JP2011144687A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011144687A
JP2011144687A JP2010003589A JP2010003589A JP2011144687A JP 2011144687 A JP2011144687 A JP 2011144687A JP 2010003589 A JP2010003589 A JP 2010003589A JP 2010003589 A JP2010003589 A JP 2010003589A JP 2011144687 A JP2011144687 A JP 2011144687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
air
intake
cylinders
lift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010003589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5555496B2 (ja
Inventor
Masayoshi Nishino
正嘉 西野
Futoshi Nishioka
太 西岡
Hideji Takamiya
秀治 高宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010003589A priority Critical patent/JP5555496B2/ja
Publication of JP2011144687A publication Critical patent/JP2011144687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5555496B2 publication Critical patent/JP5555496B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】複数の気筒に蒸発燃料を供給しながら、複数の気筒間の空燃比のばらつきを容易に抑制することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の制御装置では、可変リフト装置により、複数の気筒のそれぞれに設けられた吸気弁のリフトLiftinが変更されることによって、吸気系を介して複数の気筒に吸入される吸入空気量が変更されるとともに、蒸発燃料処理装置によって、燃料タンク内で発生した蒸発燃料が、吸気系を介して複数の気筒に供給される。また、蒸発燃料処理装置から吸気系に供給される蒸発燃料の量が、吸気弁のリフトLiftinに応じて制御される(ステップ3、4)。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の気筒を有する内燃機関の動作を制御するための内燃機関の制御装置に関する。
従来、この種の内燃機関の制御装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この制御装置では、複数の気筒に供給される混合気の空燃比が気筒間でばらつくのを抑制するために、この空燃比が気筒ごとに制御される。具体的には、複数の気筒に接続された排気管の集合部を流れる排ガスの空燃比が、センサで検出されるとともに、検出された排ガスの空燃比に基づき、カルマンフィルタ型のオブザーバで構成されたモデル式に従って、供給された混合気の空燃比の推定値(以下「推定空燃比」という)が、気筒ごとに算出される。また、複数の気筒の推定空燃比の平均値が、基準空燃比として算出されるとともに、算出された基準空燃比と、各気筒の推定空燃比との偏差が小さくなるように、気筒別空燃比補正量が気筒ごとに算出される。そして、算出された気筒別空燃比補正量に応じて、燃料噴射量が気筒ごとに制御される。
また、この内燃機関には、燃料タンク内の蒸発燃料を吸気管に供給するための蒸発燃料処理装置が設けられている。上記の従来の制御装置では、いずれかの気筒に対応する気筒別空燃比補正量が所定範囲から外れているときには、気筒間の空燃比のばらつきがさらに大きくなるのを防止するために、蒸発燃料処理装置による蒸発燃料の供給が禁止される。
特開2008−38785号公報
上述したように、従来の制御装置では、気筒間の空燃比のばらつきを抑制すべく、空燃比を気筒ごとに制御するために、複雑なモデル式に従って推定空燃比が気筒ごとに算出されるため、その演算負荷が増大してしまう。また、気筒別空燃比補正量が所定範囲から外れているときには、吸気管に蒸発燃料を供給することが禁止されるので、燃料タンクや蒸発燃料処理装置における蒸発燃料の量が過大になり、燃料タンクや蒸発燃料処理装置が故障するおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、複数の気筒に蒸発燃料を供給しながら、複数の気筒間の空燃比のばらつきを容易に抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明による内燃機関の制御装置1は、複数の気筒(実施形態における(以下、本項において同じ)#1〜#4気筒3a)のそれぞれに設けられた吸気弁5のリフトを変更することによって、吸気系(吸気管6)を介して複数の気筒に吸入される吸入空気量を変更可能な可変リフト装置(可変リフト機構14、ECU2)と、燃料タンクFT内で発生した蒸発燃料を吸気系を介して複数の気筒に供給するための蒸発燃料処理装置16と、吸気弁5のリフトを検出するリフト検出手段(回動角センサ23、ECU2)と、蒸発燃料処理装置16から吸気系に供給される蒸発燃料の量を、検出された吸気弁のリフト(バルブリフトLiftin)に応じて制御する蒸発燃料制御を実行する蒸発燃料制御手段(ECU2、ステップ3,4)と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、可変リフト装置によって、複数の気筒のそれぞれに設けられた吸気弁のリフトが変更されることにより、吸気系を介して複数の気筒に吸入される吸入空気量が、変更される。また、燃料タンク内で発生した蒸発燃料が、蒸発燃料処理装置により、吸気系を介して複数の気筒に供給される。なお、特許請求の範囲および本明細書における「吸気弁のリフト」は、吸気弁の最大揚程を表すものとする。
上記のような可変リフト装置が設けられた内燃機関では、複数の気筒間において、内燃機関の吸気特性や可変リフト装置の動作特性が経年変化などによりばらつくことによって、吸入空気量がばらつく場合があり、その場合には、気筒に供給される混合気の空燃比もばらつき、ひいては、内燃機関の出力トルクがばらつく。ここで、図7(a)および(b)は、そのようにして発生した、4つの1番〜4番気筒の間の空燃比のばらつきを、吸気弁のリフトが小さい場合について、および大きい場合について、それぞれ示している。この図7に示すように、吸気弁のリフトが小さいほど、各気筒に吸入される吸入空気量が小さく、この吸入空気量に対する、ばらつきによる変動量の割合が大きいため、気筒間の空燃比のばらつきは大きくなる。また、可変リフト装置に加え、上記のような蒸発燃料処理装置が設けられた内燃機関では、上述した吸入空気量のばらつきが発生している場合、蒸発燃料が吸気系を介して複数の気筒に供給されることから、供給される蒸発燃料の量も、吸入空気量と同様の傾向で、気筒間でばらつく。具体的には、供給される蒸発燃料の量は、吸入空気量が少ない側にばらついている気筒では、少ない側にばらつき、多い側にずれている気筒では、多い側にばらつく。
このため、吸入空気量のばらつきが発生しているときに、蒸発燃料処理装置により複数の気筒に蒸発燃料を供給すると、吸入空気量が多い側にばらつくことで空燃比がリーン(燃料リーン)側にばらついている気筒(以下「リーン側ばらつき気筒」という)には、より多量の蒸発燃料が供給され、その結果、このリーン側ばらつき気筒の空燃比が、リッチ(燃料リッチ)側に比較的大きく変化する。一方、吸入空気量が少ない側にばらつくことで空燃比がリッチ側にばらついている気筒(以下「リッチ側ばらつき気筒」という)には、より少量の蒸発燃料が供給され、その結果、このリッチ側ばらつき気筒の空燃比が、リッチ側に比較的小さく変化する。以上のように、蒸発燃料の供給によって、リーン側ばらつき気筒の空燃比が、リッチ側ばらつき気筒の空燃比よりも大きくリッチ側に変化することから明らかなように、供給された蒸発燃料は、気筒間の空燃比のばらつきを抑制するように作用する。
したがって、蒸発燃料処理装置により蒸発燃料を供給するだけで、前述した従来の場合と異なり、複雑なモデル式に基づく燃料噴射制御を気筒ごとに行うことなく、複数の気筒間の空燃比のばらつきを容易に抑制することができ、ひいては、内燃機関の出力トルクが気筒間でばらつくのを抑制することができる。また、蒸発燃料の供給を禁止せずに、実行することができるので、燃料タンクや蒸発燃料処理装置が故障することがない。
さらに、上述したように、気筒間において可変リフト装置の動作特性などがばらついている場合、そのときの空燃比のばらつきの大きさは、吸気弁のリフトに応じて異なる。前述した構成によれば、そのような吸気弁のリフトが検出されるとともに、検出された吸気弁のリフトに応じて、吸気系に供給される蒸発燃料の量が制御される。したがって、吸気系を介して複数の気筒に供給される蒸発燃料の量を、気筒間の空燃比のばらつきの大きさに応じて適切に制御することができ、ひいては、気筒間の空燃比のばらつきを適切に抑制することができる。なお、特許請求の範囲および本明細書における「検出」には、センサなどによる直接的な検出に加え、演算による算出や推定を含むものとする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置1において、蒸発燃料制御手段は、吸気系を流れる吸気の量(吸気流量QA)に対する、蒸発燃料処理装置16から吸気系に供給される蒸発燃料の量の割合の目標となる目標パージ率KQPGBを、吸気弁5のリフトが小さいほど、より大きな値に設定する(ステップ3、図5)とともに、設定された目標パージ率KQPGBに基づいて蒸発燃料制御を実行する(ステップ4)ことを特徴とする。
図7を用いて説明したように、吸入空気量が気筒間でばらついている場合、吸気弁のリフトが小さいほど、各気筒の吸入空気量に対する、ばらつきによる変動量の割合が大きいため、気筒間の空燃比のばらつきが大きくなる。上述した構成によれば、吸気系を流れる吸気の量に対する、蒸発燃料処理装置から吸気系に供給される蒸発燃料の量の割合の目標となる目標パージ率が、吸気弁のリフトが小さいほど、より大きな値に設定されるので、複数の気筒に供給される蒸発燃料の量を、吸入空気量のばらつきによる変動量に見合った大きさに制御することができ、したがって、気筒間の空燃比のばらつきを確実に抑制することができる。
本実施形態による制御装置を適用した内燃機関を概略的に示す図である。 図1に示す内燃機関の一部を示す断面図である。 本実施形態による制御装置のうちのECUなどを示すブロック図である。 図3に示すECUによって実行される蒸発燃料制御処理を示すフローチャートである。 図4に示す蒸発燃料制御処理で用いられるマップの一例である。 図3に示す制御装置の動作例を示す図である。 1番〜4番気筒の間の空燃比のばらつきを、(a)吸気弁のリフトが小さい場合について、(b)吸気弁のリフトが大きい場合について、それぞれ示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1および図2は、本実施形態による制御装置1を適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3を示している。このエンジン3は、車両(図示せず)に搭載されたガソリンエンジンであり、4つの#1〜#4気筒3aと、気筒3aごとに設けられた燃料噴射弁4および吸気弁5を備えている(図2には1つのみ図示)。この燃料噴射弁4は、燃料タンクFTにポンプ(図示せず)などを介して接続されており、燃料タンクFT内の燃料を対応する気筒3a内に直接、噴射する。すなわち、エンジン3は直噴エンジンとして構成されている。また、燃料噴射弁4の開弁時間は、制御装置1の後述するECU2によって制御される(図3参照)。
また、エンジン3には、クランク角センサ21および水温センサ22が設けられている。このクランク角センサ21は、マグネットロータおよびMREピックアップで構成されており、エンジン3のクランクシャフト(図示せず)の回転に伴い、いずれもパルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定クランク角ごとに出力され、ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)を算出する。TDC信号は、各気筒3aのピストン3bが吸気行程の開始時のTDC位置よりも若干、手前の所定のクランク角位置にあることを表す信号である。また、上記の水温センサ22は、サーミスタで構成されており、エンジン3の本体内を循環する冷却水の温度であるエンジン水温TWを検出するとともに、その検出信号をECU2に出力する。
また、図1および図2に示すように、エンジン3には、吸気動弁機構11が設けられている。この吸気動弁機構11は、吸気弁5を開閉するためのものであり、吸気カムシャフト12、吸気カム13、可変リフト機構14を有している。この吸気カムシャフト12は、タイミングベルト(図示せず)を介してクランクシャフトに連結されている。これにより、吸気カムシャフト12は、クランクシャフトが2回転するごとに1回転する。吸気カム13は、気筒3aごとに、吸気カムシャフト12に一体に設けられている。
上記の可変リフト機構14は、吸気カム13の回転に伴って吸気弁5を開閉するとともに、吸気弁5のリフト(以下「バルブリフト」という)Liftinを変更することにより#1〜#4気筒3aに吸入される吸入空気量を変更可能に構成されている。なお、本実施形態では、バルブリフトLiftinは、吸気弁5の最大揚程を表すものとする。また、可変リフト機構14は、気筒3aごとに設けられた四節リンク式のロッカアーム機構14aと、これらのロッカアーム機構14aを同時に駆動するリフトアクチュエータ14b(図3参照)を有している。可変リフト機構14は、特許第4300239号公報に開示されたものと同様に構成されているので、その構成についての説明を省略するとともに、以下、バルブリフトLiftinを変更する際の動作について、簡単に説明する。
可変リフト機構14では、リフトアクチュエータ14bは、ロッカアーム機構14aに連結された短アーム(図示せず)を有しており、この短アームが回動することにより、ロッカアーム機構14aが駆動されることによって、バルブリフトLiftinが無段階に変更される。この場合、ECU2からの後述するリフト制御入力を、リフトアクチュエータ14bに入力することにより、短アームの回動角を変更することによって、バルブリフトLiftinが制御され、ひいては、吸入空気量が制御される。
また、エンジン3には、回動角センサ23が設けられており(図3参照)、この回動角センサ23は、リフトアクチュエータ14bの短アームの回動角θliftを検出するとともに、その検出信号をECU2に出力する。上述したように、短アームの回動角θliftに応じて、バルブリフトLiftinが変化することから、ECU2は、この回動角θliftに基づいて、バルブリフトLiftinを算出する。
さらに、4つの#1〜#4気筒3aには、各気筒3aに吸気を導入するための吸気管6が、吸気マニホルド6aの4つの分岐部をそれぞれ介して接続されている。また、吸気管6には、スロットル弁15が設けられており、このスロットル弁15には、電動機で構成されたTHアクチュエータ15aが連結されている。スロットル弁15の開度は、THアクチュエータ15aを流れる電流のデューティ比をECU2により変更することによって、制御される。
また、吸気管6のスロットル弁15よりも上流側には、エアフローセンサ24が設けられている。このエアフローセンサ24は、熱線式エアフローメータで構成されており、吸気管6を流れる吸気の量(以下「吸気流量」という)QAを検出するとともに、その検出信号をECU2に出力する。
さらに、エンジン3には、蒸発燃料処理装置16が設けられている。この蒸発燃料処理装置16は、燃料タンクFT内で発生した蒸発燃料を吸気管6を介して#1〜#4気筒3aに供給するためのものであり、特許第3784749号公報に開示されたものと同様に構成されているので、以下、その構成および動作について、簡単に説明する。
蒸発燃料処理装置16は、キャニスタ(図示せず)と、パージ制御弁16a(図3参照)を有している。このキャニスタは、燃料タンクFTに接続されるとともに、吸気管6におけるスロットル弁15よりも下流側で、かつ吸気マニホルド6aよりも上流側に、接続されている。蒸発燃料は、キャニスタで一時的に吸着された後、吸気管6内の負圧によって吸気管6に送り込まれる(パージされる)。この場合、パージ制御弁16aの開度をECU2により制御することによって、キャニスタから吸気管6にパージされる蒸発燃料の流量(以下「パージ流量」という)が、制御される。
また、4つの#1〜#4気筒3aには、排気管7が、排気マニホルド7aの4つの分岐部をそれぞれ介して接続されている。さらに、排気管7における、これらの分岐部が集合する集合部よりも下流側には、LAFセンサ25が取り付けられている。このLAFセンサ25は、排ガス中の酸素濃度をリニアに検出し、その検出信号をECU2に出力する。ECU2は、この検出信号に基づき、気筒3a内で燃焼した混合気の空燃比を表す実空燃比を算出する。
さらに、ECU2には、アクセル開度センサ26から、車両のアクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が、出力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROMおよびI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。また、ECU2は、上述した各種のセンサ21〜26からの検出信号などに応じ、ROMに記憶された制御プログラムに従って、エンジン3や、可変リフト機構14、蒸発燃料処理装置16の動作を制御する。
具体的には、ECU2は、可変リフト機構14の動作を制御することによって、吸入空気量を次のように制御する。すなわち、まず、算出されたエンジン回転数と、検出されたアクセル開度APに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、目標バルブリフトを算出する。次いで、算出されたバルブリフトLiftinがこの目標バルブリフトになるように、前述したリフト制御入力を、所定のフィードバック制御アルゴリズムによって算出するとともに、算出されたリフト制御入力を、リフトアクチュエータ16bに出力する。これにより、バルブリフトLiftinが、目標バルブリフトになるようにフィードバック制御され、ひいては、吸入空気量が制御される。
また、燃料噴射弁4による燃料噴射量を次のように制御する。すなわち、検出された吸気流量QAに応じ、所定のマップ(図示せず)を検索することによって、基本燃料噴射時間を算出する。次いで、算出された実空燃比が所定の目標空燃比A/FOBJになるように、所定のフィードバック制御アルゴリズムによって、空燃比補正係数を算出する。この目標空燃比A/FOBJは、例えば理論空燃比(値14.7)に設定されている。
次に、算出された空燃比補正係数や、各種の補正項に応じ、上記の基本燃料噴射時間を補正することによって、最終燃料噴射時間を算出するとともに、算出された最終燃料噴射時間に基づく制御信号を燃料噴射弁4に出力する。これにより、燃料噴射弁4の開弁時間が最終燃料噴射時間になるように制御されることによって、燃料噴射弁4から噴射される燃料噴射量が制御される結果、各気筒3aに供給される混合気の空燃比が、目標空燃比になるようにフィードバック制御される。なお、以上の燃料噴射量の制御による空燃比のフィードバック制御(以下「空燃比F/B制御」という)は、エンジン回転数やアクセル開度APなどで表されるエンジン3の運転状態が所定の運転状態にあるときに、実行される。
また、図4に示す蒸発燃料制御処理に従って、蒸発燃料処理装置16の動作を次のように制御する。まず、図4のステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、パージ実行フラグF_PURGEOKが「1」であるか否かを判別する。このパージ実行フラグF_PURGEOKは、次の条件a〜cがすべて成立しているときに、蒸発燃料処理装置16のキャニスタに吸着された蒸発燃料をパージするためのパージ実行条件が成立しているとして、「1」にセットされる。
a:検出されたエンジン水温TWが所定温度よりも高いこと。この所定温度は、エンジン水温TWが比較的高いことを判定できるような温度、例えば65℃に設定されている。
b:上述した空燃比F/B制御の実行中であること。
c:エンジン3の減速運転に伴うフューエルカット運転中でないこと。
上記ステップ1の答がNOのとき、すなわち、上述したパージ実行条件が成立していないときには、目標パージ流量QPGCBASEを値0に設定し(ステップ2)、本処理を終了する。この目標パージ流量QPGCBASEは、前述したパージ流量、すなわち、吸気管6にパージされる蒸発燃料の流量の目標値である。このステップ2の実行によって、パージ制御弁16aが全閉状態に制御され、それにより、パージ流量が値0になるように制御される。
一方、ステップ1の答がYESで、パージ実行条件が成立しているときには、バルブリフトLiftinに応じ、図5に示すマップを検索することによって、目標パージ率KQPGBを算出する(ステップ3)。この目標パージ率KQPGBは、吸気流量QAに対するパージ流量の割合の目標値であり、このマップでは、バルブリフトLiftinが小さいほど、より大きな値に設定されている。これは、図7を用いて説明したように、バルブリフトLiftinが小さいほど、各気筒3aの吸入空気量が小さく、この吸入空気量に対する、ばらつきによる変動量の割合が大きいことから、4つの#1〜#4気筒3a間の空燃比のばらつきが大きくなるため、パージ流量を、吸入空気量のばらつきによる変動量に見合った大きさに制御するためである。
次いで、吸気流量QAに、ステップ3で算出された目標パージ率KQPGBを乗算することによって、目標パージ流量QPGCBASEを算出し(ステップ4)、本処理を終了する。このステップ4の実行により、パージ制御弁16aの開度が制御されることによって、パージ流量が、目標パージ流量QPGCBASEになるように制御される。
図6は、#1〜#4気筒3aの間において、エンジン3の吸気特性や可変リフト機構14の動作特性が経年変化などによりばらつくことによって、吸入空気量が#1気筒3aおよび#2気筒3aでは多い側に、#3気筒3aおよび#4気筒3aでは少ない側に、それぞればらついている場合で、かつ、バルブリフトLiftinが比較的小さい場合に、前述した空燃比F/B制御と、上述した蒸発燃料制御処理を実行したときの動作例を示している。
図6において、A/F#1a、A/F#2a、A/F#3aおよびA/F#4aはそれぞれ、空燃比F/B制御の実行中で、かつ、蒸発燃料制御処理の実行前における#1〜#4気筒3aの空燃比(以下、それぞれ「#1パージ前空燃比」「#2パージ前空燃比」「#3パージ前空燃比」「#4パージ前空燃比」という)である。また、A/F#1b、A/F#2b、A/F#3bおよびA/F#4bはそれぞれ、蒸発燃料制御処理の実行直後で、かつ、空燃比F/B制御により空燃比が安定する前における#1〜#4気筒3aの空燃比(以下、それぞれ「#1パージ直後空燃比」「#2パージ直後空燃比」「#3パージ直後空燃比」「#4パージ直後空燃比」という)である。さらに、A/F#1c、A/F#2c、A/F#3cおよびA/F#4cはそれぞれ、蒸発燃料制御処理の実行後で、かつ、空燃比F/B制御により空燃比が安定した状態における#1〜#4気筒3aの空燃比(以下、それぞれ「#1F/B後空燃比」「#2F/B後空燃比」「#3F/B後空燃比」「#4F/B後空燃比」という)である。
前述したように、排気管7における集合部よりも下流側を流れる排ガス中の酸素濃度、すなわち、#1〜#4気筒3aからそれぞれ排出された、互いに混じり合った状態の排ガス中の酸素濃度が、LAFセンサ25で検出されるとともに、その検出値に基づいて算出された実空燃比に応じて、空燃比F/B制御が実行される。このため、気筒3a間において、可変リフト機構14の動作特性が経年変化によりばらつくことなどによって、空燃比がばらついている場合に、この空燃比F/B制御だけでは、そのような気筒3a間の空燃比のばらつきを抑制することができない。
この動作例では、上述したように吸入空気量が#1気筒3aおよび#2気筒3aでは多い側に、#3気筒3aおよび#4気筒3aでは少ない側に、それぞればらついていることから、#1および#2パージ前空燃比A/F#1a,A/F#2aは、目標空燃比A/FOBJよりもリーン(燃料リーン)側にばらつくとともに、#3および#4パージ前空燃比A/F#3a,A/F#4aは、目標空燃比A/FOBJよりもリッチ(燃料リッチ)側にばらついている。また、前述したようにバルブリフトLiftinが小さいことによって、各気筒3aの吸入空気量が小さく、この吸入空気量に対する、ばらつきによる変動量の割合が大きいため、気筒3a間の空燃比のばらつきは大きい。さらに、空燃比F/B制御によって、#1〜#4パージ前空燃比A/F#1a〜A/F#4aの平均値が、ほぼ目標空燃比A/FOBJになっている。
また、空燃比F/B制御に加え、蒸発燃料制御処理が実行されると、蒸発燃料が#1〜#4気筒3aに供給されることによって、#1〜#4パージ直後空燃比A/F#1〜A/F#4bは、全体として、リッチ側に変化する。この場合、前述したように蒸発燃料が吸気管6を介して気筒3aに供給されることから、供給される蒸発燃料の量が吸入空気量と同様の傾向で気筒3a間でばらつくため、#1気筒3aおよび#2気筒3aには、より多量の蒸発燃料が供給される一方、#3気筒3aおよび#4気筒3aには、より少量の蒸発燃料が供給される。その結果、#1および#2パージ直後空燃比A/F#1b,A/F#2bは、比較的大きくリッチ側に変化する一方、#3および#4パージ直後空燃比A/F#3b,A/F#4bは、比較的小さくリッチ側に変化する。以上により、#1〜#4パージ直後空燃比A/F#1b〜A/F#4bは、蒸発燃料制御処理の実行前と比較して、気筒3a間のばらつきが小さくなっており、また、その平均値は、目標空燃比A/FOBJよりもリッチ側にずれている。
また、蒸発燃料制御処理の実行後、上述したように全体としてリッチ側に変化した#1〜#4パージ直後空燃比A/F#1b〜A/F#4bが、空燃比F/B制御によって、全体としてリーン側に変化した後、安定する。この動作例では、#1〜#4F/B後空燃比A/F#1c〜A/F#4cの平均値が、ほぼ目標空燃比A/FOBJになっている。また、#1〜#4F/B後空燃比A/F#1c〜A/F#4cと、#1〜#4パージ前空燃比A/F#1a〜A/F#4aを比較すれば明らかなように、気筒3a間の空燃比のばらつきが小さくなっている。
また、本実施形態における各種の要素と、本発明における各種の要素との対応関係は、次のとおりである。すなわち、本実施形態における吸気管6が、本発明における吸気系に相当するとともに、本実施形態における可変リフト機構14およびECU2が、本発明における可変リフト装置に相当する。また、本実施形態における回動角センサ23およびECU2が、本発明におけるリフト検出手段に相当するとともに、本実施形態におけるECU2が、本発明における蒸発燃料制御手段に相当する。
以上のように、本実施形態によれば、可変リフト機構14により、4つの#1〜#4気筒3aのそれぞれに設けられた吸気弁5のリフトが変更されることによって、吸気管6を介して#1〜#4気筒3aに吸入される吸入空気量が変更される。また、蒸発燃料処理装置16によって、蒸発燃料が吸気管6を介して気筒3aに供給される。さらに、吸気流量QAに対するパージ流量の割合の目標値である目標パージ率KQPGBが、バルブリフトLiftinが小さいほど、より大きな値に設定されるので、パージ流量を、吸入空気量のばらつきによる変動量に見合った大きさに制御することができる。したがって、気筒3a間の空燃比のばらつきを確実に抑制することができ、ひいては、エンジン3の出力トルクが気筒3a間でばらつくのを抑制することができる。
また、蒸発燃料処理装置16により蒸発燃料を供給するだけで、前述した従来の場合と異なり、複雑なモデル式に基づく燃料噴射制御を気筒3aごとに行うことなく、気筒3a間の空燃比のばらつきを容易に抑制することができる。さらに、燃料噴射弁4により燃料を対応する気筒3a内に直接、噴射するので、気筒3a間での可変リフト機構14の動作特性のばらつきなどによる影響を受けることなく、適正な量の燃料を気筒3aに供給することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、本発明による可変リフト装置として、#1〜#4気筒3aのそれぞれのバルブリフトLiftinを、単一のリフトアクチュエータ14bを用いて互いに同じ大きさに変更する可変リフト機構14を用いているが、バルブリフトを複数の気筒間で互いに独立して変更可能な可変リフト装置、例えば、気筒ごとに設けられた電磁式のアクチュエータで各気筒の吸気弁を開閉する可変リフト装置を用いてもよい。また、実施形態では、バルブリフトLiftinを、検出された回動角θliftに基づいて算出しているが、吸気弁5に近接して設けられた近接センサなどによって直接、検出してもよい。
さらに、実施形態では、一旦、バルブリフトLiftinに応じて目標パージ率KQPGBを算出するとともに、この目標パージ率KQPGBに基づいて算出された目標パージ流量QPGCBASEに応じて、パージ流量の制御を行っているが、図7を用いて説明した技術的観点に従い、バルブリフトLiftinに応じてパージ流量の制御を行うのであれば、他の適当な手法により行ってもよい。例えば、目標パージ率KQPGBを算出せずに、バルブリフトLiftinに応じて目標パージ流量QPGCBASEを直接、算出するとともに、そのように算出された目標パージ流量QPGCBASEに応じて、パージ流量の制御を行ってもよい。あるいは、バルブリフトLiftinに応じてパージ制御弁16aの開度の目標値を算出するとともに、パージ制御弁16aの開度を算出された目標値になるように制御することによって、パージ流量の制御を行ってもよい。
また、実施形態は、気筒3aの数が4つの例であるが、複数であればこれに限らず、任意である。さらに、実施形態は、気筒3a内に燃料を直接、噴射するタイプのガソリンエンジンであるエンジン3に、制御装置1を適用した例であるが、制御装置1は、これに限らず、吸気ポートに噴射するタイプのエンジンや、ディーゼルエンジン、CNG(Compressed Natural Gas)エンジン、クランク軸を鉛直方向に配置した船外機などのような船舶推進機用エンジンなど、産業用の各種の内燃機関に適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 制御装置
2 ECU(可変リフト装置、リフト検出手段、蒸発燃料制御手段)
3 エンジン
3a #1〜#4気筒
5 吸気弁
6 吸気管(吸気系)
FT 燃料タンク
14 可変リフト機構(可変リフト装置)
16 蒸発燃料処理装置
23 回動角センサ(リフト検出手段)
Liftin バルブリフト(吸気弁のリフト)
QA 吸気流量(吸気系を流れる吸気の量)
KQPGB 目標パージ率

Claims (2)

  1. 複数の気筒のそれぞれに設けられた吸気弁のリフトを変更することによって、吸気系を介して前記複数の気筒に吸入される吸入空気量を変更可能な可変リフト装置と、
    燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記吸気系を介して前記複数の気筒に供給するための蒸発燃料処理装置と、
    前記吸気弁のリフトを検出するリフト検出手段と、
    前記蒸発燃料処理装置から前記吸気系に供給される蒸発燃料の量を、前記検出された吸気弁のリフトに応じて制御する蒸発燃料制御を実行する蒸発燃料制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記蒸発燃料制御手段は、前記吸気系を流れる吸気の量に対する、前記蒸発燃料処理装置から前記吸気系に供給される蒸発燃料の量の割合の目標となる目標パージ率を、前記吸気弁のリフトが小さいほど、より大きな値に設定するとともに、当該設定された目標パージ率に基づいて前記蒸発燃料制御を実行することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
JP2010003589A 2010-01-12 2010-01-12 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP5555496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003589A JP5555496B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003589A JP5555496B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011144687A true JP2011144687A (ja) 2011-07-28
JP5555496B2 JP5555496B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=44459757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010003589A Expired - Fee Related JP5555496B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5555496B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000328993A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2007113513A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toyota Motor Corp 多気筒型内燃機関の制御装置
JP2008038785A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Denso Corp 内燃機関の気筒別空燃比制御装置
JP2008215287A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料処理装置の故障診断装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000328993A (ja) * 1999-05-21 2000-11-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2007113513A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toyota Motor Corp 多気筒型内燃機関の制御装置
JP2008038785A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Denso Corp 内燃機関の気筒別空燃比制御装置
JP2008215287A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料処理装置の故障診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5555496B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6079816B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US8443656B2 (en) Inter-cylinder air-fuel ratio imbalance abnormality detection device for multi-cylinder internal combustion engine and abnormality detection method therefor
JP2011027059A (ja) エンジンの制御装置
JP2010169038A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき判定装置
JP5617616B2 (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JPWO2012039047A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5333180B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4778401B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2011129267A1 (ja) バイフューエルエンジンの空燃比学習制御装置
JP2009257192A (ja) 内燃機関の燃料噴射割合制御装置
JP4415509B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010203326A (ja) 内燃機関の制御装置
US20130184972A1 (en) Air-fuel ratio control apparatus for internal combustion engine and control method
JP5240385B2 (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JP2006329003A (ja) 内燃機関の二次空気供給装置
JP5586733B1 (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置および内燃機関の燃料噴射量制御方法
JP5110119B2 (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JP2012145054A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP2012202209A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
US20130080033A1 (en) Control device and control method for internal combustion engine
JP5555496B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20160369729A1 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
JP4415864B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5644342B2 (ja) 多気筒内燃機関の制御装置
JP2012057480A (ja) 多気筒内燃機関の空燃比気筒間インバランス判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5555496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees