JP2011123395A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体1の回転の負荷を回復させることができ、回転速度を安定化できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】少なくとも一つの感光体1と、感光体1上をクリーニングする弾性部材であるクリーニングブレードと、感光体1を回転させる駆動モータ150と、駆動モータ150の負荷を検知する負荷検知手段205と、感光体1上にトナー画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部10と、これらを制御する制御部200と、を備えた画像形成装置であって、制御部200は、画像形成動作中に、負荷が所定値を下回ると画像形成動作を中断し、回転速度を上げて前記像担持体を空回し、かつ前記像担持体表面をクリーニングする。
【選択図】図4

Description

本発明は電子写真プロセスにより記録材上に画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、回転する円筒状の感光体表面や、走行するベルト状の感光体表面に画像データに基づく静電潜像を形成した後、静電潜像にトナーを付着させてトナー画像に顕像化し、かかるトナー画像を記録紙上に転写、定着して画像を得るようになっている。
しかし、何らかの影響で回転する感光体の回転速度に変動が生じると、出力された画像のレジスト性能が悪化する。かかるレジスト性能の悪化は、感光体への静電潜像の書き込みを半導体レーザから照射されたレーザビーム等の走査によって行わせるディジタル方式の電子写真技術において特に顕著に現れる。
そこで、感光体の回転速度を一定にするために、軸継手の構成要素である圧縮コイルバネの弾発力を大きくし、ドラム軸の回転に必要なトルクを高めることで、駆動軸からドラムへ確実に回転を伝達できる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、感光体周速に対する現像ローラ周速の比を1よりも大きくして駆動し、感光体を現像ローラにより強制的に連れ回りされた状態で、回転速度制御を行う技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−64793号公報 特開2003−228255号公報
特許文献1に開示されている技術では、軸継手の構成要素である圧縮コイルバネの弾発力を大きくため新たな構造を要し、コストアップに繋がる。
また、特許文献2に開示されている技術では、新たな構造を有しない分、コストアップには繋がらない。しかし、高濃度画像が連続すると、外添処理剤などのドラムクリーニングブレードでのすり抜けが多くなることにより、感光体の回転の負荷が軽減してしまう。このように感光体の回転の負荷が軽減してしまうと、回転速度制御のために駆動モータへの電流を変化させると、回転速度の変動量が大きくなってしまい、回転速度にムラが生じ、レジスト性能が悪化する。
本発明は、感光体の回転の負荷を回復させることで、回転速度を安定化できる画像形成装置を提供することを目的とする。
前述の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.少なくとも一つの像担持体と、
該像担持体上をクリーニングするクリーニング部材と、
前記像担持体を回転させる駆動モータと、
前記駆動モータの負荷を検知する負荷検知手段と、
前記像担持体上にトナー画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
少なくとも前記駆動モータ、前記負荷検知手段、及び前記画像形成部を制御する制御部と、
を備えた画像形成装置であって、
前記制御部は、前記画像形成部による画像形成動作中に、前記負荷検知手段による検知結果が所定値を下回ると前記画像形成部による画像形成動作を中断し、前記駆動モータによる前記像担持体の回転速度を画像形成動作中より上げて空回し、かつ前記像担持体の表面を前記クリーニング部材によりクリーニングすることで回転負荷を回復させることを特徴とする画像形成装置。
2.前記像担持体を複数有し、
該複数の像担持体上のトナー画像が転写される中間転写体と、
前記像担持体毎に設けられ、前記像担持体と前記中間転写体とを接触させることで、前記像担持体上のトナー画像を順次転写する転写体と、
前記中間転写体と前記像担持体とが接触する位置と、前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置とに前記転写体の位置を切り替える切替手段と、
を有し、
前記制御部は、前記空回し時に前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置に位置させるべく前記切替手段を制御することを特徴とする前記1に記載の画像形成装置。
3.前記制御部は、
前記切替手段により前記転写体を前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置に位置させるとともに、前記駆動モータを制御して前記像担持体の回転速度を上げて空回しする第1モードと、
前記切替手段により前記転写体を前記中間転写体と前記像担持体とが接触する位置に位置させて前記像担持体を空回しする第2モードと、
に対応可能であり、これらのモードを画像形成条件に応じて切り替えることを特徴とする前記2に記載の画像形成装置。
像担持体の回転の負荷を回復させることで、回転速度を安定化できる画像形成装置を提供できる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態の一例であるカラー画像形成装置を示す断面構成図である。 図1における各画像形成部と無端ベルト状中間転写ユニット7の配置を示す断面構成図である。 カラー画像形成装置100の制御ブロック図である。 感光体1の回転の負荷と回転速度の時間波形であり、図4(a)は感光体1の回転の負荷の時間波形、図4(b)は感光体1の回転速度の時間波形である。 短縮時間j3とプロセス速度との関係を表す。 感光体1の回転の負荷と回転速度の時間波形であり、図4(a)は感光体1の回転の負荷の時間波形、図4(b)は感光体1の回転速度の時間波形である。 感光体1の回転の負荷を回復する制御フロー図である。
以下に本発明の実施形態を図面により説明するが、本発明は以下に説明する実施形態に限られるものではない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を、図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の実施形態の一例であるカラー画像形成装置を示す断面構成図である。
尚、図1に示すものは感光体上のトナー画像を順次共通の中間転写体に転写したものを転写材に転写させる方式の画像形成装置である。
カラー画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、無端ベルト状中間転写ユニット7と、給紙搬送手段21及び定着手段24とから成る。画像形成装置の本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像形成動作を行う画像形成部10Yは、像担持体として機能するドラム状の感光体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、転写体である第1転写ローラ5Y、クリーニング手段6Y、及び切替手段8Yを有する。
マゼンタ色の画像形成動作を行う画像形成部10Mは、像担持体として機能するドラム状の感光体1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、転写体である第1転写ローラ5M、クリーニング手段6M、及び切替手段8Mを有する。
シアン色の画像形成動作を行う画像形成部10Cは、像担持体として機能するドラム状の感光体1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、転写体である第1転写ローラ5C、クリーニング手段6C、及び切替手段8Cを有する。
黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体として機能するドラム状の感光体1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、転写体である第1転写ローラ5K、クリーニング手段6K、及び切替手段8Kを有する。
クリーニング手段6は各々弾性部材のクリーニングブレードを有している。感光体1は、各々感光体1毎に設けられた図示しない駆動モータ150により回転せられる。
無端ベルト状中間転写ユニット7は、複数のローラ71,72,73,および74により張架され、回動可能に支持された半導電性の中間転写体としての無端ベルト状の中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kにより形成された各色の画像は、第1転写ローラ5Y,5M,5C,5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録媒体としての用紙等の転写材Pは、給紙搬送手段21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、2次転写ローラ5Aに搬送され、用紙等の転写材P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された用紙等の転写材Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、2次転写ローラ5Aにより用紙等の転写材Pにカラー画像を転写した後、用紙等の転写材Pを曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。
図2は、図1における各画像形成部と無端ベルト状中間転写ユニット7の配置を示す断面構成図である。
画像形成処理中、第1転写ローラ5Kは中間転写体70を介して、常時、感光体1Kに圧接している。他の第1転写ローラ5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、中間転写体70を介してそれぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
切替手段8Yは、中間転写体70を介して感光体1Yに接触している第1転写ローラ5Yの位置を感光体1Yに接触しない位置に離間させることで、中間転写体70を感光体1Yから離間させる。
切替手段8Mは、中間転写体70を介して感光体1Mに接触している第1転写ローラ5Mの位置を感光体1Mに接触しない位置に離間させることで、中間転写体70を感光体1Mから離間させる。
切替手段8Cは、中間転写体70を介して感光体1Cに接触している第1転写ローラ5Cの位置を感光体1Cに接触しない位置に離間させることで、中間転写体70を感光体1Cから離間させる。
切替手段8Kは、中間転写体70を介して感光体1Kに接触している第1転写ローラ5Kの位置を感光体1Kに接触しない位置に離間させることで、中間転写体70を感光体1Kから離間させる。
2次転写ローラ5Aは、ここを用紙等の転写材Pが通過して2次転写が行われる時には、中間転写体70に圧接する。
図3にカラー画像形成装置100の制御ブロック図を示す。なお、同図では本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像形成システムとして既知の部分については省略してある。
図3の制御ブロック図においては、200は制御部としてのCPUでありプログラムに従ってカラー画像形成装置100の各種制御を実行する。201はROMでありカラー画像形成装置100を制御するためのプログラムやデータを記憶している。またROM201においては、制御条件等も記憶しておく。202はRAMでありCPU200によってワークエリアとして利用され、CPU200がカラー画像形成装置100の制御を実行する際に必要なプログラムやデータを一時的に記憶する。
203は操作入力部であり、使用者がカラー画像形成装置100の各種の操作を入力するとともに、動作状態を使用者に知らせるための表示部としても機能する。
204はモータ駆動部であり、各々の感光体1毎に設けられた駆動モータ150をCPU200の制御によって駆動する。
205は負荷検知手段であり、各々の感光体1が回転する際の負荷を検知する。具体的には、モータの駆動電流の電流値をPWM出力として検知する。
206は電源供給部であり、各部に電力を供給する。
111はバスであり、CPU200、ROM101、RAM102、操作入力部203、モータ駆動部204、負荷検知手段205、電源供給部206、画像形成部10等が相互に接続されている。
かかるカラー画像形成装置100においては、画像形成動作中に高濃度画像が連続すると、クリーニングブレードと感光体1との間から外添処理剤のすり抜けが多くなることにより、感光体1の回転の負荷が軽減してしまう。感光体1の回転の負荷が軽減してしまうと、回転速度制御のために駆動モータへの電流を変化させると、回転速度の変動量が大きくなってしまい、回転速度にムラが生じ、レジスト性能が悪化する。
そこで、本実施形態においては、感光体1の回転の負荷が減少した際には画像形成動作を中断し、感光体1の空回しを実施することで、感光体1の回転の負荷を回復させ、その後に画像形成動作を再開するという制御を実施する。
空回しとは、画像形成を中断して、感光体1へのトナーと滑剤の供給を停止する動作である。感光体1を回転させることで、感光体1とクリーニングブレードの隙間のトナーと滑剤が取り除かれ、感光体1とクリーニングブレードとの間の滑りが軽減されることで、感光体1の回転の負荷が回復する。
空回しを実施すれば、感光体1の回転速度に関わりなく、感光体1の回転の負荷は回復するが、感光体1の回転速度が早いほど、回転の負荷の回復の速度が速くなる。
一方、感光体1の回転速度を上げるには、第1転写ローラ5を感光体1から離間させて、中間転写体70を感光体1から離間させることが望ましく、かつ、第1転写ローラ5を感光体1から離間させる時間を待つ必要がある。
従って、第1転写ローラ5を感光体1から離間させる時間と、感光体1の回転速度を上げることによる回転の負荷の回復の時間とを総合的に判断して、第1転写ローラ5を感光体1から離間させて感光体1の回転速度を上げるか、または、第1転写ローラ5を感光体1から離間させずに感光体1の回転速度を維持するかについて、回転の負荷の回復の早さの見地で判断する。
図4は、感光体1の回転の負荷と回転速度の時間波形であり、図4(a)は感光体1の回転の負荷の時間波形、図4(b)は感光体1の回転速度の時間波形である。
図4(a)の時間0から時間t1にかけて、回転の負荷が減少していく。時間t1において回転の負荷は、感光体1の回転速度制御を有効に実施できる負荷値P1に達する。
負荷検知手段205が実施する回転の負荷の検知は、例えば、モータ駆動部204の駆動電流を検知することで行う。この場合、負荷検知手段205は電流計である。より具体的には、PWM出力値を検知することで行う。
感光体1の回転速度は、モータ駆動部204からモータに供給されるパルス数も基に計算することができる。また、感光体1の回転軸にエンコーダを設け、エンコーダの出力パルス数をCPU200が取得することで行ってもよい。
回転の負荷が負荷値P1を下回ると、感光体1の回転速度は安定化できなくなり、レジスト性能を維持できなくなる。
そこで、時間t1後に回転の負荷の回復の制御を実施する。図4(a)の時間t1後の実線は、第1転写ローラ5を感光体1から離間させ、クリーニングブレードは感光体1に当接させたまま、感光体1の回転速度を通常の画像形成動作時のプロセス速度から上げて空回しを実施する制御(第1制御モード)である。
図4(a)の時間t1後の点線は、第1転写ローラ5を感光体1から離間させず、クリーニングブレードは感光体1に当接させたまま、感光体1の回転速度を通常の画像形成動作時のプロセス速度を維持したまま空回しを実施する制御(第2制御モード)である。
図4(a)の一点鎖線はかかる制御を実施しない場合を示す。横軸が時間、縦軸が感光体1の回転の負荷を表す。
P1は、感光体1の回転速度を有効に制御できる負荷の最小値を示す。本実施形態にかかる制御を実施しない時間t1後は一点鎖線のように回転の負荷は減少していく。
第1制御モードにおいては、時間t1後、j1の時間をかけて、第1転写ローラ5を感光体1から離間させつつ、図4(b)に示すように感光体1の回転速度をプロセス速度v1から速度v2に上げ、空回しを実施する。速度v2はカラー画像形成装置100が実施できる最高速度であってもよい。すると空回しの効果により、図4(a)の実線のように回転の負荷の減少が緩和される。
感光体1の回転速度をプロセス速度v2に到達すると、感光体1の回転速度は速度v2に一定化され、図4(a)に示すように、回転の負荷は上昇に転じる。そして、所定の負荷P2に到達した時間t3の時点で、感光体1の回転速度を減少させて通常のプロセス速度v1に到達させるとともに、第1転写ローラ5を感光体1に時間j2をかけて当接させ、時間t4の時点で空回しを終了する。
第2制御モードにおいては、時間t1後、第1転写ローラ5を感光体1から離間させずに、感光体1の回転速度を通常の画像形成動作時のプロセス速度v1のまま、空回しを実施し、回転の負荷を徐々に増加させていき、所定の負荷P2に到達した時間t5で制御を終了する。
第1制御モードにおいては、第1転写ローラ5を感光体1から離間させるので、第1転写ローラ5を感光体1から離間させない場合に比べて感光体1の回転速度を早くできるので、回転の負荷が所定の負荷P2に到達する時間は早い。
図4では、第1制御モードのほうが第2制御モードに比べて短縮時間j3だけ早く制御を終了できる場合を示した。
時間j3が正の値であれば、第1制御モードを実施し、時間j3が負の値であれば、第2制御モードを実施する。
第1制御モードにおいては、第2制御モードに比して、感光体1の回転速度を変速する幅が大きいほど効果が上がる。図5は、短縮時間j3とプロセス速度との関係を表す。感光体1の回転速度には上限があり、プロセス速度が大きいと、時間t1から感光体1の回転速度を変速できる変速幅が小さくなるので、負荷を回復させる時間の短縮効果が小さくなる。プロセス速度が同図のv0より大きくなると、第2制御モードのほうが負荷を回復させる時間の短縮効果は大きくなる。
図6は、感光体1の回転の負荷と回転速度の時間波形であり、図6(a)は感光体1の回転の負荷の時間波形、図6(b)は感光体1の回転速度の時間波形である。
図6は、プロセス速度v1が高いので、変速後の速度v2との開きが小さく、第1制御モードの効果が小さい場合である。
すなわち、図6(b)に示すように、速度v1が、図4(b)で示した場合に比べて大きいので、図6(a)の点線で示すように、感光体1の回転の負荷の回復が速くなり、第2制御モードにより感光体1の回転の負荷の回復する時間t5が、第1制御モードにより感光体1の回転の負荷の回復する時間t4よりも早くなる。かかる場合には、第1制御モードでなく第2制御モードを実施する。
プロセス速度v1とv2とが、所定の関係にある時には、第1制御モードを実施した場合の感光体1の回転の負荷を回復させる時間と、第2制御モードを実施した場合の感光体1の回転の負荷を回復させる時間とは等しくなる。
仮に、第1制御モードを実施した場合の感光体1の回転の負荷を回復させる時間と、第2制御モードを実施した場合の感光体1の回転の負荷を回復させる時間とが等しい時間の場合に、プロセス速度v1がv2との関係における、プロセス速度v1の速度を閾速度と称する。本発明の制御部は、通常のプロセス速度v1が、この閾速度より大きい場合には、第2制御モードを選択し、通常のプロセス速度v1が、この閾速度より小さい場合には、第1制御モードを選択する。すなわち、画像形成条件に応じて、第1制御モードまたは第2制御モードを選択する。
次に、回転速度を安定化させるために、感光体1の回転の負荷を回復させる本実施形態にかかる制御フローについて説明する。
図7は、感光体1の回転の負荷を回復する制御フロー図である。以下のフローは、カラー画像形成装置100がプリント動作を実施している間に、制御部として機能するCPU200を中心に行われる処理である。
最初に、ステップS11にて、使用者の操作入力部203からの入力指示を受け、CPU200は、プリント動作を開始する。
各々の感光体1は、CPU200の指示を受けたモータ駆動部204が、駆動モータ150に駆動電流に流す制御を行うことで、駆動を開始される。CPU200は、ROM201から呼び出した所定のプログラムを、RAM202上に展開し、プログラムの命令に従って、駆動モータ150の回転速度を所定の回転速度に安定化するようフィードバック制御を実施する。
次いで、ステップS12にて、負荷検知手段205はPWM出力値を検知することで感光体1の回転の負荷値(レベル)を検知し、負荷値がP1に達しているか判断する。
負荷値がP1より大きければ(ステップS12のYes)、プリント動作を継続し、プリント動作が完了していなければ(ステップS13のNo)、ステップS12に移行して負荷値がP1に達しているか判断する。
プリント動作が完了すれば(ステップS13のYes)、本フローを終了する。
ステップS12にて、負荷値がP1以下の値に達していれば(ステップS12のNo)、プリント動作を中断する(ステップS14)。
次いで、プリント動作中のプロセス速度v1と上記した閾速度(例えば200mm/秒)とを比較する。比較の結果、プロセス速度v1と上記した閾速度より大きい場合には、第2制御モードを選択し、切替手段8を用いて、第1転写ローラ5の各々を各々の感光体1から離間させ、各々の感光体1を最高速度に変速する(ステップS16)。プロセス速度v1が、閾速度より小さい場合には、第1転写ローラ5の各々を各々の感光体1から離間させず、第1制御モードを選択して感光体1の空回しを実施する(ステップS17)。
そして、ステップS18にて、PWM出力値が、P1より大きく、レジスト性能を維持するに十分な負荷値である所定値P2に到達した時点で、空回しを終了する。
第1制御モードにおいて、感光体1の回転の負荷に要した時間であるt3−t1と、第2制御モードにおいて、感光体1の回転の負荷に要した時間であるt5−t1を、図示しない記憶部に記憶させる。その後、プリント動作を再開する(ステップS19)。
次いで、ステップS12に移行し、負荷検知手段205はPWM出力値を検知して感光体1の負荷値がP1に達しているか判断するというフローを繰り返す。
以上のように、感光体1の回転速度の安定化に必要な、感光体1の回転の負荷の回復を、感光体1を空回しすることで実現することができる。
なお、閾速度は、上記のように、モータの駆動電流の電流値を検知する負荷検知手段であってもよいが、この他の手法として、プリントした枚数と印字率が多ければ、滑剤が過剰供給状態であることが分かるので、プリントした枚数と印字率が所定の値になった時点で、第1制御モードまたは第2制御モードを選択して実施してもよい。
ところで、経時的なクリーニングブレードの摩耗などにより、感光体1の回転の負荷の回復時間が遅延する場合がある。第1制御モードにおいて、t3−t1に相当する時間であり、第2制御モードにおいてはt5−t1に相当する時間である。かかる感光体1の回転の負荷の回復時間は、第1制御モードと第2制御モードの場合とで独立して遅延する場合があり、また、第2制御モードの場合には、第1転写ローラ5を感光体1から離間させつつ、感光体1の回転速度をプロセス速度v1から速度v2に上げる時間も要す。
従って、かかる感光体1の回転の負荷の回復時間の遅延は、第1制御モードと第2制御モードの何れを採用するかの判断に重要な影響を与える。
そこで、図で示した感光体1の回転の負荷を回復させる制御フローを実施する前に、図示しない記憶部に記憶させた第1制御モードと第2制御モードの各々の感光体1の回転の負荷の回復時間を基に、第1制御モードと第2制御モードの何れの制御を採用するか判断することが望ましい。
具体的には、図4(a)において、負荷の回復が遅れることで、第1制御モードと第2制御モードの各々の特性線が右方向にずれていく。そのずれ量を、動的に予測し、第1制御モードと第2制御モードのどちらを採用することで、より早く感光体1の回転の負荷を回復させることができるかを計算する。
なお、ずれ量の動的な予測としては、例えば、上記の感光体1の回転の負荷を回復させる制御フローを実施する度に、図示しない記憶部に記憶させている感光体1の回転の負荷の回復時間を基に、最小自乗法等を用いて予測することが考えられる。
このように、第1制御モードと第2制御モードとの場合に、感光体1の回転の負荷の回復時間を予測できると、ステップS15にて、プリント動作中のプロセス速度v1と比較すべき閾速度の値を、感光体1の回転の負荷の回復時間が遅延する場合に応じて最適化することができる。
以上のように、少なくとも一つの感光体1と、感光体1上をクリーニングするクリーニング部材と、感光体1を回転させる駆動モータ150と、駆動モータ150の負荷を検知する負荷検知手段205と、感光体1上にトナー画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部10と、少なくとも駆動モータ150、負荷検知手段205、及び画像形成部10を制御する制御部200と、を備えた画像形成装置であって、制御部200は、画像形成部10による画像形成動作中に、負荷検知手段205による検知結果が所定値を下回ると画像形成部10による画像形成動作を中断し、駆動モータ150による感光体1の回転速度を画像形成動作中より上げて空回し、かつ感光体1の表面をクリーニング部材によりクリーニングすることで回転負荷を回復させることにより、感光体1の回転の負荷を回復させることができ、回転速度を安定化できる画像形成装置を提供できる。
また、感光体1を複数有し、複数の感光体1上のトナー画像が転写される中間転写体70と、感光体1毎に設けられ、感光体1と中間転写体70とを接触させることで、感光体1上のトナー画像を順次転写する転写体5と、中間転写体70と感光体1とが接触する位置と、中間転写体70と感光体1とが接触しない離間位置とに転写体5の位置を切り替える切替手段8と、を有し、制御部200は、空回し時に中間転写体70と感光体1とが接触しない離間位置に位置させるべく切替手段8を制御することで、感光体1の回転速度を早くできるので、回転の負荷の回復の速度を速くすることができる。
また、制御部200は、切替手段8により転写体5を中間転写体70と感光体1とが接触しない離間位置に位置させるとともに、駆動モータ150を制御して感光体1の回転速度を上げて空回しする第1モードと、切替手段8により転写体5を中間転写体70と感光体1とが接触する位置に位置させて感光体1を空回しする第2モードと、に対応可能であり、これらのモードを画像形成条件に応じて切り替えることで、回転の負荷の回復の速度を速くすることができる。
1 感光体
1C,1K,1M,1Y 感光体
2C,2K,2M,2Y 帯電手段
3C,3K,3M,3Y 露光手段
4C,4K,4M,4Y 現像手段
5A 2次転写ローラ
5C,5K,5M,5Y 転写ローラ
6A,6C,6K,6M,6Y クリーニング手段
7 無端ベルト状中間転写ユニット
10C,10K,10M,10Y 画像形成部
20 給紙カセット
21 給紙搬送手段
23 レジストローラ
24 定着手段
25 排紙ローラ
26 排紙トレイ
70 中間転写体
100 カラー画像形成装置
150 駆動モータ
200 CPU(制御部)
203 操作入力部
204 モータ駆動部
205 負荷検知手段
206 電源供給部
P 転写材

Claims (3)

  1. 少なくとも一つの像担持体と、
    該像担持体上をクリーニングするクリーニング部材と、
    前記像担持体を回転させる駆動モータと、
    前記駆動モータの負荷を検知する負荷検知手段と、
    前記像担持体上にトナー画像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
    少なくとも前記駆動モータ、前記負荷検知手段、及び前記画像形成部を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記画像形成部による画像形成動作中に、前記負荷検知手段による検知結果が所定値を下回ると前記画像形成部による画像形成動作を中断し、前記駆動モータによる前記像担持体の回転速度を画像形成動作中より上げて空回し、かつ前記像担持体の表面を前記クリーニング部材によりクリーニングすることで回転負荷を回復させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体を複数有し、
    該複数の像担持体上のトナー画像が転写される中間転写体と、
    前記像担持体毎に設けられ、前記像担持体と前記中間転写体とを接触させることで、前記像担持体上のトナー画像を順次転写する転写体と、
    前記中間転写体と前記像担持体とが接触する位置と、前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置とに前記転写体の位置を切り替える切替手段と、
    を有し、
    前記制御部は、前記空回し時に前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置に位置させるべく前記切替手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記切替手段により前記転写体を前記中間転写体と前記像担持体とが接触しない離間位置に位置させるとともに、前記駆動モータを制御して前記像担持体の回転速度を上げて空回しする第1モードと、
    前記切替手段により前記転写体を前記中間転写体と前記像担持体とが接触する位置に位置させて前記像担持体を空回しする第2モードと、
    に対応可能であり、これらのモードを画像形成条件に応じて切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017191229A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 株式会社リコー 画像形成装置

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