JP2011148032A - スリット装置の切刃構造 - Google Patents

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Yasuhiro Yamaji
泰弘 山路
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Abstract

【課題】 従来の製麺装置におけるスリット装置には、扱う生地の特性から、どうしてもカスリと称される巻き込み防止部材の存在が不可欠であり、この巻き込み防止部材の存在が経済的、作業性の面で不都合となってしまうことがあるという点である。
【解決手段】 スリット装置の切刃構造は、相対向して、逆方向に回転する回転軸を有し、その回転軸の各々に所定の幅をもって複数の切断刃を具備し、前記した回転軸間に対象物を通過させて、所定の幅にスリットするスリット装置の切刃構造において、前記した複数の切断刃の少なくとも一側面には、前記した回転軸の軸芯と斜交するテーパ面もしくはアール面を形成していることとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は帯状材を線状に切り分けするスリット装置の切刃構造に関し、主として製麺装置に使用される切刃構造の改良に関する。
特に、製麺装置における切刃構造は、図4、図5に示す構成となっている。フレームに平行状態で支持される一対の回転軸1、2には各々切断刃1a、1a‥、2a、2a‥が所定の間隔、即ち、得ようとする麺類の目的幅と適合する間隔を隔てて一体に成形されており、この切断刃1a、1a‥、2a、2a‥は相互に位置がずらされており、相互のエッジによって帯状に伸ばされた生地をスリットしていく。回転軸1、2の端部はフレームから突出され、一方の軸端がモータと連結されて回転力を得、その回転力を、ギアを介して他方に伝え、同期回転するものとしてある。
この作業は、通常、回転軸1、2の間へ最もエネルギー的に有利となるよう上方から生地を供給し、スリットされた生地を下方へ送り出すものとなっており、効率性からも回転軸1、2は円柱状とされ、切断刃1a、2aはエッジを有する角度となるが、目的に応じ、丸刃が使用されることもある。つまり、図5として示すように、回転軸1、2は矢印B1、B2方向へ回転し、生地は矢印A方向へ供給され、送出されることとなる。
しかしながら、この従来のスリッター装置の切刃構造によると、特に生地が粘性を有している場合等には、その生地が切断刃1a、1a‥、2a、2a‥に付着してしまい、スリット後に、送出されず回転軸1、2に巻き付いてしまうことがある。
この巻き込みを防止するため、一般的にカスリと称される巻き込み防止部材3、4が各回転軸1、2の外周面に沿って取り付けられる。
しかし、この巻き込み防止部材3、4は消耗品であって、頻繁な交換が要求されるうえ、損傷して修理が必要なことも多く、経済的に負担となるものであった。加えて、生地が摺接して摩耗カスが生じ、それが製品中に混入してしまう事故も生じ易くなるものとなっていた。
出願人は本発明に関し、先行する技術文献の調査をしたが、格別に本発明と関連し、類似すると思われる文献は発見することができなかった。
本発明が解決しようとする問題点は、従来の製麺装置におけるスリット装置には、扱う生地の特性から、どうしてもカスリと称される巻き込み防止部材の存在が不可欠であり、この巻き込み防止部材の存在が経済的、作業性の面で不都合となってしまうことがあるという点である。
この問題点を解決するために、本発明に係るスリット装置の切刃構造は、相対向して、逆方向に回転する回転軸を有し、その回転軸の各々に所定の幅をもって複数の切断刃を具備し、前記した回転軸間に対象物を通過させて、所定の幅にスリットするスリット装置の切刃構造において、前記した複数の切断刃の少なくとも一側面には、前記した回転軸の軸芯と斜交するテーパ面もしくはアール面を形成していることを特徴としている。
また、本発明に係るスリット装置の切刃構造は、前記した切断刃は大径のものと小径のものを交互に連続して構成してあることを特徴とし、大径のものと小径のものにおけるテーパ面もしくはアール面は対向する側面に形成してあることを特徴とし、相対向する回転軸にあって、前記した大径のものと小径のものを組み合わせ、スリット作業を行なうことを特徴としている。
本発明に係るスリット装置の切刃構造は上記のように構成されている。そのため、スリットされた対象物(生地)は切刃のテーパ面あるいはアール面に沿って、捻り回転を加えられる状態で放出される。そのため、切断刃に対象物が喰い込んだり、粘り付いたりすることがなく、スムーズな放出が可能となり、従来のカスリと称される巻き込み防止部材の存在を不要とすることができ、その分、経済的、作業上も負担が大きく軽減されることとなる。
本発明に係るスリット装置の切刃構造の要部を示す図である。 回転軸の部分断面図である。 変形実施例を示す図である。 従来の切刃構造の要部を示す図である。 従来装置の構成を示す概要図である。
図として示し、実施例で説明したように構成したことで実現した。
次に、本発明の好ましい実施の例を図1乃至図3を参照して説明する。図1乃至図2にあって10、11は回転軸を示している。この各々の回転軸10、11は従来と同様にフレームに支持され、一方の回転軸10もしくは11の端部に減速機を介して駆動モータが連結されて回転力が付与され、その回転力は各回転軸10、11に設けられた同ピッチのギアによって他方に伝達される。このことによって回転軸10、11は相互に対向する方向に同期して回転することとなる。
前記した回転軸10には所定の間隔を隔てて切断刃12、12‥が連続して一体成形されているもので、回転軸11にも切断刃12、12‥と同等の間隔を隔てて切断刃13、13‥が連続して一体成形されている。
各切断刃12、12‥、13、13‥は一方側面にテーパ面12a、12a‥、13a、13a‥が形成され、他方面はフラットとされている。そして、回転軸10と11とでは、各切断刃12、13のテーパ面12a、13aの形成される側が逆となっており、各切断刃12、13はそのフラット面において対向することとなる。尚、各回転軸10、11の相互距離、即ち、切断刃12と13の相互距離はそのエッジ部分の摺接がなされる限り、必要に応じて調整することができる。
かかる構成とした切断刃12、12‥、13、13‥でスリットされた生地は、スペースS、S‥を通過して送出されるため、その製品の断面は矩形ではなく平行四辺形に近い形状となる。そして、スリットされた製品はテーパ面12a、13aに沿って通過していくので、そのテーパ面12a、13aによって捻り回転を加えられることとなり、切断刃12、13への喰い込み現象は回避することができるので、従来のカスリと称される巻き込み防止部材の存在は不要となる。
次いで、図3を参照して本発明の好ましい変形実施例(第二実施例)を説明する。この図3にあって14、15は回転軸を示し、この回転軸14、15は前記した従来例や実施例1と同様に回転する。
回転軸14、15には各々所定の間隔を隔てて大径の切断刃16、16‥、17、17‥が一体に成形されているもので、その大径の切断刃16、16‥、17、17‥の設置位置は所定の幅でずらせたものとされている。そして、その一方側にテーパ面16a、16a‥、17a、17a‥を形成しているが、この場合、そのテーパ面16a、17aの成形面の方向性は同一方向とされている。
また、この実施例2の場合には、大径の切断刃16、16‥、17、17‥と所定の間隔を隔てて、小径の切断刃18、18‥、19、19‥が同軸状態で一体に形成されている。そして、この小径の切断刃18、18‥、19、19‥にも一方側にテーパ面18a、19aが形成されているもので、このテーパ面18a、19aの形成側は大径の切断刃16、18とは逆方向面となっている。つまり、一本の回転軸14、15における大径の切断刃16、17のテーパ面16a、17aと小径の切断刃18、19のテーパ面18a、19aは対向する構成となっている。
さらに、この実施例2の場合、回転軸14における大径の切断刃16のフラット面が、回転軸15における小径の切断刃19のフラット面と対応し、回転軸15の大径の切断刃17のフラット面が回転軸14の小径の切断刃18のフラット面と対応する構成となっている。従って、生地のスリットは各々の大径の切断刃16と小径の切断刃19及び17と18によってなされる。
一本の回転軸14乃至15に形成されている大径の切断刃16あるいは17は、小径の切断刃18あるいは19と同一速度で回転する。そのため、大径の切断刃16あるいは17のエッジの仮想の一点は、小径の切断刃18あるいは19のエッジの仮想の一点よりも、同時間で長い距離を移動する。即ち、移動速度が速いこととなる。そのため、径の異なる切断刃の相互回転で対象部をスリットする作業はより一層、対象物(生地)の喰い込みを減少させることができる。
そして、この実施例2によってスリットされた生地はスペースSP、SP‥を通過して送出されるため、得られる製品の断面は略変形した五角形状となる。このスペースSPは大径の切断刃16、17のテーパ面16a、17aと小径の切断刃18、19のテーパ面18a、19aの二つのテーパ面が対応しているので、スリットされた製品に双方向からの捻り回転が加えられ、スリットする切断刃の径の相違と相俟って、より一層製品が切断刃や回転軸に喰い込み、巻き込んでしまうことを防止することができる。
本実施例に係るスリット装置の切刃構造は上記のように構成されている。この実施例では、各切断刃の一方側にテーパ面を形成することとしているが、このテーパ面はアール面、例えば膨出するアール面あるいは凹状となるアール面とすることも可能で、スリットされた製品に捻り回転を加えていくことができ、その目的とする製品の幅や太さに対応させていくことも可能となる。
また、本実施例は、製麺装置を例として説明しているが、本発明はこの製麺装置に限定されることなく、皮革、プラスチックフィルム、金属箔、紙等をはじめ広範な工業製品、加工食品等のスリット作業に応用実施することが可能となっている。
10 回転軸
11 回転軸
12 切断刃
12a テーパ面
13 切断刃
13a テーパ面
14 回転軸
15 回転軸
16 大径の切断刃
16a テーパ面
17 大径の切断刃
17a テーパ面
18 小径の切断刃
18a テーパ面
19 小径の切断刃
19a テーパ面
S スペース
SP スペース

Claims (4)

  1. 相対向して、逆方向に回転する回転軸を有し、その回転軸の各々に所定の幅をもって複数の切断刃を具備し、前記した回転軸間に対象物を通過させて、所定の幅にスリットするスリット装置の切刃構造において、前記した複数の切断刃の少なくとも一側面には、前記した回転軸の軸芯と斜交するテーパ面もしくはアール面を形成していることを特徴とするスリット装置の切刃構造。
  2. 前記した切断刃は大径のものと小径のものを交互に連続して構成してあることを特徴とする請求項1に記載のスリット装置の切刃構造。
  3. 大径のものと小径のものにおけるテーパ面もしくはアール面は対向する側面に形成してあることを特徴とする請求項2に記載のスリット装置の切刃構造。
  4. 相対向する回転軸にあって、前記した大径のものと小径のものを組み合わせ、スリット作業を行なうことを特徴とする請求項3に記載のスリット装置の切刃構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109590054A (zh) * 2018-12-21 2019-04-09 哈尔滨权清科技服务有限责任公司 一种留全大米胚芽的加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109590054A (zh) * 2018-12-21 2019-04-09 哈尔滨权清科技服务有限责任公司 一种留全大米胚芽的加工装置
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