JP2003178310A - 物体画像追跡方法及びプログラム - Google Patents

物体画像追跡方法及びプログラム

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JP2003178310A JP2001374819A JP2001374819A JP2003178310A JP 2003178310 A JP2003178310 A JP 2003178310A JP 2001374819 A JP2001374819 A JP 2001374819A JP 2001374819 A JP2001374819 A JP 2001374819A JP 2003178310 A JP2003178310 A JP 2003178310A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テンプレートマッチング時のテンプレート更新
のタイミングを適切に決定して高精度のテンプレートマ
ッチングを可能にする物体画像追跡方法及びプログラム
を提供すること 【解決手段】現在使用中のテンプレートを含む第1の画
像と、新規テンプレート候補を含む第2の画像と、探索
対象の第3の画像に対して、現在使用中のテンプレート
と第3の画像とのテンプレートマッチングの誤差ベクト
ルの推定分散共分散行列と、現在使用中のテンプレート
と第2の画像とのテンプレートマッチングの誤差ベクト
ルの推定分散共分散行列と、第2の画像における第1の
テンプレートと最も相関の高かったマッチング領域(新
規テンプレート候補)と第3の画像とのテンプレートマ
ッチングの誤差ベクトルの推定分散共分散行列の和を比
較し、テンプレートを更新すべきか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像中の物体の移
動(動き)をテンプレートマッチングを利用して追跡す
る物体画像追跡方法及びプログラムに関する。より詳し
くは、テンプレートマッチングにおける追跡精度の向上
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理の分野において、テンプレート
マッチングは参照画像中の点または領域が対象画像中の
どの点または領域と対応するかを見つけ出す基本的な方
法として頻繁に利用されている。例えば、動画像中に描
出される物体の移動(動き)を追跡する目的で、先頭の
画像フレーム(以下、単に「フレーム」という)におけ
る物体領域全体またはその一部をテンプレート画像とし
て定め、該テンプレート画像と似た画像領域(相関の高
い領域)が次のフレーム中のどこにあるかを探し出すこ
とで、移動先を判断するというものである。
【0003】このような動画像における移動物体追跡
は、物体の変形の影響を強く受けてテンプレート画像と
その対応画像との相関値が低下してしまうことが問題に
なる。例えば、物体全体に相当する画像を一つのテンプ
レート画像として用いた場合などにその影響は顕著とな
る。したがって、物体領域内に適当な数の追跡点を限定
的に定め、このような追跡点を含む適当なサイズのテン
プレート画像のそれぞれについてテンプレートマッチン
グを行い、これらテンプレートマッチングの結果から総
合的に物体の移動先を判断することが行われている。こ
こで、追跡点の数(テンプレート画像の数)はなるべく
少なくしたほうが計算時間の向上に有利であることか
ら、精度の高い追跡点を選択する方法を見いだすことが
一つの問題である。
【0004】また別の問題として、テンプレートの更新
方法がある。追跡の初期においては、先頭のフレームに
おける追跡点周辺の画像をテンプレート画像として用い
るが、このテンプレート画像を使って追跡を行い続ける
と、追跡対象の物体画像の変形が無視できないほど大き
くなり、やがては追跡に失敗してしまう。一方、テンプ
レートマッチングを行うことで新しい画像中の追跡点を
推定できるが、毎回、新しい追跡点周辺の画像をテンプ
レート画像として更新すると、追跡点の位置の推定誤差
が蓄積し、徐々に追跡性能が劣化してしまう。すなわ
ち、テンプレートマッチングの精度向上のためには、テ
ンプレート画像を適切に定めることに加え、適切なタイ
ミングでテンプレート画像を更新することが必要であ
る。
【0005】しかしながら、従来用いられているテンプ
レート画像の更新方法は発見的な手法ばかりであり、い
ずれも有効であるとは言い難い。例えば、一定のフレー
ム間隔で強制的にテンプレート画像を更新する方法や、
テンプレートマッチングで得られた相関値または非相関
値と、予め定められた閾(しきい)値との比較に基づい
て更新の要否を判定する方法(参考文献:"Recognition
of Space-Time Gestures using a Distributed Repres
entation", by T.J.Darrell and A.P.Pentland, Techni
cal report No.197, Media Laboratory, Massachusetts
Institute ofTechnology, 1993)などである。
【0006】一定のフレーム間隔で強制的にテンプレー
ト画像を更新する前者の方法は、テンプレート画像の更
新間隔を画像の変形の速さや画像に加わるノイズの大き
さとは無関係に決定するので、変形による追跡性能の劣
化も誤差の蓄積による性能の劣化も根本的には解決しな
い。例えば、変形の激しさの割に長い更新間隔が設定さ
れている場合には、やがて追跡に失敗することになる
し、変形のほとんどない動画像に対して頻繁にテンプレ
ート画像を更新すると誤差の蓄積が避けられない。
【0007】一方、相関値または非相関値としきい値と
の比較に基づいてテンプレート画像更新の要否を判定す
る後者の方法は、予め入力される動画像における変形や
ノイズの特徴が十分にわかっている場合には有効である
が、かかる特徴を事前に知り得ない不特定多数の画像を
対象とするような場合には、適切なしきい値の設定が事
実上不可能である。設定されたしきい値が不適切である
場合、前者の方法と同様に、変形による追跡性能の劣化
や誤差の蓄積による性能の劣化が避けられない。
【0008】以上述べたことから、従来、テンプレート
マッチングに基づく移動物体追跡の精度が十分に達成さ
れていないという問題がある。したがって、入力された
動画像に対し、変形による追跡性能の劣化と誤差の蓄積
による性能の劣化のトレードオフを考慮して適応的にテ
ンプレート画像の更新のタイミングを決定する物体画像
追跡方法の提供が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情を
考慮してなされたものであり、テンプレート画像を適切
なタイミングで更新し、動画像中の物体追跡を高精度に
行うことのできる物体画像追跡方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明は次のように構成されている。
【0011】本発明に係る物体画像追跡方法は、第1の
画像フレームにおける物体上の追跡点を含む第1のテン
プレート画像を定め、第2の画像フレームにおける前記
追跡点の対応点をテンプレートマッチングにより追跡し
たのち、第3の画像フレームにおける前記追跡点の対応
点を追跡するにあたり第1のテンプレート画像から第2
のテンプレート画像へのテンプレート画像更新の要否を
判定する物体画像追跡方法であって、前記第1のテンプ
レート画像を用いたテンプレートマッチングによって前
記第3の画像フレームにおいて追跡される前記対応点を
含む第1探索画像領域と、該第1のテンプレート画像と
の相関値又は非相関値から第1の評価値を算出するステ
ップと、前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレ
ートマッチングによって前記第2の画像フレームにおい
て追跡される前記対応点を含む第2探索画像領域と、該
第1のテンプレート画像との相関値又は非相関値、およ
び、該第2探索画像領域を第2のテンプレート画像とし
て用いたテンプレートマッチングによって前記第3の画
像フレームにおいて追跡される前記対応点を含む第3探
索画像領域と、該第2のテンプレート画像との相関値又
は非相関値の両者から第2の評価値を算出するステップ
と、前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、
前記第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあ
たり前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定す
るステップと、を具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る物体画像追跡プログラ
ムは、第1の画像フレームにおける物体上の追跡点を含
む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像フレーム
における前記追跡点の対応点をテンプレートマッチング
により追跡したのち、第3の画像フレームにおける前記
追跡点の対応点を追跡するにあたり、第1のテンプレー
ト画像から第2のテンプレート画像へのテンプレート画
像更新の要否を判定する物体画像追跡プログラムであっ
て、コンピュータに、前記第1のテンプレート画像を用
いたテンプレートマッチングによって前記第3の画像フ
レームにおいて追跡される前記対応点を含む第1探索画
像領域と、該第1のテンプレート画像との相関値又は非
相関値から第1の評価値を算出するステップと、前記第
1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッチング
によって前記第2の画像フレームにおいて追跡される前
記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテンプレ
ート画像との相関値又は非相関値、および、該第2探索
画像領域を第2のテンプレート画像として用いたテンプ
レートマッチングによって前記第3の画像フレームにお
いて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領域と、
該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関値の両
者から第2の評価値を算出するステップと、前記第1及
び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記第3の画像
フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
レート画像更新を要するか否かを判定するステップと、
複数の前記追跡点のそれぞれについて、前記第3の画像
フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
レート画像更新を要するか否かを判定し、該更新を要す
る旨判定された割合が所定の閾値を超過した際に、全て
の前記追跡点についてテンプレート画像を更新するステ
ップと、を実行させるためのプログラムである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0014】(第一実施形態)図1は本発明の第一実施
形態に係る物体画像追跡装置の概略構成を示すブロック
図である。図1において、101は追跡処理を行うコン
ピュータを示している。このコンピュータ101は、本
発明に係る物体画像追跡処理を実現するプログラムやデ
ータ等を記憶する主記憶装置102と、この主記憶装置
102からプログラムやデータを読み出して計算及び制
御を行う中央処理装置103を主として構成される。コ
ンピュータ101は専用装置である必要はなく、PCや
WS等の汎用のコンピュータを用いることができるが、
少なくとも処理対象である画像(動画像)を取り込んで
処理することが可能な程度の性能を有していることが必
要である。
【0015】104は、処理の高速化や中央処理装置1
03の負荷軽減のために設けられ、専ら動画像特有の処
理(例えば、圧縮画像の伸張など)を行う動画像再生装
置である。この動画像再生装置104は本発明との関係
においては必須の構成要素ではない。
【0016】105は表示装置であり、ブラウン管モニ
タや液晶モニタなどに相当する。また106は指示入力
装置であり、キーボードやマウス、タッチパネルなどに
相当する。ユーザは指示入力装置106を使って追跡の
指示や追跡領域の指定等を行う。
【0017】107は動画像データ用の記録媒体であ
り、追跡処理対象の動画像データを記録した光ディス
ク、磁気ディスク、あるいは磁気テープなどの大容量記
録媒体からなる。
【0018】この記録媒体107は、図1に示すように
コンピュータ101の外部に設けられているが、同コン
ピュータ101の内部に設けられていてもよい。
【0019】108は追跡結果データを記録しておくた
めの記録媒体である。追跡処理を行った結果、得られた
物体の領域情報とその時刻(またはフレーム番号)情報
が対応付けられて記録される。なお、記録媒体107及
び108は図1に示すように別々の記録媒体としても、
同一の記録媒体としても良い。
【0020】次に、本実施形態に係るテンプレートマッ
チング法を用いた移動物体追跡処理について説明する。
図2はこの移動物体追跡処理を実現する処理の一例を示
すフローチャートである。
【0021】まずステップS201では、追跡対象とな
る映像中の先頭のフレームにおいて、追跡したい映像領
域の指定を行う。この処理は、映像の表示を見ながらマ
ウスやタッチパネルなどの入力機器を用いてユーザが行
う。なお、動画像を固定カメラから得る場合などは、画
素ごとの変化量を算出し、所定のしきい値以上の変化が
あった画素領域を移動物体領域として抽出する背景差分
法などを用いることで、ユーザの指示なしに自動的に領
域指定が行えるよう構成しても良い。
【0022】次に、ステップS202では先頭フレーム
からの追跡点選択処理を行う。先のステップS201で
指定された映像領域中から、実際にテンプレートマッチ
ングにより追跡を行う画素の選択を行う。通常、この処
理では追跡に適した追跡点が選ばれる。そのための方法
としては、例えば、追跡点周辺の画素値の分散が大きい
点を選ぶ方法やコーナー点を選ぶ方法がある。また、特
開2001−062567号公報で提案されている方法
として、推定された誤りの大きさの平均値が小さい点を
選択する方法などがある。
【0023】ステップS203はステップS202にお
いて選択された追跡点についての追跡処理(テンプレー
トマッチング)である。ここでは、すでに先頭フレーム
における追跡点に対応する位置がわかっているフレーム
(参照フレーム)と、これから対応点を求めたいフレー
ムとの間におけるテンプレートマッチングに基づいて追
跡を行う。参照フレームにおけるテンプレート画像と、
フレームにおける対応点候補の周辺画像領域との相関値
(または非相関値)を算出し、最も相関値の高い(また
は最も非相関値の低い)対応点候補を追跡点の対応点で
あると判定する。相関値としては画像間の相関係数を用
いることができ、また非相関値としては画素値の差分の
二乗和、画素値の絶対値差分の和、(画素値の分散によ
る)正規化した画素値の差分の二乗和などを用いること
ができる(参考文献:「画像処理ハンドブック」,東京
大学出版会,1991年)。テンプレートマッチングに
用いるテンプレート画像としては、本実施形態では追跡
点の周辺領域に相当する画像部分を用いることとする
が、処理を簡単にするために、追跡点を中心とするブロ
ック領域を用いることも多く、この場合は、通常、テン
プレートマッチングではなく「ブロックマッチング」と
呼ばれる。
【0024】しかし、任意の形状のテンプレート画像を
用いてもこの後説明する処理は実現可能である。以下で
は、任意のフレームにおける先頭フレームの追跡点の推
定対応点も単に追跡点と呼ぶ。任意の時点での追跡点と
テンプレート画像は1対1に対応するため、両者を同一
に扱うことがある。また、テンプレート画像を単にテン
プレートとも呼ぶことにする。
【0025】ステップS204は追跡結果の修正処理で
ある。ステップS203で行った追跡処理(テンプレー
トマッチング)では、個々の追跡点の移動先は必ずしも
正しく推定されているとは限らない。そこで、フレーム
全体の追跡結果を見ながら誤っていると思われる追跡結
果を修正する処理を行う。この処理には様々な手法が適
用できる。例えば、物体の変形モデルを用意しておき、
ロバスト推定に基づいて各追跡点の移動先を決定する手
法(特開2000−132691号公報)である。当該
ステップS204は省略することも可能である。
【0026】ステップS205では、追跡処理を継続す
るか否かを判定する。追跡対象の全フレームについての
処理が終了した場合、追跡対象領域が画像外に移動した
場合、追跡結果の信頼性が低い場合などが追跡処理の終
了条件である。
【0027】ステップS206はテンプレートの更新判
定処理である。ここでは、ステップS203の追跡処理
で用いたテンプレートを保持するか、もしくはより新し
いテンプレートに更新するかを判定する。本実施形態の
特徴は、このテンプレート更新の判定方法にあるので、
当該処理については後に詳細に説明する。
【0028】ステップS207はテンプレートの更新処
理である。ステップS206で更新が必要であると判定
された場合に限り、テンプレートの更新を行う。
【0029】ステップS208は画像の更新処理であ
る。新たに追跡点の移動先を求めたいフレームが読み込
まれた後、ステップS203以降の処理が繰り返され
る。
【0030】以上の処理により、追跡領域の代表として
選ばれた追跡点の各フレームにおける移動先が決定され
る。各々の追跡点の移動先(対応点)により構成される
領域が必要な場合は、追跡点の移動の仕方から領域全体
の変形を推定し、推定された変形を先頭フレームの追跡
領域に施す処理を行えばよい。例えば、変形モデルとし
てアフィン変換を仮定し、追跡点の移動から6つのアフ
ィン変換のパラメータを(最小2乗法などの手法で)推
定し、推定されたアフィン変換によって先頭フレームの
追跡領域を変形することができる。
【0031】次に、テンプレートマッチングの非相関値
として画素値の差分の二乗和を使い、テンプレートマッ
チングで生じるであろう誤差ベクトル(正しい対応点か
らテンプレートマッチングにより推定された対応点への
ベクトル)の確率分布を事前に推定し、その分布から分
散共分散行列を推定してテンプレート更新判定に用いる
方法について説明する。本実施形態では追跡点が1つだ
けしか存在しない場合について説明を行う。これは、追
跡対象となる物体領域が非常に小さく、特徴点を複数選
択できない場合や、領域が平行移動することが予め分か
っていて、一つの特徴点の軌跡をもとに全体の軌跡を特
定できる場合などを想定している。
【0032】図3及び図4は誤差ベクトルの分散共分散
行列を説明するための図である。図3はテンプレートを
更新しない場合に生じるであろう誤差ベクトルのばらつ
きを説明するための図である。この図3においては、紙
面左から右方向に沿って時系列にフレームが並べて示し
てあり、fは先頭のフレーム、fは最新のフレーム、
はフレームfの直前のフレーム、fnは未入力のフ
レームである。また、Tはテンプレート(画像)であ
り、フレームfに含まれる。図3では、テンプレート
の更新を行わないことを仮定しているので、フレームf
のテンプレートTを使ってフレームfnを対象にテ
ンプレートマッチングを行い、該フレームfnにおける
追跡点の対応点を直接、推定する。305はこのときの
テンプレートマッチングで生じる誤差ベクトルの分散共
分散を表現しており、同図に示す楕円は等確率線を意味
する。したがって、楕円が大きいほど誤差ベクトルのば
らつきが大きいことを示す。
【0033】一方、図4は、テンプレートを更新した場
合の誤差ベクトルのばらつきを説明するための図であ
る。図3と同様に、fは先頭のフレーム、fは最新の
フレーム、fはフレームfの直前のフレーム、fn
未入力のフレームである。そして図4において、T
フレームfのテンプレートであり、Tはフレームf
のテンプレートである。つまり、フレームfのテン
プレートTからフレームfのテンプレートTへの
テンプレートの更新が行われている。この図4の場合に
は、一度、フレームfのテンプレートTを使ってフ
レームfにおける追跡点の対応点を推定した後、再
び、フレームfにおける新しいテンプレートTを使
ったテンプレートマッチングによりフレームfnにおけ
る追跡点の対応点を推定する。したがって、2回のテン
プレートマッチングの結果としてフレームfnにおける
追跡点の対応点が求められることになり、フレームf
からフレームfnまでの間に生じた誤差ベクトルは、フ
レームfからfの間で生じた誤差ベクトルと、フレ
ームfからfnの間で生じた誤差ベクトルとの和に相
当する。図4において、405はフレームfからf
の間で生じた誤差ベクトルの分散共分散を、406はフ
レームfからfnの間で生じた誤差ベクトルの分散共
分散を表現している。2つの誤差ベクトルが独立に生じ
る場合には、フレームfからfnまでの間に生じた誤
差ベクトルの分散共分散は、これら二つの分散共分散行
列の和となる。
【0034】以上の解釈に基づき、テンプレート更新の
判定を行う場合のステップS206における処理および
データの流れを示しているのが図5である。図5におい
て、テンプレートマッチング部500はテンプレートマ
ッチングを行う処理部であって、フレームfのテンプ
レートTを用いてi番目のフレームfに対してテンプ
レートマッチングを行い、この際に得られた情報とし
て、探索範囲内の相関値(または非相関値)の分布と、
ノイズの分散の推定値を分散共分散行列算出部501に
送る。ノイズの分散の推定値は、最も相関値の高い(ま
たは非相関値の低い)対応点における画素値の二乗平均
として求める。通常、この処理部500における処理内
容の大部分はステップS203と同一であるため、ステ
ップS203の処理結果を保持しておき、直接、分散共
分散行列算出部501に入力するほうが効率的である。
【0035】分散共分散行列算出部501はテンプレー
トマッチング部500から入力された情報をもとに、第
1の評価値としての分散共分散行列V0(i)を算出する処
理部である。ここで算出される分散共分散行列とは、フ
レームfのテンプレートT を使い、これから入力さ
れる新しい画像に対してテンプレートマッチングを行っ
た場合の誤差ベクトルの推定分散共分散行列である。新
しく入力される画像は、フレームfにランダムノイズが
加わった画像であると仮定し、誤差ベクトルeが生じる
確率をP0(e)と表記する。この確率はテンプレートマッ
チング部500からの入力である非相関値の分布とノイ
ズの分散の推定値により推定されるが、その方法につい
ては後で説明することにする。Sを探索範囲内で生じる
誤差ベクトルの集合と定義すると分散共分散行列は、
【数1】 により算出される。なお、上式においてTは転置行列を
表す。この分散共分散行列は、算出部501の出力とし
てバッファ504およびテンプレート更新判定部505
に送られる。
【0036】テンプレートマッチング部502、および
分散共分散行列算出部503は、ほぼテンプレートマッ
チング部500、および分散共分散行列算出部501と
それぞれ同様の処理を行う処理部である。ただし、テン
プレートマッチング部500ではフレームfのテンプ
レートTの代わりにフレームfのテンプレートT
を用いる点が異なる。また、ステップS203ではT
をテンプレートとしたテンプレートマッチングを行うた
め、テンプレートマッチング部502の処理はステップ
S203で代用することができない。また、テンプレー
トマッチング部502はフレームfからfの間に生じ
たノイズの分散を推定し、相関値(または非相関値)の
分布とともに分散共分散行列算出部503に送る。
【0037】分散共分散行列算出部503で行われる処
理は分散共分散行列算出部501と全く同じであり、入
力が異なるだけである。分散共分散行列算出部503
は、フレームfのテンプレートTを使い、これから
入力される新しい画像に対してテンプレートマッチング
を行った場合の誤差ベクトルの推定分散共分散行列、す
なわち、
【数2】 を算出し、バッファ504およびテンプレート更新判定
部505に送る。ここでP1(e)は、テンプレートT
用いてこれから入力される新しい画像に対してテンプレ
ートマッチングを行った場合の誤差ベクトルがeである
確率であり、P0(e)と同じ方法で推定される。
【0038】バッファ504は分散共分散行列のバッフ
ァであり、算出部501の出力である分散共分散行列V0
と算出部503の出力である分散共分散行列V1をそれぞ
れ1つ保持する。ここで、どの時点で計算された分散共
分散行列かを明示するため、i番目のフレームが入力さ
れたときに計算されたV0とV1を、それぞれV0(i)とV1(i)
と表記する。すなわち、バッファ504にはV0(i)とV
1(i)が入力される。このとき、バッファ504にはi-1
番目の画像に対して処理が行われたときに計算されたV0
(i-1)とV1(i-1)が記憶されている。バッファ504はi-
1番目の画像に対するテンプレート更新判定部505の
出力が「更新」である場合にはV1(i-1)を出力し、「非
更新」である場合にはV0(i-1)を出力する。この出力(V
0(i-1)またはV1(i-1))をV-1(i)と表記する。V-1(i)の
出力後、バッファ504はV0(i-1)とV1(i-1)の代わりに
入力されたV0(i)とV1(i)を記憶しておく。ここで、バッ
ファ504を用意する理由は、本発明の判定処理では3
つの分散共分散行列(図3における305と、図4にお
ける406、407)の計算が必要であるが、そのうち
の一つ(図4の406)は以前の処理ですでに算出済み
であり、それを再利用するためである。
【0039】判定部505はテンプレート更新の判定処
理を行う処理部である。入力は、算出部501からの出
力であるV0(i)と、算出部503およびバッファ504
からの各々の出力の和すなわち第2の評価値としてのV
-1+V1(i)である。V0(i)はテンプレートを更新しない場
合の誤差ベクトルのばらつき、V-1(i)+V1(i)はテンプレ
ートを更新した場合の誤差ベクトルのばらつきを表す行
列である。これら二つの行列は、関数gによりスカラー
に変換され、g(V0(i))>g(V-1(i)+V1(i))ならばテンプレ
ートを「更新」とし、そうでなければテンプレートを
「非更新」とする旨の判定結果を出力する。つまり、テ
ンプレートを更新しない場合の誤差ベクトルのばらつき
と、テンプレートを更新した場合の誤差ベクトルのばら
つきとを本実施形態ではスカラー量で大小比較し、前者
が後者よりも大きい場合はテンプレートを更新する旨決
定し、そうでない場合はテンプレートを更新しない(非
更新)旨決定するのである。
【0040】なお、スカラー量を与える関数gは、分散
共分散行列から算出される任意の関数とすることができ
る。具体的には2行2列の分散共分散行列を、例えば、
【数3】 とした場合、
【数4】 とすれば、Mの固有値の上限値を得ることができる。こ
の場合、テンプレート更新判定部505ではテンプレー
トを更新した場合としない場合の誤差ベクトルのばらつ
きの最悪値を推定し、より小さいばらつきを与える方を
選択するようにしている。また、
【数5】 とすればMの平均固有値の上限を得ることもできる。
【0041】最後に、誤差ベクトルeが生じる確率P0(e)
の算出方法について説明する。本実施形態では、P0(e)
の推定値として、誤差ベクトルがeとなる確率の上界を
用いる。まずフレームfのテンプレートTを使って
フレームfに対するテンプレートマッチングを行い、そ
の情報を用いて新たに入力される画像にテンプレートマ
ッチングを行った場合のP0(e)を推定する場合を考え
る。この場合のP0(e)の上界を計算するため、まず次の
画素集合を定義する。
【0042】
【数6】
【0043】ここで、W(p)は点pを中心とするブロック
に含まれる画素集合、vはテンプレートマッチングによ
り得られた移動ベクトル、上線は補集合を表す。ただ
し、座標原点はテンプレートTの中心である。そして
これらの画素集合ごとに、画素値の差分の2乗和から算
出される値、すなわち、
【数7】 を計算する。ただし、f(p)はフレームfにおける点pの
画素値、σは推定されたノイズの分散の推定値であ
る。次にこれらの算出結果を使い、
【数8】 を計算する。ただし、
【数9】 である。
【0044】ρによる最大化は必ずしも厳密に行う必要
はなく、簡単にはいくつかの用意された0から1の間の
値について、最大値を与えるρを選択することで実現さ
れる。以上の準備から、P0(e)の上界、すなわち、
【数10】 の右辺が算出される。正確なP0(e)の値は算出不可能な
ため、上記の右辺をP0(e)の推定値として分散共分散行
列の計算に用いる。
【0045】以上説明した第一実施形態によれば、テン
プレートマッチングに基づく追跡処理を行う前に、テン
プレートを更新する場合としない場合とのそれぞれにつ
いて、テンプレートマッチングに起因する誤差ベクトル
のばらつきを表す分散共分散行列を算出し、それぞれの
算出結果を比較することで実際にテンプレートを更新す
るか否かを決定するように構成されている。これによ
り、入力された動画像に対し、適応的にテンプレート画
像の更新のタイミングを決定することができ、変形によ
る追跡性能の劣化と誤差の蓄積による性能の劣化のトレ
ードオフを解決することができる。
【0046】したがって、テンプレートを適切なタイミ
ングで更新し、動画像中の物体追跡を高精度に行うこと
のできる物体画像追跡を実現できる。
【0047】(第二実施形態)次に、第二の実施形態に
ついて説明する。第一の実施形態では、追跡点が一つの
場合について本発明に係るテンプレートの更新方法を説
明した。第二の実施形態では、複数の追跡点が設定され
ている場合に、全ての追跡点のテンプレートを一斉に更
新する方法を説明する。本実施形態では、追跡点の選択
処理(ステップS202)でN個の追跡点が選択されて
おり、それぞれの追跡点に0,1,・・・,N−1の番
号が付与されているものとする。また、全てのテンプレ
ートは同じフレームfの画像の一部である。
【0048】図6は本実施形態のテンプレートマッチン
グを用いて移動物体追跡処理を実現する処理の一例を示
すフローチャートである。ステップS201〜S205
およびステップS208は第一の実施形態で説明した図
2の処理と全く同じである。図6では、ステップS20
6およびS207が、それぞれステップS600および
S601にそれぞれ置き換えられている点が図2と異な
っている。
【0049】ステップS600では全てのテンプレート
の更新を行うか否かを判定する処理を行う。すなわち、
全ての追跡点のテンプレートを、フレームfのテンプ
レートからフレームfの新しいテンプレートに更新す
べきかどうかを判定する。
【0050】図7はステップS600における処理およ
びデータの流れを示している。図7に示す700は、図
5におけるテンプレートマッチング部500〜バッファ
504までの処理を含む処理部であって、番号Iのテン
プレートを更新した場合の分散共分散行列と、更新しな
い場合の分散共分散行列を出力する。701はテンプレ
ート更新の判定部であり、全ての追跡点についての分散
共分散行列が入力されると、全てのテンプレートを更新
するか、全てのテンプレートを更新しないかの判定を行
う。
【0051】かかる判定は、例えば以下のように行うこ
とができる。まず、それぞれの追跡点について独立にテ
ンプレートを更新すべきか否かを判定する。これは第一
の実施形態におけるテンプレート更新判定部505の処
理と同じである。次に、全追跡点に対する、更新すべき
と判定された追跡点の数の割合を算出する。そして、あ
らかじめ設定しておいた値(しきい値)よりもこの割合
が高ければ全てのテンプレートを更新するものと判定
し、そうでなければ全てのテンプレートを更新しないと
判定する。
【0052】ステップS601は、ステップS600に
おいてテンプレートを更新する旨判定された場合に、全
ての追跡点のテンプレートをフレームfのテンプレー
トに更新する。例えば、テンプレートに供するため一時
的に記憶されていたフレームfをfに置き換えた
り、フレームfの記憶領域を指し示すポインタをフレ
ームfを指し示すように変更することで実行される。
このとき、テンプレートの位置に関する情報についても
フレームfのものからfのものに更新される。
【0053】本実施形態による複数の追跡点のテンプレ
ート更新方法によれば、全てのテンプレートが同一の画
像フレーム上にあるため、テンプレート用のメモリを別
途用意する必要がないという利点がある。
【0054】(第三実施形態)次に、第三の実施形態に
ついて説明する。第二の実施形態では、複数の追跡点が
設定されている場合に、全ての追跡点のテンプレートを
一斉に更新する方法について説明した。第三の実施形態
では、各々のテンプレートを別々のタイミングで更新す
る方法について説明する。第二の実施形態と同様に、追
跡点の選択処理(ステップS202)でN個の追跡点が
選択され、それぞれの追跡点に0,1,・・・,N−1
の番号すなわちテンプレートの番号が付与されているも
のとする。
【0055】図8は本実施形態のテンプレートマッチン
グを用いて移動物体追跡処理を実現する処理の一例を示
すフローチャートである。ステップS201〜S205
およびステップS208は第一の実施形態で説明した図
2の処理と全く同じである。図8では、ステップS20
6およびS207が、ステップS800〜S804に置
き換えられている点が異なる。
【0056】ステップS800は番号Iの初期化処理で
ある。番号Iはカウンタから成り、テンプレート更新判
定処理の対象となる追跡点の番号が保持される。ここで
は、初期値としてIに0を代入する。
【0057】ステップS801は番号Iの追跡点に対す
るテンプレート更新判定処理であり、その時点で用いた
フレームfのテンプレートを引き続き用いるか、新し
くフレームfのテンプレートに更新するかを判定す
る。ここでは第一の実施形態で説明したステップS20
6における処理と同じ処理を番号Iの追跡点に対して行
う。
【0058】ステップS802は、ステップS801で
テンプレートを更新すると判定された場合に、番号Iの
追跡点のテンプレートを新しくフレームfのテンプレ
ートに更新する。ステップS803は全ての追跡点に対
してテンプレートの更新判定を行ったかを判定する処理
であり、まだ未処理の追跡点があればステップS804
のカウンタ更新処理を経て、S801からの処理を繰り
返す。
【0059】このような第三の実施形態によれば、好ま
しいテンプレート更新のタイミングは追跡点ごとに異な
ることに鑑み、それぞれの追跡点で独立にテンプレート
の更新を行うことができる。但し、本実施形態では、第
二の実施形態のようにテンプレートを含む画像一つを記
録媒体上に保持しておくのではなく、追跡点ごとに独立
にテンプレートを保持しておく必要がある。
【0060】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず種々変形して実施可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テンプレートを更新する場合としない場合とのそれぞれ
について、テンプレートマッチングに起因する誤差ベク
トルのばらつきを表す分散共分散行列を算出し、それぞ
れの算出結果を比較することで実際にテンプレートを更
新するか否かを決定するので、入力された動画像に対
し、適応的にテンプレート画像の更新のタイミングを決
定することができ、変形による追跡性能の劣化と誤差の
蓄積による性能の劣化のトレードオフを解決することが
できる。
【0062】したがって、テンプレートを適切なタイミ
ングで更新し、動画像中の物体追跡を高精度に行うこと
のできる物体画像追跡を実現できる。また、テンプレー
ト更新判定に用いるパラメータをユーザが予め設定して
おくことが不要になり、経験や勘に頼らずとも常に安定
した性能が得られるようになることも本発明の有利な効
果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係る画像処理装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】 第一実施形態に係る物体追跡処理の流れを示
すフローチャート
【図3】 テンプレートを更新しない場合に生じる誤差
分布を説明するための図
【図4】 テンプレートを更新した場合に生じる誤差分
布を説明するための図
【図5】 第一実施形態におけるテンプレート更新判定
処理及びデータの流れを示すブロック図
【図6】 本発明の第二の実施形態に係る物体追跡処理
の流れを示すフローチャート
【図7】 第二の実施形態におけるテンプレート更新判
定処理及びデータの流れを示すブロック図
【図8】本発明の第三の実施形態に係る物体追跡処理の
流れを示すフローチャート
【符号の説明】
101…コンピュータ 102…主記憶装置 103…中央処理装置(CPU) 104…動画像再生装置 105…表示装置 106…指示入力装置 107…動画像データ 108…追跡結果データ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり第1のテン
    プレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプレ
    ート画像更新の要否を判定する物体画像追跡方法であっ
    て、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、を具備することを特徴とする物体画像追跡方
    法。
  2. 【請求項2】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり第1のテン
    プレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプレ
    ート画像更新の要否を判定する物体画像追跡方法であっ
    て、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、 複数の前記追跡点のそれぞれについて、前記第3の画像
    フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
    レート画像更新を要するか否かを判定し、該更新を要す
    る旨判定された割合が所定の閾値を超過した際に、全て
    の前記追跡点についてテンプレート画像を更新するステ
    ップと、を具備することを特徴とする物体画像追跡方
    法。
  3. 【請求項3】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり第1のテン
    プレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプレ
    ート画像更新の要否を判定する物体画像追跡方法であっ
    て、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、 複数の前記追跡点のそれぞれについて、前記第3の画像
    フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
    レート画像更新を要するか否かを判定し、該更新を要す
    る旨判定された追跡点についてテンプレート画像を更新
    するステップと、を具備することを特徴とする物体画像
    追跡方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の評価値は、前記第1のテンプ
    レート画像を用いたテンプレートマッチングによって前
    記第3の画像フレームにおいて追跡される前記対応点を
    含む第1探索画像領域と、該第1のテンプレート画像と
    の相関値又は非相関値から算出される、該テンプレート
    マッチングに起因する誤差ベクトルの分散共分散行列の
    推定値であり、 前記第2の評価値は、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から算出され
    る、該テンプレートマッチングに起因する誤差ベクトル
    の分散共分散行列の推定値と、 該第2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用
    いたテンプレートマッチングによって前記第3の画像フ
    レームにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画
    像領域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非
    相関値から算出される、該テンプレートマッチングに起
    因する誤差ベクトルの分散共分散行列の推定値との和で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
    記載の物体画像追跡方法。
  5. 【請求項5】 前記テンプレート画像が、前記追跡点又
    は対応点を中心とするブロック画像であることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の物体画像追
    跡方法。
  6. 【請求項6】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり第1のテン
    プレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプレ
    ート画像更新の要否を判定する物体画像追跡プログラム
    であって、 コンピュータに、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、を実行させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり、第1のテ
    ンプレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプ
    レート画像更新の要否を判定する物体画像追跡プログラ
    ムであって、 コンピュータに、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、 複数の前記追跡点のそれぞれについて、前記第3の画像
    フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
    レート画像更新を要するか否かを判定し、該更新を要す
    る旨判定された割合が所定の閾値を超過した際に、全て
    の前記追跡点についてテンプレート画像を更新するステ
    ップと、を実行させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 第1の画像フレームにおける物体上の追
    跡点を含む第1のテンプレート画像を定め、第2の画像
    フレームにおける前記追跡点の対応点をテンプレートマ
    ッチングにより追跡したのち、第3の画像フレームにお
    ける前記追跡点の対応点を追跡するにあたり、第1のテ
    ンプレート画像から第2のテンプレート画像へのテンプ
    レート画像更新の要否を判定する物体画像追跡プログラ
    ムであって、 コンピュータに、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第3の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第1探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から第1の評価
    値を算出するステップと、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値、および、該第
    2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用いた
    テンプレートマッチングによって前記第3の画像フレー
    ムにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画像領
    域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非相関
    値の両者から第2の評価値を算出するステップと、 前記第1及び第2の評価値同士の比較に基づいて、前記
    第3の画像フレームにおける前記対応点の追跡にあたり
    前記テンプレート画像更新を要するか否かを判定するス
    テップと、 複数の前記追跡点のそれぞれについて、前記第3の画像
    フレームにおける前記対応点の追跡にあたり前記テンプ
    レート画像更新を要するか否かを判定し、該更新を要す
    る旨判定された追跡点について、テンプレート画像を更
    新するステップと、を実行させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 前記第1の評価値は、前記第1のテンプ
    レート画像を用いたテンプレートマッチングによって前
    記第3の画像フレームにおいて追跡される前記対応点を
    含む第1探索画像領域と、該第1のテンプレート画像と
    の相関値又は非相関値から算出される、該テンプレート
    マッチングに起因する誤差ベクトルの分散共分散行列の
    推定値であり、 前記第2の評価値は、 前記第1のテンプレート画像を用いたテンプレートマッ
    チングによって前記第2の画像フレームにおいて追跡さ
    れる前記対応点を含む第2探索画像領域と、該第1のテ
    ンプレート画像との相関値又は非相関値から算出され
    る、該テンプレートマッチングに起因する誤差ベクトル
    の分散共分散行列の推定値と、 該第2探索画像領域を第2のテンプレート画像として用
    いたテンプレートマッチングによって前記第3の画像フ
    レームにおいて追跡される前記対応点を含む第3探索画
    像領域と、該第2のテンプレート画像との相関値又は非
    相関値から算出される、該テンプレートマッチングに起
    因する誤差ベクトルの分散共分散行列の推定値との和で
    あることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に
    記載のプログラム。
  10. 【請求項10】 前記テンプレート画像が、前記追跡点
    又は対応点を中心とするブロック画像であることを特徴
    とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のプログラ
    ム。
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