JP2011151828A - 異種システム間のハンドオーバー方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】E−UMTSシステムからUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法及び装置を提供する。
【解決手段】E−UMTSシステムのE−RANは、UEから報告されたUMTSシステムの測定された信号強度に基づいて、ハンドオーバーを遂行することを決定する。その後、E−UMTSシステムのE−CNは、UEに対するPDPコンテキスト及びMMコンテキストを生成し、PDP/MMコンテキストを用いて、UMTSシステムのGGSNへのUEのためのデータトンネルを確立する。E−CNは、UMTSシステムにアクセスするために使用されるRBに関する情報を含むハンドオーバー命令メッセージをUEへ送信する。UEは、RB情報を用いてUMTSシステムにアクセスし、E−CN、データトンネル、SGSN、及びUMTSシステムのRANで構成されたデータ送信経路を介してUEのためのユーザーデータを伝達する。
【選択図】図3

Description

本発明は、異種システム間のハンドオーバーに関し、特に、レガシー(Legacy)UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)システムと機能強化されたUMTS(Enhanced UMTS;E−UMTS)システムとの間のハンドオーバーを可能にする方法に関する。
ユニバーサル移動通信サービス(Universal Mobile Telecommunication Service;UMTS)システムは、移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications;GSM)及び汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Services;GPRS)に基づく第3世代非同期移動通信システムである。UMTSシステムは、無線アクセス技術(Radio Access Technology;RAT)として広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access;以下、CDMAと称する。)を使用し、移動電話又はコンピュータユーザが世界中のどこにいるかに関係なく、パケットに基づくテキスト、ディジタル化された音声又はビデオ、及びマルチメディアデータを2Mbps以上の高速で送信することができる一貫したサービスを提供する。UMTSシステムは、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)のようなパケットプロトコルを使用する“パケット交換方式の接続”と呼ばれる仮想接続の概念を使用し、ネットワーク内の他のいずれの終端にも常に接続可能である。
図1は、従来のUMTSシステムの構成を示す。
図1を参照すると、ユーザー端末(User Equipment;UE)110は、無線通信に参加
する端末装置またはユーザーを意味し、UE110は、ノードB(Node B)120
に無線で接続される。ノードB120は、UE110との通信に直接参加する無線基地局
装置であり、セルを管理する。無線ネットワーク制御器(Radio Network Controller;R
NC)130は、複数のノードBを制御し、ハンドオーバーのための必要性があるか否か
を判定する。RNC130とUE110との間の接続は、無線リソース制御(Radio Reso
urce Control;RRC)インターフェースによりなされる。
RNC130は、サービングGPRS支援ノード(Serving GPRS Support Node;SG
SN)140により、インターネットのようなパケット交換サービス(Packet Switched
or Packet Service;PS)ネットワークに接続される。RNC130とPSネットワー
クとの間の通信は、パケット交換シグナリング(Packet Switched Signaling;PSシグ
ナリング)によりなされる。特に、RNC130とSGSN140との間の接続は、‘I
u-PSインターフェース’と称する。SGSN140は、各加入者に提供されたサービ
スを制御する。典型的に、SGSN140は、各加入者のサービス課金に関連したデータ
を管理し、対応するUE110を管理するサービングRNC(Serving RNC:SRNC)
130を介してUE110とやりとりされなければならないデータを選択的に送受信する
ゲートウェイGPRS支援ノード(Gateway GPRS Support Node;GGSN)150は
、パケットサービスを受信するUE110にIPアドレスを割り当、外部パケットデータ
ネットワーク(Packet Data Network;PDN)160にUE110を接続するゲートウ
ェイノードの役割を果たす。
図1に示すように、一般的に、ノードB120とRNC130との組合せを無線アクセ
スネットワーク(Radio access network;RAN)170と称し、SGSNとGGSNとの組合せをコアネットワーク(core network;CN)180と称し、SGSN140及びGGSN150をそれぞれCNノードと称する。
CDMAに基づくUMTSシステムから改良されたE-UMTSシステムは、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)を使用し、UEをPDNに接続するために必要とされるネットワークノードの数を減少させる。これは、高速データの送信を可能にする。
図2は、E-UMTSシステムの構成例を示す。
図2を参照すると、UE210は、端末装置またはユーザーを示し、機能強化されたRAN(Enhanced RAN;E-RAN)240は、レガシーUMTSシステムにおけるノードB120及びRNC130の機能を遂行する。この際、E-RAN240では、レガシーUMTSシステムにおけるように、E-ノードB220及びE-RNC230の機能が物理的に相互に異なるノードに分離されるか、または、E-ノードB220及びE-RNC230の機能が1つの物理的なノードに統合されることができる。E-CN250は、レガシーUMTSシステムにおけるSGSN140とGGSN140との機能を1つにまとめたノードであり、PDN260とE-RAN240との間に位置する。E-CN250は、UE210にIPアドレスを割り当て、UE210をPDN260に接続するためのゲートウェイノードとしての役割を果たす。
レガシーUMTSシステム及びE-UMTSシステムのサービス領域は、相互間に重なることができる。このように重なるサービス領域(ハンドオーバー領域とも知られている)において、レガシーUMTSシステム及びE-UMTSシステムの両方から信号を受信することができるデュアルモードUEは、上記2つのシステム間のハンドオーバーを遂行する必要がある。E-UMTSシステムを介してユーザーにサービスを提供するためには、サービスプロバイダーは、レガシーUMTSシステムとE-UMTSシステムとの間のハンドオーバー手順を必要とする。
Technical Specification Group GERAN; Packet Switched Handover for GER AN A/Gb mode; Stage 2,TS 43.129,3GPP,2004.11.19,V2.0.0
上記背景に鑑みて、本発明の目的は、データ通信中であるUEがE-UMTSシステムからレガシーUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、データ通信中であるUEがレガシーUMTSシステムからE-UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、E-UMTSシステムのE-CNとレガシーUMTSシステムのCNとの間でトンネルを確立し、E-UMTSシステムとレガシーUMTSシステムとの間のハンドオーバーを遂行するUEにパケットデータサービスを提供する方法及び装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明のある1つの見地によれば、直交周波数分割多重化(OFDM)基盤の機能強化されたユニバーサル移動通信サービス(E-UMTS)システムから符号分割多重アクセス(CDMA)基盤のUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法は、上記E-UMTSシステムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信しているユーザー端末(UE)がUMTSシステムの信号強度を測定し、上記測定された信号強度を示す測定報告メッセージをE-UMTSシステムへ送信するステップと、上記測定された信号強度に基づいて、上記E-UMTSシステムの無線アクセスネットワーク(E-RAN)が上記E-UMTSシステムから上記UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行することを決定するステップと、上記ハンドオーバーが決定されると、上記E-RANからのハンドオーバー要請に応じて、上記E-UMTSシステムのコアネットワーク(E-CN)が上記UMTSシステムのゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)支援ノード(GGSN)との間で、上記ユーザー端末のためのデータトンネルを確立するステップと、上記データトンネルを確立した後に、上記UEが上記UMTSシステムにアクセスするために使用される無線ベアラー(RB)に関する情報を含むハンドオーバー命令メッセージを上記E-CNから上記UEへ送信するステップと、上記UEが上記RB情報を用いて上記UMTSシステムにアクセスするステップと、上記UEが上記UMTSシステムにアクセスした後に、上記PDNと上記UEとの間で、上記E-CN、上記データトンネル、上記GGSN、上記UMTSシステムのサービングGPRS支援ノード(SGSN)、及び上記UMTSシステムのRANで構成されたデータ送信経路を介して上記UEのためのユーザーデータを伝達するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の他の見地によれば、直交周波数分割多重化(OFDM)基盤の機能強化されたユニバーサル移動通信サービス(E-UMTS)システムから符号分割多重アクセス(CDMA)基盤のUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法は、上記E-UMTSシステムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信しているユーザー端末(UE)が、UMTSシステムの信号強度を測定し、上記測定された信号強度を示す測定報告メッセージをE-UMTSシステムへ送信するステップと、上記測定された信号強度に基づいて、上記E-UMTSシステムの無線アクセスネットワーク(E-RAN)が、上記E-UMTSシステムから上記UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行することを決定するステップと、上記ハンドオーバーが決定されると、上記E-RANからのハンドオーバー要請に応じて、上記E-UMTSシステムのコアネットワーク(E-CN)が上記UEに対するパケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト及び移動性管理(MM)コンテキストを生成するステップと、上記PDP/MMコンテキストを用いて、上記E-CNが上記UMTSシステムのゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)支援ノード(GGSN)との間で、上記UEのためのデータトンネルを確立するステップと、上記データトンネルを確立した後に、上記UEが上記UMTSシステムにアクセスするために使用される無線ベアラー(RB)に関する情報を含むハンドオーバー命令メッセージを上記E-CNから上記UEへ送信するステップと、上記UEが上記RB情報を用いて上記UMTSシステムにアクセスするステップと、上記UEが上記UMTSシステムにアクセスした後に、上記PDNと上記UEとの間で、上記E-CN、上記データトンネル、サービングGPRS支援ノード(SGSN)、及び上記UMTSシステムのRANで構成されたデータ送信経路を介して上記UEのためのユーザーデータを伝達するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明のさらなる他の見地によれば、直交周波数分割多重化(OFDM)基盤の機能強化されたユニバーサル移動通信サービス(E-UMTS)システムから符号分割多重アクセス(CDMA)基盤のUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する装置は、上記E-UMTSシステムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信しているユーザー端末(UE)から上記UMTSシステムに対して測定された信号強度を示す測定報告メッセージを受信し、上記測定された信号強度に基づいて、上記E-UMTSシステムから上記UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行するか否かを決定するための上記E-UMTSシステムの無線アクセスネットワーク(E-RAN)と、上記ハンドオーバーが決定されると、上記E-RANからのハンドオーバー要請に応じて、上記UEに対するパケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト及び移動性管理(MM)コンテキストを生成し、上記PDP/MMコンテキストを用いて、上記E-CNが上記UMTSシステムのゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)支援ノード(GGSN)との間で、上記UEのためのデータトンネルを確立し、上記データトンネルを確立した後に、上記UEが、上記UMTSシステムにアクセスするために使用される無線ベアラー(RB)に関する情報を含むハンドオーバー命令メッセージを上記UEへ送信するための上記E-UMTSシステムのコアネットワーク(E-CN)と、を含み、上記ハンドオーバー命令メッセージに応じて、上記UEが上記UMTSシステムに接続した後に、上記PDNと上記UEとの間で、上記E-CN、上記データトンネル、サービングGPRS支援ノード(SGSN)、及び上記UMTSシステムのRANで構成されたデータ送信経路を介して上記UEのためのユーザーデータを伝達することを特徴とする。
本発明のもう1つの見地によれば、符号分割多重接続(CDMA)基盤のユニバーサル移動通信サービス(UMTS)システムから直交周波数分割多重化(OFDM)基盤の機能強化されたUMTS(E-UMTS)システムへのハンドオーバーをユーザー端末(UE)が遂行する方法は、上記UEが、上記E-UMTSシステムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信している過程で、上記E-UMTSシステムの信号強度を測定し、上記測定された信号強度を示す測定報告メッセージを上記UMTSシステムへ送信するステップと、上記測定された信号強度に基づいて、上記UMTSシステムの無線アクセスネットワーク(RAN)が、上記UMTSシステムから上記E-UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行することを決定するステップと、上記ハンドオーバーを決定した後に、上記RANがソース無線ネットワーク制御器(RNC)から受信された再割当要請メッセージを上記UMTSシステムのサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)支援ノード(SGSN)へ送信するステップと、上記再割当要請メッセージに応じて、上記SGSNが順方向再割当要請メッセージを上記E-UMTSシステムのコアネットワーク(E-CN)へ送信するステップと、上記E-CNが上記E-UMTSシステムの無線アクセスネットワーク(E-RAN)及び上記UMTSシステムのゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)との間で、上記UEのためのデータベアラー及びデータトンネルを確立するステップと、上記データトンネルが確立された後に、上記E-CNからの要請に応じて、上記SGSNが上記RANを介して上記UEへ再割当命令メッセージを送信するステップと、上記再割当命令メッセージに応じて、上記UEが上記E-UMTSシステムにアクセスするステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態は、無線環境において、相互に異なるシステム間のハンドオーバーを提供する。特に、UEがE-UMTSシステムからレガシーUMTSシステムへ移動する際に、またその逆も同様に、ハンドオーバーを可能にする。UEは、E-UMTSシステムとレガシーUMTSシステムとの間のハンドオーバーの間に、旧システムから割り当てられた旧IPアドレスをそのまま使用する。これは、既存のSGSN、RNC、及びノードBなどを変更しなくてもよいという長所がある。
従来のUMTSシステムの構成を示す図である。 E-UMTSシステムの従来の構成を示す図である。 本発明の実施形態によるE-UMTSシステムからレガシーUMTSシステムへのハンドオーバー手順に参加するノードを示す図である。 本発明の第1の実施形態によるハンドオーバー過程を示すメッセージフロー図である。 本発明の第2の実施形態によるハンドオーバー過程を示すメッセージフロー図である。 本発明の第1及び第2の実施形態によるUEの構成を示すブロック図である。 本発明の第1及び第2の実施形態によるUEの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1及び第2の実施形態によるE-RANの構成を示すブロック図である。 本発明の第1及び第2の実施形態によるE-RANの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1及び第2の実施形態によるE-CNの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるE-CNの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるE-CNの動作を示すフローチャートである。 本発明の好適な実施形態によるGGSNの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるGGSNの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるハンドオーバー過程を示すメッセージフロー図である。
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、特許請求の範囲により規定されるような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形式や細部等についての種々の変形が可能であることは、当業者によって理解されるであろう。また、明瞭性と簡潔性の観点より、本発明に関連した公知の機能や構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
図3は、本発明の好ましい実施形態によるE-UMTSシステムからレガシーUMTSシステムへのハンドオーバー手順に参加するノードを示す。
図3を参照すると、例えば、UE310がE-UMTSシステム370に接続され、IPネットワークのようなパケットデータネットワーク(PDN)390から提供されたサービスを受信している状態で、UMTSシステム380にアクセスしてサービスを受信するための状態に移動している。ここで、UE310は、E-UMTSシステム370及びUMTSシステム380の両方から信号を受信することができるハンドオーバー領域で、E-UMTSシステム370からUMTSシステム380に移動している。例えば、パケットデータに対する順方向/逆方向送信経路は、UE(310)−E-RAN(320)−E-CN(330)−PDN(390)の旧経路から、ハンドオーバーした後には、UE(310)−RNC(340)−SGSN(350)−GGSN(360)−PDN(390)の新経路に変化するか、または、UE(310)−RNC(340)−SGSN(350)−E-CN(330)−PDN(390)の他の新経路に変化する。
他の例として、UE310は、UMTSシステム380に接続され、PDN390から提供されたサービスを受信している状態で、E-UMTSシステム370に接続されて同一のサービスを受信するための状態に移動している。ここで、UE310は、E-UMTSシステム370及びUMTSシステム380の両方から信号を受信することができるハンドオーバー領域で、UMTSシステム380からE-UMTSシステム370へ移動している。
本発明の実施形態によれば、パケットデータに対する順方向/逆方向送信経路は、UE(310)−RNC(340)−SGSN(350)−GGSN(360)−PDN(390)の旧経路から、ハンドオーバーした後には、UE(310)−E-RAN(320)−E-CN(330)−PDN(390)の新経路に変化する。
図3において、UMTSシステム380におけるRNC340とUE310との間のノードB(ら)及びE-UMTSシステム370におけるE-RAN320とUE310との間のE-ノードB(ら)は、本発明の実施形態の動作に密接に関連しない。また、異種ハンドオーバーを可能にするために、E-CN330は、GGSN360とSGSN350との間の接続365及び355を有する。
本発明の第1の実施形態は、UE310がハンドオーバーの前に使用したIPアドレスをハンドオーバー後にもそのまま使用することができるように、E-CN330とGGSN360との間でトンネルを確立して、該トンネルを介してユーザーデータを送信する。本発明の第1の実施形態によれば、図3のデータ送信経路は、ハンドオーバーの後には、PDN(390)−E-CN(330)−GGSN(360)−SGSN(350)−RNC(340)−UE(310)となる。ハンドオーバーのための各ノード間のシグナリングは、レガシーUMTSシステムで定義されいるSGSN間サービング無線ネットワークシステム(SRNS)再割当(relocation)手順に対するメッセージを最大に使用することにより、レガシーUMTSシステムのSGSN及びRNCを変更せず、システム間ハンドオーバーを支援することができるという長所がある。
図4は、本発明の第1の実施形態によるハンドオーバー過程を示す。ここで、各ノードのネームの前に付けられた接頭語‘s’及び‘t’は、ハンドオーバー手順のソース及びターゲットをそれぞれ示す。
図4を参照すると、ステップ410で、E-UMTSシステムに接続されたUE401は、UMTSシステムの受信電力レベルまたは受信信号強度のような品質情報を測定する。UE401は、UMTSシステムの品質情報を含む測定報告メッセージをE-RAN402へ送信する。ステップ411で、E-RAN402は、RAT間ハンドオーバーを遂行するか否かを決定する。上記RAT間ハンドオーバーを遂行することを決定した後には、E-RAN402は、ステップ412で、ハンドオーバー要請メッセージをE-CN403へ送信する。この際、上記ハンドオーバー要請メッセージは、レガシーUMTSシステムのSRNS再割当過程で使用された‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー’及び所望のターゲットセルIDを含む。すなわち、E-RAN402は、ターゲットRNC406が理解することができるように、上記ソースRNC(402)からターゲットRNC(406)へのトランスペアレントコンテナーを構成する。
上記トランスペアレントコンテナーは、SGSN間の再割当のために使用される。上記トランスペアレントコンテナーがコアネットワークを介してソースRNCからターゲットRNCへ伝達されても、上記コアネットワークは、上記コンテナーの内容を開けて確認しない。上記‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー’に含まれている情報には、RRCコンテナー、Iuインターフェースの番号(例えば、‘1’は、Iu-PSを示す。)、再割当類型(always set to UE involved)、無欠性保護/暗号化情報、ターゲットセル識別子、追跡記録セッション情報、及びマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)リンキング情報がある。RRCコンテナーは、測定報告メッセージのような、UE401から提供されたRRCメッセージを含むことができる。
ステップ413で、E-CN403は、SGSNの機能をエミュレートすることにより仮想SGSNとして動作し、RAT間ハンドオーバー(HO)要請メッセージをGGSN404へ送信する。ステップ414で、E-CN403は、これに対する応答でRAT間HO応答メッセージを受信する。上記RAT間HO要請メッセージは、E-UMTSシステムにおいて、UE401に割り当てられたIPアドレス及びサービス品質(QoS)等級のようなサービス/加入者情報を含むPDPコンテキストとユーザー識別子(UE-id)とを含む。また、RAT間HO要請及び応答メッセージは、E-CN403とGGSN404との間で、ユーザープレーン(UP)データトンネルを確立するために使用されるGGSNアドレスを含む。ステップ415で、ステップ413及びステップ414で交換された情報を介してE-CN403とGGSN404との間でトンネルを確立する。E-CN403がGGSN404を予め認識することができれば(例えば、システム内に1つのGGSNのみが存在する場合)、ステップ413及びステップ414は、省略されてもよい。
ステップ416で、E-CN403は、ステップ412で受信されたターゲットセル識別子を用いてハンドオーバー命令が送信されるべきSGSN405を識別する。E-CN403は、上記識別されたSGSN405へ順方向割当要請(Forward relocation request)メッセージを送信する。上記順方向割当要請メッセージは、ステップ412で受信されたトランスペアレントコンテナー及びターゲットセルIDと、E-CN403が生成したPDPコンテキスト及び移動性管理(MM)コンテキストとを含む。ステップ417で、SGSN405は、再割当要請メッセージをRNC406へ送信する。ステップ418で、上記送信されたメッセージに応じた再割当要請確認(Ack)メッセージを受信する。RNC406は、上記再割当要請メッセージに応じて、UE401にリソースを割り当てた後に、上記再割当要請確認メッセージをSGSN405へ送信する。
ステップ419で、SGSN405は、上記順方向再割当要請メッセージに応じた順方向再割当応答メッセージをE-CN403へ送信する。上記再割当要請確認メッセージ及び上記順方向再割当応答メッセージは、DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー及び無線アクセスベアラー(RAB)設定/障害リスト(failed list)を含む。上記DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナーは、RRCコンテナー内のRRCメッセージを含む。上記RAB設定/障害リストは、RNC406にアクセスするために使用される無線ベアラー(RB)情報を含む。例えば、上記RAB設定リスト(RAB to setup list)は、設定されるように要請を受けたRABの中で、正常に設定されたRABらのID及びQoS情報を含み、上記RAB障害リスト(RAB failed to setup list)は、要請を受けたRABの中で、正常に設定されていないRABらのIDを含む。ステップ416乃至ステップ419で交換されたメッセージは、レガシーUMTSシステムにおいて、SGSN間SRNS再割当手順で使用されたメッセージフォーマットをそのまま使用してもよい。また、ステップ413乃至ステップ415及びステップ416乃至ステップ419は、順序に関係なく相互に同時に発生してもよい。
以上のように、ターゲットシステムであるUMTSシステムにおいて、ハンドオーバーに関連した全ての準備が終了すると、ステップ420で、ユーザーデータは、ステップ415で確立されたトンネルを介してE-CN403からGGSN404へ最初に送信される。かかるデータ送信は、ステップ420だけではなく、ステップ432で開始されることもある。
ステップ421及びステップ422で、E-CN403は、E-RAN402を介してハンドオーバー命令メッセージをUE401へ送信する。上記ハンドオーバー命令メッセージは、ステップ419で、UMTSシステムから提供されたRB情報を含む。ステップ423で、上記ハンドオーバー命令メッセージを受信した場合には、UE401は、RATをOFDM方式からCDMA方式に変更する。
ステップ424で、UE401は、CDMA方式に従って、RNC406とアップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)同期化を遂行する。ステップ425及びステップ426の各々で、UE401とRNC406とがお互いを感知すると、ステップ427で、RNC406は、UE401の感知を知らせる再割当検出メッセージをSGSN405へ送信する。ステップ428で、UE401がRRC接続を要求するためのRRCメッセージをRNC406へ送信すると、ステップ429で、RNC406は、再割当完了メッセージをSGSN405へ送信する。ステップ430及びステップ431で、SGSN405は、順方向再割当完了メッセージをE-CN403へ送信し、上記順方向再割当完了メッセージに応じた順方向再割当完了確認メッセージを受信する。
ステップ432で、E-CN403は、E-RAN402でないGGSN404を含むようにUE401のためのデータ送信経路を変更してもよい。この際、ステップ433及びステップ434で、必要であれば、SGSN405は、PDPコンテキスト更新要請メッセージをGGSN404へ送信した後に、PDPコンテキスト更新要請メッセージに応じたPDPコンテキスト更新応答メッセージを受信する。最後に、ステップ435で、ルーティング領域更新手順は、UE401とRNC406との間で遂行され、UE401とRNC406との間の通信を可能にする。
本発明の第2の実施形態は、E-CN330がGGSN360として機能することで、E-CN330とSGSN350との間でトンネルを確立し、上記トンネルを介してユーザーデータを送信し、これにより、UE310がハンドオーバーの前に使用したIPアドレスをハンドオーバーの後にもそのまま使用することができる。図3を参照すると、本発明の第2の実施形態によるハンドオーバーした後のデータ送信経路は、PDN(390)−E-CN(330)−SGSN(350)−RNC(340)−UE(310)となる。ハンドオーバーのためのノード間のシグナリングは、レガシーUMTSシステムで定義されたSGSN間SRNS再割当手順を効率的に使用し、E-CN330がGGSN360として機能することで、レガシーUMTSシステムのSGSN及びRNCを変更せず、システム間ハンドオーバーを支援することができるという長所がある。
図5は、本発明の第2の実施形態によるハンドオーバー過程を示す。ここで、各ノードのネームの前に付けられた接頭語‘s’及び‘t’は、ハンドオーバー手順のソース及びターゲットをそれぞれ示す。
図5を参照すると、ステップ460で、E-UMTSシステムに接続されたUE451は、UMTSシステムの受信電力レベルまたは受信信号強度のような品質情報を測定し、UMTSシステムの品質情報を含む測定報告メッセージをE-RAN452へ送信する。E-RAN452は、ステップ461で、RAT間ハンドオーバーを遂行するか否かを決定する。上記RAT間ハンドオーバーを遂行することを決定した後には、E-RAN452は、ステップ462で、ハンドオーバー要請メッセージをE-CN453へ送信する。この際、上記ハンドオーバー要請メッセージは、レガシーUMTSシステムのSRNS再割当過程で使用された‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー’及び所望のターゲットセルIDを含む。すなわち、E-RAN452は、ターゲットRNC456が理解することができるように、上記ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナーを生成し、上記トランスペアレントコンテナーにUE451からの測定報告メッセージを含ませる。
上記トランスペアレントコンテナーは、SGSN間の再割当のために使用される。上記トランスペアレントコンテナーがコアネットワークを介してソースRNCからターゲットRNCへ伝達されても、上記コアネットワークは、上記コンテナーの内容を開けて確認しない。上記‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー’に含まれている情報には、RRCコンテナー、Iuインターフェースの番号(例えば、‘1’は、Iu-PSを示す。)、再割当類型(always set to UE involved)、無欠性保護/暗号化情報、ターゲットセルID、追跡記録セッション情報、及びマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)リンキング情報がある。
ステップ463で、E-CN453は、レガシーUMTSシステムの仮想SGSNとして動作するためには、UE451と関連したPDPコンテキスト及びMMコンテキスト、すなわち、PDP/MMコンテキストを生成する。PDPコンテキストは、E-UMTSシステムにおいて、UE451に割り当てられたIPアドレス及びQoS等級のようなサービス/加入者情報を含む。E-CN453は、MMコンテキスト及びPDPコンテキストを自発的に生成することができる。或いは、E-CN453は、UE451からMMコンテキスト及びPDPコンテキストの生成に必要とされる情報を取得することができる。後者の場合には、E-CN453は、MMコンテキスト及びPDPコンテキストを生成するために必要とされる情報を問い合わせるためのメッセージをUE451へ送信し、これに対する応答で、UE451からMMコンテキスト及びPDPコンテキストを生成するために必要とされる情報を含むメッセージを受信する。
ステップ464で、E-CN453は、ステップ462で受信されたターゲットセルIDを用いて、ハンドオーバー命令が送信されるべきSGSN455を識別し、上記識別されたSGSN455へ順方向割当要請メッセージを送信する。上記順方向割当要請メッセージは、ステップ463で生成されたPDPコンテキスト及びMMコンテキストとともに、ステップ462で受信されたトランスペアレントコンテナー及びターゲットセルIDを含む。上記PDPコンテキストは、SGSN455が適切なGGSNを識別するようにするためにGGSNアドレスを含む。本発明の実施形態では、上記PDPコンテキストは、SGSN455がE-CN453を仮想GGSNと認識することができるようにするために、E-CN453のアドレスをGGSNアドレスとして含む。このようにして、GGSN454を経由することなく、E-CN453とSGSN455との間でデータトンネルが直接開く。
ステップ465で、SGSN455は、再割当要請メッセージをRNC456へ送信する。ステップ466で、上記再割当要請メッセージに応じて、RNC456は、リソースをUE451に割り当てた後に、再割当要請確認メッセージをSGSN455へ送信する。上記再割当要請確認メッセージは、‘DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー’を含む。
ステップ467で、SGSN455は、上記順方向再割当要請メッセージに応じた順方向再割当応答メッセージをE-CN453へ送信する。上記再割当要請確認メッセージ及び上記順方向再割当応答メッセージは、‘DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー’及びRAB設定/障害リストを含む。上記RAB設定/障害リストは、RNC456にアクセスするために使用されるRB情報を含む。例えば、上記RAB設定リストは、設定されるように要請を受けたRABの中で、正常に設定されたRABらのID及びQoS情報を含み、RAB障害リストは、要請を受けたRABの中で、正常に設定されていないRABらのIDを含む。ステップ464乃至ステップ467で交換されたメッセージは、レガシーUMTSシステムにおいて、SGSN間SRNS再割当手順で使用されたメッセージフォーマットをそのまま使用することができる。
以上のように、ターゲットシステムであるUMTSシステムにおいて、ハンドオーバーに関連した全ての準備が終了すると、ステップ468で、ユーザーデータは、ステップ464の後に確立されたデータトンネルを介してE-CN453からSGSN455へ最初に送信される。かかるデータ送信は、ステップ468だけではなく、ステップ480で開始されることもある。
ステップ469及びステップ470で、E-CN453は、E-RAN452を介してハンドオーバー命令メッセージをUE451へ送信する。上記ハンドオーバー命令メッセージは、ステップ467で、UMTSシステムから提供されたRB情報及び‘DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー’を含む。ステップ471で、上記ハンドオーバー命令メッセージを受信した場合には、UE451は、RATをOFDM方式からCDMA方式に変更する。
ステップ472で、UE451は、CDMA方式に従って、RNC456とUL/DL同期化を遂行する。ステップ473及びステップ474の各々で、UE451とRNC456とがお互いを感知すると、ステップ475で、RNC456は、UE451の感知を知らせる再割当検出メッセージをSGSN455へ送信する。ステップ476で、UE451が‘DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー’に含まれている情報に従って、RRCメッセージをRNC456へ送信すると、ステップ477で、RNC456は、再割当完了メッセージをSGSN455へ送信する。ステップ478及びステップ479で、SGSN455は、順方向再割当完了メッセージをE-CN453へ送信し、上記順方向再割当完了メッセージに応じた順方向再割当完了確認メッセージを受信する。
ステップ480で、E-CN453は、E-RAN452でないSGSN455を含むように、UE451のためのデータ送信経路を変更する。この際、ステップ481及びステップ482で、必要であれば、SGSN455は、PDPコンテキスト更新要請メッセージをE-CN453へ送信した後に、PDPコンテキスト更新要請メッセージに応じたPDPコンテキスト更新応答メッセージを受信する。最後に、ステップ483で、ルーティング領域更新手順は、UE451とE-CN453との間で遂行され、UE451とRNC456との間の通信を可能にする。
上述したような方法は、レガシーUMTSシステムのSGSN間SRNS再割当手順を効率的に使用することにより、通話中であるUE401及びUE451のIPアドレスを変更せず、ハンドオーバーのための各ノード間のシグナリングを遂行する。したがって、本発明の実施形態は、既存のSGSN及びRNCを変更することなく使用することができる。
図6は、本発明の第1及び第2の実施形態によるUEの構成を示す。
図6を参照すると、参照符号510及び530は、UMTSメッセージ送受信部及びE-UMTSメッセージ送受信部をそれぞれ示す。UMTSメッセージ送受信部510及びE-UMTSメッセージ送受信部530は、UMTSシステムとE-UMTSシステムとの間で、本発明の実施形態のうちの少なくとも1つに基づくメッセージの交換を担当する。UMTSメッセージ送受信部510及びE-UMTSメッセージ送受信部530は、メッセージ処理部520に接続される。図示していないが、UMTSメッセージ送受信部510及びE-UMTSメッセージ送受信部530は、UMTSシステム及びE-UMTSシステムの周波数帯域で、OFDM信号及びCDMA信号を処理することができる無線周波数(RF)部を介してUMTSシステム及びE-UMTSシステムと通信する。
メッセージ処理部520は、UMTSシステム及びE-UMTSシステムへ送信されるメッセージを生成し、上記生成されたメッセージをUMTSメッセージ送受信部510及びE-UMTSメッセージ送受信部530へ送信する。また、メッセージ処理部520は、UMTSメッセージ送受信部510及びE-UMTSメッセージ送受信部530を介してUMTSシステム及びE-UMTSシステムから受信されたメッセージを解析して、必要な動作、特に、ハンドオーバーに関連した動作を遂行する。UMTS信号強度測定部540は、UMTSシステムのような、現在接続されているシステムから受信された信号の強度を測定する。上記測定された信号強度がしきい値より大きいかまたは同一である場合には、UMTS信号強度測定部540は、上記測定された信号強度を示す品質情報をメッセージ処理部520に提供して、ハンドオーバーの開始を可能にする。
図7は、本発明の第1及び第2の実施形態によるUEの動作を示す。
図7を参照すると、ステップ610で、UMTS信号強度測定部540は、UMTSシステムから受信された信号の強度を測定する。上記測定された信号強度がしきい値より大きいかまたは同一である場合には、UMTS信号強度測定部540は、上記測定された信号強度を示す品質情報をメッセージ処理部520へ提供する。メッセージ処理部520は、上記品質情報を含む測定報告メッセージ(ステップ410)を生成する。上記測定報告メッセージは、E-UMTSメッセージ送受信部530によりE-UMTSシステムへ送信される。
ステップ620で、E-UMTSメッセージ送受信部530がハンドオーバー命令メッセージ(ステップ422)を受信した場合には、UEは、ステップ630へ進む。そうでなければ、UEは、ステップ610へ戻る。ステップ630で、上記ハンドオーバー命令メッセージを受信した場合には、UEは、RF部(図示せず)のRAT方式をE-UMTS(すなわち、OFDM)からUMTS(すなわち、CDMA)に変更する。その後、ステップ640で、UEは、メッセージ処理部520及びUMTSメッセージ送受信部510を用いて、UMTSシステムとSGSN間SRNS再割当手順(ステップ424乃至ステップ435)を遂行する。
図8は、本発明の第1及び第2の実施形態によるE-RANの構成を示す。
図8を参照すると、無線メッセージ送受信部710は、UEとの通信を担当し、UEから測定報告メッセージ(ステップ410)を受信し、ハンドオーバー命令メッセージ(ステップ422)をUEへ送信する。ハンドオーバー判定部740は、無線メッセージ送受信部710から提供された測定報告メッセージに含まれている品質情報に基づいて、UEのハンドオーバーを遂行するか否かを判定するユニットである。ハンドオーバー判定部740は、UEの移動方向及び各セルの負荷などを考慮してRAT間ハンドオーバーが必要であるか否かを判定する。
ハンドオーバーが必要である場合には、ハンドオーバー判定部740は、上記ハンドオーバーが必要であることを示す通知をメッセージ処理部720へ送信する。メッセージ処理部720は、UEまたはE-CNへ送信されるメッセージを生成し、UEまたはE-CNから受信されたメッセージを解析する。ネットワークメッセージ送受信部730は、ハンドオーバー要請メッセージ(ステップ412)をE-CNへ送信し、ハンドオーバー命令メッセージ(ステップ421)をE-CNから受信することにより、本発明の実施形態のうちの少なくとも1つに従って、E-CNとメッセージのやり取りをする。
図9は、本発明の第1及び第2の実施形態によるE-RANの動作を示す。
図9を参照すると、ステップ810で、無線メッセージ送受信部710は、UEから測定報告メッセージ(ステップ410)を受信する。ステップ820で、ハンドオーバー判定部740は、上記測定報告メッセージに含まれているUMTSシステムの品質情報に従って、RAT間ハンドオーバーが必要であるか否かを判定する(ステップ411)。例えば、UMTSシステムの信号強度がしきい値より大きいかまたは同一である場合には、ハンドオーバー判定部740は、RAT間ハンドオーバーが必要であると判定する。
上記判定の結果、ハンドオーバーが必要である場合には、メッセージ処理部720は、ステップ830で、ハンドオーバー要請メッセージ(ステップ412)を生成し、上記ハンドオーバー要請メッセージは、ネットワークメッセージ送受信部730によりE-CNへ送信される。上記ハンドオーバー要請メッセージは、‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー'を含む。ステップ840で、ネットワークメッセージ送受信部730は、E-CNから受信されるハンドオーバー命令メッセージ(ステップ421)を待機する。ステップ840で、上記ハンドオーバー命令メッセージが受信されると、ステップ850で、メッセージ処理部720は、上記ハンドオーバー命令メッセージに基づいて、UEへ送信されるハンドオーバー命令メッセージ(ステップ422)を生成する。上記生成されたハンドオーバー命令メッセージは、無線メッセージ送受信部710によりUEへ伝達される。
図10は、本発明の第1及び第2の実施形態によるE-CNの構成を示す。
図10を参照すると、3つのメッセージ送受信部910、930、及び940の各々は、E-RAN、SGSN、及びGGSNとのメッセージの送受信を担当し、メッセージ処理部920に接続される。メッセージ処理部920は、本発明の実施形態のうちの少なくとも1つに従って、E-CNから他のノードらへ送信されるメッセージを生成し、他のノードらから流入されるメッセージを解析する。データ送受信部950及び960の各々は、PDN及びGGSNの外部網とユーザーデータを送受信する。
例えば、図4を参照して説明すると、ハンドオーバーの前に、E-CNは、PDNに対するデータ送受信部950を介してPDNから受信された下りリンクデータをE-RANに対するデータ送受信部(図示せず)を介してE-RANへ伝達する。メッセージ送受信部940がGGSNアドレス情報を含むRAT間HO応答メッセージ(ステップ414)をGGSNから受信すると、トンネル制御部970は、GGSNアドレス情報を用いてユーザープレーンのためのトンネルを確立する。その結果、ハンドオーバーの後に、データパケットは、PDN−E-CN−(トンネル)−GGSN−SGSN−RNC−UEの経路に沿って流れることができる。
図5を参照すると、ハンドオーバーの前に、E-CNは、PDNに対するデータ送受信部950を介してPDNから受信された下りリンクデータをE-RANに対するデータ送受信部(図示せず)を介してE-RANへ伝達する。メッセージ送受信部930が順方向再割当要請/応答メッセージをSGSNと交換した後に、トンネル制御部970は、SGSNとの間で、ユーザープレーンのためのトンネルを確立する。その結果、ハンドオーバーの後に、データパケットは、PDN-E-CN-(トンネル)-SGSN-RNC-UEの経路に沿って流れることができる。
上記データトンネルがトンネル制御部970により確立されると、データ送受信部960は、データ送受信部950からの下りリンクデータをGGSNまたはSGSNへ送信する。
図11は、本発明の第1の実施形態によるE-CNの動作を示す。
図11を参照すると、ステップ1002で、メッセージ送受信部910がE-RANからハンドオーバー要請メッセージ(ステップ412)を受信した後に、ステップ1004で、メッセージ処理部920は、RAT間HO要請メッセージ(ステップ413)を生成し、RAT間HO要請メッセージは、メッセージ送受信部940によりGGSNへ送信される。RAT間HO要請メッセージは、E-CNが将来に、ユーザーデータを伝達するトンネルに関する情報とPDPコンテキスト及びユーザー識別子(UE-id)のような情報とを含むことができる。
ステップ1006で、メッセージ送受信部930は、メッセージ処理部920により生成された順方向再割当要請メッセージ(ステップ416)をSGSNへ送信する。上記順方向再割当要請メッセージは、レガシーUMTSシステム内のSGSN間SRNS再割当手順で使用されたメッセージフォーマットと同一であることができる。したがって、E-CNのメッセージ処理部920は、SGSNのメッセージ生成機能をエミュレートすることができる。ここで、ステップ1004及びステップ1006の順序は、入れ替えられることができる。
上記RAT間HO要請メッセージ及び上記順方向再割当要請メッセージを送信した後に、ステップ1008で、メッセージ送受信部940は、RAT間HO要請メッセージに対するGGSNの応答であるRAT間HO応答メッセージを待機し、ステップ1012で、メッセージ送受信部930は、順方向再割当要請メッセージに対するSGSNの応答である順方向再割当応答メッセージを待機する。
ステップ1008で、RAT間HO応答メッセージが受信されると、ステップ1010で、トンネル制御部970は、GGSNとの間で、ユーザープレーンに対するトンネル(すなわち、ユーザートンネル)を確立する。ステップ1012で、上記順方向再割当応答メッセージが受信されると、ステップ1014で、メッセージ送受信部910は、メッセージ処理部920により生成されたハンドオーバー命令メッセージをE-RANへ伝達する。
上記ハンドオーバー命令メッセージをE-RANへ送信した後に、ステップ1016で、E-CNは、GGSNとの間で、すでに確立されているUEに関連したトンネルがあるか否かを確認する。上記確認の結果、GGSNとの間ですでに確立されているトンネルがない場合には、E-CNは、ステップ1008へ戻って、GGSNとのトンネルが確立されるまで待機する。一方、GGSNとの間で確立されたトンネルがある場合には、E-CNは、ステップ1020で、メッセージ送受信部930を用いてSGSNから受信される順方向再割当完了メッセージを待機する。上記順方向再割当完了メッセージを受信すると、ステップ1022で、メッセージ送受信部930は、メッセージ処理部920により生成された順方向再割当完了確認メッセージ(ステップ431)をSGSNへ送信する。設計者の実現に従って、E-CNは、ステップ1016の後に、GGSNへのデータトンネルを介した下りリンクデータの伝達を開始することができるか(ステップ1018)、または、ステップ1022の後に、GGSNへのデータトンネルを介した下りリンクデータの伝達を開始することができる(ステップ1024)。
図12は、本発明の第2の実施形態によるE-CNの動作を示す。
図12を参照すると、ステップ1032で、メッセージ送受信部910は、E-RANからハンドオーバー要請メッセージ(ステップ452)を受信し、ステップ1034で、メッセージ送受信部930は、メッセージ処理部920により生成された順方向再割当要請メッセージ(ステップ464)をSGSNへ送信する。上記順方向再割当要請メッセージは、レガシーUMTSシステム内のSGSN間SRNS再割当手順で使用されたメッセージフォーマットと同一であることができる。したがって、E-CNのメッセージ処理部920は、SGSNのメッセージ生成機能をエミュレートすることができる。上記順方向再割当要請メッセージは、PDPコンテキスト及びMMコンテキストを含み、メッセージ処理部920は、PDPコンテキストに含まれているGGSNアドレスをE-CNアドレスとして設定して、SGSNがE-CNを仮想GGSNと認識することができるようにする。
上記順方向再割当要請メッセージを送信した後に、ステップ1036で、メッセージ送受信部940は、上記順方向再割当要請メッセージに対するSGSNの応答である順方向再割当応答メッセージを待機する。上記順方向再割当応答メッセージを受信すると、ステップ1038で、トンネル制御部970は、 SGSNとの間で、ユーザープレーンに対するトンネルを確立する。ステップ1040で、E-CNは、SGSNへのデータ送信を開始する。ここで、ステップ1040は、省略されてもよい。ステップ1038で、上記順方向再割当応答メッセージが受信されると、ステップ1042で、メッセージ送受信部910は、メッセージ処理部920により生成されたハンドオーバー命令メッセージをE-RANへ伝達する。
上記ハンドオーバー命令メッセージをE-RANへ送信した後に、ステップ1044で、E-CNは、メッセージ送受信部930で、SGSNから受信される順方向再割当完了メッセージを待機する。上記順方向再割当完了メッセージが受信されると、ステップ1046で、メッセージ送受信部930は、メッセージ処理部920により生成された順方向再割当完了確認メッセージ(ステップ431)をSGSNへ送信する。E-CNは、ステップ1038とステップステップ1042との間で、SGSNへのデータトンネルを介して下りリンクデータを伝達するか(ステップ1040)、または、ステップ1046の後に、SGSNへのデータトンネルを介して下りリンクデータを伝達することができる(ステップ1048)。
図13は、本発明の第1及び第2の実施形態によるGGSNの構成を示す。メッセージ処理部1120は、上述した実施形態のうちの少なくとも1つに従って、E-CNに関連したメッセージを処理し、メッセージ送受信部1110は、E−CNと上記メッセージを送受信する。参照符号1130は、レガシーGGSN機能部を示し、レガシーGGSN機能部1130は、レガシーUMTSシステムのGGSNとしての役割を果たす。すなわち、本発明の実施形態によるGGSNは、レガシーGGSNの機能の他に、E-CNとメッセージを送受信する。
図14は、本発明の第1の実施形態によるGGSNの動作を示す。
図14を参照すると、ステップ1210で、E-CNからRAT間HO要請メッセージを受信すると、メッセージ送受信部1110は、ステップ1220で、メッセージ処理部1120により生成されたRAT間HO応答メッセージをE-CNへ送信する。上記RAT間HO応答メッセージは、ユーザートンネルに関連したGGSNアドレス及びポート番号を含み、これにより、E-CNがGGSNへの上記ユーザートンネルを確立することができる。ステップ1230で、下りリンクユーザーデータが上記ユーザートンネルを介してE-CNから受信されると、レガシーGGSN機能部1130は、ステップ1240で、上記下りリンクユーザーデータを外部のPDNから伝達されたデータとして処理する。
本発明の第3の実施形態は、UMTSシステムからE-UMTSシステムへのハンドオーバーの遂行に関するものである。UEがハンドオーバーの前に使用した旧IPアドレスをハンドオーバーの後にもそのまま使用することができるように、E-CNは、レガシーUMTSシステムのSGSNの機能を遂行することにより、SGSNとの間でデータトンネルを確立し、上記トンネルを介してユーザーデータを送信する。図3を参照すると、第3の実施形態によるハンドオーバーの後のデータ送信経路は、PDN(390)−GGSN(360)−E-CN(330)−E-RNC(320)−UE(310)となる。ハンドオーバーのための各ノード間のシグナリングは、レガシーUMTSシステムで定義されたSGSN間SRNS再割当手順を最大に使用することにより、E-CNがSGSNの機能を完璧に遂行することで、レガシーUMTSシステムのGGSN、SGSN、及びRNCを変更することなく、システム間ハンドオーバーを支援する。
図15は、本発明の第3の実施形態によるハンドオーバー過程を示す。ここで、各ノードのネームの前に付けられた接頭語‘s’及び‘t’は、ハンドオーバー手順のソース及びターゲットをそれぞれ示す。
図15を参照すると、ステップ1310で、UMTSシステムに接続されたUE1301は、E-UMTSシステムの受信電力レベルまたは受信信号強度のような品質情報を測定する。UE1301は、E-UMTSシステムの品質情報を含む測定報告メッセージをRNC1302へ送信する。ステップ1311で、RNC1302は、ハンドオーバーを遂行するか否かを決定する。上記ハンドオーバーを遂行することを決定した後に、ステップ1312で、RNC1302は、再割当要請メッセージをSGSN1303へ送信する。上記再割当要請メッセージは、レガシーUMTS内のハンドオーバーと同様に、ターゲットセルID及び‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー'を含む。
ステップ1312で、SGSN1303は、上記再割当要請メッセージに含まれている上記ターゲットセルIDに従って、SGSN間SRNS再割当手順を遂行しなければならないと判定する。ステップ1313で、SGSN1303は、順方向再割当要請メッセージをE-CN1305へ送信する。SGSN1303は、E-CN1305がUMTSシステムの他のSGSNであると見なして、一般的なSGSN間SRNS再割当のために使用された順方向再割当要請メッセージをE-CN1305へ送信する。上記順方向再割当要請メッセージは、GGSNアドレス、‘ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナー'、RAB設定リスト、MMコンテキスト、及びPDPコンテキストを含む。
ステップ1314で、E-CN1305は、上記順方向再割当要請メッセージに含まれているRAB情報、すなわち、RAB設定リストをE-UMTSシステムで使用されたユーザープレーン(UP)ベアラー情報と再解析する。ステップ1315で、E-CN1305は、E-RAN1306にUPベアラーを設定する。ステップ1319で、E-CN1305は、上記順方向再割当要請メッセージに含まれているGGSNアドレスに基づいて、GGSN1304との間でUPデータトンネルを確立する。
ステップ1315及びステップ1319と同時に、ステップ1316で、E-CN1305は、上記順方向再割当要請メッセージに応じた順方向再割当応答メッセージをSGSN1303へ送信する。上記順方向再割当応答メッセージは、‘ターゲットRNCからソースRNCへのトランスペアレントコンテナー’を含む。参考に、E-CN1305は、SGSN間SRNS再割当手順において、可能な限り、上記順方向再割当応答メッセージを送信するターゲットSGSNを完全にエミュレートする。
ステップ1317で、SGSN1303は、上記順方向再割当応答メッセージに応じた再割当命令メッセージをRNC1302へ送信する。ステップ1318で、RNC1302は、上記再割当命令メッセージに含まれている‘DRNCからSRNCへのトランスペアレントコンテナー’を読み出し、上記トランスペアレントコンテナーに含まれているRRCメッセージを上記再割当命令メッセージを用いてUE1301へ送信する。
ステップ1320で、UE1301は、上記再割当命令メッセージに応じて、RATをCDMA方式からOFDM方式に変更する。ステップ1321で、UE1301は、E-RANを含むtE-RAN1306とのUL/DL同期化を遂行する。ステップ1322及びステップ1323の各々で、UE1301とtE-RAN1306とがお互いを感知すると、ステップ1324で、UE1301は、E-RANによりカバーされたターゲットセルでキャンピングする。次のステップ1325乃至ステップ1328は、E-CN1305がSGSN間SRNS再割当手順において、ターゲットSGSNの機能をエミュレートする過程を提供する。ステップ1325及びステップ1326で、E-CN1305は、SGSN間SRNC再割当が正常に完了したことを知らせる順方向再割当完了メッセージをソースSGSN1303へ送信した後に、順方向再割当完了確認メッセージをSGSN1303から受信する。ステップ1327及びステップ1328で、必要であれば、E-CN1305は、GGSN1304にあり得るQoS情報の変更に基づくPDPコンテキストを修正するように要請するために、PDPコンテキスト更新要請メッセージを送信し、PDPコンテキスト更新応答メッセージをGGSN1304から受信する。最後に、ステップ1329で、UE1301、E-CN1305、及びGGSN1304の間でルーティング領域更新手順が遂行されて、UE1301とE-RAN1306との間の通信を可能にする。
本発明の第3の実施形態によるハンドオーバーの後に、上記データ送信経路は、GGSN−E-CN−E-RNC−UEとなる。UEに割り当てられたIPアドレスは、変わらない。
310 ユーザー端末(UE)
320 E−RAN
330 E−CN
340 RNC
350 SGSN
360 GGSN
370 E−UMTS
380 UMTSシステム
390 PDN

Claims (6)

  1. 直交周波数分割多重化(OFDM)移動通信システムから符号分割多重アクセス(CDMA)基盤のUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行する方法であって、
    前記OFDM移動通信システムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信しているユーザー端末(UE)が、前記UMTSシステムの信号強度を測定し、前記測定された信号強度を示す測定報告メッセージを前記OFDM移動通信システムへ送信するステップと、
    前記測定された信号強度に基づいて、前記OFDM移動通信システムの無線アクセスネットワーク(E−RAN)が、前記OFDM移動通信システムから前記UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行することを決定するステップと、
    前記E−RANが、前記OFDM移動通信システムのコアネットワーク(E−CN)へ、ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナーを含むハンドオーバー要請メッセージ(handover required message)を送信するステップと、
    前記E−CNから前記UMTSシステムのターゲットSGSNへ前記トランスペアレントコンテナーを含む順方向再割当要請メッセージを送信するステップと、
    前記ターゲットSGSNから前記ターゲットRNCへ再割当要請メッセージを送信するステップと、
    前記再割当要請メッセージを受信したターゲットRNCで無線ベアラー情報を割り当てて前記ターゲットSGSNを介して前記E−CNへ送信するステップと、
    前記E−CNから前記UEへ、前記無線ベアラー情報を含むハンドオーバー命令メッセージを送信するステップと、
    前記UEが前記無線ベアラー情報を用いて前記UMTSシステムにアクセスするステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記順方向再割当要請メッセージは、移動性管理(MM)コンテキストをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハンドオーバー命令メッセージは、前記ターゲットRNCから前記ソースRNCへのトランスペアレントコンテナーを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 直交周波数分割多重化(OFDM)移動通信システムから符号分割多重アクセス(CDMA)基盤のUMTSシステムへのハンドオーバーを遂行するシステムであって、
    前記UMTSシステムの信号強度を測定し、前記測定された信号強度を示す測定報告メッセージを前記OFDM移動通信システムへ送信し、前記OFDM移動通信システムを介してパケットデータネットワーク(PDN)と通信するユーザー端末(UE)と、
    前記測定された信号強度に基づいて、前記OFDM移動通信システムから前記UMTSシステムへのハンドオーバーを遂行することを決定し、前記OFDM移動通信システムのコアネットワーク(E−CN)へ、ソースRNCからターゲットRNCへのトランスペアレントコンテナーを含むハンドオーバー要請メッセージ(handover required message)を送信する前記OFDM移動通信システムの無線アクセスネットワーク(E−RAN)と、
    ターゲットSGSNへ順方向再割当要請メッセージを送信し、前記UEへ、無線ベアラー情報を含むハンドオーバー命令メッセージを送信する前記E−CNと、
    再割当要請メッセージを前記ターゲットRNCへ送信する前記ターゲットSGSNと、
    前記無線ベアラー情報を割り当て、前記無線ベアラー情報を前記ターゲットSGSNを介して前記E−CNへ送信する前記ターゲットRNCと、を含み、
    前記UEは、前記無線ベアラー情報を用いて前記UMTSシステムにアクセスすることを特徴とするシステム。
  5. 前記順方向再割当要請メッセージは、移動性管理(MM)コンテキストをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記ハンドオーバー命令メッセージは、前記ターゲットRNCから前記ソースRNCへのトランスペアレントコンテナーを含むことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
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