JP2011127956A - 折畳み式コーナーリフレクタ - Google Patents

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芳明 篠田
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Abstract

【課題】発射機から上空に発射し、空中で3次元的に展張させることができ、折り畳み及び展開が容易であり、かつレーダ反射性能が高い折畳み式コーナーリフレクタを提供する。
【解決手段】一端に同心の中空孔を有する中空円筒形のメインロッド12と、その中空孔に同心に収容され、軸線に沿って外方に伸張可能なサブロッド14と、メインロッドの一端に内端が取付けられ折畳み位置から展張位置まで揺動可能な4本の骨部材16と、これらの間に折畳み状態で取付けられ、展張位置においてメインロッドの一端部を中心とする8つのコーナーリフレクタを形成する電波反射膜18と、サブロッドを外方に伸張し、骨部材を折畳み位置から展張位置まで揺動し、展張位置において電波反射膜18の外縁を外方に展張させる円環展張装置20とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、RFデコイに係り、更に詳しくは折畳み式コーナーリフレクタに関する。
「コーナーリフレクタ」とは、図1に示すように、どのような方向から電波52が入射しても、その入射方向に電波を反射する電波の反射体である。コーナーリフレクタ51は、通常2枚ないし3枚の導電板51aで構成されており、それらが互いに90度をなすように組み合わされている。
かかるコーナーリフレクタは、例えば特許文献1に既に開示されている。
特許文献1は、航空機等への搭載に便利で、かつ海上での遭難においても捜索目標として有効に機能するコーナーリフレクタ装置を目的とする。
そのため、この装置は、図2に示すように、水中に投下されると自動的にバルブが開きガスが出るボンベ61と、このボンベのガスにより球形に膨らむ合成樹脂又はビニール等で作られたボール62と、このボールの内部に内装され、ボールが膨らんだときに折畳み状態が解放されて板部材64の相隣合う面が90°となるように拡大されるコーナーリフレクタ63とで構成されるものである。
特開平04−355388号公報、「コーナーリフレクタ装置」
特許文献1のコーナーリフレクタは、ボンベでボールを膨らませるため、必要なガス量が多く、折畳み状態からの展開に時間がかかる問題があった。そのため、このコーナーリフレクタは、ミサイル等の攻撃をかわす目的で、艦艇等から上空に発射し、空中で瞬時に展張させるデコイ(おとり)としては適用が困難であった。
そこで、艦艇等から上空に発射し、空中で瞬時に展張させるデコイとして、図3に示すような折畳み式コーナーリフレクタが開発されている。
この折畳み式コーナーリフレクタは、互いに直交する軸71,72,73で構成されるフレーム構造に電波反射膜74を展張し、機能させる状態では図に示すように8個のコーナーリフレクタ75を構成する。
空中に浮遊するコーナーリフレクタ75に電波が照射されると、照射された元の方向に反射する。また、このコーナーリフレクタは、互いに隣接した8個で構成されているため、全ての方向にその機能を発揮する。
この折畳み式コーナーリフレクタを限定された筒状の発射機から上空に発射し、空中で3次元的に展張させるため、従来元の形状に復元させる支持構造(軸71,72,73)に電波反射膜74が張られているが、折り畳みが困難である問題点があった。
また、各頂点を結ぶ電波反射膜74の形状が三角形、若しくは膜端74aが中心に向かって窪むため、コーナーリフレクタとしてのレーダ反射性能が低い問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、発射機から上空に発射し、空中で3次元的に展張させることができ、折り畳み及び展開が容易であり、かつレーダ反射性能が高い折畳み式コーナーリフレクタを提供することにある。
本発明によれば、一端に同心の中空孔を有する中空円筒形のメインロッドと、
該メインロッドの中空孔に同心に収容され、前記一端から軸線に沿って外方に伸張可能な棒状のサブロッドと、
前記メインロッドの一端に内端が取付けられ、メインロッド側に位置する折畳み位置からメインロッドに対し直交する平面内で互に直交する展張位置までサブロッドの伸張方向に揺動可能な4本の骨部材と、
前記メインロッド、サブロッド、及び骨部材の間に折畳み状態で取付けられ、前記展張位置において前記メインロッドの一端部を中心とする8つのコーナーリフレクタを形成する電波反射膜と、
前記サブロッドをメインロッドの中空孔からメインロッドの軸線に沿って外方に伸張し、前記骨部材を折畳み位置から展張位置まで揺動し、かつ展張位置において電波反射膜の外縁を外方に展張させる円環展張装置とを備える、ことを特徴とする折畳み式コーナーリフレクタが提供される。
本発明の実施形態によれば、前記円環展張装置は、前記メインロッドの他端に固定されたガス分配器と、
該ガス分配器に一端が連結され、前記電波反射膜の外縁沿って外縁に連結され、メインロッドの他端からサブロッドの外方端まで半円環状に延びる4本の半円環バルーンと、
該4本の半円環バルーンの中間位置に連通し、前記電波反射膜の外縁沿って外縁に連結され、前記4本の骨部材の外端間を円環状に延びる単一の円環バルーンと、を有し、
前記ガス分配器を介して、加圧ガスをメインロッド及び半円環バルーンに供給し、前記サブロッドをメインロッドの中空孔からメインロッドの軸線に沿って外方に伸張し、同時に折畳み状態で取付けられた半円環バルーンと円環バルーンを半円環状と円環状にそれぞれ展張する。
前記電波反射膜は、前記展張位置において、前記サブロッドと4本の骨部材の間に展張される1/4円形状の4枚の1/4円反射膜を有し、
該各1/4円反射膜は、サブロッドに沿って延びるファスナーを有し、該ファスナーは、隣接するファスナー同士が開閉可能に構成されている。
前記サブロッドの外端部に取り付けられ、前記隣接するファスナー同士を開閉する開閉金具を有し、
前記サブロッドの外方への伸張により、前記隣接するファスナー同士を閉じて連結する。
上記本発明の構成によれば、サブロッドをメインロッドの中空孔に収容した折畳み状態では、4本の骨部材が、メインロッドの周りに折り畳まれ、電波反射膜は折り畳まれた骨部材の周りに折り畳まれた状態となるので、全体を展張時の半分の長さに短縮することができ、艦艇等から発射機により上空に容易に発射することができる。
また、円環展張装置により、前記サブロッドをメインロッドの中空孔からメインロッドの軸線に沿って外方に伸張し、前記骨部材を折畳み位置から展張位置まで揺動し、かつ展張位置において電波反射膜の外縁を外方に展張させることにより、前記メインロッド、サブロッド、及び骨部材により互いに直交する3本のリブが形成され、それらの間に電波反射膜が展張して、中空支持部材を中心とする8つのコーナーリフレクタを形成するので、折畳み状態で発射機から上空に発射し、サブロッドの伸張のみで、空中で3次元的に短時間に容易に展張させることができる。
また、展張位置において、8つのコーナーリフレクタは、それぞれ各面が1/4円形状となり、従来の三角形コーナーリフレクタよりも大きなレーダ反射断面積を備えることができ、高いレーダ反射性能が得られる。
さらに、前記展張位置において、円環展張装置により、電波反射膜の外縁を外方に展張させるので、電波反射膜に外方への展張力が作用し、電波反射膜のたるみやしわを防止してフラットな面に維持し、これにより高いレーダ反射性能が得られる。
コーナーリフレクタの原理図である。 特許文献1の装置の模式図である。 従来の折畳み式コーナーリフレクタの模式図である。 従来のコーナーリフレクタのレーダ反射断面積の説明図である。 本発明による折畳み式コーナーリフレクタの展張後の全体構成図である。 本発明による折畳み式コーナーリフレクタの展張中の全体構成図である。 本発明による折畳み式コーナーリフレクタのレーダ反射断面積の説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
ミサイルのレーダシーカは、基本的に電波反射の大きい目標を追尾する。そのため、艦艇は、ミサイルレーダシーカに対する欺瞞手段として、チャフやコーナーリフレクタを用いたデコイを装備している。
ミサイルレーダシーカの追尾をデコイに向けさせるためには、デコイからの電波反射が艦艇のそれよりも大きいことが必要である。そのため、ミサイルレーダシーカに対する欺瞞の成否には、艦艇やデコイ等のレーダ目標が、どの程度レーダ波を反射するかという点が大きなポイントになる。それを示すものとして、RCS(Radar Cross Section:レーダ反射断面積)という指標がある。
図4は、基本的なコーナーリフレクタのレーダ反射断面積の説明図である。この図において、(A)は3面が三角形で構成される三面コーナーリフレクタ、(B)は3面が扇形で構成される三面コーナーリフレクタの模式図である。
コーナーリフレクタのRCSは、その形状によって変化する。例えば、三角形三面コーナーリフレクタ(図4(A))のRCS最大値σは、式(1)で、扇形三面コーナーリフレクタのRCS最大値σは、式(2)で表される。
σ=4πL/3λ[m] ・・・(1)
σ=15.6πL/3λ[m] ・・・(2)
ここで、Lは直角を構成する一辺の長さであり、λはレーダ波の波長である。
つまり、レーダ波の波長(周波数)が同じで、コーナーリフレクタの一辺の長さが等しい場合、扇形タイプは三角形タイプの3.9倍のRCSを持つことになる。
図5は、本発明による折畳み式コーナーリフレクタの展張後の全体構成図であり、図6は、展張中の全体構成図である。なおこれらの図において、説明の都合上、左右方向をX軸、上下方向をY軸、紙面に直交する方向をZ軸とし、互いに直交するX,Y,Z軸の交点を原点Oとする。
図5及び図6に示すように、本発明の折畳み式コーナーリフレクタ10は、メインロッド12、サブロッド14、骨部材16、電波反射膜18及び円環展張装置20を備える。
また、図7は、本発明による折畳み式コーナーリフレクタのレーダ反射断面積の説明図である。なおこの図では、本発明の折畳み式コーナーリフレクタを構成する骨格(メインロッド12、サブロッド14、骨部材16)を線分で示している。なお、この図では、後述するガス分配器22を省略している。
図5〜図7において、メインロッド12は、単一の中空円筒形であり、この例では、原点OからY軸上の点Cまで直線状に延び、同心の中空孔(図示せず)を一端(内端、原点側)に有する。
サブロッド14は、単一の棒状であり、折畳み時にメインロッド12の中空孔に同心に収容され、展張時(図5)にメインロッド12の一端12a(内端)から軸線に沿って外方に伸張可能に構成されている。展張時の原点Oからのサブロッド14の外端位置(半径)は、メインロッド12の原点Oからの外端位置(半径)とほぼ等しくなっている。
骨部材16は、この例では4本設けられる。各骨部材16は、メインロッド12の一端12a(内端)に内端が取付けられ、メインロッド12側に位置する折畳み位置からメインロッド12に対し直交する平面内で互に直交する展張位置までサブロッド14の伸張方向に揺動可能になっている。
4本の骨部材16は、サブロッド14の伸張によりメインロッド12に対し直交する平面内で互に直交する。この例で、4本の骨部材16は、X軸方向とZ軸方向に2本ずつ位置する。
折畳み位置は、メインロッド12と平行であるのが好ましいが、メインロッド側に位置する限りでこれに限定されない。
また展張位置(図5)における各骨部材16の原点Oからの外端位置(半径)は、メインロッド12及びサブロッド14とほぼ等しくなっている。
電波反射膜18は、メインロッド12、サブロッド14、及び骨部材16の間に折畳み状態で取付けられ、展張位置(図5)においてメインロッド12の一端部(展張時の原点O)を中心とする8つのコーナーリフレクタを形成する。
円環展張装置20は、サブロッド14をメインロッド12の中空孔からメインロッド12の軸線に沿って外方に伸張し、骨部材16を折畳み位置から展張位置まで揺動し、かつ展張位置において電波反射膜18の外縁を外方に展張させる機能を有する。
図5〜図7において、円環展張装置20は、ガス分配器22、4本の半円環バルーン24、及び単一の円環バルーン26を有する。
ガス分配器22は、メインロッド12の他端12b(外方端)に固定され、図で下方に設けられたガスボンベ27から供給される加圧ガス(例えば窒素ガス)を、メインロッド12及び半円環バルーン24内に供給する機能を有する。
4本の半円環バルーン24は、それぞれガス分配器22に一端(図で下端)が連結された可撓性の細長いチューブであり、末端(図で上端)が閉じている。この半円環バルーン24は、電波反射膜18の外縁に沿って連結され、メインロッド12の他端部からサブロッド14の外方端(図5でY点)まで半円環状に延びる。
単一の円環バルーン26は、4本の半円環バルーン24の中間位置に連通した可撓性の細長いチューブである。この円環バルーン26は、電波反射膜18の外縁沿って外縁に連結され、4本の骨部材16の外端間を円環状に延びる。
上述した構成により、ガス分配器22を介して、加圧ガスをメインロッド12及び半円環バルーン24に供給し、サブロッド14をメインロッド12の中空孔からメインロッド12の軸線に沿って外方に伸張し、同時に折畳み状態で取付けられた半円環バルーン24と円環バルーン26を半円環状と円環状にそれぞれ展張するようになっている。
電波反射膜18は、図5、図7の展張位置において、サブロッド14と4本の骨部材16の間に展張される1/4円形状の4枚の1/4円反射膜18aを有する。
各1/4円反射膜18aは、サブロッド14に沿って延びるファスナー19を有する。このファスナー19は、隣接するファスナー同士が開閉可能に構成されている。
本発明の装置は、さらに、サブロッド14の外端部に取り付けられ、隣接するファスナー19同士を開閉する開閉金具15を有する。
開閉金具15は、サブロッド14の外方への伸張により、隣接するファスナー19同士を閉じて連結するようになっている。
図3に示した従来の折畳み式コーナーリフレクタは、各頂点を結ぶ電波反射膜74の膜端74aが中心に向かって窪むため、図4に示した三角形三面コーナーリフレクタよりもレーダ反射面が小さい(レーダ反射性能が低い)。
これに対し、本発明の折畳み式コーナーリフレクタは、図2に示した従来の同種コーナーリフレクタと異なり、折り畳み傘のように折り畳める構造を有するとともに、電波反射膜18の形状を円形に改善している。
すなわち、図7に示す本発明の折畳み式コーナーリフレクタは図4(B)に示した扇形三面コーナーリフレクタの形状を持ち、これと同等のレーダ反射断面積を有する。従って、本発明の折畳み式コーナーリフレクタは収納時も含めて、従来品とほぼ同等の大きさでありながら、従来の折畳み式コーナーリフレクタのほぼ4倍のレーダ反射断面積を有し、優れたレーダ反射性能を有する。
また上述した本発明の構成によれば、サブロッド14をメインロッド12の中空孔に収容した折畳み状態では、4本の骨部材16が、メインロッド12の周りに折り畳まれ、電波反射膜18は折り畳まれた骨部材の周りに折り畳まれた状態となるので、全体を展張時の半分の長さに短縮することができ、艦艇等から発射機により上空に容易に発射することができる。
また、円環展張装置20により、サブロッド14をメインロッド12の中空孔からメインロッド12の軸線に沿って外方に伸張し、骨部材16を折畳み位置から展張位置まで揺動し、かつ展張位置において電波反射膜18aの外縁を外方に展張させることにより、メインロッド12、サブロッド14、及び骨部材16により互いに直交する3本のリブが形成され、それらの間に電波反射膜18が展張して、原点Oを中心とする8つのコーナーリフレクタを形成するので、折畳み状態で発射機から上空に発射し、サブロッドの伸張のみで、空中で3次元的に短時間に容易に展張させることができる。
また、本発明では、加圧ガスをメインロッド12、半円環バルーン24及び円環バルーン26のみに供給するので、特許文献1と比較して必要なガス量を大幅に低減することができる。
また、展張位置において、8つのコーナーリフレクタは、それぞれ各面が1/4円形状となり、従来の三角形コーナーリフレクタよりも大きなレーダ反射断面積を備えることができ、高いレーダ反射性能が得られる。
さらに、展張位置において、円環展張装置20により、電波反射膜18の外縁を外方に展張させるので、電波反射膜18に外方への展張力が作用し、電波反射膜18のたるみやしわを防止してフラットな面に維持し、これにより高いレーダ反射性能が得られる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
10 折畳み式コーナーリフレクタ、
12 メインロッド、12a 一端(内端)、12b 外端
14 サブロッド、14b 外端、15 開閉金具、
16 骨部材、18 電波反射膜、18a 1/4円反射膜、
19 ファスナー、20 円環展張装置、
22 ガス分配器、24 半円環バルーン、
26 円環バルーン、27 ガスボンベ

Claims (4)

  1. 一端に同心の中空孔を有する中空円筒形のメインロッドと、
    該メインロッドの中空孔に同心に収容され、前記一端から軸線に沿って外方に伸張可能な棒状のサブロッドと、
    前記メインロッドの一端に内端が取付けられ、メインロッド側に位置する折畳み位置からメインロッドに対し直交する平面内で互に直交する展張位置までサブロッドの伸張方向に揺動可能な4本の骨部材と、
    前記メインロッド、サブロッド、及び骨部材の間に折畳み状態で取付けられ、前記展張位置において前記メインロッドの一端部を中心とする8つのコーナーリフレクタを形成する電波反射膜と、
    前記サブロッドをメインロッドの中空孔からメインロッドの軸線に沿って外方に伸張し、前記骨部材を折畳み位置から展張位置まで揺動し、かつ展張位置において電波反射膜の外縁を外方に展張させる円環展張装置とを備える、ことを特徴とする折畳み式コーナーリフレクタ。
  2. 前記円環展張装置は、前記メインロッドの他端に固定されたガス分配器と、
    該ガス分配器に一端が連結され、前記電波反射膜の外縁沿って外縁に連結され、メインロッドの他端からサブロッドの外方端まで半円環状に延びる4本の半円環バルーンと、
    該4本の半円環バルーンの中間位置に連通し、前記電波反射膜の外縁沿って外縁に連結され、前記4本の骨部材の外端間を円環状に延びる単一の円環バルーンと、を有し、
    前記ガス分配器を介して、加圧ガスをメインロッド及び半円環バルーンに供給し、前記サブロッドをメインロッドの中空孔からメインロッドの軸線に沿って外方に伸張し、同時に折畳み状態で取付けられた半円環バルーンと円環バルーンを半円環状と円環状にそれぞれ展張する、ことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式コーナーリフレクタ。
  3. 前記電波反射膜は、前記展張位置において、前記サブロッドと4本の骨部材の間に展張される1/4円形状の4枚の1/4円反射膜を有し、
    該各1/4円反射膜は、サブロッドに沿って延びるファスナーを有し、該ファスナーは、隣接するファスナー同士が開閉可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式コーナーリフレクタ。
  4. 前記サブロッドの外端部に取り付けられ、前記隣接するファスナー同士を開閉する開閉金具を有し、
    前記サブロッドの外方への伸張により、前記隣接するファスナー同士を閉じて連結する、ことを特徴とする請求項3に記載の折畳み式コーナーリフレクタ。

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