以下、添付図面を参照して、本発明に係る表示処理装置及び表示処理方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明に係る表示処理装置をテレビジョン(Television:TV)に適用した例を示すが、これに限定されることなく、表示装置等において映像等を表示できるものであれば、本発明を適用することができる。本実施の形態の表示処理装置は、ユーザが複数のコンテンツから検索のキーとなるキーコンテンツ及びそのキーコンテンツに関連する当該キーコンテンツ以外の他のコンテンツ(以下、単に“他のコンテンツ”という)の検索を行う場合、ユーザによりキーコンテンツが選択されると、そのキーコンテンツとともに当該キーコンテンツに関連する複数の他のコンテンツを表示するものである。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態に係る表示処理装置100の構成について説明する。図1は、表示処理装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示処理装置100は、IPTV(Internet Protocol TeleVision)接続部101と、放送受信部102と、映像再生部103と、電子番組表記憶部104と、録画番組記憶部105と、メタデータ取得部106と、メタデータ検索部107と、関連度算出部108と、グループ化情報生成部109と、キーワード抽出部110と、操作受付部111と、表示モード設定部112と、表示情報生成部113と、表示制御部114と、表示部115とを備えている。
IPTV接続部101は、表示処理装置100とIPTVサーバ130とを接続するインターフェースである。ここで、IPTVサーバ130は、IPを利用してテレビ番組や映画等の映像配信サービスを提供するサーバ装置である。IPTVサーバ130は、表示処理装置100からの要求により、映像等のコンテンツ及び当該コンテンツの後述するメタデータを配信する。
放送受信部102は、TV放送により放送された映像のコンテンツ(TV番組)を、アンテナやケーブル、チューナ装置(何れも図示せず)を介して受信するものである。
映像再生部103は、ユーザが再生を所望する映像のコンテンツ、すなわち放送受信部102により受信されたTV番組等のコンテンツ、IPTV接続部101によりIPTVサーバ130から取得された映像のコンテンツ又は録画番組記憶部105に記憶された映像のコンテンツを取得し、デコード(再生)して表示制御部114に送出する。
電子番組表記憶部104は、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を管理・配信している外部サーバから取得した電子番組表を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。具体的には、インターネット等のネットワーク網に接続されたサービス提供者のサーバ装置から、通信部(図示せず)を介してTV、CATV、CS放送、BS放送等の電子番組表を取得し、取得した電子番組表を記憶している。ここで、電子番組表には、現在から未来のある時点(例えば、1週間後)までに放送される番組に関する情報が含まれているものとする。
録画番組記憶部105は、映像等のコンテンツを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。例えば、表示処理装置100がHDDを備えたTVである場合は、録画番組記憶部105は、TV番組等を録画した映像のコンテンツを記憶する。また、DVD(Digital Versatile Disk)の映像や、ビデオカメラで撮像した映像等をコンテンツとしてもよい。
また、録画番組記憶部105は、コンテンツ毎に当該コンテンツに関するメタデータを関連付けて記憶している。ここで「メタデータ」とは、各コンテンツに固有の特性を示した情報群であって、各コンテンツのタイトルや放送日時等の項目が含まれる。例えば、コンテンツがTV番組の場合には、TV番組のタイトルやチャンネル、放送日時、出演者、番組内容、ジャンル等の情報(番組情報)がメタデータとなり、コンテンツとともこのメタデータが提供され、録画番組記憶部105に記憶される。
図2は、TV番組をコンテンツとした場合でのメタデータの一例を示す図である。同図に示すメタデータは、TV番組を録画したコンテンツに関する情報であり、TV番組のタイトル「お昼のコメディーショー」、チャンネル「○×放送」、放送日時「2008年8月1日 12:00〜12:40」、出演者「○○△、□□××」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」、ジャンル「お笑い」等の情報が記憶されている。
なお、上記ではメタデータが予め設定された状態で提供される態様を説明したが、これに限定されることなく、リモートコントローラ(以下、リモコンという)120等を介してユーザから入力された情報をメタデータとして対応するコンテンツと関連付け、録画番組記憶部105に記憶する形態としてもよい。
メタデータ取得部106は、メタデータ検索部107からの要求に応じて、全てのコンテンツ(キーコンテンツ及び他のコンテンツ)のメタデータを取得するものである。具体的に、メタデータ取得部106は、コンテンツのメタデータを録画番組記憶部105から取得する。また、メタデータ取得部106は、IPTV接続部101を介してIPTVサーバ130にメタデータを要求することで、IPTVサーバ130から配信されるコンテンツのメタデータを取得する。さらに、メタデータ取得部106は、電子番組表記憶部104に記憶されている電子番組表からコンテンツのメタデータを取得する。
メタデータ検索部107は、操作受付部111によるキーコンテンツの選択操作を表示制御部114を介して受け付けると、メタデータ取得部106で取得された全てのコンテンツ(キーコンテンツ及び他のコンテンツ)のメタデータを関連度算出部108及び表示情報生成部113に送出する。
関連度算出部108は、メタデータ検索部107から送出されたキーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、メタデータに含まれる項目(例えば、タイトルやチャンネル)毎に算出するものである。以下、関連度の算出方法について説明する。
関連度算出部108は、キーコンテンツのメタデータに含まれた各項目について、当該キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度RMを、下記式(1)を用いて算出する。
上記式(1)において、Nはメタデータ取得部106で取得可能なメタデータの総数を意味している。また、キーコンテンツに対応するメタデータM11(n)、いずれかの他のコンテンツに対応するメタデータM21(n)は、メタデータ取得部106で取得されるn番目のメタデータ(項目)を意味している。また、fan(M11(n)、M21(n))は、メタデータM11(n)とM21(n)との関連度をRMnとして返す関数であり、wanは重みを示す値(n=1、・・・、N)である。以下、RMn×wanを“項目別関連度”と表記する。
メタデータとして取得される情報は上述の通り多岐に渡るが、以下、説明を簡略化するため、メタデータは{録画日時、コンテンツのタイトル、チャンネル、ジャンル、出演者リスト}の5つの項目の集合である(N=5)とし、これら5つのメタデータを先頭からn=1、2、・・・、5であるとして説明を進める。
上記5つの項目を対象とする場合、キーコンテンツに対する他のコンテンツの関連度RMは、下記式(2)に示すように、以下の5つの項目別関連度RMn×wan(但しn=1〜5)の線形和で表すことができる。
RM1=fa1(メタデータM11の録画日時、メタデータM21の録画日時)
RM2=fa2(メタデータM11のタイトル、メタデータM21のタイトル)
RM3=fa3(メタデータM11のチャンネル、メタデータM21のチャンネル)
RM4=fa4(メタデータM11のジャンル、メタデータM21のジャンル)
RM5=fa5(メタデータM11の出演者リスト、メタデータM21の出演者リスト)
ここで、fa1は例えば、録画日時が近い程大きな値を取り、遠くなる程小さな値を取る関数である。具体的には、例えば、MO1/|rec_data(M11)−rec_data(M21)|等の関係式を用いることができる。ここで、rec_data(x)は、xの録画日時を一意の整数化する関数であり、ある基準日時を0として、そこからの経過秒数等に整数化する関数である。またMO1は任意の定数であり、|X|はXの大きさを示す関数であり、典型的には絶対値である。
なお、fa1(M11、M21)=g(rec_data(M11)−rec_data(M21))とした場合、g(x)=MO1/|X|という関数であるgを用いた例を示したが、これに限定されるものではない。L2ノルム等を使用するようなg、例えば、g(x)=MO1/||x||のようなものであってもよい。この場合、||x||は、xを構成するそれぞれの要素の差の自乗合計の平方根をとったものとなる。
また、g(x)は、シグモイド関数等を用いてもよいし、ガンマ関数等を用いてもよい。なお、上記ではメタデータM11とM21が近い時に大きな値をとるような例を示したが、これに限定されるものではない。逆に小さな値をとるように構成することとしてもよい。また、特定の条件の時に大きな値をとるような関数gを用いることもできる。
fa2は例えば、メタデータM11とM21とのタイトル文字列に同様の文字列が多く含まれている程大きな値をとるような関数で実現される。例えば、M11のタイトルが“あいうえお”、M21のタイトルが“かきうえこ”ならば、間の“うえ”の2文字が両者に含まれている。一方、“あいうえお”と“かきくけお”の場合は、1文字が両者に含まれているため、前者の方がfa2の値が大きくなる。なお、番組内容に含まれるキーワードにより関連度を判断する場合も、タイトルと同様に算出することが可能である。
以上では単純に両者に含まれている文字数の比較による例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、先頭からの共通の文字数が多い方をより大きな値をとるようにする、であるとか、共通の文字が無くても、同様の概念を含むものならば共通と見なすとかといったような条件をさらに加えることとしてもよい。後者の例としては、例えば、“野球”と“ベースボール”を同様とみなし、これらがそれぞれに含まれている場合は、共通文字列が含まれていると見なす等といったようなものである。
また、メインの文字列が同じで、サブの文字列が異なる場合には、これらは共通のシリーズのコンテンツであることが多いため、このような場合には、よりfa2の値を大きくする等といったこともあり得る。例えば、“あいうえお#2”と、“あいうえお#3”は、同じドラマコンテンツの異なる回であるとみなせるため、このような場合には、fa2の値を2倍する等といったようなものである。なお、以上での説明はあくまでも一例であり、曖昧検索等の公知の技術を用いたり、正規表現による検索等の公知の技術を用いたりすることで、以上で説明したよりも高度な比較を行うことが可能となる。
fa3は例えば、メタデータM11とM21とのチャンネルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。単純には、チャンネルが同じ場合は、値MO2を、そうでない場合には値0をとる関数として実現できる。ここで、MO2は任意の定数である。さらに拡張して、同系列のチャンネルの場合には、別の値をとるようにしてもよい。例えば、同じ系列局の場合には、値MO2/2を返す関数とすることとしてもよい。また、同系列だが放送メディアが異なるような場合には、MO2/4を返す関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
fa4は例えば、メタデータM11とM21とのジャンルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。例えば、M11とM21とが双方とも「スポーツ」というジャンルの場合、値MO3を、そうでない場合には値0を取り、さらに、M21がM11のサブジャンルである場合、例えば、M11のジャンルが「スポーツ」、M21のジャンルが「野球」である場合には、MO3/2を取るような関数とすることとしてもよい。また、M11のジャンルとM21のジャンルが直接同じでなくとも双方の親となるジャンルが同じとなる場合、例えば、M11のジャンルが「野球」、M21のジャンルが「サッカー」の場合には、双方の親ジャンルは「スポーツ」で同じであるため、MO3/4を取るといった関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
fa5はfa4と同様である。例えば、メタデータM11とM21との出演者リストが夫々「WW、XX、YY」、「XX、YY、ZZ」の場合には、共通の登場人物は2人となるため、2×MO4を取り(ここでMO4は任意の定数値)、共通の登場人物が居ない場合には0を取るような関数を用いることができる。また、登場人物にはグループも含まれるため、ある登場人物KKがグループXXのメンバであった場合、「VV、WW、XX」、「KK、YY、ZZ」のようなメタデータM11、M21があったときに、M11にはグループXXが出演、すなわち、このメンバのKKも出演、M21にはグループXXは出演していないが、メンバであるKKは出演しているため、このような場合には、MO4/2を返すようにすることとしてもよい。
同様に、登場グループや登場人物の関係が定義される場合、例えば、グループXXとグループYYは同じ所属事務所である等といったような場合には、MO4/4を返すといったようにも拡張することとしてもよい。この場合、人物とグループ間の関係又は各人物、グループの所属する所属事務所間の関係は、メタデータ内に定義されている態様としてもよいし、外部のサーバ(情報サイト)から取得する態様としてもよい。
なお、以上では、出演者リストに登場する人に対して関連度の区別をしない例を示したが、これに限定されるものではない。出演者リストに出現する順番によって、さらに重み付けされる態様としてもよい。例えば、メタデータM11の1番目に出てくる人との比較の場合は算出した関連度はそのままとし、2番目ならば関連度を1/2、3番目なら1/3とするといったように出現する順番に応じて重み付けを変化させることとしてもよい。また、メタデータM11での順番とM21での順番を両方とも加味する態様としてもよい。例えば、メタデータM11の2番目の人物と、メタデータM21の3番目の人物とを比較する場合、メタデータM11の2番目ならば1/2、メタデータM21の3番目ならば1/3となるため、トータルの関連度を1/2×1/3=1/6とするようにしてもよい。また、メタデータとして、主演等の情報を用いて、主演者に対する関連度の重み付けを変えるようにしてもよい。例えば、主演の場合には算出した関連度を2倍するといったように重み付けを変化させることができる。
グループ化情報生成部109は、操作受付部111から入力されるグループ化表示の有効/無効の指示情報に応じて、類似関係にあるコンテンツ同士が同一グループであることを示したグループ化情報を生成するものである。
グループ化情報生成部109は、グループ化表示が有効の指示情報を受け付けると、他のコンテンツ各々を比較し、類似関係にあると判定した他のコンテンツ群毎に同一のグループであることを示したグループ化情報を生成し、表示情報生成部113及び表示制御部114に送出する。
具体的に、グループ化情報生成部109は、関連度算出部108で算出されたキーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度RMの値に基づいて、所定値以上の関連度RMを有した他のコンテンツを関連コンテンツに設定する。また、グループ化情報生成部109は、メタデータ検索部107から入力される他のコンテンツのメタデータに基づいて、関連コンテンツ間の類似度を判定し、類似関係にあると判定した関連コンテンツ群毎に同一のグループであること示したグループ化情報を生成する。
ここで、グループ化情報には、同一グループと判定したメンバ(関連コンテンツ群)を特定することが可能な情報や、各グループ化情報を識別することが可能な情報が含まれているものとする。
なお、類似度の判定方法は特に問わず、公知の技術を用いる形態としてもよいし、例えば、以下の4つの条件の何れかを満たすか、若しくはその組み合わせで判定する形態としてもよい。
第1の条件としては、ユーザ又はコンテンツ提供者により予め付与されている情報が同一であることが挙げられる。この第1の条件は、シリーズもの等の一連するコンテンツ群に対しては共通の情報が付与される傾向があるためである。
第2の条件としては、コンテンツの内容の一部又は全てが同一であることが挙げられる。この第2の条件は、例えば、同一シリーズの番組等で同一のオープニング画面が含まれる傾向があるためである。なお、この条件を用いる場合、グループ化情報生成部109は、メタデータに含まれた代表画像を比較することで同一か否かを判定する。
第3の条件としては、コンテンツのメインタイトルや作品名が同一であることが挙げられる。また、第4の条件としては、番組・作品のサブタイトル、テーマやシリーズ名が同一であることが挙げられる。
また、操作受付部111からグループ化無効の旨の指示情報が入力された場合、グループ化情報生成部109は、グループ化情報の生成を行わず、処理を停止する。
キーワード抽出部110は、キーコンテンツに対する他のコンテンツの関連度RMの算出に係るメタデータの項目の中からその関連度の大きさに寄与する項目を、つながりキーワードとして他のコンテンツ毎に抽出するものである。具体的には、キーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとの間で一致(共通)するキーワード(共通キーワード)を、つながりキーワードとする。
つながりキーワードの種類は、例えば、タイトル名、人物名、ジャンル名、放送局、詳細情報等から抽出した文章や単語等である。ここで、例えば、キーワードの一致には、完全一致の他に、“野球”と“ベースボール”のように同じ内容を指すキーワードも一致とみなす。このつながりキーワードの一例を、図3を参照しながら説明する。図3は、つながりキーワードについて説明するための説明図である。同図では、他のコンテンツのメタデータに含まれるキーワードのうち「アジア」、「ヒマラヤ山脈」、「旅人」、「D」、「バラエティ」、「××TV放送」が、キーコンテンツのメタデータの中にも存在している。したがって、この場合、「アジア」、「ヒマラヤ」、「旅人」、「D」、「バラエティ」、「××TV放送」が、この他のコンテンツのつながりキーワードである。なお、図3では、上記の各つながりキーワードを、説明の便宜上、仮想線枠で囲繞して示してある。
また、キーワード抽出部110は、一つの他のコンテンツに対してつながりキーワードが複数ある場合には、キーコンテンツに対する関連度の大きさに対する寄与が大きい順につながりキーワードを表示するため優先度を設定し、つながりキーワード及びその優先度情報を表示情報生成部113に送出する。
操作受付部111は、リモコン120に備えられた操作ボタンが押下されたことを認識し、その操作内容を受け付けるものである。例えば、ユーザが複数のコンテンツから所望のコンテンツを検索し、さらにそのコンテンツと関連するコンテンツを検索する場合、表示部115に表示された電子番組表内の複数のコンテンツや、後述する一覧情報画面に配置された複数の他のコンテンツ(表示情報)から検索のキーとなるコンテンツを、リモコン120に備えられた操作ボタンで選択すると、操作受付部111は、選択されたコンテンツを検索時のキーコンテンツとして受け付ける。
なお、再生中のコンテンツをキーコンテンツとしてもよく、この場合、ユーザはコンテンツの再生中にリモコン120に備えられた操作ボタンを押下すると、操作受付部111は、その再生中のコンテンツをキーコンテンツとする選択操作、すなわちコンテンツの検索を行う旨の操作として受け付ける。
また、操作受付部111は、リモコン120に備えられた操作ボタンの操作により、表示情報の表示モードとして標準モード又は探索モードの一方の指定を受け付けると、この指定された表示モードを表示モード設定部112へ送出する。
また、操作受付部111は、リモコン120に備えられた操作ボタンの操作により、グループ化情報生成部109によるグループ化表示の有効/無効の指示を受け付けると、この指示情報をグループ化情報生成部109へ送出する。
表示モード設定部112は、表示情報の表示モードとして標準モードと探索モードとのうちの一方を設定するものである。この表示モードの設定は、例えば、図示しない記憶装置に表示モードフラグ領域を設け、標準モードの場合には表示モードフラグ領域にフラグを立てず、探索モードの場合に表示モードフラグ領域にフラグを立てるようにすることで行われる。表示モード設定部112は、例えば、ユーザがリモコン120の操作ボタンにより標準モードと探索モードとを選択的に指定可能な構成としてもよく、この選択操作を操作受付部111が受け付けた場合、指定されたモードに表示モードを設定する。
また、表示モード設定部112が行う表示モードの設定の別例として、表示モード選択メニュー画面を表示部115に表示し、ユーザによる操作機器の操作によって選択メニュー画面から表示モードが選択操作されるのを受けて行う形態としてもよい。また、この表示モードの設定の別例として、一定時間毎に標準モードと探索モードとを自動で切り替えてもよい。また、この表示モードの設定の別例として、注目コンテンツを変更した等のユーザが操作機器によって行う操作を受けた時に、所定の表示モードに切り替えるようにしてもよい。
表示情報生成部113は、グループ化情報生成部109で生成されたグループ化情報、及び、メタデータ検索部107から送出されたコンテンツ(キーコンテンツ及び他のコンテンツ)のメタデータから、各コンテンツの内容を表わす表示情報を生成するものである。
具体的に、表示情報生成部113は、グループ化情報に含まれる他のコンテンツ(関連コンテンツ)各々についてのメタデータから、一の表示情報を生成する。ここで、グループ化表示情報の生成方法としては、グループ化情報に含まれるコンテンツ群のうち、代表となる一のコンテンツのメタデータを用いることで、代表としたコンテンツの内容を表した表示情報を生成する形態としてもよい。また、各コンテンツのメタデータから共通する要素を抽出した結果を用いることで、コンテンツ群全体に共通する内容を表した表示情報を生成する形態としてもよい。
例えば、コンテンツが録画番組記憶部105に記憶された映像データの場合、表示情報生成部113は、この映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部115に表示可能とした表示情報を生成する。また、コンテンツがIPTVサーバ130から取得された映像データの場合、表示情報生成部113は、この映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部115に表示可能とした表示情報を生成する。また、コンテンツが、電子番組表記憶部104に記憶された電子番組表に含まれる場合、表示情報生成部113は、この電子番組表に基づいて、TV番組のタイトル、放送日時、チャンネル、番組内容等を、表示部115に表示可能とした表示情報を生成する。
なお、グループ化情報に含まれない単独の他のコンテンツについては、他のコンテンツのメタデータから、この他のコンテンツの内容を表す表示情報を夫々生成するものとする。
また、表示情報生成部113は、キーワード抽出部110から送出されたつながりキーワードとその優先度情報とから、つながりキーワードを示すキーワード表示情報を生成する。また、表示情報生成部113は、一つの他のコンテンツに対してつながりキーワードが複数ある場合には、キーコンテンツに対する関連度の大きさに対する寄与が大きい順に複数のつながりキーワードを並べて配置する。また、表示情報生成部113は、他のコンテンツの表示情報に当該表示情報に対応するキーワード表示情報を付加する。
また、表示情報生成部113は、表示モード設定部112により設定される表示モードに応じた表示情報を生成する。具体的に、表示情報生成部113は、設定された表示モードが“標準モード”の場合に、キーワード表示情報を含まない標準モード形式の表示情報を生成する。また、設定された表示モードが“探索モード”の場合に、キーワード表示情報を含む探索モード形式の表示情報を生成する。
標準モード形式の表示情報は、上記の表示情報のみで構成される一方、探索モード形式の表示情報は、表示情報と探索モード形式の表示情報とから構成される。即ち、標準モード形式の表示情報は、コンテンツ自体の情報を中心に表示するものであり、その内容は、代表画像、タイトル、放送局、情報チャンネル番号、ジャンル、放送日時等である。
一方、探索モード形式の表示情報は、つながりキーワードを強調して表示するものであり、コンテンツ自身の情報は、コンテンツの判別が可能な程度(例えばタイトルのみ等)で表示する。なお、探索モード形式の表示情報では、つながりキーワードのみを表示してもよい。つながりキーワードの表示方法は、例えばテキスト、アイコン、画像等である。ここで、キーワード毎にアイコンや画像が対応付けられた変換テーブルが記憶装置に記憶されており、表示情報生成部113は、その変換テーブルに基づいて、つながりキーワードをアイコンや画像に変換する。
なお、表示情報生成部113は、標準モード形式及び探索モード形式の何れの形式においても、グループ化情報に基づいて生成する表示情報については、単独の他のコンテンツのメタデータから生成した表示情報とは色調や形状等の表示形態を異ならせることで、グループ化されたものであることが視覚的に判別できるよう生成時に処理を施すものとする。
表示制御部114は、映像再生部103により送出されたコンテンツを表示部115に再生表示するものである。
また、表示制御部114は、操作受付部111がユーザからコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付けた場合、ユーザが検索を行うための、キーコンテンツの表示情報とキーコンテンツに関連性を持つ他のコンテンツの表示情報とを一覧表示した一覧情報画面を表示部115に表示する。このとき、表示制御部114は、表示モードが標準モードの場合には、表示情報として標準モード形式の表示情報を用いた一覧情報画面(以後、標準一覧情報画面ともいう)を表示する、また、表示モードが探索モードである場合には、表示情報として探索モード形式の表示情報を用いた一覧情報画面(以後、探索一覧情報画面ともいう)を表示する。これらの標準一覧情報画面及び探索一覧情報画面では、表示情報の内容は異なるが配置方法は同じである。そのため、以下では標準一覧情報画面と探索一覧情報画面とを区別しないで説明する場合には、それらを単に一覧情報画面として説明を進める。
一覧情報画面は、キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、当該キーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、リモコン120に設けられた操作ボタンとしての例えば十字キーや、キーボードの例えば十字キーによる操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報をそれぞれ配置したものである。また、一覧情報画面では、他のコンテンツ表示情報は、中心から放射方向に向けて所定の項目毎に区分けされた表示領域に、中心近傍から関連度の高い順にそれぞれ配置される。
以下、この表示情報の表示動作の詳細について、図4−1〜図10を参照して説明する。ここで、図4−1〜図10は、表示情報の表示動作の詳細に関する説明図である。なお、図5、図6は、一覧情報画面の例として標準一覧情報画面を示しており、図8は、探索一覧情報画面を示している。
まず、図4−1に示すように、表示制御部114は、キーコンテンツの表示情報C1を所望の位置に配置し、キーコンテンツの表示情報C1を中心にx軸正方向、x軸負方向、y軸正方向、y軸負方向の4軸(軸1〜4)を設定し、選択されたキーコンテンツのメタデータに含まれている項目を各軸に割り当てる。図2を参照すると、例えば、メタデータに含まれる項目としては、TV番組(コンテンツ)の「タイトル」、出演者を示す「人物」、番組内容に含まれる検索を行う際の「キーワード」、TV番組の「ジャンル」等を割り当てる。この各軸に割り当てた項目は、ユーザがキーコンテンツに関連する他のコンテンツを検索する際の指標として用いることができる。
そして、表示制御部114は、図4−2に示すように、各項目を示す各軸をそれぞれ含む任意の角度、例えば軸を含む90度で、中心にあるキーコンテンツの表示情報C1から放射方向に向けて領域を区分けすることで、各軸を含む表示領域A1〜A4を生成する。
次に、表示制御部114は、他のコンテンツの表示情報の配置先となる表示領域を、関連度算出部108で算出された項目別関連度の値に基づいて決定する。具体的には、各軸に割り当てを行った項目のうち、項目別関連度の値が最大となる項目を他のコンテンツ各々について特定し、この特定した項目が割り当てられた軸を包含する表示領域を、配置先として決定する。
なお、グループ化情報に基づいて生成された表示情報については、グループ化された各コンテンツの項目別関連度に基づいて、配置先となる表示領域を決定する。例えば、各コンテンツについて算出された項目別関連度のうち、最大値を示した項目名の表示領域を配置先としてもよいし、項目別関連度の平均値を項目毎に算出し、この平均値が最大値となった項目名の表示領域を配置先としてもよい。
次に、表示制御部114は、図5に示すように、キーコンテンツの表示情報C1の位置を中心とした同心形状に形成された複数の8角形F1、F2…上であって、リモコン120の操作ボタンやキーボードキーによる上下左右の操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報を配置先となる表示領域に配置していく。
つまり、表示制御部114は、8角形F1の頂点に、他のコンテンツの表示情報C11〜C18までの8個の表示情報を配置する。また、表示制御部114は、8角形F2の頂点には、他のコンテンツの表示情報C21、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35の8つの表示情報を配置し、それぞれの表示情報の間に、操作方向に沿うように他のコンテンツの表示情報C22、C24、C26、C28、C30、C32、C34、C36の8個の表示情報を配置する。以下同様に、8角形の頂点に他のコンテンツの表示情報を8つ配置し、それぞれの表示情報の間にさらに他のコンテンツの表示情報を配置していく。
このように他のコンテンツの表示情報を配置すると、いずれの表示情報から上下左右の操作がなされても、その操作方向に沿って、その表示情報以外の表示情報が配置されることになる。なお、図5において、他のコンテンツの表示情報C11、C13、C16、C18、C27及びC30は、グループ化情報から生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報とは異なる色調で表されている。
また、表示制御部114は、図6に示すように、他のコンテンツの表示情報を、キーコンテンツの表示情報C1が配置されている中心近傍から外側に向かって、キーコンテンツとの関連度の高い順に配置する。すなわち、表示制御部114は、図5で示すと、8角形F1上に、最もキーコンテンツとの関連度RMが高い他のコンテンツの表示情報を配置し、さらに、F2、F3…(不図示)上に、関連度RMの高い順に他のコンテンツの表示情報を配置していく。なお、表示制御部114は、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示する。なお、表示情報の配置位置及び表示サイズは、表示制御部114が予め記憶しており、キーコンテンツに対する関連度を算出した後に、他のコンテンツの表示情報を所定の表示サイズにして順番に配置していく。
結果として、表示制御部114は、図7に示すように、境界線B1と境界線B4とで囲まれた表示領域A1、境界線B1と境界線B2とで囲まれた表示領域A2、境界線B2と境界線B3とで囲まれた表示領域A3、及び、境界線B3と境界線B4とで囲まれた表示領域A4に割り当てられた表示領域の項目(各軸の項目)毎に、図7の表示情報上に示した数字の順番で他のコンテンツの表示情報を配置することで、項目毎にキーコンテンツとの関連度が高い順に中心近傍から他のコンテンツの表示情報を配置する。これにより、表示制御部114は、他のコンテンツの表示情報を各表示領域の項目毎に分類する。
なお、図7では、表示領域間の境界線B1〜B4を折れ線で表しているが、これに限らず、直線や曲線で表す形態としてもよいし、非表示とする形態としてもよい。また、各表示領域の項目名を、対応する表示領域内に表示する形態としてもよい。
表示制御部114は、このようにしてキーコンテンツの表示情報と他のコンテンツの表示情報とを配置した一覧情報画面を生成し、生成した一覧情報画面を表示部115に表示する。
ところで、図5及び図6で示した一覧表示画面は、標準モードでの一覧情報画面の一例を示した図である。一方、探索モードの場合には、図8に示すように、表示情報として探索モード形式の表示情報を用いた探索一覧情報画面を表示部115に表示する。このとき、標準一覧情報画面と探索一覧情報画面との切り替えを行っても一覧表示されるコンテンツ及びその表示情報の配置は相互に同じものである。これによって、表示制御部114は、コンテンツの標準モード形式の表示情報とそのコンテンツの探索モード形式の表示情報におけるキーワード表示情報Dとを対応付けて表示している。探索一覧情報画面には、標準一覧情報画面と同様、キーコンテンツの表示情報の位置から関連度の高い順に他のコンテンツを夫々配置してあり、さらにキーワード表示情報Dが含まれている。そのため、探索一覧情報画面では、キーコンテンツの表示情報C1の位置から関連度の高い順に他のコンテンツの配置情報を夫々配置した一覧情報画面と、キーワード表示情報Dとが表示部115に表示されることになる。
なお、図8においても図5及び図6と同様に、グループ化情報から生成された表示情報C11、C13、C16、C18、C27及びC30は、単独の他のコンテンツに係る表示情報とは異なる色調で表されている。また、探索一覧情報画面において、キーワード表示情報D中のつながりキーワード毎に表示色を変更してもよい。例えば、コンテンツのキーワード表示情報D中に表示されたつながりキーワードである「北京」、「中国」を、それぞれ赤、青等と相互に異なる色としてもよい。
表示部115は、文字や画像を表示する液晶画面(LCD)等であり、受信したTV番組等のコンテンツや記憶されているコンテンツ、電子番組表等を表示するものである。また、表示部115は、ユーザがコンテンツの検索を行うために、後述する表示情報生成部113により生成されたコンテンツの内容を表わす表示情報を表示する。
なお、表示処理装置100は、CPU(プロセッサ)、ROM、RAM、HDD等の記憶媒体を具備し(何れも図示せず)、この記憶媒体に表示処理装置100を制御するためのプログラムや設定情報が予め格納されている。記憶媒体に記憶されるプログラムは、上述した各部(放送受信部102、映像再生部103、メタデータ取得部106、メタデータ検索部107、関連度算出部108、グループ化情報生成部109、キーワード抽出部110、操作受付部111、表示モード設定部112、表示情報生成部113、表示制御部114)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、放送受信部102、映像再生部103、メタデータ取得部106、メタデータ検索部107、関連度算出部108、グループ化情報生成部109、キーワード抽出部110、操作受付部111、表示モード設定部112、表示情報生成部113及び表示制御部114がRAM上に生成されるようになっている。
次に、以上のように構成された表示処理装置100による一覧表示画面の表示処理について説明する。図9は、表示処理装置100による一覧表示画面の表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、操作受付部111は、リモコン120から、キーコンテンツの選択操作を受け付けるまで待機する(ステップS11;No)。操作受付部111が選択操作を受け付けると(ステップS11;Yes)、メタデータ取得部106は、選択されたキーコンテンツのメタデータを取得する(ステップS12)。次に、メタデータ取得部106は、キーコンテンツ以外の他のコンテンツのメタデータを取得する(ステップS13)。
続いて、関連度算出部108は、メタデータ検索部107を介し各コンテンツのメタデータを受け付けて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、キーコンテンツのメタデータに含まれる項目毎に算出する(ステップS14)。
ここで、グループ化表示の有効が指示されている場合には(ステップS15;Yes)、グループ化情報生成部109は、他のコンテンツ(関連コンテンツ)各々に対して類似度の判定を行い、グループ化情報を生成する(ステップS16)。次いで、表示制御部114は、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度及びグループ化情報に基づいて、キーコンテンツ及び他のコンテンツの表示情報を配置するための配置情報(軸や表示領域等)を生成する(ステップS17)。
一方、グループ化表示の無効が指示されている場合(ステップS15;No)、表示制御部114は、関連度算出部108で算出されたキーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度に基づいて、キーコンテンツ及び他のコンテンツの表示情報を配置するための配置情報を生成する(ステップS18)。
表示モード設定部112によって表示モードが探索モードに設定されている場合には(ステップS19;Yes)、表示情報生成部113は、つながりキーワードとその優先度情報を取得し(ステップS20)、探索モード形式の表示情報を生成する(ステップS21)。そして、表示制御部114は、探索モード形式の表示情報を配置した一覧情報画面(探索一覧情報画面)を生成し(ステップS22)、生成したその一覧情報画面を表示部115に表示する(ステップS25)。
一方、表示モード設定部112によって表示モードが探索モードではなく標準モードに設定されている場合には(ステップS19;No)、表示情報生成部113は、標準モード形式の表示情報を生成する(ステップS23)。そして、表示制御部114は、標準モード形式の表示情報を配置した一覧情報画面(標準一覧情報画面)を生成し(ステップS24)、生成したその一覧情報画面を表示部115に表示する(ステップS25)。
以上のように、本実施形態の表示処理装置100によれば、番組タイトルが同一等の類似性を有した他のコンテンツ群を一の表示情報として表示することができるため、一度に表示するコンテンツの実質的な種類を増やすことが可能である。これにより、ユーザは多種多様なコンテンツから所望のコンテンツの発見を容易に行うことができるため、コンテンツの検索に係る利便性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、類似するコンテンツをグループ化し一の表示情報で表すことで、キーコンテンツの表示情報とともに一覧表示する形態を説明した。しかしながら、グループ化されたコンテンツの表示情報を配置する場合、個々のコンテンツの関連度を反映することができないため、図7に示したような関連度に基づく配置関係が崩れる可能生がある。そこで、第2の実施形態では、グループ化されたコンテンツの表示情報の配置に関し、関連度に基づく配置関係を保持することが可能な形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付与し説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る表示処理装置200の構成を示す図である。同図に示すように、表示処理装置200は、IPTV接続部101と、放送受信部102と、映像再生部103と、電子番組表記憶部104と、録画番組記憶部105と、メタデータ取得部106と、メタデータ検索部107と、関連度算出部108と、グループ化情報生成部201と、キーワード抽出部110と、操作受付部111と、表示モード設定部112と、表示情報生成部113と、表示制御部114と、表示部115とを備えている。なお、キーワード抽出部110からグループ化情報生成部201への入力については、後述する変形例2で説明する。
グループ化情報生成部201は、上述したグループ化情報生成部109と同様の機能を有し、類似関係にある関連コンテンツ群を一覧情報画面の生成時に配置される表示領域(軸)毎にグループ化する点でグループ化情報生成部109と異なっている。
具体的に、グループ化情報生成部201は、類似関係にあると判定した関連コンテンツの各々について、関連度算出部108で算出された項目別関連度の値を参照し、この値が最大となる“n”、即ちメタデータの項目を特定する。そして、グループ化情報生成部201は、特定した項目が同一の関連コンテンツ群毎に、同一のグループであることを示したグループ化情報を生成し表示情報生成部113及び表示制御部114に送出する。
上述したように、項目別関連度の値は、表示制御部114が他のコンテンツの表示情報の配置先(表示領域)を決定する際の指標としている。そのため、項目別関連度の値が最大となった項目に基づいてグループ化することで、一覧情報画面画像生成時において配置先が同一の表示領域となる関連コンテンツ群のみで、グループ化情報を生成することができる。
図11は、本実施形態の表示処理装置200により生成された一覧情報画面の一例を示す図である。同図において、他のコンテンツの表示情報C41〜C47は、グループ化情報に基づいて生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報とは異なる色調で表されている。なお、同図ではグループ化した関連コンテンツに共通するタイトルを表示領域に表し、また、関連コンテンツが連作ものである場合にはその個数(話数又は回数)を表示情報に表している(以下同様)。
ここで、表示情報C41とC44に着目すると、同一のタイトル“タイトル2”を有するため、これらの表示情報に含まれるコンテンツは類似判定において、類似関係にあると本来判定されるものである。しかしながら、グループ化情報生成部201は、これら関連コンテンツの配置先、即ち表示領域A1と表示領域A2との軸に割り当てられる項目に基づいてグループ化を行うことで、配置先が同一の表示領域となる関連コンテンツ群毎にグループ化する。そのため、グループ化された関連コンテンツ各々の配置先は同一となるため、図11に示したように同一タイトルからなる表示情報C41及びC44が、異なる表示領域に配置されることになる。
このように、表示領域の軸に割り当てられる項目に基づいて、類似判定にあると判定した関連コンテンツのグループ化を行うことで、各関連コンテンツの配置先を保持した状態で表示情報を配置することができるため、関連度に基づく配置関係を保持することができる。
なお、本実施形態では、表示領域決定時の指標となる項目別関連度、即ち表示領域の軸に割り当てられる項目に基づいて、グループ化する関連コンテンツを選別する形態としたが、これに限らず、他の指標に基づいてグループ化する関連コンテンツを選別する形態としてもよい。以下、本実施形態の変形例として、他の指標を用いてグループ化を行う形態について説明する。
[変形例1]
本実施形態の変形例1について説明する。本変形例では、類似関係にある関連コンテンツ群を、関連度RMの値に基づいてグループ化する形態について説明する。
本変形例に係るグループ化情報生成部201では、類似関係にあると判定した関連コンテンツの各々について、関連度算出部108で算出されたキーコンテンツに対する関連度RMの値を参照し、この値が同一となった関連コンテンツ群毎に同一のグループであることを示したグループ化情報を生成する。
上述したように、関連度RMの値は、表示制御部114が他のコンテンツの表示情報を表示領域内のどの位置に割り当てるかを決定する際の指標としている。そのため、関連度RMの値が同一の関連コンテンツをグループ化することで、表示領域内での配置位置が略同等となる関連コンテンツにより、グループ化情報を生成することができる。これにより、キーコンテンツの表示情報からの配置距離を保持した状態で、グループ化された関連コンテンツの表示情報を配置することができるため、関連度に基づく配置関係を保持することができる。
[変形例2]
次に、本実施形態の変形例2について説明する。本変形例では、類似関係にある関連コンテンツ群を、つながりキーワードの同一性に基づいてグループ化を行う形態について説明する。なお、本変形例では、図10に示したように、キーワード抽出部110により抽出されたつながりキーワードが、グループ化情報生成部201に入力されるよう構成されているものとする。
本変形例のグループ化情報生成部201は、類似関係にあると判定した関連コンテンツの各々について、キーワード抽出部110により抽出されたつながりキーワードを参照し、このつながりキーワードが同一の関連コンテンツ群毎に同一のグループであることを示したグループ化情報を生成する。
上述したように、つながりキーワードは、関連度RMの算出に係るメタデータの項目の中からその関連度の大きさに寄与する項目を抽出したものである。そのため、つながりキーワードが同一の関連コンテンツ毎にグループ化することで、表示領域内での配置位置が同様となる関連コンテンツ群によりグループ化情報を生成することができる。
図12は、本変形例の表示処理装置200により生成された一覧情報画面の一例を示す図である。同図において、他のコンテンツの表示情報C51〜C58は、グループ化情報から生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報(例えば、C61)とは異なる色調で表されている。また、同図ではキーワード抽出部110により抽出されたつながりキーワードをキーワード表示情報Dとして表している。
ここで、表示情報C53と表示情報C61とに着目すると、同一のタイトル“タイトル1”を有するため、これらの表示情報に対応するコンテンツは、類似判定において類似関係にあると本来判定されるものである。しかしながら、グループ化情報生成部201は、これらコンテンツのつながりキーワードに基づいてグループ化を行うことで、つながりキーワードが同一の関連コンテンツ群毎にグループ化する。そのため、図12に示したようにつながりキーワードが異なるものがグループ化のメンバから外されるため、表示情報C53とC61とが分別されることになる。
このように、つながりキーワードの同一性に基づいて、類似判定にあると判定した関連コンテンツのグループ化を行うことで、各関連コンテンツの配置先を保持した状態で表示情報を配置することができるため、関連度に基づく配置関係を保持することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。上述した実施形態では、類似関係にあると判定した関連コンテンツ同士をグループ化し、一の表示情報で表す形態を説明した。しかしながら、この形態では、配置先となる表示領域によっては、その表示領域を有効に活用できない場合がある。
例えば、グループ化されるコンテンツ群は、そもそもキーコンテンツにタイトル名等が類似しているコンテンツ群であるためこれらをグループ化してしまうと、項目が“タイトル名”の表示領域に配置される表示情報の個数が極端に少なくなる場合がある。また、ある表示領域に配置される表示情報自体が少ない場合、この表示領域へ表示情報が配置されるはずのコンテンツをグループ化してしまうと、表示情報の個数が極端に少なくなる場合がある。これらの例の場合、表示領域が無駄に空いてしまうため、多数の表示情報を表示させるために確保した表示領域を有効に活用できない。
そこで、第3の実施形態では、表示領域を有効に活用することが可能な形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の要素については、同じ符号を付与し説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る表示処理装置300の構成を示す図である。同図に示すように、表示処理装置300は、IPTV接続部101と、放送受信部102と、映像再生部103と、電子番組表記憶部104と、録画番組記憶部105と、メタデータ取得部106と、メタデータ検索部107と、関連度算出部108と、グループ化情報生成部301と、キーワード抽出部110と、操作受付部111と、表示モード設定部112と、表示情報生成部113と、表示制御部114と、表示部115とを備えている。
グループ化情報生成部301は、上述したグループ化情報生成部109と同様の機能を有し、一覧情報画面の生成時において所定の表示領域に配置される関連コンテンツ(表示情報)については、グループ化を行わないよう制御する点で異なっている。
具体的に、グループ化情報生成部301は、類似関係にあると判定した関連コンテンツの各々について、関連度算出部108で算出された項目別関連度の値を参照し、この値が最大となる“n”、即ちメタデータの項目名を特定する。そして、グループ化情報生成部301は、この特定した項目名が所定の条件を満たす場合に、当該項目名について特定した関連コンテンツ群のグループ化を抑制する。
ここで、所定の条件に該当する項目としては、例えば、一覧情報画面の生成時において、表示領域に配置される表示情報の個数が予め定めた閾値を下回る場合に、この表示領域が包含する軸に割り当てる項目名とすることができる。より具体的な実現方法としては、全ての他のコンテンツ各々について、関連度算出部108で算出された項目別関連度の各値を参照し、その値が最大となった項目毎の個数を集計する。そして、この集計結果が予め定めた閾値を下回った項目を、グループ化を行わないものと定めることができる。
また、他の例としては、リモコン120等を介してユーザから明示的に入力された項目を、グループ化を行わないものと定める形態としてもよい。
図14は、本実施形態の表示処理装置300により生成された一覧情報画面の一例を示す図である。同図において、他のコンテンツの表示情報C71〜C76は、グループ化情報から生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報(例えば、C81〜C85)とは異なる色調で表されている。
ここで、表示領域に配置される表示情報の個数が6未満の場合にグループ化を行わないよう予め設定されていたとすると、グループ化情報生成部301は、表示領域A3に配置される表示情報C81〜C85のコンテンツがこの条件に該当すると判断し、これらの表示情報についてはグループ化を行わないよう制御する。そのため、グループ化情報生成部301は、表示領域A3に配置されるタイトルが同一(タイトル14)の関連コンテンツに対しグループ化を行わず、その結果として単独の表示情報C81〜C85が表示領域A3に配置されることなる。
このように、表示領域に配置される表示情報の個数が所定の閾値を下回る場合に、その表示領域に配置される関連コンテンツのグループ化を抑制することで、表示領域が無駄に空いてしまうことを防止することができるため、表示領域を有効に活用することができる。
また、図15は、本実施形態の表示処理装置300により生成された一覧情報画面の他の例を示す図である。同図において、他のコンテンツの表示情報C91〜C95は、グループ化情報から生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報(例えば、C101〜C109)とは異なる色調で表されている。
ここで、表示領域A2に含まれる軸に割り当てられた項目名(例えば、タイトル)に対し、グループ化を行わないよう予め設定されていたとすると、グループ化情報生成部301は、表示領域A2に配置される表示情報C101〜C109に係るコンテンツが条件に該当すると判断し、これらのコンテンツ群についてはグループ化を行わないよう制御する。そのため、表示領域A2の項目に関連するコンテンツでは、タイトル名が同一のコンテンツであってもグループ化は行われず、“タイトル1”の表示情報C102、C103、C104及びC107や、“タイトル2”の表示情報C105及びC106のように、表示情報が個別に配置されることになる。
このように、特定の項目についてはグループ化を抑制することで、当該項目が割り当てられた軸の表示領域に配置される関連コンテンツ各々について、表示情報を個別に生成させることができる。
[第4の実施形態]
以下、第4の実施形態について説明する。上述した実施形態では、類似するコンテンツ同士をグループ化することで一の表示情報で表す形態を説明した。この形態の場合、例えば、キーコンテンツとの関連度が高い関連コンテンツについては、表示情報を個別に確認するようなユーザの需要が考えられる。そこで、本実施形態では、キーコンテンツとの関連度が所定の閾値を下回った関連コンテンツについてのみグループ化を行うことが可能な形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の要素については、同じ符号を付与し説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る表示処理装置400の構成を示す図である。同図に示すように、表示処理装置400は、IPTV接続部101と、放送受信部102と、映像再生部103と、電子番組表記憶部104と、録画番組記憶部105と、メタデータ取得部106と、メタデータ検索部107と、関連度算出部108と、グループ化情報生成部401と、キーワード抽出部110と、操作受付部111と、表示モード設定部112と、表示情報生成部113と、表示制御部114と、表示部115とを備えている。
グループ化情報生成部401は、上述したグループ化情報生成部109と同様の機能を有し、キーコンテンツとの関連度が所定の閾値を下回った関連コンテンツについてグループ化を行う点で異なっている。
具体的に、グループ化情報生成部401は、類似関係にあると判定した関連コンテンツの各々について、関連度算出部108で算出されたキーコンテンツに対する関連度RMの値を参照し、この値が所定の閾値を下回った関連コンテンツ同士に対してのみ同一のグループであることを示したグループ化情報を生成する。なお、グループ化を行うか否かの判定の指標となる閾値は、任意の値を設定することが可能である。
図17は、本実施形態の表示処理装置400により生成された一覧情報画面の一例を示す図である。同図において、他のコンテンツの表示情報C111〜C114は、グループ化情報から生成された表示情報であって、単独の他のコンテンツに係る表示情報(例えば、C121〜C125)とは異なる色調で表されている。
上述したように、他のコンテンツの表示情報は、キーコンテンツの表示情報C1の配置位置から離れるにつれて、当該キーコンテンツとの関連度が低くなっている、ここで、グループ化情報生成部401は、同一のタイトル“タイトル1”を有する関連コンテンツ群のグループ化を行う際に、各関連コンテンツについての関連度RMが所定の閾値を下回ったものをグループ化する。その結果、表示領域A2に示すように、所定レベルまでの関連度を有した関連コンテンツの表示情報C121、C122、C123が個別に生成され、該当する位置に配置されることになる。一方、所定レベルを下回る比較的関連度の低い関連コンテンツについては、グループ化情報生成部401によりグループ化が行われるため、このグループ化情報から生成された表示情報C112が、該当する位置に配置されることになる。
また、“タイトル8”を有する関連コンテンツ群についても同様に、関連度RMが所定の閾値を下回ったものをグループ化する。その結果、表示領域A4に示すように、所定レベル以上の関連度を有した関連コンテンツの表示情報C124、C125が個別に生成され、該当する位置に配置される。一方、所定レベルを下回る比較的関連度の低い関連コンテンツ群については、グループ化情報生成部401によりグループ化が行われるため、このグループ化情報から生成された表示情報C113が、該当する位置に配置されることになる。
このように、関連度RMが所定の閾値を下回った関連コンテンツに対してのみグループ化を行うため、比較的関連度が高い関連コンテンツについては当該関連コンテンツの各々について表示情報を個別に生成することができる。
[第5の実施形態]
以下、第5の実施形態について説明する。上述した実施形態では、キーコンテンツの選択時に、このキーコンテンツに関連する他のコンテンツの中から類似関係にある関連コンテンツ同士をグループ化する形態について説明した。本実施形態では、電子番組表記憶部104や録画番組記憶部105等の各コンテンツについて、類似関係にあるコンテンツ群を予めグループ化しておく形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の要素については、同じ符号を付与し説明を省略する。
図18は、本実施形態に係る表示処理装置500の構成を示す図である。同図に示すように、表示処理装置500は、IPTV接続部101と、放送受信部102と、映像再生部103と、電子番組表記憶部104と、録画番組記憶部105と、メタデータ取得部501と、メタデータ検索部107と、関連度算出部502と、グループ化情報生成部503と、キーワード抽出部110と、操作受付部111と、表示モード設定部112と、表示情報生成部505と、表示制御部506と、表示部115とを備えている。
メタデータ取得部501は、メタデータ取得部106と同様の機能を有するとともに、電子番組表記憶部104、録画番組記憶部105及びIPTVサーバ130等からコンテンツのメタデータを所定時間毎に取得し、関連度算出部502に送出する。
関連度算出部502は、関連度算出部108と同様の機能を有するとともに、メタデータ取得部501で取得された各コンテンツのメタデータに基づいて、各コンテンツ間の関連度RMを、メタデータに含まれる項目(例えば、タイトルやチャンネル)毎に算出する。なお、関連度RMの算出方法は関連度算出部108と同様であるとする。
グループ化情報生成部503は、関連度算出部502で算出された各コンテンツ間の関連度RMの値に基づき、所定値以上の関連度RMを有するコンテンツを関連コンテンツに設定する。また、グループ化情報生成部503は、メタデータ取得部501から入力される各コンテンツのメタデータに基づいて、関連コンテンツ同士の類似度を算出し、類似関係にあると判定した関連コンテンツ群について、同一のグループであること示したグループ化情報を生成する。
また、グループ化情報生成部503は、類似関係にあると判定した関連コンテンツ群について、関連コンテンツ各々のメタデータから一の新たなメタデータを生成するとともに、当該関連コンテンツ群全体の関連度を設定し、対応するグループ化情報に含めてグループ化情報記憶部504に記憶する。
ここで、新たなメタデータの生成方法としては、例えば、類似関係にある関連コンテンツ各々のメタデータの論理積(AND)又は論理和(OR)を取ることで生成することができる。また、関連コンテンツ群全体の関連度としては、種々の形態が考えられるが、例えば、代表となる関連コンテンツの関連度(及び項目別関連度)を関連コンテンツ群全体の関連度としてもよいし、関連コンテンツ各々について算出された項目別関連度の最大値を抽出し、これら項目別関連度の最大値の和を関連コンテンツ群全体の関連度としてもよい。
グループ化情報記憶部504は、グループ化情報生成部503で生成されたグループ化情報を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。
表示情報生成部505は、上述した表示情報生成部113と同様の機能を有するとともに、グループ化情報記憶部504に記憶された各グループ化情報のメタデータから、このグループ化情報に示された関連コンテンツ全体の内容を表す一の表示情報を夫々生成する。なお、表示情報生成部505は、グループ化情報に示された関連コンテンツの各々については、個別に表示情報を生成しないよう排他制御を行うものとする。
表示制御部506は、上述した表示制御部114と同様の機能を有するとともに、表示情報生成部505でグループ化情報に基づいて生成された表示情報を、このグループ化情報に含まれた関連度(個別関連度)に基づいて配置した一覧情報画面を生成し、表示部115に表示する。
次に、以上のように構成された表示処理装置500による表示情報の表示処理について説明する。図19は、表示処理装置500による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、本処理の前提として、グループ化情報生成部503は、類似関係にあると判定した各関連コンテンツ群について、同一のグループであること示したグループ化情報と当該関連コンテンツ群を表す一のメタデータとを生成し、これらを関連付けてグループ化情報記憶部504に記憶しているものとする(ステップS31)。
操作受付部111は、リモコン120から、キーコンテンツの選択操作を受け付けるまで待機する(ステップS32;No)。操作受付部111が選択操作を受け付けると(ステップS32;Yes)、メタデータ取得部501は、選択されたキーコンテンツのメタデータを取得する(ステップS33)。次に、メタデータ取得部501は、キーコンテンツ以外の他のコンテンツのメタデータを取得する(ステップS34)。
続いて、関連度算出部502は、メタデータ検索部107を介し各コンテンツのメタデータを受け付けると、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、キーコンテンツのメタデータに含まれる項目毎に算出する(ステップS35)。
ここで、グループ化表示の有効が指示されている場合には(ステップS36;Yes)、グループ化情報生成部503は、他のコンテンツ(関連コンテンツ)各々に対して類似度の判定を行い、グループ化情報を生成する(ステップS37)。次いで、表示制御部506は、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度及びグループ化情報に基づいて、キーコンテンツ及び他のコンテンツの表示情報を配置するための配置情報(軸や表示領域等)を生成する(ステップS38)。
一方、グループ化表示の無効が指示されている場合(ステップS36;No)、表示制御部506は、関連度算出部502で算出されたキーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度に基づいて、キーコンテンツ及び他のコンテンツの表示情報を配置するための配置情報を生成する(ステップS39)。
表示モード設定部112によって表示モードが探索モードに設定されている場合には(ステップS40;Yes)、表示情報生成部505は、つながりキーワードとその優先度情報を取得し(ステップS41)、探索モード形式の表示情報を生成する(ステップS42)。そして、表示制御部506は、探索モード形式の表示情報を配置した一覧情報画面(探索一覧情報画面)を生成し(ステップS43)、生成したその一覧情報画面を表示部115に表示する(ステップS46)。
一方、表示モード設定部112によって表示モードが探索モードではなく標準モードに設定されている場合には(ステップS40;No)、表示情報生成部505は、標準モード形式の表示情報を生成する(ステップS44)。そして、表示制御部506は、標準モード形式の表示情報を配置した一覧情報画面(標準一覧情報画面)を生成し(ステップS45)、生成したその一覧情報画面を表示部115に表示する(ステップS46)。
以上のように、本実施形態の表示処理装置500によれば、番組タイトルが同一等の類似性を有した他のコンテンツ群を一の表示情報として表示することができるため、一度に表示するコンテンツの実質的な種類を増やすことが可能である。これにより、ユーザは多種多様なコンテンツから所望のコンテンツの発見を容易に行うことができるため、コンテンツの検索に係る利便性を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加、組み合わせ等が可能である。
例えば、第1〜第4の実施形態のグループ化情報生成部が行うグループ化の方法を、リモコン120からの指示に応じて、選択的に又は組み合わせて用いる形態としてもよい。
また、上記実施形態の表示処理装置で実行されるプログラムは、表示処理装置が備える図示しない記憶媒体に予め格納されているものとするが、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される形態としてもよい。
また、上記実施形態の表示処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の表示処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。