JP2011121791A - ガラスフィルムの切断方法及びその切断装置 - Google Patents

ガラスフィルムの切断方法及びその切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラスフィルムの切断端面に破損原因となる微小クラックの発生を簡単且つ確実に低減可能なガラスフィルムの切断技術を提供する。
【解決手段】ガラスフィルム1を切断するガラスフィルム切断方法であって、ガラスフィルム1の切断予定線2に引張応力3を作用させた状態で、切断予定線2の一部に初期クラック5を形成することで初期クラック5を切断予定線2に沿って進展させてガラスフィルム1を切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラスフィルムの切断技術の改良に関する。
近年、テレビ受像機などの映像表示装置としては、陰極線管(CRT)に代わって、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)、有機EL表示装置(OLED)、フィールドエミッション表示装置(FED)などに代表されるフラットパネル表示装置(FPD)が普及しつつある。
これらのフラットパネル表示装置のガラス基板としては、厚みが0.7mm程度のものが使用されるのが一般的であったが、近年ではフラットパネル表示装置の軽量化のために更なる薄板化が推進されたガラスフィルムが開発されるに至っている。
また、有機EL表示装置にも使用される有機ELは自発光するという特性を有するため、単色で照明装置としての利用も図られており、当該有機EL照明装置においても気密性を確保するためにガラス基板が使用される場合が多い。そして、有機EL照明装置においては、ガラス基板に可撓性があれば、発光面を自由に変形させることができ、照明装置としての利用範囲を飛躍的に拡大することが可能となる。そのため、当該有機EL照明装置に使用されるガラス基板においても、高い可撓性を確保するという観点から薄板化が推進されたガラスフィルムが注目されつつある。
しかしながら、当該要請を受けて薄板化されたガラス基板、即ちガラスフィルムは、ダイヤモンドカッター等のカッターで表面の切断予定線に沿ってスクライブ線を形成し、そのスクライブ線に沿って折り割りするという一般的な方法で切断すると、切断後の強度が著しく低下して容易に破損を来たすという問題があった。
詳述すると、スクライブ線は、カッターでガラス基板の表面に傷を付けることによって形成されるものである。この時、当該スクライブ線の形成箇所には、切断後のガラス基板の破損原因となり得る微小クラック(例えば、ラテラルクラックなど)が形成されてしまう。そして、スクライブ線を形成して折り割りを行う切断方法では、スクライブ線をガラス基板の厚み方向に進展させて切断するため、切断後もガラス基板の切断端面には、スクライブ線の形成箇所と共に、破損原因となる微小クラックが残存する。そのため、切断後のガラス基板が曲げられるなどして、微小クラックが残存する切断端面に応力が作用すると、ガラス基板が容易に破損するという問題が生じ得る。
また、ガラス基板の表面にスクライブ線を形成する際には、カッターをガラス基板の表面に対して押圧する必要があるが、ガラスフィルムのようにその厚みが薄くなればなるほど、スクライブ線を形成する深さも浅くなるため、カッターの押圧力も必然的に小さくなる。その結果、カッターの押圧力を適正範囲に調整するのが困難となり、スクライブ線を適正に形成できずに切断不良を来たし易くなるという問題があった。
そこで、これらの問題に対処するために、カッターによってスクライブ線を形成して折り割りを行う切断方法に代えて、特許文献1に開示されているように、レーザーを用いたレーザー割断と称される切断方法が採用される場合もある。このようなレーザー割断によれば、ガラスフィルムの切断端面に破損の原因となるような微小クラックが生じ難く、ガラスフィルムの強度低下を抑えることができるという利点がある。
特開2007−76077号公報
ところで、レーザー割断は、ガラスフィルムに初期クラックを形成した後に、レーザーによる加熱点及び冷媒による冷却点を切断予定線に沿って走査することで、熱応力が生じる範囲を切断予定線に沿って順次移動させながら、初期クラックを進展させていく切断方法である。そのため、初期クラックの進展速度が、レーザーの加熱点等の走査速度に大きく依存している。すなわち、初期クラックの進展速度に対してレーザーの加熱点等の走査速度が速すぎると、作用する熱応力が不十分となって初期クラックが適正に進展せずに切断不良が生じてしまう場合がある。一方、初期クラックの進展速度よりもレーザーの加熱点等の走査速度が遅すぎると、レーザーや冷媒の供給が過多となって無駄が多くなるばかりでなく、初期クラックの進展速度も不当に低下して切断効率が悪化してしまう。
したがって、レーザーの加熱点及び冷媒の冷却点の走査速度を厳格に制御して管理する必要が生じるが、当該制御には面倒且つ煩雑な作業が強いられ、結果として切断作業を簡単に実行できないという問題が生じ得る。
しかも、レーザー割断を行う際には、定盤上にガラス基板を載置した状態で、レーザーによる加熱や、冷媒による冷却を行うのが通例とされているが、厚みが薄板化されたガラスフィルムでは、レーザーや冷媒によってガラスフィルムに加えられる熱が、定盤に吸収され易くなるため、ガラスフィルム中に温度勾配を付与するのが困難となる。そのため、レーザーの加熱点等の走査速度の制御がより一層困難なものとなり、ガラスフィルムの切断方法として実用に供し得ない場合も生じてしまう。
なお、以上のような問題は、基板として使用されるガラスフィルムに限らず、例えば、カバーガラス等の他の用途に使用されるガラスフィルムにおいても同様に生じ得るものである。
以上の実情に鑑み、本発明は、ガラスフィルムの切断端面に破損原因となる微小クラックの発生を簡単且つ確実に低減可能なガラスフィルムの切断技術を提供することを技術的課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、ガラスフィルムを切断するガラスフィルムの切断方法であって、前記ガラスフィルムの切断予定線に引張応力を作用させた状態で、該切断予定線の一部に初期クラックを形成することで、該初期クラックを前記切断予定線に沿って進展させて前記ガラスフィルムを切断することに特徴づけられる。
このような方法によれば、引張応力が作用している切断予定線に初期クラックを形成すると、当該初期クラックは、引張応力によってガラスフィルムを引き裂きながら切断予定線に沿って進展する。したがって、ガラスフィルムの表面にスクライブ線を形成することなく、引張応力による引き裂き力のみでガラスフィルムを切断可能であるため、切断端面に破損原因となる微小クラックが生じる割合を可及的に低減することが可能となる。
また、引張応力を切断予定線に予め作用させておけば、切断予定線の一部に初期クラックを形成した後は、引張応力によって自動的に初期クラックが切断予定線に沿って進展する。したがって、初期クラックを進展させるために別途特別な制御を要することなく、ガラスフィルムを簡単に切断することが可能となる。
上記の方法において、前記初期クラックが、前記ガラスフィルムの端部近傍に形成されることが好ましい。
すなわち、切断予定線に引張応力を作用させた場合、ガラスフィルムの端部近傍にも切断予定線と同様の力が作用する。そのため、当該端部近傍に初期クラックを形成すれば、引張応力によって初期クラックを切断予定線に沿って効率よく進展させることが可能となる。なお、ガラスフィルムの端部近傍のうち、ガラスフィルムの表面と端面との境界部に、初期クラックを形成することが好ましい。当該境界部に初期クラックを形成すれば、安定して初期クラックを形成することができるので、その進展をスムーズに行うことができ、切断後に初期クラックの形成部分が、外観上及び強度上も問題となることがない。
上記の方法において、前記ガラスフィルムの一方の面が凸になるように前記ガラスフィルムを撓ませることで、前記切断予定線に引張応力を作用させてもよい。
このようにすれば、ガラスフィルムの切断予定線に引張応力を簡単且つ確実に作用させることができると共に、ガラスフィルムの切断を実行している最中もその引張応力を一定レベルに維持することが容易となる。
上記の方法において、前記ガラスフィルムの他方の面を支持部材で支持した状態で、前記ガラスフィルムの一方の面側が凸になるように前記ガラスフィルムを撓ませることが好ましい。
このようにすれば、ガラスフィルムの重量が支持部材によって支持されるので、ガラスフィルムに作用する引張応力の大きさを安定させることができ、ガラスフィルムを安定した状態で切断することが可能となる。
この場合、前記支持部材が、前記切断予定線の両側に前記切断予定線と平行に配置されていることが好ましい。
このようにすれば、支持部材間で支持されたガラスフィルムに対して均等な引張応力を作用させることができるので、ガラスフィルムをより安定した状態で切断することが可能となる。
上記の方法において、前記支持部材から離間した位置に、前記ガラスフィルムを定位置に保持する保持部材を配置することが好ましい。
このようにすれば、切断前後のガラスフィルムの姿勢を同一に保持することができるので、ガラスフィルムの切断過程において、切断完了部分が重力によって垂れ下がるという事態を防止することが可能となる。すなわち、切断完了部分の垂れ下がりによって初期クラックの進展方向先端部に所望の引張応力以外の力が作用するという事態を抑制することができ、安定的なガラスフィルムの切断を実現することができる。
上記の方法において、前記ガラスフィルムの厚みは200μm以下、好ましくは100μm以下、より好ましくは50μm以下である。
このようにすれば、ガラスフィルムの厚みとの関係から、引張応力を作用させた切断予定線の一部に初期クラックを形成した際に、引張応力による初期クラックの引き裂き力が好適に作用し易くなる。また、上述のようにガラスフィルムを凸状に撓ませることで、切断予定線に引張応力を作用させる場合には、当該範囲内の厚みのガラスフィルムであれば、十分な可撓性を有しているので、容易に凸状に撓ませることが可能となる。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、ガラスフィルムを切断するガラスフィルムの切断装置であって、前記ガラスフィルムの切断予定線に引張応力を付与する引張応力付与手段と、該引張応力付与手段によって引張応力が付与された前記切断予定線の少なくとも一部に初期クラックを形成するクラック付与手段とを備え、前記初期クラックを前記切断予定線に沿って進展させて前記ガラスフィルムを切断するように構成されていることに特徴づけられる。
このような構成によれば、上述した作用効果を同様に享受することができる。
以上のような本発明によれば、切断予定線に引張応力を作用させた状態で、その切断予定線の一部に初期クラックを形成するようにしているので、切断予定線の一部に形成された初期クラックは引張応力による引き裂き力によって自動的に切断予定線に沿って進展する。したがって、予めスクライブ線を形成しなくても、ガラスフィルムを切断することができるので、ガラスフィルムの切断端面に破損原因となる微小クラックが生じる割合を確実に低減することが可能となる。
また、引張応力を作用させた切断予定線の一部に初期クラックを形成するだけで、その後は、初期クラックが切断予定線に沿って自動的に進展するので、複雑な制御を要することなく、ガラスフィルムを簡単に切断することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る基本的なガラスフィルム切断方法を説明するための斜視図であって、(a)は初期クラックを形成する前の状態を、(b)は初期クラックを形成した後の状態をそれぞれ示す。 本発明の第2の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す斜視図であって、(a)は切断予定線に引張応力を作用させる前の状態を、(b)は切断予定線に引張応力を作用させた後の状態をそれぞれ示す。 本発明の第3の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す斜視図であって、(a)は切断予定線に引張応力を作用させる前の状態を、(b)は切断予定線に引張応力を作用させた後の状態をそれぞれ示す。 本発明の第4の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態の変形例に係るガラスフィルム切断装置を示す概念図である。 (a)は、本発明の第5の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す平面図であって、(b)は、その正面図である。 (a)は、第5の実施形態に係るガラスフィルム切断装置によるガラスフィルムの切断工程を示す平面図を、(b)はその正面図をそれぞれ示す。 (a)〜(c)は、第6の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に係る基本的なガラスフィルムの切断方法を説明するための斜視図である。図1(a)に示すように、当該切断方法では、まず、ガラスフィルム1の切断予定線2に引張応力3を作用させる。詳細には、切断予定線2の長手方向のあらゆる位置で、切断予定線2と直交し且つガラスフィルム1の表面に沿う方向に引張応力3を作用させる。この際、ガラスフィルム1の切断予定線2に作用する引張応力3は、ガラスフィルム1の表裏面のいずれか少なくとも一方に作用させればよい。
次に、上記のように切断予定線2に引張応力3を作用させた状態で、クラック付与部材4をガラスフィルム1の引張応力3が作用している側の面に相対的に接近させる。この接近動作によって、クラック付与部材4をガラスフィルム1の切断予定線2の一部に接触させ、図1(b)に示すように、切断予定線2の一部に初期クラック5を形成する。このように初期クラック5を形成すると、切断予定線2に作用している引張応力3によって、初期クラック5の先端に引張応力3の応力集中に起因する引き裂き力が作用して、初期クラック5が切断予定線2に沿って連続的に進展し、切断予定線2に対応した位置に切断端面6が形成される。このとき、切断対象となるガラスフィルム1の厚みは薄いため、初期クラック5の進展によって形成される切断端面6は、ガラスフィルム1の表裏面に亘って連続的に形成され、ガラスフィルム1はフルカットされることになる。なお、ガラスフィルム1の厚みは、例えば、300μm以下、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下、更に好ましくは50μm以下である。
図1(b)に示すように、クラック付与部材4によって初期クラック5を形成する位置は、ガラスフィルム1の表面と端面との境界部であることが好ましい。このようにすれば、当該境界部において、端面のうち、ガラスフィルム1の厚み方向で最も大きな引張応力が作用し、且つ、初期クラック5を安定して付与することができるため、極僅かな範囲に小さな初期クラック5を形成した場合であっても、当該初期クラック5を効率的に進展させることができる。また、初期クラック5の形成位置が、切断予定線2からずれた場合でも、初期クラック5が切断予定線2の端部に位置することから、実際の切断線も初期クラック5の形成位置から切断予定線2上に修正されることになるため、品質上問題となり難いという利点もある。なお、初期クラック5の形成位置は、当該境界部に限定されるものではなく、切断予定線2の一部であればいずれの位置であってもよい。具体的には、例えば、切断予定線2上に位置するガラスフィルム1の端面の厚み方向中央部や、切断予定線2の長手方向の中央部などであってもよい。後者の場合には、切断予定線2の中央部に形成された初期クラック5を基点として、切断予定線2の前後両側に初期クラック5が進展し、ガラスフィルム1が切断される。
以上のようなガラスフィルム切断方法によれば、引張応力3が作用している切断予定線2に初期クラック5を形成すると、当該初期クラック5が前述のように引張応力3によってガラスフィルム1を引き裂きながら切断予定線2に沿って進展する。したがって、ガラスフィルム1の表面にスクライブ線を形成することなく、引張応力3による引き裂き力のみでガラスフィルム1を切断することができるので、スクライブ線を形成した場合のように切断端面6に破損原因となる微小クラックが生じることがない。なお、切断端面6に破損原因となる微小クラックが生じないので、当該微小クラックを取り除くために別途切断端面6を研磨するなどの後加工を行う必要もない。
また、引張応力3を切断予定線2に予め作用させておけば、切断予定線2の一部に初期クラック5を形成するだけで、その後は引張応力3によって自動的に初期クラック5が切断予定線2に沿って進展する。したがって、初期クラック5を進展させるために、レーザー割断の場合のようにレーザーの加熱点や冷媒の冷却点を厳格に制御しながら走査する必要がないので、ガラスフィルム1の切断を簡単に実行することができる。
図2(a),(b)は、上述のガラスフィルム切断方法を体現するための第2の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す斜視図である。このガラスフィルム切断装置は、クラック付与部材4と、ガラスフィルム1の幅方向中央部を下方から支持する支持部材7と、ガラスフィルム1の幅方向両端部を上方から押さえる押さえ部材8とを備えている。
クラック付与部材4は、ガラスフィルム切断装置のベース部材9の中央上方に、ガラスフィルム1と接触する先端部を下方に向けた状態で取り付けられている。
支持部材7は、棒状をなし、クラック付与部材4に対して接近・離反するように、ベース部材9の中央下方に昇降可能に取り付けられている。この支持部材7は、ガラスフィルム1の中央部を下方から支持するものであるので、その長手方向寸法は、ガラスフィルム1の幅方向と直交する方向の寸法と同一か或いはそれよりも大きく設定されている。
押さえ部材8は、棒状をなし、ベース部材9の幅方向両側に設けられている。なお、押さえ部材8は、ガラスフィルム1を上方から押さえることができれば、その長手方向寸法は、特に限定されるものではないが、ガラスフィルムを確実に押さえるという観点からは、ガラスフィルム1の幅方向と直交する方向の寸法と同一か或いはそれよりも長く設定されていることが好ましい。
なお、この実施形態では、支持部材7と押さえ部材8とが、それぞれ中実の円柱状を呈しているが、中空の円筒状又は軸に垂直な断面の輪郭が円形以外の三角形やその他の多角形を呈するものであってもよい。
次に、以上のように構成されたガラスフィルム切断装置によるガラスフィルムの切断方法を説明する。
まず、図2(a)に示すように、ガラスフィルム1を一方側の押さえ部材8の下方から支持部材7の上方を通って他方側の押さえ部材8の下方に至るように掛け渡す。この状態で、ガラスフィルム1の幅方向中央部が、支持部材7で下方から支持され、ガラスフィルム1の幅方向両端部が押さえ部材8で上方から押さえ付けられる。このとき、支持部材7によって支持される位置にガラスフィルム1の切断予定線2を一致させておく。
次に、図2(a)に示す状態から支持部材7を上昇させることにより、図2(b)に示すように、ガラスフィルム1の切断予定線2に対応した部分が頂点となるようにガラスフィルム1を凸状に撓ませて、切断予定線2に引張応力を作用させる。この際、支持部材7と接触している側と反対の面、すなわち、ガラスフィルム1の表面(上面)側の切断予定線2に引張応力が作用する。
そして、このように切断予定線2に引張応力を作用させた状態で、支持部材7を更に上昇させてガラスフィルム1をクラック付与部材4に接触させることで、切断予定線2の一部に初期クラック5を形成する。このように初期クラック5が形成されると、切断予定線2に作用している引張応力による引き裂き力によって、初期クラック5が切断予定線2に沿って進展し、ガラスフィルム1が切断予定線2に沿ってフルカットされる。
図3(a),(b)は、上述のガラスフィルム切断方法を体現するための第3の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す図である。この第3の実施形態に係るガラスフィルム切断装置が、第2の実施形態に係るガラスフィルム切断装置と相違するところは、ガラスフィルム1の中央部を支持する支持部材7を、切断予定線2の両側に、切断予定線2と平行に並列に配置した点にある。このようにすれば、2本の支持部材7の間で支持されたガラスフィルム1に対して引張応力3をより均等に作用させることができるので、ガラスフィルム1をより安定した状態で切断することが可能となる。
また、この実施形態では、並列に配置された2本の支持部材7の間に、支持部材7と一体となってベース部材9に対して昇降する短尺な棒状の受け部材10が配置されている。この受け部材10は、切断予定線2に対応した位置に配置されており、支持部材7を上昇させてクラック付与部材4をガラスフィルム1の表面に接触させたときに、その接触部の裏面を支持するものである。なお、第2の実施形態に係るガラスフィルム切断装置では、支持部材7が当該受け部材10を兼ねた構成となっている。また、クラック付与部材4によってガラスフィルム1に初期クラック5を形成することが可能であれば、受け部材10は適宜省略してもよい。
また、切断予定線2に対応するガラスフィルム1の表裏面は、受け部材10が接触する部分以外(受け部材10を省略した場合には全体)は、他部材と非接触状態が保たれている。そのため、この状態では初期クラック5の進展を不当に阻害する抵抗が存在しないため、初期クラック5を引張応力によって効率よく進展させることができる。
図4は、上述のガラスフィルム切断方法を体現するための第4の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す図である。この第4の実施形態に係るガラスフィルム切断装置が、第2の実施形態に係るガラスフィルム切断装置と相違するところは、ガラスフィルム1の幅方向両端部において、ガラスフィルム1を下方から押さえ付ける押さえ部材11を更に配置して、ガラスフィルム1の幅方向両端部を上下両側から押さえ部材8,11によって挟持した点にある。換言すれば、上下の押さえ部材8,11によって、ガラスフィルム1が定位置で保持されるようにしている。このようにすれば、切断過程においても、ガラスフィルム1を切断前と同一の姿勢で保持することができる。そのため、ガラスフィルム1の切断過程において、ガラスフィルム1の切断完了部分が、自重によって垂れ下がるのを防止することができる。したがって、初期クラック5の進展方向先端部に所望の引張応力以外の力が作用するという事態を防止することができ、初期クラック5の適正な進展に寄与し得る。また、ガラスフィルム1の幅方向両端部を押さえ部材8,11で挟持しておけば、支持部材7を上昇させた際に、切断予定線2に効率よく引張応力を作用させることも可能となる。
勿論、図5に示すように、第3の実施形態に係るガラスフィルム切断装置において、ガラスフィルム1の幅方向両端部において、ガラスフィルム1を下方から押え付ける押さえ部材11を更に配置して、ガラスフィルム1の幅方向両端部を上下両側から押さえ部材8,11によって挟持するようにしてもよい。
なお、第2乃至第4の実施形態においては、支持部材7や押さえ部材8,11が片持ち支持されている態様で説明したが、例えば、ガラスフィルム1の幅が広い場合などには、支持部材7や押さえ部材8,11を両持ち支持する構造にすると、より安定した切断が可能となる。
図6(a),(b)は、上述のガラスフィルム切断方法を体現するための第5の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す図である。この第5の実施形態に係るガラスフィルム切断装置が、上述の第2〜第4の実施形態に係るガラスフィルム切断装置と相違するところは、切断装置がガラスフィルム1の搬送装置を兼ねている点にある。
詳細には、このガラスフィルム切断装置は、ガラスフィルム1を搬送するための搬送ローラ12を備えている。この搬送ローラ12は、中央ローラ12aと、中央ローラ12aの幅方向両側に配置された側方ローラ12bとの3つに分割されている。
中央ローラ12aと、側方ローラ12bとの間には、ガラスフィルム1の幅方向と直交する方向に沿って支持部材7が配置されている。この支持部材7は、搬送ローラ12で所定の切断作業位置まで搬送されたガラスフィルム1の切断予定線2に対応した部分を下方から支持するようになっている。
側方ローラ12bは、ガラスフィルム1を搬送する作業位置S1よりも下方に退避可能に構成されている。この実施形態では、側方ローラ12bは、作業位置S1と退避位置S2との間を揺動するように構成されている。
そして、図7(a),(b)に示すように、側方ローラ12bを作業位置S1から退避位置S2に退避させると、側方ローラ12bによって支持されていたガラスフィルム1の幅方向端部が、自重により垂れ下がる。そのため、この状態で、支持部材7の長手方向に対応させた切断予定線2に引張応力が作用するので、クラック付与部材4で切断予定線2の一部に初期クラック5を形成すれば、当該初期クラック5が切断予定線2に沿って進展し、ガラスフィルム1をフルカットすることが可能となる。
図8(a)〜(c)は、上述のガラスフィルム切断方法を体現するための第6の実施形態に係るガラスフィルム切断装置を示す図である。この第6の実施形態に係るガラスフィルム切断装置が、上述の第2〜5の実施形態に係るガラスフィルム切断装置と相違するところは、巻芯13の外周に長尺なガラスフィルム1を巻回したガラスロール14を切断対象としている点にある。詳細には、同図(a)〜(c)に示すように、第6の実施形態に係るガラスフィルム切断装置では、ガラスロール14の側方に、巻芯13と略平行に支持部材7を配置し、この支持部材7に巻芯13から引き出したガラスフィルム1を支持部材7に掛けて、ガラスフィルム1を撓ませる。そして、ガラスフィルム1が支持部材7と接触している部分のうち、ガラスフィルム1が最も屈曲している部分を、ガラスフィルム1の幅方向に跨るように切断予定線2を設定し、この切断予定線2の一部(図示例では端部)にクラック付与部材4によって初期クラック5を形成して切断(フルカット)する。ここで、同図(a)〜(c)の相違点は、ガラスフィルム1を掛ける支持部材7の高さ方向位置にある。すなわち、支持部材7は、同図(a)ではガラスロール14の側方上方に、同図(b)ではガラスロール14の側方で且つ巻芯13と略同一高さに、同図(c)ではガラスロール14の側方下方にそれぞれ配置された状態を例示している。なお、押さえ部材8a,8bは省略してもよいが、押さえ部材8aを設けることにより、更には押さえ部材8bを設けることにより、ガラスフィルム1を押えると、より安定した直線性のよい切断を行うことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。例えば、上記の実施形態では、ガラスフィルム1の切断予定線2に引張応力を作用させる方法として、ガラスフィルム1を凸状に撓ませる場合を説明したが、切断予定線2に沿ってガラスフィルム1の引張応力を作用させる側の面を冷却し、他方の面を加熱することにより、ガラスフィルム1に熱応力により引張応力を作用させるようにしてもよい。この場合、ガラスフィルム1の切断中において、切断予定線2に作用する熱応力を一定に維持することが肝要である。
1 ガラスフィルム
2 切断予定線
3 引張応力
4 クラック付与部材
5 初期クラック
6 切断端面
7 支持部材
8 押さえ部材
9 ベース部材
10 受け部材
11 押さえ部材
12 搬送ローラ
12a 中央ローラ
12b 側方ローラ
13 巻芯
14 ガラスロール
S1 作業位置
S2 退避位置

Claims (8)

  1. ガラスフィルムを切断するガラスフィルムの切断方法であって、
    前記ガラスフィルムの切断予定線に引張応力を作用させた状態で、該切断予定線の一部に初期クラックを形成することで、該初期クラックを前記切断予定線に沿って進展させて前記ガラスフィルムを切断することを特徴とするガラスフィルムの切断方法。
  2. 前記初期クラックが、前記ガラスフィルムの端部近傍に形成されることを特徴とする請求項1に記載のガラスフィルムの切断方法。
  3. 前記ガラスフィルムの一方の面側が凸になるように前記ガラスフィルムを撓ませることで、前記切断予定線に引張応力を作用させることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスフィルムの切断方法。
  4. 前記ガラスフィルムの他方の面を支持部材で支持した状態で、前記ガラスフィルムの一方の面側が凸になるように前記ガラスフィルムを撓ませることを特徴とする請求項3に記載のガラスフィルムの切断方法。
  5. 前記支持部材が、前記切断予定線の両側に前記切断予定線と平行に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のガラスフィルムの切断方法。
  6. 前記支持部材から離間した位置に、前記ガラスフィルムを定位置に保持する保持部材を配置したことを特徴とする請求項4又は5に記載のガラスフィルムの切断方法。
  7. 前記ガラスフィルムの厚みが、200μm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラスフィルムの切断方法。
  8. ガラスフィルムを切断するガラスフィルムの切断装置であって、
    前記ガラスフィルムの切断予定線に引張応力を付与する引張応力付与手段と、該引張応力付与手段によって引張応力が付与された前記切断予定線の少なくとも一部に初期クラックを形成するクラック付与手段とを備え、前記初期クラックを前記切断予定線に沿って進展させて前記ガラスフィルムを切断するように構成されていることを特徴とするガラスフィルムの切断装置。
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