JP2011153794A - 飛翔体の分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機体とロケットモータとを機械的に連結し、連結された機体とロケットモータとを容易に分離することができる飛翔体の分離装置を提供する。
【解決手段】飛翔体10は機体11と、該機体11の後部に連結部12を介して機械的に連結されたロケットモータ13とより構成されている。飛翔体10の分離装置は、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とをアクチュエータ14により分離する装置である。アクチュエータ14は前記連結部12に設けられ、ガス発生装置26が組み込まれたシリンダ15内にピストン25が摺動可能に設けられ、ガス発生装置26から発生するガスの圧力によりピストン25を前進させ、そのピストン25の前進に連動して機体11とロケットモータ13との連結を解除すると共に、機体11を飛翔方向に押圧して飛翔させるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】飛翔体10は機体11と、該機体11の後部に連結部12を介して機械的に連結されたロケットモータ13とより構成されている。飛翔体10の分離装置は、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とをアクチュエータ14により分離する装置である。アクチュエータ14は前記連結部12に設けられ、ガス発生装置26が組み込まれたシリンダ15内にピストン25が摺動可能に設けられ、ガス発生装置26から発生するガスの圧力によりピストン25を前進させ、そのピストン25の前進に連動して機体11とロケットモータ13との連結を解除すると共に、機体11を飛翔方向に押圧して飛翔させるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、標的機等の無人機などとして利用され、機体をロケットモータにより飛翔させた後、そのロケットモータを機体から切り離すための飛翔体の分離装置に関する。
一般に、標的機等の無人機はロケットモータの燃焼による駆動力で飛翔するが、ロケットモータは燃焼後には機体から切り離され、海面に落されるようになっている。このように機体からロケットモータを分離する装置として、例えばブースタロケットの分離装置が知られている(特許文献1を参照)。この分離装置は、コアロケットに結合したブースタロケットを分離する装置であって、該ブースタロケットにシリンダと、該シリンダ内を移動する可動体と、シリンダ内にガスを供給するガス発生手段とを備えている。そして、ブースタロケットをコアロケットから分離する場合には、ガス発生手段を作動させてガスを発生させ、そのガス圧でシリンダ内の可動体を移動させ、可動体の前端部がコアロケットを押圧することにより、その反動でブースタロケットをコアロケットから分離させるように構成されている。
しかしながら、ブースタロケットをコアロケットから分離する前には、ブースタロケットの推力をコアロケットに伝達するためにブースタロケットとコアロケットとの間に上部ブレース、下部ブレース及び長尺ブレースが連結具により連結されている。このため、ブースタロケットをコアロケットから分離する際には、前記ガス発生手段を作動させて可動体でコアロケットを押圧すると共に、各ブレースの連結具を取扱性の悪い火工品によって分離させなければならない。従って、分離装置の構造が複雑になり、ブースタロケットとコアロケットとの分離が容易ではなく、煩雑なものであった。
そこで、本発明の目的とするところは、機体とロケットモータとを機械的に連結し、連結された機体とロケットモータとを容易に分離することができる飛翔体の分離装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明の飛翔体の分離装置は、飛翔体が機体と、該機体の後部に連結部を介して機械的に連結されたロケットモータとより構成され、ロケットモータの燃焼後に機体とロケットモータとを分離するものである。そして、前記連結部には、ガス発生装置が組み込まれたシリンダ内にピストンが摺動可能に設けられ、ガス発生装置から発生するガスの圧力によりピストンを前進させ、そのピストンの前進に連動して機体とロケットモータとの連結を解除すると共に、機体を飛翔方向に押圧するアクチュエータを備えることを特徴とする。
第2の発明の飛翔体の分離装置では、第1の発明において、前記アクチュエータは、連結部の外周に配置された分離用バーと、連結部の後部に設けられた分離用バーの回動支点と、分離用バーの中間部に設けられ内方へ突出されピストンの外周面に係合してピストンの前進に伴って分離用バーを外方へ傾動させるカム部と、分離用バーの先端部に設けられ機体に係合して機体とロケットモータの連結を保持する係合部とを備えることを特徴とする。
第3の発明の飛翔体の分離装置では、第1又は第2の発明において、前記係合部は、機体の外周面に設けられた係合穴に嵌め込まれる係合ピンであることを特徴とする。
第4の発明の飛翔体の分離装置では、第1から第3のいずれか1項に係る発明において、前記シリンダ内はガス発生装置から発生したガスが漏洩しないようにシール部材により密閉されていることを特徴とする。
第4の発明の飛翔体の分離装置では、第1から第3のいずれか1項に係る発明において、前記シリンダ内はガス発生装置から発生したガスが漏洩しないようにシール部材により密閉されていることを特徴とする。
第5の発明の飛翔体の分離装置では、第1から第4のいずれか1項に係る発明において、前記ピストンは、直径の異なる複数のピストン体が複数段で摺動するように構成されていることを特徴とする。
本発明の飛翔体の分離装置は、機体と、その後部に連結部を介して機械的に連結されたロケットモータとより構成される飛翔体において、ロケットモータの燃焼後に機体とロケットモータとを分離するものである。そして、連結部には、ガス発生装置が組み込まれたシリンダ内にピストンが摺動可能に設けられ、ガス発生装置から発生するガスの圧力によりピストンを前進させ、そのピストンの前進に連動して機体とロケットモータとの連結を解除し、機体を飛翔方向に押圧するアクチュエータを備えている。
このため、機体とロケットモータとを分離する場合には、アクチュエータの動作、すなわちガス発生装置を作動させ、シリンダ内にガスを満たしてピストンを前進させ、その動作に連動して機体とロケットモータとの機械的な連結を解除すると共に、機体を押圧して飛翔方向に飛翔させる。このようにアクチュエータを動作させることにより、機体とロケットモータとを分離することができる。
従って、機体とロケットモータとを機械的に連結し、連結された機体とロケットモータとを容易に分離することができる。
以下に本発明を具体化した実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、飛翔体10は、その本体となる機体11と、その後部に連結部12を介して機械的に連結されて機体11を飛翔させるロケットモータ13とより構成されている。機体11の前端部は円錐状の尖鋭部11aとなり、ロケットモータ13の後端部にはロケットモータ13の燃焼ガスを噴射する噴射口13aが設けられている。前記連結部12には、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とを分離するための分離装置を構成するアクチュエータ14が設けられている。このアクチュエータ14について順に説明する。
図1に示すように、飛翔体10は、その本体となる機体11と、その後部に連結部12を介して機械的に連結されて機体11を飛翔させるロケットモータ13とより構成されている。機体11の前端部は円錐状の尖鋭部11aとなり、ロケットモータ13の後端部にはロケットモータ13の燃焼ガスを噴射する噴射口13aが設けられている。前記連結部12には、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とを分離するための分離装置を構成するアクチュエータ14が設けられている。このアクチュエータ14について順に説明する。
ロケットモータ13の前端部(図1の左端部)にはシリンダ15が飛翔方向(図1の左方向)に突出形成され、その前端部が開口されている。シリンダ15の前端内周面には傾斜段差16が周方向に90度間隔をおいて4箇所に設けられ、その傾斜段差16には機体11の外周面に突出形成された傾斜段部17が係合するように構成されている。傾斜段部17には、係合穴18が機体11の軸線と直交方向に凹設されている。
前記シリンダ15内には、前端側に蓋19aを有する有蓋円筒状の第1ピストン体19がシリンダ15の軸線方向に摺動可能に配置されている。該第1ピストン体19の後端内周面には、第1フランジ19bがシリンダ15の軸線と直交する内方へ円環状に突設されている。この第1ピストン体19の内周には第2ピストン体20が配置され、その外周面に前記第1フランジ19bが摺接するようになっている。該第2ピストン体20の前端外周面には第2フランジ20aがシリンダ15の軸線方向と直交する外方へ円環状に突設され、その外周面には環状溝20bが凹設され、円環状の第1シール部材21が嵌着されている。そして、この第1シール部材21が第1ピストン体19の内周面に摺接するようになっている。前記第2ピストン体20の後端内周面には、第3フランジ20cがシリンダ15の軸線方向と直交する内方へ円環状に突設されている。
第2ピストン体20の内周には後端に底壁22aを有する有底円筒状の第3ピストン体22が配置され、その外周面に前記第3フランジ20cが摺接するようになっている。該第3ピストン体22の前端外周面には第4フランジ22bがシリンダ15の軸線方向と直交する外方へ円環状に突設され、その外周面には環状溝22cが形成され、環状の第2シール部材23が嵌着されている。そして、この第2シール部材23が第2ピストン体20の内周面に摺接するようになっている。上記第1ピストン体19、第2ピストン体20及び第3ピストン体22の内側に密閉空間24が形成され、第1シール部材21及び第2シール部材23によって密閉状態が保持されている。前記第1ピストン体19、第2ピストン体20及び第3ピストン体22により、ピストン25が構成されている。なお、第3ピストン体22の底壁22aはロケットモータ13の前端面に固着されている。
前記第3ピストン体22の後部内周には、ガス発生装置26が収容されている。このガス発生装置26について説明する。図3及び図2(c)に示すように、蓋部27及び底部28を有する円筒状の容器本体29内には、前後位置の保持具30により1個ないし複数個のガス発生剤31が環状に支持されている。底部28内面の中心位置には点火具32が固着されている。蓋部27には複数のノズル33が貫通形成されている。そして、点火具32に点火されることによってガス発生剤31が着火して燃焼し、その燃焼ガスがノズル33から密閉空間24に充満され、燃焼ガスの圧力により各ピストン体19,20,22を順に前進させるように構成されている。
前記ガス発生剤31としては、ロケットの推進薬、自動車用エアバッグに用いられるガス発生剤等が使用される。具体的には、過塩素酸塩、硝酸塩、ニトラミン等の酸化剤と、ポリブタジエンやポリウレタン等のゴム、ポリエステル等の樹脂よりなる燃料とを含有するコンポジット系ガス発生剤のほか、ニトロセルロース、ニトログリセリン、ニトログアニジン等の硝酸エステルやニトロ化合物を主成分とする無煙火薬系ガス発生剤等が挙げられる。
図1に示すように、前記第1ピストン体19の前端面には押出部材34が接合され、その前面中央部は多角錐台の凹状をなす押出部35となっている。この押出部35の形状は、機体11の尾部形状に合わせて設計される。該押出部35はゴム等の弾性体で構成され、押出部35が機体11の尾部に当ったときの衝撃を抑えるようになっている。そして、この押出部35が機体11の球面状をなす尾部を包み込むようにして押圧するように構成されている。押出部材34の外周面は前方ほど縮径された係合面36となっている。
図1及び図2(b)に示すように、前記シリンダ15の外周面には、分離用バー37が周方向に90度間隔をおいて4箇所に配設され、その後端部がシリンダ15外周面に固着された正面台形状の支持体38にピン39を挿通することによって回動支点40となり、その回動支点40を中心として回動できるように構成されている。分離用バー37は、機体11とロケットモータ13との連結及び解除を確実に行うために、周方向に2箇所以上設けることが好ましく、その場合線対象位置に互いに対向するように設けるか、又は周方向に均等間隔で設けることがさらに好ましい。
分離用バー37の中間部内面には分離用カム41が内方へ突設され、シリンダ15に設けられた貫通孔43を貫通して内方へ突出している。該分離用カム41の内端面は前記押出部材34の係合面36に係合する係合斜面44となっている。そして、押出部材34の前進に伴ってその係合面36が分離用カム41の係合斜面44に係合して分離用バー37が回動支点40を中心に外方へ回動するようになっている。
図1に示すように、分離用バー37には該分離用バー37をシリンダ15に固定するためのシアピン45が貫通され、同シアピン45はその両端部がシリンダ15から外方へ突設された支持台46に取着されている。このシアピン45により、飛翔体10を輸送する場合の輸送振動や飛翔体10の発射時における発射振動で分離用バー37が回動しないようになっている。
図1及び図2(a)に示すように、分離用バー37の前端部内面には係合ピン47が内方へ突設され、シリンダ15の前端部に透設された挿通孔48を介して機体11の係合穴18に嵌め込まれている。そして、前記分離用カム41の係合斜面44が押出部材34の係合面36に係合して分離用バー37が回動支点40を中心にして外方へ回動したとき、係合ピン47が機体11の係合穴18から抜け出し、分離用バー37と機体11との連結、すなわちロケットモータ13と機体11との連結が解除されるように構成されている。
この場合、ガス発生装置26から発生するガスの圧力で押出部材34の係合面36が分離用カム41の係合斜面44に当たって分離用バー37が回動し係合ピン47が係合穴18から抜け出した後に、押出部材34の押出部35が機体11に当って該機体11を前方へ飛翔させるように構成されている。さらに、押出部材34の押出部35が機体11に当たるときの衝撃を抑えるために、前記シアピン45は押出部材34の係合面36が分離用カム41の係合斜面44に当って分離用カム41が回動するのを抑制している。そして、シアピン45が切断されて分離用カム41が回動した後、つまりピストン25の前進速度が遅くなった状態で押出部材34の押出部35が機体11を押圧して飛翔させるように構成されている。
上記のように構成された飛翔体10の分離装置について作用を説明する。
さて、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とを分離する場合には、図4に示すように、アクチュエータ14を構成するガス発生装置26の点火具32を作動させ、容器本体29内のガス発生剤31を燃焼させる。すると、発生した燃焼ガスが複数のノズル33から密閉空間24内に噴出され、密閉空間24内の燃焼ガスの圧力により第1ピストン体19が前方へ押圧されると共に、第2ピストン体20及び第3ピストン体22も前方へ押圧される。
さて、ロケットモータ13の燃焼後に機体11とロケットモータ13とを分離する場合には、図4に示すように、アクチュエータ14を構成するガス発生装置26の点火具32を作動させ、容器本体29内のガス発生剤31を燃焼させる。すると、発生した燃焼ガスが複数のノズル33から密閉空間24内に噴出され、密閉空間24内の燃焼ガスの圧力により第1ピストン体19が前方へ押圧されると共に、第2ピストン体20及び第3ピストン体22も前方へ押圧される。
このため、押出部材34も前方へ進み、その外周面の係合面36が分離用バー37の係合斜面44に係合し、分離用バー37が回動支点40を中心にして拡開される。そのとき、分離用バー37の前端部は大きく開くため、係合ピン47が機体11の係合穴18から抜け出し、分離用バー37と機体11との連結が解除される。この状態で、図5に示すように、各ピストン体19,20,22がさらに前進すると、押出部材34の押出部35が機体11の尾部に当接して機体11を押圧する。その結果、機体11はロケットモータ13及び連結部12から次第に離間する。
図6に示すように、ガス発生装置26で発生した燃焼ガスの圧力により第1ピストン体19、第2ピストン体20及び第3ピストン体22が最も前進した位置で止まり、その位置で密閉空間24の容積が最大となる。このとき、密閉空間24は第1シール部材21及び第2シール部材23で気密に保持されていると共に、燃焼ガスの圧力によって加圧状態に保持されていることから、ロケットモータ13は浮力体として機能し続けることができる。従って、ロケットモータ13が海上に落下しても沈むことなく海上に浮遊することができる。
以上の実施形態により発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1) 機体11とロケットモータ13とを分離する場合には、アクチュエータ14の動作、すなわちガス発生装置26を作動させ、密閉空間24内に燃焼ガスを満たして各ピストン体19,20,22を前進させ、その前進動作に連動して機体11とロケットモータ13との機械的連結を解除すると共に、機体11を押圧して飛翔させる。このようにアクチュエータ14を動作させることにより、機体11とロケットモータ13とを分離させることができる。
(1) 機体11とロケットモータ13とを分離する場合には、アクチュエータ14の動作、すなわちガス発生装置26を作動させ、密閉空間24内に燃焼ガスを満たして各ピストン体19,20,22を前進させ、その前進動作に連動して機体11とロケットモータ13との機械的連結を解除すると共に、機体11を押圧して飛翔させる。このようにアクチュエータ14を動作させることにより、機体11とロケットモータ13とを分離させることができる。
従って、従来のように発火性で取扱いが難しく、高価な火工品を用いることなく、しかも高温の燃焼ガスを外部に放出することなく、機械的に強固に連結された機体11とロケットモータ13とをアクチュエータ14により容易に分離することができる。
(2) アクチュエータ14は、分離用バー37と、その回動支点40と、分離用カム41と、係合ピン47とを備えることにより、アクチュエータ14の構成を簡易なものにすることができる。
(3) 機体11と係合する分離用バー37の係合部は、機体11の外周面に設けられた係合穴18に嵌め込まれる係合ピン47であることにより、機体11と分離用バー37との連結、すなわち機体11とロケットモータ13との連結を機械的に強固に行うことができると共に、その連結解除を簡単に行うことができる。
(4) シリンダ15内の密閉空間24はガス発生装置26から発生した燃焼ガスが漏洩しないようにシール部材21,23により密閉されていることにより、密閉空間24に燃焼ガスを加圧状態で保持することができ、アクチュエータ14を浮力体とすることができる。
(5) ピストン25は、直径の異なる複数の第1〜第3ピストン体19,20,22が複数段で摺動するように構成されていることにより、ピストン25内の密閉空間24の容積を増大させることができ、浮力体としての効果を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態を次のように変更して実施することもできる。
・ ガス発生装置26を図7に示すように構成することもできる。すなわち、図7に示すように、前記図3に示すガス発生装置26において、蓋部27と前部位の保持具30との間の空間部49を広げ、その空間部49にクーラント材50を配置することができる。このクーラント材50により、燃焼ガスがクーラント材50を通過する際に冷却され、密閉空間24内の温度がシール部材21,23の耐熱温度を超えないようにすることができ、密閉空間24の密閉性を良好に維持することができる。
・ ガス発生装置26を図7に示すように構成することもできる。すなわち、図7に示すように、前記図3に示すガス発生装置26において、蓋部27と前部位の保持具30との間の空間部49を広げ、その空間部49にクーラント材50を配置することができる。このクーラント材50により、燃焼ガスがクーラント材50を通過する際に冷却され、密閉空間24内の温度がシール部材21,23の耐熱温度を超えないようにすることができ、密閉空間24の密閉性を良好に維持することができる。
・ 前記ピストン25を構成するピストン体を1個、2個又は4個以上で構成することも可能である。
・ 機体11とロケットモータ13の連結を保持する係合部として、機体11の傾斜段部17に突起を設けると共に、分離用バー37の先端部に穴を設け、前記機体11の突起がシリンダ15の挿通孔48を貫通して分離用バー37の穴に嵌入するように構成することも可能である。
・ 機体11とロケットモータ13の連結を保持する係合部として、機体11の傾斜段部17に突起を設けると共に、分離用バー37の先端部に穴を設け、前記機体11の突起がシリンダ15の挿通孔48を貫通して分離用バー37の穴に嵌入するように構成することも可能である。
10…飛翔体、11…機体、12…連結部、13…ロケットモータ、14…アクチュエータ、15…シリンダ、18…係合穴、19…第1ピストン体、20…第2ピストン体、21…第1シール部材、22…第3ピストン体、23…第2シール部材、25…ピストン、26…ガス発生装置、37…分離用バー、40…回動支点、41…カム部としての分離用カム、47…係合部としての係合ピン。
Claims (5)
- 飛翔体は機体と、該機体の後部に連結部を介して機械的に連結されたロケットモータとより構成され、ロケットモータの燃焼後に機体とロケットモータとを分離する飛翔体の分離装置であって、
前記連結部には、ガス発生装置が組み込まれたシリンダ内にピストンが摺動可能に設けられ、ガス発生装置から発生するガスの圧力によりピストンを前進させ、そのピストンの前進に連動して機体とロケットモータとの連結を解除すると共に、機体を飛翔方向に押圧するアクチュエータを備えることを特徴とする飛翔体の分離装置。 - 前記アクチュエータは、連結部の外周に配置された分離用バーと、連結部の後部に設けられた分離用バーの回動支点と、分離用バーの中間部に設けられ内方へ突出されピストンの外周面に係合してピストンの前進に伴って分離用バーを外方へ傾動させるカム部と、分離用バーの先端部に設けられ機体に係合して機体とロケットモータの連結を保持する係合部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の飛翔体の分離装置。
- 前記係合部は、機体の外周面に設けられた係合穴に嵌め込まれる係合ピンであることを特徴とする請求項2に記載の飛翔体の分離装置。
- 前記シリンダ内はガス発生装置から発生したガスが漏洩しないようにシール部材により密閉されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の飛翔体の分離装置。
- 前記ピストンは、直径の異なる複数のピストン体が複数段で摺動するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の飛翔体の分離装置。
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Cited By (1)
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CN110107892A (zh) * | 2019-04-12 | 2019-08-09 | 山西如虹盛达科技股份有限公司 | 无人机载火焰喷射装置 |
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