JP2011130634A - 非接地発電機の地絡保護システム - Google Patents
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Abstract
【課題】中性点が非接地である非接地発電機の地絡保護装置において、発電機遮断器の遮断まで時限をもたせて一時的地絡に対する発電機遮断機の遮断を防止する。
【解決手段】中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記主変圧器2との間に設置されオープンデルタ結線の2次巻き線を有する計器用変圧器5、前記オープンデルタ結線の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器2を遮断する発電機地絡保護リレー7を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記主変圧器2との間に設置されオープンデルタ結線の2次巻き線を有する計器用変圧器5、前記オープンデルタ結線の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器2を遮断する発電機地絡保護リレー7を備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機の地絡事故時に発電機遮断器を遮断する非接地発電機の地絡保護システムに関するものである。
国内においては稼動中の発電機は中性点を接地する方式であり、周知のように、接地回路に設置した設置変圧器の二次側の単相回路の出力を発電機地絡保護リレーの入力とし、発電機主回路の地絡事故時に地絡過電圧保護リレーにより発電機遮断機を遮断する地絡保護システムが採用されている。(特表2000−511392公報(特許文献1)、特開2009−131048公報(特許文献2))
また、国内の発電機の中性点を接地する方式において、図6に示すように、接地用変圧器19の2次側に接地抵抗20を設けて地絡電流を10A近傍に抑制して、発電機地絡保護リレー7を応動させる保護システムが採用されている。
一方、非主流である発電機の中性点を非接地とする方式は国内では概念としては存在し、図7に例示してあるように、発電機4の出力回路に2巻線(一次巻線と二次巻線)の計器用変圧器(通常VTと略記される)21を設置し、計器用変圧器の2次側をΔ結線としてその出力回路の制限抵抗の両端電圧に応動するように地絡過電圧リレーを設ける概念はある。(特開平9−154225公報(特許文献3)も参照)
発電機の中性点を接地する方式において、図6に示すように、接地用変圧器の2次側に接地抵抗を設けて地絡電流を10A近傍に抑制して、発電機地絡保護リレーを応動させる保護方式の場合は、地絡電流を10A近傍に抑制することから地絡電流による各部への障害の影響が殆どないので、地絡発生から発電機地絡保護リレーが発電機遮断機に遮断指令を出すまでに比較的長い時限、例えば10分前後、を持たせることができ、従って各種の一時的地絡に対し、発電機遮断機を遮断しなくて済む利点がある。
ところが、特許文献1、特許文献2においては地絡電流を抑制しない構成であるので、発電機の容量にもよるが、地絡発生により数1000Aもの地絡電流が流れるので、地絡電流による各部への障害を未然に防止するために、一時的な地絡であっても、地絡過電圧保護リレーにより瞬時に発電機遮断機を遮断しなければならない。
ところが、特許文献1、特許文献2においては地絡電流を抑制しない構成であるので、発電機の容量にもよるが、地絡発生により数1000Aもの地絡電流が流れるので、地絡電流による各部への障害を未然に防止するために、一時的な地絡であっても、地絡過電圧保護リレーにより瞬時に発電機遮断機を遮断しなければならない。
一方、国内で概念としては存在する発電機の中性点を非接地とする方式は、特許文献3や図7に示されているように、発電機の出力回路に2巻線(一次巻線と二次巻線)の計器用変圧器(通常VTと略記される)を設置し、計器用変圧器の2次側をΔ結線としてその出力回路の制限抵抗の両端電圧に応動するように地絡過電圧リレーを設ける構成であるので、発電機の容量にもよるが、地絡発生により数1000Aもの地絡電流が流れるので、地絡電流による各部への障害を未然に防止するために、一時的な地絡であっても、地絡過
電圧保護リレーにより瞬時に発電機遮断機を遮断しなければならない。
電圧保護リレーにより瞬時に発電機遮断機を遮断しなければならない。
この発明は、前述のような実情に鑑みてなされたもので、中性点が非接地である非接地発電機の地絡保護装置において、発電機遮断器の遮断まで時限をもたせて一時的地絡に対する発電機遮断機の遮断を防止する非接地発電機の地絡保護システムを低コストで提供することを目的とするものである。
この発明に係る非接地発電機の地絡保護システムは、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記主変圧器との間に設置されオープンデルタ結線の2次巻き線を有する計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、及び前記オープンデルタ結線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレーを備えたものである。
この発明は、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記主変圧器との間に設置されオープンデルタ結線の2次巻き線を有する計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、及び前記オープンデルタ結線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレーを備えているので、発電機の地絡時に、地絡電流を抑制することができ、これにより保護リレーに時限をもたせることが可能となり、あたかも発電機中性点を接地用変圧器あるいは抵抗器で接地した場合と同様に精度の高い低コストの非接地発電機の地絡保護システムが得られる効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。
図1において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器(以下、実施の形態1において、3巻線の計器用変圧器は「3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)5、前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器2を遮断する発電機地絡保護リレー7を備えた非接地発電機4の
地絡保護システムが例示されている。また、前記VT5は、図6における中性点が接地された発電機4の中性点接地回路に設置される中性点接地変圧器111と実質的に同容量としてある。
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。
図1において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器(以下、実施の形態1において、3巻線の計器用変圧器は「3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)5、前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器2を遮断する発電機地絡保護リレー7を備えた非接地発電機4の
地絡保護システムが例示されている。また、前記VT5は、図6における中性点が接地された発電機4の中性点接地回路に設置される中性点接地変圧器111と実質的に同容量としてある。
次に動作について説明する。発電機4の主回路に地絡事故が生じた場合には、発電機遮断器2と発電機4の間に設置した3巻VT5のオープンデルタ結線側の巻き線521に所定値、即ち前記中性点が接地された発電機における地絡電流10A程度と同程度の10A程度に抑制された地絡電流が流れ、発電機地絡保護リレー7が本事故電流を検出し発電機遮断器2をトリップし、ユニットトリップに至る。なお本実施の形態1において、発電ユニットとは、図1に例示のように、主変圧器と発電機遮断機と発電機とを発電ユニット8と呼称している。また、発電機遮断器2をトリップする場合は、発電機励磁回路(図示省略)も他の遮断器により併せて遮断される。
従って、発電機4の中性点を非接地とした回路において、発電機遮断器2と発電機4間に設置した3巻VT5の2次の一方を、発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を10A程度
に抑制する発電機中性点接地変圧器と同容量のオープンデルタ結線としたVT5を設置することで、同様に地絡電流を抑制し、地絡事故を保護リレーにて検出し保護する非接地発電機の地絡保護システムといえる。
に抑制する発電機中性点接地変圧器と同容量のオープンデルタ結線としたVT5を設置することで、同様に地絡電流を抑制し、地絡事故を保護リレーにて検出し保護する非接地発電機の地絡保護システムといえる。
実施の形態1では、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻VT5、前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の巻き線521の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器2を遮断する発電機地絡保護リレー7を備え、3巻VT5の1次巻線51とオープンデルタ結線である2次巻き線521とで決まる容量を、図6における発電機中性点に接地変圧器19で接地した場合と同容量にすることで、図6における接地変圧器19を含めた接地回路を削除することができ、機器の数が少ない分、機器の故障率をさげることができるとともに、中性点が接地された発電機4において接地抵抗20を介して接地した場合と同様に、中性点非接地の発電機4の場合であっても、地絡事故発生から事故除去まで10分前後の時限を持たせることができ、各種の一時的地絡に対し、発電機遮断器2を遮断しなくて済む利点がある。
また、本実施の形態1によれば、発電機中性点が非接地であっても、図1のように図6における発電機中性点接地変圧器19と同容量のオープンデルタ結線のVT5を設置することで、図6における発電機中性点接地変圧器19を設けた場合と同様に地絡電流を抑制することができ、またこれにより発電機地絡保護リレー7に時限をもたせることを可能としたので、あたかも図6における発電機中性点を接地用変圧器19あるいは抵抗器20で接地した場合と同様に精度、信頼性の高いものが得られる。
なお、図1において、3巻VT5の他方の2次巻き線522の出力は、発電機遮断器2を、電力系統1側の電圧と発電機4の出力電圧との同期がとれた状態で投入(発電機の併入)するための同期信号として使用され、当該同期信号と、発電機遮断器2と主変圧器3との間に設置された第2の3巻VT9の制限抵抗10を介して母線地絡保護リレー11が接続されたオープンデルタ結線の2次巻き線921とは異なる他の2次巻き線922の出力である電力系統1側の同期信号とにより、電力系統1側の電圧と発電機4出力電圧との同期がとれた状態で発電機遮断器2の投入(発電機の併入)が行われる。
また、第1の3巻VTでもある3巻VT5の他方の2次巻き線522の出力は、前記同期信号以外に、発電機出力の監視、制御、保護などにも使用される。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図2に基づいて説明する。
図2において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記主変圧器3との間に設置され2つの2次巻き線921,922のうちの一方の2次巻き線921がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線922の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器(以下、実施の形態2において、3巻線の計器用変圧器は「3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)9、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗12、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗12によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレー7、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記接地抵抗12が前記発電機地絡保護リレー7と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
以下、この発明の実施の形態2を図2に基づいて説明する。
図2において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記主変圧器3との間に設置され2つの2次巻き線921,922のうちの一方の2次巻き線921がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線922の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器(以下、実施の形態2において、3巻線の計器用変圧器は「3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)9、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗12、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗12によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレー7、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記オープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記接地抵抗12が前記発電機地絡保護リレー7と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
本実施の形態2においては、前述の実施の形態1と同様な機能を有するとともに、地絡検出用の3巻VT5及び接地抵抗12を、発電機地絡保護リレー7と母線地絡保護リレー11とに共用するので、共用化による機器の減少により機器の故障率を更に下げることができ、更に、発電機地絡保護リレー7は発電機4の併入前には動作しないので、発電機4の主回路の地絡事故は発電機併入後に発生したことが判別できる。
接地抵抗12は、前述の実施の形態1における接地抵抗6と同じ抵抗値であり、前記地絡事故時の地絡電流を10A前後に抑制するものであり、実施の形態1における母線地絡保護リレー11の制限抵抗としても共用されるので、母線地絡保護リレー11が本来の動作特性を保持するようにするために母線地絡保護リレー11の設定値の変更をする等の対応を行う。
なお、図2において、3巻VT9の他方の2次巻き線922の出力は、発電機遮断器2を、電力系統1側の電圧と発電機4の出力電圧との同期がとれた状態で投入(発電機の併入)するための同期信号として使用され、当該同期信号と、発電機遮断器2と発電機4との間に設置された2巻線の計器用変圧器(VT)13の2次巻き線132の出力である発電機4側の同期信号とにより、電力系統1側の電圧と発電機4出力電圧との同期がとれた状態で発電機遮断器2の投入(発電機の併入)が行われる。
また、2巻線の計器用変圧器(VT)13の2次巻き線132の出力は、前記同期信号以外に、発電機出力の監視、制御、保護などにも使用される。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図3に基づいて説明する。
図3において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の2次巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の第1の計器用変圧器(以下、実施の形態3において、3巻線の計器用変圧器は「
3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)5、前記オープンデルタ結線の2次巻き線522の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第1の接地抵抗6、及び前記第1のVT5の前記オープンデルタ結線の2次巻き線522の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第1の接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第1の発電機地絡保護リレー7、前記発電機遮断器2と前記主変圧器3との間に設置され2つの2次巻き線921,922のうちの一方の2次巻き線921がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線922の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第2のVT9、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第2の接地抵抗12、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第2の接地抵抗12によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器4を遮断する第2の発電機地絡保護リレー14、及び前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記第2の接地抵抗12が前記第2の発電機地絡保護リレー14と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
以下、この発明の実施の形態3を図3に基づいて説明する。
図3において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の2次巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の第1の計器用変圧器(以下、実施の形態3において、3巻線の計器用変圧器は「
3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)5、前記オープンデルタ結線の2次巻き線522の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第1の接地抵抗6、及び前記第1のVT5の前記オープンデルタ結線の2次巻き線522の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第1の接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第1の発電機地絡保護リレー7、前記発電機遮断器2と前記主変圧器3との間に設置され2つの2次巻き線921,922のうちの一方の2次巻き線921がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線922の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第2のVT9、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第2の接地抵抗12、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第2の接地抵抗12によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器4を遮断する第2の発電機地絡保護リレー14、及び前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記第2のVT9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記第2の接地抵抗12が前記第2の発電機地絡保護リレー14と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
また、発電機併入後に前記地絡事故が発生した場合において、前記第1及び第2の発電機地絡保護リレー7,14の何れか一方が先に動作した場合は、他方の発電機地絡保護リレーの動作による前記発電機遮断器2の遮断が行われないようにインターロックする保護インターロック回路15が設けられている。
また、発電機併入信号(発電機遮断器2の投入信号)の有無に基づいて、発電機併入前に第1の発電機地絡保護リレー7が動作した場合は発電機併入前の地絡事故発生、発電機併入後に第1の発電機地絡保護リレー7又は第2の発電機地絡保護リレー14が動作した場合は発電機併入後の地絡事故発生と判別することが可能で、かかる発電機併入前の地絡事故発生と発電機併入後の地絡事故発生とを判別する判別機能を前記保護インターロック回路15に設けるか、他の監視回路に設け、且つ発電機併入前の地絡事故発生及び発電機併入後の地絡事故発生の何れの地絡事故であるか表示するようにすることも可能であり、保守上至便となる。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図4に基づいて説明する。
図4は発電機4を周知のサイリスタ起動装置で起動する場合のシステム構成を例示したものである。
以下、この発明の実施の形態4を図4に基づいて説明する。
図4は発電機4を周知のサイリスタ起動装置で起動する場合のシステム構成を例示したものである。
図4において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機4を起動するサイリスタ起動装置16の交流出力側に設けられた過電圧保護リレー174、前記発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の2次巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器(以下、実施の形態4において、3巻線の計器用変圧器は「3巻VT」と略記し、計器用変圧器は「VT」と略記する)5、前記オープンデルタ結線の2次巻き線521の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗6、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線521の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレー7を備え、前記サイリスタ起動装置16による前記発電機4の起動中における前記発電機主回路の地絡事故には前記過電圧保護リレー17が応動し、前記発電機の併入後は前記発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に前記発電機地絡保護リレー7が応動して前記発電機遮断器2を遮断する非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
図4に例示のように、サイリスタ起動装置16は、サイリスタ起動用変圧器161、コンバータ162、直流リアクトル163、インバータ164で構成され、サイリスタ起動装置16が複数の発電ユニット8、・・・に使用される場合には、切替盤17が設置される。
切替盤17には、発電ユニット8の発電機4を起動する場合に閉路される断路器171、他の発電ユニットを起動する場合に閉路される断路器172、接地用変圧器173、及び交流地絡過電圧保護リレー174が設置されている。
切替盤17には、発電ユニット8の発電機4を起動する場合に閉路される断路器171、他の発電ユニットを起動する場合に閉路される断路器172、接地用変圧器173、及び交流地絡過電圧保護リレー174が設置されている。
周知のように、サイリスタ起動装置16による前記発電機4の起動中は、主回路接続断路器18aは閉路していてサイリスタ起動装置16の交流出力によって発電機4は電動機として駆動され、主回路接続断路器18bは開路しており、3巻VT5は発電機4の出力回路から切り離されている。
起動中に前記地絡事故が発生した場合は、交流地絡過電圧保護リレー174が作動して発電機起動を停止する。
起動が終了すれば主回路接続断路器18aは開路され主回路接続断路器18bは閉路される。主回路接続断路器18bの閉路状態で発電機が併入可能な状態になれば、発電機遮断器2が投入される。
起動中に前記地絡事故が発生した場合は、交流地絡過電圧保護リレー174が作動して発電機起動を停止する。
起動が終了すれば主回路接続断路器18aは開路され主回路接続断路器18bは閉路される。主回路接続断路器18bの閉路状態で発電機が併入可能な状態になれば、発電機遮断器2が投入される。
主回路接続断路器18bが閉路すれば、また、発電機遮断器2が投入されれば、前述の実施の形態1と同様に機能し、同様の効果を奏する。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図5に基づいて説明する。
図5も発電機4を周知のサイリスタ起動装置で起動する場合のシステム構成を例示したものである。
以下、この発明の実施の形態5を図5に基づいて説明する。
図5も発電機4を周知のサイリスタ起動装置で起動する場合のシステム構成を例示したものである。
図5において、中性点が非接地であり電力系統1に発電機遮断器2及び主変圧器3を介して給電する発電機を起動するサイリスタ起動装置16の交流出力側に設けられた過電圧保護リレ174ー、前記発電機4と前記発電機遮断器2との間に設置され2つの2次巻き線521,522のうちの一方の2次巻き線521がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線522の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の第1の計器用変圧器5、前記オープンデルタ結線の2次巻き線521の出力回路に前記発電機4の主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第1の接地抵抗6、及び前記第1の計器用変圧器5の前記オープンデルタ結線の2次巻き線521の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第1の接地抵抗6によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第1の発電機地絡保護リレー7、前記発電機遮断器2と前記主変圧器3との間に設置され2つの2次巻き線921,922のうちの一方の2次巻き線921がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線922の出力が前記発電機4の併入時の同期信号として使用される3巻線の第2の計器用変圧器9、前記第2の計器用変圧器9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第2の接地抵抗12、前記第2の計器用変圧器9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の出力回路に接続され前記発電機4の発電機主回路の地絡事故時に前記第2の接地抵抗12によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第2の発電機地絡保護リレー14、及び前記第2
の計器用変圧器9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記サイリスタ起動装置16による前記発電機4の起動中における前記発電機主回路の地絡事故には前記過電圧保護リレー174が応動し、前記発電機の併入後は前記発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6,12によって所定値に抑制された地絡電流に前記第1及び第2の発電機地絡保護リレー7,14が応動して前記発電機遮断器2を遮断し、前記第2の計器用変圧器9の前記第2のオープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記第2の接地抵抗12が前記第2の発電機地絡保護リレー14と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
の計器用変圧器9の前記オープンデルタ結線の2次巻き線921の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレー11を備え、前記サイリスタ起動装置16による前記発電機4の起動中における前記発電機主回路の地絡事故には前記過電圧保護リレー174が応動し、前記発電機の併入後は前記発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗6,12によって所定値に抑制された地絡電流に前記第1及び第2の発電機地絡保護リレー7,14が応動して前記発電機遮断器2を遮断し、前記第2の計器用変圧器9の前記第2のオープンデルタ結線の2次巻き線921及び前記第2の接地抵抗12が前記第2の発電機地絡保護リレー14と前記母線地絡保護リレー11とに共用されている非接地発電機の地絡保護システムが例示されている。
本実施の形態5は、図5から明白なように、前述の実施の形態3と実施の形態4とを組み合わせたシステム構成であり、前述の実施の形態3及び実施の形態4の双方の機能を有し、双方の効果を奏するものである。
なお、前述の実施の形態3及び5において、前記第1及び第2のVT5,9の何れも、図6における中性点が接地された発電機4の中性点接地回路に設置される中性点接地変圧器19と実質的に同容量としてある。
なお、各図中、同一符合は同一又は相当部分を示す。
1 電力系統、
2 発電機遮断器、
3 主変圧器、
4 発電機、
5 第1の計器用変圧器(VT)、
51 第1の計器用変圧器(VT)5の1次巻き線、
521 第1の計器用変圧器(VT)5のオープンデルタ結線の2次巻き線、
522 第1の計器用変圧器(VT)5の2次巻き線、
6 接地抵抗、
7 発電機地絡保護リレー、
8 発電ユニット、
9 第2の計器用変圧器(VT)、
91 第2の計器用変圧器(VT)9の1次巻き線、
921 第2の計器用変圧器(VT)9のオープンデルタ結線の2次巻き線、
922 第2の計器用変圧器(VT)9の2次巻き線、
10 制限抵抗、
11 母線地絡保護リレー、
12 接地抵抗、
13 計器用変圧器(VT)、
131 計器用変圧器(VT)13の1次巻き線、
132 計器用変圧器(VT)13の2次巻き線、
14 第2の発電機地絡保護リレー、
15 保護インターロック回路、
16 サイリスタ起動装置、
161 サイリスタ起動装置16のサイリスタ起動用変圧器、 162 サイリスタ起動装置16のコンバータ、
163 サイリスタ起動装置16の直流リアクトル、
164 サイリスタ起動装置16のインバータ、
17 切替盤、
171 切替盤17の断路器、
172 切替盤17の断路器、
173 切替盤17の接地用変圧器、
174 切替盤17の交流地絡過電圧保護リレー、
18a 主回路接続断路器、
18b 主回路接続断路器、
19 発電機中性点接地方式の接地用変圧器、
20 発電機中性点接地方式の接地抵抗、
21 計器用変圧器、
211 計器用変圧器21の1次巻き線、
212 計器用変圧器21の2次巻き線、
22 発電機地絡過電圧リレー。
2 発電機遮断器、
3 主変圧器、
4 発電機、
5 第1の計器用変圧器(VT)、
51 第1の計器用変圧器(VT)5の1次巻き線、
521 第1の計器用変圧器(VT)5のオープンデルタ結線の2次巻き線、
522 第1の計器用変圧器(VT)5の2次巻き線、
6 接地抵抗、
7 発電機地絡保護リレー、
8 発電ユニット、
9 第2の計器用変圧器(VT)、
91 第2の計器用変圧器(VT)9の1次巻き線、
921 第2の計器用変圧器(VT)9のオープンデルタ結線の2次巻き線、
922 第2の計器用変圧器(VT)9の2次巻き線、
10 制限抵抗、
11 母線地絡保護リレー、
12 接地抵抗、
13 計器用変圧器(VT)、
131 計器用変圧器(VT)13の1次巻き線、
132 計器用変圧器(VT)13の2次巻き線、
14 第2の発電機地絡保護リレー、
15 保護インターロック回路、
16 サイリスタ起動装置、
161 サイリスタ起動装置16のサイリスタ起動用変圧器、 162 サイリスタ起動装置16のコンバータ、
163 サイリスタ起動装置16の直流リアクトル、
164 サイリスタ起動装置16のインバータ、
17 切替盤、
171 切替盤17の断路器、
172 切替盤17の断路器、
173 切替盤17の接地用変圧器、
174 切替盤17の交流地絡過電圧保護リレー、
18a 主回路接続断路器、
18b 主回路接続断路器、
19 発電機中性点接地方式の接地用変圧器、
20 発電機中性点接地方式の接地抵抗、
21 計器用変圧器、
211 計器用変圧器21の1次巻き線、
212 計器用変圧器21の2次巻き線、
22 発電機地絡過電圧リレー。
Claims (9)
- 中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記主変圧器との間に設置されオープンデルタ結線の2次巻き線を有する計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、及び前記オープンデルタ結線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレーを備えた非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項1に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記発電機遮断器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレーを備えたシステム構成としたことを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項1に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記主変圧器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレー、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレーを備え、前記オープンデルタ結線の2次巻き線及び前記接地抵抗が前記発電機地絡保護リレーと前記母線地絡保護リレーとに共用されているシステム構成としたことを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項1に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機と前記発電機遮断器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第1の計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第1の接地抵抗、及び前記第1の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記第1の接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第1の発電機地絡保護リレー、前記発電機遮断器と前記主変圧器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第2の計器用変圧器、前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第2の接地抵抗、前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記第2の接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記
発電機遮断器を遮断する第2の発電機地絡保護リレー、及び前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレーを備え、前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線及び前記第2の接地抵抗が前記第2の発電機地絡保護リレーと前記母線地絡保護リレーとに共用されているシステム構成としたことを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。 - 請求項1に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機を起動するサイリスタ起動装置の交流出力側に設けられた過電圧保護リレー、前記発電機と前記発電機遮断器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された接地抵抗、及び前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する発電機地絡保護リレーを備え、前記サイリスタ起動装置による前記発電機の起動中における前記発電機主回路の地絡事故には前記過電圧保護リレーが応動し、前記発電機の併入後は前記発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に前記発電機地絡保護リレーが応動して前記発電機遮断器を遮断するシステム構成としたことを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項1に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、中性点が非接地であり電力系統に発電機遮断器及び主変圧器を介して給電する発電機を起動するサイリスタ起動装置の交流出力側に設けられた過電圧保護リレー、前記発電機と前記発電機遮断器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第1の計器用変圧器、前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第1の接地抵抗、及び前記第1の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記第1の接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第1の発電機地絡保護リレー、前記発電機遮断器と前記主変圧器との間に設置され2つの2次巻き線のうちの一方の2次巻き線がオープンデルタ結線であり前記2次巻き線のうちの他方の2次巻き線の出力が前記発電機の併入時の同期信号として使用される3巻線の第2の計器用変圧器、前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に前記発電機主回路の地絡事故時の地絡電流を所定値に抑制する接地された第2の接地抵抗、前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の出力回路に接続され前記発電機の発電機主回路の地絡事故時に前記第2の接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に応動して前記発電機遮断器を遮断する第2の発電機地絡保護リレー、及び前記第2の計器用変圧器の前記オープンデルタ結線の2次巻き線の前記出力回路に接続された母線地絡保護リレーを備え、前記サイリスタ起動装置による前記発電機の起動中における前記発電機主回路の地絡事故には前記過電圧保護リレーが応動し、前記発電機の併入後は前記発電機主回路の地絡事故時に前記接地抵抗によって所定値に抑制された地絡電流に前記第1及び第2の発電機地絡保護リレーが応動して前記発電機遮断器を遮断し、前記第2の計器用変圧器の前記第2のオープンデルタ結線の2次巻き線及び前記第2の接地抵抗が前記第2の発電機地絡保護リレーと前記母線地絡保護リレーとに共用されているシステム構成としたことを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項4または請求項6に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、前記第1及び第2の発電機地絡保護リレーの何れか一方が先に動作した場合は、他方の発電機地絡
保護リレーの動作による前記発電機遮断器の遮断が行われないようにインターロックすることを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。 - 請求項1、請求項2、請求項3、及び請求項5の何れか一に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、前記計器用変圧器が、中性点が接地された発電機の中性点接地回路に設置される中性点接地変圧器と実質的に同容量であることを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
- 請求項4、請求項6、及び請求項7の何れか一に記載の非接地発電機の地絡保護システムにおいて、前記第1及び第2の計器用変圧器の何れも、中性点が接地された発電機の中性点接地回路に設置される中性点接地変圧器と同容量であることを特徴とする非接地発電機の地絡保護システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289098A JP2011130634A (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | 非接地発電機の地絡保護システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009289098A JP2011130634A (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | 非接地発電機の地絡保護システム |
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013153596A1 (ja) | 2012-04-09 | 2013-10-17 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 地絡検出回路およびそれを用いた電力変換装置 |
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CN112134278A (zh) * | 2020-09-25 | 2020-12-25 | 龙滩水电开发有限公司龙滩水力发电厂 | 基于发电机出口断路器故障后重启发电机的应急运行方法 |
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2009
- 2009-12-21 JP JP2009289098A patent/JP2011130634A/ja active Pending
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