JP2011151604A - 信号処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各通信装置が対応する通信条件が複数混在するネットワークにおいて、通信装置間のセッションを管理して通信させる。
【解決手段】 本発明は、送信元の通信装置から送信先の通信装置へ向けて送出された通信制御信号を処理する信号処理装置に関する。そして、信号処理装置は、当該信号処理装置が信号処理を受付ける対象の通信装置が対応するプロトコル及び通信制御信号の書式の種別に係る情報を有する通信装置情報を保持する手段と、送信元の通信装置から受信した通信制御信号を通信装置情報を利用して送信先の通信装置が処理可能な形式に変換する手段と、変換した通信制御信号を送信先の通信装置に向けて送出する手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、信号処理装置及びプログラムに関し、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)に対応したネットワークに配置するSIP−ALG(SIP Application Level Gateway)に適用することができる。
従来、複数のSIPに対応したネットワークの間を、NAT/NAPT(Network Address Translation/Network Address and Port Translation)接続をさせるSIP−ALGにおいて、トランスポートプロトコルとしてUDP(User Datagram Protocol)、TCP(Transmission ControI Protocol)が多く利用されている。しかしながら、これらのトランスポートプロトコルを利用した場合、SIPメッセージの内容が第三者に盗聴されたり、改ざんされたりする恐れがあり、セキュリティを確保する上でしばしば問題となってきた。
そこで、旧版のRFC2543(非特許文1参照)から、新たにRFC3261(非特許文献2参照)が提唱された際に、セキュアなトランスポートプロトコルとしてTLS(Transport Layer Security)が追加され推奨されるようになったこともあり、今後はSIPのネットワークでもTLSの実装が求められてくるものと予想される。
現在のところSIPのトランスポートプロトコルはUDPが中心となっており、商用ネットワークで、TLSの採用に向けた動きはまだまだと言えるが、TLSセッションをデータベースを用いて管理する従来技術としては特許文献1、特許文献2の記載技術がある。
特開2007−158608号公報 特開2007−36389号公報
IETF RFC2543 IETF RFC3261
しかしながら、特許文献1、特許文献2の記載技術を用いても、SIPで、各通信装置が対応するトランスポートプロトコル等の通信条件が複数混在(例えば、UDP、TCP、TLS等)する環境で、それぞれのトランスポートプロトコルのセッションを管理して、通信装置間を接続させることはできない。
そのため、各通信装置が対応する通信条件が複数混在するネットワークにおいて、通信装置間のセッションを管理して通信させることができる信号処理装置及びプログラムが望まれている。
第1の本発明は、送信元の通信装置から送信先の通信装置へ向けて送出された通信制御信号を、上記送信元の通信装置から受信して処理し、上記送信先の通信装置へ向けて送出する信号処理装置において、(1)当該信号処理装置が信号処理を受付ける対象の通信装置が対応する、プロトコル及び通信制御信号の書式の種別に係る情報を有する通信装置情報を保持する通信装置情報保持手段と、(2)上記送信元の通信装置から受信した通信制御信号を、上記通信装置情報保持手段が保持している通信装置情報に基づいて、上記送信先の通信装置が処理可能な形式に変換する通信制御信号変換手段と、(3)上記通信制御信号変換手段が変換した通信制御信号を、上記送信先の通信装置に向けて送出する送信手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の信号処理プログラムは、(1)送信元の通信装置から送信先の通信装置へ向けて送出された通信制御信号を、上記送信元の通信装置から受信して処理し、上記送信先の通信装置へ向けて送出する信号処理装置に搭載されたコンピュータを、(2)当該信号処理装置が信号処理を受付ける対象の通信装置が対応する、プロトコル及び通信制御信号の書式の種別に係る情報を有する通信装置情報を保持する通信装置情報保持手段と、(3)上記送信元の通信装置から受信した通信制御信号を、上記通信装置情報保持手段が保持している通信装置情報に基づいて、上記送信先の通信装置が処理可能な形式に変換する通信制御信号変換手段と、(4)上記通信制御信号変換手段が変換した通信制御信号を、上記送信先の通信装置に向けて送出する送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、各通信装置が対応する通信条件が複数混在するネットワークにおいて、通信装置間のセッションを管理して通信させることができる。
実施形態に係るSIPサーバが配置されたネットワークシステムの全体構成について示したブロック図である。 実施形態に係るREGISTER情報記憶部に記憶する情報の内容例について示した説明図である。 実施形態に係るSIP端末から送出されるREGISTERメッセージの内容例について示した説明図である。 実施形態に係るSIPサーバが、SIP端末からREGISTERメッセージを受信した場合の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係るSIPサーバが処理するREGISTERメッセージの内容例について示した説明図である。 実施形態に係るSIPサーバがINVITEメッセージを受信した場合の動作について示したフローチャートである。 実施形態に係るSIPサーバが処理するINVITEメッセージの内容例について示した説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による信号処理装置及びプログラムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態においては、本発明の信号処理装置をSIPサーバに適用した場合の例について説明している。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態のSIPサーバが配置されたネットワークシステム1の全体構成を示すブロック図である。
ネットワークシステム1には、3つのネットワークN1、N2、N3が配置されているものとする。そして、図1では、ネットワークN1には、3台のSIPに対応した通信装置であるSIP端末30−1〜30−3が配置されており、ネットワークN2には、SIP端末30−4が配置されており、N3には、レジストレーション及び呼接続を実施可能とするSIPサーバ20が配置されている。なお、ネットワークシステム1に配置されるネットワークの数やネットワーク構成、SIP端末の数は限定されないものである。
そして、ネットワークN1、N2、N3の間にSIPサーバ10が配置されており、SIP−ALGとして機能しているものとする。SIPサーバ10によりこれらのネットワークは終端され、ネットワーク間の通信についてNAT/NAPTが行われる。また、SIPサーバ10は、パケット(メッセージ)中継の際に、送信元の通信装置の対応する通信条件と、送信先の通信装置の対応する通信条件とが異なる場合には、送信先の通信装置で処理可能な形式にその内容を変換して、送出する処理を行う。
なお、SIP端末30−1〜30−4としては、既存のSIPに対応した通信装置(例えば、IP電話端末、IP−PBX、ソフトフォンとして機能するパソコン等)を適用することができる。
SIPサーバ20は、各SIP端末30に係る加入者データの登録、更新、削除等をSIPサーバ10を介して与えられるメッセージの内容に応じて行うものである。なお、SIPサーバ20としては、既存のものを適用することができる。
次に、SIPサーバ10の構成の詳細について説明する。
SIPサーバ10は、プロセッサ及びネットワークへ接続するためのインタフェースを有する情報処理装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)上に、実施形態の信号処理プログラムをインストールすることにより、構築するようにしても良いが、その場合でも機能的には図1のように表すことができる。
SIPサーバ10は、SIP通信のメッセージ(例えば、REGISTERメッセージ、INVITEメッセージ)等の通信制御信号を受信し、送信先の装置が処理可能な形式に変換して送出する。
なお、SIPサーバ10は、通信制御信号(シグナリング)のみを処理する装置であるものとして説明するが、音声データ等のメディアトラヒックに関する通信については、図示しない別のゲートウェイを用いてネットワーク間を中継するようにしても良い。
上述の通り、SIP端末30とSIPサーバ20とは直接通信せずに、SIPサーバ10を介して通信しており、SIPサーバ10は、SIP端末30とSIPサーバ20との間を流れるSIPのメッセージを変換して、送信先の装置が処理可能な形式に変換する。
SIPサーバ10は、収容するSIP端末30に関する情報を記憶するREGISTER情報記憶部11を有している。
REGISTER情報記憶部11は、SIPサーバ10がSIP端末30が授受するメッセージの内容を変換する際に用いるテーブルである。また、SIPサーバ10は、SIP端末30からSIPサーバ20に向けて送出されたREGISTERメッセージの内容を分析して、REGISTER情報記憶部11の内容を更新する。
図2は、REGISTER情報記憶部11に記憶する情報の内容例について示した説明図である。
REGISTER情報記憶部11には、図2に示すように、当該SIPサーバ10が収容する各SIP端末30について、「端末ID」、「IPアドレス」、「ポート番号」、「トランスポートプロトコル」、「スキーム」、「ユーザ名」、「レジストレーション期限」の各項目の情報が記憶されている。
「端末ID」は、REGISTER情報記憶部11内で各SIP端末30を識別するためのIDである。図2におけるSIP端末A〜Dは、それぞれ、SIP端末30−1〜30−4に対応する端末IDを示している。なお、REGISTER情報記憶部11において、「IPアドレス」や「ユーザ名」等の他の項目によりSIP端末30の識別が出来る場合には、端末IDの項目は省略するようにしても良い。
「IPアドレス」、「ポート番号」、「トランスポートプロトコル」、「スキーム」は、それぞれ各SIP端末30がSIPの通信に用いるIPアドレス、ポート番号、トランスポートプロトコルの種別、スキーム(メッセージ内でのURI等の書式)の種別を示している。
この実施形態において、各SIP端末30のトランスポートプロトコルは、TCP、UDP、TLSのいずれかが適用されるものとする。また、各SIP端末30が授受するSIPのメッセージにおいて、URI等を記述するスキームの種別については、「sip」又は「sips」のいずれかが適用されるものとする。なお、対応するトランスポートプロトコル及びスキームの相異に基づく、SIPのメッセージ内容の相違については、後述する動作説明において詳述する。
「ユーザ名」の項目は、各SIP端末30を使用するユーザの識別情報(例えば、電話番号等)である。
「レジストレーション期限」は、当該SIP端末30の登録情報の使用期限を示す情報であり、例えば、登録時から所定の時間後の時刻を設定するようにしても良い。なお、REGISTER情報記憶部11においてレジストレーション期限を管理する必要がない場合には、この情報は省略するようにしても良い。
SIPサーバ10は、送信元のSIP端末30からSIPのメッセージを受信すると、REGISTER情報記憶部11の内容を参照して、そのメッセージを送信先のSIP端末30が対応可能な内容に変換し、送信先のSIP端末30に向けて送出する。SIPサーバ10によるメッセージ変換の内容については後述する動作説明において詳述する。
次に、ネットワークシステム1において、各装置に設定されている情報について説明する。
図2に示すように、SIP端末30−1が対応するトランスポートプロトコルはUDP、SIP端末30−2が対応するトランスポートプロトコルはTCP、SIP端末30−3、30−4が対応するトランスポートプロトコルはTLSであるものとする。また、SIP端末30−3は、RFC3261ベースのTLS対応端末であり、SIP端末30−4は、RFC2543ベースのTLS対応端末であるものとする。
また、SIP端末30−1〜30−4のIPアドレスは、図2に示すIPアドレスとなっている。そして、SIPサーバ10自身のIPアドレスは、図1に示すように、ネットワークN1に対しては192.168.1.100、ネットワークN2に対しては192.168.200.100、ネットワークN3に対しては10.200.1.1がそれぞれ設定されているものとする。また、SIPサーバ10がSIP通信に用いるポート番号は10000であるものとする。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態のSIPサーバ10の動作を説明する。
(A−2−1)REGISTER情報記憶部の情報の更新
まず、SIPサーバ10が、SIP端末30から受信したREGISTERメッセージの内容から、REGISTER情報記憶部11に登録する情報を更新する動作について説明する。
図3(a)〜図3(d)は、それぞれ、SIP端末30−1〜30−4から送出されるREGISTERメッセージの内容例について示した説明図である。
なお、図3では、REGISTERメッセージのうち、先頭のリクエスト行、Toヘッダ、Contactヘッダ以外の内容については図示を省略している。以下の説明や図面等においてSIPのメッセージの内容を示す場合についても同様とする。
各SIP端末30のユーザ名、IPアドレス、ポート番号については、例えば、REGISTERメッセージのcontactヘッダの情報等、送信元を示す情報から抽出することができる。以下では、SIPサーバ10によるREGISTERメッセージの内容から、各SIP端末30が対応するトランスポートプロトコル及びスキームの判別処理について説明する。
まず、図3(d)を用いて、RFC2543ベースのTLS対応端末である、SIP端末30−4から送出されたREGISTERメッセージの内容から、トランスポートプロトコル及びスキームを判別する処理について説明する。
SIP端末30−4は、RFC2543ベースのTLS対応端末であるため、contactヘッダ等において、自身(送信元)のURIの記述(例えば、図3(d)では「sip:05095430001@192.168.200.1:5061;transport=tls」の部分等)の先頭が、「sip:」で始まっている。このように送信元のURIを指定する記述の先頭部分が「sip:」である場合には、そのSIP端末30が対応するスキームは「sip」と判別できる。
また、図3(d)では、contactヘッダ等において、自身(送信元)が対応するトランスポートプロトコルとしてTLSが対応する旨の記述(例えば、図3(d)ではtransport−paramに”tls”が設定されている)が付加されているため、SIP端末30−4が対応するトランスポートプロトコルは「TLS」と判別できる。
次に、図3(c)を用いて、RFC3261ベースのTLS対応端末である、SIP端末30−3から送出されたREGISTERメッセージの内容から、トランスポートプロトコル及びスキームを判別する処理について説明する。
SIP端末30−3は、RFC3261ベースのTLS対応端末であるため、contactヘッダ等において、自身(送信元)のURIの記述(例えば、図3(c)では「sips:05072110001@192.168.10.1:5061」の部分)の先頭が、「sips:」で始まる。このように送信元のURIを指定する記述の先頭部分が「sips:」である場合には、そのSIP端末30のスキーム種別は「sips」と判別できる。
RFC3261ベースのTLS対応端末では、スキーム種別がsipsの場合には、図3(c)に示すように、トランスポートプロトコルを明示的に指定しなくてもTLSが適用されるため、上述のRFC2543ベースのTLS対応端末のようにtransport−paramに”tls”という記述はされない。したがって、図3(c)の内容から、SIP端末30−3が対応するトランスポートプロトコルは「TLS」と判別できる。
次に、図3(a)を用いて、SIP端末30−1から送出されたREGISTERメッセージの内容から、トランスポートプロトコル及びスキームを判別する処理について説明する。
上述の図3(d)と同様に、図3(a)の内容から、SIP端末30−1が対応するスキームは「sip」であることが判別できる。
そして、スキーム種別がsipの場合には、デフォルトで設定されるトランスポートプロトコルは、UDPになる。よって、図3(a)に示すように、UDPに対応したSIP端末30−1から送出されるREGISTERメッセージでは、contactヘッダ等において、自身(送信元)が対応するトランスポートプロトコルが明示的に記述されていない。したがって、図3(a)の内容から、SIP端末30−1が対応するトランスポートプロトコルは「UDP」と判別できる。
次に、図3(b)を用いて、SIP端末30−2から送出されたREGISTERメッセージの内容から、トランスポートプロトコル及びスキームを判別する処理について説明する。
上述と同様に、図3(b)の内容から、SIP端末30−2が対応するスキームは「sip」であることが判別できる。
そして、SIP端末30−2から送出されるREGISTERメッセージでは、contactヘッダ等において、自身(送信元)が対応するトランスポートプロトコルとしてTCPが対応する旨の記述(例えば、図3(b)ではtransport−paramに”tcp”が設定されている)が付加されているため、SIP端末30−2が対応するトランスポートプロトコルは「TCP」と判別できる。
上述のように、SIPサーバ10では、SIP端末30から受信したREGISTERメッセージの内容に基づいて、各SIP端末30の対応する通信条件を把握し、REGISTER情報記憶部11の内容を更新する。
(A−2−2)REGISTERメッセージ受信時の動作
次に、SIPサーバ10が、SIP端末30からREGISTERメッセージを受信した場合の動作全体について説明する。
図4は、SIPサーバ10が、SIP端末からSIPのREGISTERメッセージを受信した場合の動作について示したフローチャートである。
図5は、図4のフローチャートにおいて処理されるREGISTERメッセージの内容について示した説明図ある。
図4、図5では、例として、SIPサーバ10がSIP端末30−2(TCPに対応)からREGISTERメッセージが与えられた場合に、SIPサーバ10が、そのREGISTERメッセージを、SIPサーバ20が処理可能な内容に変換して送信する動作について説明している。
SIPサーバ10では、ネットワークN1のSIP端末30−2から、TCPで送信されてきたREGISTERメッセージ(図5(a)参照)を受信すると(S101)、そのREGISTERメッセージのContactヘッダ等の内容から、SIP端末30−2がSIP通信に用いるIPアドレス、ポート番号、スキーム、トランスポートプロトコル等を判別し、その内容を、REGISTER情報記憶部11に登録する(S102)。
なお、既に、SIP端末30−2について情報が、REGISTER情報記憶部11に登録されている場合(例えば、ユーザID等を用いて照合するようにしても良い)には、上述のステップS102の処理は省略するようにしても良い。また、過去に、SIP端末30−2について情報が、REGISTER情報記憶部11に登録されていた場合でも、レジストレーション期限が経過して削除されている場合には、新たな情報を登録するようにしても良い。
そして、SIPサーバ10は、受信したREGISTERメッセージの内容を、SIPサーバ20が処理可能な形式に変換して(S103)、SIPサーバ20へ向けて送出する(S104)。
上述のステップS103においては、SIPサーバ10側では予め、SIPサーバ20が対応するトランスポートプロトコル及びスキームが予め把握されているものとする。ここでは、SIPサーバ20が対応するトランスポートプロトコルはUDPであり、スキームはsipであるものとして説明する。
SIPサーバ10では、図5(a)に示すREGISTERメッセージを図5(b)の内容に変換する。図5(b)では変換された箇所をアンダーラインで示している。
この場合、SIPサーバ10が、受信したREGISTERメッセージのスキームは、sipであるので、スキームの書き換えは必要ない。また、SIPサーバ10が、受信したREGISTERメッセージのトランスポートプロトコルはTCPであるので、図5(b)に示すように、送信元の対応するトランスポートプロトコルがTCPであることを示すtransport−paramの”tcp”という記述を削除する。
そして、SIPサーバ10は、図5(b)に示すように、受信したREGISTERメッセージにおいて、送信元のURIを示す記述のうち、IPアドレス及びポート番号を、SIPサーバ10のものに書き換える。
なお、SIPサーバ10がRFC3261ベースのTLS対応端末であるSIP端末30−3からREGISTERメッセージを受信した場合には、受信したREGISTERメッセージでは、スキームが「sips」となっているため、SIPサーバ20では処理することができない。したがって、SIPサーバ10は、上述のステップS103において、受信したREGISTERメッセージが、送信先の装置(SIPサーバ20)が対応するスキームと異なる場合には、スキームおよびポート番号の表記を書き換える必要がある。
具体的には、SIPサーバ10がSIP端末30−3から、図3(c)に示すREGISTERメッセージを受信した場合には、そのREGISTERメッセージについて、「sips」の部分を「sip」に書き換え、ポート番号が「5061」であった場合には「5060」に書き換える必要がある。
また、逆に、送信元のSIP端末30の対応するスキームがsipで、SIPサーバ20が対応するスキームがsipsである場合には、受信したREGISTERメッセージの「sip」の部分を「sips」に書き換え、ポート番号を「5060」から「5061」へ書き換える必要がある。
(A−2−3)INVITEメッセージ受信時の動作
図6は、SIPサーバ10がINVITEメッセージを受信した場合の動作について示したフローチャートである。
図7は、図6のフローチャートにおいて処理される信号の内容について示した説明図である。
図6、図7では、例として、SIP加入者(SIP端末30−4)への着信時に、SIPサーバ20からのINVITEメッセージがSIPサーバ10に与えられた場合の動作について示している。
まず、SIPサーバ20からSIPサーバ10に図7(a)に示すようなINVITEメッセージが与えられたものとする(S201)。なお、ここでは、SIPサーバ20からINVITEメッセージが与えられた場合を例として説明するが、SIPサーバ10が処理対象とするメッセージの送信元や発信元は限定されないものである。
次に、SIPサーバ10では、受信したINVITEメッセージの内容から、着信先(送信先)のユーザ名を、Toヘッダの内容から抽出し、そのユーザ名をキーにしてREGISTER情報記憶部11に記憶している情報から、該当するユーザ名の情報を検索する(S202)。
次に、SIPサーバ10では、上述のステップS202で検出したユーザ名に対応するトランスポート種別、スキーム種別、IPアドレス、ポート番号の情報を、REGISTER情報記憶部11から取得する(S203)。
次に、SIPサーバ10では、上述のステップS203で取得した情報を、INVITEメッセージの内容にマッピングして、図7(b)に示す内容に変換する(S204)。
図7ではマッピングによって変更された箇所をアンダーラインで示している。
SIPサーバ10は、上述のステップS204において、図7(b)に示すように、当該INVITEメッセージの着信先(送信先)のIPアドレス及びポート番号を示す部分について、REGISTER情報記憶部11から取得したIPアドレス及びポート番号をマッピングする。
また、SIPサーバ10は、上述のステップS204において、図7(b)に示すように、REGISTER情報記憶部11から取得した情報に基づいて、当該INVITEメッセージのスキーム及びトランスポートプロトコルに関する記述を変換する。SIPサーバ20はUDPに対応しているが、当該INVITEメッセージの送信先は、TLSに対応したSIP端末30−4であるため、図7(b)に示すように、送信先の対応するトランスポートプロトコルとして「TLS」が適用され、transport−paramに”tls“が設定される。
SIPサーバ20もSIP端末30−4も、対応するスキームの種別は、いずれも「sip」であるため、図7ではスキームに係る記述の変更は行っていないが、例えば、送信先がSIP端末30−3であ場合には、対応するスキームの種別が「sips」であるため、スキームに関する記述を「sip」から「sips」に変更する必要がある。
そして、SIPサーバ10は、上述のステップS204で変換された図7(b)内容に、さらに、最後に転送するネットワーク(ネットワークN2)に向いているSIPサーバ10のIPアドレス、ポート番号を、Contactヘッダ等発信元(送信元)を示す部分にマッピングして、図7(c)に示す内容に変換する(S205)。
次に、SIPサーバ10では、変換後のINVITEメッセージ(図7(c)に示す内容)が、そのINVITEメッセージの送信先のSIP端末30−4に送信される(S206)。
なお、図7で示してあるヘッダ以外にも、スキームやトランスポートプロトコルのパラメータが設定されるURIを含むRouteヘッダやViaヘッダ、Record−Routeヘッダなどにも同じようにマッピングを適用するようにしても良い。
また、SIPサーバ10において、REGISTER情報記憶部11の情報が、レジストレーション期間が過ぎるとリソース節約の観点から消去される場合には、SIPサーバ10がINVITEリメッセージを受信した際に、そのINVITEメッセージの着信先(送信先)に対応する情報がREGISTER情報記憶部11に登録されていなければ、404(Not Found)応答のメッセージを返答するようにしても良い。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
SIPサーバ10において、REGISTER情報記憶部11により、各SIP端末30の情報をトランスポート種別、スキーム種別と合わせて管理している。これにより、UDP、TCP、TLSなどの複数のトランスポートプロトコルに対応する通信装置が混在する環境においても、SIPサーバ10は、処理対象のメッセージの内容を送信先の通信装置が処理可能な内容に変換して各通信装置間のセッションを管理し、通信させることができる。SIPサーバ10を、実運用に適用した場合には、複数のネットワークを既存のまま効率よく終端させることができ、例えば、設置コストなどを低減させることができる。
さらに、この実施形態では、SIPサーバ20は単一のトランスポートプロトコルやスキームにしか対応していない例について示したが、そのような場合でも、SIPサーバ10がメッセージの内容をSIPサーバ20が処理可能な内容に変換することにより、SIPサーバ20において加入者の登録情報等を管理することができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態においては、本発明のSIPサーバ10(信号処理装置)を、IPv4のネットワークに適用した例について説明したが、IPV6のネットワークに適用するようにしても良い。
(B−2)上記の実施形態において、SIPサーバ10が、REGISTERメッセージ及びINVITEメッセージを、送信先の通信装置で処理可能な形式に変換する例について説明したが、その他のメッセージ(例えば、「OKメッセージ」や「Not Acceptableメッセージ」等)についても、同様に、REGISTER情報記憶部11の情報を用いて、送信先の通信装置が処理可能な内容に変換するようにしても良い。
(B−3)上記の実施形態では、SIPサーバ10は、メッセージのトランスポートプロトコル及びスキームに関する記述に加えて、IPアドレスやポート番号の変換も行っているが、例えば、同一ネットワーク内でのメッセージの中継のみを行い、IPアドレス等の変換は行う必要がない場合には、IPアドレス等の変換は省略することができる。
(B−4)上記の実施形態では、本発明の信号処理装置を、SIP−ALGとして機能するSIPサーバ10に適用する例について説明したが、REGISTER情報記憶部11の情報に基づいて、メッセージの内容を送信先の通信装置が処理可能な形式に変換するものであれば、例えば、パケットを中継処理する他のゲートウェイや、同一ネットワーク内におけるパケットの変換装置等、他の装置に適用するようにしても良い。
1…ネットワークシステム、10…SIPサーバ(信号処理装置)、11…REGISTER情報記憶部、20…SIPサーバ、30、30−1〜30−4…SIP端末、N1、N2、N3…ネットワーク。

Claims (5)

  1. 送信元の通信装置から送信先の通信装置へ向けて送出された通信制御信号を、上記送信元の通信装置から受信して処理し、上記送信先の通信装置へ向けて送出する信号処理装置において、
    当該信号処理装置が信号処理を受付ける対象の通信装置が対応する、プロトコル及び通信制御信号の書式の種別に係る情報を有する通信装置情報を保持する通信装置情報保持手段と、
    上記送信元の通信装置から受信した通信制御信号を、上記通信装置情報保持手段が保持している通信装置情報に基づいて、上記送信先の通信装置が処理可能な形式に変換する通信制御信号変換手段と、
    上記通信制御信号変換手段が変換した通信制御信号を、上記送信先の通信装置に向けて送出する送信手段と
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  2. 当該信号処理装置が処理する通信制御信号は、SIPのメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 上記通信装置情報保持手段が保持する通信装置情報には、少なくとも、上記対象の通信装置のそれぞれが対応する、トランスポートプロトコルの種別、及び、SIPのメッセージにおけるスキームの種別が含まれていることを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 上記通信装置情報保持手段は、上記対象の通信装置から、REGISTERメッセージを受信すると、そのREGISTERメッセージの内容から、上記対象の通信装置の通信装置情報を抽出して保持することを特徴とする請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 送信元の通信装置から送信先の通信装置へ向けて送出された通信制御信号を、上記送信元の通信装置から受信して処理し、上記送信先の通信装置へ向けて送出する信号処理装置に搭載されたコンピュータを、
    当該信号処理装置が信号処理を受付ける対象の通信装置が対応する、プロトコル及び通信制御信号の書式の種別に係る情報を有する通信装置情報を保持する通信装置情報保持手段と、
    上記送信元の通信装置から受信した通信制御信号を、上記通信装置情報保持手段が保持している通信装置情報に基づいて、上記送信先の通信装置が処理可能な形式に変換する通信制御信号変換手段と、
    上記通信制御信号変換手段が変換した通信制御信号を、上記送信先の通信装置に向けて送出する送信手段と
    して機能させることを特徴とする信号処理プログラム。
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