JP2011141459A - 情報提供システムおよび情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を有さない情報提供装置であってもインターネットを楽しむことができる情報提供システムを提供する。
【解決手段】利用者がインターネットコンテンツを指定するための指定手段を有する利用者端末30と、利用者端末30により指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換する音声変換手段とこの音声データを含む楽曲トラックを生成する楽曲トラック生成手段とを有するサーバ50と、サーバ50が有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを音声にて再生する再生手段を有する情報提供装置10とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】利用者がインターネットコンテンツを指定するための指定手段を有する利用者端末30と、利用者端末30により指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換する音声変換手段とこの音声データを含む楽曲トラックを生成する楽曲トラック生成手段とを有するサーバ50と、サーバ50が有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを音声にて再生する再生手段を有する情報提供装置10とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報提供装置から音声にてインターネットコンテンツを提供させるための情報提供システムおよびこのシステムに用いる情報提供装置に関するものである。
従来の情報提供装置としては、あらかじめ登録されたウェブサイトに順次接続して接続したインターネットコンテンツから文字情報を取得し、この取得した文字情報を音声として読上げるものがある。なお、先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、従来の情報提供装置のようにインターネットへ接続機能を備える情報提供装置であれば利用者は音声にてインターネットを楽しむことができるが、楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を備えていない情報提供装置では、利用者はインターネットを楽しむことができないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を有さない情報提供装置であってもインターネットを楽しむことができる情報提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、利用者がインターネットコンテンツを指定するための指定手段を有する利用者端末と、前記利用者端末により指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換する音声変換手段とこの音声データを含む楽曲トラックを生成する楽曲トラック生成手段とを有するサーバと、前記サーバが有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを音声にて再生する再生手段を有する情報提供装置とを備えるものである。
本発明は、利用者が利用者端末によりインターネットコンテンツを指定し、サーバが、この指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換してこの音声データを含む楽曲トラックを生成する。情報提供装置は楽曲再生機能を有するものであるので楽曲トラックを再生することができる。これにより、本発明の情報提供システムは、楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を有さない情報提供装置であっても、インターネットを楽しむことができるという効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態における情報提供システムについて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態における情報提供システムのブロック図である。
図1に示す情報提供システム1は、楽曲再生機能を有し、かつ、インターネット接続機能を有さない車載用情報提供装置10により音声にてインターネットコンテンツを提供させるためのものである。
車載用情報提供装置10は、通信端末20を経由して各種データを取得する。情報提供システム1の利用者は、利用者端末30により車載用情報提供装置10で音声にて再生するためのインターネットコンテンツの設定を行う(以下、「カスタマイズ設定」と称す)。利用者端末30は、例えば、利用者が所有するパーソナルコンピュータである。
この利用者端末30により設定された情報(以下、「カスタマイズ情報」と称す)はインターネット40を経由してサーバ50に送信される。サーバ50は、カスタマイズ情報に基づき各種インターネットコンテンツを有するウェブサイトへアクセスする。続いて、サーバ50は、取得したインターネットコンテンツから文字情報を抽出した後、この文字情報を音声データへ変換する。さらに、サーバ50は、変換した音声データを含む楽曲トラックを生成する。これら一連のサーバ50の処理を、以下「テキスト音声変換」と称す。
ここで、「楽曲トラック」とは携帯型音楽プレーヤなどの楽曲再生装置で音楽を再生するために作成された、1曲ごとの音声データを含むデータである。楽曲トラックには、音声データ以外に曲名、歌詞などを表すテキストデータ、および、アルバム、アーチストの画像などを表す画像データを含むことができる。サーバ50は、楽曲トラックおよびその他付加情報をユーザごとに蓄積する(以下、蓄積した情報を「ユーザ蓄積情報」と称す)。
車載用情報提供装置10は、通信端末20、基地局60、および、インターネット40を経由して、サーバ50に蓄積されたユーザ蓄積情報を取得する。車載用情報提供装置10は、取得したユーザ蓄積情報を車載用情報提供装置10の利用者の操作に応じて再生する。以下、各部を詳述する。
図1に示す車載用情報提供装置10は、車両に搭載される楽曲再生機能を有する装置である。ここで、「楽曲再生機能」とは、音楽を車両内に設置したスピーカから再生する機能であり、例えば、CDの再生が挙げられる。CDの再生以外に、USBメモリ、または、携帯型音楽プレーヤに蓄積された楽曲トラックを再生する機能も含まれる。
ここで、本実施の形態における車載用情報提供装置10は、楽曲再生機能以外にラジオ受信機能などを有することができるが、インターネット接続機能は有さない。
車載用情報提供装置10の内部構成を詳説する。車載用情報提供装置10は通信端末20を経由してユーザ蓄積情報を取得する通信装置11を備える。(通信装置11は「受信手段」に相当)。取得したユーザ蓄積情報は、記憶装置12に蓄積される。
記憶装置12は、例えば、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記憶媒体である。
制御装置13が通信装置11の制御を行う。また、制御装置13は、記憶装置12からユーザ蓄積情報を読み出すこともできる。
制御装置13は、利用者による操作入力装置14の操作に応じて、記憶装置12からユーザ蓄積情報を読み出し、これに含まれている画像データを表示装置15へ表示する。表示装置15は、例えば、車載用情報提供装置10が備える液晶ディスプレイである(表示装置15は「画像表示手段」に相当)。
また、制御装置13は、利用者による操作入力装置14に応じて、記憶装置12からユーザ蓄積情報を読み出し、これに含まれている音声データをスピーカ16へ出力する(スピーカ16は「再生手段」に相当)。
操作入力装置14は、例えば、車載用情報提供装置10が備える物理的なキーである(操作入力装置14は「操作手段」に相当)。物理的なキーとは、例えば、あらかじめ登録されたラジオチャネルを選択するために複数のキーで構成されたプリセットキーである。その他、操作入力装置14には、車両の運転者が運転中に各種操作をするためにハンドルに設置されたハンドルキーも含まれる。
次に、図1に示す通信端末20について説明する。通信端末20は無線通信にて基地局60と各種データを送受信するためのものである。通信端末20は、例えば、携帯電話や無線LANなどである。基地局60は、インターネット40を経由してサーバ50と接続される。無線で通信することにより、車載用情報提供装置10は、車両の走行中であっても随時サーバ50からユーザ蓄積情報を取得してインターネットコンテンツを提供することができる。
次に、図1に示す利用者端末30について説明する。利用者端末30は、インターネットコンテンツを再生させる車載用情報提供装置10の品番を特定する品番特定手段と、車載用情報提供装置10で再生させたいインターネットコンテンツのジャンルを選択させる指定手段とを備える。利用者端末30の利用者は、例えば、車載用情報提供装置10が搭載される車両の運転者が想定される。
ここで、「インターネットコンテンツ」とは、例えば、ウェブサーバ上に蓄積された文字情報、音声情報、画像情報などをいう。また、「インターネットコンテンツのジャンル」とはインターネットコンテンツの種類をいい、例えば、電子メール、地図上の施設情報、インターネットラジオ、ブログなどがある。
また、利用者端末30は、インターネットコンテンツのジャンルを選択する以外に、車載用情報提供装置10で再生する楽曲トラックの再生順を指定するプレイリストを作成することもできる。これら、インターネットコンテンツのジャンル、プレイリスト等の情報はカスタマイズ情報としてインターネット40を経由してサーバ50へ送信される。
次に、図1に示すサーバ50について説明する。サーバ50は、例えば、専用のセンターに設置された大型コンピュータである。サーバ50はインターネット40を経由して利用者端末30と接続している。
サーバ50は、音声変換手段、楽曲トラック生成手段、および、画像抽出手段を備える。音声変換手段はインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換する手段である。
また、画像抽出手段は、インターネットコンテンツに含まれる画像情報を抽出する手段である。画像情報は、例えば、JPEG形式で作成された写真、または、イラストなどである。
楽曲トラック生成手段は、音声変換手段で変換された音声データ、および、画像抽出手段により抽出された画像情報を含む楽曲トラックを生成するものである。
サーバ50は、生成した楽曲トラック、および、カスタマイズ情報に含まれるプレイリストをユーザごとにまとめて、ユーザ蓄積情報として記憶する。
以上のように構成された情報提供システム1について、図2を用いてその処理動作を説明する。図2は本発明の一実施の形態における情報提供システム1のフロー図である。
まず最初に、利用者は利用者端末30にてカスタマイズ設定を行う(S10)。続いて、利用者端末30にて作成されたカスタマイズ情報はサーバ50へ送信される。サーバ50はインターネットコンテンツの文字情報を音声データへ変換し、これを含む楽曲トラックを生成し、ユーザ蓄積情報として蓄積する(S20)。車載用情報提供装置10は、サーバ50からユーザ蓄積情報を取得して、利用者の操作に応じて音声にてインターネットコンテンツを再生する(S30)。
以下、図2のフローのそれぞれの処理動作について詳説する。
まず、図2のS10の処理動作について図3〜図7を用いて説明する。図3は本実施の形態における利用者端末30における動作を説明するためのフロー図である。
また、図4は利用者端末30の表示画面を説明するための図であり、図5は車載用情報提供装置10の各種キーを説明するための図、図6は車載用情報提供装置10のハンドルキーを説明するための図、図7は利用者端末30が送信するカスタマイズ情報のデータ構造を説明するための図である。
利用者は利用者端末30にてカスタマイズ設定を開始すると、最初にインターネットコンテンツを再生させたい車載用情報提供装置10の品番を選択する(S101)。図4の画面301は、利用者端末30の表示画面の一例である。利用者は品番選択画面302から車載用情報提供装置10の品番を選択する(品番選択画面302は「品番特定手段」に相当)。
利用者が所有する車載用情報提供装置10の品番が存在しない場合(S102でNO)、カスタマイズ設定は終了する。
一方、利用者が所有する車載用情報提供装置10の品番が存在する場合(S102でYES)、品番確認画面303に選択された車載用情報提供装置10の操作キーに関する情報が提示される。この品番確認画面303には操作キーの種類、数などの情報が表示される。
図5は品番確認画面303に示される車載用情報提供装置10の操作キーの一例である
。この車載用情報提供装置10は、操作キーとしてソース選択キー101、バンド選択キー103、6つのプリセットキー104a〜104fを備える。さらに、ディスプレイ102とUSBコネクタ105とを備える。
。この車載用情報提供装置10は、操作キーとしてソース選択キー101、バンド選択キー103、6つのプリセットキー104a〜104fを備える。さらに、ディスプレイ102とUSBコネクタ105とを備える。
利用者はこれら各キーの機能をコンテンツ割当画面304で確認しながら、所望するインターネットコンテンツと操作キーの対応をこの画面にて設定する。
図4のコンテンツ割当画面304においては、ソース選択キー101にてインターネットコンテンツのジャンルを選択する機能を、バンド選択キー103ではプレイリストを選択する機能を、プリセットキー104a〜104fはインターネットコンテンツ自体を選択する機能を有することが表示される。
利用者は、車載用情報提供装置10で再生させたいインターネットコンテンツのジャンルを選択(S103)した後、コンテンツを含めたいプレイリストを選択(S103)する。その次に、インターネットコンテンツ自体の選択(S104)を行った後、インターネットコンテンツに割当てるプリセットキーの選択(S105)を行う。
図4ではインターネットコンテンツのジャンルとして「ニュース」が選択され、プレイリストとして「プレイリスト3」が選択され、コンテンツとして「C局」が選択され、プリセットキーとして「プリセットキー5」が選択されている。このように、利用者は任意にどのキーにどのコンテンツを割当てるかを決定することができる。
任意にキーを割当てる以外に、利用者はインターネットコンテンツのジャンルに基づいてプレイリストに自動でコンテンツを割当てることができる。このとき利用者は、コンテンツ割当画面304のS103にてジャンルを選択した後、「自動割当」を選択することができる。「自動割当」が選択された場合、利用者には音声または文字情報にてどのような基準で割当てがされたかを示す割当ルールが報知される。
利用者端末30は、インターネットコンテンツのジャンルに基づいた割当ルールにてプレイリストを作成する。
車載用情報提供装置10が有する操作入力装置14は、後述するようにプレイリストの再生順に応じて利用者に選択させるものである。利用者は、利用者端末30にてカスタマイズ設定をする際に割当ルールを確認しているため車載用情報提供装置10にてプリセットキー104a〜104fにてインターネットコンテンツを再生する際にキーとコンテンツの関係が予測しやすくなる。
自動割当についての一例を示す。例えば、図7に示すように、インターネットコンテンツのジャンルが電子メールである場合に自動割当を選択したとき、割当ルールとして「送信者別にソートする」ことができる。利用者端末30はプレイリスト名として送信者名を選択し、プリセットキー104a〜104fに同一の送信者からの電子メールをコンテンツとして割当てるようにする。
ジャンルが「電子メール」の際に割当ルール「送信者別にソート」する場合を説明したが、ジャンルが「電子メール」の場合であっても、異なる割当ルール(例えば、「送信日時でソートなど」)とすることもできる。
利用者端末30が作成するプレイリストの下位階層に含まれるコンテンツ数は、S101で選択した車載用情報提供装置10が有するプリセットキーの数以下となるように自動設定される。このようにすることにより、インターネットコンテンツを車載用情報提供装
置10にて再生できなくなることを未然に防止することができるという効果を奏する。
置10にて再生できなくなることを未然に防止することができるという効果を奏する。
なお、S103〜S106ではインターネットコンテンツ自体を選択する機能をプリセットキー104a〜104fに割当てたが、プリセットキーの代わりに、図6に示すようなハンドル106に取り付けられたハンドルキー107に割当てることもできる。
なお、S103〜S106にて一連の設定が終わると、利用者はカスタマイズを終了してよいか判断する(S107)。カスタマイズを終了しない場合(S107でNO)、利用者は再度S103の選択を行う。カスタマイズを終了する場合(S107でYES)、利用者はカスタマイズ情報確認画面305にて設定を確認する(S108)。
S108での確認の後、利用者は図4の「サーバへ送信」を選択する(S109)。S109を実行すると利用者端末30はインターネット40を経由してカスタマイズ情報をサーバ50へ送信する。
図7はカスタマイズ情報の一例である。カスタマイズ情報は階層構造となっており、上位階層から
ジャンル名、プレイリスト名、プリセットキー名とプリセットキーに割当てられるインターネットコンテンツの見出しとそのURLという構造となっている。
ジャンル名、プレイリスト名、プリセットキー名とプリセットキーに割当てられるインターネットコンテンツの見出しとそのURLという構造となっている。
次に、図2のS20の処理動作について図8、図9を用いて説明する。図8はサーバ50の動作を説明するためのフロー図であり、図9はサーバ50が送信するユーザ蓄積情報のデータ構造を説明するための図である。
サーバ50は、利用者端末30からカスタマイズ情報を受信すると、この情報に含まれるインターネットコンテンツの所在を示すウェブサイトにアクセスしてインターネットコンテンツを取得する(S201)。
S201に続いて、サーバ50は、所得したコンテンツから画像データを抽出(S202)した後、文字情報の抽出を行う(S203)。
S203の次にサーバ50は、抽出した文字情報を音声データへ変換する(S204)。S204の次にサーバ50は、S202にて抽出した画像データおよびS204で変換した音声データをパッキングして楽曲トラックを生成する(S205)。
S201〜S205の処理は、カスタマイズ情報に含まれるすべてのインターネットコンテンツについて行われる(S206)。
すべてのインターネットコンテンツについて変換が完了すると(S206でYES)、サーバ50は楽曲トラックおよびカスタマイズ情報に含まれたプレイリストの情報をユーザごとにまとてめユーザ蓄積情報として記憶する(S207)。以上でテキスト音声変換は完了する。
図9にユーザ蓄積情報の一例を示す。ユーザ蓄積情報には、楽曲トラックの集合であるトラックデータと、プレイリストデータとで構成される。
各楽曲トラックは、S204にて変換された音声データが記憶される「オーディオデータ」の領域と、楽曲トラックの見出しを文字情報で記憶する「テキストデータ」の領域、および、S202にて抽出された画像データが記憶される領域を有する。また、図9の「プレイリストデータ」はカスタマイズ情報から作成された楽曲トラックの再生順を示すデ
ータである。
ータである。
最後に、図2のS30の処理動作について図10〜図12を用いて説明する。図10は車載用情報提供装置10の動作を説明するためのフロー図であり、図11は車載用情報提供装置10のソース選択を説明するための図であり、図12は車載用情報提供装置10のコンテンツ選択を説明するための図である。
車載用情報提供装置10にて、インターネットコンテンツの音声による提供を開始場合、最初に車載用情報提供装置10はサーバ50からユーザ蓄積情報を取得する(S301)。
S301の次に、車載用情報提供装置10は、操作入力装置14が利用者により操作されたか否かを判断する(S302)。
操作がされていない場合(S302でNO)、車載用情報提供装置10はS302を再度実行する。操作がされた場合(S302でYES)、車載用情報提供装置10は、操作に応じてユーザ蓄積情報からプレイリストを読出し(S303)、このプレイリストに基づき再生する楽曲トラックを選択して再生する(S304)。
車載用情報提供装置10は、電源がOFFされた場合(S305でYES)、音声による提供を終了する。一方、車載用情報提供装置10は、電源がOFFされていない場合(S305でNO)、再度S302を実行する。
次にS302〜S304の処理の一例を図11および図12に示す。利用者がソース選択キー101を押すと図11に示す順でソースが切替わる。図11の「ニュース」、「電子メール」、および「インターネットラジオ」はインターネットコンテンツのジャンルに相当する。
例えば、ソース選択キー101にて「ラジオ」が選択された場合、バンド選択キー103および、プリセットキー104a〜104fの機能は、図12のソース「ラジオ」に示すものとなる。すなわち、バンド選択キー103を押すごとにFMラジオのバンドが切替り、プリセットキー104a〜104fにはバンドごとにあらかじめ定められた周波数が割当てられる。
一方、ソース選択キー101にてインターネットコンテンツのジャンルの1つである「ニュース」が選択された場合、図12のソース「ニュース」に示すものとなる。利用者がバンド選択キー103を押すごとにプレイリストが切替わる。バンド選択キー103にていずれか1つのプレイリストが選択されると、次に利用者はプリセットキー104a〜104fにて各インターネットコンテンツを選択する。
ここで、プレイリストで表された楽曲トラックの再生順とプリセットキー104a〜104fの車載用情報提供装置10における並び順とは一致する。選択されたインターネットコンテンツはスピーカ16から音声にて出力される。以上により、車載用情報提供装置10の利用者は音声にてインターネットコンテンツを楽しむことができる。
最後に図13を用いて、インターネットコンテンツのジャンルの一例として、ジャンルが地図上の施設情報である場合について説明する。
「地図上の施設情報」とは、具体的には利用者により指定された地図上の所定位置の近傍にある施設
に関する情報を表示させることをいう。図13において、矢印108が利用者により指定
された地図上の所定位置である。また、円109a、円109bは、利用者により指定された地図上の所定位置を中心とする所定範囲を示すものである。また、噴出し110a〜110cは、利用者により指定された地図上の所定位置の近傍にある施設に関する情報を表す。利用者により指定された地図上の所定位置から
近い順に、噴出し110a、噴出し110b、噴出し110cとなっている。この噴出し110a〜110cで表される情報が、サーバ50により生成される個々の楽曲トラックに対応する。
「地図上の施設情報」とは、具体的には利用者により指定された地図上の所定位置の近傍にある施設
に関する情報を表示させることをいう。図13において、矢印108が利用者により指定
された地図上の所定位置である。また、円109a、円109bは、利用者により指定された地図上の所定位置を中心とする所定範囲を示すものである。また、噴出し110a〜110cは、利用者により指定された地図上の所定位置の近傍にある施設に関する情報を表す。利用者により指定された地図上の所定位置から
近い順に、噴出し110a、噴出し110b、噴出し110cとなっている。この噴出し110a〜110cで表される情報が、サーバ50により生成される個々の楽曲トラックに対応する。
利用者端末30は、利用者によりインターネットコンテンツのジャンルとして「地図上の施設情報」が指定された場合、プレイリストの再生順を利用者により指定された地図上の所定位置が近い順番となるように作成する。
この結果、地図上の所定位置と施設との距離に応じてプレイリストの再生順を決定することで、車載用情報提供装置10の操作入力装置14と、施設の利用者により指定された地図上の所定位置からの距離とが対応する。このようにすることにより、車載用情報提供装置10の利用者は、車載用情報提供装置10を注視しなくてもインターネットコンテンツの内容を予測することができるという効果を奏する。
以上のように、本発明の情報提供システム1は、利用者が利用者端末30によりインターネットコンテンツを指定し、サーバ50が、この指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換してこの音声データを含む楽曲トラックを生成する。
車載用情報提供装置10は楽曲再生機能を有するものであるのでインターネットコンテンツに含まれる文字情報を楽曲トラックとして再生することができる。これにより、本発明の情報提供システムは、楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を有さない車載用情報提供装置であっても、インターネットを楽しむことができるという効果を奏するものである。特に車載用の音響装置は楽曲再生機能しか有さずインターネットへの接続機能を有さないものが多いため、本発明の車載用の音響装置への適用は有用である。
なお、本実施の形態では利用者端末30とサーバ50とは別々の装置であると記載した。しかし、利用者端末30とサーバ50とを一体の装置で構成することができる。この一体の装置と車載用情報提供装置10とは、例えば、ピアツーピアで直接データの送受信をする。この一体の装置は、例えば、利用者が所有するパーソナルコンピュータである。また、通信端末20にてサーバ50が行う機能を実現させることもできる。
このようにすることにより、専用のセンターにサーバ50を設置する必要がなく、情報提供システム1の構築が容易になるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では、通信装置11がどのようなタイミングでユーザ蓄積情報を取得するかを記載しなかったが、通信装置11は、利用者による楽曲トラックの再生操作前にすべてのユーザ蓄積情報を取得させることができる。
このようにすることにより、通信装置11の通信品質の劣化によりユーザ蓄積情報が取得できずインターネットコンテンツを提供できなくなることを防止できる。特に、本実施の形態では、利用者はあらかじめ利用者端末30にてインターネットコンテンツのジャンルを指定するため、随時、利用者の要求する通常のインターネットへのアクセスとは異なり、あらかじめユーザ蓄積情報を生成できる点で有利である。
なお、本実施の形態において、車載用情報提供装置10は通信端末20を経由してユー
ザ蓄積情報を取得すると記載したが、通信端末20に替えて半導体メモリを介してサーバ50からユーザ蓄積情報を取得するようにしてもよい。
ザ蓄積情報を取得すると記載したが、通信端末20に替えて半導体メモリを介してサーバ50からユーザ蓄積情報を取得するようにしてもよい。
楽曲再生機能を有し、かつ、インターネット接続機能を有さない車載用情報提供装置10は、車両外部と通信する通信装置11を備えていない場合が多い反面、音楽再生用にUSBメモリ等のUSB機器を接続するためのコネクタ、半導体メモリスロットを備えるものは多い。
半導体メモリを介してサーバ50から楽曲トラックを取得することにより、通信装置11を備えていない車載用情報提供装置10であっても音声にてインターネットコンテンツを楽しむことができるという効果を奏する。
以上のように本発明は、インターネットへの接続機能を有さない情報提供装置であってもインターネットを楽しむことができ、楽曲再生機能を有する情報提供装置およびこの装置を用いた情報提供システム等に有用である。
1 情報提供システム
10 車載用情報提供装置
11 通信装置
12 記憶装置
13 制御装置
14 操作入力装置
15 表示装置
16 スピーカ
20 通信端末
30 利用者端末
40 インターネット
50 サーバ
60 基地局
10 車載用情報提供装置
11 通信装置
12 記憶装置
13 制御装置
14 操作入力装置
15 表示装置
16 スピーカ
20 通信端末
30 利用者端末
40 インターネット
50 サーバ
60 基地局
Claims (7)
- 楽曲再生機能を有し、かつ、インターネット接続機能を有さない情報提供装置により音声にてインターネットコンテンツを提供させるための情報提供システムであって、
利用者がインターネットコンテンツを指定するための指定手段を有する利用者端末と、
前記利用者端末により指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換する音声変換手段とこの音声データを含む楽曲トラックを生成する楽曲トラック生成手段とを有するサーバと、
前記サーバが有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを音声にて再生する再生手段を有する情報提供装置とを備えることを特徴とする情報提供システム。 - 前記利用者端末とサーバとが一体の装置で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記サーバは前記利用者端末により指定されたインターネットコンテンツに含まれる画像情報を抽出する画像抽出手段をさらに有し、
前記情報提供装置は画像表示手段をさらに有し、
前記サーバが有する楽曲トラック生成手段は前記サーバが有する画像抽出手段が抽出した画像と、この画像に対応する音声データとが同一の楽曲トラックとなるように楽曲トラックを生成し、
前記情報提供装置が有する画像表示手段は前記情報提供装置が有する再生手段が楽曲トラックを再生する際に、この楽曲トラックに含まれる画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。 - 前記情報提供装置は前記サーバが有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを受信する受信手段をさらに備え、この受信手段は無線による通信を介して前記サーバから楽曲トラックを受信することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報提供装置は前記サーバが有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを受信する受信手段をさらに備え、この受信手段が前記サーバから楽曲トラックをすべて受信した後、情報提供装置が有する再生手段による楽曲トラックの再生を有効とすることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報提供装置は前記サーバが有する楽曲トラック生成手段が生成した楽曲トラックを受信する受信手段をさらに備え、この受信手段は半導体メモリを介して前記サーバから楽曲トラックを受信することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
- 楽曲再生機能を有し、かつ、インターネット接続機能を有さない情報提供装置であって、車両利用者端末により指定されたインターネットコンテンツに含まれる文字情報を音声データに変換したデータを含んだ楽曲トラックを受信する受信手段と、
この受信手段が受信した楽曲トラックを音声にて再生する再生手段とを備えることを特徴とする情報提供装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010002526A JP2011141459A (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | 情報提供システムおよび情報提供装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002526A JP2011141459A (ja) | 2010-01-08 | 2010-01-08 | 情報提供システムおよび情報提供装置 |
Publications (1)
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