JP2011123849A - 文書生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表形式の帳票で、紙節約のための行分断と、見栄え向上のための同一データセル結合表示を同時に行った場合、それぞれの機能による効果を十分発揮できなくなるケースがあった。分断された後続の結合設定セルに、データが表示されないことがあった。
【解決手段】 分断された後続のセルに結合設定が行われていた場合、項目データを最初から表示する。
【選択図】 図9
【解決手段】 分断された後続のセルに結合設定が行われていた場合、項目データを最初から表示する。
【選択図】 図9
Description
本発明は、出力用紙を節約しつつ、内容を分かりやすく表現するための表形式の文書生成技術に関する。
帳票システムでは、帳票の定型部分(テンプレート)に対して動的に変化するデータを差し込むことにより印刷を行う。例えば、保険の帳票では、保険商品の概要説明や企業ロゴ、表の枠線等の固定部分が定義されたテンプレートに対して、顧客独自のデータ(氏名や住所など)を差し込むことにより印刷を行う。差し込むデータの入力元は、データベース等である。データベース等に格納された1件分のデータのことをレコードと呼ぶ。1レコードは複数の項目からなる。例えば、「住所情報」というレコードには「氏名」「住所」「電話番号」等の項目が含まれる。一方、テンプレートには、差し込むデータを受け取るための表が定義されている。表は、行から構成されている。行はセルから構成されている。セルとは、差し込むデータの項目を表示するための矩形領域のことである。帳票システムは、複数のレコードを順番にテンプレートに定義された表の行へ差し込み、各セルに項目を流し込むことにより、表形式の帳票生成・印刷を行う。
帳票を生成する際、差し込むデータの量によっては、表の1行が大きくなる場合がある。例えば、「コメント:<改行>この商品は割れやすいので注意してください。<改行>2009年11月30日」という文字列のデータが表の1行に入る場合、表の1行は、改行がない時に比べて3倍になる。従来から、このような表の最後の行がページ内に収まらない場合に、次ページにその行全体を送るという技術が存在する(例えば、特許文献1を参照)。この技術を用いることで、ページ送りの際に、行の真ん中で分割が発生し、表が見にくくなることを防げる。
しかしながら、行全体を次ページに送ってしまうと、前ページにムダなスペースが発生し、出力用紙を節約できないという問題があった。この問題を解決するために、行自体を分断する技術が存在する。行の分断は、行内の各セルについて、セル内の文字列単位に行う。この技術では、行単位ではなく行内の文字列単位で行を分断するため、全ページに無駄なスペースが発生せず、用紙を節約できる。
一方、従来から、できる限り見やすい表形式の帳票を作成したいという要望がある。表形式の帳票を生成する際の差し込むデータの特徴として、連続するレコードのある特定の項目データが同じ場合があげられる。例えば、レコード1〜5の「支店」項目のデータが全て「東京」で、レコード6〜10の「支店」項目のデータが全て「大阪」である場合がそうである。このような場合、全てのレコードの「支店」項目のデータを表に表示すると煩雑で見づらくなる。このような場合に対処するために、従来から、連続する項目のデータが同じセルを結合して表示する技術が存在する。先ほどの例で言えば、「支店」項目のデータが「東京」であるレコード1〜5の「支店」セルが結合され、同じく「大阪」であるレコード6〜10の「支店」セルが結合される。この技術を用いることで、データが同じ場合にデータの分類がより明確になり、表が見やすくなる。通常、表形式の帳票ではセルが行方向に複数並ぶため、結合されたセルによって、その他のセルがどの分類に属するかが一目瞭然になる。
しかしながら、上述した従来の技術では、各技術を組み合わせた場合に不都合があった。すなわち、行自体を分断する技術と、連続する同じ内容の項目データを結合する技術を同時に使用した場合に、それぞれの機能による効果を十分発揮できないという問題があった。
図13は、問題の一例を説明するためのものである。1ページ目が1301、2ページ目が1302である。セル1303には、連続する同じ内容の項目データを結合するための設定がされている。セル1304では、行が分断され、1ページ目1301に「至急お願いいたし」が、2ページ目1302に「ます。」が表示されている。このとき、2ページ目1302の1305の部分には何も表示されない。これは1ページ目1301でセルが結合表示されていると判定されるためである。2ページ目だけを見ると、「ます。」というデータがどの取引先に関連するかが分からなくなってしまっている。
図14は、問題の一例を説明するためのものである。1ページ目が1401、2ページ目が1402である。セル1403には、連続する同じ内容の項目データを結合するための設定がされている。またセル1403で行の分断も発生している。セル1403は分断され「社」が2ページ目1402に送られているが、2ページ目の後続のデータも同じであったためにさらにセルの結合が発生して1404のような表示になっている。このような場合、1405に示すような無駄な空白があいてしまう。
テンプレートと差込データをオーバレイ印刷して表形式の文書を生成する文書生成システムにおいて、行を分断した際に、後続に送られるセルを検知する手段(810)と、前記検知したセルに関する情報を保持する手段(811)と、前記検知したセルの出力を開始してよいか判定する手段(820)と、前記検知したセルに関する情報を読み込む手段(822)と、前記検知したセルに結合設定がされているかを判定する手段(823)と、結合設定がされていると判定した場合に、前記検知したセルへ差込データを先頭から表示するステップ(825)と、を有することを特徴とする文書生成手段。
行自体を分断する技術と、連続する同じ内容の項目データを結合する技術を同時に使用した場合でも、出力用紙の節約と表の見栄えの向上が可能となる。
(実施例1)
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態のコンピュータ(文書生成装置)の構成を説明するブロック図である。なお、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。また、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、LAN,WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態のコンピュータ(文書生成装置)の構成を説明するブロック図である。なお、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、本発明を適用できることは言うまでもない。また、特に断らない限り、本発明の機能が実行されるのであれば、LAN,WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
図1において、100はコンピュータで、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ10に記憶された帳票生成プログラム200等に基づいて図形、イメージ、文字、表等が混在した帳票の生成を行うCPU1を備える。さらに、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。
また、このROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ10には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶する。ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ10には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ10には上記帳票生成処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。
2はRAMで、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードI/Fで、キーボード8や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はディプレイI/Fで、ディスプレイ9の表示を制御する。7は外部メモリI/Fで、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ10とのアクセスを制御する。外部メモリ10は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイルを記憶する。
図2は、本実施形態における帳票生成プログラム200の構成の一例を示したものである。本明細書では、帳票生成プログラム200は、帳票生成を行う帳票生成部201からなる。
以下で、本実施形態における帳票生成プログラム200の帳票生成処理を図8のフローチャートを用いて説明する。なお本フローに係る帳票生成プログラム200は、コンピュータの外部メモリ10に記憶されており、RAM2に読み出されCPU1によって実行される。
図3、図4および図5は、帳票生成の概念を説明するための概略図である。
図3は、典型的な表形式のテンプレートの一例を示したものである。テンプレート300の実態はバイナリファイルであり、以下に示す様々な情報が格納されている。テンプレート300は、固定文字301や企業ロゴ302、表303から構成される。固定文字301や企業ロゴ302は、流し込まれるデータが変化しても常に変化せず、各ページで同じ位置に同じ形状で出力される。表303は、見出し行304とデータ行305から構成される。見出し行304は、後述するセルに出力される情報が何であるかを説明するための見出しを、各セルごとに出力する部分である。データ行305は、いくつかのセルから構成される。図3の例ではセル306、307、308から構成されている。データ行305が、その単位で縦方向に繰り返されることにより、表303が出力される。306,307,308等のセルは、図4に示すデータベースのデータを受け取るためのオブジェクトである。セルは、属性として「文字の大きさ」「文字色」「出力位置」等の情報を持っている。テンプレートに流し込まれたデータは、この情報に従って、指定の大きさ・色・位置に出力される。また、セルは出力書式の情報も持っており、例えば、セル308のように「¥99,999」という書式の場合、流し込まれたデータが「10000」であれば指定の書式にしたがって「¥10,000」のように出力される。さらに、セルは「セル名」属性も持っている。セル名属性により、テンプレート内でセルを一意に識別することが可能になる。図3の例では、セル306,307,308のセル名はそれぞれ「伝票番号」「商品名」「価格」となる。これらセルの属性も、テンプレート300に保存されている。
図3は、典型的な表形式のテンプレートの一例を示したものである。テンプレート300の実態はバイナリファイルであり、以下に示す様々な情報が格納されている。テンプレート300は、固定文字301や企業ロゴ302、表303から構成される。固定文字301や企業ロゴ302は、流し込まれるデータが変化しても常に変化せず、各ページで同じ位置に同じ形状で出力される。表303は、見出し行304とデータ行305から構成される。見出し行304は、後述するセルに出力される情報が何であるかを説明するための見出しを、各セルごとに出力する部分である。データ行305は、いくつかのセルから構成される。図3の例ではセル306、307、308から構成されている。データ行305が、その単位で縦方向に繰り返されることにより、表303が出力される。306,307,308等のセルは、図4に示すデータベースのデータを受け取るためのオブジェクトである。セルは、属性として「文字の大きさ」「文字色」「出力位置」等の情報を持っている。テンプレートに流し込まれたデータは、この情報に従って、指定の大きさ・色・位置に出力される。また、セルは出力書式の情報も持っており、例えば、セル308のように「¥99,999」という書式の場合、流し込まれたデータが「10000」であれば指定の書式にしたがって「¥10,000」のように出力される。さらに、セルは「セル名」属性も持っている。セル名属性により、テンプレート内でセルを一意に識別することが可能になる。図3の例では、セル306,307,308のセル名はそれぞれ「伝票番号」「商品名」「価格」となる。これらセルの属性も、テンプレート300に保存されている。
図4は、テンプレート300に流し込まれるデータベースのデータの一例を示したものである。テーブル400は、データベース内に定義されたデータ領域である。テーブル400には、レコード401が格納されている。レコード401は、意味のある1件のデータのまとまりを表す。例えば、ある伝票に関する情報として、伝票番号・商品名・価格をまとめて1レコードと扱う。レコード401は、項目402、403、404から構成される。それぞれ、伝票番号・商品名・価格の情報が格納されている。項目名405,406,407は、各項目が何であるかをあらわす識別子である。図4の例では、テーブル400に、9つのレコードが格納されている。
図5は、テンプレート300に、テーブル400のデータが流し込まれた様子を示した図である。データ行305内のセル306,307,308に対して、レコード401の項目401,402,403が流し込まれている。そして、それが各レコード分繰り返されてデータ行305が縦に連なり、表500が出力されている。
なお、項目とセルを関連付ける方法は何でもよい。本実施例では、項目名とセル名により両者の関連付けを行っているが、項目とセルの並び順や、専用のファイルで関連付けを定義する等の方法でもよい。
また、データ行305内へのセルの置き方は自由である。図3のテンプレートのように、単純に横一列に配置する場合もあるし、図6のように縦に配置する場合もある。どのように配置するかは帳票のデザイン次第である。
図6,7は、本実施例を説明するためのテンプレートおよびデータベースの概略図である。
図6は、データ行305にセルが3つあるテンプレート600の一例である。データ行305は、セル601,602,603から成り、それぞれのセル名は「相手先名称」「日付」「コメント」である。また、表の高さは604で、見出し行やデータ行を表示できる領域の高さのことである。
図7は、テンプレート600に流し込むテーブル700の一例である。テーブル700には、レコード701〜702のデータが格納されている。
図8は本発明の実施の形態を示したフローチャートである。
ステップ801で、帳票生成部200は、テンプレート600を解析し、全ての情報を読み込む。表の高さや、各セルの属性など全ての情報を読み込む。
ステップ802からステップ827は、レコードごとの繰り返し処理である。
ステップ803において、帳票生成部200は、データベースのテーブル700からレコードを1つ読み込む。例えば、帳票生成部200は、まずレコード701を読み込み、レコード701に対してステップ826までの処理を行う。続いて、ステップ803からステップ826を繰り返し、レコード702に対しても同様の処理を行っていく。
ステップ801で、帳票生成部200は、テンプレート600を解析し、全ての情報を読み込む。表の高さや、各セルの属性など全ての情報を読み込む。
ステップ802からステップ827は、レコードごとの繰り返し処理である。
ステップ803において、帳票生成部200は、データベースのテーブル700からレコードを1つ読み込む。例えば、帳票生成部200は、まずレコード701を読み込み、レコード701に対してステップ826までの処理を行う。続いて、ステップ803からステップ826を繰り返し、レコード702に対しても同様の処理を行っていく。
ステップ804からステップ816は、項目ごとの繰り返し処理である。
ステップ805において、帳票生成部200は、読み込んだレコードから項目のデータを取得する。例えば、レコード701が処理対象の場合、帳票生成部200は、まず「相手先名称」項目のデータ取得を行い、「相手先名称」項目に対してステップ815までの処理を行う。続いて、ステップ805からステップ815を繰り返し、「日付」「コメント」項目に対しても同様の処理を行っていく。
ステップ805において、帳票生成部200は、読み込んだレコードから項目のデータを取得する。例えば、レコード701が処理対象の場合、帳票生成部200は、まず「相手先名称」項目のデータ取得を行い、「相手先名称」項目に対してステップ815までの処理を行う。続いて、ステップ805からステップ815を繰り返し、「日付」「コメント」項目に対しても同様の処理を行っていく。
ステップ806において、帳票生成部200は、取得した項目のデータを、テンプレートに定義された表の現在処理中の行の該当するセルに適用する。例えば「相手先名称」項目であれば、「相手先名称」セルにデータを適用する。セルは属性としてフォントサイズや文字色等の情報を持っており、適用されたデータはこれらの情報に基づいて後続の処理で描画される。また、データの長さやフォントサイズなどの情報が決まるため、この時点でセルの高さが決定する。
ステップ807において、帳票生成部200は、前記ステップ806で決定したセルの高さ情報を用いて、セルが表からはみ出るかどうかを判定する。帳票生成部200は、表の描画位置や高さ、セルの描画位置や高さの情報を比較することで判定を行う。
ステップ807において、セルが表からはみ出ないと判定された場合、帳票生成部200は、ステップ815に処理を進め、項目ごとの繰り返し処理に戻る。
ステップ807おいて、セルが表からはみ出ると判定された場合、ステップ808において、帳票生成部200は、セルに表示されるデータを、文字列単位に分割する。セルに表示されるデータが長い場合等には、データがセル内で折り返されて表示され、セル内のデータが複数行となる。ステップ808では、このセル内の複数行となった文字列の単位で分割を行う。分割された文字列は、その文字列がセル内の何行目かを示す情報とともにRAM2に保持される。またその文字列が描画されるべき領域の情報(分割セル情報)もRAM2に保持される。以降、分割された文字列を文字列1〜文字列n、その文字列が描画されるべき領域を分割セル1〜分割セルnと示す。
ステップ809からステップ815は、分割セルごとの繰り返し処理である。
ステップ810において、帳票生成部200は、分割セルが表からはみ出るかどうかを判定する。ステップ807でセルが表からはみ出るかを判定したが、ステップ810ではセルのどこまでがはみ出るかを文字列単位で判定する。
ステップ810において、分割セルが表からはみ出ると判定された場合、ステップ811において、帳票生成部200は、現在処理中の分割セルが表からはみ出るという情報をRAM2に保持する。
ステップ810において、分割セルが表からはみ出ないと判定された場合、ステップ812において、帳票生成部200は以下の処理を行う。すなわち、現在処理中の分割セルを含むセルに対して、連続する同じ内容の項目データを結合する設定(以降、結合設定)が行われているかどうかを判定する。結合設定はテンプレートに定義されているので、帳票生成部200は、ステップ801にて読み取った情報をもとに判定を行う。
ステップ812において、結合設定が行われていないと判定された場合、ステップ813において、帳票生成部200は、処理中の分割セルに対して通常の描画処理を行う。すなわち、分割セルに流し込まれた項目のデータを、フォントサイズや文字色といったセルの属性に従って描画する。
ステップ812において、結合設定が行われていると判定された場合、ステップ814において、帳票生成部200は、結合描画フラグをONにする。結合描画フラグについては後述する。結合描画フラグは、結合すべきセルの情報とともにRAM2に保持される。
ステップ817において、帳票生成部200は、ページ送りが発生したかどうかを判定する。データベースから取得したレコードが、テンプレートに定義された表の全ての行に適用された場合、次に取得するレコードを流し込むためにページ送りが発生する。表の行数の情報はテンプレートに定義されており、帳票生成部200は、ステップ801にて読み込んだ表の行数情報をもとにこの判断を行う。
ステップ817において、ページ送りが発生していないと判定された場合、帳票生成部200は、ステップ820に処理を進める。
ステップ817において、ページ送りが発生していると判定された場合、帳票生成部200は、ステップ818に処理を進める。
ステップ818において、帳票生成部200は、結合描画フラグがONかどうかを判定する。結合描画フラグは、結合すべきセルの情報と紐付けられており、フラグがONであれば、紐付けられたセルが全て結合されて描画される。
ステップ818において、結合描画フラグがONと判定された場合、ステップ819において、帳票生成部200は、紐付けられたセルを全て結合描画する。ページ送りが発生し、前のページの内容が確定するので、このステップ819で結合描画を行っている。
ステップ818において、結合描画フラグがOFFと判定された場合、帳票生成部200は、ステップ820に処理を進める。
ステップ820において、帳票生成部200は、ステップ811でRAM2に保持した分割セルの情報を出力可能かどうかを判定する。出力可能になる条件としては、流し込むレコードがなくなった場合や、項目データの内容が切り替わった場合などが挙げられる。例えば、「相手先名称」項目のデータが「○○商事」から「□□建設」に切り替わった場合等である。
ステップ820において、出力不可能と判定された場合、帳票生成部200は、処理をステップ827に進める。
ステップ820において、出力可能と判定された場合、帳票生成部200は、ステップ821に処理を進める。
ステップ821からステップ826は、ステップ811でRAM2に保持した分割セルごとの繰り返し処理である。これらの処理で、分断された行の後半部分の分割セルを描画している。
ステップ822において、帳票生成部200は、ステップ811でRAM2に保持した分割セルに関する情報を読み出す。
ステップ823において、帳票生成部200は、読み出した分割セルのを含むセルに対して結合設定が行われているかどうかを判定する。この判定は、ステップ822で読み出した分割セルに関する情報をもとに行われる。
ステップ823において、結合設定が行われていないと判定された場合、ステップ824において、帳票生成部200は、現在処理中の分割セルに適用された項目データを描画する。分割セルの適用された項目データであるため、もともとの項目データのうちの一部分が描画されることになる。
ステップ823において、結合設定が行われていると判定された場合、ステップ825において、帳票生成部200は、現在処理中の分割セルに対して、もともとの項目データを先頭から適用しなおして描画を行う。分割セルの領域に、もともとの項目データ全てを表示しきれない場合は先頭の実の描画を行う。この処理により、もともとの項目データの先頭もしくが描画されることになる。
図9は、上記のステップにより出力される帳票のイメージ図である。1ページ目が902、2ページ目が903である。2ページ目903にページ送りされた分断セル901に、結合設定されているセル601へ適用された項目データが先頭から(この場合は全て)表示されている。
以上のように、帳票生成部200は、行が分断された際、ページ送りされた分断セルに結合設定が行われていた場合に項目データを先頭から表示することによって、表の見栄えが損なわれることを防ぐ。項目データを先頭から表示することによって、隣接するセルがどの分類に属するのか一目で分かるようになる。
(実施例2)
図10は、実施例2を説明するためのデータベースの概略図である。テンプレートについては実施例1と同じく図6を用いて説明する。
図10は、実施例2を説明するためのデータベースの概略図である。テンプレートについては実施例1と同じく図6を用いて説明する。
図10は、テンプレート600に流し込むテーブル1000の一例である。テーブル1000には、レコード1001〜1003のデータが格納されている。
図11は、実施例2の処理の流れを示すフローチャートである。実施例1と異なる部分のみ説明する。
ステップ1101において、帳票生成部200は、分割セルの結合表示フラグをONにする。実施例1では、ステップ823で結合設定が行われている場合、すぐに分割セルを描画していたが、実施例2では、後続にデータが続き、分断された分割セルがさらに後続の項目データと結合する場合を考慮する。ステップ1101において、すぐに描画はせずに、結合表示フラグをONにしているのはこのためである。このステップ1101でONにされたフラグは、ステップ818で確認され、ONであればステップ819の時点で始めて結合描画される。
ステップ1102から1104までは、行の分断と結合表示が行われた後にできる無駄なスペースを削除するための一連の処理である。
ステップ1102において、帳票生成部200は、データが格納されていない分割セルを検知する。分割セルに適用されたデータはRAM2上に保持されており、帳票生成部200は、それを確認してデータの長さが0の場合、格納されていないと判断する。
ステップ1103において、帳票生成部200は、ステップ1102で検知した分割セルが削除可能かを判断する。分割セルを削除したときに、周囲のセルもしくは分割セルが連動して縮小・削除した結果、それら周囲のセルもしくは分割セルの格納データが全て表示可能かを確認する。全て表示可能であれば、削除可能と判断する。
ステップ1104において、帳票生成部200は、検知した分割セルを削除し、周囲のセルおよび分割セルを連動して縮小・削除して描画を行う。
上記ステップの結果生成される帳票は、図12のようになる。
1ページ目が1201、2ページ目が1202である。1ページ目のセル1203は「社」の文字だけが分断されて後続ページに送られる。ただ、2ページ目1202にページ送りされた「社」の文字列は、後続の項目データと同じと判定され結合表示されて1204のようになる。通常ならば、分断された「社」の文字構文の空白が開いてしまうはずだが、実施例2の処理にて不要な分割セルを削除しているため、1205に示すように無駄なスペースが開いていない。
1ページ目が1201、2ページ目が1202である。1ページ目のセル1203は「社」の文字だけが分断されて後続ページに送られる。ただ、2ページ目1202にページ送りされた「社」の文字列は、後続の項目データと同じと判定され結合表示されて1204のようになる。通常ならば、分断された「社」の文字構文の空白が開いてしまうはずだが、実施例2の処理にて不要な分割セルを削除しているため、1205に示すように無駄なスペースが開いていない。
以上のように、帳票生成部200は、行の分割と結合表示を行った後に、さらに無駄なスペースがないかを確認し、ある場合そのスペースを削除する。このため、より表のスペースを小さくすることが出来、紙の出力を抑制・コスト削減を実現できる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 コンピュータ
Claims (1)
- テンプレートにデータを流し込んで表形式の文書を生成する文書生成装置において、
行を分断した際に後続に送られるセルを検知する手段と、
前記検知したセルに関する情報を保持する手段と、
前記検知したセルの出力すべきか否かを判定する手段と、
前記検知したセルに関する情報を読み込む手段と、
前記検知したセルに結合設定がされているかを判定する手段と、
結合設定がされていると判定した場合に前記検知したセルへデータを先頭から表示する表示手段とを有することを特徴とする文書生成装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015082310A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 富士通株式会社 | データ出力プログラム、データ出力方法及びデータ出力装置 |
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- 2009-12-14 JP JP2009283468A patent/JP2011123849A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2015082310A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 富士通株式会社 | データ出力プログラム、データ出力方法及びデータ出力装置 |
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