JP2011157859A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関に関し、吸気弁の閉じ時期が異なる場合においても、エミッションの悪化を抑制することのできる内燃機関を提供することを目的とする。
【解決手段】気筒と第1吸気ポート14とを開閉する第1吸気弁24と、気筒と第2吸気ポート16とを開閉する第2吸気弁26と、第1吸気ポート14に燃料を噴射する第1燃料噴射弁20と、第2吸気ポート16に燃料を噴射する第2燃料噴射弁22とを備える。また、少なくとも第2吸気弁26の閉じ時期を変更可能とする可変動弁機構30を備える。更に、可変動弁機構30により第2吸気弁26の閉じ時期を、第1吸気弁24よりも遅角させる場合に、第2燃料噴射弁22により噴射される燃料噴射量を、第1燃料噴射弁20により噴射される燃料噴射量よりも少なくする燃料噴射量制御手段50を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、1つの気筒に接続される2つの吸気ポートそれぞれに燃料噴射弁を配置した内燃機関が知られている。また、特許文献2には、1つの気筒に2つ設けられた吸気弁の開閉動作をそれぞれ任意に制御可能とする可変動弁機構が開示されている。
特開2009−287532号公報 特開2003−172175号公報
ところで、2つの吸気ポートそれぞれに燃料噴射弁を配置した内燃機関(特許文献1)に、2つの吸気弁の開閉動作をそれぞれ任意に制御可能な可変動弁機構(特許文献2)が用いられ、2つの吸気弁の閉じ時期を異なるように制御する場合がある。
この場合、吸気弁の閉じ時期が他方よりも遅く設定された遅閉じ側の吸気ポートは、他方の早閉じ側の吸気ポートに比して、ガス(新気と燃料との混合気)の吹き戻り量が多くなる。ガスの吹き戻り量が多くなれば、次回の吸気行程において、遅閉じ側の筒内の空燃比が、早閉じ側に比して部分的にリッチになりやすい。空燃比とCO発生量との関係を表した図10に示す通り、リッチ側においては、CO発生量が指数関数的に増加する傾向がある。そのため、リッチ側においてエミッションの悪化を抑制する必要性が高い。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、吸気弁の閉じ時期が異なる場合においても、エミッションの悪化を抑制することのできる内燃機関を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関であって、
気筒に接続された第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、
前記気筒と前記第1吸気ポートとを開閉する第1吸気弁と、
前記気筒と前記第2吸気ポートとを開閉する第2吸気弁と、
前記第1吸気ポートに燃料を噴射する第1燃料噴射弁と、
前記第2吸気ポートに燃料を噴射する第2燃料噴射弁と、
少なくとも前記第2吸気弁の閉じ時期を変更可能とする可変動弁機構と、
前記可変動弁機構により前記第2吸気弁の閉じ時期を、前記第1吸気弁よりも遅角させる場合に、前記第2燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量を、前記第1燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量よりも少なくする燃料噴射量制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関であって、
気筒に接続された第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、
前記気筒と前記第1吸気ポートとを開閉する第1吸気弁と、
前記気筒と前記第2吸気ポートとを開閉し、前記第1吸気弁よりも閉じ時期が遅く設定された第2吸気弁と、
前記第1吸気ポートに燃料を噴射する第1燃料噴射弁と、
前記第2吸気ポートに燃料を噴射し、1ストローク中の単位時間あたりの噴射量が前記第1燃料噴射弁よりも少なく設定された第2燃料噴射弁と、を備えることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、
前記第1燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間が、前記第2燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間よりも短い場合には、前記第1燃料噴射弁に要求される燃料量を複数回に吹き分けるマルチ噴射手段、を更に備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、可変動弁機構により第2吸気弁の閉じ時期を、第1吸気弁よりも遅角させる場合に、第2燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量を、第1燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量よりも少なくすることができる。第2吸気弁の閉じ時期は第1吸気弁よりも遅いため、第2吸気ポートへのガス吹き戻り量は、第1吸気ポートに比して多くなる。本発明によれば、第2吸気ポートへの燃料噴射量を低減することで、吹き戻るガス中の燃料量を低減することができる。吹き戻るガス中の燃料量が低減されることで、次回の吸気行程において空燃比がリッチになることを抑制することができる。このため、本発明によれば、CO発生量を軽減することができ、エミッションの悪化を抑制することができる。
第2の発明によれば、第2吸気弁の閉じ時期が第1吸気弁よりも遅く設定される。また、第2燃料噴射弁により噴射される1ストローク中の単位時間あたりの噴射量が、第1燃料噴射弁よりも少なく設定される。一般に燃料噴射弁は最小燃料噴射時間τmin以上で噴射しなければならないという制限がある。そのため、総燃料噴射量(第1及び第2燃料噴射弁に噴射させる燃料量の合計)が少ない低負荷領域においては、第2燃料噴射弁による噴射量を低減することができない場合が生じる。しかしながら、上述した本発明の構成によれば、1ストローク中の単位時間あたりの噴射量を少なく設定することで、最小燃料噴射時間τminを守りつつ第2燃料噴射弁による噴射量を低減することができる。このため、本発明によれば、総燃料噴射量が少ない低負荷領域においても、吹き戻るガス中の燃料量を低減することができ、COの発生を低減し、エミッションの悪化を抑制することができる。
第3の発明によれば、第1燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間が、第2燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間よりも短い場合には、第1燃料噴射弁に要求される燃料量を複数回に吹き分けることができる。複数回に吹き分けることで、一回噴射の場合よりも、ポートウェット低減、ガスのミキシング促進、空気量の正確な計量の点で有利となる。
本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1における第1の制御で用いられる「進角量‐噴射量マップ」を示す図である。 本発明の実施の形態1における第2の制御で用いられる「回転数‐噴射量マップ」を示す図である。 本発明の実施の形態1における第3の制御で用いられる「位相差量‐噴射量マップ」を示す図である。 本発明の実施の形態2において用いられる第1インジェクタ20及び第2インジェクタ22の設定について説明するための図である。 本発明の実施の形態3における制御の概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態3における制御の概要を説明するための図である。 吸気行程における吸気バルブの閉じ時期と、吸気ポートへのガス吹き戻り量との関係を示す図である。 早閉じ側の第1吸気ポート14と、遅閉じ側の第2吸気ポート16とにおけるガス吹き戻り量の違いを示す概念図である。 空燃比とCO発生量との関係を表した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
まず、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態のシステムは、車両の動力源として用いられる内燃機関(以下、単に「エンジン」という。)10を備えている。エンジン10はガソリンエンジンであるものとする。
エンジン10は、複数の気筒12を有しており、図1には、そのうちの1つの気筒12が模式的に示されている。気筒12には、第1吸気ポート14と第2吸気ポート16とが接続されている。第1吸気ポート14には、燃焼室18に向けて燃料をポート噴射する第1インジェクタ20が設けられている。同様に第2吸気ポート16にも、燃焼室18に向けて燃料をポート噴射する第2インジェクタ22が設けられている。第1インジェクタ20及び第2インジェクタ22は、後述するECU50からの指令に従い駆動される電子制御式の燃料噴射弁である。
また、気筒12には、第1吸気ポート14と燃焼室18との間を開閉する第1吸気バルブ24と、第2吸気ポート16と燃焼室18との間を開閉する第2吸気バルブ26とが設けられている。更に、気筒12には、燃焼室18内に供給されたガス(新気と燃料との混合気)に点火をする点火プラグ(図示省略)と、ピストン(図示省略)と、燃焼室18と排気ポート(図示省略)との間を開閉する排気バルブ(図示省略)とが設けられている。
気筒12のピストンの往復運動は、クランク機構を介して、クランク軸の回転運動に変換される。クランク軸の近傍には、クランク軸の回転角を検出するためのクランク角センサが取り付けられている。クランク角センサの出力によれば、エンジン回転数を検出することもできる。
第1吸気ポート14と第2吸気ポート16の上流は、共通の吸気通路28に接続されて合流している。吸気通路28上流の入口付近には、吸入空気量を検出するエアフローメータ(図示省略)が配置されている。エアフローメータ下流の吸気通路28には、スロットルバルブ(図示省略)が配置されている。スロットルバルブは、後述するECU50からの指令に従い、スロットルモータによって開閉駆動される電子制御式スロットルバルブである。スロットルバルブの近傍には、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ(図示省略)が配置されている。
なお、上述した排気ポートには、排気通路(図示省略)が接続されている。排気通路には排気ガスを浄化するための触媒が設けられている。触媒としては、例えば、三元触媒、NOx触媒等が用いられる。
また、本実施形態のシステムは、第1吸気バルブ24及び第2吸気バルブ26の近傍にその開弁特性を変更可能とする可変動弁機構30を備えている。より具体的には、可変動弁機構30は、位相可変機能として、油圧もしくはモータを用いて吸気カムの位相を変更することにより吸気バルブ24、26の開閉時期をそれぞれ変更できる機能や、電気的制御により吸気バルブ24、26の開閉時期をそれぞれ変更できる機能を具備する機構であるものとする。尚、可変動弁機構30の構成自体は、本発明の本質的部分ではなく、また公知の内容であるため、その詳細な説明は省略することとする。
本実施形態のシステムはECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の入力側には、上述のクランク角センサ、エアフローメータ、スロットル開度センサ等の各種センサが接続されている。また、ECU50の出力側には、上述の第1インジェクタ20、第2インジェクタ22、可変動弁機構30、点火プラグ、スロットルモータ等の各種アクチュエータが接続されている。ECU50は、各種センサからの入力情報に基づいて所定のプログラムを実行し、各種アクチュエータを作動させることにより、エンジン10の運転状態を制御する。
ECU50は、可変動弁機構30に指令し、第1吸気バルブ24、第2吸気バルブ26の閉じ時期をそれぞれ変更させて、第2吸気バルブ26の下死点後の閉じ時期を、第1吸気バルブ24の下死点後の閉じ時期よりも遅く設定することができる。即ち、吸気行程における吸気バルブの閉じ時期(IVC:Intake Valve Closing timing)について、第1吸気バルブ24を早閉じに、第2吸気バルブ26を遅閉じに設定することができる。
以下の説明においては、早閉じされる第1吸気バルブ24側に設けられた第1吸気ポート14、第1インジェクタ20等を、単に「早閉じ側」の第1吸気ポート14等と表現する。また、遅閉じされる第2吸気バルブ26側に設けられた第2吸気ポート16、第2インジェクタ22等を、単に「遅閉じ側」の第2吸気ポート16等と表現する。
なお、ECU50には、目標空燃比の基準値として理論空燃比(ストイキ)が設定されているものとする。ECU50は、理論空燃比を満たすために1サイクル中に噴射すべき総燃料噴射量を算出する。総燃料噴射量は、第1インジェクタ20及び第2インジェクタ22に噴射させる燃料量の合計である。
[実施の形態1における特徴的制御]
上述した構成のシステムにおいて、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせて位相差をつけた場合の、吸気ポートへのガス(新気と燃料との混合気)の吹き戻り量について図8〜図10を用いて説明する。図8は、吸気行程における吸気バルブの閉じ時期と、吸気ポートへのガス吹き戻り量との関係を示す図である。図8に示す通り、吸気バルブの閉じ時期が下死点後(ABDC:After Bottom Dead Center)に大きく遅角されるほど、吸気ポートへのガス吹き戻り量は多くなる。
図9は、早閉じ側の第1吸気ポート14と、遅閉じ側の第2吸気ポート16とにおけるガス吹き戻り量の違いを示す概念図である。図9に示す通り、遅閉じ側の第2吸気ポート16へのガス吹き戻り量は、早閉じ側の第1吸気ポート14に比べて多くなる。ガス吹き戻り量が多いほど、次回の吸気行程における新気量が少なくなる。そのため、次回の吸気行程において、遅閉じ側の筒内は、早閉じ側の筒内に比して部分的に空燃比がリッチになりやすい。たとえ、気筒12内の平均空燃比がストイキであっても、ガスの吹き戻り分を含めて、筒内でミキシングが必ずしも十分になされないため、遅閉じ側の筒内は、早閉じ側の筒内に比して部分的に空燃比がリッチになりやすい。
図10は、空燃比とCO発生量との関係を表した図である。図10に示す通り、空燃比がリッチになるほど、CO発生量は指数関数的に増加する。そのため、リッチとなりやすい遅閉じ側の筒内において、CO発生量が増加し、エミッションの悪化が懸念される。
そこで、本実施形態のシステムでは、第1吸気バルブ24及び第2吸気バルブ26の閉じ時期に位相差を設けた場合において、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22との燃料噴射比率を変更する制御を実施することとした。以下、燃料噴射比率を変更するために本実施形態のシステムが実施する第1〜第3の制御についてそれぞれ説明する。
(第1の制御)
まず、第1の制御について説明する。上述したシステム構成において、吸気ポートへのガス吹き戻り量は、ピストンの移動距離と相関があるため、吸気バルブの閉じ時期によって変化する。可変動弁機構30により下死点後の最遅角位置(図8)に設定されたときに最も多くのガスが吹き戻り、最遅角位置から進角するほど吹き戻り量は小さくなる。また、第1吸気バルブ24と第2吸気バルブ26の閉じ時期が位相差を保ったまま共に進角される場合であっても、早閉じ側の第1吸気ポート14と遅閉じ側の第2吸気ポート16との吹き戻り量の差は小さくなる(図8)。第1の制御では、この点を鑑みた制御を実施することとした。
図2は、第1の制御において用いられる「進角量‐噴射量マップ」を示す図である。図2の横軸は、第2吸気バルブ26の閉じ時期を可変動弁機構30により最遅角させた位置からの進角量を表している。縦軸は、早閉じ側の第1インジェクタ20に対する遅閉じ側の第2インジェクタ22の燃料噴射比率を表している。図2に示す通り、第2インジェクタ22による噴射比率は、下死点後の最遅角位置で最も低く設定される。そして、最遅角位置からの進角量が大きくなるほど、第2インジェクタ22による噴射比率は高く設定され、第1インジェクタ20の噴射比率に近くなる。また、当該マップでは、最遅角位置に近いほど、進角量に対する噴射比率の変動幅が大きい傾向がある。
第1の制御では、可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせるように制御する場合において、「進角量‐噴射量マップ」を用いて、遅閉じ側の第2吸気バルブ26が下死点後の最遅角位置に近いほど、第2インジェクタ22による噴射比率を低く設定し、遅閉じ側の第2吸気ポート16に吹き戻るガス中の燃料量の低減を図ることとした。
次に、上述した第1の制御を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンについて説明する。まず、ECU50は、第1吸気バルブ24を早閉じさせ第2吸気バルブ26を遅閉じさせる運転状態にあるか否かを判定する。ECU50は、可変動弁機構30への指令値等から吸気バルブ24、26の閉じ時期の位相差を算出し、位相差があれば条件成立と判定する。
条件成立と判定された場合には、ECU50は、1サイクルにおいて筒内に供給すべき総燃料噴射量を算出する。総燃料噴射量は、エアフローメータにより検出される吸入空気量、クランク角センサにより検出されるエンジン回転数、スロットル開度センサにより検出されるスロットルバルブの開度などを示す信号を用いて瞬時に計算される。
続いて、遅閉じ側の第2吸気バルブ26の最遅角位置からの進角量が取得される。進角量は可変動弁機構30への指令値等から算出することができる。
その後、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22における噴射比率を決定する。具体的には、ECU50には、図2に示す「進角量‐噴射量マップ」が記憶されている。「進角量‐噴射量マップ」から、検出された第2吸気バルブ26の進角量に応じた、第2インジェクタ22の第1インジェクタ20に対する噴射比率が取得される。
ECU50は、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22により、算出された総燃料噴射量を、取得された噴射比率に従って吹き分けさせる。なお、本制御ルーチンは運転中繰り返し実行される。
以上説明したように、第1の制御ルーチンによれば、早閉じ側の第1吸気バルブ24と、遅閉じ側の第2吸気バルブ26との位相差を保ったまま、両吸気バルブの閉じ時期を変更する場合であっても、吸気ポート14、16への吹き戻し量の差が大きくなる遅角側ほど、第2インジェクタ22の噴射比率を下げることができる。そのため、吹き戻されたガス中の燃料量を低減することができ、遅閉じ側の筒内におけるCO発生を抑制でき、エミッションの悪化を抑制することができる。
また、第1の制御ルーチンによれば、吸気ポート14、16への吹き戻し量の差が小さくなる進角側ほど、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22との噴射比率を近づけることができる。そのため、筒内における空燃比のばらつきを抑制し、エミッションの悪化を抑制することができる。
ところで、第1の制御においては、早閉じ側の第1吸気バルブ24と遅閉じ側の第2吸気バルブ26との閉じ時期についてその位相差を保ったまま変化させることとしているが、この位相差は必ずしも保たれる必要はない。例えば、第2吸気バルブの閉じ時期のみを変更することとしても良い。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
(第2の制御)
続いて、本実施形態における第2の制御について説明する。上述したシステム構成において、吸気バルブの閉じ時期(位相)が同じであっても、エンジン回転数が高い場合よりもエンジン回転数が低い場合の方が、開弁されている時間が長いため、吸気ポートに吹き戻されるガス量は多くなる。第2の制御ではこの点を鑑みた制御を実施することとした。
図3は、第2の制御において用いられる「回転数‐噴射量マップ」を示す図である。図3の横軸は、エンジン10のエンジン回転数を表している。縦軸は、早閉じ側の第1インジェクタ20に対する遅閉じ側の第2インジェクタ22の燃料噴射比率を表している。図3に示す通り、エンジン回転数が低いほど、第2インジェクタ22による噴射比率は低く設定される。一方、エンジン回転数が高いほど、第2インジェクタ22による噴射比率は高く設定され、第1インジェクタ20の噴射比率に近くなる。また、当該マップでは、低回転であるほど、エンジン回転数に対する噴射比率の変動幅が大きい傾向がある。
第2の制御では、可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせるように制御する場合において、「回転数‐噴射量マップ」を用いて、エンジン回転数が低いほど、第2インジェクタ22による噴射比率を低く設定し、遅閉じ側の第2吸気ポート16に吹き戻されるガス中の燃料量の低減を図ることとした。
次に、上述した第2の制御を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンについて説明する。まず、ECU50は、第1吸気バルブ24を早閉じさせ第2吸気バルブ26を遅閉じさせる運転状態にあるか否かを判定する。ECU50は、可変動弁機構30への指令値等から吸気バルブ24、26の閉じ時期の位相差を算出し、位相差があれば条件成立と判定する。
条件成立と判定された場合には、ECU50は、1サイクルにおいて筒内に供給すべき総燃料噴射量を算出する。続いて、現在のエンジン回転数が検出される。エンジン回転数はクランク角センサにより検出される。
その後、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22における噴射比率を決定する。具体的には、ECU50には、図3に示す「回転数‐噴射量マップ」が記憶されている。「回転数‐噴射量マップ」から、検出されたエンジン回転数に応じた、第2インジェクタ22の第1インジェクタ20に対する噴射比率が取得される。
ECU50は、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22により、算出された総燃料噴射量を、取得された噴射比率に従って吹き分けさせる。なお、本制御ルーチンは運転中繰り返し実行される。
以上説明したように、第2の制御ルーチンによれば、エンジン回転数が低く、ガス吹き戻し量が多くなる状況下において、第2インジェクタ22による噴射比率を下げることができる。そのため、吹き戻されたガス中の燃料量を低減することができ、遅閉じ側の筒内におけるCO発生を抑制でき、エミッションの悪化を抑制することができる。
また、第2の制御ルーチンによれば、エンジン回転数が高く、ガスの吹き戻し量が少なくなる状況下において、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22との噴射比率を近づけることができる。そのため、筒内における空燃比のばらつきを抑制し、エミッションの悪化を抑制することができる。
(第3の制御)
最後に、本実施形態における第3の制御について説明する。上述したシステム構成において、第1吸気バルブ24と第2吸気バルブ26との位相差が大きくなれば、早閉じ側の第1吸気ポート14と遅閉じ側の第2吸気ポート16とで吹き戻り量の差が大きくなる(図8)。即ち、早閉じの第1吸気ポート14に比して遅閉じ側の第2吸気ポート16へのガス吹き戻し量が増大する。第3の制御ではこの点を鑑みた制御を実施することとした。
図4は、第3の制御において用いられる「位相差量‐噴射量マップ」を示す図である。図4の横軸は、早閉じ側の第1吸気バルブ24と遅閉じ側の第2吸気バルブ26との位相差量を表している。縦軸は、早閉じ側の第1インジェクタ20に対する遅閉じ側の第2インジェクタ22の燃料噴射比率を表している。図4に示す通り、位相差量が大きくなるほど、第2インジェクタ22による噴射比率は小さく設定される。一方、位相差量が小さくなるほど、第2インジェクタ22による噴射比率は高く設定され、第1インジェクタ20の噴射比率に近くなる。また、当該マップでは、位相差量が小さいほど、位相差量に対する噴射比率の変動幅が大きい傾向がある。
第3の制御では、可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせるようにそれぞれ制御する場合において、「位相差量‐噴射量マップ」を用いて、第1吸気バルブ24及び第2吸気バルブ26の閉じ時期の位相差量が大きくなるほど、第2インジェクタ22による噴射比率を低く設定し、遅閉じ側の第2吸気ポート16に吹き戻されるガス中の燃料量の低減を図ることとした。
次に、上述した第3の制御を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンについて説明する。まず、ECU50は、第1吸気バルブ24を早閉じさせ第2吸気バルブ26を遅閉じさせる運転状態にあるか否かを判定する。ECU50は、可変動弁機構30への指令値等から吸気バルブ24、26の閉じ時期の位相差を算出し、位相差があれば条件成立と判定する。
条件成立と判定された場合には、ECU50は、1サイクルにおいて筒内に供給すべき総燃料噴射量を算出する。続いて、第1吸気バルブ24と第2吸気バルブ26の閉じ時期の位相差量が算出される。位相差量は、可変動弁機構30への指令値等から算出することができる。
その後、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22における噴射比率を決定する。具体的には、ECU50には、図4に示す「位相差量‐噴射量マップ」が記憶されている。「位相差量‐噴射量マップ」から、算出された位相差量に応じた、第2インジェクタ22の第1インジェクタ20に対する噴射比率が取得される。
ECU50は、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22により、算出された総燃料噴射量を、取得された噴射比率に従って吹き分けさせる。なお、本制御ルーチンは運転中繰り返し実行される。
以上説明したように、第3の制御ルーチンによれば、位相差量が大きく、早閉じ側の第1吸気ポート14に比して遅閉じ側の第2吸気ポート16へのガス吹き戻し量が増大する状況下において、第2インジェクタ22による噴射比率を下げることができる。そのため、吹き戻されたガス中の燃料量を低減することができ、遅閉じ側の筒内におけるCO発生を抑制でき、エミッションの悪化を抑制することができる。
また、第3の制御ルーチンによれば、位相差量が小さく、ガス吹き戻し量の差が小さくなる状況下において、第1インジェクタ20と第2インジェクタ22との噴射比率を近づけることができる。そのため、筒内における空燃比のばらつきを抑制し、エミッションの悪化を抑制することができる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、第1〜第3の制御を個別に実行することとしているが、これらの制御の実行方法はこれに限定されるものではない。例えば、第1〜第3の制御の一部又は全部を組み合わせて実行することとしても良い。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
尚、上述した実施の形態1においては、第1吸気ポート14が前記第1の発明における「第1吸気ポート」に、第2吸気ポート16が前記第1の発明における「第2吸気ポート」に、第1吸気バルブ24が前記第1の発明における「第1吸気弁」に、第2吸気バルブ26が前記第1の発明における「第2吸気弁」に、第1インジェクタ20が前記第1の発明における「第1燃料噴射弁」に、第2インジェクタ22が前記第1の発明における「第2燃料噴射弁」に、可変動弁機構30が前記第1の発明における「可変動弁機構」に、それぞれ相当している。
また、ここでは、ECU50が、上述した第1の制御ルーチン、第2の制御ルーチン、第3の制御ルーチンの少なくとも1つを実行することにより前記第1の発明における「燃料噴射量制御」が実現されている。
実施の形態2.
[実施の形態2のシステム構成]
次に、図5を参照して本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態のシステムは図1に示す構成において、後述する第1インジェクタ20、第2インジェクタ22に関する設定が異なる点を除き、図1に示す構成と同様である。そのため、図1に示す構成と同一の構成については、その説明を省略または簡略する。
[実施の形態2における特徴的構成]
可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせるように制御する場合において、上述した実施の形態1では、早閉じ側の第1インジェクタ20に対する遅閉じ側の第2インジェクタ22の燃料噴射比率を低く設定することにより、遅閉じ側の第2吸気ポート16に吹き戻されるガス中の燃料量を低減することとした。
ところで、運転状態が低負荷領域にある場合には、1サイクル中に要求される総燃料噴射量は少なくなる。総燃料噴射量は、第1インジェクタ20及び第2インジェクタ22に噴射させる燃料量の合計である。低負荷領域において総燃料噴射量が少なくなれば、上述した実施の形態1の各種制御により、第2インジェクタ22が噴射すべき燃料量は微量となる。
しかしながら、燃料噴射制御においては最小燃料噴射時間τminの制限を受け、最小燃料噴射時間τmin以下では正確な燃料量を噴射することができない。そのため、総燃料噴射量が小さい低負荷領域では、第2インジェクタ22は、噴射すべき微量の燃料量を噴射できず、遅閉じ側の燃料噴射量を低減できない場合が生じる。本実施形態のシステムでは、この点を鑑みて第1インジェクタ20、第2インジェクタ22の設定をすることとした。
図5は、本発明の実施の形態2において用いられる第1インジェクタ20及び第2インジェクタ22の設定について説明するための図である。図5の縦軸は、1ストローク中の単位時間当たりの燃料噴射量Qdot値(mm3/stroke・ms)を表している。また、Qdot値は、あるインジェクタに1サイクル中に噴射させる燃料量qを噴射時間τで割った値である。
図5に示すように、遅閉じ側の第2インジェクタ22(実線60)のQdot値は、早閉じ側の第1インジェクタ20(実線62)のQdot値よりも小さく設定されている。また、低負荷領域において、総燃料噴射量をインジェクタ20、22で吹き分ける場合に要求されうるそれぞれの最小燃料噴射量を、最小燃料噴射時間τminで割った値が、Qdot値として設定されている。なお、インジェクタ20、22のQdot値を同じに設定する場合よりも、遅閉じ側の第2インジェクタ22のQdot値が小さく設定される一方、早閉じ側の第1インジェクタ20のQdot値は、総燃料噴射量を満たすために、大きく設定されている。
以上説明したように、図5に示す構成によれば、実施の形態1で述べたように、可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ第2吸気バルブ26を遅閉じさせるように制御し、早閉じ側の第1インジェクタ20に対する遅閉じ側の第2インジェクタ22の燃料噴射比率を低く設定する場合において、低負荷領域で運転する場合であっても、最小燃料噴射時間τminの制限を受けることなく、各インジェクタ20、22に要求されうる最小燃料噴射量を噴射することができる。このため、本実施形態のシステムによれば、低負荷領域においても、好適にエミッションの悪化を抑制することができる。
尚、上述した実施の形態2においては、第1吸気ポート14が前記第2の発明における「第1吸気ポート」に、第2吸気ポート16が前記第2の発明における「第2吸気ポート」に、第1吸気バルブ24が前記第2の発明における「第1吸気弁」に、第2吸気バルブ26が前記第2の発明における「第2吸気弁」に、第1インジェクタ20が前記第2の発明における「第1燃料噴射弁」に、第2インジェクタ22が前記第2の発明における「第2燃料噴射弁」に、可変動弁機構30が前記第2の発明における「可変動弁機構」に、それぞれ相当している。
実施の形態3.
[実施の形態3のシステム構成]
次に、図6〜図7を参照して本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態のシステムは図1に示す構成において、ECU50に後述する制御ルーチンを実施させることで実現することができる。
可変動弁機構30により、第1吸気バルブ24を早閉じさせ、第2吸気バルブ26を遅閉じさせるように制御する場合において、上述した実施の形態1では、可変動弁機構30による進角量が大きい場合、エンジン回転数が高い場合、位相差量が小さい場合には、早閉じ側と遅閉じ側のインジェクタの燃料噴射比率を同等に設定することにより、筒内における空燃比のばらつきを抑制することとした。
また、上述した実施の形態2では、早閉じ側の第1インジェクタ20よりも遅閉じ側の第2インジェクタ22のQdot値を小さく設定することで、低負荷領域において要求される最小燃料噴射量を満たす燃料噴射を実現することとした。
ところで、上述した通り、可変動弁機構30による進角量が大きい場合、エンジン回転数が高い場合、位相差量が小さい場合には、早閉じ側と遅閉じ側のインジェクタの燃料噴射比率が同等に設定されるため、各インジェクタ20、22に要求される燃料噴射量も同等となる。しかしながら、遅閉じ側と早閉じ側とでQdot値が異なって設定されているため、遅閉じ側の噴射時間が長く、早閉じ側の噴射時間は短いといった噴射時間の差異が生じる。本実施形態のシステムでは、この点を鑑みて早閉じ側の第1インジェクタ20による燃料噴射を制御することとした。
[実施の形態3における特徴的制御]
図6及び図7は、本発明の実施の形態3における制御の概要について説明するための図である。早閉じ側の第1インジェクタ20と遅閉じ側の第2インジェクタ22とに要求される燃料噴射量が近い場合には、Qdot値が大きく設定されている早閉じ側の噴射時間が、遅閉じ側に比して短くなる。そのため、本実施形態の制御では、図6に示すように、遅閉じ側の噴射時間を超えない範囲で早閉じ側の燃料噴射を複数回に吹き分けることとする。早閉じ側の第1インジェクタ20による1回あたりの燃料噴射量を少なくし、複数回に吹き分けることで、第1インジェクタ20に要求される1サイクル毎の燃料噴射量を満たすことができる(図7)。
次に、上述した実施の形態3の制御を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンについて説明する。この制御ルーチンは、上述の実施の形態1における第1〜第3の制御ルーチンにおいて、各種マップから第2インジェクタ22の第1インジェクタ20に対する噴射比率を取得するまでの処理は同様である。
本ルーチンでは、噴射比率を取得後、ECU50は、総燃料噴射量と噴射比率とから、第1インジェクタ20に要求する燃料噴射量を実現するための燃料噴射時間τ1と、第2インジェクタ22に要求する燃料噴射量を実現するための燃料噴射時間τ2とをそれぞれ算出する。
第1インジェクタ20の燃料噴射時間τ1が、第2インジェクタ22の燃料噴射時間τ2よりも短い場合には、ECU50は、第1インジェクタ20に要求された燃料噴射量を複数回に分けて噴射させるマルチ噴射を実施させる。ここで、第1インジェクタ20によるマルチ噴射が終了までに要する時間が、噴射時間τ2を超えないように1回当たりの噴射量や噴射回数が設定される。なお、燃料噴射時間τ1がτ2よりも長い場合には、マルチ噴射を実施させない。
以上説明したように、本実施形態の制御ルーチンによれば、第2インジェクタ22による噴射が終わるまでの範囲で、Qdot値の大きい早閉じ側の第1インジェクタ20にマルチ噴射を実施させることができる。マルチ噴射することにより、一回噴射の場合よりも、ポートウェット低減、ガスのミキシング促進、空気量の正確な計量の点で有利となる。このため、本実施形態の制御によれば、実施の形態1の制御における、可変動弁機構30による進角量が大きい場合、エンジン回転数が高い場合、位相差量が小さい場合など、早閉じ側と遅閉じ側のインジェクタの燃料噴射量が同等となる状況であっても、好適なエミッションを維持することができる。
尚、上述した実施の形態3においては、上述した制御ルーチンの処理を実行することにより前記第3の発明における「マルチ噴射手段」が実現されている。
10 エンジン
12 気筒
14、16 第1吸気ポート、第2吸気ポート
18 燃焼室
20、22 第1インジェクタ、第2インジェクタ
24、26 第1吸気バルブ、第2吸気バルブ
28 吸気通路
30 可変動弁機構
50 ECU(Electronic Control Unit)

Claims (3)

  1. 気筒に接続された第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、
    前記気筒と前記第1吸気ポートとを開閉する第1吸気弁と、
    前記気筒と前記第2吸気ポートとを開閉する第2吸気弁と、
    前記第1吸気ポートに燃料を噴射する第1燃料噴射弁と、
    前記第2吸気ポートに燃料を噴射する第2燃料噴射弁と、
    少なくとも前記第2吸気弁の閉じ時期を変更可能とする可変動弁機構と、
    前記可変動弁機構により前記第2吸気弁の閉じ時期を、前記第1吸気弁よりも遅角させる場合に、前記第2燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量を、前記第1燃料噴射弁により噴射される燃料噴射量よりも少なくする燃料噴射量制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 気筒に接続された第1吸気ポート及び第2吸気ポートと、
    前記気筒と前記第1吸気ポートとを開閉する第1吸気弁と、
    前記気筒と前記第2吸気ポートとを開閉し、前記第1吸気弁よりも閉じ時期が遅く設定された第2吸気弁と、
    前記第1吸気ポートに燃料を噴射する第1燃料噴射弁と、
    前記第2吸気ポートに燃料を噴射し、1ストローク中の単位時間あたりの噴射量が前記第1燃料噴射弁よりも少なく設定された第2燃料噴射弁と、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  3. 前記第1燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間が、前記第2燃料噴射弁に要求される燃料量を噴射するために要する噴射時間よりも短い場合には、前記第1燃料噴射弁に要求される燃料量を複数回に吹き分けるマルチ噴射手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項2記載の内燃機関。
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