JP2011120002A - 送信回路 - Google Patents

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Naohisa Takayama
直久 高山
Ryoji Hayashi
亮司 林
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Abstract

【課題】受信感度を維持しつつ高い信頼性をもつ送信回路を得る。
【解決手段】制御信号により分配器から分配された他方の局部発振器信号の通過電力を調整する可変アッテネータと、ミクサから出力される送信RF信号と可変アッテネータから出力される送信RF信号を混合する混合器と、を有し、無変調信号送信時、制御装置はベースバンド信号のレベルが零になるような電圧のデータをベースバンド回路に入力するとともに、可変アッテネータで局部発振器信号の通過電力が減衰されないような制御信号を可変アッテネータに入力し、無変調信号送信から変調信号送信に切り換える時および変調信号送信から無変調信号送信に切り換える時、制御信号および電圧をランプ処理して変化する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電池レスタイプのタグとデータ送受信を行う送信回路に関するものである。
従来の送信回路では、電池レスタイプのタグとデータ送受信をする場合、タグへの電力供給、タグからの応答信号受信時においては、送信回路からタグに対して無変調信号を送信し、タグへのデータ送信時においてはタグに対して変調信号を送信していた。
そして、無変調信号を送信する時は、スイッチ切換により、局部発振器から分配器を通して出力される局部発振信号を直接アンプに通しアンプで増幅させ、変調信号を送信する時は、ミクサからのRF信号をアンプに通しアンプで増幅させていた。
このような切換スイッチを設けていたのは、無変調信号送信時においても、ベースバンド回路内のDA変換器の熱雑音などが受信側回路に回り込んでタグ応答信号に対して雑音として加わり、データ復調におけるH/Lの判別に影響を与えてしまうため、タグ応答信号受信時において送信側回路から受信側回路への雑音の影響を無くし受信感度を向上させるためである(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−281788号公報
ところで、従来の送信回路では、上位の制御装置から選択信号によるスイッチ切換により、タグに無変調信号送信時は、局部発振器から分配器を通して出力される局部発振信号を直接アンプに通すように、変調信号送信時は、ミクサからのRF信号をアンプに通すように制御されていた。
このような構造では、切換え時は選択信号の電圧をHからLまたはLからHに急に切り換える形をとるために、切換え時にスイッチの出力となる信号、即ち無変調信号の電力が急に立ち上がり、変調信号の電力が急に立ち下がる。
また一方では、無変調信号の電力が急に立ち下がり、変調信号の電力が急に立ち上がるスイッチ切換時のスイッチ出力の信号がスイッチ変動と共に瞬時に変動するため、送信回路出力信号の周波数スペクトラムは、送信信号の周波数より数10kHz、数100kHz離調をはじめとする広範囲の帯域においてスプリアスが発生する。
これはデータ送信時に必要となる周波数帯域外の信号成分を持つということで、特定の離調周波数における電力を所定の値以下とする電波法に抵触すると共に、送信信号の周波数の近傍の周波数帯を使用する他の送受信装置の送受信への妨害も引き起こすケースも想定され、送信回路への信頼性が低下するという問題がある。
この発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、送信回路の無変調信号送信から変調信号送信への切換時、変調信号送信から無変調信号送信への切換時における送信回路出力のスプリアスを抑制することで、受信感度を維持しつつ高い信頼性をもつ送信回路を得ることを目的とする。
この発明に係る送信回路は、送信データまたは複数の電圧のデータを出力すると共に制御信号を出力する制御装置、送信データまたは複数の電圧のデータをベースバンド信号に変換するベースバンド回路、局部発振器信号を発振する局部発振器、上記ベースバンド信号を上記局部発振器信号で変調し送信RF信号として出力するミクサ、上記局部発振器信号を2つに分配し一方の信号を上記ミクサに入力する分配器を有する送信回路において、上記制御信号により上記分配器から分配された他方の上記局部発振器信号の通過電力を調整する可変アッテネータと、上記ミクサから出力される送信RF信号と上記可変アッテネータから出力される送信RF信号を混合する混合器と、を有し、無変調信号送信時、上記制御装置は上記ベースバンド信号のレベルが零になるような電圧のデータを上記ベースバンド回路に入力するとともに、上記可変アッテネータで上記局部発振器信号の通過電力が減衰されないような上記制御信号を上記可変アッテネータに入力し、無変調信号送信から変調信号送信に切り換える時および変調信号送信から無変調信号送信に切り換える時、上記制御信号および電圧をランプ処理して変化する。
この発明に係る送信回路は、無変調信号送信時と変調信号送信時の信号経路が異なるとともに、双方の信号を切り替える際には、制御信号および電圧を緩やかに変化させる、つまりランプ処理して変化させるので、送信回路出力信号のスプリアスを抑制することで送信回路への信頼性が高くなるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る送信回路の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る送信回路を内蔵する送受信機の構成図である。 この発明の実施の形態1に係る送受信機の内部信号の説明図である。 この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの一例である。 この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの他の一例である。 この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの他の一例である。 この発明の実施の形態1に係る送信回路の各ステップでの手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る送信回路の構成図である。 この発明の実施の形態2に係る送信回路を内蔵する送受信機の構成図である。 この発明の実施の形態2に係る送受信機の内部信号の説明図である。 この発明の実施の形態2に係る送信回路の各ステップでの手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の送信回路の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る送信回路の構成図である。
この発明の実施の形態1に係る送信回路1は、制御装置2、送信側ベースバンド(BB)回路3、局部発振器4、分配器5、送信側ミクサ6、可変アッテネータ(ATT)7、混合器8、および送信側アンプ9を備えている。
図2は、この発明の実施の形態1に係る送信回路を内蔵する送受信機の構成図である。
この発明の実施の形態1に係る送受信機100は、送信回路1、サーキュレータ20、アンテナ21、受信回路側アンプ22、受信側ミクサ23、および受信側ベースバンド(BB)回路24を備えている。送信回路1の構成は、図1と同様であるので、詳細の説明は省略する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る送受信機100の内部信号の説明図である。
送受信機100の内部では、制御装置2から出力される制御信号1001、送信側ベースバンド回路3から出力される送信側ベースバンド回路出力信号1002、局部発振器4から出力される局部発振器信号1003、送信側ミクサ6から出力される送信RF信号A(無変調/変調)1004、可変ATT7から出力される送信RF信号B(無変調)1005、送信回路1から出力される送信回路出力信号1006が送受信される。
図4は、この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの一説明図である。
送信回路1から出力される無変調のときの送信回路出力信号1006は、図4に示すようなスペクトラム111を有する。
図5は、この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの他の説明図である。
送信回路1から出力される変調のときの送信回路出力信号1006は、図5に示すようなスペクトラム112を有する。
図6は、この発明の実施の形態1に係る送受信機における信号スペクトラムの他の説明図である。
送信回路1から出力される無変調のときの送信回路出力信号1006は、図6に示すようなスプリアス114を含むスペクトラム113を有する。
次に、この発明の実施の形態1に係る送受信機における動作、作用の一実施例について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
図7において、まず、ステップS101においては、送信回路1(送受信機100)よりタグ25に対して電力供給用の無変調の送信回路出力信号1006を送信する。局部発振器4から出力される局部発振器信号1003は、分配器5より送信RF信号B1005として、可変アッテネータ7、混合器8を経由して送信回路出力信号1006として出力される。送信側ミクサ6は経由しない。
即ち、送信回路1においては、制御装置2により制御信号1001の電圧を+1Vに設定する。この電圧により可変アッテネータ7は局部発振器信号1003を減衰することなく送信RF信号B1005としてそのまま通過させることのできる状態となる。
局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、分配器5を通り、送信RF信号B1005として、可変アッテネータ7を減衰することなく通過し、混合器8を通過する。
また、一方で、制御装置2により送信側BB回路出力信号1002が0Vとなるように送信側ベースバンド(BB)回路3を制御する。送信側BB回路出力信号1002は送信側ミクサ6に入る。
局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、分配器5を通り、送信側ミクサ6に入り、送信RF信号A1004として出力されるが、送信側ベースバンド回路出力信号1002が0Vであるため、送信RF信号A1004は殆ど振幅がない状態となる。
ゆえに、混合器8からの出力は、ほぼ送信RF信号B1005で占められる状態となり、送信側アンプ9より送信回路出力信号1006として出力される。送信回路出力信号1006のスペクトラムはスペクトラム111となる。
ステップS102においては、送信回路1(送受信機100)より送信RF信号A1004を送信するための信号切換え制御を行う。(送信信号の経路を送信側ミクサ6経由に切換える。)
即ち、送信回路1においては、制御装置2によるランプ処理により制御信号1001の電圧は+1Vから0Vに緩やかに変化する。この電圧の変化により可変アッテネータ7の送信RF信号B1005も緩やかに減衰し、局部発振器4からの局部発振器信号1003は、分配器5を通過し送信RF信号B1005となるが、可変アッテネータ7において制御信号1001の電圧に従い、減衰してゆく。
また、一方で、制御装置2で送信側BB回路出力信号1002が0Vから+1Vに緩やかに変化するように送信側ベースバンド回路3を制御する。送信側BB回路出力信号1002は送信側ミクサ6に入る。
局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、送信側ミクサ6に入るが、送信側BB回路出力信号1002が0Vから+1Vに緩やかに変化するのに従い、送信側ミクサ6より出力される送信RF信号A1004も緩やかに増加する。
これにより、混合器8からの出力、送信回路1からの送信回路出力信号1006のスペクトラムはスペクトラム113、送信RF信号A1004の緩やかな増加、送信RF信号B1005の緩やかな減衰によるスペクトラム113となる。送信RF信号A1004の緩やかな増加、送信RF信号B1005の緩やかな減衰によりスプリアス114が抑圧される。
ステップS103においては、送信回路1(送受信機100)よりタグ25に対してデータ送信用の送信回路出力信号1006を送信する。
局部発振器4からの局部発振器信号1003は、分配器5より送信RF信号A1004として、送信側ミクサ6、混合器8を経由して送信回路出力信号1006として出力される。可変アッテネータ7は経由しない。即ち、送信回路1においては、制御装置2により制御信号1001の電圧を0Vに設定する。
この電圧により可変アッテネータ7では局部発振器信号1003が大幅に減衰され、送信RF信号B1005として混合器8に入力される。局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、分配器5を通り、可変アッテネータ7に入るが、殆ど信号なしの状態に減衰される。
また、一方で、制御装置2より送信側ベースバンド回路3を通して最大+1Vの送信側ベースバンド回路出力信号1002を送信側ミクサ6に送信する。
局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、分配器5を通り、送信側ミクサ6に入り変調され、送信RF信号A1004として出力され、混合器8を通過する。混合器8からの出力は、ほぼ送信RF信号A1004で占められる状態となり、送信側アンプ9より送信回路出力信号1006として出力される。送信回路出力信号1006のスペクトラムは変調信号のスペクトラム112となる。
ステップS104においては、送信回路1(送受信機100)より電力供給用の送信RF信号B1005(1006)を送信するための信号切換え制御を行う。(送信信号の経路を可変アッテネータ7経由に切換える。)
即ち、送信回路1においては、制御装置2によるランプ処理により制御信号1001の電圧は0Vから+1Vに緩やかに変化する。この電圧の変化により可変アッテネータ7から出力される送信RF信号B1005も緩やかに増加し、局部発振器4からの局部発振器信号1003は、分配器5を通り送信RF信号B1005となるが、可変アッテネータ7において制御信号1001の電圧に従い、増加してゆく。
また、一方で、制御装置2により送信側BB回路出力信号1002が+1Vから0Vに緩やかに変化するように送信側ベースバンド回路3を制御する。送信側BB回路出力信号1002は送信側ミクサ6に入力される。
局部発振器4より出力される局部発振器信号1003は、送信側ミクサ6に入力されるが、送信側BB回路出力信号1002が+1Vから0Vに緩やかに変化するのに従い、送信側ミクサ6より出力される送信RF信号A1004も緩やかに減衰する。
これにより、混合器8から出力されて送信側アンプ9により増幅され、送信回路1からの送信回路出力信号1006のスペクトラムはスペクトラム113、送信RF信号A1004の緩やかな減衰、送信RF信号B1005の緩やかな増加によるスプリアス114となる。送信RF信号A1004の緩やかな増加、送信RF信号B1005の緩やかな減衰によりスプリアス114が抑圧される。
ステップS105における手順は、ステップS101における手順と同一のため説明を省略する。
この発明の実施の形態1に係る送信回路1では、以上のように構成されているため、無変調信号送信時と変調信号送信時の信号経路が異なるとともに、双方の信号を切り替える際には、制御信号および電圧を緩やかに変化させる、つまりランプ処理して変化させるので、送信回路出力信号1006のスプリアスを抑制することで送信回路1への信頼性が高くなるという効果がある。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係る送信回路の構成図である。
この発明の実施の形態2に係る送信回路1Bは、この発明の実施の形態1に係る送信回路1に可変アッテネータA10を追加したことが異なり、それ以外は同様であるので同様な部分に同じ符号を付記し説明を省略する。
可変アッテネータA10は、送信側ミクサ6からのRF出力信号Cと制御装置2Bからの制御信号Aが入力され、RF出力信号Cを制御信号Aに従って減衰し、送信RF出力信号Aとして出力する。
図9は、この発明の実施の形態2に係る送信回路を含む送受信機の構成図である。
この発明の実施の形態2に係る送受信機100Bは、送信回路1B、サーキュレータ20、アンテナ21、受信回路側アンプ22、受信側ミクサ23、および受信側ベースバンド(BB)回路24を備えている。送信回路1Bの構成は、図8と同様であるので、詳細の説明は省略する。
送信回路1Bから出力された送信回路出力信号がサーキュレータ20によりアンテナ21に伝送され、アンテナ21が励振されて、タグ25に向けて送信される。
図10は、この発明の実施の形態2に係る送受信機の内部信号の説明図である。
送受信機100Bの内部では、制御装置2Bから出力される制御信号2001、送信側ベースバンド回路3から出力される送信側ベースバンド(BB)回路出力信号2002、局部発振器4から出力される局部発振器信号2003、可変アッテネータ10から出力される送信RF信号A(無変調/変調)2004、可変アッテネータ7から出力される送信RF信号B(無変調)2005、送信回路1Bから出力される送信回路出力信号2006、制御装置2Bから出力される制御信号A2010が送受信される。
この発明の実施の形態2に係る送受信機100Bから送信される信号のスペクトラムは図4、図5、図6と同一であるので、説明は省略する。
次に、この発明の実施の形態2に係る送受信機における動作、作用の一例を図11のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS201においては、送信回路1B(送受信機100B)よりタグ25に対して電力供給用の無変調である送信回路出力信号2006を送信する。
局部発振器4からの局部発振器信号2003は、分配器5により可変アッテネータ7に分配され、分配された局部発振器信号2003は可変アッテネータ7で減衰されて、減衰された信号は送信RF信号Bとして混合器8に入力される。
即ち、送信回路1Bにおいては、制御装置2Bにより制御信号2001の電圧を+1Vに設定する。この電圧により可変アッテネータ7は局部発振器信号2003を減衰させること無くそのまま通過させることのできる状態となる。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5を通り、可変アッテネータ7で減衰されることなく通過し、混合器8に入力される。
一方、制御装置2Bにより送信側BB回路出力信号2002が+1Vとなるように送信側ベースバンド(BB)回路3を制御する。送信側BB回路出力信号2002は送信側ミクサ6に入る。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5により送信側ミクサ6に分配され、分配された局部発振器信号2003は、送信側ミクサ6により送信側BB回路出力信号2002によりミキシングされ、送信RF信号Cとして出力される。
送信RF信号Cは可変アッテネータA10に入力される。
可変アッテネータA10は、制御装置2Bからの制御信号A2010が0Vであるため、送信RF信号Cを殆ど零レベルまで減衰し、通過後には殆ど信号がない状態となる。
混合器8からの出力は、ほぼ送信RF信号B2005で占められる状態となり、送信側アンプ9より送信回路出力信号2006として出力される。送信回路出力信号2006のスペクトラムはスペクトラム111となる。
ステップS202においては、送信回路1B(送受信機100B)より送信RF信号A2004を送信するための信号切換え制御を行う。送信信号の経路を送信側ミクサ6経由に切換える。即ち、送信回路1Bにおいては、制御装置2Bによるランプ処理により制御信号2001の電圧は+1Vから0Vに緩やかに変化する。この電圧の変化により可変アッテネータ7から出力される送信RF信号B2005も緩やかに減衰し、局部発振器4からの局部発振器信号2003は、分配器5を通り送信RF信号B2005となるが、可変アッテネータ7において制御信号2001の電圧に従い、減衰してゆく。
一方、制御装置2Bにより送信側BB回路出力信号2002が+1Vとなるように送信側ベースバンド(BB)回路3を制御する。送信側BB回路出力信号2002は送信側ミクサ6に入力される。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5を通り、送信側ミクサ6に入り、無変調信号として出力され、可変アッテネータA10に入力される。可変アッテネータA10は、制御装置2Bからの制御信号A2010が0Vから+1Vに緩やかに変化するため、送信RF信号B2004は、信号がない状態から、制御信号A2010の変化に伴い、増加する。
これにより、混合器8からの出力、すなわち送信回路1Bからの送信回路出力信号2006のスペクトラムはスペクトラム113となり、送信RF信号A2004の緩やかな増加、送信RF信号B2005の緩やかな減衰によるスプリアス114となる。送信RF信号A2004の緩やかな増加、送信RF信号B2005の緩やかな減衰によりスプリアス114が抑圧される。
ステップS203においては、送信回路1B(送受信機100B)よりタグ25に対してデータ送信用の変調された送信回路出力信号2006を送信する。
局部発振器4からの局部発振器信号2003は、分配器5より送信RF信号A2004として、送信側ミクサ6、混合器8を経由して送信回路出力信号2006として出力される。可変アッテネータ7は経由しない。
即ち、送信回路1Bにおいては、制御装置2Bにより制御信号2001の電圧を0Vに設定する。この電圧により可変アッテネータ7では局部発振器信号2003を大幅に減衰し、信号レベルが大幅に減衰された送信RF信号B2005を出力する。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5を通り、送信RF信号B2005として、可変アッテネータ7に入るが殆ど信号なしの状態に減衰する。
また、一方で、制御装置2Bより送信側ベースバンド回路3を通して最大+1Vの送信側ベースバンド回路出力信号2002を送信側ミクサ6に送信する。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5を通り、送信側ミクサ6に入り変調され、可変アッテネータA10では減衰することなく通過し、送信RF信号B2004として出力され、混合器8を通過する。これは、可変アッテネータA10は制御装置2Bからの制御信号A2010が+1V一定で可変アッテネータA10を制御しているためである。
混合器8から出力される信号は、ほぼ送信RF信号A2004で占められる状態となり、送信側アンプ9より送信回路出力信号2006として出力される。送信回路出力信号2006のスペクトラムはスペクトラム112となる。
ステップS204においては、送信回路1B(送受信機100B)より電力供給用の送信RF信号B2005(2006)を送信するための信号切換え制御を行う。(送信信号の経路を可変アッテネータ7経由に切換える。)即ち、送信回路1Bにおいては、制御装置2Bによるランプ処理により制御信号2001の電圧は0Vから+1Vに緩やかに変化する。この電圧の変化により可変アッテネータ7の送信RF信号B2005も緩やかに増加し、局部発振器4からの局部発振器信号2003は、分配器5を通り送信RF信号B2005となるが、可変アッテネータ7において制御信号2001の電圧に従い、増加してゆく。
一方で、制御装置2Bにより送信側BB回路出力信号2002が+1Vとなるように送信側ベースバンド(BB)回路3を制御する。送信側BB回路出力信号2002は送信側ミクサ6に入る。
局部発振器4より出力される局部発振器信号2003は、分配器5により2つに分配され、一方の局部発振器信号2003は送信側ミクサ6に入力され、送信側BB回路出力信号2002とミキシングされ、RF出力信号Cとして出力され、可変アッテネータA10に入力される。
可変アッテネータA10は、制御装置2Bからの制御信号A2010が+1Vから0Vに緩やかに変化するため、RF出力信号Cは殆ど減衰されない状態から殆ど信号がない状態に減衰される。
これにより、混合器8から出力され、送信側アンプ9で増幅された送信回路1Bからの送信回路出力信号2006のスペクトラムはスペクトラム113と、送信RF信号A2004の緩やかな減衰、送信RF信号B2005の緩やかな増加によるスプリアス114となる。送信RF信号A2004の緩やかな増加、送信RF信号B1005の緩やかな減衰によりスプリアス114が抑圧される。
ステップS205においては、ステップS201における手順と同一のため説明を省略する。
この発明の実施の形態に係る送信回路1Bでは、以上のように構成されているため、無変調信号送信時と変調信号送信時の信号経路が異なる中で、双方の信号を切り替える際には送信回路1Bから出力される信号のスプリアスを抑制することで送信回路1Bへの信頼性が高くなるという効果がある。
1、1B 送信回路、2、2B 制御装置、3 送信側ベースバンド(BB)回路、4 局部発振器、5 分配器、6 送信側ミクサ、7、10 可変アッテネータ(ATT)、8 混合器、9 送信側アンプ、20 サーキュレータ、21 アンテナ、22 受信回路側アンプ、23 受信側ミクサ、24 受信側BB回路、25 タグ、100、100B 送受信機、111、112、113 スペクトラム、114 スプリアス、1001、2001 制御信号、1002、2002 送信側ベースバンド(BB)回路出力信号、1003、2003 局部発振器信号、1004、2004 送信RF信号A、1005、2005 送信RF信号B、1006、2006 送信回路出力信号、2010 制御信号A。

Claims (2)

  1. 送信データまたは複数の電圧のデータを出力すると共に制御信号を出力する制御装置、送信データまたは複数の電圧のデータをベースバンド信号に変換するベースバンド回路、局部発振器信号を発振する局部発振器、上記ベースバンド信号を上記局部発振器信号で変調し送信RF信号として出力するミクサ、上記局部発振器信号を2つに分配し一方の信号を上記ミクサに入力する分配器を有する送信回路において、
    上記制御信号により上記分配器から分配された他方の上記局部発振器信号の通過電力を調整する可変アッテネータと、
    上記ミクサから出力される送信RF信号と上記可変アッテネータから出力される送信RF信号を混合する混合器と、
    を有し、
    無変調信号送信時、上記制御装置は上記ベースバンド信号のレベルが零になるような電圧のデータを上記ベースバンド回路に入力するとともに、上記可変アッテネータで上記局部発振器信号の通過電力が減衰されないような上記制御信号を上記可変アッテネータに入力し、
    無変調信号送信から変調信号送信に切り換える時および変調信号送信から無変調信号送信に切り換える時、上記制御信号および電圧をランプ処理して変化することを特徴とする送信回路。
  2. 上記制御装置からの第2の制御信号により上記ミクサから出力される送信RF信号の通過電力を調整する第2の可変アッテネータを有することを特徴とする請求項1に記載の送信回路。
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