JP2011152957A - コップ用蓋 - Google Patents

Abstract

【課題】蓋上面の面積を増大することができるコップ用蓋を提供する。
【解決手段】その開口に係合縁が設けられるコップを閉ざすことができ、上板と、周面と、係合部と、を有し、周面は、上板の周縁から下に延び、リニアな延び段と、リニアな内止め段と、を含み、延び段は上板の周縁と内止め段の間に設けられ、係合部は、環状な上止め段と、環状な外止め段と、環状なガイド段と、を含み、外止め段は、上端と、下端と、を有し、ガイド段は外止め段の下端から斜めに延び、上止め段は、一端が外止め段の上端と連接し、他端が周面の延び段と内止め段との間と連接し、内止め段と外止め段と上止め段との間に係合溝が形成され、外止め段とガイド段との間には、係合溝へ凸出する係り縁が少なくとも一つ設けられ、内止め段と外止め段との距離は係合縁の厚さと同じ、内止め段と係り縁との距離は係合縁の厚さよりもやや小さい。
【選択図】図３

Description

本発明は、コップ用蓋に関するものである。

コップ用蓋はコップを閉ざすためのものであり、従来のコップ用蓋の周縁には、下に延びる係り縁が設けられ、前記係り縁はコップの外縁と係合するためのものである。そうすると、コップ用蓋によりコップを閉ざすことができる。

しかしながら、コップが外力を受けてやや変形した場合には、前記係り縁はコップの外縁と良く係合することができなくなる。り、そうすると、コップに収容される液体が漏れ出し易く、更に、コップ用蓋がコップから離脱することもある。

図５を参照する。従来の別のコップ用蓋１は、係合溝２を有し、係合溝２によりコップと係合することができ、コップ用蓋１がコップから容易に離脱することができない。しかし、このようなコップ用蓋１は、熱圧加工により成形され、その構造が連続状態になり、そうすると、上端にある蓋上面３と内係り縁４の間に上記両者を連接する屈折段５を設けることが必要であるが、屈折段５の存在により蓋上面３の面積が小さくなり、ひいては飲み口６がコップ用蓋１の中心に近接することにより、すなわち、飲み口６とコップ開口の周縁との距離が大きくなる。そうすると、飲み口６にユーザの口を接近することが難しくなるという問題があった。

本発明の主な目的は、蓋上面の面積を増大することができるコップ用蓋を提供することにある。

本発明のコップ用蓋によると、その開口に係合縁が設けられるコップを閉ざすことができ、上板と、周面と、係合部と、を有し、前記周面は、前記上板の周縁から下に延び、リニアな延び段と、リニアな内止め段と、を含み、前記延び段は前記上板の周縁と前記内止め段との間に設けられ、前記係合部は、環状な上止め段と、環状な外止め段と、環状なガイド段と、を含み、前記外止め段は、上端と、下端と、を有し、前記ガイド段は前記外止め段の下端から斜めに延び、前記上止め段は、一端が前記外止め段の上端と連接し、他端が前記周面の前記延び段と前記内止め段との間と連接し、前記内止め段と前記外止め段と前記上止め段との間に係合溝が形成され、前記外止め段と前記ガイド段との間には、前記係合溝へ凸出する係り縁が少なくとも一つ設けられ、前記内止め段と前記外止め段との距離は前記係合縁の厚さと同じ、前記内止め段と前記係り縁との距離は前記係合縁の厚さよりもやや小さく、前記係合縁は、前記係合溝に係合され、前記係り縁の規制により容易に離脱することができないことを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によると、前記上板には、前記周面に隣接する飲み口が形成されることを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によると、前記係り縁は前記外止め段と前記ガイド段との間に設けられることを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によると、前記外止め段と前記ガイド段との間に前記係り縁が複数設けられ、これらの前記係り縁は前記係合溝を不連続に巡ることを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によると、前記係り縁と前記上止め段との距離は前記係合縁の高さと同じであることを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によると、前記ガイド段の最大の直径は前記係合縁の最大の直径よりも大きく、これにより、前記係合縁を前記係合溝と係合するように、前記係合縁をガイドすることができることを特徴とする。

本発明のコップ用蓋によれば、蓋上面の面積を増大することができ、飲み口の位置をコップ用蓋の周縁にもっと接近するようにすることができるという効果を有する。

本発明の実施例の斜視図である。 本発明の実施例の下方から見た斜視図である。 本発明の実施例の断面図である。 本発明の実施例のコップ用蓋がコップに組付けられた状態の断面図である。 従来のコップ用蓋の断面図である。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図１乃至図４を参照する。本発明のコップ用蓋は、コップを閉ざすためのものであり、その開口に係合縁７が設けられる。本発明の実施例のコップ用蓋は、上板１０と、周面１５と、係合部２０と、を有する。

上板１０には、周面１５に隣接する飲み口１１が形成される。飲み口１１には、樹脂フィルムやアルミ箔などを切るための切り具１２が設けられることが好ましい。

周面１５は、上板１０の周縁から下に延び、リニアな延び段１５１と、リニアな内止め段１５２と、を含み、延び段１５１は上板１０の周縁と内止め段１５２との間に設けられる。すなわち、延び段１５１と内止め段１５２とは互いに連接している。

係合部２０は、環状な上止め段２１と、環状な外止め段２２と、環状なガイド段２３と、を含む。外止め段２２は、上端と、下端と、を有する。ガイド段２３は外止め段２２の下端から斜めに延びる。上止め段２１は、一端が外止め段２２の上端と連接し、他端が延び段１５１と内止め段１５２との間と連接する。すなわち、延び段１５１と内止め段１５２とは上止め段２１を境界とする。内止め段１５２と外止め段２２と上止め段２１との間に係合溝２４が形成され、外止め段２２とガイド段２３との間には、係合溝２４へ凸出する係り縁２５が少なくとも一つ設けられる。本実施例では、外止め段２２とガイド段２３との間には、係り縁２５が一つだけ設けられ、もちろん、外止め段２２とガイド段２３との間に係り縁２５が複数設けられてもよく、そしてこれらの係り縁２５は係合溝２４を不連続に巡る。

内止め段１５２と外止め段２２との距離は係合縁７の厚さと同じ、内止め段１５２と係り縁２５との距離は係合縁７の厚さよりもやや小さく、これにより、係合縁７は、係合溝２４に係合され、係り縁２５の規制により容易に離脱することができない。また、係り縁２５と上止め段２１との距離は係合縁７の高さと同じであることが好ましい。そうすると、係合効果が更に増加する。

ガイド段２３の最大の直径は係合縁７の最大の直径よりも大きく、これにより、係合縁７を係合溝２４と係合するように、係合縁７をガイドすることができる。

本発明は、蓋に適用することができる。

１：コップ用蓋、２：係合溝、３：蓋上面、４：内係り縁、５：屈折段、６：飲み口、７：係合縁、１０：上板、１１：飲み口、１２：切り具、１５：周面、２０：係合部、２１：上止め段、２２：外止め段、２３：ガイド段、２４：係合溝、２５：係り縁、１５１：延び段、１５２：内止め段。

Claims (6)

1. その開口に係合縁が設けられるコップを閉ざすことができ、上板と、周面と、係合部と、を有し、
   前記周面は、前記上板の周縁から下に延び、リニアな延び段と、リニアな内止め段と、を含み、前記延び段は前記上板の周縁と前記内止め段の間とに設けられ、
   前記係合部は、環状な上止め段と、環状な外止め段と、環状なガイド段と、を含み、
   前記外止め段は、上端と、下端と、を有し、前記ガイド段は前記外止め段の下端から斜めに延び、
   前記上止め段は、一端が前記外止め段の上端と連接し、他端が前記周面の前記延び段と前記内止め段との間と連接し、
   前記内止め段と前記外止め段と前記上止め段との間に係合溝が形成され、前記外止め段と前記ガイド段との間には、前記係合溝へ凸出する係り縁が少なくとも一つ設けられ、前記内止め段と前記外止め段との距離は前記係合縁の厚さと同じ、前記内止め段と前記係り縁との距離は前記係合縁の厚さよりもやや小さく、
   前記係合縁は、前記係合溝に係合され、前記係り縁の規制により容易に離脱することができないことを特徴とする、コップ用蓋。
2. 前記上板には、前記周面に隣接する飲み口が形成されることを特徴とする、請求項１に記載のコップ用蓋。
3. 前記係り縁は前記外止め段と前記ガイド段との間に設けられることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のコップ用蓋。
4. 前記外止め段と前記ガイド段との間に前記係り縁が複数設けられ、これらの前記係り縁は前記係合溝を不連続的に巡ることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のコップ用蓋。
5. 前記係り縁と前記上止め段との距離は前記係合縁の高さと同じであることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のコップ用蓋。
6. 前記ガイド段の最大の直径は前記係合縁の最大の直径よりも大きく、これにより、前記係合縁を前記係合溝と係合するように、前記係合縁をガイドすることができることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載のコップ用蓋。