JP2011120145A - 制御システム、制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電界通信端末を持っていない利用者に対してゲートを開く誤動作を予防する。
【解決手段】制御装置20が複数の受信部21A,21Bと、複数の受信部21A,21Bが受信した信号の位相を比較する判定部22を備えることにより、送信装置10を保持する利用者100と保持しない利用者200とを判別し、ゲート30の開閉を制御することができる。その結果、送信装置10を保持しない利用者200に対してゲート30を開く誤作動が防止され、セキュリティを向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電界通信技術を利用するゲート開閉システムに関し、特に、誤作動を防止する技術に関する。
近年、電界通信を用いて通信を行う通信装置が開発されている(特許文献1,2、非特許文献1参照)。特許文献2では、電界通信によりユーザのIDを送受信してドアの開閉を制御する技術が開示されている。
図12は、電界通信の概略を説明するための説明図である。同図では、電界伝達媒体である利用者100を介して通信装置80から通信装置90へ情報を伝達するときの電界の様子を示している。通信装置80を保持する利用者100が通信装置90に接触することにより、利用者100側の通信装置80の電極81Aから送信される電界は、利用者100の表面を伝って、通信装置90に伝達される。人体など物質を伝わる電界を物質伝搬電界と呼ぶ。電界通信、いわゆる人体通信は、この電界の変動をキャリアとして信号伝送に利用する通信方法である。一方、利用者100とは反対側の電極81Bから送信される電界は空気中に放射される。空気中に放射される電界を空中放射電界と呼ぶ。電界通信により伝送が行われる伝送路は、固体のみを伝わる少なくともひとつの伝送媒体と、固体と空気中を含む媒体を伝わる少なくともひとつの伝送媒体を有する。固体中では信号の減衰が6dB/m以下で、空気中では信号の減衰が固体よりも6dB/m以上大きい。
特開2009−017052号公報 特開2007−189309号公報
"RedTacton"、[online]、日本電信電話株式会社、[平成21年11月30日検索]、インターネット〈URL:http://www.redtacton.com/〉
しかしながら、図13に示すように、通信装置80を保持しない利用者200が通信装置90の電極に接触し、通信装置80を保持する利用者100が利用者200に近接した場合、利用者100と利用者200が接触していなくても、通信装置80から放射される空中放射電界が利用者200に伝わり、通信装置90へ伝達されるという問題があった。つまり、入退室ゲートのようにセキュリティを厳密に管理する場において、通信装置80を持っていない利用者200でもゲートを通過できてしまう場合があるという問題があった。
利用者100が保持する通信装置80の2つの電極81A,81Bは、いずれか一方が正極となり、他方が負極となる。図14(a)に示すように、利用者100が正極を自分に近接して保持する場合は、利用者100を介して通信装置90へ正極の信号S+が伝達する。反対に、図14(b)に示すように、利用者100が負極を自分に近接して保持する場合は、利用者100を介して通信装置90へ負極の信号S−が伝達する。ところが、通信装置80を保持しない利用者200が通信装置90に接触し、利用者100が保持する通信装置80から放射される空中放射電界を利用者200が受信して通信装置90に伝達される場合、図15(a)に示すように、利用者100が正極を自分に近接して保持する場合は、負極から放射された空中放射電界が利用者200を介して通信装置90に伝達するため、通信装置90には負極の信号S−が伝達する。反対に、図15(b)に示すように、利用者100が負極を自分に近接して保持する場合は、負極から放射された空中放射電界が利用者200を介して通信装置90に伝達するため、通信装置90には正極の信号S+が伝達する。このように、通信装置90に伝達した信号の極性だけでは、通信装置80を保持する利用者100が通信装置90に接触したのか、あるいは、通信装置80を保持しない利用者200が通信装置90に接触したのか、判別することはできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電界通信端末を持っていない利用者に対してゲートを開く誤作動を予防することを目的とする。
第1の本発明に係る制御システムは、利用者が保持する送信装置とゲートに設置した制御装置との間で、電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行い、前記ゲートの開閉を制御する制御システムであって、前記送信装置は、前記利用者を介して信号を送信するとともに、当該信号とは異なる位相を有する信号を空気中に放射する送信手段を有し、前記制御装置は、前記送信装置が送信する信号を受信する複数の受信手段と、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定する判定手段と、前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開く制御手段と、を有することを特徴とする。
上記制御システムにおいて、前記受信手段のうち少なくとも1つは前記利用者が接触したときに前記送信装置から当該利用者を介して信号を受信し、前記受信手段のうち少なくとも1つは前記送信装置が空気中に放射した信号を受信することを特徴とする。
上記制御システムにおいて、前記判定手段は、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号のうち、少なくとも1つの信号の位相が他の信号の位相と異なる場合に、受信した信号の位相が異なると判定することを特徴とする。
第2の本発明に係る制御装置は、利用者が保持する送信装置との間で電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行いゲートの開閉を制御する制御装置であって、前記送信装置が送信する信号を受信する複数の受信手段と、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定する判定手段と、前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開く制御手段と、を有することを特徴とする。
第3の本発明に係る制御方法は、利用者が保持する送信装置との間で電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行いゲートの開閉を制御する制御方法であって、複数の受信手段による、前記送信装置が送信する信号を受信するステップと、判定手段による、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定するステップと、制御手段による、前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開くステップと、を特徴とする。
本発明によれば、電界通信端末を持っていない利用者に対してゲートを開く誤作動を予防できる。
本実施の形態におけるゲート制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 上記ゲート制御システムにおいて、送信装置が送信した逆位相の搬送波信号を示す説明図である。 上記ゲート制御システムの送信装置において、人体を伝達する信号と空気中を伝達する信号を示す概略図である。 上記ゲート制御システムの受信部の配置を示す説明図である。 送信装置を保持した利用者がゲートに近接したときの様子を示す説明図である。 送信装置を保持しない利用者が制御装置の受信部に接触し、送信装置を保持する利用者が近接したときの様子を示す説明図である。 受信部の配置例を示す図である。 受信部の様々な配置例を示す図である。 受信した信号の位相差を判別する構成を示すブロック図である。 受信した信号の位相差を判別する別の構成を示すブロック図である。 本実施の形態における別のゲート制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 電界通信の概略を説明する説明図である。 誤作動が起きる場合を説明する説明図である。 利用者を介して伝達する信号の極性を説明する説明図である。 空気中に放射された電界が他の利用者を介して伝達する信号の極性を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態におけるゲート制御システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すゲート制御システム1は、利用者が保持する送信装置10とゲートに設置される制御装置20を備える。ゲート制御システム1は、送信装置10が送信するデータを制御装置20が受信し、ゲートを通過しようとする利用者が送信装置10を保持しているか否か判定し、ゲートの開閉を制御するものである。
送信装置10は、送信部11、および送信電極12A,12Bを備える。送信部11は、送信すべき情報に基づく電界を、送信電極12A,12Bを利用して送信する。送信電極12A,12Bのどちらか一方が正極、他方が負極となる。正極から送信される信号と負極から送信される信号は逆極性であり、位相は180度ずれる。図2に、変調前の信号と送信部11において逆位相で発生した搬送波信号を示す。送信部11は差動信号を発生させるため、同図に示すように、送信電極12A,12Bを介して送信される搬送波信号は互いに逆位相となる。
図3は、送信電極12Aを介して電界が人体に誘起され、送信電極12Bを介して電界が空間へ放出される例を示している。利用者100が保持する送信装置10の向き次第で、電界を人体に誘起する送信電極12A,12Bと電界を空間へ放射する送信電極12A,12Bは変わるので、送信電極12Bを介して電界が人体に誘起され、送信電極12Aを介して電界が空間へ放射されることもある。
制御装置20は、受信部21A,21B、判定部22、および制御部23を備える。受信部21A,21Bは、送信装置10が電界通信により送信した信号を受信する。判定部22は、受信部21A,21Bそれぞれが受信した信号を互いに比較し、位相が同一であるか否かを判定する。制御部23は、判定部22の判定結果に応じてゲートの開閉を制御する。受信した信号の位相が異なる場合、制御部23はゲートを開き、受信した信号の位相が同じ場合、制御部23はゲートを閉じたままにする。
図4は、受信部21A,21Bの配置を示すための説明図である。同図は、制御対象のゲート30を上から見た図である。通信の際に接触が必要な受信部21Aは、電界の放射面が地面に対して垂直となるように、ゲート30の手前の床に配置した。通信の際に接触が不要な受信部21Bは、電界の放射面が地面と平行になるように、ゲート30の一方の側壁31に配置した。図示していないが、受信部21A,21Bは判定部22に接続され、制御部23はゲート30に接続される。
図5に、送信装置10を保持した利用者100がゲート30に近接したときの様子を示す。利用者100が受信部21Aに接触すると、受信部21Aは、送信装置10の一方の送信電極12A,12Bが電界伝達媒体としての利用者100に誘起した電界を受信する。このとき、受信部21Bは、送信装置10の他方の送信電極12A,12Bが空間に放射した空中放射電界を受信している。受信部21A,21Bそれぞれが受信した信号の位相は180度ずれている。受信した信号それぞれの位相が異なるので、判定部22は、受信部21Aに接触した利用者100は送信装置10を保持していると判定する。判定部22から判定結果を受け取った制御部23は、ゲート30を制御してゲート30を開く。
図6に、送信装置10を保持しない利用者200が受信部21Aに接触し、送信装置10を保持した利用者100が利用者200に近接したときの様子を示す。利用者100が利用者200に近接すると、送信装置10が空間に放射した空中放射電界が利用者200を介して受信部21Aに伝送され、さらに、利用者200からの空中放射電界が受信部21Bに伝送される。このとき受信部21A,21Bそれぞれが受信した信号は、送信装置10の一方の送信電極12A,12Bが送信した信号であるので同位相となる。受信した搬送波信号それぞれの位相が同じ場合、判定部22は、受信部21Aに接触した利用者200は送信装置10を保持していないと判定する。この場合、制御部23はゲート30を開かない。
このように、異なる受信部21A,21Bで受信した信号の位相関係を判定することで、ゲート30を通過しようとする利用者が送信装置10を保持しているか否か判定することができる。なお、送信装置10が利用者100を識別するID、パスワード、生体情報、時刻、個人情報、ライセンス情報などの認証情報を送信し、制御装置20が認証部を備えて、送信装置10から受信した信号から復調した認証情報を用いて認証するものでもよい。
次に、制御装置の受信部の配置例について説明する。
図7に示す配置例は、制御装置20が3つの受信部21A,21B,21Cを有し、ゲート30の通路の床に受信部21Aを配置し、ゲート30の両側壁31に受信部21B,21Cをそれぞれ配置した構成である。送信装置10を保持した利用者100が通路の中央を通過する場合、利用者100に近接した送信電極12A,12Bが送信する正負いずれかの極性の信号は利用者100を介して受信部21Aに伝達し、他方の送信電極12A,12Bから空間に放射される信号は受信部21B,21Cに伝達する。また、利用者100が側壁31のどちらかに寄って通路を通過する場合、一方の極性の信号は受信部21Aに伝達し、他方の極性の信号は受信部21B,21Cのどちらかに伝達する。あるいは、利用者100が送信電極12A,12Bの両面を両側壁31に向けて保持した場合、一方の極性の信号は受信部21Bに伝達し、他方の極性の信号は受信部21Cに伝達する。そして、いずれか一方の極性の信号は受信部21Aに伝達する。このように、利用者100の送信装置10の保持の仕方によって、信号を受信する受信部21B,21Cが変化するが、受信部21Aが受信した信号の位相と受信部21B,21Cのいずれかが受信した信号の位相が異なれば、通路を通過する利用者100は送信装置10を保持すると判定することができる。つまり、受信部21B,21Cのいずれかにおいて、受信部21Aが受信した信号の位相と異なる位相の信号が受信された場合に、通路を通過する利用者100は送信装置10を保持すると判定することができる。
図8は、受信部の様々な配置例を示す図である。図8(a)〜(i)のいずれもゲート30を上からみた図である。
図8(a)は、受信部21A,21Bともに通路の床に配置した例である。送信装置10を正面に保持した利用者100が受信部21Aに接触した場合、受信部21Aは利用者100を介して信号を受信し、受信部21Bは送信装置10から放出された逆極性の空中放射電界を受信する。
図8(b)は、受信部21Aと受信部21Dを通路の床に配置し、受信部21B,21Cを両側壁に配置した例である。図7の配置例に受信部21Dを加えた構成である。受信部21B,21C,21Dのいずれかにおいて受信部21Aで受信した信号の位相と異なる位相の信号を受信した場合、通路を通過する利用者100は送信装置10を保持すると判定する。
図8(c)は、受信部21Aを通路の床に配置し、両側壁31にそれぞれ2つづつ複数の受信部21B,21C,21D,21Eを配置した例である。
図8(d)は、受信部21Aを通路の床に配置し、受信部21B,21Cを受信部21Aより少しゲート30寄りの位置で両側壁31に配置した例である。
図8(e)は、図8(d)とは逆に、受信部21B,21Cを受信部21Aより少しゲート30から離れた位置で両側壁31に配置した例である。
図8(f)は、受信部21Aを通路の床に配置し、受信部21B,21Cを両側壁31それぞれにおいて受信部21Aの前後にずらして配置した例である。
図8(g)は、両側壁31に配置した受信部21B,21Cの受信電極の大きさが異なる例である。
図8(h)は、受信部21A,21B,21C,21Dのいずれも通路の床に配置した例である。
図8(i)は、受信部を通路の床に配置せず、両側壁31のみに配置した受信部21A,21Bを配置した例である。
制御装置20が3つ以上の受信部21A,21B,21C,…を備える場合、1つの受信部21Aで受信した信号の位相が他の受信部21B,21C,…のいずれかで受信した信号の位相と異なる場合に送信装置10を保持する利用者100であると判定する。この場合、受信部21Aは、床に配置するなど、利用者100が接触することで信号を受信するように設定する。あるいは、受信部21A,21B,21C,…のいずれかで互いに異なる位相の信号を受信した場合に送信装置10を保持する利用者100であると判定してもよい。
次に、受信部の感度調節について説明する。ここでは、図4に示したように、受信部21Aは通路の床に配置されており、受信部21Bはゲートの側壁31に配置されて空間に放射された空中放射電界を受信するものとする。
利用者100が保持する送信装置10から放射される空中放射電界を受信し、かつ受信部21Aに接触している利用者200から放出される空中放射電界は、受信部21Aに接触している利用者100の送信装置10から放射される空中放射電界に比べて、電界強度がきわめて弱くなる。したがって、受信部21Bの感度を上記の利用者200から放出される空中放射電界を検出できず、送信装置10から放出される空中放射電界を検出できるレベルに設定するとよい。例えば、受信部21Bの感度を上記の利用者200から放出される空中放射電界を検出できないレベルよりも6dB以上悪く、送信装置10から放出される空中放射電界を検出できるレベルよりも6dB以上良く設定する。また、受信部21Aは、利用者100が接触したときにだけ通信できるように低受信感度化し、受信部21Bは、空中放射電界により、近接しただけで通信できるように高受信感度化するとよい。受信部21A,21Bが感度調整部を備えて、これらの感度調整を行う。あるいは、送信装置10か出力調整部を備えてもよい。
次に、受信した信号の位相差を判別する構成について説明する。
図9は、受信した信号の位相差を判別する構成を示すブロック図である。同図では、受信電極41A,41B、増幅器42A,42Bを備えたゲインコントロール部42、減算器43、電界通信回路44、および制御部45を示している。
受信電極41A,41Bそれぞれが受信した信号の位相が同じ場合、ゲインコントロール部42によって両入力の信号レベルをほぼ等しくすると、減算器43の出力信号はほぼ0となり、電界通信回路44は受信した信号を復調できなくなる。一方、受信電極41A,41Bそれぞれが受信した信号の位相が180度異なる場合、減算器43によってより大きな振幅をもった信号が得られ、電界通信回路44は受信した信号を復調することができる。したがって、制御部45は、電界通信回路44が信号を復調できた場合に、ゲート30を制御してゲート30を開き、電界通信回路44が信号を復調できない場合は、ゲート30を開かない。あるいは、受信した信号の信号強度が閾値以上のときは位相が異なり、閾値以下のときは位相が同じと判定してもよい。なお、ゲインコントロール部42は、アクティブゲインコントロール(AGC)を使って受信電極41A,41Bから入力される信号のレベルをできるだけ等しいレベルにするとよい。
図10は、受信した信号の位相差を判別する別の構成を示すブロック図である。同図では、受信電極51A,51Bをそれぞれ接続した2つの受信部50A,50Bを示している。受信部50Aは、位相検出部52A、位相比較部53を備え、受信部50Bは、位相検出部52B、通知部54を備える。同図に示した構成は、受信した信号の位相を他の受信部に伝えて位相差を判別するものである。
位相検出部52A,52Bが受信電極51A,51Bの受信した信号の位相を検出し、一方の受信部50Bの通知部54が他方の受信部50Aに位相検出部52Bの検出した位相の情報を送信し、受信部50Aの位相比較部53が位相検出部52Aの検出した位相と受信した位相とを比較して、受信電極51A,51Bそれぞれが受信した信号の位相が同じであるか異なるかを判定する。
また、受信した信号の位相が同じであるか否かを判定する方法として、複数の受信部で受信した信号を復調してデジタル信号を得て、デジタル信号のビット列を比較してもよい。信号の位相が同じであれば同じビット列が得られ、信号の位相が180度ずれていれば、互いに反転したビット列が得られる。
図11は、本実施の形態における別のゲート制御システムの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すゲート制御システム6は、送受信部61および送受信電極62A,62Bを備えた送受信装置60と、送受信部71A,71B、判定部72、および制御部73を備えた制御装置70とを有する。図1に示したものとは、送受信装置60と制御装置70間で送受信を行う点で異なる。制御装置70の制御部73により送受信の切り替えを行う。
以上説明したように、本実施の形態によれば、制御装置20が複数の受信部21A,21Bと、複数の受信部21A,21Bが受信した信号の位相を比較する判定部22を備えることにより、送信装置10を保持する利用者100と保持しない利用者200とを判別し、ゲート30の開閉を制御することができる。その結果、送信装置10を保持しない利用者200に対してゲート30を開く誤作動が防止され、セキュリティを向上させることができる。
1…ゲート制御システム
10…送信装置
11…送信部
12A,12B…送信電極
20…制御装置
21A,21B,21C,21D,21E…受信部
22…判定部
23…制御部
30…ゲート
31…側壁
41A,41B…受信電極
42…ゲインコントロール部
42A,42B…増幅器
43…減算器
44…電界通信回路
45…制御部
50A,50B…受信部
51A,51B…受信電極
52A,52B…位相検出部
53…位相比較部
54…通知部
6…ゲート制御システム
60…送受信装置
61…送受信部
62A,62B…送受信電極
70…制御装置
71A,71B…送受信部
72…判定部
73…制御部
80…通信装置
81A,81B…電極
90…通信装置
100,200…利用者

Claims (5)

  1. 利用者が保持する送信装置とゲートに設置した制御装置との間で、電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行い、前記ゲートの開閉を制御する制御システムであって、
    前記送信装置は、
    前記利用者を介して信号を送信するとともに、当該信号とは異なる位相を有する信号を空気中に放射する送信手段を有し、
    前記制御装置は、
    前記送信装置が送信する信号を受信する複数の受信手段と、
    前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開く制御手段と、を有すること
    を特徴とする制御システム。
  2. 前記受信手段のうち少なくとも1つは前記利用者が接触したときに前記送信装置から当該利用者を介して信号を受信し、
    前記受信手段のうち少なくとも1つは前記送信装置が空気中に放射した信号を受信することを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 前記判定手段は、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号のうち、少なくとも1つの信号の位相が他の信号の位相と異なる場合に、受信した信号の位相が異なると判定することを特徴とする請求項1又は2記載の制御システム。
  4. 利用者が保持する送信装置との間で電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行いゲートの開閉を制御する制御装置であって、
    前記送信装置が送信する信号を受信する複数の受信手段と、
    前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開く制御手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  5. 利用者が保持する送信装置との間で電界伝達媒体に電界を誘起することで通信を行いゲートの開閉を制御する制御方法であって、
    複数の受信手段による、前記送信装置が送信する信号を受信するステップと、
    判定手段による、前記複数の受信手段がそれぞれ受信した信号の位相関係を判定するステップと、
    制御手段による、前記判定手段が前記受信した信号の位相が異なると判定した場合、前記ゲートを開くステップと、
    を特徴とする制御方法。
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