JP2011125233A - 農産物生産建屋構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空調費や敷設工事に高額な費用を投じることなく、農産物の栽培に最適な栽培環境を作り出すことができる農産物生産建屋構造および農産物の生産方法を提供する。
【解決手段】 地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように立設された複数の柱材と、少なくとも互いに隣接する柱材にまたがる形態で、掘削部を取り囲むことにより、掘削部とその上方に形成される地上部を含む栽培空間を形成する壁材とを含む土止め部材と、土を壁材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛することによって形成された土盛部と、柱材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、栽培空間で農産物の栽培を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造および農産物の生産方法に関する。
従来より、例えばシイタケ、シメジ、ナメタケ等の農産物の生産は、年間を通して最適な栽培環境が求められるため、温度管理は欠かすことができない。そのため、屋内で一定の環境を保つことができる温度管理において、様々な方法が確立されている。
一般的に地上の建屋で、例えばシイタケ等を栽培する栽培空間において、夏は暑く、室温が50℃位になる場合があり、冷房装置を使っても適温に下げることは難しい。また、冬は寒く、暖房装置を使って適温に上げることができたとしても、暖房(空調)費用が大幅にかさむ。また、このような冷暖房装置では、栽培空間の湿度の変化も大きく、農産物にとって最適な湿度環境を得るためには、更に湿度をコントロールする設備が必要となる。
また、例えば特許文献1に開示されている地下洞窟冷気の利用法では、夏季に内部の温度が高温になる栽培用ハウスに対して、温度が一定に安定している地下洞窟底部より送風機を使って冷気を吸い上げて、その冷気を送ることで、ハウス内を冷房しようとするものである。
さらに、特許文献2に開示されている地熱利用構造物では、温度変動が安定する地中恒温層まで埋設した断熱壁で建築物の四方を囲むことにより、夏季における断熱壁は、建築物周囲の地表面に照射する太陽熱による熱エネルギーが地中を介して基礎から建築物内に取込まれる熱交換を遮断し、建築物直下の地面を建築物に対して相対的低温に保つことで、建築物内の冷房効果を高め、また、冬季における断熱壁は、基礎を通じて建築物周囲の地中に逃げようとする暖房の熱エネルギーの離散を防止し、建築物内の暖房効果を高めようとするものである。
実開平6−61047号公報 特許第3946634号公報
しかし、特許文献1に示すような地下洞窟冷気の利用法は、地下洞窟底部より送風機を使って冷気を吸い上げるため、冷房時は常時、送風機を使用しなくてはならず、通常の空調設備を使用する場合よりも電力消費を低減できるものの、送風機使用による電力消費のコストが常に発生することは避けることができない。
また、特許文献2に示すような地熱利用構造物では、特許文献1の地下洞窟冷気の利用法のように電力消費のコストは常時発生しないものの、温度変動が安定する地中恒温層まで地中奥深く、断熱壁を埋設させる必要があるため、発明を実施するには敷設工事の費用、時間共に多大に必要となる。さらに、特許文献1および2の従来技術では、総じて栽培空間は地上部のみ利用され、シイタケ等のように多段積み重ねの栽培方法では、栽培空間が狭くなりがちであった。
上記した事情を鑑み、本発明の課題は、空調費や敷設工事に高額な費用を投じることなく、農産物の栽培に最適な栽培環境を作り出すことができる農産物生産建屋構造および農産物の生産方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、複数の土止め部材の地上露出部の外側に沿って形成された断熱壁部と、土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の農産物生産建屋構造は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、地面を掘削して地中に所定深さ(D)に形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、土を土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さ(H)で土盛することによって形成された土盛部と、土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の農産物生産建屋構造は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、地面を掘削して地中に所定深さ(D)に形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように立設された複数の柱材と、少なくとも互いに隣接する柱材にまたがる形態で、掘削部(の周囲を所定の高さで)を取り囲むことにより、掘削部とその上方に形成される地上部を含む栽培空間を形成する壁材とを含む土止め部材と、土を(例えば、掘削部を形成する際に発生した土を)壁材の地上露出部分の外側に所定の高さ(H)で土盛することによって形成された土盛部と、柱材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、掘削部と地上部とからなる栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の農産物の生産方法は、地面を掘削して地中に所定深さに掘削部を形成し、その掘削部の底面から地上に露出するように複数の土止め部材を該底面に所定深さ打ち込み、かつそれら土止め部材の地上露出部に沿って断熱壁部を形成し、さらに土止め部材及び断熱壁部の上方を屋根で被って栽培空間とし、その栽培空間を利用して農産物を製造することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の農産物を生産する方法は、地面を掘削して地中に所定深さに掘削部を形成し、その掘削部の底面から地上に露出するように複数の土止め部材を該底面に所定深さ打ち込み、かつそれら土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛りすることによって土盛り部を形成し、さらに土盛り部の上方を屋根で被って栽培空間とし、その栽培空間を利用して農産物を製造することを特徴とする。
このようにすれば、地中に所定深さに形成された掘削部が土に囲まれる半地下の状態となり、地上部は、例えば土盛部によって建屋の周囲が土で囲まれるため、いわゆる半洞窟式(半地下式)の栽培空間とすることができる。このため、室温が季節を通じてほぼ一定で、夏は涼しく、冬は暖かいため、栽培上に必要な空調費が大幅に低減され、室内栽培コストの低減を図ることができる。また、半地下式によって栽培空間の湿度は高い状態が保たれ、外部環境の影響を受けることが少ない。よって、湿度を維持するための水の散布(水の使用量)を削減でき、栽培空間の環境が安定して栽培の管理が容易になる。
また、半洞窟式(半地下式)についてより具体的には、掘削部(地下)は、地下の土により夏は外の熱気が伝わりにくく、冬は冷気が伝わりにくいという断熱効果(夏に涼しく、冬は暖かい)を得ることもできる。また地上部も、土止め部材又は壁材が土で土盛される(土盛部)ため、掘削部(地下)と同様にその地上部の土の効果により、内側の室内(栽培空間)で、夏の熱気や冬の冷気等の外気からの影響を受けにくい断熱効果も得ることができる。こうした、地下の掘削部と地上部との「土」による、夏は涼しく冬は暖かいという二重の温度効果により、農産物の栽培に好影響を与え、冷暖房の空調設備が不要か、またはその使用を大幅に少なくして、冷暖房費(空調費)を著しく減少させることができる。よって、これが農産物の大幅なコストダウンに繋がる。
さらに、掘削部を形成する際に掘った土の一部又は全部を、地上部を土で覆う土盛部として利用する場合は、他から土を運んでこなくて済み、かつ掘った土の全てを捨てに行く必要がないので作業量・作業時間の短縮に繋げることができるとともに無駄がない。
さらに、栽培空間が、掘削部と屋根までの地上部とを含むため、従来の建屋(栽培ハウス等)と比較して、本発明は掘削部(地中埋設部分)を利用できる分、同様の面積でも多くの栽培空間を確保することができる。したがって、従来の建屋で生産するよりも多くの農産物を生産することができる。
また、本発明は、土盛部が、土止め部材又は壁材に接して形成されるとともに、その積み上げ高さが土止め部材又は壁材から外方へ遠ざかるほど低くなる傾斜を有する。
このようにすれば、掘削部の掘り出し量と土盛部の積み上げ量との調整が容易となる。したがって、壁材全周に土盛部の形成が容易となる。
また、本発明は、土盛部の最大高さが掘削部の深さ(D)と同等又は大とされる。
このようにすれば、栽培空間のうち、地上部の全て又は多くの部分が外側から土で囲まれるため、外気の影響を受けやすい地上部の断熱効果が高まる。
屋根は表面が光及び熱の反射面となる、互いに所定の隙間を隔てて配置された1組の金属板と、その金属板の間に配置された断熱用の空気層又は断熱材層とを備え、外部からの光及び熱が外側の金属板の外表面で反射される。
このようにすれば、屋根の1組の金属板によって例えば太陽光の熱を反射し、間の空気層又は断熱材層によって、建屋内の室温を外部へ逃しにくくする。
土止め部材は、掘削部の底面から地中に所定深さで打ち込まれる柱として機能するとともにH字状をなすうちの一対の平行断面辺が前記掘削部の壁面に沿うように配置される複数のH鋼と、その複数のH鋼の互いに隣り合うもの同士をつなぐように、かつH鋼の前記一対の平行断面辺間の開口部に挿入されるように組み付けられる複数の土止め壁材とを備え、土止め壁材の地上露出部分に土盛部又は断熱壁部が形成される。
このようにすれば、柱として機能するH鋼は、地中に打ち込まれた後も、H字状の形状によって倒れたりすることがなく、平行断面辺間の開口部に挿入される土止め壁材が挿入された場合もそれぞれを強固に組み付けて全体の安定性を高めることができる。
また、本発明は、掘削部の底面は排水用の勾配が形成されている。
このようにすれば、勾配によって、掘削部の底面の水が排水されるため、仮に雨水が掘削部の底面に浸入しても、その滞留を防ぎ、水捌けの良い環境を維持することができる。
また、本発明は、少なくとも土止め部材又は壁材の一部に出入口が形成され、出入口を通り掘削部の底面へ向かうスロープが形成され、そのスロープは排水用の勾配よりも大なる傾斜を有する。
このようにすれば、出入口において、地上部から所定の深さの掘削部の底面までの急な段差がスロープによって緩和されるため、作業者の出入りや、資材等の搬入に伴う車等の出入りが容易に行える。
また、本発明は、栽培空間内に空調設備を備える。
このようにすれば、気温が非常に高いもしくは低い場合においても空調設備によって温度・湿度管理の補助を行えるので、最適な栽培環境を維持することができる。
本発明に係る農産物生産建屋構造を例示する断面図。 図1の斜視図。 図1の掘削部のみを示す断面図。 柱および壁材が設けられた状態を示す断面図。 本発明に係る農産物生産建屋構造の柱材、壁材、屋根の構成を示す断面図。 図5の屋根を取り除いた平面図。 排水用の勾配およびスロープを示す説明断面図。 本発明に係る農産物生産建屋構造の他の実施例を示す断面図。 図8の屋根を取り除いた平面図。 H鋼を用いた他の実施例を示す平面図。 図10のさらに他の変形例を示す平面図。 断熱壁部を用いた他の実施例を示す平面図。 杭を適用した例を示す平面図。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る農産物生産建屋構造1を例示する断面図。図2は、図1の斜視図。図3は、図1の掘削部5のみを示す断面図。図4は、柱材8および壁材9が設けられた状態を示す断面図。図5は、本発明に係る農産物生産建屋構造1の柱材8、壁材9、屋根13の構成を示す説明断面図。図6は、図5の屋根13を取り除いた平面図。図7は排水用の勾配20およびスロープ30を示す説明断面図である。
図1および図2は、本発明に係る農産物生産建屋構造1を示している。農産物生産建屋構造1は、地面を掘削して形成された掘削部5と、掘削部5の掘削底面6から立設した複数の柱材8と、隣接する柱材8の地上露出部分にまたがる形態で、掘削部5を取り囲み、掘削部5とその上方に形成される栽培空間11を形成する壁材9と、壁材9の地上露出部分の外側に土盛された土盛部12と、栽培空間11の上方を覆う屋根13とを備え、栽培空間11で農産物2の栽培が可能である。柱材8と壁材9は、土止め部材19(図6参照)を構成し、掘削部5の周縁を取り囲むように掘削部5の底面から地表より高く位置している。なお、以下にその農産物生産建屋構造1の具体的な実施の形態を説明をする。なお、図示しないが、農産物生産建屋構造1は建築基準法施行令に基づき、建築物の安全性の確保を図るための基礎工事が行われていることを前提とする。
まず、図3に示すように、地面3から地中4に対して一定の深さ、例えば約1.5m(D)程度掘削し、地中4に掘削部5を形成する。この掘削部5の底面である掘削底面6は、地面とほぼ水平になるよう平坦に整地されており、掘削部5の側面である掘削側面7は、掘削底面6に対して垂直になっている。この掘削側面7の高さが例えば約1.5m(D)であり、換言すれば、掘削部5は深さが例えば約1.5m(D)のいわゆる半地下の形態をなしている。
図4および図5に示すように、掘削部5の平坦に整地された掘削底面6から複数の柱材8が立設される。なお、柱材8は、地中4に対して深さ例えば3m程度打ち込まれているものとする。柱材8は、H型鋼等の周知の建築鉄骨が好適に用いられる。立設される柱材8の高さは適宜定められるが、例えば約3mであり、掘削部5の深さが例えば約1.5m(D)とすれば、柱材8は地上へ例えば約1.5m突出することになる。さらに、掘削部5を取り囲まない補助柱22と、柱材8および補助柱22を連結する連結柱23とが設けられる。
また、図6に示すように、土止め部材19を構成する柱材8と同一の高さおよび厚みとされる木材又は金属材からなる板状の壁材9が、互いに隣接する柱材8にまたがる形態で設けられる。要するに平面視では、掘削部5を取り囲む柱材8と、後述する外側の土盛部12との間の位置に壁材9が設けられる。これにより、掘削部5を壁材9と、柱材8とで取り囲む形態となる。そして、壁材9と、柱材8とで取り囲まれた掘削部5の上方には、地上部10(図5参照)が形成される。
なお、壁材9は木材又は金属材に限定するものでなく、例えばコンクリートブロック等の周知の建築部材によって壁材9を構成させることもできる。
また、図5に戻り、掘削部5を形成する際に発生した土の例えば一部を、壁材9の地上露出部分の外側に、土盛することによって土盛部12が形成され、この土盛部12は、壁材9に接して形成されるとともに、その積み上げ高さ(H)が壁材9から外方へ遠ざかるほど低くなる傾斜を有する。よって、土盛部12は、地上に露出している壁材9を覆い尽くし、地上において外部から本発明の農産物生産建屋構造1を見た場合、壁材9は視認されることがない。なお、土盛部12の積み上げ高さ(H)は、掘削部5の深さ(D)とほぼ同じとされているとともに、柱材8が地上に突出する部分(h)とも等しい。
なお、土盛部12は、必ずしも掘削部5を形成する際に掘った土を利用する必要はなく、仮に利用する場合は、例えば他の粘性土等を用意して適宜、混合させることもできる。これにより土質を例えば、粘性を高める等に調整し、土盛部12を形成させ易くすることもできる。
また、栽培空間11の上方を覆う屋根13が設けられる。この屋根13は、表面が光及び熱の反射面となる、互いに所定の隙間を隔てて配置された1組の金属板25と、その金属板25の間に配置された断熱用の空気層(断熱材層)26とを備える。具体的には、金属板25として、例えばアルミ板が用いられ、断熱用の空気層(断熱材層)26として、例えば合成樹脂のポリエチレン等からなり、多数のセルに空気が密封された袋状部材(空気セルシート)が用いられる。これにより、外部からの光及び熱が外側の金属板25の外表面で反射され、空気層(断熱材層)26によって、内部の室温を外部へ逃しにくくする。また、例えば木材からなる一般的な切妻屋根(屋根の最頂部である棟から地上に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根)も好適である。
以上で説明した栽培空間11を利用して、図1に示すように農産物2、例えばシイタケ等を製造することができる。
なお、図7に示すように、農産物生産建屋構造1は、掘削部5の掘削底面6に排水用の勾配20が形成されている。この勾配20は例えば約1°の傾斜でよい。これにより、掘削部5の掘削底面6の例えば雨水等が排水される。
また、壁材9(土止め部材19;図6も参照)の一部は、開放されて出入口15が配置され、その出入口15脇の壁材9から例えば一例として、直角三角形状の一対の出入口壁16(図2参照)によって出入口15への通路が設けられている。さらに、出入口壁16間の通路には、出入口15を通り掘削部5の掘削底面6へ向かうスロープ30が形成されている。そのスロープ30は、排水用の勾配20よりも大なる傾斜とされており、具体的には、傾斜は例えば約10°とされ、出入口15は、地上から深さ約1.5mの掘削部5の掘削底面6までの急な段差が、スロープ30によって緩和される。
なお、栽培空間11には、通常使用しないが、異常気象に対応するために空調設備40(図1参照)が設けられており、栽培空間11内の温度・湿度管理の補助を行うことも可能である。
次に、以上のような農産物生産建屋構造1の実施に伴う、作業工程の一例を説明する。
<掘削作業工程の一例>
図3に示すように、地面3から例えば約1.5m(D)掘削し、掘削した際に発生した土は随時、掘削部5に沿った地面3の縁付近に排出土18として積み上げていく。この掘削作業は、地面3の掘削作業に伴う残土処理と、後に排出土18を利用して土盛部12を形成する場合は、その準備も兼ねている。その後、この掘削部5の底面を掘削底面6として、地面3とほぼ水平になるよう平坦に整地する。
<柱・外壁の打込み作業工程の一例>
そして、図4に示すように、例えば高さ約3mのH型鋼の柱材8を、掘削底面6上に複数打込んでいく。柱材8は、掘削底面6に対して例えば3mの深さまで打ち込む。なお、柱材8の代わりに、先端が尖った例えば木材等からなる杭でも適用できる。そして柱材8を、掘削部5の掘削側面7よりやや内側に、壁材9の厚みと同等の隙間ができるように打ち込んでいく。そして図4の拡大図に示すように、この隙間に例えば木材又は金属材からなる壁材片9´を上方から複数枚、例えば6枚ずつ落とし込んでいき、柱材8と同じ高さの壁材9を形成する。これにより、柱材8とそれを取り囲む壁材9とで土止め部材19が構成される。図5に示すように、土止め部材19である柱材8および壁材9が、後に形成される土盛部12から掘削部5方向、すなわち内側へ発生する土圧を受け止め、後に設けられる連結柱23と柱材8とが連結される。すなわち、土盛部12の土面に接する壁材9と、土盛部12の土圧を内方から耐えるように支持するとともに連結柱23と連結される柱材8が設けられる。
図6に示すように、柱材8は、平面視では矩形状に掘削部5を取り囲むように打ち込んでいき、掘削部5を取り囲まない補助柱22は複数列、例えば2列で、掘削底面6上で格子状になるように柱材8と等しい間隔で打ち込んでいく。なお、補助柱22は、例えば周知のH鋼等でも適用できる。そして柱材8および補助柱22のそれぞれを連結柱23で連結する(図5、6参照)。この連結柱23は、柱材8および補助柱22の前後左右方向への強度を高める効果が期待でき、また、屋根13の重みを支えるための横木、つまり梁としても利用できる。
また、掘削部5を取り囲む壁材9の一部は、壁材9を設けないようにしておき、2列に打込まれた補助柱22の間隔と同等になるように、出入口壁16、16を設けて、出入口15を形成する(図2も参照)。こうすれば、出入口15から栽培空間11に車等が入っても、補助柱22と出入口15の配置間隔は同じとされているからスムーズに移動(出入り)できる。なお、出入口壁16の形状は、例えば、設置面から上方の屋根に向かって傾斜させて直角三角形状としておけば、矩形状に形成するよりも出入りの際の視界が広く確保できるとともに、意匠面においても優れる。
<土盛部の形成作業工程の一例>
図5に戻り、例えば、上記の掘削作業工程の一例で得られた、掘削部5に沿った地面3の縁付近に積み上げた排出土18を利用して、壁材9の地上露出部分の外側に、壁材9から外方へ遠ざかるほど低くなるように傾斜させて土盛りする(土盛部12)。なお、土盛部12は排出土18を必ずしも利用しなくてもよい。
<屋根取付け作業工程の一例>
図5に示すように、空気層(断熱材層)26、例えばポリエチレン等の袋状部材を金属板25、例えばアルミ板で挟み込んで形成された屋根13を、地上部10の上方に設ける。
以下、本発明の他の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例2)
図8は、本発明に係る農産物生産建屋構造の他の実施例を示す断面図。図9は、図8の屋根を取り除いた平面図である。
図8および9に示す実施例では、掘削部5の掘削底面6から地上へ露出するように土止め部材19が配置される。この土止め部材19は、例えば、凹凸があり、両端に継ぎ手がついている鋼板、すなわち周知の鋼矢板(シートパイル)で構成される。その鋼矢板(シートパイル)が互い違いに組み合わせられた土止め部材は19は、実施例1の壁材9および柱材8を兼ねており、土盛部12から掘削部5方向、すなわち内側へ発生する土圧を受け止める。
土止め部材19は掘削部5を取り囲み、上記したように土止め部材19は、実施例1の柱材8を兼ねているため、柱材8を必要とせず、補助柱22が掘削底面6の例えば中央付近に立設される。
土止め部材19の地上露出部分の外側に、土盛することによって土盛部12が形成され、この土盛部12は、土止め部材19に接して形成されるとともに、その積み上げ高さ(H)例えば1.5mが、土止め部材19から外方へ遠ざかるほど低くなる傾斜を有し、土盛部12の積み上げ高さ(H)は、掘削部5の深さ(D)とほぼ同じとされている。
また、土止め部材19の一部には、例えば一例として、上記した鋼矢板からなるの一対の出入口壁17によって形成された出入口15が設けられている。以上、その他の部分は、実施例1と共通であるため同一の符号を付して説明を省略する。
(実施例3)
上記の土止め部材19の変形例として、図10に示すように、複数のH鋼28と、土止め壁材21とを備えている。H鋼28は、実施例1では柱材8に相当し、柱として機能するとともにH字状をなすうちの一対の平行断面辺が掘削側面7(図3も参照)に沿うように複数配置される。そして、複数のH鋼28の互いに隣り合うもの同士をつなぐように、かつH鋼28の一対の平行断面辺間の開口部に挿入されるように組み付けられる複数の例えば木材等からなる土止め壁材21が設けられ、土止め壁材21の地上露出部分に土盛部12が形成される。なお、土止め壁材21は、実施例1では、壁材9に相当する。また、図10の例とは異なるが、図11に示すような、H鋼28の外側に土止め壁材21を配置することも可能である。この場合は、H鋼28の開口部に土止め壁材21が挿入されない。
(実施例4)
上記の実施例1〜3の土盛部12を適用しない例として、図12に示すように、代わりに断熱壁部50が適用される。この断熱壁材50はH鋼28および土止め壁材21の地上露出部分の外側に沿って設けられる。断熱壁材50は、例えば木材等からなる外壁51と内壁52とが設けられ、その間に例えば短いガラス繊維でできた、綿状のグラスウール等からなる断熱部材53が設けられる。このようにすれば、土盛部12を設けることなく断熱効果を得ることができる。また、この断熱壁部50で囲まれた栽培空間11によって農産物2、例えばシイタケ等を製造することができる。
なお、図13に示すように、本発明を構成する柱材8、H鋼28は、例えば先端が尖った木材等からなる杭に代えて適用することも可能である。また、本発明は建屋を構築するためにコンクリート等を一切使用していないため解体作業が容易であって、さらに、大半が木材や土等で構成されるため産業廃棄物を発生させることが少ない。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 農産物生産建屋構造
2 農産物
3 地面
4 地中
5 掘削部
6 掘削底面
7 掘削側面
8 柱材
9 壁材
10 地上部
11 栽培空間
12 土盛部
13 屋根
15 出入口
19 土止め部材
20 勾配
21 土止め壁材
25 金属板
26 空気層(断熱材層)
28 H鋼
30 スロープ
40 空調設備
50 断熱壁部
記課題を解決するために、本発明の農産物生産建屋構造は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、地面を掘削して地中に所定深さ(D)に形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、土を土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さ(H)で土盛することによって形成された土盛部と、土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の農産物を生産する方法は、地面を掘削して地中に所定深さに掘削部を形成し、その掘削部の底面から地上に露出するように複数の土止め部材を該底面に所定深さ打ち込み、かつそれら土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛りすることによって土盛部を形成し、さらに土盛部の上方を屋根で被って栽培空間とし、その栽培空間を利用して農産物を製造することを特徴とする。
(実施例4)
上記の実施例1〜3の土盛部12を適用しない例として、図12に示すように、代わりに断熱壁部50が適用される。この断熱壁50はH鋼28および土止め壁材21の地上露出部分の外側に沿って設けられる。断熱壁50は、例えば木材等からなる外壁51と内壁52とが設けられ、その間に例えば短いガラス繊維でできた、綿状のグラスウール等からなる断熱部材53が設けられる。このようにすれば、土盛部12を設けることなく断熱効果を得ることができる。また、この断熱壁部50で囲まれた栽培空間11によって農産物2、例えばシイタケ等を製造することができる。
本発明は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造に関する。
上記した事情を鑑み、本発明の課題は、空調費や敷設工事に高額な費用を投じることなく、農産物の栽培に最適な栽培環境を作り出すことができる農産物生産建屋構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の農産物生産建屋構造は、建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、土を土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛することによって形成された土盛部と、土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、を備え、栽培空間で農産物の栽培を可能とし、土止め部材は、複数の柱材と複数かつ板状の壁材からなり、該柱材は掘削部の掘削側面に沿って掘削底面の土中に所定の間隔及び深さで打ち込まれ、それの上端は地上から屋根の高さまで達するように延び、他方、複数の壁材は、互いに隣接する柱材間にまたがる形態で該柱材の高さ方向に沿って配置されるとともに、該柱材の地面から屋根に向かって延びる部分においても同様に、該壁材が掘削側面の上方延長上に連なるように該柱材の高さ方向に沿って設けられ、土盛部は該壁材の外側に接するように土盛りされ、該土盛部の土圧及び掘削側面の土圧が壁材を介して柱材で受けられることを特徴とする。
さらに、柱材は横断面がH状であって互いに対向する2つの平行壁部と、その平行壁部を中間で直角に連結する連結壁部とを備えたH鋼とされ、そのH鋼の平行壁部が掘削部の掘削側面と平行となるように該H鋼が土中に打ち込まれ、壁材は短辺と長辺で規定される矩形で所定厚さの横長の板材であって、該板材はH鋼の平行壁部間の空間に連結壁部の両側から挿入され、該板材の長手方向の端部同士が該H鋼の連結壁部を挟んで横方向に対向し、その挿入形態で複数枚の板材が各長辺同士で重ねられ、該板材の短辺方向を高さ方向として掘削側面に沿って積み上げられ、該板材が掘削部の底面から地面を経てさらに屋根に向かって延び、土盛部は地上において該板材の外側に接するように土盛りされ、該土盛部の土圧及び掘削側面の土圧が板材を介してH鋼で受けられるとともに、H鋼の2つの平行壁部のうち掘削側面から遠い側の平行壁部の内面に各板材の板面が土圧により押し付けられる。
また、複数の柱材の、掘削部の空間を隔てて互いに対向するもの同士が、連結梁で横方向に連結されることによって、該連結梁も柱材を介して土盛部及び掘削側面の土圧を受ける部材となり、これら連結梁及び柱材の上側に屋根が支持される。

Claims (12)

  1. 建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、
    地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、
    前記掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、
    前記複数の土止め部材の地上露出部の外側に沿って形成された断熱壁部と、
    前記土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、
    を備え、
    前記栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする農産物生産建屋構造。
  2. 建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、
    地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、
    前記掘削部の底面から地上へ露出するように配置された土止め部材と、
    土を前記土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛することによって形成された土盛部と、
    前記土止め部材により形成された栽培空間の上方を覆う屋根と、
    を備え、
    前記栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする農産物生産建屋構造。
  3. 建屋内で農産物の生産を行うための農産物生産建屋構造であって、
    地面を掘削して地中に所定深さに形成された掘削部と、
    前記掘削部の底面から地上へ露出するように立設された複数の柱材と少なくとも互いに隣接する前記柱材にまたがる形態で、前記掘削部を取り囲むことにより、前記掘削部とその上方に形成される地上部を含む栽培空間を形成する壁材とを含む土止め部材と、
    土を前記壁材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛することによって形成された土盛部と、
    前記土止め部材により形成された前記栽培空間の上方を覆う屋根と、
    を備え、
    前記掘削部と前記地上部とからなる前記栽培空間で農産物の栽培を可能とされたことを特徴とする農産物生産建屋構造。
  4. 前記土盛部は、前記土止め部材又は前記壁材に接して形成されるとともに、その積み上げ高さが前記土止め部材又は前記壁材から外方へ遠ざかるほど低くなる傾斜を有する請求項2又は3に記載の農産物生産建屋構造。
  5. 前記土盛部の最大高さが前記掘削部の深さと同等又は大とされる請求項4に記載の農産物生産建屋構造。
  6. 前記屋根は表面が光及び熱の反射面となる、互いに所定の隙間を隔てて配置された1組の金属板と、その金属板の間に配置された断熱用の空気層又は断熱材層とを備え、外部からの光及び熱が外側の金属板の外表面で反射される請求項1ないし5のいずれか1項に記載の農産物生産建屋構造。
  7. 前記土止め部材は、前記掘削部の底面から地中に所定深さで打ち込まれる柱として機能するとともにH字状をなすうちの一対の平行断面辺が前記掘削部の壁面に沿うように配置される複数のH鋼と、その複数のH鋼の互いに隣り合うもの同士をつなぐように、かつH鋼の前記一対の平行断面辺間の開口部に挿入されるように組み付けられる複数の土止め壁材とを備え、前記土止め壁材の地上露出部分に前記土盛部又は断熱壁部が形成される請求項1ないし6のいずれか1項に記載の農産物生産建屋構造。
  8. 前記掘削部の底面は排水用の勾配が形成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載の農産物生産建屋構造。
  9. 少なくとも前記土止め部材の一部に出入口が形成され、前記出入口を通り前記掘削部の底面へ向かうスロープが形成され、そのスロープは前記排水用の勾配よりも大なる傾斜を有する請求項8に記載の農産物生産建屋構造。
  10. 前記栽培空間内に空調設備を備える請求項1ないし9のいずれか1項に記載の農産物生産建屋構造。
  11. 農産物を生産する方法であって、
    地面を掘削して地中に所定深さに掘削部を形成し、その掘削部の底面から地上に露出するように複数の土止め部材を該底面に所定深さ打ち込み、かつそれら土止め部材の地上露出部に沿って断熱壁部を形成し、さらに前記土止め部材及び断熱壁部の上方を屋根で被って栽培空間とし、その栽培空間を利用して農産物を製造することを特徴とする農産物の生産方法。
  12. 農産物を生産する方法であって、
    地面を掘削して地中に所定深さに掘削部を形成し、その掘削部の底面から地上に露出するように複数の土止め部材を該底面に所定深さ打ち込み、かつそれら土止め部材の地上露出部分の外側に所定の高さで土盛りすることによって土盛り部を形成し、さらにその土盛り部の上方を屋根で被って栽培空間とし、その栽培空間を利用して農産物を製造することを特徴とする農産物の生産方法。
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