JP2011128685A - 片手操作用入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた数のスイッチにより豊富な数の文字、数字、記号等の情報符号を入力可能とする片手操作用入力装置を提供する。
【解決手段】片手操作用入力装置が、全オフ位置から次の全オフ位置を検知するまで、1又は複数の入力スイッチの各々が1回又は複数回、所定のオン位置に操作されたことを検知し、検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示すスイッチ接点情報を生成する検知情報生成部3と、1又は複数の入力スイッチの各々を1回又は複数回、所定のオン位置とするスイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報の各々を、1つの情報符号に対応付けて対応表51に予め記憶した記憶部5と、スイッチ接点情報を取得することにより対応表51を参照してスイッチ接点情報に対応する情報符号の入力を決定する情報符号決定処理部4とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、片手により操作される少数の入力スイッチを備えかつ豊富な文字、数字、記号等を入力可能な片手操作用入力装置に関する。
手動操作により文字、数字、記号等(以下、「情報符号」と称する)を入力するための比較的小型の入力装置には、種々のタイプがあり、その中には、片手のみで把持して操作できるものがある。また、無線送信型のものもあり、有線送信型に比べて使い易い。このような片手操作式の入力装置には、例えば、ハンディターミナル、ゲーム機のコントローラ、家電製品等のリモートコントローラ等がある。入力機能だけに着目して、広く捉えるならば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、掌に載るサイズのコンピュータなどにも、片手操作用入力装置といえるものがある。
片手操作用入力装置は、その小型化への要請及び操作性の限界から、入力用のスイッチやキーの数が限定される。この結果、入力可能な情報符号の数が制限されることになる。従って、限られた数の入力スイッチにより豊富な情報を入力するために、様々な工夫がされてきた。例えば、シフトキーやコントロールキーと他のキーを同時に押す組合せにより、入力可能な情報符号の数を増す技術が知られている。
特許文献1では、5指の各々の伸展・屈曲方向へのスイングによって複数入力可能に構成された複数のキー(入力スイッチ)を備え、各指用キーの操作位置を組み合わせて複数通りの入力を行うキーボードの発明が記載されている。
特許文献2では、片手で把持され操作される5個のキー(入力スイッチ)を備えたデータ入力装置が記載され、各キーは2つのオン位置と1つのオフ位置とを備えている。各キーのオン位置の組合せと情報符号とを対応付けている。
特開昭62−19924号公報 米国特許第4791408号明細書
1つの指が1つの入力スイッチのみを操作し、他のキーを操作しない構成をもつ片手操作用入力装置では、入力スイッチの数は高々5個に限られる。特許文献1及び特許文献2では、各入力スイッチが3つの可能な接点位置(2つのオン位置と1つのオフ位置)を有し、1個〜5個の入力スイッチの接点位置の組合せ(以下、「スイッチ接点組合せ」と称する)と1つの情報符号とを1対1に対応付けているが、そのスイッチ接点組合せの数には限界がある。
ここで、5個以下の入力スイッチを有し、各入力スイッチが上記の3つの接点位置をもつ片手操作用の入力装置におけるスイッチ接点組合せを計数してみる。例えば、2個の入力スイッチを使用する場合、いずれか一方のみ又は双方をオン位置とするか、そしていずれのオン位置とするか、によりスイッチ接点組合せの数が決定される。
使用する入力スイッチの個数に応じたスイッチ接点組合せの数(全てがオフ位置の組合せを除く)は、次の通りとなる。
使用する入力スイッチの個数n スイッチ接点組合せの数
1 2
2 8
3 26
4 80
5 242
また、2個以上の入力スイッチを使用する場合は、各入力スイッチをオン位置とする順序を区別することにより、別のスイッチ接点組合せとして規定することもできる。その場合、使用するスイッチの個数に応じた組合せの数(全オフ位置の組合せを除く)は、次の通りとなる。
使用する入力スイッチの個数n スイッチ接点組合せの数
2 12
3 78
4 632
5 6330
上記の通り、高々5個の入力スイッチのスイッチ接点組合せの数には上限がある。従って、この上限を超える数の情報符号とスイッチ接点組合せとを対応付けたい場合は、モード切替(例えば、英数字モードとかなモード間の切替)を行う必要がある。その場合、モード切替操作のために、いずれかのスイッチ接点組合せを割り当てる。それにより、同じスイッチ接点組合せに対して異なる情報符号を対応付けることが可能となる。
しかしながら、モードの数が増えると、同じスイッチ接点組合せに対して対応付けられる異なる情報符号の数が増えるため、ユーザはその対応付けに習熟することが困難となる。さらにユーザは、現在いずれのモードで入力操作を行っているのかを常に認識している必要がある。特に、入力した情報符号又は現在のモードを表示する出力画面や表示素子等を備えていない場合には、現在いずれのモードで入力しているかを確認することが困難である。
以上の現状に鑑み、本発明は、高々5個の入力スイッチを備えた片手操作用入力装置において、無制限の個数の情報符号を、スイッチ操作の組合せと1対1に対応付け可能とすることである。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の構成を提供する。括弧内の符号は、後述する図面の符号であり、参考のために付する。
本発明による片手操作用入力装置は、(a)片手の指と1対1にそれぞれ対応する総数n個(nは、1≦n≦5の自然数)の入力スイッチ(S1,S2,S3,S4,S5)を具備し、各入力スイッチは、対応する指の操作により往復変位可能でありかつ第1のオン位置と、第2のオン位置と、これら2つのオン位置の間のオフ位置とからなる3つの接点位置をそれぞれ有している、スイッチ部(1)と、
(b)前記n個の入力スイッチが全てオフ位置である全オフ位置の検知後から次の全オフ位置の検知までの間、1又は複数の入力スイッチの各々が1回又は複数回、所定のオン位置に操作されたことを検知し、検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示すスイッチ接点情報を生成する検知情報生成部(3)と、
(c)1又は複数の入力スイッチの各々を1回又は複数回、所定のオン位置とするスイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報の各々を、1つの情報符号に対応付けて対応表(51)に予め記憶した記憶部(5)と、
(d)前記検知情報生成部から前記検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示すスイッチ接点情報を取得することにより、該スイッチ接点情報に基づいて前記記憶部(5)の対応表(51)を参照して該スイッチ接点情報に対応する情報符号の入力を決定する情報符号決定処理部(4)と、を備えたことを特徴とする。
好適な形態においては、前記記憶部(5)は、前記n個の入力スイッチのうち複数の入力スイッチの各々を所定のオン位置とするスイッチ接点組合せにおいて、該複数の入力スイッチの各々を該所定のオン位置とする操作順序の異なるスイッチ接点組合せの各々を、1つの情報符号に対応付けて前記対応表(51)に予め記憶しており、かつ、前記検知情報生成部(3)により生成されるスイッチ接点情報がさらに、複数の入力スイッチの操作順序を示す。
好適な形態においては、前記n個の入力スイッチの各々について1回だけ前記第1のオン位置とする操作及び1回だけ前記第2のオン位置とする操作の各操作に対し、1桁の検知用数値が一意に割り当てられ、前記記憶部(5)の対応表(51)における前記スイッチ接点情報は、1桁又は複数桁の検知用数値からなり、かつ、前記検知情報生成部(3)は、1桁又は複数桁の検知用数値をスイッチ接点情報として生成する。
さらに好適な形態においては、前記1つの情報符号がユニコードで表された文字である場合に、前記スイッチ接点組合せが、該ユニコードの4桁の16進数を予備変換した6桁の8進数の各桁にそれぞれ対応する各操作からなる。
本発明の入力装置は、片手のいずれかの指に1対1に対応する総数n個の入力スイッチを備える。すなわち、n個とは、1個、2個、3個、4個又は5個のいずれかである。各入力スイッチは、各指の操作で往復変位可能である。よって、いずれの指も別の入力スイッチへと移動する必要はなく、対応する入力スイッチ上に置いたままで曲げ伸ばしするだけで操作可能である。
本発明における各入力スイッチは、第1及び第2の2つのオン位置と、その間に位置する1つのオフ位置とからなる3つの接点位置を有する。n個の入力スイッチのうち1又は複数の入力スイッチを用いて1つの情報符号の入力操作が行われたとき、各入力スイッチの接点位置が検知されることにより1つのスイッチ接点組合せが得られる。
各スイッチ接点組合せに対し、1つの情報符号を対応付けられる。つまり、どのようなスイッチ接点組合せであるかが決定されれば、1つの情報符号が決まる。但し、n個の接点位置の全てオフ位置である(「全オフ位置」と称する)スイッチ接点組合せは、初期状態(入力待機状態)か、又は、連続する2つの情報符号を区別する"文字区切り"と対応付ける。全オフ位置の検知後から次の全オフ位置の検知の間に、1つの情報符号を示すスイッチ接点組合せの入力操作を行う。従って、1つの情報符号の入力操作の間は、少なくとも1つの入力スイッチを必ず第1又は第2のオン位置のいずれかの位置に保持するようにし、入力操作の途中で全オフ位置とならないようにする。
本発明の特徴は、所定の入力スイッチを所定のオン位置とする操作を1回又は複数回行うスイッチ接点組合せの各々を、互いに異なるスイッチ接点組合せとして規定していることである。そして、各スイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報を1つの情報符号に対応付け、記憶部の対応表に予め記憶している。
例えば、「第1スイッチを第1のオン位置に"1回"操作し、次に第2スイッチを第1のオン位置に"1回"操作する、スイッチ接点組合せ」と、以下の3通りのスイッチ接点組合せとは、互いに異なる組合せである。
(1)「 第1スイッチを第1のオン位置に"1回"操作し、次に第2スイッチを第1のオン位置に"2回"操作する、スイッチ接点組合せ」
(2)「第1スイッチを第1のオン位置に"1回"操作し、次に第2スイッチを第1のオン位置に"3回"操作するスイッチ接点組合せ」
(3)「第1スイッチを第1のオン位置に"1回"操作し、次に第2スイッチを第1のオン位置に"1回"操作し、次に再び第1スイッチを第1のオン位置に"1回"操作する、スイッチ接点組合せ」
なお、1つのスイッチ接点組合せの中で同じスイッチを複数回、オン位置とする場合、操作の途中で全オフ位置とならないように少なくとも1つの別のスイッチをオン位置に保持するようにする。文字区切りではないときに、全オフ位置となってしまうと、誤った入力となるからである。上記の(1)(2)の場合は、最初に操作する第1スイッチを第1のオン位置に保持した状態で、第2スイッチのオン操作を行うようにする。
1つのオン位置に対して2回以上オン操作する回数には、上限がない。従って、本発明では、スイッチ接点組合せの数は無制限となる。これにより、入力対象とする全ての情報符号の各々に対して互いに異なるスイッチ接点組合せを対応付けることができる。この結果、従来のように複数のモードを設定する必要がなくなり、モード変換操作も不要となる。また、従来の入力装置において、平かなの濁音や半濁音の入力の際によく行われていた前置記号等を入力する必要もない。さらに、複数の情報符号の入力を、別の1つの情報符号の入力とみなすように対応付ける必要もない。例えば、特殊文字を入力する際に、従来は、2つ又は3つのスイッチ接点組合せの操作を行って1つの特殊文字に対応付けていたが、本発明では、いかなる特殊文字に対しても固有のスイッチ接点組合せを対応付けることができる。
さらに、複数の入力スイッチがいずれかのオン位置となるスイッチ接点組合せにおいては、複数の入力スイッチの操作順序が異なるスイッチ接点組合せの各々を、互いに異なるスイッチ接点組合せとして規定することが、好適である。これにより、組合せの数をさらに増すことができる。
本発明における「情報符号」とは、文字(平かな、カタカナ、アルファベット、漢字等)、数字('1'、'2'..'0')、記号('+'、'−'、'。'、'?'、..)等、特定の意味又は特定の処理等を割り付けた多様な符号の全てを含む。また、平かなにおける情報符号には、濁音、半濁音、撥音、拗音、長音記号も含まれる。
また、スイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報は、1桁又は複数桁の検知用数値からなることが好適である。このために、n個の入力スイッチの各々について1回だけ第1のオン位置とする操作及び1回だけ第2のオン位置とする操作の各操作に対し、1桁の検知用数値が一意に割り当てられている。1つの情報符号の入力は、1又は複数のオン操作から構成されているから、1つの情報符号の入力は、1桁又は複数桁の検知用数値で表すことができる。
この場合、記憶部の対応表におけるスイッチ接点情報は、1桁又は複数桁の検知用数値からなり、また、検知情報生成部の生成するスイッチ接点情報もまた、1桁又は複数桁の検知用数値からなるようにする。そして、検知情報生成部の生成するスイッチ接点情報に含まれる検知用数値に基づいて対応表を参照し、1つの情報符号を決定する。対応表の差し替えにより、コード体系を容易に変更することが可能である。
(a)は、本発明による片手操作用入力装置の主要部である片手操作機を示す外観斜視図である。(b)は、(a)の片手操作機の操作時の状態を示す外観斜視図である。 本発明による片手操作用入力装置を含む全体構成の一例を模式的に示すブロック構成図である。 (a)(b)は、1つの情報符号に対応する1つのスイッチ接点組合せを視覚的に表す操作記号について説明する図である。 英字数字記号入力操作表の一例を示す。 図4Aに続く補助文字記号入力操作表の一例を示す。 平かなカタカナ入力操作表の一例を示す。 図5Aに続く拡張かな入力操作表の一例を示す。 (a)は、図2の検知情報生成部3の記憶部32に予め記憶された基本的な検知用数値321の一例を示し、(b)は、スイッチ接点組合せと検知用数値との対応例を示す。 図2の記憶部5の対応表51の例である。 検知情報生成処理及び情報符号決定処理のフローを例示する。 ユニコードで表された文字を予備変換する手法を説明する図である。 1つのユニコードを予備変換した6桁の8進数の入力操作方法を説明する図である。 (a)(b)はそれぞれ、ユニコードで表された文字を、図10Aの方法に従って検知用数値に変換する例を示している。 1つのユニコードを予備変換した6桁の8進数の入力操作方法を説明する別の例の図である。 (a)(b)はそれぞれ、ユニコードで表された文字を、図11Aの方法に従って検知用数値に変換する例を示している。 1つのユニコードを予備変換した6桁の8進数の入力操作方法を説明する別の例の図である。 (a)(b)はそれぞれ、ユニコードで表された文字を、図12Aの方法に従って検知用数値に変換される例を示している。
以下、本発明の実施例を示した図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、図示及び説明された実施例のみに限定されるものではない。
図1(a)は、本発明による片手操作用入力装置の主要部である片手操作機11の一実施例を示す外観斜視図である。片手操作機11は、使用者の片手で把持可能な立体形状をもつ把持筐体と、その外面に取り付けられた5個の入力スイッチS1、S2、S3、S4、S5を備えている。入力スイッチS1は親指用であり、入力スイッチS2、S3、S4、S5は、それぞれ人差し指用、中指用、薬指用、小指用である。
以下、5個の入力スイッチを有する片手操作用入力装置を実施例として説明するが、4個以下の入力スイッチを備えた場合も、本発明を同様に適用できる。
把持筐体は、その全体を片手で包み込めるような立体形状で、図示の例では、略楕円体をやや押し潰したような形状である。図1(a)に現れている第1掌接面11aは、本機11を左手で把持した場合に、掌が当接する面である。図1(a)では見えないが、第1掌接面11aの裏側には、第2掌接面がある。これら一対の掌接面と、これらの周縁同士を連結して周回する周側面11bとにより、把持筐体の外面が形成されている。各掌接面と周側面との境界線には丸みが付けられ、把持しやすい滑らかな表面を有している。
5個の入力スイッチは、周側面11b上に取り付けられている。各入力スイッチの両側には、把持筐体の外面から位置決め突起11c、11dが突出している。これらの位置決め突起11c、11dは、各入力スイッチに特定の指を載置する際のガイド壁であり、また、載置後には指の位置をぶれさせないための支持壁の役割を果たす。これにより、操作性が向上する。
図1(b)は、(a)に示した片手操作機11の操作時の状態を示す外観斜視図である。図示の例では、本機11を左手90で把持した状態であり、第1掌接面11aは、操作者の掌に当接している。操作者は、親指を入力スイッチS1の表面上に載置し、他の4本の指を4個の入力スイッチS2、S3、S4、S5の表面上にそれぞれ載置する。各指と各入力スイッチは、1対1に対応している。各入力スイッチの表面は、指先の形状に合うように略長方形となっている。操作時には、各指を屈伸運動させることで各入力スイッチを往復変位させる。操作時の各指の動きを、白抜き矢印で示している。親指は、把持筐体の周側面の周回方向に沿って動かし、他の指は、周回方向に垂直な方向に動かす。各指は、各入力スイッチを操作すると同時に、片手操作機11自体を把持する役割も果たしている。そして、装置をどの様な向きに向けても操作可能である。
片手操作機11における把持筐体と複数の入力スイッチとを含む外郭形状において、第1掌接面11aを含む第1の半部と、第1掌接面11aの裏側の第2掌接面を含む第2の半部とは、中央面について面対称である。これにより、本機11は、右手でも左手でも操作できる。但し、本発明の片手操作機11は、両手操作可能な外郭形状に限定されるものではなく、片手専用の形状であってもよい。
図2は、本発明による片手操作用入力装置の全体構成の一例を模式的に示すブロック構成図である。図示の例では、片手操作用入力装置10は、図1に示した片手操作機11と固定機12とから構成される。
片手操作機11のスイッチ部1は、5個の入力スイッチS1〜S5を備える。各入力スイッチは、往復変位の一方側に変位したときの第1のオン位置(以下、「上オン位置」と称する)と、他方側に変位したときの第2のオン位置(以下、「下オン位置」と称する)と、これら2つのオン位置の間にあるオフ位置とからなる3つの接点位置をそれぞれ有する。従って、1つの入力スイッチは3値情報を入力可能である。オフ位置は、初期位置でありかつ安定位置である。各入力スイッチには、いずれかのオン位置にスイッチ操作した後に指を離すと自動的にオフ位置に復帰するように、適宜の弾性的復帰手段が設けられている。
片手操作機11の入力部2は、5個の入力スイッチS1〜S5の各々について、図2に示した第1入力部〜第5入力部21、22、23、24、25を有する。1つの情報符号の入力操作が行われたとき、入力部2は、各入力スイッチの変位を検知して、それぞれの変位信号を検知情報生成部3へ送る。
片手操作機11の検知情報生成部3は、5個の入力スイッチS1〜S5の各々の変位信号に基づいてスイッチ接点情報を生成する。例えば、ワンチップマイクロプロセッサを具備し、適宜の動作周波数で動作するデジタル回路を構成している。信号変換処理部31は、アナログ信号である変位信号を、後段の処理に適したデジタル信号であるスイッチ接点情報に変換する。スイッチ接点情報は、検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示す情報を含む。さらに、複数の入力スイッチが操作された場合は、その順序を示す情報を含む場合もある。好適例では、信号変換処理部31は、1つの情報符号の入力に対応したスイッチ接点情報を生成するために、記憶部32に予め記憶された検知用数値割当表321を用いる。検知用数値割当表321については、後に図6〜図8に関して詳述する。生成されたスイッチ接点情報は、送信部71へ送られる。送信部71は、送信アンテナを備えており、スイッチ接点情報に基づいて送信アンテナを駆動し、無線送信を行う。
固定機12は、片手操作機11の外部に設けられ、片手操作機11との間で無線送受信する点以外は、特に形状や設置場所等は限定されない。また、コンピュータや各種自動制御装置の一部として組み込まれていてもよい。なお、固定機12と片手操作機11との間の送受信は、有線であってもよい。受信部72は、受信アンテナを備え、スイッチ接点情報を受信して情報符号決定処理部4へ送る。
情報符号決定処理部4は、CPUとメモリを備え、取得したスイッチ接点情報に基づいて情報符号を決定する処理を行う。CPUは、適宜の記憶装置(ROM等)に導入された所定のプログラムをメモリに読み込み、実行する。情報符号決定処理部4による処理は、適宜の記憶装置の記憶部5に予め記憶された対応表51と連係して行われる。対応表51は、例えば、5個の入力スイッチのスイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報と情報符号とを対応付けて格納したテーブルファイルである。
情報符号決定処理部4は、入力された情報符号を決定した後、その情報符号を、入力情報出力部6へ送る。入力情報出力部6は、種々の出力装置とのインタフェース機能を具備する。決定された情報符号は、新たな入力情報として種々の出力装置13へ出力される。例えば、決定された情報符号を、表示装置の画面上に表示したり、音声装置により読み上げたり、印刷装置により印刷したり、外部の適宜の記憶装置に記憶したり、通信装置を介してさらに別の装置やネットワークに送信したりする。
なお、図示しない別の実施例においては、図2に示した固定機12を設ける替わりに、片手操作機11に情報符号決定処理部4及び記憶部5を内蔵させてもよい。その場合、送信部71と受信部72を省くことができ、検知情報生成部3から情報符号決定処理部4へ、スイッチ接点情報を直接送ることができる。つまり、片手操作機11のみで、片手操作用入力装置10を形成することができる。加えて、片手操作機11に、入力情報出力部6を内蔵させ、任意の出力装置13を設けてもよい。
図3(a)(b)は、1つの情報符号に対応する1つのスイッチ接点組合せを視覚的に表した操作記号について説明する図である。この操作記号は、図4A以降の図面で用いる。
先ず、いずれの操作記号にも共通する点を述べる。太線の部分が、操作記号である。中央の1本の横棒は、横に並んだ「5個の入力スイッチ」を模式的に表している(各入力スイッチの境界は示さない)。丸囲み数字は、各入力スイッチの位置を示している。この横棒から上に延びる縦棒は、「オフ位置から上オン位置とする操作」を示し、一方、横棒から下に延びる縦棒は、「オフ位置から下オン位置とする操作」を示す。つまり、縦棒の起点の位置は、5個の入力スイッチのうち「どの入力スイッチのオン操作であるか」を表している。縦棒の起点が横棒の左端にあるときは入力スイッチS1のオン操作を表し、横棒の左端と中点の中間にあるときは入力スイッチS2のオン操作を表し、横棒の中点にあるときは入力スイッチS3のオン操作を表し、横棒の中点と右端の中間にあるときは入力スイッチS4のオン操作を表し、そして横棒の右端にあるときは入力スイッチS5のオン操作を表している。
また、縦棒の先端からジグザグに折り返された短い棒の数は、同じ入力スイッチを同じオン位置に2回以上操作する際の回数を示している。回数が増えるにつれて、ジグザグの短棒の数を、斜め、縦、斜め...とを増していく。ジグザグの短棒を延ばす方向は、最初の縦棒の先端から右方向又は左方向のいずれかである(表示空間を考慮して決める)。
図3(a)は、2個以上のスイッチをオン位置とするスイッチ接点組合せにおいて、オン位置とする順序を区別する場合の操作記号である。この場合の操作記号は、縦棒の長さによって順序を表している。短い縦棒OP1は、第1操作により入力スイッチS1を下オン位置とすることを示し、長い縦棒OP2(短い縦棒の2倍)は、第2操作により入力スイッチS2を上オン位置とすることを示している。さらに、長い縦棒OP2の先端から折り返された斜棒OP3は、第3操作により再び入力スイッチS2を上オン位置とすることを示している。つまり、入力スイッチS2は、2回、上オン位置となるように操作される。なお、第2、第3操作のように、所定の入力スイッチを継続して複数回操作するときは、その間で当該入力スイッチを一旦オフ位置に戻す。このとき、全オフ位置とならないように、その前の第1操作における入力スイッチS1をオン状態に保持しておく。本発明では、斜棒OP3の有るスイッチ接点組合せと、斜棒OP3の無いスイッチ接点組合せとは、異なる組合せとして規定される。
図3(b)は、2個以上のスイッチをオン位置とするスイッチ接点組合せにおいて、オン位置とする順序を区別しない場合の操作記号である。この場合の操作記号は、縦棒の長さを全て同じとする。この場合、順序は任意であるが、途中で全オフ位置とならないように操作する。一例として、第1〜第4操作(縦棒OP1〜OP4)により入力スイッチS2〜S5を順に上オン位置とする。このとき、第1〜第3操作における各入力スイッチは、少なくとも次の入力スイッチがオン位置となるまではオン位置に保持する。続いて、第4操作の入力スイッチS5を上オン位置に保持したまま、第5、第6操作(縦棒OP5、OP6)により入力スイッチS2を2回、上オン位置とする(所定の入力スイッチを2回続けてオン位置とするときは、その間に当該入力スイッチを一旦オフ位置に戻す)。さらに、第6操作の入力スイッチS2を上オン位置に保持したまま、入力スイッチS5を一旦オフ位置に戻し、第7操作により入力スイッチS5を上オン位置とする。なお、操作の順序は、これ以外にも多数存在する。
図4Aは、英字数字記号入力操作表の一例を示す。図4Bは、図4Aに続く補助文字記号入力操作表の一例を部分的に示す。各行の上段は、操作記号を示し、下段は対応する情報符号を示している。図4A及び図4Bに示した操作記号のうち、2つの縦棒をもつ操作記号は、それらの長さが異なっており、操作順序が決まっていることを示している。
図4Bには、最初に操作する入力スイッチを、複数回オン位置とする操作が示されている。このような場合、途中で全オフ位置とならないように次のように操作する。例えば、"α"の場合、第1操作により入力スイッチS1を下オン位置とし、そのオン状態を保持したまま、次に第2操作により入力スイッチS2を下オン位置とし、そのオン状態を保持したまま、次に第3及び第4操作により入力スイッチS1を2回続けて下オン位置とする。このように、同じスイッチを2回以上オン位置とする場合、スイッチ順序の規定が適用されるのは、最初のオン操作のみであり、2回目以上のオン操作はいつ行ってもよい。
図2の記憶部5に記憶される対応表51は、図4A、図4Bの入力操作表と類似の構成をもつテーブルファイルとして設けられる。対応表51においては、図4A、図4Bの操作記号の欄に、スイッチ接点情報が記憶される。各スイッチ接点情報は、1つのスイッチ接点組合せを示す情報である。
図5Aは、平かなカタカナ入力操作表の一例を示す。図5Bは、図5Aに続く拡張かな入力操作表の一例を示す。図5A及び図5Bに示した操作記号では、スイッチ順序の規定されている操作と、スイッチ順序が任意である操作とが、混在している。
図4A〜図5Bの各入力操作表に示した操作記号は、全て異なっており重なりがない。このことは、英数字モードとかなモードを切り替える必要がないことを意味する。従って、図2の記憶部5に記憶される対応表51は、図4A〜図5Bの各入力操作表の内容を全て含む1つのテーブルファイルとして作成可能である。このように、本発明では、入力対象の情報符号の全数がいかに膨大であっても、各々に対して全く重複すること無く、スイッチ接点組合せを対応付けることができる。
図6〜図8を参照して、図2の検知情報生成部3及び情報符号決定処理部4並びにその処理フローの好適例を示す。
図6(a)は、図2の検知情報生成部3の記憶部32に予め記憶された検知用数値割当表321の一例を示す図である。検知用数値割当表321に含まれる検知用数値は、1det、2det、..9det、0detの1桁の10個の数値である。ここでは、情報符号としての数字と区別するために、検知用数値については、上付き文字「det」を付して示す。各検知用数値は、5個の入力スイッチの各々について、1回だけ上オン位置とする操作又は1回だけ下オン位置とする操作のいずれかに対し一意に割り当てられている。例えば、入力スイッチS1を1回だけ下オン位置とする操作には、1detが割り当てられている。また、入力スイッチS5を1回だけ上オン位置とする操作は、6detが割り当てられている。
検知情報生成部3は、検知用数値割当表321を参照することにより、1回のスイッチ操作を1桁の検知用数値に変換する。従って、複数回のスイッチ操作からなる1つのスイッチ接点組合せは、複数桁の検知用数値に変換される。この結果、1つの情報符号の入力に対応するスイッチ接点情報は、1桁又は複数桁の検知用数値から構成される。これにより、スイッチ接点情報に対して、入力されたスイッチの区別、オン位置の区別及びその回数、並びに複数のスイッチの操作順序を示す情報を含めることができる。このようにして生成されたスイッチ接点情報が、情報符号決定処理部4へ送られる。
図6(b)は、スイッチ接点組合せと検知用数値との対応例を示す。
複数の入力スイッチの順序を区別する場合の第1例では、第1操作により入力スイッチS1を下オン位置(1detに対応)とし、第2操作により入力スイッチS2を下オン位置(2detに対応)とする。よって、このスイッチ接点組合せを示す検知用数値は、2桁であり12detとなる。この場合、第1操作の入力スイッチS1を下オン位置に保持したまま、第2操作を行う。
複数の入力スイッチの順序を区別する場合の第2例では、第1操作により入力スイッチS1を下オン位置(1detに対応)とし、第2操作により入力スイッチS2を下オン位置(2detに対応)とし、第3操作により入力スイッチS2を再び下オン位置(2detに対応)とする。よって、このスイッチ接点組合せを示す検知用数値は、3桁であり122detとなる。この場合、第1操作の入力スイッチS1を下オン位置に保持したまま、第2、第3操作を行う。また、第2操作と第3操作の間に、入力スイッチS2を一旦オフ位置に戻す。
次に、図6(b)の複数の入力スイッチの順序を区別しない場合の第1例では、4つの入力スイッチを順序の区別無く下オン位置とする操作を組み合わせているので、24個の4桁の検知用数値のいずれかに変換される。この場合、順序は任意であるが、やはり途中で全オフ位置とならないように操作する。
検知用数値と情報符号の対応関係は、必ずしも1対1ではないが、1つの検知用数値が与えられれば、必ず1つの情報符号は決定される。
図7は、図2の記憶部5の対応表51の例であり、ここでは、検知用数値と情報符号とを対応付けた対応表となっている。検知用数値と情報符号は、多対一に対応する。従って、1つの情報符号が複数の検知用数値と対応する場合がある。例えば、図6(b)に示した順序無しの場合である。
図7の対応表51の左欄には、全ての1桁の検知用数値、全ての2桁の検知用数値、全ての3桁の検知用数値...が順に格納され、右欄には、各検知用数値に対応する情報符号が格納されている。複数の検知用数値が同じ情報符号に対応する場合もあり、また、情報符号に対応していない検知用数値もある。しかしながら、1つの検知用数値が与えられれば、必ず1つの情報符号が決まるので、情報符号の決定処理のためにこの対応表を全く問題なく利用できる。
図7のような検知用数値と情報符号を対応付けた対応表は、数値と符号の関係を差し替えることにより、柔軟にコード設計の変更に対応できるようになる。
図8は、検知情報生成処理及び情報符号決定処理のフローを例示する。これは、1つの情報符号の入力操作の開始から1つの情報符号の入力を決定するまでの流れである。ステップS1〜S7までは、図2の検知情報生成部3における処理であり、ステップS8は図2の情報符号決定処理部5における処理である。
先ず、初期状態(入力待機状態)又は文字区切り後の状態(全オフ位置)にあるとき、いずれかの入力スイッチをいずれかのオン位置とする第1操作が行われたと想定する。その後、以下のフローが開始される。
ステップS1では、検知用数値の何桁目であるかを示す検知用数値桁変数mを初期値の"1"にセットする。ステップS2では、第1操作による入力スイッチの変位信号を受信する。ステップ3では、変位信号に基づいて図2の検知用数値割当表321を参照し、第1桁目(m=1の場合)の検知用数値を決定する。ステップS4において、決定された第1桁目(m=1の場合)の検知用数値を一時的に記憶する。ステップS5において、文字区切りすなわち全オフ位置を検知したか否かを判断する。全オフ位置を検知することなく次のオン操作が行われたならば、文字区切りではないと判断し、全オフ位置を検知したならば、文字区切りであると判断する。
ステップS5において文字区切りではないと判断したならば、ステップS6で、検知用数値桁変数mを1だけ加算し、ステップS2に戻り第2操作による入力スイッチの変位信号を受信する。続いて、第2桁目の検知用数値を決定し、一時的に記憶する。
ステップS5において文字区切りであると判断したならば、ステップS7において、一時記憶されていた1桁又は複数桁の検知用数値からなるスイッチ接点情報を生成して、情報符号決定処理部5へ送る。
ステップS8において、1又は複数桁の検知用数値に基づいて、図7の検知用数値/情報符号対応表51を参照し、情報符号を決定する。
図9、図10A〜図12Bは、多様な言語における多様な文字に対応可能な手法を説明する図である。ユニコード(Unicode)は、国際標準化機構(ISO)で標準化された文字コード体系であり、公知である。ユニコードは、全ての文字を16ビット(2バイト)で表現する1つの文字コード体系であり、世界の主要な言語のほとんどの文字が収録されている。このユニコードを利用すれば、本発明において対応表に新たな文字を追加する場合に、新規の操作記号を自動的に作成することができ、効率的である。
ユニコードで表された文字を本発明における操作記号に置き換えるために、図9に示す手法に従って、ユニコードで表された文字を予備変換する。ユニコードでは、通常、16ビットが4桁の16進数で表されている。図9では、"h"、"h"、"h"、"h"により16進数の各桁を表している。
予備変換においては、先ず、この16進数の各桁を、4桁の2進数に変換する。すなわち、元々の16ビットの2進数に戻す。図9Aでは、"b44"..."b11"により2進数の各桁を表している。そして、この16桁の2進数を、最下位の桁から3桁毎のグループに区切る。最上位の桁は、1桁のみを含むグループとなる。
次に、各グループに含まれる3桁の2進数を、8進数に変換する。これにより、6桁の8進数に変換される。図9では、"k"、"k"、"k"、"k"、"k"、"k"で表している。最上位の6桁目の数値"k"は、"0"又は"1"となる。1桁目〜5桁目の数値"k"〜"k"は、"0"、"1"、"2"、"3"、"4"、"5"、"6"又は"7"のいずれかとなる。このようにして、1つのユニコードを6桁の8進数に予備変換する。このような予備変換処理は、適宜のプログラムにより容易に行うことができる。
図10Aは、1つのユニコードを予備変換した6桁の8進数の入力操作方法を説明する図である。好適な例として、最上位の桁(6桁目)から順に最下位の桁まで入力する。
第1操作により入力する最上位の桁(6桁目)の数値は、"0"又は"1"の2通りである。従って、入力スイッチS1の上オン位置とする操作を"0"に対応させ、入力スイッチS1を下オン位置とする操作を"1"に対応させる。そして、入力スイッチS1は、最後の1桁目の入力操作が完了するまで、オン位置に保持する。これは、1つのユニコードの入力途中で全オフ位置としないためである。
5桁目から1桁目までの8進数("0"〜"7"のいずれか)は、第2〜第6操作により入力される。第2〜第6操作では、スイッチS1のオン状態を保持したまま、入力スイッチS2〜S5のいずれかを図示の操作記号のように上オン位置又は下オン位置に操作する。
各スイッチ操作を行う毎に、変位信号が検知され、検知情報生成部により対応する検知用数値に変換される(図10Aにおけるスイッチ操作と検知用数値との対応付けは、図6の例とは異なる)。これにより、1つのユニコードを示す6桁の8進数は、6桁の検知用数値に変換される。この場合、図7に例示した検知用数値/情報符号対応表には、1つのユニコードに対応する検知用数値と、そのユニコードで表される文字とが対応付けられて記憶されている。
図10Bは、図10Aの入力操作並びに検知用数値との対応付けに従って、ユニコードで表された文字を検知用数値に変換した例を示している。(a)は、アルファベット大文字の"A"の例であり、(b)は、漢字の"山"の例である。
図11Aは、図10Aと同様の図である。但し、5桁目から1桁目までの8進数("0"〜"7"のいずれか)の入力操作、並びに、スイッチ操作と検知用数値との対応付けが、図10Aのものとは異なっている。図11Bは、図11Aの入力操作並びに検知用数値の対応付けに従って、ユニコードで表された文字を検知用数値に変換した例である。
図12Aは、図10Aと同様の図である。但し、5桁目から1桁目までの8進数("0"〜"7"のいずれか)の入力操作、並びに、スイッチ操作と検知用数値との対応付けが、図10Aのものとは異なっている。図12Bは、図12Aの入力操作並びに検知用数値の対応付けに従って、ユニコードで表された文字を検知用数値に変換した例である。
1:スイッチ部
S1、S2、S3、S4、S5:入力スイッチ
2:入力部
3:検知情報生成部
4:制御部、41:情報符号決定処理部
5:記憶部、51:対応表
6:入力情報送信部
10:入力装置
11:片手操作機
12:固定機
13:出力装置
71:送信部、72:受信部

Claims (4)

  1. (a)片手の指と1対1にそれぞれ対応する総数n個の入力スイッチ(S1,S2,S3,S4,S5)を具備し、各入力スイッチは、対応する指の操作により往復変位可能でありかつ第1のオン位置と、第2のオン位置と、これら2つのオン位置の間のオフ位置とからなる3つの接点位置をそれぞれ有している、スイッチ部(1)と、
    (b)前記n個の入力スイッチが全てオフ位置である全オフ位置の検知後から次の全オフ位置の検知までの間に、1又は複数の入力スイッチの各々が1回又は複数回、所定のオン位置に操作されたことを検知し、検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示すスイッチ接点情報を生成する検知情報生成部(3)と、
    (c)1又は複数の入力スイッチの各々を1回又は複数回、所定のオン位置とするスイッチ接点組合せを示すスイッチ接点情報の各々を、1つの情報符号に対応付けて対応表(51)に予め記憶した記憶部(5)と、
    (d)前記検知情報生成部から前記検知した入力スイッチの区別、オン位置の区別及びその回数を示すスイッチ接点情報を取得することにより、該スイッチ接点情報に基づいて前記記憶部(5)の対応表(51)を参照して該スイッチ接点情報に対応する情報符号の入力を決定する情報符号決定処理部(4)と、を備えたことを特徴とする片手操作用入力装置。
  2. 前記記憶部(5)は、前記n個の入力スイッチのうち複数の入力スイッチの各々を所定のオン位置とするスイッチ接点組合せにおいて、該複数の入力スイッチの各々を該所定のオン位置とする操作順序の異なるスイッチ接点組合せの各々を、1つの情報符号に対応付けて前記対応表(51)に予め記憶しており、かつ、
    前記検知情報生成部(3)により生成されるスイッチ接点情報がさらに、複数の入力スイッチの操作順序を示すことを特徴とする請求項1に記載の片手操作用入力装置。
  3. 前記n個の入力スイッチの各々について1回だけ前記第1のオン位置とする操作及び1回だけ前記第2のオン位置とする操作の各操作に対し、1桁の検知用数値が一意に割り当てられ、
    前記記憶部(5)の対応表(51)における前記スイッチ接点情報は、1桁又は複数桁の検知用数値からなり、かつ、
    前記検知情報生成部(3)は、1桁又は複数桁の検知用数値をスイッチ接点情報として生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の片手操作用入力装置。
  4. 前記1つの情報符号がユニコードで表された文字である場合に、前記スイッチ接点組合せが、該ユニコードの4桁の16進数を予備変換した6桁の8進数の各桁の数値にそれぞれ対応する各操作からなることを特徴とする請求項1に記載の片手操作用入力装置。
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