JP2011136484A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 サーバ装置から取得可能な印刷許容枚数が上限に達しても、他の画像形成装置がサーバ装置から取得した同一グループの印刷許容枚数を取得して画像形成を実行できる。
【解決手段】 サーバ装置107は、営業部門の印刷許容枚数の要求を画像形成装置101より受信した際に、配布実績の総和が印刷上限数に達していることを判断する。そして、サーバ装置107は、配布実績情報を参照して営業部門と関連付いた画像形成装置102、103の所在情報を画像形成装置101に返信する(S1206)。次に、コントローラ300は、サーバ装置107から受信した画像形成装置102、103の所在情報を元に画像形成装置102に接続し、印刷許容枚数を要求する(S1202)。
【選択図】 図12

Description

本発明は、サーバ装置から印刷許容枚数を取得して画像形成要求を制御する画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、FAX、複合機などの画像形成装置において、設定された印刷制限枚数の上限値を超えたユーザからの画像形成要求を制御するシステムがある。
さらに、サーバ装置で印刷上限数を総括的に管理し、画像形成装置が印刷前にサーバ装置から利用可能な印刷枚数を借り入れ、使用後、印刷枚数が余った場合にサーバ装置に返却する印刷システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−30190号公報
しかしながら、上記のような、集計結果を用いて印刷枚数の上限値を超えたユーザからの印刷要求を制限する画像形成システムにおいては、実際の出力のタイミングとサーバ装置によるデータ収集の間にタイムラグがある。このため、画像形成装置は、印刷可能な枚数の上限値を超えたユーザからの印刷要求を受け付けてしまうことがある。
さらに、利用可能な印刷枚数をサーバ装置から借り入れるような画像形成システムにおいては次のような問題がある。
例えば利用可能な印刷枚数が残り少ない場合に、特定の画像形成装置が残り全ての印刷枚数を借り入れると、該画像形成装置が印刷枚数を返却するまでの間、他の画像形成装置が印刷枚数を借り入れることができなくなる。この結果、他の画像形成装置を使用できる状態となるまで、他の画像形成装置のユーザは、印刷を実行させることができなくなる。
また、印刷可能な枚数が残り少ない場合に、画像形成装置一台あたりの借り入れ可能な印刷枚数を少なくする制御を行うことも可能である。しかしながら、印刷枚数を少なくする制御では、却って画像形成装置とサーバ装置間の通信回数が増え、ネットワークトラフィックや、サーバ装置にかかる負荷が増大するという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、サーバ装置から取得可能な印刷許容枚数が上限に達しても、他の画像形成装置から印刷許容枚数を取得して画像形成を実行できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
サーバ装置がグループ毎に管理する印刷上限数から印刷許容枚数を取得して画像形成を行う画像形成装置であって、ログインするユーザを認証して当該ユーザが属するグループを特定する特定手段と、前記特定手段が特定したグループに対して設定される印刷上限数を超えるまでは印刷許容枚数を前記サーバ装置から取得し、当該印刷上限数を超えた後は、他の画像形成装置が前記サーバ装置から取得した同グループの印刷許容枚数を他の画像形成装置から取得する取得手段と、前記取得手段が前記サーバ装置または他の画像形成装置から取得する前記印刷許容枚数に基づいて認証したユーザからの画像形成要求を制限する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、サーバ装置から取得可能な印刷許容枚数が上限に達しても、他の画像形成装置がサーバ装置から同一グループの取得した印刷許容枚数を取得して画像形成を実行することができる。
画像形成システムの一例を示す図である。 画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 本実施形態を示す画像形成装置で表示可能なUIを示す図である。 コントローラが実行するソフトウエア機能を示すブロック図である。 HDDに登録されたユーザ認証情報を説明する図である RAMで管理されるログインコンテキストを示す図である。 サーバ装置が管理する各部門の印刷上限数の一例を示す図である。 画像形成装置が保持する管理情報を示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 サーバ装置が管理する配布実績情報の推移を示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 ディレクトリサーバが管理する属性情報を説明する図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 画像形成システムの印刷枚数管理シーケンスを示す図である。 画像形成システムにおける他の印刷枚数管理例を示す図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成システムの一例を示す図である。本例は、画像形成装置の例として、MFP(Multi Function Peripheral)を使用するシステムとするが、SFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)を画像形成装置としてもよい。
図1に示す画像形成システムは、インターネット106を介してサーバ装置107がLAN105に接続される複数の画像形成装置101〜103の印刷枚数の上限値を管理するシステムである。また、104はコンピュータ端末で、画像形成装置の管理者が使用する。管理者は、コンピュータ端末104を用いて、例えばインターネット106を介して接続されるサーバ装置107に、各画像形成装置に対して、ユーザ単位、グループ単位で画像形成可能な印刷枚数の上限値を設定することが可能に構成されている。
このように構成された画像形成システムでは、画像形成装置101〜103と管理者用のコンピュータ端末104は、オフィス内のインターネット(WAN)106を介して接続される。
なお、画像形成装置101〜103と管理用のコンピュータ端末104は、インターネット(WAN)106を介して、HTTPやSOAPなどのプロトコルを用いて、印刷上限管理装置として機能するサーバ装置107と通信することができる。
サーバ装置107は、インターネット(WAN)106上に設置されていても良い。もしくは、サーバ装置107が、VPN(Virtual Private Network)を介して、LAN105と接続されていても良い。
また、管理用のコンピュータ端末104および、サーバ装置107は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータを使用することができる。サーバ装置107は、常時、各画像形成装置101〜103からの通信に応答する機能を備える。
次に、図2を参照して、画像形成装置101〜103のハードウェア構成について説明する。
図2において、2001は装置全体の制御を司るCPUであり、MFP(Multi Function Peripheral)として実行可能な各機能処理を総括的に制御する。なお、CPU2001は、後述するコントローラ300の一部として構成され、印刷上限数を管理するサーバ装置107と所定のプロトコルで通信して、ユーザが実行する印刷要求を制御する。
2002はROMで、CPU2001が実行する印刷処理プログラムやフォントデータを格納する。2003はRAMで、CPU2001のワークエリア、受信バッファ、画像描画に使用される。2004はユーザ情報などのデータを記録するハードディスク(HDD)である。2005は操作パネルで、各種スイッチやボタン、並びに、メッセージ表示用の液晶表示部で構成される。ここで、操作パネル2005は、ユーザから入力されるユーザ情報(ユーザID、パスワード、ドメインなど)を受け付けたり、ユーザが選択するユーザ認証画面(図3)を表示したりする。
図3の(a)はユーザIDとパスワードでユーザ認証を行うUIに対応し、図3の(b)はユーザIDとパスワードとドメインとでユーザ認証を行うUIに対応する。
2006はネットワークに接続するためのネットワークインタフェースである。2007は記録紙に印刷を行うプリンタエンジンである。2008は原稿を読み取るためのスキャナである。2009はファクシミリの送受信を行うためのファクシミリ通信部である。2010は部門毎に、印刷上限、印刷実績を記録することができる印刷カウンタであり、プリントエンジン2007によって印刷された印刷実績を集計する。なお、印刷カウンタ2010は、専用のハードウェアの代わりに不揮発性メモリ媒体である、例えばHDD2004の記憶領域を使用する構成であってもよい。
次に、図4を参照して、画像形成装置101〜103のソフトウエア機能について説明する。なお、各ソフトウエアは、図2に示したHDD2004に格納され、コントローラ300を構成するCPU2001がRAM2003にロードして実行することで、各機能処理を実行する。
図4において、印刷カウンタ管理部301は、印刷カウンタ2010を用いて、各部門の印刷上限数と紙の使用枚数を管理する印刷実績値を管理(設定、参照、リセット)する機能を備える。
印刷カウンタ管理部301は、印刷実績値が印刷上限数に近づくもしくは、印刷上限数に達すると、印刷部302やユーザ管理部303へ印刷カウンタ2010の状態を通知する。
ユーザ管理部303は、ユーザ情報の管理機能、ユーザ認証機能、ログイン中のユーザ情報を管理する機能を備える。
具体的には、ユーザ管理部303が図5に示すようなユーザ認証に必要なユーザ認証情報(ユーザIDとパスワード)とユーザが所属する部門の情報とをあらかじめHDD2004に登録して管理する。
図5に示すユーザ認証情報は、ユーザID、パスワード、部門とから構成される例である。
更に、ユーザ管理部303は、操作パネル2005を利用してユーザから入力されたユーザID、パスワードを取得し、HDD2004に記録されたユーザ情報と比較してユーザ認証を行う。更にユーザ管理部303は、HDD2004を参照して、ユーザが所属する部門を特定する。
さらに、ユーザ管理部303は、印刷カウンタ管理部301の機能を介して、印刷カウンタ2010に設定される部門の印刷上限数と印刷カウンタ2010の値を参照することができる。
ユーザ管理部303は、ユーザが利用可能な残りの印刷枚数(以降、印刷許容枚数と称す)を算出し、ユーザ情報、ユーザが所属する部門情報と共に、RAM2003上に記録する。
以降、ログイン中のユーザ情報、パスワード、ユーザ所属が所属する部門、印刷許容枚数を記録したRAM2003の領域をログインコンテキスト(図6)と称す。図6には、ユーザ名、パスワード、所属部門、印刷許容枚数等で構成されるログインコンテキストの例を示すが、他の情報が付加されていてもよい。
ユーザ管理部303は、ログインコンテキストの中の印刷許容枚数が「0」もしくは、残り少ない場合に、Webサービスアクセス部304を介して、サーバ装置107や他の画像形成装置から追加の印刷許容枚数を取得することができる。
ユーザ管理部303が追加で取得した印刷許容枚数は、印刷カウンタ管理部301に渡されることで印刷上限数が更新される。更に、ユーザ管理部303は、HTTPやSOAPプロトコルを利用したWebサービスを実装しており他の画像形成装置からの要求に対して印刷許容枚数を譲渡することもできる。
操作部305は、ユーザがコピーやプリントを実行する為のユーザインタフェース(UI)を操作パネル2005に表示する。操作部305は、UIを介してユーザからの印刷指示を検知すると、印刷部302に印刷実行を指示する。
印刷部302は、操作部305からの印刷指示を受けてプリンタエンジンにより印刷を実行させ、印刷を実行しながら印刷カウンタ2010を更新する。印刷部302は、印刷カウンタ2010が設定された印刷上限数に達したことを検知すると、プリンタエンジンによる印刷を停止させる。
ユーザ管理部303は、ディレクトリサーバアクセス部306を介して、後述するディレクトリサーバ(LDAPサーバやActiveDirectoryなど)と通信することも可能に構成されている。
ユーザ管理部303は、ディレクトリサーバと通信することにより、図3の(b)に示したUIによるユーザ認証時に、ドメインユーザ認証を行うこともできる。以降の説明では、コントローラ300内部動作の詳細動作を省略して、下記のように称することがある。
ユーザ管理部303がHDD2004に登録したユーザ情報を参照してユーザ認証を行うことを、コントローラ300がユーザ認証を行うと称す。また、ユーザ管理部303がHDD2004に登録した部門情報を参照して部門を特定することを、コントローラ300が部門を特定すると称す。
さらに、ユーザ管理部303が、印刷カウンタ管理部301を介して、印刷カウンタ2010を参照することを、コントローラ300が印刷カウンタ2010を参照すると称す。また、ユーザ管理部303がWebサービスアクセス部304を介して、サーバ装置107に接続することを、コントローラ300がサーバ装置107に接続すると称す。
また、コントローラ300がディレクトリサーバアクセス部306を介して、ディレクトリサーバに接続することを、コントローラ300がディレクトリサーバに接続すると称す。さらに、操作部305が操作パネル2005からユーザ操作を受け付けることを、コントローラ300がユーザ操作を受け付けると称す。
サーバ装置107は、各画像形成装置を使用するユーザの印刷上限数を管理するためのHTTPサービスを備える。オフィスにおける管理者は、管理者用のコンピュータ端末104から通常のウェブブラウザを使って、サーバ装置107にアクセスする。そして、管理者は、サーバ装置107による管理者認証後に、各部門における時間単位(例えば月単位)の印刷上限数を設定したり、変更したりすることができる(図7)。なお、管理者によって設定された図7に一例を示す各部門別(グループ別)の印刷上限数は、サーバ装置107が備えるHDDに記録される。
次に、本実施形態におけるシステム運用の初期状態と、初期の動作に関して例を挙げて説明する。
システム運用開始時にサーバ装置107には、管理者によって設定された図7のような部門と各部門の印刷上限数が予め登録されているものとする。ここで、印刷上限数とは、各部門に設定された印刷上限数であって、管理者が月、週、日、年等の単位で設定可能な数値である。したがって、サーバ装置107は、月単位であれば、締め日に、月単位の上限許容枚数を登録された部門に対して更新設定する。また、本実施形態において、部門をグループと称する場合がある。なお、サーバ装置107は、ログインしたユーザで特定された部門に対して上限許容枚数内で許容可能な印刷許容枚数を画像形成装置に返信する。
また、画像形成装置101〜103のHDD2004には、画像形成装置を利用する図5に示すようなユーザ認証に必要なユーザ情報(ユーザIDとパスワード)とユーザが所属する部門の情報がHDD2004に予め登録されている。なお、画像形成装置101〜103には、同グループの印刷許容枚数が保持される場合がある。そして、サーバ装置107から印刷許容枚数を取得できない状況となって、サーバ装置107から他の画像形成装置の所在情報を取得した場合は、取得した所在情報(IPアドレス)に従って他の画像形成装置に接続する。そして、他の画像形成装置に保持される同グループの印刷許容枚数から譲渡可能な印刷許容枚数を取得する。
更に、画像形成装置101〜103のHDD2004や専用のハードウェアで構成される印刷カウンタ2010には、図8に示すような部門と各部門の印刷上限数、印刷実績値が予め登録されている。なお、図8の(a)〜(d)には各部門毎の印刷上限数と印刷実績値の推移を示す。
尚、システム運用の初期状態では、図8の(a)に示すように印刷上限数と印刷実績値は共に「0」が設定された状態である。印刷上限管理装置としてのサーバ装置107の所在情報(例えばIPアドレス)は、予め各画像形成装置のHDD2004に登録されており、各画像形成装置は、必要に応じてHDD2004を参照してサーバ装置107の所在情報を取得することができる。
システム運用開始後に、始めてユーザが画像形成装置101へログインした場合の、画像形成装置とサーバ装置107の動作について図9を参照して説明する。
図9は、システム運用初期シーケンス例である。なお、S1001〜S1005、S1008〜S1010はコントローラ300が実行するステップである。また、S1006、S1007はサーバ装置107が実行するステップである。
例として、図5に示す営業部門のtanakaが、画像形成装置101にログインする場合の動作を想定する。
コントローラ300は、ユーザが操作パネル2005を用いて入力したユーザID:tanakaとパスワード:password1を取得し、HDD2004から登録済みのユーザ情報を取り出して比較することによりユーザ認証を行う(S1001)。なお、ここで、ユーザ情報とは、図5のテーブルに登録された情報に対応する。
更に、コントローラ300は、認証したユーザの所属部門を取得した図5に示したテーブルの情報に基づいて判定する(S1002)。そして、コントローラ300は、判定した部門の印刷上限数と印刷実績値を取得し(S1003)、ログインコンテキスト(図6)をRAM2003上に生成する(S1004)。
このとき、初期状態における印刷上限数と印刷実績値とは「0」であるため、印刷許容枚数も「0」となる。コントローラ300は、印刷許容枚数が「0」であることを検知すると、登録されたサーバ情報に従ってサーバ装置107と接続し、所属部門に対する印刷許容枚数をサーバ装置107に要求する(S1005)。
このとき、コントローラ300は、画像形成装置101の情報(画像形成装置の識別子(名前やシリアル番号など)、IPアドレスなど)をサーバ装置107に通知する。
サーバ装置107のコントローラは、自機が備えるHDDに登録された該部門の印刷上限数と、印刷許容枚数の配布実績情報(図10)を参照し、印刷許容枚数を配布可能か否かを判定する。サーバ装置107は、画像形成装置から要求された印刷許容枚数が印刷許容上限値内であるかを判定する。
なお、図10に示すように初期状態においては、配布実績情報(図10)が空である。
そこで、サーバ装置107は、営業部門の印刷上限数のうち、まとまった単位の枚数(例えば100枚)を印刷許容枚数として画像形成装置101に返信する(S1006)。
サーバ装置107は、配布実績情報として、営業部門と関連付けて、画像形成装置101の情報と、画像形成装置101に配布した枚数を自機が備えるHDDに記録する(S1007)。これにより、図10の(a)に示すように、コントローラ300は、サーバ装置107から取得した印刷許容枚数をログインコンテキストの印刷許容枚数に加算するとともに、印刷カウンタ2010の営業部門の印刷上限数に加算する(S1008)。
例えば、100枚を印刷上限数として記録する(図8の(b))。次に、コントローラ300は、操作パネル2005を介してユーザからの印刷指示(画像形成要求)を受け付けると、ログイン中のユーザのログインテキストの印刷許容枚数を参照して、印刷が可能な否かを判断する。
この時点では、印刷許容枚数は100枚あり、十分な印刷許容枚数があると判断して、印刷部302に印刷実行を指示する(S1009)。印刷部302が印刷を行うと1枚印刷を完了する毎に印刷カウンタ2010が加算される。印刷カウンタ管理部301は、印刷カウンタ2010の状態を監視しており、印刷カウンタ2010が加算されたことを検知すると、ユーザ管理部303にも印刷カウンタ2010の値を通知する。
ユーザ管理部303は、印刷カウンタ管理部301からの通知を受けて、図6に示したRAM2003上のログインコンテキストの印刷許容枚数値を更新する。そして、印刷処理後、画像形成装置のコントローラ300は、操作パネル2005を介してユーザからログアウト指示を検知すると、ログインコンテキストを破棄(RAM2003から削除)して(S1010)、本処理を終了する。
例えば画像形成装置101において、ユーザtanakaが30枚印刷した後、ログアウトを行ったとすると、営業部門の印刷上限数が100枚、印刷実績が30枚となる(図8の(c))。
<システム運用中のシーケンス>
続けて、営業部門に所属するユーザsuzukiが画像形成装置101にログインした場合の例を挙げて、図11を参照して、システム運用中の画像形成装置とサーバ装置107の動作について説明する。なお、S1101〜S1106、S1109〜S1111はコントローラ300が実行するステップである。また、S1107、S1108はサーバ装置107が実行するステップである。
コントローラ300は、前述のシーケンス例と同様にユーザsuzukiを認証(S1101)する。次に、コントローラ300は部門を特定し(S1102)、印刷カウンタ2010を参照して、部門の印刷上限数と印刷実績値を取得し(S1103)、ログインコンテキストをRAM2003に生成する(S1104)。
図9に示した初期のシーケンスとは異なり、コントローラ300は、この時点で既に、印刷カウンタ2010から取得した印刷許容枚数(70枚)があるため、ユーザsuzukiは、すぐに印刷可能な状態であると判定することができる。
次に、コントローラ300は、操作パネル2005を介してユーザからの印刷指示を検知すると、RAM2003上のログインコンテキストを参照し、十分な印刷許容枚数があると判断して、印刷部302に印刷実行を指示する(S1105)。
そして、印刷中に、印刷カウンタ2010が印刷上限数に達し、ユーザ管理部303が、印刷許容枚数が「0」になったことを検知する。次に、コントローラ300は前述と同様に、サーバ装置107による印刷許容枚数の配信処理(S1107)に基づく印刷許容枚数を取得する(S1106)。
この際、サーバ装置107は、画像形成装置101の営業部門に関する情報を更新する(S1108)。そして、コントローラ300は、新たに追加取得した印刷許容枚数値を、RAM2003のログインコンテキストの印刷許容枚数に加算するとともに印刷カウンタ2010の印刷上限数に加算(図8の(d))する(S1109)。
そして、再び印刷可能になった印刷部302はプリンタエンジンによる印刷処理を再開する(S1110)。ユーザログアウト時は、RAM2003のログインコンテキストを破棄する(S1111)。なお、上記シーケンスにおいて、印刷に必要な用紙の枚数が予測可能であり、印刷許容枚数が不足することが予測される場合に、印刷処理(S1105)開始前に、印刷許容枚数をサーバ装置107から取得(S1106)することもできる。
また、印刷中、ユーザ管理部303が、印刷許容枚数が「0」になることを予測して、印刷許容枚数が「0」になる前にサーバ装置107から印刷許容枚数を追加取得する。これにより、印刷許容枚数取得のために印刷を停止することなく印刷処理を遂行することもできる。
各ユーザは、画像形成装置101と同様に、画像形成装置102や画像形成装置103を使用する。この場合は、各画像形成装置から印刷許容枚数値を取得することにより、サーバ装置107には、部門と関連付けて画像形成装置の配布実績情報(図10の(b))が記録される。
次に、サーバ装置107が管理する配布実績情報が管理者により設定された印刷上限数に達し、各画像形成装置に印刷許容枚数を配布できなくなった場合の動作を図12や図13を参照して説明する。
コントローラ300が、ログインユーザの印刷許容枚数の不足を検知して、サーバ装置107へ印刷許容枚数を要求するまでの動作は図9に示したS1001〜S1005および、図11に示したS1101〜S1106と同様である。
なお、S1201〜S1205はコントローラ300が実行するステップである。また、S1206はサーバ装置107が実行するステップである。
S1201で、画像形成装置101がサーバ装置107に、部門の印刷許容枚数を要求する。本説明では営業部門の印刷許容枚数を要求したと仮定する。
サーバ装置107は、営業部門の印刷許容枚数の要求を画像形成装置101より受信すると、営業部門の印刷上限数と、配布実績情報(図9の(c))を比較参照し、配布実績の総和が印刷上限数に達していることを判断する。
そして、サーバ装置107は、配布実績情報を参照して営業部門と関連付いた画像形成装置102、103の所在情報(例えばIPアドレス)を画像形成装置101に返信する(S1206)。次に、コントローラ300は、サーバ装置107から受信した画像形成装置102、103の所在情報を元に画像形成装置102に順次接続し、詳細は後述する処理により印刷許容枚数を要求する(S1202)。なお、所在情報(例えばIPアドレス)は、印刷許容枚数を取得するための取得先情報として機能し、本実施形態では、各画像形成装置のIPアドレスを採用している。
画像形成装置102はRAM2003で管理する自機のログインコンテキストから、画像形成装置101に譲渡可能な印刷許容枚数を判断して、任意の印刷許容枚数(印刷許容枚数内で許容可能な枚数)を画像形成装置101に返信する。
続けて、画像形成装置101は、画像形成装置103からも同様に印刷許容枚数を取得する(S1203)。つまり、画像形成装置101は、取得したい印刷許容枚数を画像形成装置102、103から順次取得して、印刷許容枚数を更新する。
次に、印刷許容枚数を取得した画像形成装置101のコントローラ300は、ログインコンテキストと印刷カウンタ2010を更新して、本体を印刷可能な状態にさせる(S1204)。
なお、S1202において、画像形成装置102から十分な印刷許容枚数を取得した場合に、画像形成装置103からの印刷許容枚数取得(S1203)をスキップしても良いし、サーバ装置107から全ての画像形成装置に同時に印刷許容枚数を要求しても良い。
その後、再びログインコンテキストの印刷許容枚数が不足したことをユーザ管理部303が検知すると、S1201〜S1204の動作を行う。ユーザがログアウトすると、ログインコンテキストを破棄して(S1205)、処理を終了する。
次に、図13を参照して、前記S1202のステップにおける動作の詳細を説明する。
本例は、図12に示したS1202の詳細シーケンス例である。なお、S1301〜S1308は、画像形成装置102のコントローラ300Bが実行するステップである。
以下、画像形成装置101のコントローラを300Aとし、画像形成装置102のコントローラを300Bとし、画像形成装置102の印刷カウンタを2010Bと示す。図12に示したS1202では、コントローラ300Aは、HTTPやSOAPを利用して、画像形成装置102のコントローラ300Bが適用するWebサービスに接続する。
コントローラ300Aは、ログイン中ユーザのログインコンテキストのユーザID、パスワードを利用して、コントローラ300Bに対してユーザ認証を行う。コントローラ300Bは、画像形成装置102のHDDに登録されたユーザ情報を参照してユーザ認証処理を行い(S1301)、ユーザの所属部門を特定する(S1302)。
次に、コントローラ300Bは画像形成装置102の印刷カウンタ2010Bのユーザ所属部門の印刷上限数と印刷実績値を参照する(S1303)。
次に、コントローラ300Bは、ログインコンテキストを生成し、印刷上限数から印刷カウンタ2010Bを減算した値を印刷許容枚数としてログインコンテキストに設定する(S1304)。
例えば、営業部門のユーザ情報を用いてログインした場合に、営業部門の印刷上限数800枚と印刷カウンタ2010Bの770枚を参照し、ログインコンテキストに印刷許容枚数値として30枚を設定する。
そして、画像形成装置102のコントローラ300Bは、画像形成装置101のコントローラ300Aに対してユーザ認証の結果を返信する。ユーザ認証が成功したことを検知したコントローラ300Aは、次に、印刷許容枚数値を画像形成装置102のコントローラ300Bに要求する。画像形成装置101のコントローラ300Aから印刷許容枚数を要求されたコントローラ300Bは、他のユーザが画像形成装置102を使用していないか確認するために、ユーザ管理部が管理するログインコンテキストをチェックする(S1305)。
この際、ログインコンテキストが複数存在すると、他のユーザが画像形成装置102を使用していると判断して、印刷許容枚数の要求を拒否することもできる。また、コントローラ300Bが他のユーザが使用中では無いと判断した場合は、ログインコンテキストの印刷許容枚数値30枚を画像形成装置101へ返信する。そして、コントローラ300Bが画像形成装置102の印刷カウンタ2010Bの印刷上限数にコントローラ300Aに返信した印刷許容枚数値分を減算した値を設定する(S1307)。
次に、コントローラ300Bは、コントローラ300Aからのログアウト要求を受けて、ログインコンテキストを破棄して(S1308)、処理を終了する。
なお、画像形成装置102が画像形成装置101に譲渡する一回あたりの印刷許容枚数は、管理者が枚数や割合で画像形成装置102に設定できるようにしてもよい。また、画像形成装置101が画像形成装置102に必要な印刷許容枚数を申告するようにしてもよい。
これにより、サーバ装置107に登録された配布実績情報(図10の(c))は、定期的に(例えば月末に)リセット(削除)されて、再び画像形成装置101〜103が新たに印刷許容枚数を取得できるように構成する。
本実施形態によれば、サーバ装置107から印刷許容枚数を取得できない場合、サーバ装置107から通知される取得先となる他の画像形成装置から印刷許容枚数を取得して画像形成要求を続行することができる。ただし、取得した印刷許容枚数をもってしても、ログインしたユーザが要求する枚数の画像形成を実行できない場合は当該ユーザの画像形成要求が制限される。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、第1実施形態に示したサーバ装置107の代わりに、ドメインユーザ認証機能を持つディレクトリサーバをユーザ認証サーバ兼、印刷上限管理装置として使用する場合の印刷システム構築例について図1を用いて説明する。
本実施形態を図1に示す画像形成システムの構成のうち、サーバ装置を、ドメインユーザ認証機能を持つディレクトリサーバ108に代えて画像形成装置101〜103を管理するシステム例である。
図1において、画像形成装置101〜103は、管理者用のコンピュータ端末104はLAN105を介して、破線示すディレクトリサーバ108と通信することができる。ディレクトリサーバ108には、UNIX(登録商標)/LINUXのLDAPサービスやWindows(登録商標)のActiveDirectoryを使用することができる。画像形成装置101〜103の構成は第1実施形態と同様である。
図1に示す画像形成システムにおいて、ディレクトリサーバ108には、予め部門の情報と関連づけて、ユーザ情報(ユーザID、パスワード)が登録されている。
また、ディレクトリサーバ108には、部門に対する印刷上限数や、部門と関連付けて画像形成装置を登録することができるように予め構成されているものとする。
図14は、図1に示したディレクトリサーバ108が管理する属性情報を説明する図である。
例えば、部門を表現するLDAPのクラスとしてOU(OrganizationUnit)が挙げられる。OUのクラススキーマを拡張して印刷上限数を設定するためのクラス属性を追加することができる(図14の(a))。
更に、画像形成装置用のクラススキーマを追加登録することができる(図14の(b))。図14の(b)に示す画像形成装置用のクラス属性には、画像形成装置の所在情報(IPアドレス)や、画像形成装置の印刷枚数取得実績(印刷カウンタの上限値に設定するために取得した総取得枚数)を登録するための属性を追加する。
また、図14の(c)に示すように画像形成装置用のクラスをOUの配下に登録することにより部門と画像形成装置の関係を表現することもできる。なお、ディレクトリサーバ108へのデータの登録の仕方はこの限りではない。
画像形成装置101〜103に予めディレクトリサーバの所在情報や、ドメイン名がHDDに登録されており、更に、ディレクトリサーバ108にデータ登録を行うため、ディレクトリサーバ108にデータを登録するためのアカウントをHDDに登録する。
システム運用開始後に始めてユーザが画像形成装置101へログインした場合の、画像形成装置とディレクトリサーバ108の動作について図15に示すシーケンス例について図14を参照して説明する。本例は、図12に示したS1202の詳細シーケンス例である。なお、S1501〜S1507は各ステップである。
以下、例として営業部門のtanakaが、画像形成装置101にログインする場合の動作を想定する。
コントローラ300は、ユーザtanakaによるログイン時に、操作パネル2005から取得したユーザ情報(ユーザID:tanakaとパスワード:password1、ドメイン名:canon.com)を取得する。
次に、コントローラ300は、ディレクトリサーバ108と接続し、取得したユーザ情報を使ってユーザ認証を行う(S1501)。コントローラ300は、ディレクトリサーバ108から、認証成功を示す情報を受信すると、更にディレクトリサーバ108を参照して、ユーザが所属する部門を特定する(S1502)。例えば、コントローラ300はユーザが所属するOUを参照することにより部門を特定することができる。次に、コントローラ300は、印刷カウンタ2010を参照し、部門の印刷上限数と印刷実績値を取得して(S1503)、ログインコンテキスト(図6)を生成する(S1504)。
このとき、初期状態における印刷上限数と印刷実績値は「0」であるため、印刷許容枚数も「0」となる。コントローラ300は、印刷許容枚数が「0」であることを検知すると、ディレクトリサーバ108と接続し、OUの印刷上限数と、OU配下に登録された画像形成装置のクラス属性を参照する(S1505)。なお、初期状態においては、画像形成装置クラス属性は登録されてない。
次に、コントローラ300は、OU配下に画像形成装置のクラス属性を登録し、画像形成装置101に関わる情報として、アドレス、印刷枚数取得枚数等を含む情報を登録する。
次に、コントローラ300は、作成した画像形成装置クラスの印刷枚数取得実績には、まとまった単位の枚数(例えば100枚)を登録する(S1506)。なお、S1506では、ディレクトリサーバ108にデータを登録するために、S1501で使用したユーザ情報ではなく、予め画像形成装置に登録されているディレクトリサーバ108へデータを登録する権限のあるユーザアカウントを使用する。
次に、コントローラ300は、ディレクトリサーバ108に登録した印刷枚数取得実績を、ログインコンテキストの印刷許容枚数に加算するとともに、印刷カウンタ2010の営業部門の印刷上限数に加算する(S1507)。
例えば、100枚を印刷カウンタ2010に印刷上限数として記録する。その後の動作は、第1実施形態におけるS1008以降と同様である。
続けて、営業部門に所属するユーザsasakiが画像形成装置101にログインした場合の例を挙げて、システム運用中の画像形成装置101とディレクトリサーバ108の動作について図16を参照して説明する。
本例は、画像形成装置を使用時のシーケンス例である。なお、S1601〜S1608は各ステップに対応である。
まず、コントローラ300は、上述と同様にユーザsasakiをディレクトリサーバ108により認証する(S1601)。
次に、コントローラ300は、部門を特定し(S1602)、印刷カウンタ2010を参照し、部門の印刷上限数と印刷実績値を取得して(S1603)、ログインコンテキストを生成する(S1604)。
ここでは、図15に示した初期のシーケンスとは、異なりこの時点で既に、印刷カウンタ2010から取得した印刷許容枚数(70枚)があるため、ユーザsasakiはすぐに印刷可能な状態となる。
次に、コントローラ300が、操作パネル2005からユーザsasakiによる印刷指示を検知すると、ログインコンテキストを参照し、十分な印刷許容枚数があると判断して、印刷部302に印刷実行を指示する(S1605)。
印刷中に、印刷カウンタ2010が印刷上限数に達し、コントローラ300が、印刷許容枚数値が「0」になったことを検知する。コントローラ300は前述と同様にディレクトリサーバアクセス部306を介して、ディレクトリサーバ108上のOU=営業と、OU配下の全ての画像形成装置のクラス属性を参照する(S1606)。
ここで、OU=営業の印刷上限数と取得した全ての画像形成装置の印刷枚数取得実績値の総和を比較し、印刷枚数取得実績値に余裕がある場合は、画像形成装置101の印刷枚数取得実績にまとまった枚数(100枚)を加算する(S1607)。
次に、コントローラ300は、ディレクトリサーバ108に加算した枚数をログインコンテキストの印刷許容枚数に加算するとともに、印刷カウンタ管理部301を介して、印刷カウンタ2010の営業部門の印刷上限数にも加算する(S1608)。そして、再び印刷可能になった印刷部は印刷処理を再開する。以降の処理は第1実施形態のS1109以降と同様である。
次に、ディレクトリサーバ108に登録された画像形成装置の印刷枚数取得実績の総和が印刷上限に達し、ディレクトリサーバ108から印刷枚数を取得できなかった場合の動作について図17を参照して説明する。
本例は、ディレクトリサーバ108から印刷枚数を取得できなかった場合のシーケンス例である。なお、S1701、S1702は各ステップに対応する。なお、コントローラ300が、ログインユーザの印刷許容枚数の不足を検知して、ディレクトリサーバ108へ印刷許容枚数を要求するまでの動作はS1501〜S1505および、S1601〜S1606と同様である。
まず、コントローラ300がログインユーザの印刷許容枚数の不足を検知すると、ディレクトリサーバ108上のOU=営業と、OU配下の全ての画像形成装置のクラス属性(図14の(c))を参照する(S1701)。
次に、コントローラ300は、OU=営業の印刷上限数と取得した全ての画像形成装置の印刷枚数取得実績値の総和を比較し、印刷枚数取得実績値の総和が印刷上限数に達していると判断する。
次に、コントローラ300は、OU配下の全ての画像形成装置クラスの属性を参照して、他の画像形成装置の所在情報を取得する(S1702)。
次に、コントローラ300はS1202やS1203と同様に、Webサービスアクセス部304を使って他の画像形成装置と接続して印刷許容枚数を要求する。
ディレクトリサーバ108に登録された画像形成装置のクラス属性(図14の(c))は、定期的に(例えば月末に)リセット(削除)されて、再び画像形成装置101〜103が印刷枚数を取得できるように構成する。
〔その他の実施形態〕
第1実施形態や第2実施形態では、ユーザが所属する部門毎に印刷上限数や印刷実績値を管理する例を示したが、部門以外のユーザグループ毎や、ユーザ毎に印刷上限数や印刷実績値を管理可能なことはいうまでもない。
第1実施形態や第2実施形態の画像形成装置101〜103では、ログインコンテキスト(図6)に印刷許容枚数を、印刷カウンタ2010に印刷上限数と印刷実績値を記録する例を示した。
しかしながら、図18に示すように印刷許容枚数は、印刷上限数から印刷実績値を減算した値で表現できるため、印刷許容枚数を記録することと、印刷上限数と印刷実績値を記録することは等価である。
このため、ログインコンテキストにも印刷上限数と印刷実績値を記録するようにしてもよい。また、印刷カウンタを、印刷許容枚数を記録する減算カウンタとして構成しても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
101〜103 画像形成装置
104 コンピュータ端末
107 サーバ装置

Claims (9)

  1. サーバ装置がグループ毎に管理する印刷上限数から印刷許容枚数を取得して画像形成を行う画像形成装置であって、
    ログインするユーザを認証して当該ユーザが属するグループを特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定したグループに対して設定される印刷上限数を超えるまでは印刷許容枚数を前記サーバ装置から取得し、当該印刷上限数を超えた後は、他の画像形成装置が前記サーバ装置から取得した同グループの印刷許容枚数を他の画像形成装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段が前記サーバ装置または他の画像形成装置から取得する前記印刷許容枚数に基づいて認証したユーザからの画像形成要求を制限する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取得手段は、前記サーバ装置から受信する所在情報で特定される他の画像形成装置から前記印刷許容枚数を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記サーバ装置または前記他の画像形成装置から取得した印刷許容枚数をグループ別に保持する保持手段と、
    他の画像形成装置から印刷許容枚数が要求された場合、前記保持手段に保持された同グループの印刷許容枚数から譲渡可能な印刷許容枚数を前記他の画像形成装置に返信する返信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記取得手段は、ユーザから要求される枚数の印刷が実行可能となるまで、前記サーバ装置から受信した所在情報で特定される他の画像形成装置から印刷許容枚数を順次取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. サーバ装置がグループ毎に管理する印刷上限数から印刷許容枚数を取得して画像形成を行う画像形成装置における制御方法であって、
    ログインするユーザを認証して当該ユーザが属するグループを特定する特定工程と、
    前記特定工程が特定したグループに対して設定される印刷上限数を超えるまでは印刷許容枚数を前記サーバ装置から取得し、当該印刷上限数を超えた後は、他の画像形成装置が前記サーバ装置から取得した同グループの印刷許容枚数を他の画像形成装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程が前記サーバ装置または他の画像形成装置から取得する前記印刷許容枚数に基づいて認証したユーザからの画像形成要求を制限する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 前記取得工程は、前記サーバ装置から受信する所在情報で特定される他の画像形成装置から前記印刷許容枚数を取得することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の制御方法。
  7. 前記サーバ装置または前記他の画像形成装置から取得した印刷許容枚数をグループ別に保持手段に保持する保持工程と、
    他の画像形成装置から印刷許容枚数が要求された場合、前記保持手段に保持された同グループの印刷許容枚数から譲渡可能な印刷許容枚数を前記他の画像形成装置に返信する返信工程と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記取得工程は、ユーザから要求される枚数の印刷が実行可能となるまで、前記サーバ装置から受信した所在情報で特定される他の画像形成装置から印刷許容枚数を順次取得することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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