JP2011135483A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ネットワークにおいて、自己のノードの種類に応じた動作を行い、データ伝送遅延を低減する無線通信装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る無線通信装置は、複数の移動可能な無線通信装置を含む無線ネットワークにおいて、他の前記無線通信装置とデータ通信処理を行う前記無線通信装置であって、前記無線ネットワークの制御情報に基づいて、この無線通信装置が、データを中継する中継ノードであるか否かを判定するノード判定手段と、前記ノード判定手段による判定結果に基づいて、この無線通信装置の通信方式を設定する通信方式設定手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置に関する。
例えば、引用文献1は、通信フレームのアグリゲーションにより、通信のサービス品質を維持しながら通信を行う無線通信装置を開示する。
特開2006−352896号公報
本発明は、上述のような背景からなされたものであり、無線ネットワークにおいて、自己のノードの種類に応じた動作を行い、データ伝送遅延を低減することができるよう改良された無線通信装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係る無線通信装置(2)は、複数の移動可能な無線通信装置を含む無線ネットワーク(1)において、他の前記無線通信装置とデータ通信処理を行う前記無線通信装置であって、前記無線ネットワークの制御情報に基づいて、この無線通信装置が、データを中継する中継ノードであるか否かを判定するノード判定手段(306)と、前記ノード判定手段による判定結果に基づいて、この無線通信装置の通信方式を設定する通信方式設定手段(308)とを有する。
なお、ここで付された符号は、本願発明の理解を助けることを意図するものであり、本願発明の技術的範囲を限定することを意図するものではない。
本発明に係る無線通信装置によれば、無線ネットワークにおいて、自己のノードの種類に応じた動作を行い、データ伝送遅延を低減することができる。
本発明に係る無線通信装置により構成される無線ネットワークを例示する図である。 図1に示した無線通信装置のネットワーク構成を例示する図である。 図2に示したOLSRソフトウェアの構成を例示する図である。 (A)は、図3に示したノード判定部の処理を例示するフローチャートであり、(B)は、図3に示した通信方式設定部の処理を例示するフローチャートである。 (A)は、図1に示した無線通信装置を有さない無線ネットワークにおけるデータ伝送遅延を例示する図であり、(B)は、図1に示した無線通信装置から構成される無線ネットワークにおけるデータ伝送遅延を例示する図である。
[本発明の背景]
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
アドホックルーティングとは、移動し得る複数の無線通信装置(以下、「ノード」と記述することがある)から構成される無線ネットワークにおいて、あるノードから他のノードへデータを送信する場合に、最適な通信経路を選択して送信することである。
上述のアドホックルーティングにより、データ(例えば、パケットや制御メッセージ)を送信する送信元ノードから送信先ノードを直接接続するリンクが存在しない場合でも、送信元ノードと送信先ノードとの間に存在する他のノード(中継ノード)を中継して、送信元ノードから送信先ノードへデータ送信を行うことができる。
しかしながら、無線ネットワーク上には、データ送信に用いられるノード以外の他のノードが存在するため、他のノードから発生するトラフィックの影響により、大幅なデータの伝送遅延が生じることがある。
上述のようなデータの伝送遅延を回避するために、例えば、ノード間でQoS(Quality of Service)用のメッセージを交換して、ネットワークの通信品質を一定の状態に維持する方法が挙げられる。
しかしながら、上述の方法は、ネットワークのノードが、QoS用のメッセージ交換を行う機能を有する必要があり、すべてのノードに対して、メッセージ交換を行う機能を付加することにより、多大なコストが発生する場合がある。
本発明に係る無線通信装置は、このような背景からなされたものであり、無線ネットワークにおいて、自己のノードの種類に応じた動作を行い、データ伝送遅延を低減することができるよう工夫されている。
[無線ネットワーク1]
図1は、本発明に係る無線通信装置(ノード)2−1〜2−6を有するアドホックな無線ネットワーク1の構成を例示する図である。
図1に示すように、無線ネットワーク1は、無線通信装置2−1〜2−6の隣接する無線通信装置間で、無線通信リンク120−1〜120−5により接続されて構成される。
無線ネットワーク1において、無線通信装置2−1〜2−6それぞれは、隣接する無線通信装置を中継して、送信先の無線通信装置へとデータを送信する。
なお、図1においては、説明の明確化・具体化のために、無線ネットワーク1が、6台の無線通信装置2−1〜2−6から構成される場合を具体例としているが、無線通信装置の台数は、これに限定されるものではない。
また、例えば、無線通信装置2−1と無線通信装置2−3とが、無線通信リンク120−1により接続されているが、図1に示すような接続状態に限定されるものではない。
また、以下、無線通信装置2−1〜2−6など、複数ある構成部分のいずれかを示すときは、単に、無線通信装置2と記載することがある。
以下、各図において、実質的に同じ構成部分・処理には、同じ符号が付される。
[ハードウェア構成]
以下、無線通信装置2のハードウェア構成を説明する。
図1に示すように、無線通信装置2は、CPU102、ROM及びRAMなどを含むメモリ104及びこれらの周辺回路などから構成される本体100、表示装置、キーボードなどを含む入出力装置106、無線通信リンク120と本体100との間で情報を送受信する無線インターフェース(IF)部110、HD,CD,DVDなどの記憶媒体114に対してデータの書き込みおよび読み出しを行う記録装置112から構成される。
つまり、無線通信装置2は、他の無線通信装置2と通信可能な一般的な無線通信装置としての構成を有している。
なお、これらの構成部分においては、CPU102とともに、あるいは、CPU102の代わりに、DSP(Digital Signal Processor)が用いられてもよい。
[ネットワーク構成]
図2は、各無線通信装置2(図1)のネットワーク構成を例示する図である。
図2に示すように、無線通信装置2のネットワークは、ネットワーク層に位置するアドホックルーティング部20およびIP(Internet Protocol)ルーティング部22、データリンク制御層に位置するLLC/MAC(Logical Link Control/Media Access Control)部24、および、物理層に位置する無線部26から構成される。
また、アドホックルーティング部20は、OLSR(Optimized Link State Routing)ソフトウェア30を有し、IPルーティング部22は、ルーティングテーブル220を有し、LLC/MAC部24は、QoS(Quality of Service)制御部240、ARQ(Automatic Repeat request)制御部242およびCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)制御部244を有し、無線部26は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調部260を有する。
OLSRソフトウェア30は、データ通信前に定期的に経路を決定するルーティングプロトコルであるOLSRのソフトウェアである(図3を参照して後述)。
ルーティングテーブル220は、無線通信装置2から他の無線通信装置2へのデータの通信経路情報を、OLSRソフトウェア30から受け入れて、保持する。
QoS制御部240は、無線通信の状態に応じて、無線通信の品質を確保するように制御する。
ARQ制御部242は、他の無線通信装置2から誤ったデータを受信したときに、送信側の無線通信装置2に対して、データの再送を要求するように制御する。
CSMA/CA制御部244は、無線ネットワークなどにおいて、同一のチャネルに複数のユーザがアクセスするときに、競合を回避するように制御する。
OFDM変調部260は、IEEE 802.11a/g/hなどの無線ネットワークにおいて、複数の搬送波を用いることにより、より多くのデータを送信することができるように制御する。
[OLSRソフトウェア30]
図3は、OLSRソフトウェア30の構成を例示する図である。
図3に示すように、OLSRソフトウェア30は、経路判定部300、制御パケット送受信部302、MPR(Multipoint Relay)ノード決定部304、ノード判定部306、通信方式設定部308および通信情報テーブル310から構成される。
OLSRソフトウェア30は、例えば、メモリ104(図1)に記憶されて各無線通信装置2に供給され、必要に応じて、各無線通信装置2にインストールされたOS(図示せず)上で、各無線通信装置2のハードウェア資源を、具体的に利用して実行される。
OLSRソフトウェア30は、無線ネットワーク1(図1)において、OLSRソフトウェア30を実行する無線通信装置2のノードの種類を判定し、判定結果に応じて、無線通信装置2の通信方式を設定する。
なお、以下、OLSRソフトウェア30を実行する1つの無線通信装置2を、他の無線通信装置2と区別して、「自己の無線通信装置2」と記述することがある。
経路判定部300は、制御パケット送受信部302から入力された制御パケットに基づいて、他の無線通信装置2までの通信経路を判定し、通信経路情報としてルーティングテーブル220および制御パケット送受信部302に対して出力する。
制御パケットは、例えば、OLSRプロトコルのHELLOパケットや、TC(Topology Control)パケットを示し、無線ネットワーク1(図1)上の隣接ノードの情報、および、後述するMPR情報などが含まれる。
制御パケット送受信部302は、経路判定部300から入力された通信経路情報や、後述するMPRノード決定部304から入力されたMPR情報を含む制御パケット情報を、IPルーティング部24およびデータリンク制御部26を介して、予め定められた間隔で、他の無線通信装置2に対して送信する。
また、制御パケット送受信部302は、データリンク制御部26およびIPルーティング部24を介して、予め定められた間隔で、他の無線通信装置2から制御パケットを受信して、経路判定部300、MPRノード決定部304およびノード判定部306に対して出力する。
MPRノード決定部304は、制御パケット送受信部302から入力された制御パケットに基づいて、自己の無線通信装置2に対するMPRノードを決定する。
自己の無線通信装置2に対するMPRノードは、例えば、自己の無線通信装置2から1ホップの(つまり、直接接続される)無線通信装置2のうち、自己の無線通信装置2から2ホップの無線通信装置2と直接接続される無線通信装置2の集合を示す。
つまり、MPRノードは、送信元の無線通信装置2から、直接接続されない送信先の無線通信装置2へデータ送信を行うために、データを中継しうる無線通信装置2を示す。
具体的には、例えば、図1に示す無線ネットワーク1において、自己の無線通信装置が無線通信装置2−1である場合、無線通信装置2−1に対するMPRノードは、無線通信装置2−3となる。
また、MPRノード決定部304は、決定したMPRノードの集合を示すMPR情報を、制御パケット送受信部302に対して出力する。
各無線通信装置2のMPRノード決定部304により決定されたMPR情報が、制御パケット送受信部302を介して、各無線通信装置2の間で交換されることにより、無線ネットワーク全体のMPR情報が制御パケットに含まれる。
具体的には、例えば、図1に示す無線ネットワーク1全体のMPR情報は、無線通信装置2−3および無線通信装置2−4を示す。
なお、以下の説明において記述される「MPR情報」は、無線ネットワーク全体のMPR情報を示すものとする。
ノード判定部306は、制御パケット送受信部302から入力された制御パケットに含まれるMPR情報に基づいて、自己の無線通信装置2が、MPRノードであるか否かを判定する(図4(A)を参照して後述)。
また、ノード判定部306は、判定結果を、通信方式設定部308に対して出力する。
通信方式設定部308は、ノード判定部306から入力された判定結果に基づいて、通信情報テーブル310から、通信方式を選択し、データリンク制御部26および無線部28に対して、選択した通信方式を設定する(図4(B)を参照して後述)。
通信情報テーブル310は、例えば、下記表1に示す通信情報を記憶し、通信方式設定部308の要求に応じて、必要な情報を、通信方式設定部308に対して出力する。
Figure 2011135483
表1に示すように、テーブルの1列目は、ノードの種類(MPRまたはMPR以外)を示し、2列目〜4列目は、ノードの種類に応じて設定可能な通信方式などを示す。
具体的には、例えば、2列目は、CSMA/CA制御部244(図2)に対して、設定する最小バックオフ時間(データ衝突を回避するためのランダムな待ち時間の最小値)を示し、3列目は、ARQ制御部242に対して設定することができるプロトコルを示し、4列目は、OFDM変調部260に対して設定することができる変調方式を示す。
例えば、ノードの種類がMPRである場合、ノードは、ARQ制御部242に対して、Stop&Wait(送信側はフレームを送った後ACK(肯定応答:Acknowledgment)を受信するまで次のフレームを送らず、受信側はフレームの受信に成功するとACKを送信する)、または、BlockACK(複数のデータに対して、ACKを一括して返送する)を設定することができる。
MPRノードは、送信すべきデータの長さに応じて、Stop&WaitまたはBlockACKを選択する。
MPRノードは、例えば、送信すべきデータ長が短い場合は、Stop&Waitを選択して、ARQ制御部242に対して設定し、送信すべきデータ長が長い場合は、BlockACKを選択して、ARQ制御部242に対して設定する。
また、例えば、ノードの種類がMPRである場合、ノードは、OFDM変調部260に対して、デジタル値をアナログ信号に変換する変調方式の一つであるBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、および、無線などで用いられるデジタル変調方式の一つである16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMのいずれかを設定することができる。
MPRノードは、例えば、直前までの確達状況(ACKフレームの受信回数)と無線回線品質(RSSI(Received Signal Strength Indication)やパイロットキャリアの等価誤差など)とに応じて、変調方式を選択する。
MPRノードは、例えば、確達状況が良いほど、より高速な変調方式を選択して、OFDM変調部260に対して設定する。
表1に示すように、ノードの種類がMPRである場合、ノードは、一般に無線通信の回線占有率が高くなるBlockACKや、一般に伝送速度は遅いがノイズに強いBPSKなど、無線通信の回線占有率の高い通信方式を設定することができる。
一方、ノードの種類がMPR以外である場合は、BlockACKや、BPSKなどを含まず、無線通信の回線占有率の低い通信方式を設定する必要がある。
つまり、MPRノードは、MPR以外のノードよりも、より確達性の高い通信方式を含めて、通信方式の選択を行うことができる。
また、表1に示すように、MPRノードは、MPR以外のノードよりもバックオフを短く設定することができるため、MPRノードによる送信を優先させることができる。
なお、表1に示す最小バックオフ時間は、例示であり、この時間に限定されるものではない。
[ノード判定部306の処理]
図4(A)は、図3に示したノード判定部306の処理を示すフローチャートである。
以下、図4(A)を参照して、ノード判定部306の処理をさらに説明する。
ノード判定部306は、制御パケット送受信部302(図3)から入力された制御パケットを受け入れると、ノード判定処理を開始する。
図4(A)に示すように、ステップ400(S400)において、ノード判定部306は、受け入れた制御パケットに含まれるMPR情報を取得する。
ステップ402(S402)において、ノード判定部306は、S400において取得したMPR情報に、自己の無線通信装置2が含まれているか否かを判断する。
含まれていると判断するときは、ノード判定部306は、S404の処理に進み、それ以外のときは、S406の処理に進む。
具体的には、例えば、無線通信装置2−1のノード判定部306は、図1に示す無線ネットワーク1において、自己の無線通信装置2−1は、MPR情報に含まれないと判断する。
また、例えば、無線通信装置2−3のノード判定部306は、図1に示す無線ネットワーク1において、自己の無線通信装置2−3は、MPR情報に含まれると判断する。
ステップ404(S404)において、ノード判定部306は、ノードの種類がMPRであるという判定結果を、通信方式設定部308に対して出力し、処理を終了する。
ステップ406(S506)において、ノード判定部306は、ノードの種類他MPR以外であるという判定結果を、通信方式設定部308に対して出力し、処理を終了する。
[通信方式設定部308の処理]
図4(B)は、図3に示した通信方式設定部308の処理を示すフローチャートである。
以下、図4(B)を参照して、通信方式設定部308の処理をさらに説明する。
通信方式設定部308は、ノード判定部306から入力された判定結果を受け入れると、通信方式の設定処理を開始する。
図4(B)に示すように、ステップ420(S420)において、通信方式設定部308は、受け入れた判定結果が、ノードの種類がMPRであることを示すか否かを判断する。
MPRであるときは、S422の処理に進み、それ以外のときは、S424の処理に進む。
ステップ422(S422)において、通信方式設定部308は、自己の無線通信装置2を、回線占有率の高い通信方式に設定して、処理を終了する。
つまり、通信方式設定部308は、通信情報テーブル310(図3)が記憶する通信情報(表1)を参照して、ノードの種類がMPRである場合の通信方式から選択して、自己の無線通信装置2に対して設定する。
ステップ424(S424)において、通信方式設定部308は、自己の無線通信装置2を、回線占有率の低い通信方式に設定して、処理を終了する。
つまり、通信方式設定部308は、通信情報テーブル310が記憶する通信情報を参照して、ノードの種類がMPR以外である場合の通信方式から選択して、自己の無線通信装置2に対して設定する。
[無線ネットワーク1の全体動作例]
図5(A)は、本発明に係る無線通信装置2を有さない無線ネットワークにおけるデータの伝送遅延を例示する図であり、図5(B)は、本発明に係る無線通信装置2から構成される無線ネットワーク1(図1)におけるデータの伝送遅延を例示する図である。
以下、図5(B)を参照して、無線ネットワーク1(図1)の全体動作例として、各無線通信装置2の間でデータ送信を行った場合のデータ伝送遅延を、図5(A)が示すデータ伝送遅延と比較して説明する。
以下、説明の明確化・具体化のために、無線ネットワーク1(図1)を構成する無線通信装置2−1〜2−6を、図5(B)のノードA2〜F2とし、ノードA2から、ノードC2およびノードD2を介して、ノードF2へデータを送信する場合を具体例として説明する。
また、図5(A)のノードA1〜F1は、図5(B)のノードA2〜F2を、本発明に係る無線通信装置2以外の無線通信装置と置き換え、各ノードの接続関係と、データの送信経路は、図5(B)と同じとした場合を具体例として説明する。
図5(A)に示すように、ノードごとに、データの送信(T:Transmit)またはデータの受信(R:Receive)に要する時間が四角で示され、ノードA1からノードF1へのデータ送信に要するデータ送信時間が、斜線で塗りつぶされた四角で示される。
また、ノードA1からノードF1へのデータ送信以外のデータ送信に要する時間が、破線で囲まれた四角で示される。
つまり、図5(A)に示すように、ノードA1からノードF1へのデータ伝送遅延は、斜線で塗りつぶされた四角で示すデータ送信時間と、破線で囲まれた四角で示すデータ送信時間との総和となる。
本発明に係る無線通信装置2以外の無線通信装置を示すノードA1〜F1は、MPRノードか否かに応じて通信方式を設定することはない。
例えば、図5(A)に示すノードE1は、MPR以外の送信ノードであるにも関わらず、回線占有率の高い通信方式が設定され、回線占有時間が長くなる場合がある。
一方、本発明に係る無線通信装置2を示すノードA2〜F2のうち、送信ノードC2は、自己のノードがMPRであると判定し、回線占有率の高い通信方式に設定する。
また、それ以外の送信ノード(ノードA2,B2およびE2)それぞれは、自己のノードがMPR以外であると判定し、回線占有率の低い通信方式に設定する。
つまり、図5(B)に示すように、ノードC2以外のノードは、ノードC2よりも回線占有率が低いので、回線占有時間が短くなる。
また、例えば、図5(B)に示すノードE2の回線占有時間は、図5(A)に示すノードE1の回線占有時間よりも短くなり、ノードD2からノードF2へのデータ送信が、データD1からデータF1へのデータ送信よりも早く行われる。
その結果、本発明に係る無線通信装置2から構成される無線ネットワーク1(図1)におけるデータ伝送遅延(図5(B))は、本発明に係る無線通信装置2を有さない無線ネットワークにおけるデータ伝送遅延(図5(A))よりも低減される。
1・・・無線ネットワーク,2・・・無線通信装置,100・・・本体,102・・・CPU,104・・・メモリ,106・・・入出力装置,110・・・無線IF部,112・・・記録装置,114・・・記憶媒体,120・・・無線通信リンク,アドホックルーティング部,22・・・IPルーティング部,220・・・ルーティングテーブル,24・・・LLC/MAC部,240・・・QoS制御部,242・・・ARQ制御部,244・・・CSMA/CA制御部,26・・・無線部,260・・・OFDM変調部,30・・・OLSRソフトウェア,300・・・経路判定部,302・・・制御パケット送受信部,304・・・MPRノード決定部,306・・・ノード判定部,308・・・通信方式設定部,310・・・通信情報テーブル

Claims (1)

  1. 複数の移動可能な無線通信装置を含む無線ネットワークにおいて、他の前記無線通信装置とデータ通信処理を行う前記無線通信装置であって、
    前記無線ネットワークの制御情報に基づいて、この無線通信装置が、データを中継する中継ノードであるか否かを判定するノード判定手段と、
    前記ノード判定手段による判定結果に基づいて、この無線通信装置の通信方式を設定する通信方式設定手段と
    を有する無線通信装置。
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