JP2011122035A - エマルジョン燃料システム - Google Patents

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Yukako Asano
由花子 浅野
Tetsuo Miyamoto
哲郎 宮本
Morinori Togashi
盛典 富樫
Kiju Endo
喜重 遠藤
So Kato
宗 加藤
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Abstract

【課題】生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することが可能なエマルジョン燃料システムを提供することを目的とする。
【解決手段】燃料油を保持する燃料油タンクと、水を保持する水タンクと、前記燃料油タンクから供給された燃料油と、前記水タンクから供給された水からエマルジョン燃料を生成するためのエマルジョン生成ユニットと、発電装置にかかる圧力を調節する圧力バルブと、生成したエマルジョン燃料を導入し、燃焼させる発電装置と、そして制御装置から構成されたものにおいて、前記エマルジョン生成ユニットは、燃料油と水からエマルジョン燃料を得るエマルジョン生成装置を2個以上有し、前記エマルジョン生成装置のうち少なくとも1個を用いてエマルジョン燃料を生成し、前記生成したエマルジョン燃料は、生成後連続的に前記発電装置に導入する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エマルジョン生成装置を用いて生成したエマルジョン燃料を発電装置に導入するエマルジョン燃料システムに関する。
近年、燃料油(重油,灯油,軽油,廃油等)に水(と界面活性剤(乳化剤)等)を添加し、機械的に撹拌して燃料油中に水を分散させた燃料である「エマルジョン燃料」が注目されている。ここで、エマルジョンとは、一般的に、水と油のように互いに溶解しない2液に対しせん断力を加えることによって、水中に油が分散した状態、もしくは油中に水が分散した状態のことを言う。なお、この状態は、「乳化」,「エマルジョン」,「エマルション」等と呼ばれているが、以下では「エマルジョン」と呼ぶこととする。
エマルジョン燃料を用いることにより、燃焼時における、1)PM(粒子状物質)の削減効果、2)NOx(窒素酸化物)の削減効果、3)燃焼効率の向上効果があることが知られており、コスト面および環境への配慮から、従来の燃料油の代わりにエマルジョン燃料を用いることが期待されている。
エマルジョン生成装置を含むエマルジョン燃料システムに関しては、これまでいろいろな検討および開発が行われている。燃料油,水,界面活性剤を入れたタンクを設け、燃料油,水,界面活性剤をポンプによりエマルジョン生成装置に導入して、エマルジョン燃料を生成させ、生成したエマルジョン燃料は貯蔵容器に貯蔵し、必要に応じてエンジン等の燃焼装置を動力とする発電装置に導入するシステムが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
一方、一般的なエマルジョン生成装置としては、分散法を用いたバッチ式の方法が知られている。これは、大型の容器に燃料油と水を投入し、撹拌・混合することにより一度に大量のエマルジョン燃料を生成する方法である。しかし、この方法にはいくつかの問題がある。
1つめは、撹拌・混合時に加えられるせん断力が液体に対し均一に加わらないことから、生成するエマルジョン粒子の粒径が均一ではなく分布を持つことである。エマルジョン粒子の粒径が均一でないため、発電装置でのエマルジョン燃料の燃焼効率が一定にならず、発電装置のトラブルにつながる可能性がある。
2つめは、一度に大量のエマルジョン燃料を生成することはできるが、生成量を変えて同じ粒径分布のものを得るためには容器のサイズを変える必要があるため、容器のサイズに応じて撹拌・混合の方法を最適化する必要がある。また、容器に液体を送液する機構、液体を撹拌する機構,容器から液体を取り出す機構など、容器のサイズが小さくても様々な機構が必要で、装置全体が大掛かりなものとなり、必要に応じた生成量の装置の調整に手間がかかるという問題がある。
これらの問題を解決する方法として、必要に応じて必要な量だけ(オンデマンドで)エマルジョン溶液を生成する、連続式の方法が考えられている。例えば、水をSPG(シラス多孔質ガラス)等の小さい膜を通すことにより微粒子化し、燃料油中に水を分散させる膜乳化法を用いたもの(例えば、特許文献4参照)、燃料油と水からなる溶液の分割・合流を繰り返すことにより、燃料油中に水を分散させる流動式ミキサが知られている(例えば、特許文献5参照)。
さらに、マイクロ加工技術などにより作製された、微細な流路内で流体を混合させる装置、いわゆるマイクロデバイスにより、油と水を混合してエマルジョン化させる方法が知られている。具体的なマイクロエマルジョンデバイスの構造としては、燃料油と水からなる分散液を撹拌し、絞り部を通した後に減速させることにより、水のエマルジョン粒子を生成させるデバイス(例えば、特許文献6参照)、分散相(水)を内側に連続相(油)を外側にしたシースフローを形成し、シースフローの内側を流れる分散相が分断されることで乳化粒子を得るシースフロー方式のデバイスが知られている(例えば、特許文献7参照)。
特許第4239187号公報 特許第4252735号公報 特開2009−127945号公報 特開2006−182890号公報 特公平1−32878号公報 特開2007−313466号公報 特開2009−61382公報
しかしながら、従来のエマルジョン燃料システムには、以下のような問題がある。
特許文献1〜3のエマルジョン燃料システムでは、生成したエマルジョン燃料を貯蔵していることから、貯蔵中にエマルジョン燃料が分離しないよう、界面活性剤を用いてエマルジョン燃料を生成することを前提としている。界面活性剤は高価であるとともに、界面活性剤を使うことにより、発電装置内で不純物が発生し発電装置の劣化につながるため、できるだけ界面活性剤の量を減らし、界面活性剤を含まない、もしくは界面活性剤の量が少ないエマルジョン燃料を使いたい。
生成したエマルジョン燃料を貯蔵しない場合には、発電装置の負荷に応じてオンデマンドでエマルジョン燃料を生成させる必要がある。その場合、発電装置でのエマルジョン燃料の燃焼効率を一定にするためには、エマルジョン燃料の性能(主にエマルジョン粒子の粒径)がエマルジョン燃料の生成速度(生成流量)に依存しない必要がある。しかし、従来のオンデマンドでエマルジョン燃料を生成できるエマルジョン生成装置は、少流量での生産を対象にした装置と高流量での生産を対象にした装置に分かれており、1つの生成装置で全流量範囲を網羅することは不可能である。
例えば、特許文献4に記載した装置では、膜を通して水のエマルジョン粒子を一つずつ生成させるため、欲しいエマルジョン粒子の粒径に応じた膜を用いる必要がある。このような膜を通したエマルジョン化の場合、生成速度を速くために高圧をかけると、エマルジョン粒子の粒径がばらつき、エマルジョンの状態が不安定になることが知られており、生産速度を遅くせざるを得ない。従って、生成量に応じて膜全体の大きさを変える(膜の数を増やす)必要があり、エマルジョン燃料の生産に使用することは困難である。さらに、均一なエマルジョン粒子を得るために、生成したエマルジョン燃料を循環させ再び膜を通しているため、生成したエマルジョン燃料を貯蔵しているのと同じことになる。
また、特許文献7に記載した装置では、粒径が揃ったエマルジョン粒子を得ることはできるが、1つずつエマルジョン粒子を作っていくことになるため、発電装置に必要な量を生産できるほどに生産速度を速くすることは難しい。さらに、エマルジョン粒子のサイズに応じて、燃料油および水が流れる流路の幅を変更する必要があるが、欲しいエマルジョン粒子の粒径が小さくなるほど流路幅を小さくしなければならず、生成速度を速くするためには高圧での送液が必要となる。
一方、特許文献5や特許文献6に記載した装置では、比較的低圧での送液が可能であるが、高流量範囲での生産を対象にしているため、発電装置の負荷が小さくなり流量が減少すると、うまくエマルジョン化することができなくなる。その結果、エマルジョン燃料の性能が安定しないため、発電装置の燃焼効率にバラつきが生じるとともに、場合によっては発電装置内に油水分離したものが導入され、発電装置の内壁に水が直接触れることになり、発電装置内の錆の原因になる。
そこで、本発明では、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することが可能なエマルジョン燃料システムを提供することをその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では、燃料油を保持する燃料油タンクと、水を保持する水タンクと、前記燃料油タンクから供給された燃料油と前記水タンクから供給された水から、実質的に燃料油と水とからなるエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成ユニットと、該エマルジョン生成ユニットで生成したエマルジョン燃料を導入し、燃焼させる発電装置と、を具備するエマルジョン燃料システムであって、前記エマルジョン生成ユニットは、燃料油と水からエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成装置を2個以上有しており、前記2個以上のエマルジョン生成装置のうち少なくとも1個のエマルジョン生成装置にて、前記燃料油タンクから供給された燃料油と、前記水タンクから供給された水を用いて、エマルジョン燃料を生成し、前記発電装置は、前記エマルジョン生成ユニットで連続的に生成されるエマルジョン燃料を燃焼させて駆動する
本発明によれば、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することが可能なエマルジョン燃料システムとなる。
実施例1のエマルジョン燃料システムを示す図である。 実施例1のエマルジョン生成装置の(a)斜視図、および(b)A−A断面図、(c)絞り部の段数によるエマルジョン粒子の比較である。 図2のエマルジョン生成装置における流体の流れを示す図である。 実施例1のフローチャートである。 実施例2のエマルジョン燃料システムを示した図である。 実施例2のエマルジョン生成装置の流路形状を示す図である。 実施例2のフローチャートである。 実施例3のエマルジョン燃料システムを示す図である。 実施例4のエマルジョン燃料システムを示す図である。 実施例5のエマルジョン燃料システムを示す図である。 実施例6のエマルジョン燃料システムを示す図である。 実施例6のエマルジョン生成装置の流路形状を示す図である。 実施例6のエマルジョン生成装置の別の流路形状を示す図である。
以下では、本発明の実施形態について説明する。なお、以下では発電装置を備えたエマルジョン燃料システムを説明するが、発電装置に代えて、発電機能を有さない燃焼装置(エンジン)を用いても良い。
図1〜図4を用いて、実施例1について説明する。図1は、実施例1のエマルジョン燃料システムを示す図である。図1に示すように、実施例1のシステムは、水タンク101,燃料油タンク102,エマルジョン生成ユニット111,圧力バルブ112,燃料の燃焼によって発電する発電装置113,制御装置114から構成されている。
エマルジョン生成ユニット111は、送液ポンプ103,送液バルブ104,圧力センサ105,水送液用配管106,燃料油送液用配管107,送液バルブ108,エマルジョン生成装置109から構成されている。
図1に示すエマルジョン燃料システムでは、水タンク101内にある水は、送液ポンプ103,送液バルブ104,水送液用配管106,送液バルブ108を経由して、エマルジョン生成装置109に導入され、燃料油タンク102内にある燃料油は、送液ポンプ103,送液バルブ104,燃料油送液用配管107,送液バルブ108を経由して、エマルジョン生成装置109に導入される。エマルジョン生成装置109で生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料送液用配管110および圧力バルブ112を経て、発電装置113に導入され燃焼する。
また、図1のエマルジョン燃料システムは、制御装置114により監視・操作される。エマルジョン生成ユニット111は、矢印で示すエマルジョン生成ユニットの制御およびフィードバック115により、監視・操作される。また、圧力バルブ112は、圧力バルブの制御およびフィードバック116により監視・操作され、発電装置113は、発電装置の制御およびフィードバック117により監視・操作される。なお、ここでは図示しないが、図1には、電源スイッチ,異常動作を起こした場合の非常停止スイッチ,通信用コネクタ,エマルジョン生成装置109と配管106,107,110を接続するための接続継手などを含んでいる。
負荷変動に対して燃料噴射量を制御するため、発電装置113には適切な量の燃料を供給する必要がある。負荷に対して燃料が足りない場合には、発電装置113の回転数が小さくなって、電力周波数が上昇する。逆に、負荷に対して燃料が過剰な場合には、発電装置113の回転数が大きくなって、電力周波数が低下する。負荷に応じて発電装置の回転数は変化するが、ガナバー(速度調整装置)の機能を利用して、電力周波数を一定とするように制御することも可能であるが、負荷に応じた燃料の供給は必要である。従って、例えば、制御装置114を通して、発電装置113の出力(電流および電圧)、発電装置113の回転数、および電力周波数をモニタリングすることにより、負荷に対して燃料が足りているかどうかを知ることができる。発電装置113に接続されている負荷装置(図示せず)によっては、その出力から負荷に対して燃料が足りているかどうかを知ることも可能である。また、通常、最高使用圧力が設定されているとともに、ワーキング圧力と呼ばれる圧力値以上の圧力が発電装置に与えられたときにのみ燃料を導入するような構造となっている。
従って、上流側に圧力センサ105を設け、システム内の圧力をモニタリングすることにより、最高使用圧力以上の圧力が発電装置にかからないようにするとともに、システム内の配管やエマルジョン生成装置内に生じた詰まり(閉塞)などの異常事態をモニタリングし、必要に応じてシステムを終了させることができる。さらに、生成速度が遅いときでも、発電装置113においてワーキング圧力以上の圧力が担保されるように、圧力バルブ112を設けている。
また、発電装置113の負荷に応じてエマルジョン燃料が生成できるよう、送液ポンプ103の送液量を変更できる。さらに、燃料油の種類に応じて水と燃料油の送液量比を変更したり、システムの開始時および終了時に燃料油のみを送液したりすることができる。
エマルジョン生成装置109は、発電装置113の最大負荷に対応できるよう、複数個設けている。このとき、エマルジョン生成装置109の数は、送液ポンプ103の最大送液速度と最大送液圧力およびシステム全体の圧力から、システムを構成するのにかかるコストとスペース等も勘案して決定できる。図1のエマルジョン生成ユニット111においては、エマルジョン生成装置109を3個設けているが、上記のような理由からエマルジョン生成装置109は3個に限定されるものではなく、任意の複数個のエマルジョン生成装置109を用いても良い。ただし、エマルジョン生成装置109の数が増えるほど、送液バルブ108の数が増えるなど制御が複雑となるため、現実的には10個以内、好ましくは5個以内が望ましい。なお、エマルジョン生成装置109としては、以下に詳述する実施例1のエマルジョン生成装置の他にも、市販のマイクロリアクタやT字管又はY字管,スタティックミキサなどを用いることもできる。
そして、エマルジョン生成装置109において、生成されるエマルジョン燃料の性能を一定範囲内にするための生成速度範囲は決まっていることから、発電装置113の負荷に応じて、送液バルブ108を開閉させ、前記の生成速度範囲内にてエマルジョン燃料が生成されるように、使用するエマルジョン生成装置109の数を変更する。さらに、エマルジョン生成装置109にて生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料の性能が低下しない時間範囲内に発電装置113に導入され、燃焼される。
また、水送液用配管106,燃料油送液用配管107は、複数のエマルジョン生成装置109に送液できるよう分岐されている。エマルジョン送液用配管110は、複数のエマルジョン生成装置109から得られたエマルジョン燃料を合流されている。分岐(合流)方法としては、2つのエマルジョン生成装置109に分岐するのであればT字管を、3つのエマルジョン生成装置109に分岐するのであれば十字管を用いることもできるし、複数分岐用の接続管を製作・使用してもよい。さらに、例えば、2つに分岐したものをさらに複数に分岐するなど、多段で分岐してもよい。ただし、各エマルジョン生成装置109で所定の性能のエマルジョン燃料を生成するには、ポンプからエマルジョン生成装置109に導入するまでの圧力損失を一定にし、水もしくは燃料油の分岐が均等に行われるようにするのが望ましい。
これにより、一定範囲内の性能を有するエマルジョン燃料を、発電装置113の負荷に応じて生成することが可能になる。また、発電装置113の負荷に応じてエマルジョン燃料が生成できるため、エマルジョン燃料を保持するための貯蔵容器を必要とせず、エマルジョン燃料を安定化させるための界面活性剤を添加する必要がなくなる。
ここで、発電装置113の負荷に応じて、送液バルブ108を閉じてあるエマルジョン生成装置109の使用をやめた場合、そのエマルジョン生成装置109の下流側のエマルジョン燃料送液用配管110内に生成されたエマルジョン燃料がたまり、時間とともにエマルジョン燃料の性能が低下し、最終的には油水分離することになる。そこで、性能が低下したエマルジョン燃料を廃棄する廃棄用配管を各エマルジョン生成装置109の下流に設けることが望ましい。このような廃棄用配管を設けることにより、使用をやめたエマルジョン生成装置109を再び使用する場合には、送液バルブ108を開いた後、油水分離した燃料が滞留していると考えられる体積分以上を、デッドボリュームとして廃棄用配管を介して廃棄するようなシステムとし、性能が低下したエマルジョン燃料が発電装置113に導入されるのを防ぐことができる。
図2は、実施例1のエマルジョン生成装置109の一例を示したものであり、(a)は斜視図、(b)は図2(a)に示すA−Aを含む断面図、(c)は絞り部の数によるエマルジョン粒子の比較である。なお、図2では、撹拌部207,減速・撹拌部209,減速・撹拌部211,減速部213を略円柱状の空間とし、絞り部208,絞り部210,絞り部212を断面が略円形の孔とした例を説明するが、後述するように、絞り部の断面積が上流から下流に向けて順次小さくなる構成であれば、本実施例のエマルジョン生成装置109は図2の流路形状に限定されるものではない。
図2(b)に示すように、エマルジョン生成装置109は、水導入部204,燃料油導入部205,水と燃料油が合流する合流部206,燃料油中に水を分散させる撹拌部207,エマルジョン粒子の微細化を行う絞り部208,圧力損失を低減させるとともに、前記微細化したエマルジョン粒子を再分散させる減速・撹拌部209,エマルジョン粒子の再微細化を行う絞り部208より断面積の小さい絞り部210,圧力損失を低減させるとともに、前記微細化したエマルジョン粒子を再分散させる減速・撹拌部211,エマルジョンの再微細化を行う絞り部210より断面積の小さい絞り部212,圧力損失を低減させる減速部213,生成したエマルジョン燃料を排出するエマルジョン燃料排出部214から構成されている。
水導入部204は、図示していないネジ部と接続継手により水送液用配管106と接続され、図2(b)中に示す矢印の流れのように水201を導入する。また、燃料油導入部205も、図示していないネジ部と接続継手により燃料油送液用配管107と接続され、図2(b)中に示す矢印の流れのように燃料油202を導入する。さらに、エマルジョン燃料排出部214は、図示していないネジ部と接続継手によりエマルジョン燃料送液用配管110と接続され、図2(b)中に示す矢印の流れのようにエマルジョン燃料203を排出する。
ここで、図2(b)では、エマルジョン粒子の微細化を行う絞り部が208,210,212の3個の場合を示しているが、絞り部は2個以上の複数あればよく、絞り部の数が増えるにつれて、図2(c)に示すようにエマルジョン粒子の粒径分布が狭くなり、エマルジョン燃料の性能が安定化につながる。ただし、絞り部の数が増えるほどエマルジョン生成装置109で発生する圧力損失が増大するため、好ましくは2個もしくは3個である。また、絞り部の断面積をすべて同じではなく、下流側にいくにつれて順番に小さくすることにより、装置で発生する圧力損失の低減につなげることができる。
エマルジョン生成装置109の材質としては、行われるエマルジョン化プロセスに悪影響を与えないものであればよく、適宜変更することもでき、例えば、ステンレス,シリコン,金,ガラス,ハステロイ,シリコン樹脂,フッ素系樹脂などを用いることができる。また、グラスライニング,金属の表面にニッケルや金などのコーティングをしたもの、シリコンの表面を酸化させたものなど、いわゆる耐食性を向上させたものを用いてもよい。
また、エマルジョン生成装置109は、装置内で連続した流路が構成されていればよく、液漏れが発生しなければ、削り出しの一体物でもよく、分割して加工した部品を接着,溶接,ネジ等による締結で組み立ててもよい。ただし、ネジによる締結により分解可能な構造としたほうが、流路内部で閉塞が起こった場合などに分解して洗浄することが可能となり、メンテナンス性が向上し好ましい。さらに、分割した部品の組み合わせを変えることにより、目的に応じて絞り部の数を変更したり、絞り部の径を変更したりことができる。
なお、必要に応じてパッキンを用いた場合には、パッキンの材質は、エマルジョン化プロセスに悪影響を与えないものであればよく、行われるプロセスに応じて、適宜変更することもでき、例えば、シリコン樹脂,フッ素系樹脂などを用いることができる。
図3は、図2のエマルジョン生成装置の流体の流れを示したものである。水導入部204から導入された水201と、燃料油導入部205から導入された燃料油202は、合流部206で合流し、撹拌部207で旋回流302が生じ、燃料油中に水のエマルジョン粒子301が分散した状態となる。その後絞り部208を通過することで、水が微細化されエマルジョン溶液となる。絞り部208は、微小な直径で長さが短い円筒形をしており、ここを流れるエマルジョン溶液は、流路断面積の低下に伴い急激に加速され、それによって壁面からのせん断力が生じ、瞬間的に微細化される。減速・撹拌部209では、断面積が急拡大することにより前記微細化したエマルジョン粒子が分散し、さらに旋回流302が生じることによりエマルジョン粒子の分散が維持され、圧力損失が低減される。
その後、絞り部210を通過することで、水が再び微細化されたエマルジョン溶液となる。絞り部210は、微小な直径で長さが短い円筒形をしており、絞り部208より断面積が小さい。減速・撹拌部211では、断面積を急拡大することにより前記微細化したエマルジョン粒子が分散するとともに、圧力損失を低減する。
その後、さらに絞り部212を通過することで、水が再び微細化されたエマルジョン溶液となる。絞り部212は、微小な直径で長さが短い円筒形をしており、絞り部210よりさらに断面積が小さい。減速・撹拌部213では、断面積を急拡大することにより前記微細化したエマルジョン粒子が分散するとともに、圧力損失が低減され、直進流303により、生成したエマルジョン燃料がエマルジョン燃料排出部214より排出される。
本実施例では加工の容易さから絞り部208,210,212を単純な円筒形としたが、十分なせん断力を与えられるのであれば、絞り部208,210,212の断面の形状は特に問わず、三角形や四角形などでもよい。
このように、エマルジョン生成装置109において、絞り部を複数回通過させることにより、従来の絞り部が1つのときに比べて生成したエマルジョン燃料の性能が安定化する。また、絞り部208,210,212の断面積を、下流側にいくにつれて順番に小さくすることにより、エマルジョン生成装置109内で発生する圧力損失を低減することができる。さらに、エマルジョン燃料を生成するのに必要な工程を一体化した構造をもつことにより、絞り部から次の絞り部に到達するまでに余計な継手や配管が存在しないため、移動中のエマルジョン状態の変化を最小限に抑えることができ、エマルジョン燃料の性能の安定性をより向上させることができる。
図4は、実施例1のフローチャートである。エマルジョン燃料システムの開始とともに、送液バルブ104および108を切り替えて、燃料油のみがエマルジョン生成装置109すべてに送液されるようにして、ポンプが稼動し始める(401)。その後、発電装置の負荷を判断し(402)、エマルジョン生成装置109をすべて使用し、燃料油のみを負荷に応じた量で送液する(403)。そして、発電装置が起動を完了したかどうかを判断し(404)、起動が完了していなければ402に戻り、起動が完了していれば405に進む。ここで、起動が完了しているかどうかの判断は、所定の時間が経過したかどうかで設定してもよいし、発電装置の負荷が所定の値以上になったかどうかで設定してもよい、負荷がほとんど変わらないものであれば、負荷の変動指数が一定の値以内になったかどうかで設定してもよい。
発電装置の起動が完了したら、再び発電装置の負荷を判断し(405)、負荷に応じて必要なエマルジョン生成装置の数を判断し(406)、必要なエマルジョン生成装置に燃料油と水が流れるように送液バルブ108を切り替えて、燃料油と水を必要量送液する(407)。その後、発電装置運転終了の指示があるかどうかを判断し(408)、指示がなければ405に戻り、発電装置運転終了の指示があれば409に進む。ここで、発電装置運転終了の指示は、発電装置の電源が切れた場合や、発電装置に導入される燃料がワーキング圧力に達していなかったり、発電装置に異物が入ったりなどの発電装置自体の異常時などに出される。
発電装置終了の指示が出たら、送液バルブ104および108を切り替えて、燃料油のみがエマルジョン生成装置109すべてに送液されるようにして、再び発電装置の負荷を判断し(409)、エマルジョン生成装置109をすべて使用し、燃料油のみを負荷に応じた量で送液する(410)。そして、予め設定した燃料油設定時間が終了したかどうかを判断し(411)、設定時間が終了していなければ409に戻り、設定時間が終了していれば次に進み、ポンプの稼動を終了させ、エマルジョン燃料システムを終了させる(412)。
このように、起動時に燃料油のみを送液することにより、特に寒冷地などでは安定した発電装置の立ち上げが可能となる。また、停止時にも燃料油のみを送液することにより、エマルジョン生成装置109やエマルジョン燃料送液用配管110の中、発電装置113内に水が残存するのを防ぐことができ、錆を防止することができる。
以上から、この第1の実施形態(実施例1)のエマルジョン燃料システムでは、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
図5〜図7を用いて、実施例2について説明する。実施例1で説明したものと同等の構成については同じ符号を付し説明を省略する。図5は、実施例2のエマルジョン燃料システムを示した図である。図5に示すように、実施例2のシステムは、水タンク101,燃料油タンク102,エマルジョン生成ユニット510,圧力バルブ112,発電装置113,制御装置114から構成されている。エマルジョン生成ユニット510は、送液ポンプ103,送液バルブ104,圧力センサ105,水送液用配管106,燃料油送液用配管107,エマルジョン燃料送液用配管507,送液ポンプ590,591,592,593,送液バルブ108,水送液用配管504,506,燃料油送液用配管505,507,エマルジョン燃料送液用配管508,509,エマルジョン生成装置501,502および503から構成されている。
図5に示すエマルジョン燃料システムでは、水タンク101内にある水は、送液ポンプ103,送液バルブ104,水送液用配管106を経由して、エマルジョン生成装置501に導入され、燃料油タンク102内にある燃料は、送液ポンプ103,送液バルブ104,燃料油送液用配管107を経由して、エマルジョン生成装置501に導入される。エマルジョン生成装置501で生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料送液用配管508を経て下流側のエマルジョン生成装置502に導入される。
エマルジョン生成装置502には、エマルジョン生成装置501で生成されたエマルジョン燃料に加え、送液ポンプ590,送液バルブ108,水送液用配管504を経由して水タンク101から供給される水と、送液ポンプ591,送液バルブ108,燃料油送液用配管505を経由して燃料油タンク102から供給される燃料油が導入され、エマルジョン燃料が生成される。エマルジョン生成装置502で生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料送液用配管509を経て下流側のエマルジョン生成装置503に導入される。
エマルジョン生成装置503にも、エマルジョン生成装置502で生成されたエマルジョン燃料に加え、送液ポンプ592,送液バルブ108,水送液用配管506を経由して水タンク101から供給される水と、送液ポンプ593,送液バルブ108,燃料油送液用配管507を経由して燃料油タンク102から供給される燃料油が導入され、エマルジョン燃料が生成される。そして、最終的に生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料送液用配管110および圧力バルブ112を経て、発電装置113に導入され燃焼する。
また、図5のエマルジョン燃料システムは、制御装置114により監視・操作される。エマルジョン生成ユニット510は、ここでは矢印で示すエマルジョン生成ユニットの制御およびフィードバック115により、監視・操作される。また、圧力バルブ112は、圧力バルブの制御およびフィードバック116により、監視・操作される。発電装置113は、発電装置の制御およびフィードバック117により、監視・操作される。なお、ここでは図示しないが、図5には、電源スイッチ、異常動作を起こした場合の非常停止スイッチ,通信用コネクタ,エマルジョン生成装置501,502,503と配管106,107,504〜509,110を接続するための接続継手などを含んでいる。
エマルジョン生成装置については、発電装置113の最大負荷に対応できるよう、エマルジョン生成装置を複数個直列に設けている。このとき、直列に設けるエマルジョン生成装置の数は、送液ポンプ103の最大送液速度と最大送液圧力およびシステム全体の圧力から、システムを構成するのにかかるコストとスペース等も勘案して決定できる。図5のエマルジョン生成ユニット510においては、エマルジョン生成装置を3個直列に設けているが、上記のような理由からエマルジョン生成装置は3個に限定されるものではなく、任意の複数個のエマルジョン生成装置を直列に用いても良い。また、下流側に設けたエマルジョン生成装置の導入部のうちの1つを封止することにより、下流側のエマルジョン生成装置をエマルジョン生成装置501と同様に用いることもできる。ただし、下流側のエマルジョン生成装置502および503の数が増えるほど、送液バルブ108の数が増えるなど制御が複雑となるため、現実的には10個以内、好ましくは5個以内が望ましい。なお、エマルジョン生成装置502および503としては、以下に詳述する実施例2のエマルジョン生成装置の他にも、市販のマイクロリアクタやT字管又はY字管、スタティックミキサなどを用いることもできる。
そして、各エマルジョン製造装置において、生成されるエマルジョン燃料の性能を一定範囲内にするための生成速度範囲は決まっていることから、発電装置113の負荷に応じて、送液バルブ108を開閉させ、前記の生成速度範囲内にてエマルジョン燃料が生成されるよう、各エマルジョン生成装置に、燃料油と水の送液量を分配する。このとき、燃料油と水の送液量比は、各エマルジョン生成装置で同じとなるようにする。さらに、各エマルジョン生成装置にて生成したエマルジョン燃料は、エマルジョン燃料の性能が低下しない時間範囲内に発電装置113に導入され、燃焼される。
これにより、一定範囲内の性能を有するエマルジョン燃料を、発電装置113の負荷に応じて生成することが可能になる。また、発電装置113の負荷に応じてエマルジョン燃料が生成できるため、エマルジョン燃料を保持するための貯蔵容器を必要とせず、エマルジョン燃料を安定化させるための界面活性剤を添加する必要がなくなる。さらに、このシステムでは、運転中に生成したエマルジョン燃料がたまることがないため、システムの開始から終了までデッドボリューム分を廃棄するようなプロセスを必要とせず、効率的である。
図6は、実施例2のエマルジョン生成装置の一例を示したものであり、(a)はエマルジョン生成装置501の流路形状を示す図、(b)はエマルジョン生成装置502,503の流路形状を示す図である。なお、エマルジョン生成装置501,502,503は図6の流路形状に限定されるものではない。
図6(a)に示すように、エマルジョン生成装置501は、水導入部204,燃料油導入部205,水と燃料油が合流する合流部206,燃料油中に水を分散させる撹拌部207,エマルジョン粒子の微細化を行う絞り部208,圧力損失を低減させる減速部213,生成したエマルジョン燃料を排出するエマルジョン燃料排出部214から構成されている。
水導入部204は、図示していないネジ部と接続継手により水送液用配管106と接続され、図6(a)中に示す矢印の流れのように水201を導入する。また、燃料油導入部205も、図示していないネジ部と接続継手により燃料油送液用配管107と接続され、図6(a)中に示す矢印の流れのように燃料油202を導入する。さらに、エマルジョン燃料排出部213は、図示していないネジ部と接続継手によりエマルジョン燃料送液用配管508と接続され、図6(a)中に示す矢印の流れのようにエマルジョン燃料203を排出する。
図6(b)に示すように、エマルジョン生成装置502は、水導入部204,燃料油導入部205,エマルジョン燃料導入部602,水,燃料油,エマルジョン燃料が合流する合流部603,燃料油中に水を分散させる撹拌部207,エマルジョン粒子の微細化を行う絞り部208,圧力損失を低減させる減速部213,生成したエマルジョン燃料を排出するエマルジョン燃料排出部214から構成されている。
水導入部204は、図示していないネジ部と接続継手により水送液用配管504もしくは506と接続され、図6(b)中に示す矢印の流れのように水201を導入する。また、燃料油導入部205も、図示していないネジ部と接続継手により燃料油送液用配管505もしくは507と接続され、図6(b)中に示す矢印の流れのように燃料油202を導入する。エマルジョン燃料導入部602は、図示していないネジ部と接続継手によりエマルジョン燃料送液用配管508もしくは509と接続され、図6(b)中に示す矢印の流れのように上流側のエマルジョン生成装置で生成したエマルジョン燃料601を導入する。さらに、エマルジョン燃料排出部213は、図示していないネジ部と接続継手により配管509もしくは110と接続され、図6(b)中に示す矢印の流れのようにエマルジョン燃料203を排出する。
ここで、図6(a)および(b)では、エマルジョン粒子の微細化を行う絞り部が208の1個の場合を示しているが、絞り部は2個以上の複数あってもよい。図2のエマルジョン生成装置109に示したように、絞り部の数が増えるほど、エマルジョン生成装置で発生する圧力損失が増大するが、絞り部は2個以上の複数あったほうが、エマルジョン燃料の性能の安定化にはつながる。また、エマルジョン生成装置501,502および503の絞り部の断面積をすべて同じではなく、下流側にいくにつれて順番に大きくすることにより、下流側にいくにつれてエマルジョン生成装置に導入される送液量が増えても、圧力損失が過剰に増大することなく、エマルジョン溶液を微細化するのに必要なせん断力をかけることができる。
エマルジョン生成装置501,502および503の材質としては、行われるエマルジョン化プロセスに悪影響を与えないものであればよく、適宜変更することもでき、例えば、ステンレス,シリコン,金,ガラス,ハステロイ,シリコン樹脂,フッ素系樹脂などを用いることができる。また、グラスライニング,金属の表面にニッケルや金などのコーティングをしたもの、シリコンの表面を酸化させたものなど、いわゆる耐食性を向上させたものを用いてもよい。
また、エマルジョン生成装置501,502および503は、装置内で連続した流路が構成されていればよく、液漏れが発生しなければ、削り出しの一体物でもよく、分割して加工した部品を接着,溶接,ネジ等による締結で組み立ててもよい。ただし、ネジによる締結により分解可能な構造としたほうが、パッキンが必要とはなるが、内部で閉塞が起こった場合などに、分解して洗浄することが可能となり、メンテナンス性が向上し好ましい。さらに、分割した部品の組み合わせを変えることにより、絞り部の数を変更したり、絞り部の径を目的に応じて変更することができる。
図7は、実施例2のフローチャートである。エマルジョン燃料システムの開始とともに、送液バルブ104および108を切り替えて、燃料油のみがエマルジョン生成装置501および502に送液されるようにして、ポンプが稼動し始める(401)。その後、発電装置の負荷を判断し(402)、エマルジョン生成装置501,502、および503に燃料油のみを負荷に応じた量で送液する(701)。そして、発電装置が起動を完了したかどうかを判断し(404)、起動が完了していなければ402に戻り、起動が完了していれば405に進む。ここで、起動が完了しているかどうかの判断は、所定の時間が経過したかどうかで設定してもよいし、発電装置の負荷が所定の値以上になったかどうかで設定してもよい、負荷がほとんど変わらないものであれば、負荷の変動指数が一定の値以内になったかどうかで設定してもよい。
発電装置の起動が完了したら、再び発電装置の負荷を判断し(405)、送液量に応じてエマルジョン生成装置501,502および503への分割条件を判断し(702)、必要なエマルジョン生成装置に燃料油と水が流れるように送液バルブ108を切り替えて、燃料油と水を必要量送液する(407)。その後、発電装置運転終了の指示があるかどうかを判断し(408)、指示がなければ405に戻り、発電装置運転終了の指示があれば409に進む。ここで、発電装置運転終了の指示は、発電装置の電源が切れた場合や、発電装置に導入される燃料がワーキング圧力に達していなかったり、発電装置に異物が入ったりなどの発電装置自体の異常時に出される。
発電装置終了の指示が出たら、送液バルブ104および108を切り替えて、燃料油のみがエマルジョン生成装置501,502、および503に送液されるようにして、再び発電装置の負荷を判断し(409)、エマルジョン生成装置501および502に燃料油のみを負荷に応じた量で送液する(703)。そして、予め設定した燃料油設定時間が終了したかどうかを判断し(411)、設定時間が終了していなければ409に戻り、設定時間が終了していれば次に進み、ポンプの稼動を終了させ、エマルジョン燃料システムを終了させる(412)。
以上から、実施例2のエマルジョン燃料システムでも、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
図8を用いて、実施例3について説明する。実施例1,2で説明したものと同等の構成については同じ符号を付し説明を省略する。図8は、実施例3のエマルジョン燃料システムを示す図である。図8は、実施例1(図1)のエマルジョン燃料システムにおいて、発電装置113から吐出された、いわゆる余剰の燃料である「戻り燃料」の一部を発電装置113に戻すためのリターン流路801,リターン流路に流れているエマルジョン燃料の流量を測定するための流量センサ802,流量センサ802の制御およびフィードバック803が追加されたものである。
これにより、発電装置113から吐出されたエマルジョン燃料の一部を回収し、再利用することが可能となる。また、流量センサ802により、リターン流路に流れているエマルジョン燃料の流量を測定することにより、発電装置113に導入されるエマルジョン燃料の量を、リターン流路分も含めて負荷に応じて制御できるため、より無駄のないエマルジョン燃料システムとなる。
なお、図8のリターン流路801,流量センサ802,流量センサの制御およびフィードバック803は、実施例2(図5)のエマルジョン燃料システムにも追加することができ、より無駄のないエマルジョン燃料システムとなる効果が期待できる。
従って、実施例3のエマルジョン燃料システムでも、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
図9を用いて、実施例4について説明する。実施例1〜3で説明したものと同等の構成については同じ符号を付し説明を省略する。図9は、実施例4のエマルジョン燃料システムを示す図である。図9は、実施例3(図8)のエマルジョン燃料システムにおいて、リターン流路801の途中にエマルジョン生成装置901を追加したものである。なお、エマルジョン生成装置901は、エマルジョン生成装置109と同じ構造を取ってもよいし、燃料油と水がエマルジョン化されるのであれば、市販のマイクロリアクタやT字管又はY字管、スタティックミキサなどを用いることもできる。また、エマルジョン生成装置901に導入する前に、リターン流路801が2つに分岐しているが、エマルジョン生成装置109が図2に示すような流路形状の場合には、導入部204もしくは205のどちらかを封止し、リターン流路801を分岐せずに戻り燃料を導入したとしても、同じようにエマルジョン化させることができる。
これにより、リターン流路801を流れているうちに、戻り燃料のエマルジョンの状態が不安定になったとしても、エマルジョン製造装置901を通すことにより再びエマルジョン化するため、発電装置113に油水分離した燃料が導入されてしまう危険性を減らすことができる。
なお、図9のエマルジョン生成装置901は、実施例2(図5)のエマルジョン燃料システムにも追加することができ、リターン流路を流れている戻り燃料を再びエマルジョン化させる効果が期待できる。
従って、実施例4のエマルジョン燃料システムでも、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
図10を用いて、実施例5について説明する。実施例1〜4で説明したものと同等の構成については同じ符号を付し説明を省略する。図10は、実施例5のエマルジョン燃料システムを示す図である。図10は、実施例1(図1)のエマルジョン燃料システムにおけるポンプ103の代わりに少量送液ポンプ1001を用い、複数のエマルジョン生成装置109からなるエマルジョン生成ユニット1002を複数設け、エマルジョン生成ユニットの制御およびフィードバック1003により、エマルジョン生成ユニット1002を制御する。
これにより、少量送液ポンプ1001を用いることにより、ポンプの立ち上がりが速くなるため、発電装置の起動時間を短縮することができる。また、エマルジョン生成ユニット1002を複数設けているため、流路の閉塞などのトラブルがあった場合にも、トラブルを含むエマルジョン生成ユニットを使用しなければ、引き続き連続運転が可能となり、メンテナンスが容易になる。さらに、エマルジョン生成装置109の直前にある送液バルブ108を用いない場合、段階的な送液流量制御にはなってしまうが、さらにシステムとしては簡単な構成にすることができる。
従って、実施例5のエマルジョン燃料システムでも、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
図11〜図13を用いて、実施例6について説明する。実施例1〜5で説明したものと同等の構成については同じ符号を付し説明を省略する。図11は、実施例6のエマルジョン燃料システムを示す図である。図11は、実施例1のエマルジョン燃料システム(図1)において、水と燃料油に界面活性剤や空気等の添加物を加えることを目的として、添加物タンク1101と、水,燃料油,添加物からエマルジョン溶液を生成するエマルジョン生成装置1102,添加物用配管1103を追加して、添加物を追加したエマルジョン燃料が生成するようにしたものである。添加物が少量の界面活性剤である場合には、エマルジョンの状態が安定化する効果が得られ、添加物が空気の場合には、酸素の量が増えるため燃費の向上が期待される。
図12は、実施例6のエマルジョン生成装置の流路形状を示す図である。図12は、実施例1のエマルジョン生成装置(図2)において、添加物1201を導入するための添加物導入部1202を設け、水,燃料油,添加物が合流部1203で合流し、複数の絞り部を通すことにより、水のエマルジョン粒子が微細化していく形状となっている。
図13は、実施例6のエマルジョン生成装置の別の流路形状を示す図である。図13は、実施例1のエマルジョン生成装置(図2)において、添加物1201を導入するための添加物導入部を、絞り部の前の撹拌部1304,減速・撹拌部1305,減速・撹拌部1306にそれぞれ設け、添加物導入部1202、および撹拌部208への添加物導入部1301,減速・撹拌部210への添加物導入部1302,減速・撹拌部212への添加物導入部1303を経由して、逐次的に添加物1201を導入していく形状となっている。絞り部の断面積は下流側にいくにつれて小さくなっていることから、生成するエマルジョン粒子の大きさは、下流側にいくに従って小さくなることになる。従って、このような形状にすることにより、生成するエマルジョン粒子のサイズに対応した添加物の量を添加することが可能となる。
具体的に、添加物が界面活性剤である場合の例を示す。添加物が界面活性剤である場合には、必要な界面活性剤の量は、エマルジョン粒子の比表面積に比例するため、エマルジョン粒子の粒径の逆数に比例することになる。従って、絞り部208,210,212で生成するエマルジョン粒子の粒径が、それぞれ
a,b,c(ただし、a>b>c) (式1)
であるとすると、それぞれの粒子を安定化させるのに必要な界面活性剤の量は、
k/a,k/b,k/c(ただし、kは定数でk>0) (式2)
となる。よって、撹拌部1304,減速・撹拌部1305,減速・撹拌部1306で導入すべき界面活性剤の量は、それぞれ
k/a,k/b−k/a,k/c−k/b (式3)
となる。
ここで、添加物導入部1301,1302,1303の圧力損失がそれぞれ同じになるように、添加物導入部1202から添加物1201が分配される。層流時の直管の圧力損失ΔPは、
ΔP=32μUL/D2 (式4)
であり、ここで、μは粘度、Uは流速、Lは配管長さ、Dは代表長さである。従って、配管長さLをそれぞれ同じとすれば、添加物1201の導入量は流速Uで決まるため、添加物導入部1301,1302,1303の添加物導入部の断面積を
(k/a)1/2,(k/b−k/a)1/2,(k/c−k/b)1/2 (式5)
とすれば、生成するエマルジョン粒子に対応する量の界面活性剤が導入されることになる。
従って、この実施例6のエマルジョン燃料システムでも、生成したエマルジョン燃料の貯蔵を必要とせず、システムの圧力損失を大きくせずに、必要に応じてエマルジョン燃料の生成量を変更することができる。
なお、実施例1〜6では、燃料油と水とからなるエマルジョン燃料について記載したが、燃料油の種類としては、燃料油として使用可能なものであれば何でもよく、例えば重油,灯油,軽油,廃油,バイオ燃料等がある。また、水の種類としては、燃料油とエマルジョン化させた際に水として機能するものであれば何でもよく、例えば水道水,水浄化装置により得られた浄水,純水等がある。ただし、水の中に不純物が含まれている場合には、エマルジョン燃料システム内の配管,エマルジョン生成装置,発電装置の接液部分を腐食させたり、閉塞させたりする可能性があるため、水浄化装置などと組み合わせる必要がある。
さらに、実施例1〜6では、水を用いてエマルジョン燃料を生成したが、水に代えてメタノールやエタノール等のアルコールを用いてエマルジョン燃料を生成しても良い。
101 水タンク
102 燃料油タンク
103,590,591,592,593 送液ポンプ
104,108 送液バルブ
105 圧力センサ
106,504,506 水送液用配管
107,505,507 燃料油送液用配管
109,501,502,503,901,1102 エマルジョン生成装置
110,508,509 エマルジョン燃料送液用配管
111,510,1002,1104 エマルジョン生成ユニット
112 圧力バルブ
113 発電装置
114 制御装置
115,1003 エマルジョン生成ユニットの制御およびフィードバック
116 圧力バルブの制御およびフィードバック
117 発電装置の制御およびフィードバック
201 水
202 燃料油
203 エマルジョン燃料
204 水導入部
205 燃料油導入部
206,1203 合流部
207,1304 撹拌部
208,210,212 絞り部
209,211,1305,1306 減速・撹拌部
213 減速部
214 エマルジョン燃料排出部
301 エマルジョン粒子
302 旋回流
303 直進流
601 上流側のエマルジョン生成装置で生成したエマルジョン燃料
602 エマルジョン燃料導入口
603 混合部
801 リターン流路
802 流量センサ
803 流量センサの制御およびフィードバック
1001 少量送液ポンプ
1101 添加物タンク
1103 添加物用配管
1201 添加物
1202 添加物導入部
1301 撹拌部208への添加物導入部
1302 減速・撹拌部210への添加物導入部
1303 減速・撹拌部212への添加物導入部

Claims (9)

  1. 燃料油を保持する燃料油タンクと、
    水を保持する水タンクと、
    前記燃料油タンクから供給された燃料油と前記水タンクから供給された水から、実質的に燃料油と水とからなるエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成ユニットと、
    該エマルジョン生成ユニットで生成したエマルジョン燃料を導入し、燃焼させる発電装置と、
    を具備するエマルジョン燃料システムであって、
    前記エマルジョン生成ユニットは、燃料油と水からエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成装置を2個以上有しており、前記2個以上のエマルジョン生成装置のうち少なくとも1個のエマルジョン生成装置にて、前記燃料油タンクから供給された燃料油と、前記水タンクから供給された水を用いて、エマルジョン燃料を生成し、
    前記発電装置は、前記エマルジョン生成ユニットで連続的に生成されるエマルジョン燃料を燃焼させて駆動することを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  2. 請求項1に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置を並列に配置することを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  3. 請求項2に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置が、
    前記燃料油と前記水の分散液を微細化する微小な絞り部を少なくとも2個以上有し、
    前記燃料油の導入部と、前記水の導入部と、
    前記絞り部、
    前記絞り部で生成したエマルジョン燃料を排出する排出部が、連続した流路として一体化していることを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  4. 請求項3に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置の絞り部の断面積が、下流側にいくにつれて小さくなることを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  5. 請求項1に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置を直列に配置し、
    前記エマルジョン生成装置を用いて、前記燃料油および前記水を逐次的に導入することを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  6. 請求項5に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置の少なくとも1つが、
    前記燃料油の導入部と、前記水の導入部と、
    前記燃料油と前記水の分散液の導入部とを有しており、
    前記燃料油の導入部と、前記水の導入部と、
    前記燃料油と水の分散液を微細化する微小な絞り部と、
    前記絞り部で生成したエマルジョン燃料を排出する排出部が、連続した流路として一体化していることを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  7. 請求項6に記載したエマルジョン燃料システムにおいて、
    前記エマルジョン生成装置の絞り部の断面積が、下流側にいくにつれて大きくなることを特徴とするエマルジョン燃料システム。
  8. 実質的に水と燃料油から構成される界面活性剤を含まないエマルジョン燃料。
  9. 燃料油を保持する燃料油タンクと、
    水を保持する水タンクと、
    前記燃料油タンクから供給された燃料油と前記水タンクから供給された水から、実質的に燃料油と水とからなるエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成ユニットと、
    該エマルジョン生成ユニットで生成したエマルジョン燃料を導入し、燃焼させる燃焼装置と、
    を具備するエマルジョン燃料システムであって、
    前記エマルジョン生成ユニットは、燃料油と水からエマルジョン燃料を生成するエマルジョン生成装置を2個以上有しており、前記2個以上のエマルジョン生成装置のうち少なくとも1個のエマルジョン生成装置にて、前記燃料油タンクから供給された燃料油と、前記水タンクから供給された水を用いて、エマルジョン燃料を生成し、
    前記燃焼装置は、前記エマルジョン生成ユニットで連続的に生成されるエマルジョン燃料を燃焼させて駆動することを特徴とするエマルジョン燃料システム。
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