JP2011132073A - 金属不純物拡散阻止能を有する石英ガラス - Google Patents

金属不純物拡散阻止能を有する石英ガラス Download PDF

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Abstract

【課題】
従来、半導体熱処理治具に一般に使用されてきた天然シリカ粉熔融石英ガラスは金属不純物、特に銅の拡散阻止能を持たない。金属不純物拡散阻止能を有し、高温粘性の高い石英ガラスを提供する。
【解決手段】
高純度の合成シリカ粉を電気炉中溶解やプラズマ溶解することにより、Si孤立電子対含有濃度を0.5×1016個/cm以下にし、さらに、OH基含有濃度を50wt.ppm以下にすることにより、金属不純物拡散阻止能を有し、半導体熱処理時に粘性率の高い石英ガラスが得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体熱処理用治具に使用される石英ガラスにおいて金属不純物拡散阻止能を有する石英ガラスおよび製造方法を提供する。
石英ガラスはその工業用途の1つに半導体熱処理用治具がある。ここで言う半導体熱処理用治具とは、内部に半導体ウエーハをセットし、熱処理する炉心管および半導体ウエーハをセットするボート等を指す。
そこでは熱処理される半導体ウエーハの金属不純物汚染が大きな問題となっており、天然珪石電気炉熔融品に含まれる金属不純物濃度を低減する方法(例えば、特許文献1参照)、高純度である合成石英に天然珪石熔融品並みの高温粘性を付加する方法(例えば、特許文献2参照)などの対策が採られてきた。
しかし、石英ガラス製治具中の不純物濃度を低減するだけでは半導体ウエーハの受ける金属不純物汚染の問題を解決できない。熱処理時に半導体熱処理用治具外部から半導体熱処理治具の壁を拡散透過して内部の半導体ウエーハを金属不純物汚染することも問題となる。
また、石英ガラス素材を半導体熱処理用治具に加工する工程で石英ガラス中に入った加工歪みを高温アニールして取る工程が石英ガラス製半導体熱処理用治具製造には必須である。
しかし、加工時に石英ガラス表面が金属不純物汚染を受けると、その金属不純物は石英ガラス治具を高温アニールする際に石英ガラス治具内部に拡散侵入し、石英ガラス治具を金属汚染してしまうという問題がある。
さらに高温アニール時の炉材や炉内雰囲気から金属不純物汚染が生じるという問題があり、高温アニールしても金属汚染を受けない高純度石英ガラスの開発が強く望まれてきた。
金属不純物のなかで特に問題となるのはアルカリ金属と遷移金属であり、特にNaとCuは石英ガラス中での拡散が特に速いと推定され、問題視されている。
ただし、同じ石英ガラスでもOH基濃度の高い高純度合成石英ガラスが天然シリカ粉無水熔融石英ガラスと比較して金属不純物の拡散が遅いことが知られており、金属不純物拡散の問題解決のために、天然珪石熔融品をOH基含有量の多い合成石英ガラスで被覆し、金属不純物の拡散を阻止する方法(例えば、特許文献3〜5参照)が提示されている。
しかし、これらの方法では、天然珪石熔融品にさらにOH基含有量の多い合成石英ガラス組み合わせるという手間が必要であり、かつ半導体熱処理時の高温粘性を石英ガラス治具壁中の天然珪石熔融品部分だけで維持するため、高温粘性の低下は免れない。さらにOH基を多く含有する合成石英ガラス部分からOH基が天然珪石熔融品部分へ拡散し、全体の高温粘性を低下させる問題がある。
Cuに関しては、近年Cu配線が半導体素子製造に用いられるようになった事もあり、Cu拡散を抑える銅拡散バリア性絶縁膜(例えば、特許文献6参照)が開発された。
しかし、この技術においては、銅拡散バリア性絶縁膜は石英ガラス治具加工後に形成する必要があり、また大面積上にCu拡散バリア性絶縁膜を形成することは困難である。また、半導体熱処理治具を使用しているとCuバリア性絶縁膜が剥がれてしまう問題がある。
さらに、石英ガラス中のCu拡散に関しては、特許文献7において、波長245nmの紫外線に対する内部透過率が95%以上であり、かつOH含有率が5ppm以下、Li、Na、K、Mg、Ca、Cuの含有率0.1ppm未満である熔融石英ガラスについて、1050℃大気中24時間でのCuイオン熱拡散が低いことが述べられている。
特開昭63−100038号公報 特開平6−329424号公報 特公昭54−5404号公報 特開平4−21587号公報 特開平6−191873号公報 特開2005−45058号公報 特開2008−208017号公報 特開2001−223251号公報
I.H.Malitson,J.Opt.Soc Am vol.55,1205(1965) 非晶質シリカ材料応用ハンドブック 株式会社リアライズ社 (1999) 菊地義一 他、J.Ceram.Japan、 105巻 ページ645−649(1997)
本発明の目的は、石英ガラス素材自体が金属不純物拡散阻止能を有し、半導体熱処理温度においても十分な高温粘性を有する、半導体熱処理用装置、フラットパネルディスプレー製造装置、MEMS製造用装置に好適に利用可能な石英ガラス素材を安価に提供することにある。
本発明者らは、高温における石英ガラス中の金属不純物、特にCuの拡散について鋭意検討した結果、試料表面から内部へ金属不純物が拡散した時の試料内部の金属不純物濃度が石英ガラス中の構造欠陥の1つであるSi孤立電子対含有濃度と比例関係が有り、Si孤立電子対濃度を0.5×1016個/cm以下に抑えることによって、石英ガラス中に拡散する金属不純物濃度、特にCuの拡散濃度を低くすることができることを見出し、本発明に至った。
ここで述べるSi孤立電子対とは、石英ガラスを構成する元素の1つであるSiについて、Siに結合していたOの結合がはずれ、Siの外殻電子に2個の電子から成る電子対が形成されたものを指す。
ここで本発明者らは検討の結果、孤立電子が形成されるとSiはマイナス1価に帯電するので、電荷のバランスを取るためにプラス1価の電荷を持った金属不純物が電気的に結合することになると考えた。プラス1価の金属不純物とは、Ia族元素および1価遷移金属であり、特にはNaおよびCuである。
Si孤立電子対の生成に関しては少なくとも2つの原因があると考えている。1つは、還元雰囲気中でシリカ粉末を熔融した際に生じた酸素欠乏欠陥が金属不純物と結合してSi孤立電子対を生じるからであり、もう1つは石英ガラス中に金属不純物が混入した場合に金属不純物によって生じた電荷のバランスを補償するためにSi孤立電子対が生じたとするものである。
Cuの拡散に関しては以下のように考えている。Si孤立電子対にNaが電気的に結合し、そのNaをCuがイオン交換しながらCuが石英ガラス中を拡散して行くと考えられ、それにより石英ガラス中のCuの拡散濃度がSi孤立電子対密度およびNaによって制限されることが結論付けられた。
すなわち、本発明は、Si孤立電子対含有量が0.5×1016個/cm以下でありかつNa濃度が0.1wt.ppm以下であり、1050℃・4時間のCu拡散処理を行った後に、拡散表面から深さ1mmの位置でのCu濃度が0.2wt.ppm以下となることを特徴とする、半導体製造治具に供される石英ガラスに関するものである。
以下に課題を解決するための手段を詳細に説明する。
石英ガラス中のSi孤立電子対濃度の測定は、石英ガラスを0.5〜2cm厚さ程度、望ましくは1cm以上の厚さに切り出し、両面を平行に光学研磨した後、前記石英ガラスを紫外可視分光光度計を用いて直線透過率を測定する。測定波長範囲は190〜400nmの範囲である。
得られた見かけの透過率Tと試料の表面反射率Rを用いて真の透過率Tを算出する。試料の屈折率NをMalitsonの式(非特許文献1参照)から求め、表面反射率Rを次式から求めた。
波長λÅにおける石英ガラスの屈折率
=1+a×λ/(λ−b)+a×λ/(λ−b)+a×λ/(λ−b
=0.6961663 b=0.0684043
=0.4079426 b=0.1162414
=0.8974794 b=9.896161
表面1回反射率 R=(1−N)/(1+N)
理想の透過率と実測透過率の差、つまりガラスが真に吸収している分の百分率
ΔT=100×(1−R)−T
真の透過率 T=100−ΔT
得られた真の透過率Tの常用対数を採り、吸光度Kとし、さらに吸光度を試料厚さd(cm単位)で割り、常用対数から自然対数への変換係数2.303をかけて吸光係数kを求めた。
吸光度 K=log10(100/T
吸光係数 k=2.303×K/d
Si孤立電子対は紫外可視分光スペクトル中の5.14eV(242nm)位置に吸収を持ち、ガウス曲線近似をした場合にその半値幅が0.48eVであり、吸収ピークの高さから求められる吸収係数に対する吸収断面積が1×10−18cmと報告されている(非特許文献2、ページ211参照)。吸収係数スペクトルのピーク高さをSi孤立電子対欠陥の吸収断面積で割ることで、石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度を算出することができる。
試料へのCu拡散方法及び試料の拡散表面から深さ1mmでのCu濃度の測定方法は特に限定はしないが、例えば、以下の方法を採ることができる。
まず、1〜2cm程度の厚さの石英ガラス試料表面に酸化銅を含有した硝酸溶液を塗布し、塗布液が乾燥した後に試料を大気雰囲気の電気炉内で1050℃・4時間拡散処理する。その後、前記石英ガラス試料をフッ酸と硝酸の混合液で洗浄した後、表面のCu濃度を分析する。
Cu濃度の分析方法は特に限定はしないが、湿式分析、例えば特許文献8に開示されている手法を用いて行うことができる。
発明者らは、石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度(拡散前SLPC濃度)と銅を1050℃・4時間拡散させた場合の拡散表面から深さ1mm位置でのCu濃度の関係を見出し、図1に示した。この知見を基に鋭意検討の結果、石英ガラス中のSi孤立電子対濃度を0.5×1016個/cm以下、さらに望ましくはSi孤立電子対濃度を0.05×1016個/cm以下に抑えることによって銅拡散阻止能を有する石英素材を得られることがわかった。
また、前述の通りCuの拡散濃度はSi孤立電子対密度およびNaによって制限されると推測され、石英ガラス中の含有Na濃度が0.1wt.ppm以下であることが必要であり、Na濃度が0.01wt.ppm以下であることが好ましい。
なお、Si孤立電子対含有濃度を抑えることによって拡散を抑制することが出来る金属不純物は銅に限らず、Li、Na、K等のアルカリ金属元素や、Mg、Ca、等のアルカリ土類元素Fe、Ti、Ag等の遷移金属が挙げられる。
また、前述した通り、石英ガラス中のOH基濃度が増加すると金属不純物拡散が抑えることができ、さらに、OH基の存在はSi孤立電子対の発生を抑えることが推定される。しかし、OH基濃度が増加すると石英ガラス素材の高温粘性が低下するという問題がある。半導体製造治具に供される石英ガラス素材は、半導体熱処理温度1000〜1200℃程度の温度域で十分な粘性率logηが12Pa・sec以上を持つことが求められる。
そこで、発明者らは、鋭意検討の結果、上記Si孤立電子対濃度の低い石英ガラスで、OH基濃度は50wt.ppm以下、望ましくは10wt.ppm以下であることが適切であるという結論に達した。それにより、上記石英ガラスは半導体熱処理用途に求められる粘性率logηが12Pa・sec以上を持たせることが可能となった。
なお、石英ガラス中のOH基濃度の測定は、0.5〜2cm厚さ程度、望ましくは1〜2cmの厚さに切り出し、両面を平行に光学研磨した石英ガラスを、赤外分光光度計(例えば、島津製作所製、商品名「フーリエ変換赤外分光光度計IRPrestige−21」)を用いて3663cm−1位置のOH基による吸収から、バックグランドを直線近似して差し引き、吸光度を算出した後に、吸光度を試料厚さで割って吸収係数を算出することができる。
石英ガラス中のOH基のモル吸収係数に関しては、50〜80リットル/(mol・cm)程度(非特許文献2、ページ71参照)であり、そこから線吸収係数0.01(wt.ppm・cm)−1を算出した。
また、石英ガラスの高温での粘性率測定法は特に限定しないが、たとえば以下のように片持ちビームベンディング法で測定することができる。石英ガラスを長さ9〜15cm幅、0.3〜0.7cm、厚さ0.2〜0.7cmに加工し、ビーム形状の試料にする。ビーム形状試料の片側2cmを石英ガラス台に固定し、所定の温度、所定の時間加熱する。加熱後のビーム試料のたわみ変形量から高温での粘性を算出する。詳細な測定法については非特許文献3に開示されている。
次に、本発明の製造方法について説明する。
Al含有量が5wt.ppm以下であり、Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量がそれぞれ0.01wt.ppm以下であるところの高純度合成シリカ粉末を、クリストバライト結晶化させた後に電気炉熔融または高周波誘導加熱熔融することによって、Si孤立電子対含有量が0.5×1016個/cm以下に抑えることが可能である。
また、Al含有量が5wt.ppm以下であり、Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量がそれぞれ0.01wt.ppm以下であるところの高純度合成シリカ粉末を、クリストバライト結晶化させた後に熔融雰囲気が還元雰囲気とはならないプラズマアーク熔融またはレーザー加熱溶融することによって、Si孤立電子対含有量が0.5×1016個/cm以下に抑えることが可能である。
石英ガラス中のSi孤立電子対含有量を0.5×1016個/cm以下に抑えることによって、Cuが1050℃・4時間拡散しても、拡散表面から1mmの深さのCu濃度が0.2wt.ppm以下となる、金属不純物、特に銅の拡散阻止能を有し、さらに含有OH基濃度を50wt.ppm以下にすることにより高温で粘性の高い、半導体製造用治具作製に供される石英ガラス素材およびその製造方法を提供する。
石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度[個/cm]と1050℃・4時間の条件でCu拡散を拡散した場合の拡散表面から1mmの深さ位置のCu濃度[ppm]の関係を表す図である。
以下、本発明を実施例によって説明する。ただし、これらは発明の例示であって、本発明がこれらによって限定解釈されるものではない。
実施例1
Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有濃度が表1に示した値である合成シリカ粉末にγアルミナ粉末の形でAl濃度換算2wt.ppm添加し、乾式混合を5時間行なった。混合後の合成シリカ粉末を超高純度カーボン容器中に入れ、電気炉で、真空中1775℃で1時間焼結した後にAr雰囲気中1850℃熔融した。
得られた石英ガラスは透明であり、分光光度計(島津製作所製、商品名「フーリエ変換赤外分光光度計IRPrestige−21」)を用いて3663cm−1位置のOH基による吸収から、バックグランドを直線近似して差し引き、吸光度を算出した後に、吸光度を試料厚さで割って吸収係数を算出し、石英ガラス中のOH基の1wt.ppmあたりの吸光係数0.001003で割ることにより石英ガラス中のOH基濃度を求めた。石英ガラス中のOH基濃度は1wt.ppmであった。ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.001wt.ppm未満だった。
石英ガラスの高温での粘性率を以下のように、片持ちビームベンディング法にて行った。石英ガラスを長さ11cm、幅0.5cm、厚さ0.3cmであるビーム形状の試料を作製し、ビーム形状試料の片側2cmを石英ガラス台に固定し、1217℃の温度で10時間加熱する。加熱後のビーム試料のたわみ変形量から高温での粘性を算出した。ビーム試料の粘性率logηは12.13Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度の測定は以下の手順で行った。得られた石英ガラスを2cm厚さに切り出し、両面を平行に光学研磨し、分光光度計(日本分光株式会社製、商品名「V−650型紫外可視分光光度計」)を用いて直線透過率を測定した。測定波長範囲は190〜400nmの範囲である。試料の屈折率NをMalitsonの式から算出し、表面反射率Rを求めた。
得られた見かけの透過率Tから試料の表面反射率Rを差し引き、真の透過率Tを得た。
得られた真の透過率の常用対数を採り、吸光度とし、さらに吸光度を試料厚さ(cm単位)で割り吸光係数を求めた。
Si孤立電子対が紫外可視分光スペクトル中の5.14eV(242nm)位置に吸収を持つことを上述したが、本試料の場合は5.14eV(242nm)位置に観測される吸収から、試料中のSi孤立電子対含有濃度は0.08×1016個/cmであることが判明した。
得られた石英ガラスの銅拡散については、以下のように拡散表面から1mmの深さのCu濃度から求めた。得られた石英ガラスを4.5cm角、厚さ2cmに切り出し、Cu拡散試料とした。石英ガラス試料表面に酸化銅10wt.ppm硝酸溶液を塗布し、塗布液が乾燥した後に試料を大気雰囲気の電気炉内で1050℃・4時間拡散処理した。Cuを拡散した面を0.8mm平面研削して取り除いた後に、その拡散表面を0.2mmの厚さ分、ダイヤモンド砥粒を用いて光学研磨した。その後10wt.%フッ酸−1wt.%硝酸混合液で15分間洗浄した後、4cm角の穴の開いたテフロン(登録商標)製枠を上記の試料表面に固定し、25wt.%フッ酸−1wt.%硝酸混合液4mlで6時間エッチングした。エッチングされた試料の厚さは90μmであり、溶液中のCu濃度を原子吸光法で分析し、エッチングされた石英ガラス重量中のCu濃度に換算した。測定されたエッチング溶液中のCu濃度は0.006wt.ppmとなり、エッチング溶液中のCu濃度と溶解された石英ガラス試料の重量から算出した拡散表面から1mmの深さ位置でのCu濃度は0.08wt.ppmとなっていた。
実施例2
Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量が表1に示した値である合成シリカ粉末にγ−アルミナ粉末の形でAl濃度換算2wt.ppm添加し、乾式混合を5時間行なった。混合後の合成シリカ粉末をプラズマフレーム中に落下−堆積させ透明石英ガラスを得た。
得られた石英ガラスは透明であり、IR吸収スペクトルから求めたOH基濃度は30wt.ppmであり、ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.08wt.ppmだった。
石英ガラスの高温での粘性率を実施例1と同様の方法で測定した。粘性率logηは12.2Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対量の測定は、実施例1に記載した方法によって行った。求められたSi孤立電子対含有濃度は0.058×1016個/cmであった。
得られた石英ガラスの銅拡散については、実施例1に記載のCu濃度分析方法によって行った。算出されたエッチング液中Cu濃度は0.0095wt.ppmとなり、拡散表面から1mmの深さ位置での石英ガラス試料中Cu濃度は0.12wt.ppmだった。
実施例3
Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量が表1に示した値である、液体の半導体用精製四塩化珪素SiClを気化し、酸素―水素火炎フレーム中で加水分解することによりSiOを粉末を発生させ、石英ガラス棒上に堆積させ多孔質シリカ体を得た。
この多孔質シリカ体を電気炉内で24時間以上かけ徐々に焼結することによって透明石英ガラスを得た。
得られた透明石英ガラスのIR吸収スペクトルから求めたOH基濃度は40wt.ppmであり、ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.01wt.ppm未満だった。
石英ガラスの高温での粘性率を実施例1と同様の方法で測定した。粘性率logηは12.1Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対量の測定は、実施例1に記載した方法によって行ったが、Si孤立電子対は検出されず含有濃度は0.01×1016個/cm未満であった。
得られた石英ガラスの銅拡散については、実施例1に記載のCu濃度分析方法によって行った。ただし、Cu拡散条件は1050℃・24時間拡散処理した。
算出されたエッチング液中Cu濃度は0.001wt.ppm未満となり、拡散表面から1mmの深さ位置での石英ガラス試料中Cu濃度は0.001wt.ppm未満(検出されなかった)であったため、図1には点を打っていない。
比較例1
一般に半導体製造用石英ガラス素材として使用されている石英ガラス素材であるGE−124(GEクオーツ社製)を検討した。GE124は天然シリカ粉を電気熔融したとされる石英素材である。GE124中のNa、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物濃度は表1に示したとおりである。
GE124素材についてIR吸収スペクトルから求めたOH基濃度は5.7ppmであり、ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.7wt.ppmだった。
石英ガラスの高温での粘性率を実施例1と同様の方法で測定した。ビーム試料の粘性率logηは12.2Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度の測定は実施例1に記載した方法によって行った。求められたSi孤立電子対含有濃度は8.56×1016個/cmであった。
得られた石英ガラスの銅拡散については、実施例1に記載のCu濃度分析方法によって行った。算出されたエッチング液中Cu濃度は0.0777wt.ppmであり、拡散表面から1mmの深さ位置での石英ガラス試料中Cu濃度は0.98wt.ppmであった。
比較例2
Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量が表1に示した値である天然シリカ粉をプラズマフレーム中に落下−堆積させ透明石英ガラスを得た。
得られた石英ガラスは透明であり、IR吸収スペクトルから求めたOH基濃度は1.5ppmであり、ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.16wt.ppmだった。
石英ガラスの高温での粘性率を実施例1と同様の方法で測定した。ビーム試料の粘性率logηは12.1Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対量の測定は、実施例1に記載した方法によって行った。求められたSi孤立電子対含有濃度は2.2×1016個/cmであった。
得られた石英ガラスの銅拡散については、実施例1に記載のCu濃度分析方法によって行った。算出されたエッチング液中Cu濃度は0.023wt.ppmであり、拡散表面から1mmの深さ位置での石英ガラス試料中Cu濃度は0.29wt.ppmであった。
比較例3
Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量が表1に示した値である合成シリカ粉末を酸素―水素火炎フレーム中に落下−堆積させ透明石英ガラスを得た。
得られた石英ガラスは透明であり、IR吸収スペクトルから求めたOH基濃度は170wt.ppmであり、ICP−AES分析による石英ガラス中のNa濃度は0.11wt.ppmだった。
石英ガラスの高温での粘性率を実施例1と同様の方法で測定した。ビーム試料の粘性率は11.1Pa・secであった。
石英ガラス中のSi孤立電子対量の測定は、実施例1に記載した方法によって行った。本試料の場合は5.14eV(242nm)位置にSLPC起因の吸収が観測され、石英ガラス中のSi孤立電子対含有濃度の測定は実施例1に記載した方法によって行った。求められたSi孤立電子対含有濃度は3.16×1016個/cmであった。
得られた石英ガラスの銅拡散については、実施例1に記載のCu濃度分析方法によって行った。算出されたエッチング液中Cu濃度は0.0206wt.ppmであり、拡散表面から1mmの深さ位置での石英ガラス試料中Cu濃度は0.26wt.ppmであった。
Figure 2011132073
Figure 2011132073
治具外部からの金属不純物拡散により、内部の半導体ウエーハが汚染されることが無く、さらに、半導体熱処理温度での長時間使用でも変形が少ない半導体熱処理用治具に利用することができる可能性がある。
▲:実施例の試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
●:比較例の試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
1:実施例1に挙げた試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
2:実施例2に挙げた試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
3:比較例1に挙げた試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
4:比較例2に挙げた試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。
5:比較例3に挙げた試料の拡散前試料中のSi孤立電子対濃度とCu拡散後の拡散表面から1mm深さのCu濃度を表す。

Claims (14)

  1. Si孤立電子対含有量が0.5×1016個/cm以下、含有Na濃度が0.1wt.ppm以下であり、1050℃・4時間のCu拡散処理を行った後に、拡散表面から深さ1mmの位置でのCu濃度が0.2wt.ppm以下となることを特徴とする石英ガラス。
  2. 1050℃・24時間のCu拡散処理を行った後に、拡散表面から深さ1mmの位置でのCu濃度が0.1wt.ppm以下となることを特徴とする、請求項1記載の石英ガラス。
  3. 含有OH基濃度が50ppm以下であることを特徴とする、請求項1又は2記載の石英ガラス。
  4. 1217℃における粘性率logηが12Pa・sec以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の石英ガラス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスからなることを特徴とする半導体熱処理用に供される石英ガラス部材。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスからなることを特徴とする半導体熱処理用炉心管形に用いられる管状またはドーム状形状の石英ガラス部材。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスからなることを特徴とする半導体ウエーハ熱処理用ボート形状の石英ガラス部材。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の石英ガラス部材を具備することを特徴とする石英ガラス製半導体熱処理用装置。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスからなることを特徴とするフラットパネルディスプレー製造用部材。
  10. 請求項9に記載のフラットパネルディスプレー製造用部材を具備することを特徴とするフラットパネルディスプレー製造装置。
  11. 請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスからなることを特徴とするMEMS製造用部材。
  12. 請求項11に記載のMEMS製造用部材を具備することを特徴とするMEMS製造用装置。
  13. Al含有量が5ppm以下であり、Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量がそれぞれ0.01wt.ppm以下である合成シリカ粉末を、クリストバライト結晶化させた後に電気炉溶融または高周波誘導加熱炉溶融することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスの製造方法。
  14. Al含有量が5ppm以下であり、Na、Li、K、Ca、Mg、Fe、Cu、Ti、Zr不純物含有量がそれぞれ0.01wt.ppm以下であるところの合成シリカ粉末を、クリストバライト結晶化させた後にプラズマアーク熔融またはレーザー加熱溶融することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の石英ガラスの製造方法。
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