JP2011125665A - 水虫治療用靴 - Google Patents

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節二 ▲高▼田
Setsuji Takada
宗未子(旧 澄子) ▲高▼田
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Abstract

【課題】 水虫治療用の靴を提供する。
【解決手段】 中に水を入れても、水が全く漏れないか、又はほとんど漏れないように作成した靴1の中に、水を与えると高率に保水し、押圧すると放水する性質を有する材料、例えば、最大保水率300〜900%の保水力を有する、発泡樹脂弾性体又は繊維集合体で作成した中敷き2を装着する。その中敷きはスリッパに似た形状を有し、足先覆い部2aを有するものとする。靴の甲部に治療液注入用の穴3を設ける。この靴は前記の中敷きに食酢等の治療液を含ませた状態で使用される。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
この発明は、水虫と俗称される皮ふ疾患の治療に使用される靴に関するものである。
水虫は医学的には汗泡状白癬(カンポウジョウハクセン)といわれ、白癬菌という糸状菌の感染によって主として足に発生する皮ふ疾患で、足の指間、指腹、足底、爪等がおかされる。冬季に軽快するが、夏季に増悪する傾向があり、しばしば慢性化し、長期にわたって患者を悩ませる厄介な病気である。
水虫の治療には、抗白癬菌剤が使用される。内服用もあるが、主に塗り薬として患部に塗布される。この薬の塗布は、白癬菌が巣くう皮ふの深部まで薬をくまなく浸透させるのは容易でなく、特に爪の水虫に対しては、爪と周囲の皮ふとの境目に薬をすり込ませるように塗布するが、薬を爪の裏側まで浸透させるのはむずかしく、治療効果があがらなかった。
水虫の民間療法として広く行われているものに、食酢を用いる方法がある。この方法は、洗面器等の容器に入れた食酢の中に足を浸し、食酢の殺菌力によって水虫を治そうというもので、相当な効果のあることが知られているが、長時間におよぶ浸漬の間、身体の自由を拘束される欠点があった。この欠点を除くために例えば次のような提案がなされている。
実開平7−34702号公報に、靴底内面に多数の足裏刺激用突起を有し、靴内部を液密状態に保つための締結部を足首部に備えた水虫治療用靴が記載されている。この靴に食酢を入れて使用すれば、身体の自由を拘束される従来法の前記の欠点は除かれるが、次のような問題点があることを指摘できる。
(1)靴底内面に設けた多数の突起は、材質が柔軟性を有するものであっても、水虫によって炎症をおこしている皮ふに対しては刺激が強すぎ、有害となる場合が多い。指間用突部を設けたものも例示されているが、それらの突部の間に各足指を別々に挿入するのは至難なわざで、非現実的である。挿入できたとしても、水虫に多く見られる足指間の炎症は、突部にこすられて増悪するおそれがある。
(2)足首部が締結されているので、夏にはむれて使用しにくく、高温多湿の締結部にあせもや皮ふ炎を発生するおそれがある。足首部で締結するため、靴の形はブーツ状となり、通勤や夏の外出用としては不向きであり、着脱にも手間がかかる。
実開平1−121405号公報に、靴の通気性のよい中敷きの下に敷く下敷きに、粉末酢を塗った水虫治療用酸性下敷きが記載されている。このものは、中敷きに接する足裏に対しては酢の効果が及ぶが、各指の間、指の上、爪、足の甲の患部に対しては効果が及ばない欠点がある。
特開平7−33677号公報に、天然ゴムの靴下に、各指を分けるようにした指部分を設け、足首部分に密着部を設け、この靴下の中に米酢を入れるようにした水虫治療用靴下が記載されている。この提案には次のような問題点がある。ゴムの靴下に足指を1本ずつ分けて入れるのは非常にむずかしく、靴をはく時にはすべりにくいのではきにくく、足首を長時間しばっていると、あせもや皮ふ炎を発生するおそれがある。
発明が解決しようとする課題
この発明の課題は、前記従来例の問題点を解消した水虫治療用靴を提供することにある。
課題を解決するための手段
前記の課題を解決するために、この発明は次の手段を採用する。第一に、靴は中に水を入れても水が全く漏れないか、又はほとんど漏れないように作成したものを使用する。この靴の中に、水を与えると高率に保水し押圧すると放水する性質を有する材料で作成した中敷きを装着する。その中敷きはスリッパに似た形状を有し、足先覆い部を備えたものとする。第二に、靴の甲部に、食酢のような水虫治療液を注入するための穴を設ける。第三に、中敷きの材料として、ポリウレタンフォーム等の発泡樹脂弾性体、又は不織布、織布等の繊維集合体を採用する。その材料は最大保水率300〜900%の保水力を有するものとする。ここにいう最大保水率とは、材料が最大限保水しているときの材料に対する保水量の重量比率である。上記の靴は、足先覆い部を有する中敷きに食酢等の水虫治療液を含ませた状態で使用される。
図はこの発明の実施の形態を例示したものである。図示のように、靴1の中に、スリッパに似た形状を有し、足先覆い部2aを備えた中敷き2を装着する。3は靴の甲部にあけた治療液注入用の穴である。
靴は長時間雨中ではいても水が浸みこまないものを使用すればよい。このような靴であれば、中に治療液を入れても漏れるおそれはないからである。通勤等の外出時に使用できるように、深さがくるぶしまでの短靴を使用するのが望ましい。紳士用でも、婦人用でも、足指がきゅうくつにならないように、つま先部の広い靴(幅広ぐつ)がよい。靴の材質は問わない。治療液注入用の穴は複数個設けてもよい。
中敷きの主部2b(普通の中敷きに相当する部分)の広さは靴底内面よりやや広めに作成するのが望ましい。中敷き材料のポリウレタンフォーム等の発泡樹脂弾性体は、高率な保水と放水が行えるように、空隙部が毛管状に連続し、外部に開口しているものを選ぶのがよい。不織布、織布等の繊維集合体は、木綿等の吸水性繊維を用いて、高保水率が得られるように、繊維密度をやや疎に作成した厚手のものを選ぶのがよい。中敷きを靴に装着するには、時々洗浄できるように、出し入れ自由に、靴の中に挿入するだけでよく、あるいは、靴内に固定的に貼着してもよい。中敷きを作成する方法は任意である。通常は接着、縫製等の手段を用いて靴と別体に作成するが、足先覆い部をつくれるような形状に裁断した材料を靴の内側に接着することにより、スリッパ状に成形する方法を採用することもできる。
使用方法
中敷きに食酢又は抗白癬菌剤の水溶液又は口腔洗浄剤ネオステリン・グリーンうがい液0.2%(成分100g中)ベンゼトニウム塩化物0.2g使用法本剤3mlを水約100ml(約30倍)にうすめたものを十分に含ませて、靴下ばき又は素足で靴をはく。靴下は治療液が上の方まで浸透してズボン下などをぬらさないように合成繊維使用の水浸透性の低いものがよい。木綿の太めの糸で編んだ靴下でもよい。浸透してきたら都合のよい所で折り返して止めればよい。在宅用と外出用の2足の靴を用意しておくと好都合である。毎日新しい治療液に取り替える。この際中敷きが靴に貼着されている場合は治療液を布でふき取り、単に靴に挿入されている場合は、取り出して、洗浄する。中敷きの足先覆い部2aに治療液を含ませるには、穴3を利用すると便利である。治療液の供給量を必要以上に多くしなければ短靴であっても歩行中、治療液が靴から飛び出すおそれはほとんどない。服装に合せる事が可能ならばブーツ状の靴(ゴム製・安くて水がもれない)を使用する事も妨げない。
使用例
(1)この出願の発明者のひとり高田節二は足の爪、足指の間、かかとに発生した水虫に悩まされていた。医家の塗り薬及び内服薬の使用により部分的には軽快したが、爪の水虫は菌が爪裏に深く入りこんでおり、薬が浸透しにくいので、ほとんど効果が見られなかった。そこで、この発明の靴を使用することになった。中敷きの材料には最大保水率約600%のポリウレタンフォームを使用した。甲部にスポイトを差しこめる小さな穴を設けた短靴の中に、中敷き材料を接着して、スリッパ状に成形し、足先覆い部を有する中敷きとした。この中敷に前回使った酢ではだめで再発したので今回はネオステリン・グリーンを採用した。歯科の抜歯後に使う歯学界で殺菌力の1番強いと思われると指導された薬でよい効果があって、テンポも早く進めた。在宅時にまず1時間で初め、3日し、次に2時間で3日しその後3時間で1日して休んで様子をみた。治療は個体によって薬の反応がちがうので皮膚が赤くなっていないかふくれていないか、強く反応しすぎて皮膚をいためていないか観察翌朝にもみた。後の水分をふきとり、薬を患部に安定させる為少し乾かせた後、(5分位)医家の塗り薬セブナートクリーム2%軟膏剤とウレパール・ローション10%(角化症治療剤10%尿素ローション1g中尿素100mg含有)を使った。初め硬かった所をうおの目用のナイフでけずり薬がよく浸透するようにした。硬くなった餅のような所もつけた後は柔らかくなってけずりやすいので取りすぎないよう注意しながらこまめに取って薬を塗ると浸透しやすく効果が早くなった。入浴後も同様に医家の薬を塗った靴下ばきで着用し中敷の足先覆い部を薬液で潤すのに靴の甲部に設けた穴を利用した。長時間前記の靴を着用すると足がふやけるがしばらくすると元通りに回復する。この治療を約4ケ月続けたところ爪の白濁は完全に消失し、つやのある透明で健康的な桜色の爪となり全足指がきれいになり、足のかかとの角質化した部分も柔らかくなり、うおの目も小さくなり完治に近い状態になった。この治療で注意すべきことは、1週間もすると非常に軽快するので治療をやめたくなるが4ケ月ぐらい根気よく治療を続けることが大切である。前回の酢による治療は体温で温度があがると、悪臭となり周囲に迷惑をかけたものだが、ネオステリン・グリーンは無臭でかつさわやかである。
(2)この出願の発明者のひとり高田宗未子は、足指の間、指裏、足裏が水虫におかされていた。婦人用の靴の中に、前記(1)と同じ材料で作成した足先覆い部を有する中敷きを単に挿入しただけのものを用い、中敷きにさく酸濃度4.2%の食酢を十分に含ませて、外出時に素足ではいて約2ケ月続けたところ、治癒し、翌年の夏も水虫は出なかった。医家の薬は用いていない。
発明の効果
この発明の主な効果を列挙すると次のとおりである。
(1)この発明の中敷きはスリッパに似た形状を有し、足先覆い部を備えているから、中敷きに高率に含ませた食酢等の治療液は足裏だけでなく、爪を含む足指全体、足指の間、甲部にまで行き渡って患部に接触し、足を治療液に浸すのとほぼ同等の効果が得られる。
(2)中敷きは、水を与えると高率に保水し、押圧すると放水する性質を有する材料、例えば、最大保水率300〜900%の発泡樹脂弾性体又は繊維集合体で作成されているので、この中敷きに食酢等の治療液を含ませておくと、歩行中、足による押圧と押圧解除の反復により、治療液は中敷きを出たり入ったりの往復流動を繰り返しながら足の患部に接触し、足裏、指裏はいうまでもなく、指の間の水虫、難治といわれる爪の水虫に対しても治療効果を奏する。
(3)靴の甲部に治療液注入用の穴が設けられているので、この穴からスポイトで十分な量の治療液を中敷きの足先覆い部に供給することができる。中敷きが靴に固定されている場合、この穴の利用価値は増大する。
(4)この発明の中敷きは、段落0005に記載の従来例のような突起を有しないので、足裏に対する部分的な圧迫感がなく、歩行時における前記の押圧と押圧解除による放水と吸水により、厚さの増減を繰り返すので、足裏に対して気持のよいクッション感を与える。特に、中敷きの材料に発泡樹脂弾性体を使用すると、このものは圧縮弾性にすぐれ、クッション性に富んでいるので、靴のはきごこちがよい。また、食酢の使用により、夏は足が涼しく、冬は意外に冷たさを感じないものである。ネオステリン・グリーンでも同様の感じだった。
(5)この発明によれば、段落0005に記載の従来例と異なり、足首締結部を有しない短靴を使用できるので、足首部に束縛感がなく。あせもや皮ふ炎を生じるおそれもない。また、短靴を使用すれば、通勤等の外出時に体裁を気にするようなこともなく、普通の状態で治療が行える。
この発明品の斜視図である。 この発明品に使用する中敷きの斜視図である。 図1のIII−III部の断面図である。
Figure 2011125665

Claims (3)

  1. 中に水を入れても、水が全く漏れないか、又はほとんど漏れないように作成した靴の中に、水を与えると高率に保水し、押圧すると放水する性質を有する材料で作成した中敷きを装着して成り、その中敷きはスリッパに似た形状を有し、足先覆い部を備えたものであることを特徴とする水虫治療靴。
  2. 靴の甲部に治療液注入用の穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の水虫治療用靴。
  3. 中敷きの材料は、ポリウレタンフォーム等の発泡樹脂弾性体、又は不織布・織布等の繊維集合体であって、最大保水率300〜900%の保水力を有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水虫治療用靴。
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