス番号を確認、パケットデータを正しい順番で受信していることを確認することを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
  4. 前記シンク装置が、パケットデータを正しい順番で受信していないことを指定回数以上検出した場合、前記パケットデータを読み出すタイミングを既定の時間だけ遅らせることを特徴とする請求項3記載の信号伝送システム。
  5. 伝送路から映像データと付加データを受信するシンク装置と、前記伝送路を介して接続し、前記伝送路上に前記映像データと前記付加データを送信するソース装置であり、
    前記ソース装置は、
    前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成して前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信することを特徴とするソース装置。
  6. 伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と前記伝送路を介して接続し、前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置であり、
    前記シンク装置は、
    前記パケットデータを、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせ順に読み出し、繋ぎ合わせることで前記付加データを再生することを特徴とするシンク装置。
  7. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて用いられる信号伝送方法であり、
    前記ソース装置が、前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成するパケットデータ生成ステップと、前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合
    わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信する、パケットデータ送信ステップを備え、
    前記シンク装置が、前記パケットデータを、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせ順に読み出すパケットデータ読出しステップと、読み出したパケットデータを繋ぎ合わせることで前記付加データを再生する付加データ再生ステップを有することを特徴とする信号伝送方法。
  8. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記音声データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて前記ソース装置において用いられるコンピュータプログラムであり、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記ソース装置が、前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成するパケットデータ生成ステップと、前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信する、パケットデータ送信ステップを備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記音声データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて前記シンク装置において用いられるコンピュータプログラムであり、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記シンク装置が、前記パケットデータを、前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせ順に読み出すパケットデータ読出しステップと、読み出したパケットデータを繋ぎ合わせることで前記付加データを再生する付加データ再生ステップを備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて前記ソース装置に含まれる集積回路であり、
    前記集積回路は、
    前記ソース装置が、前記付加データを分割し二つ以上のパケットデータを生成するパケットデータ生成ステップと、前記ソース装置内で使用する映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて前記パケットデータを前記伝送路に順番に送信する、パケットデータ送信ステップを含む処理を実行することを特徴とする集積回路。
  11. 伝送路と、前記伝送路に接続され、前記伝送路上に映像データと付加データを送信するソース装置と、前記伝送路から前記映像データと前記付加データを受信するシンク装置とを備える信号伝送システムにおいて前記シンク装置に含まれる集積回路であり、
    前記集積回路は、
    前記ソース装置が前記付加データを分割して二つ以上のパケットデータとし前記シンク装置へ送信した場合に、前記シンク装置が前記パケットデータを前記シンク装置内で再生した映像垂直同期信号の時間間隔に合わせて順に読み出すパケットデータ読出しステップと、読み出した前記パケットデータを繋ぎ合わせることで前記付加データを再生する付加データ再生ステップを含む処理を実行することを特徴とする集積回路。
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