JP2011135427A - 動き検出装置および動き検出方法 - Google Patents

動き検出装置および動き検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、背景変化の大きい追尾対象に対しても追尾精度の低下しない動き検出装置および動き検出方法を提供する。
【解決手段】撮像素子107が時系列に出力する画像データから最新の画像データを評価画像とし(S110)、これより前に出力された画像データを参照画像としてメモリ151b、151cに記録する(S106)更新動作を行い、メモリ151b、151cに記憶された評価画像と参照画像とに基づき、相関値と動き量を算出し(S112)、相関値をメモリに時系列に記憶させ、これらの時系列の相関値に基づき基準値を算出し(S114)、相関値と基準値を比較し(S116)、相関値が基準値未満ならば更新動作を許可し(S117)、相関値が基準値以上ならば更新動作を禁止する(S116→Yes)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、動き検出装置に関し、詳しくは、画像マッチングにより動体の動きを検出する動き検出装置および動き検出方法に関する。
画面内の動体を追尾(追跡)し、目標とする動体が画面内のどこに位置するかを認識する技術は、従来から種々提案されている。例えば、特許文献1には、基準となる参照画像と評価画像の差分が基準値より小さい時に相関ありと判定し、さらに参照画像と継続する評価画像との差分絶対値が基準値より大きい時に相関なしと判定し、参照画像の画像データを更新する画像内動体追尾装置が開示されている。これによって、目標とする被写体が物体の後ろに隠れた場合であっても、類似物体を追尾目標とすることがなくなり、誤判断による識別精度の低下を抑えることができる。
特開平9−65193号公報
上記特許文献1に開示の画像内動体追尾装置によれば、背景変化の大きい追尾対象における識別精度は向上する。しかし、追尾中に形状が変化する追尾対象に対しては、相関値のばらつきが大きくなるために、適切に相関値を求めることができず、追尾の精度が低下し、追尾エラーを生ずるおそれがある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、背景変化の大きい追尾対象に対しても追尾精度の低下しない動き検出装置および動き検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる動き検出装置は、撮像部と、メモリと、上記撮像部が時系列に出力する画像データから最新の画像データを評価画像とし、これより前に出力された画像データを参照画像として上記メモリに記録する更新動作を行う画像データ更新部と、上記メモリに記憶された上記評価画像と上記参照画像とに基づき、相関値と動き量を算出する相関演算部と、上記相関演算部が算出した相関値を上記メモリに時系列に記憶させ、これらの時系列の相関値に基づき基準値を算出する基準値算出部と、上記相関演算部が算出した上記相関値と、上記基準値算出部が算出した上記基準値を比較し、上記相関値が上記基準値未満ならば上記画像データ更新部による更新動作を許可し、上記相関値が上記基準値以上ならば上記画像データ更新部による更新動作を禁止する制御部と、を有する。
第2の発明に係わる動き検出装置は、上記第1の発明において、上記基準値算出部は、上記相関値の記憶用の上記メモリに記憶された時系列の相関値の平均値とのばらつき程度に応じて上記基準値を算出する。
第3の発明に係わる動き検出装置は、上記第2の発明において、上記基準値算出部は、上記相関値のばらつき程度として相関値の最大値と最小値との差値を求め、この差値に応じた係数を決定し、この係数を上記相関値に乗算することによって上記基準値を算出する。
第4の発明に係わる動き検出方法は、撮像部が時系列に出力する画像データから最新の画像データを評価画像とし、これより前に出力された画像データを参照画像としてメモリに記録する更新動作を行い、上記メモリに記憶された上記評価画像と上記参照画像とに基づき、相関値と動き量を算出し、上記相関値を上記メモリに時系列に記憶させ、これらの時系列の相関値に基づき基準値を算出し、上記相関値と上記基準値を比較し、上記相関値が上記基準値未満ならば上記更新動作を許可し、上記相関値が上記基準値以上ならば上記更新動作を禁止する、
本発明によれば、背景変化の大きい追尾対象に対しても追尾精度の低下しない動き検出装置および動き検出方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係わる電子カメラの主として電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係わる電子カメラにおいて、カメラ動作の制御を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わる電子カメラにおいて、基準値算出の制御を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係わる電子カメラにおいて、相関値の算出を説明する図である。 本発明の一実施形態における電子カメラにおいて、相関値の変化と基準値の関係を示す図である。
以下、図面に従って本発明を適用した電子カメラを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の好ましい一実施形態に係わる電子カメラは、デジタルカメラであり、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面に配置した表示部にライブビュー表示する。撮影者はライブビュー表示を観察することにより、構図やシャッタチャンスを決定する。レリーズ操作時には、画像データが記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像データは、再生モードを選択すると、表示部に再生表示することができる。
図1は、本実施形態に係わるデジタルカメラ100の主として電気的構成を示すブロック図である。撮影レンズ101の光軸上に、絞り103a、シャッタ105aおよび撮像素子107が配置されている。撮像素子107は撮像素子インターフェース回路(以下、撮像素子IF回路と称す)109に接続され、撮像素子IF回路109はシステムコントローラ110に接続されている。
撮影レンズ101は、被写体光束を撮像素子107に集光させ、被写体像を結像させるための光学系である。この撮影レンズ101は、システムコントローラ110からの指示に応じて動作する焦点調節機構102により光軸方向に移動され、焦点状態が変化する。絞り103aは、システムコントローラ110からの指示に応じて動作する絞り駆動機構103により、開口量が調節され、撮影レンズ101を介して撮像素子107に入射する被写体光束の入射量を調節する。シャッタ105aは、被写体光束を開閉し、撮像素子107上への被写体光束の投射時間を制御する。このシャッタ105aは、システムコントローラ110からの指示に応じて動作するシャッタ駆動機構105により開閉時間(シャッタ速度)が制御される。
撮像素子107は、前面に配置されたベイヤ―配列のカラーフィルタと、このカラーフィルタに対応して配列されたフォトダイオード等の光電変換素子から構成される。各カラーフィルタとこれに対応する各光電変換素子によって各画素が構成される。撮像素子107は、撮影レンズ101により集光された光を各画素で受光し光電流に変換し、この光電流をコンデンサで蓄積し、アナログ電圧信号(画像信号)として撮像素子IF回路109に出力する。撮像素子IF回路109は、システムコントローラ110からの指示に応じて撮像素子107の光電流蓄積制御や読出制御を行うとともに、読み出した画像信号をAD変換し、デジタル画像データを出力する。
システムコントローラ110は、ASICで構成され、CPU111、AF制御回路113、AE制御回路115、画像処理回路117、顔認識回路119、圧縮・伸張回路121、相関演算回路123、メモリ制御回路125を有する。CPU111は、後述するフラッシュROM135内に格納されたプログラムコード135aに従って動作し、電子カメラの全体制御を行う。
システムコントローラ110内のAF制御回路113は、撮像素子IF回路109から出力されるデジタル画像データに基づいて、高周波成分を抽出し、この高周波成分がピークとなるように、焦点調節機構102を介して、撮影レンズ101の自動焦点調節を行う。なお、このAF制御回路113によって自動焦点調節を行う被写体は、後述する顔認識回路119によって認識された人物の顔の部分、またはタッチパネル145によって撮影者が指示した部分である。これらの被写体が移動すると、相関演算回路123によって追跡し、被写体が移動しても、指定された部分に対して自動焦点調節が実行される。
AE制御回路115は、撮像素子IF回路109から出力されるデジタル画像データに基づいて、被写体輝度を検出し、適正露光を得るように、絞り103aやシャッタ105a等の露出制御値を演算する。そして、この露出制御値に基づいて、絞り駆動機構103を介して絞り103aの制御を行い、シャッタ駆動機構105を介してシャッタ105aの制御を行う。
画像処理回路117は、撮像素子IF回路109から出力されるデジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、ホワイトバランス、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、ライブビュー表示用画像生成、動画画像生成等の各種の画像処理を行なう。
顔認識回路119は、撮像素子IF回路109から出力されるデジタル画像データまたは画像処理回路117によって画像処理されたデジタル画像データを用いて、画像中に人物の顔の部分が存在するか否かを判定し、存在する場合には、その位置や大きさを検出する。
圧縮・伸張回路121は後述するSDRAM151に一時記憶された静止画や動画の画像データをJPEGやTIFF等の圧縮方式により圧縮し、また表示等のために伸張するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方式も適用できる。
相関演算回路123は、SDRAM151に一時記憶された評価画像データと参照画像データとから、公知の相関演算を行い、動き量(動きベクトル)と相関値を演算する回路である。メモリ制御回路125は、電子カメラ内のメモリ、すなわち、記録メディア131、フラッシュROM135、SDRAM151へのデータの書き込みと読出しを制御する。
システムコントローラ110には、記録メディア131、フラッシュROM135、表示素子駆動回路141、タッチパネル駆動回路147、カメラ操作スイッチ149、SDRAM151が接続されている。表示素子駆動回路141は、表示素子143に接続されており、システムコントローラ110から画像データを入力し、表示素子143にライブビュー表示、撮影された画像の再生表示、電子カメラの動作モード設定表示等の表示制御を行う。表示素子143は、LCD表示素子、有機EL表示素子、またはプラズマ表示素子等の表示素子を有している。
タッチパネル145は、表示素子143の前面に配置され、または表示素子143と一体に構成され、表示素子143の表示面を指やスライラスペン等で接触された位置を検知する。タッチパネル145は、タッチパネル駆動回路147に接続されており、これによって駆動され、検出された接触位置は、システムコントローラ110に出力される。カメラ操作スイッチは、電源スイッチ、レリーズスイッチ、モード設定スイッチ等のカメラ操作に必要なスイッチを含み、これらのスイッチの操作状態は、システムコントローラ110に出力される。
SDRAM151は、電子カメラの動作に必要なデータを一時的に格納するためのメモリである。ワークエリア151aは、例えば画像処理を実行する際に、一時的に画像データを格納するために使用される。評価画像エリア151bは、被写体の追尾動作を行う際に、評価画像を格納するために使用される。参照画像エリア151cは、参照画像を格納するために使用される。相関履歴エリア151dは、相関演算回路123によって演算した過去のデータが格納されている。この過去の相関値データの格納数は、直近の所定数であり、古い相関値データは順次上書きされ消去される。
フラッシュROM135は、前述したように、システムコントローラ110によって実行されるプログラムコード135aと、電子カメラを制御するにあたって必要な制御パラメータ135b等が格納されている。また、記録メディア131は、不揮発性メモリや小型のHDD等から構成され、電子カメラから着脱可能である。記録メディア131には、撮影された静止画ファイル(JPEG)、動画ファイル(MPEG)等の画像ファイル131aが記録される。
次に、この電子カメラの動作を図2および図3に示すフローチャートに沿って説明する。このフローチャートは、フラッシュROM135内に格納されているプログラムコード135aに従ってCPU111によって実行される。
電子カメラの電源スイッチがオンとされると、図2に示すフローがスタートする。このフローがスタートすると、まず、ライブビュー動作を開始する(S100)。このステップでは、撮像素子IF回路109を制御して、所定のフレームレートで画像データを取得し、表示素子駆動回路141に出力する。この動作により、表示素子143には、被写体像がリアルタイムで表示され、ユーザは被写体を観察することができる。
続いて、タッチパネル駆動回路147および顔認識回路119の出力を取得し(S102)、被写体が検出されたか否かの判定を行う(S104)。この2つのステップでは、追尾する被写体の検出を行う。すなわち、撮影者がライブビュー表示を観察し、被写体を指等でタッチした部分、またはライブビュー表示されている画像の中に顔の部分があれば、その部分を追尾対象の被写体となる。顔の部分が検出され、かつ指でタッチされた場合にはあ、タッチされた部分を優先して追尾対象とする。ステップS104における判定の結果、被写体が検出されない場合には、ステップS100に戻る。
一方、ステップS104における判定の結果、被写体が検出された場合には、次に、参照画像の領域を設定する(S106)。ここでは、タッチパネル駆動回路147によって検出されたタッチ位置が有る場合にはその部分の画像データを、また顔認識回路119によって顔を認識した場合にはその部分の画像データを参照画像の領域として設定する。今、図4(a)に示すような、Nフレーム目の画像データを取得した場合に、Aの文字の部分が被写体として検出されると、Aの文字を含む部分が参照画像領域300として設定される。この参照画像領域300の画像データは、参照画像エリア151cに一時記憶される。なお、本実施形態においては、参照画像領域300のエリアの広さは、図示のように6×6画素の固定領域としているが、エリアの広さは設計値として適宜選択してもよく、また、被写体の大きさに合わせて可変としてもよい。
参照画像の領域を設定すると、次に、追尾被写体の位置を示すターゲットマークの表示を開始する(S108)。このステップでは、ステップS106で設定された追尾被写体(顔の)の位置と領域(参照画像領域300)の情報に基づき、表示素子143上のライブビュー画像にターゲットマークを重畳して表示する。ターゲットマークは、被写体の移動に応じて画面上を移動し、撮影者に被写体追尾の動作状態を告知する。
ターゲットマークの表示を開始すると、次に、評価画像が取得されたか否かの判定を行う(S110)。撮像素子IF回路109が所定のフレームレートで画像データを出力するので、次の画像データが出力するまで、このステップで待機する。評価画像は、このフレームレートに同期して取得し、取得した評価画像の画像データは、SDRAM151中の評価画像エリア151bに一時記憶する。図4(a)に示すように、Nフレーム目で参照画像領域300の画像データを取得すると、N+1フレーム目で、図4(b)に示すように、評価画像領域301の画像データを取得する。評価画像領域301の画像データと参照画像領域300の画像データを用いて相関演算を行うために、評価画像領域301は参照画像領域300よりも広い領域となる。なお、評価画像は、相関演算回路123の処理能力に応じて、フレームレートを1/2、1/3のレートに同期して取得するようにしてもよい。また、評価画像領域301のエリアの広さは、図示のように17×13画素の固定領域としているが、エリアの広さは設計値として適宜選択してもよく、また、被写体の大きさに合わせて可変としてもよい。
ステップS110における判定の結果、評価画像が取得された場合には、次に、評価画像と参照画像とに基づき、動き量(動きベクトル)と相関値を算出する(S112)。ここでは、参照画像エリア151cに一時記憶されている参照画像の画像データと、評価画像エリア151bに一時記憶されている評価画像の画像データを用いて、相関演算回路123は、動き量(動きベクトル)と相関値を算出する。この算出は、例えば、図4(b)において、評価画像領域301の左上隅に参照画像領域300を重ね、この状態で、各画素について差分値の累積値を求める。以後、評価画像領域301上で参照画像300を1画素ずつ移動させながら、差分値の累積値を求め、一番小さい累積値を相関値とし、またそのときの移動量を動き量(方向も考慮すると動きベクトル)とする。したがって、相関値は小さい程、参照画像との一致度が高いことになり、相関値が0の場合には、参照画像と完全に一致する。
相関値と動き量を求めると、次に、基準値の算出を行う(S114)。後述するステップS116、S117において、相関値が基準値よりも小さい場合には、すなわち相関度が高い場合には、参照画像の更新を行うが、このステップS114においては、比較の対象となる基準値を算出する。基準値の算出にあたっては、SDRAM115内の相関値履歴エリア151dに一時記憶されている複数の相関値に基づいて、基準値(判定値)を算出する。この基準値算出のフローについては、図3を用いて後述する。
基準値の算出を行うと、次に、相関値が基準値よりも大きいか否かの判定を行う(S116)。ここでは、ステップS112において算出した相関値と、ステップS114において算出した基準値を比較する。この比較の結果、相関値が基準値よりも小さかった場合には、次に、参照画像の更新を行うとともに、相関値の履歴データを更新する(S117)。すなわち、評価画像領域301の中で、参照画像領域300に対応し、最も相関値が小さかった領域を新たな参照画像領域300として、そこでの画像データを参照画像エリア151cに記憶する。また、このとき算出された相関値を相関値履歴エリア151dに一時記憶する。相関値履歴エリア151dに一時記憶されている相関値が所定数(例えば、数個から10個程度)を超えた場合には、一番古いデータを消去して書き込む。一時記憶する相関値の所定数は、数十個あれば精度が向上するが、所定数に達するまで基準値が決定できないことから、本実施形態においては、数個から10個程度としている。
参照画像の更新および相関値履歴データの更新を行うと、またはステップS116における判定の結果、相関値が基準値よりも大きかった場合には、次に、被写体位置情報の更新とターゲットマーク表示位置変更を行う(S118)。このステップでは、ステップS112において算出された動き量に基づいて、被写体位置情報を変更する。また、この被写体位置情報に基づいて、ターゲットマーク表示位置を変更する。
次に、撮影開始の操作がなされたか否かの判定を行う(S120)。ここでは、カメラ操作スイッチ149中のレリーズスイッチの状態を検出し判定する。この判定の結果、撮影開始操作が行われていなかった場合には、ステップS110に戻り、前述した被写体追尾を実行する。
一方、ステップS120における判定の結果、撮影開始の操作が行われた場合には、次に、撮影準備動作を行う(S122)。ここでは、追尾している被写体位置情報に基づいて、その位置の被写体に対してピント合わせを行い、適正露出となるように露出制御を行う。すなわち、AF制御回路113は、被写体位置情報に基づいた位置の画像データのコントラストが最大となるように撮影レンズ101を調節する。また、AE制御回路115は被写体位置情報に基づいて位置の画像データに基づいて被写体輝度を求め、この被写体輝度に対して適正露光となるように、絞り103aおよびシャッタ105aの条件を設定する。なお、自動焦点調節動作と、露出条件の設定動作は、上述のステップS110からステップS118において、被写体追尾動作と並行して実行させてもよく、この場合には露光開始までのタイムラグを短くすることができる。
撮影準備動作が終わると、次に、静止画像データの取得を行い、画像ファイルの生成を行う(S124)。ここでは、ステップS122において求められた露出条件(絞り値とシャッタ秒時)で被写体光束を撮像素子107上で受光し光電流蓄積を行い、このときの画像信号を撮像素子IF回路109によって読み出す。読み出された画像信号は、デジタル画像データにAD変換し、画像処理回路117によって画像処理を施し、圧縮・伸張回路121によってデータ圧縮を行って画像ファイルを生成し、この画像ファイルを記録メディア131に記録する。画像ファイルを記録すると、一連の動作を終了し、電源スイッチがオンであれば、ステップS100から再びスタートする。
次に、ステップS114における基準値算出のフローについて、図3に示すフローチャートを用いて説明する。基準値算出のフローに入ると、まず、相関値履歴データから相関値の平均値を算出する(S200)。ここでは、SDRAM151の相関値履歴エリア151dに一時記憶されている所定数の相関値を読み出し、これらの相関値の平均値を算出する。
相関値の平均値を算出すると、次に、一時記憶されている相関値履歴データから相関値の最大値と最小値を求める(S202)。ここでは、ステップS200において読み出した所定数の相関値の中から最大値と最小値を求める。続いて、最大値と最小値の差分値に応じた補正係数を決定する(S204)。ここでは、ステップS202において求めた最大値と最小値の差分値を求め、予め作成しておいた補正算出テーブルを元に差分値に応じた補正係数を決定する。例えば、差分値が予め設定された閾値より小さい場合には補正は1とし、差分値が予め設定された閾値よりも大きい場合には補正係数は2とする。
次に、平均値と補正係数から基準値を算出する(S206)。ここでは、ステップS200において算出した平均値に、ステップS204において決定した補正係数を乗算することにより、算出する。基準値を算出すると、元のフローに戻る。
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、参照画像と評価画像に基づいて相関値を求め、この相関値と基準値を比較し、相関値が基準値よりも小さい場合、すなわち相関度が高い場合には、参照画像の更新を行うようにしている。基準値は、相関値を相関値履歴エリア151dに時系列的に記憶し、この時系列的に記憶した相関値に基づいて決定している。このため、背景が変化し、相関値が変動するような場合であっても、追尾精度が低下することがない。
例えば、相関値が、図5に示すように、時刻t1からt2において大きく変動する場合には、基準値を大きくとり、参照画像の更新が頻繁に起こらないようにしている。また、相関値の変動が小さい場合には、参照画像の更新を許可し易くし、追尾対象の被写体の画像の変化に応じている。このため正しい参照画像を維持することができ、追尾精度が低下することがない。
なお、本発明の一実施形態においては、ばらつきを示す値として、相関値の最大値と最小値の差分値を用いて補正係数を決定している。しかし、ばらつきを示す値としては、この差分値に限らず、例えば、分散値を求め、これを用いてもよい。
また、本発明の一実施形態においては、本発明を適用した電子カメラとして、デジタルカメラを用いて説明したが、電子カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵される電子カメラでも構わない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101・・・撮影レンズ、102・・・焦点調節機構、103・・・絞り駆動機構、103a・・・絞り、105・・・シャッタ、105a・・・シャッタ駆動機構、107・・・撮像素子、109・・・撮像素子IF回路、110・・・システムコントローラ、111・・・CPU、113・・・AF制御回路、115・・・AE制御回路、117・・・画像処理回路、119・・・顔認識回路、121・・・圧縮・伸張回路、123・・・相関演算回路、125・・・メモリ制御回路、131・・・記録メディア、131a・・・画像ファイル、135・・・フラッシュROM、135a・・・プログラムコード、135b・・・制御パラメータ、141・・・表示素子駆動回路、143・・・表示素子、145・・・タッチパネル、147・・・タッチパネル駆動回路、149・・・カメラ操作スイッチ、151・・・SDRAM、151a・・・ワークエリア、151b・・・評価画像エリア、151c・・・参照画像エリア、151d・・・相関履歴エリア、300・・・参照画像領域、301・・・評価画像領域

Claims (4)

  1. 撮像部と、
    メモリと、
    上記撮像部が時系列に出力する画像データから最新の画像データを評価画像とし、これより前に出力された画像データを参照画像として上記メモリに記録する更新動作を行う画像データ更新部と、
    上記メモリに記憶された上記評価画像と上記参照画像とに基づき、相関値と動き量を算出する相関演算部と、
    上記相関演算部が算出した相関値を上記メモリに時系列に記憶させ、これらの時系列の相関値に基づき基準値を算出する基準値算出部と、
    上記相関演算部が算出した上記相関値と、上記基準値算出部が算出した上記基準値を比較し、上記相関値が上記基準値未満ならば上記画像データ更新部による更新動作を許可し、上記相関値が上記基準値以上ならば上記画像データ更新部による更新動作を禁止する制御部と、
    を有することを特徴とする動き検出装置。
  2. 上記基準値算出部は、上記相関値の記憶用の上記メモリに記憶された時系列の相関値の平均値とのばらつき程度に応じて上記基準値を算出することを特徴とする請求項1に記載の動き検出装置。
  3. 上記基準値算出部は、上記相関値のばらつき程度として相関値の最大値と最小値との差値を求め、この差値に応じた係数を決定し、この係数を上記相関値に乗算することによって上記基準値を算出することを特徴とする請求項2に記載の動き検出装置。
  4. 撮像部が時系列に出力する画像データから最新の画像データを評価画像とし、これより前に出力された画像データを参照画像としてメモリに記録する更新動作を行い、
    上記メモリに記憶された上記評価画像と上記参照画像とに基づき、相関値と動き量を算出し、
    上記相関値を上記メモリに時系列に記憶させ、これらの時系列の相関値に基づき基準値を算出し、
    上記相関値と上記基準値を比較し、上記相関値が上記基準値未満ならば上記更新動作を許可し、上記相関値が上記基準値以上ならば上記更新動作を禁止する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
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